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MasAkaさんの記事が1件見つかりました

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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[103846]2022年1月16日
MasAka

[103846] 2022年 1月 16日(日)23:10:53MasAka さん
整備新幹線の財源
[103824]サヌカイトさん
整備新幹線の財源ですが、井野論文からの引用
その財源として、JRグループが50%を負担し、「線路その他の主体等の鉄道施設にかかわる工事(第一種工事)については、国40%、地域10%」の負担とし、「駅その他の便益に密接に関連する鉄道施設にかかわる工事(第二種工事)については、国25%、地域25%とする」79と決められた。
より、
多くはJRの負担となるため、駅を増やすのは難しいところです。
と述べられていますが、その井野論文に記載されている整備新幹線の財源スキームは1996年(北陸新幹線、高崎~長野間の建設)まで適用されていた古いものです。現在、JRは受益(新幹線開業によって期待されるであろう増収分に相当する額)に応じた貸付料(=JRから見れば線路使用料、開業から30年間定額)を支払うのみで、残りの建設費は国が3分の2、地方が3分の1を拠出することになっていますので、建設費が増大した場合でもJRの負担は全く変わりません(*注)。整備新幹線は公共事業であるため、民間会社であるJRの経営に対して中立であることを建前としていますので、建設費の大小に関わらず、定額の貸付料のみを支払ってもらうというスキームに整理されました。

総務省の「整備新幹線について」という資料に、整備新幹線財源スキームの変遷が記載されていますのでご参考までに。なお、中央新幹線(超電導リニア新幹線)は整備新幹線とは全く異なり、JR東海が全額自己資金で建設するものです(国や自治体の負担は無し)。

*注:ただし、JRが独自に整備新幹線の標準スペックを上回る設備を求めた場合はその差額分についてJRが負担することとなります。(例:北海道新幹線札幌駅の位置をJR北海道の要請で当初案より東に変更するにあたり、当初案よりも高価になることから差額分はJR北海道負担とされました)


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