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伊豆之国さんの記事が30件見つかりました

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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[109928]2024年1月27日
伊豆之国
[109925]2024年1月25日
伊豆之国
[109727]2024年1月7日
伊豆之国
[109711]2024年1月7日
伊豆之国
[109697]2024年1月6日
伊豆之国
[109684]2024年1月6日
伊豆之国
[109644]2024年1月6日
伊豆之国
[109643]2024年1月6日
伊豆之国
[109627]2024年1月5日
伊豆之国
[109602]2024年1月4日
伊豆之国
[109567]2024年1月1日
伊豆之国
[109561]2024年1月1日
伊豆之国
[109469]2023年12月31日
伊豆之国
[109297]2023年11月18日
伊豆之国
[109276]2023年11月14日
伊豆之国
[109244]2023年11月8日
伊豆之国
[109217]2023年10月29日
伊豆之国
[109189]2023年10月21日
伊豆之国
[109107]2023年10月14日
伊豆之国
[109078]2023年10月12日
伊豆之国
[109066]2023年10月11日
伊豆之国
[109056]2023年10月11日
伊豆之国
[108994]2023年10月10日
伊豆之国
[108987]2023年10月10日
伊豆之国
[108935]2023年10月9日
伊豆之国
[108926]2023年10月8日
伊豆之国
[108848]2023年10月6日
伊豆之国
[108794]2023年9月22日
伊豆之国
[108744]2023年9月12日
伊豆之国
[108700]2023年8月29日
伊豆之国

[109928] 2024年 1月 27日(土)22:04:13伊豆之国 さん
第96回選抜高校野球出場校決定
昨日(26日)、第96回選抜高校野球の出場校が決定しました。
今回も昨年の「選抜」に引き続いて、全出場校(北から南への順、21世紀枠は最後)の所在地と、「戦国市盗り合戦」の「領主」、それと「私の市・区・町の経県値」、「出場校所在地の観光スポット」を調べてみることにしました。

出場校所在地経県領主主な観光地・イベント備考
北海札幌市4おがちゃん大通公園、時計台、藻岩山など所在地は豊平区
青森山田青森市4はしもつねぶた祭り、三内丸山遺跡、八甲田山など
八戸学院光星八戸市4スカンデルベクの鷲蕪島(ウミネコ)、種差海岸、櫛引八幡宮
学法石川福島県石川町0対象外母畑温泉、猫啼温泉(石川町公式HPより「いしかわさんぽ」P4)
常総学院土浦市3スカンデルベクの鷲土浦城跡・亀城公園、蔵の街([108564])、霞ヶ浦
作新学院宇都宮市3桜トンネル二荒山(ふたあらやま)神社(注1)、宇都宮城跡、大谷観音・大谷資料館
健康福祉大高崎高崎市3桜トンネル高崎観音、少林山達磨寺、榛名山・榛名湖
中央学院我孫子市3まりんぶる~手賀沼、白樺文学館鳥の博物館(注2)
関東第一江戸川区3対象外葛西臨海公園、地下鉄博物館
山梨学院甲府市3勿来丸武田神社、昇仙峡、山梨県立美術館
星稜金沢市4EMM兼六園、金沢城公園、ひがし茶屋街など
日本航空石川輪島市4EMM輪島朝市(注3)、白米千枚田、総持寺祖院(注4)
敦賀気比敦賀市4EMM気比神宮、気比の松原、金ケ崎城跡
愛工大名電名古屋市4勿来丸名古屋城、熱田神宮、大須観音など所在地は千種区
豊川豊川市3k_ito豊川稲荷、旧東海道御油・赤坂宿と松並木、三河一宮・砥鹿神社([96201])
宇治山田商業伊勢市3伊勢神宮、二見浦、朝熊山金剛證寺
近江彦根市4ぺとぺと彦根城、玄宮園、佐和山城跡
京都外大西、京都国際京都市4深夜特急清水寺、金閣寺、伏見稲荷など所在地は京都外大西=右京区、京都国際=東山区
大阪桐蔭大東市0深夜特急野崎観音(慈眼寺)、三好長慶武者行列(大東市HPより)
報徳学園西宮市3深夜特急甲子園、西宮神社(えべっさん)、大谷記念美術館
耐久和歌山県湯浅町1対象外醤油作り発祥の地湯浅城(「模擬天守」のホテル)
創志学園岡山市3白桃後楽園、岡山城、吉備津神社など所在地は北区
広陵広島市4桜トンネル原爆ドーム・平和公園、広島城、縮景園所在地は安佐南区
阿南光阿南市1桜トンネル蒲生田岬、牛岐城跡、四国21番札所・太龍寺(阿南市観光ブックより…[102226])
高知高知市4がっくん高知城、桂浜、県立牧野植物園
東海大福岡宗像市0かぱぷう宗像大社、大島・地島道の駅むなかた館(「むなかた観光ガイド」より)
熊本国府熊本市4さざ波熊本城、水前寺公園、江津湖所在地は中央区
明豊別府市3デスクトップ鉄別府温泉郷、ラクテンチ、城島高原
神村学園いちき串木野市1ばなし冠岳、薩摩藩英国留学生記念館([108565])
別海北海道別海町0対象外野付半島・野付湾、風蓮湖(「別海町の観光」より)
田辺田辺市4深夜特急熊野古道・熊野本宮大社、龍神温泉、闘鶏神社([92138]こちら)

注1)日光のは「ふたらさん」、宇都宮のは「ふたあらやま」
注2)「鳥の博物館」は工事のため2月中旬まで休館予定
注3)震災による火災で一帯がほぼ全焼、再開時期は未定
注4)震災により堂宇の多くが倒壊、復旧時期はかなり先になる見通し

※領主名は敬称略です。

今回の初出場校は耐久・熊本国府と「21世紀枠」の別海の計3校、いずれも春夏通じての初出場です。久しぶりの出場では、田辺の76年ぶりが最長。学法石川の33年ぶり、阿南光の32年ぶり(前回は「新野」の校名で出場)が続きます。田辺は夏を含めても29年ぶりの出場と、こちらのほうでも長いブランクを経ての出場となりました。21世紀枠の別海は、これまでの最東端出場校だった中標津をわずかの差で押さえて、全国最東端の出場校となりました。一方、今回の最多出場校は、広陵の27回。報徳学園の23回がこれに続きます。連続出場は大阪桐蔭の5大会連続が最長です。
北信越地区で出場する日本航空石川は、輪島市にある校舎が元日の大地震で校舎もグラウンドも使えない状況で、山梨県甲斐市にある系列校・日本航空高校に拠点を移しての活動を続けています。(注3,4)に挙げた以外にも、「時国家」「曽々木海岸」など市内の多くの観光名所も甚大な被害を受けており、復旧には相当の時間がかかりそうです。

[109927]白桃さん
[109311]白桃
とある予想
がピッタリでした
お見事!百点満点を差し上げます。
[109925] 2024年 1月 25日(木)21:46:57伊豆之国 さん
第66回十番勝負を振り返って~あなたと越えたい天城越え~
またもだいぶ遅くなりましたが、いつもの通り、十番勝負の感想文を書かせていただきます。
例によって解答できた順に。やはり初日は模様眺めの作戦。

問十~伊豆の山々 月淡く~
他の多くの方々と同様、まず共通項が見えたのがこの問十、最初の採点が出る前にほぼこの方向だとわかっていたが、やはり採点結果待ち。予想通り「有人島がある市」。静岡県で唯一該当する、「模擬天守」もある虚構の世界の水軍の根城?熱海城の石高を更に1万石積み増し。…それにしても、この大作を作り上げたYTさんには頭が下がります…。

問六~喜びも悲しみも幾歳月~
次に共通項が見えたのがこの問六。お題と既出解から「ひょっとして過去に同じような問題が出ていたな」…第57回の問八、「男性が多い市」。お題の南相馬市は、今も震災復興関係の作業員が多数住み続けている。知立市はその時に私が答えており、「トヨタ」関連の従業員が多い。府中、川崎も大工場が多い、正答市を見ると、朝霞や江田島は自衛隊、八王子は学生?…「男性が多い」理由がはっきり見える。根拠探しに難渋した第57回の時([101989])とは違い、今度はしっかりサイト内にデータがある。その中から、領地奪還を目指して御前崎市を。

…ノーヒントで答えられたのはこの2問だけでした。ここからは第一ヒント「該当する区町村・消滅市」が出てから。

問五~目を閉じれば昔のまま 厳しくも日々強く生きてる者よ~
お題とここまで出てきた答えから、どうも「同じ読み仮名が複数ある」と見た。このところ若手の勢いにも押され、メダルはおろか「入賞」さえ厳しいという状況の中、ここはその入賞の最後のチャンスに賭けて、昨年の猛烈な残暑の中、訪れた南魚沼市を。結果はOK。越後湯沢の宿で味わった、本場の「魚沼コシヒカリ」をいただくことができました(笑)…([109602])。

…第一ヒントが出ても、解けたのはこの1問だけでした。ここからは第二ヒントのアナグラムが出てから。

問三~その名はフジヤマ~
第二ヒントは「ある範囲の市」とすぐ解け、ランキングをいろいろ見て行くと、「人口密度」を見ると「300人台」でぴったり合う。ここも未解答の市から選ぶことになり、知る人ぞ知る「上州の偽(ミニ)富士山」(関連記事)があり、横浜銀行もある織物の町を。
…改めてランキングを眺めると、津とか富山などといった県庁所在地もいくつか入っていることに驚かされます。「平成の大合併」で「山の中」まで恐ろしいほど市域を拡張した結果が見えてきます。

問四~あれからニシンはどこへ行ったやら~
こちらも第二ヒントが解けてから。「間違いが多い」→十番勝負の誤答関係、と見た。誤答の数では合わず、「正答率」を見ると低い方にある市が並んでいた。どうやら「75%」が境界線のようだ。ここを取ると領地奪還になる石狩市を。

問二~草加越谷千住の先~
第一ヒントの江戸川区では全く手掛かりがなく、次の第二ヒントから「何かが生まれたところ」と見ているうちに一挙に解答ラッシュ。ここは少し様子を見たかったのですが、結局「流れに乗る」形に。宇土市(正代関)、平戸市(平戸海関)あたりが出て「大相撲力士の出身地」と見え、想定解数の「38」というのは、外国出身や区町村出身を考えると「重量も含めたもの」と納得。相撲協会の力士一覧からはうまく読み取れず、wikiから現役力士一覧で探し出し、一つ一つ確かめているうちに、「ご当地で絶対鉄板」の熱海市が既に出ていたので、前から覚えていた。阿炎関の出身地・越谷市を取ることに。私自身、大相撲に関心がなくなって久しく、TVの中継も全くと言って見ないので、だれがどこの出身かよくわからなくなっています…。第一ヒントの区町村ですが、未開人さんが[109876]でおっしゃるように、確かに江戸川区から力士は連想しにくく、長野県上松町(御嶽海関の出身地)あたりが出ていたら難易度はかなり下がっていたような気がします。…思えば、〇十年前の子供の頃、TVの中継を見て、力士の出身地を聞いてどこにあるのか調べたくなったことがよくありました。例えば「横綱大鵬 北海道川上郡テシカガ町出身」というのを聞いて、「テシカガ」は「弟子屈」と書くことを地図と時刻表から知り、そしてその弟子屈町には「摩周湖と屈斜路湖がある」ことも知ったのでした…。

問一~布勢の海の沖つ白波あり通ひ~
第二ヒントは「施行ではない」と解けて、「市の誕生日か市名誕生日」と見たものの、それだけでは数が多すぎて絞れず、次のSVヒントで「辰年堂」という店が写っていて「辰年に誕生」と分かり、データを並べ替えると「市の誕生日が辰年」だとわかる。こちらも市盗りに絡みそうな市がなく、過去に一度答えていたものの、元日の能登半島大地震で少なからぬ被害を受けた氷見市を。
ところで、全国版のTVのニュースや新聞記事では、ほとんどが能登を中心とする石川県内の被害状況ばかりが報じられているのですが、石川県の隣の富山県も少なからず被害を受けており、中でも能登地域の七尾市などと隣接する氷見市には相当の被害がありました。特産の「寒ブリ漁」も船を出せなくなったりするなど大きな損害があり、市内の旅館・ホテルなども休業を強いられ、9年前のオフ会会場となった温泉旅館も地震の被害を受けてしばらく休業、ようやく13日に立ち寄り湯が再開、15日になって平常通りの営業に戻ったということです(「ひみのはな」HP)。

問八~契りきなかたみに袖を絞りつつ~
解答の進みが早いのに、共通項が分からずるずる行ってしまうという、毎回必ず出てくる「最悪パターン」、今回はこの問八でした。ようやくわかったのは、SVで「五月町」の文字が見えたことで、「最近の話題」とは「月名コレクション」のことか、と。「コレクション」を開いて、こちらも初解答の市から。仙台育英高校の野球部の本拠がある多賀城市を。
この問では、二月堂・三月堂(四月堂も)がある奈良市がお題に出ていたら、難易度がだいぶ下がったと思いますが。奈良市が遅くまで出てこなかったのは、やはりそのあとの解答者に共通項を類推されやすくなると見ていたからなのでしょうか?

問九~伊豆の太陽 下田温泉~
こちらも第三ヒントが出てからですが、SVが何を指しているのかなかなかわからず苦しみました。いかにも沖縄らしい土産物屋や、飲み屋の看板などに惑わされ、一体何なのかが見えなかったのでした。ようやく何のことかわかったのは、グリグリさんの[109710]の記事にあったリンク先[109419]の書き込みを見ると、そのすぐ前の記事[109418]までの一連の記事に「木更津市のLINE開設準備」の話題([109416]ピーくんさん、[108415]グリグリさん)があったことで、「該当しない市」の木更津市の意味と、「あるものがない」と解いていた第二ヒント、そしてSVをよく見ると「Line」の文字が中心近くに見えていたことから、「ないもの」は「LINE」だとようやくわかってきた。そこで「公式メディア」のページを開いて当たって行き、これまで出てきた答えを見ると、いずれも「LINE」がない。静岡県を見ると、下田市が唯一該当しており、そしてまだ解答されていない。追い上げられて領地防衛が危うくなっているだけに、ここでの1万石加増でとりあえず一息ついた形になりました。

問七~あなたと越えたい天城越え~
ヒントの意味するところがよくわからず迷走し、これが最後になってしまいました。第二ヒントは「20未満」だろうと見てはいたものの、もしかしたら「12未満」かもしれないと悩んだのはなると金時さん([109860])と同じ。人口減少率・数、サイト内にあった「子供の比率」とかいろいろ探してみたもののいずれも外れ。SVから「5分の1=20%」だとわかるも依然として先に進めず。ようやくわかったのは第四ヒント。解答にしばらく時間がかかりましたが、「住める場所比率」だと解けた。こちらもサイト内から「可住地面積」というのを見つけ、データを見ると、お題とここまでの正答市がいずれも該当している。ここも「ご当地」から、既に10万石を超えている伊豆市に。これで10問お手付きなしで完答となりました。

今回の最終着順は15位。前回の17位から2つ上がり、以前の「定位置」に戻りつつありましたが、今の状況を見るとこれが精いっぱいといったところでしょう。

♭今回の選曲は…
問十:例によって、私のカラオケ十八番(嘘)。
問六:御前崎というと灯台ですが…
問五:昨年夏休みの道中で立ち寄った、南魚沼市にある「鈴木牧之記念館」の展示を見ているうちにふと思い浮かんだ、雪国の冬景色を歌い込んだ名曲の一節([108744])。
問三:桐生市にある「上州の偽(ミニ)富士山」こと「富士山(ふじやま)」の麓にある、上毛電鉄の「富士山下」駅の東側には、「絶滅危惧種」になった「鐘の鳴る踏切」がありましたが、2年前に撤去されました([103996])。
問四:懐メロ「石狩挽歌」の一節ですが、この歌の舞台になったのは石狩(市)ではなく、「後志」の小樽市だそうです([95528] 白桃さん、[95530] hmtさん)。
問二:「草加煎餅」([109217])のくだりと同じく、古くからの駄洒落。
問一:越中に赴任していた大伴家持が詠んだ萬葉の和歌より。「布勢の海」とは、現在の氷見市辺りにあった大きな湖を指すといい、現在では干拓などによりそのほとんどが陸地化していますが、一部が「十二町潟」として残り、往時の名残をとどめています(HP)。
問八:百人一首より、多賀城市にゆかりの和歌。この歌にある「末の松山」は、この市にある小高い丘を指すといわれています(多賀城市HPより…P3)。13年前の大震災の時も、この歌に詠まれた通り、「末の松山」まで津波が押し寄せることはありませんでした。
問九:昔、こんなCMがありました。
問七:またまたワンパターン…
[109727] 2024年 1月 7日(日)22:08:58伊豆之国 さん
十番勝負
問七:伊豆市

こっちの方でしたか…
[109711] 2024年 1月 7日(日)12:13:02伊豆之国 さん
十番勝負
問九:下田市
[109697] 2024年 1月 6日(土)22:46:38伊豆之国 さん
十番勝負
問八:多賀城市
[109684] 2024年 1月 6日(土)21:55:10伊豆之国 さん
十番勝負
問一:氷見市
[109644] 2024年 1月 6日(土)00:32:53伊豆之国 さん
十番勝負
問二:越谷市

この方向であっているか不安です…
[109643] 2024年 1月 6日(土)00:21:29伊豆之国 さん
十番勝負
問四:石狩市
[109627] 2024年 1月 5日(金)22:27:04伊豆之国 さん
十番勝負
問三:桐生市
[109602] 2024年 1月 4日(木)21:55:12伊豆之国 さん
十番勝負
問五:南魚沼市

入賞とコシヒカリをかけて勝負します。
[109567] 2024年 1月 1日(月)23:50:12伊豆之国 さん
十番勝負
問六:御前崎市
[109561] 2024年 1月 1日(月)21:15:39伊豆之国 さん
十番勝負
あけましておめでとうございます。

問十:熱海市
[109469] 2023年 12月 31日(日)15:55:22伊豆之国 さん
Dragon Station & 残念だった消滅市
昨年に続いて年末近くになって忙しくなり、今日がやっと今月最初、そしておそらく今年最後の書き込みになりそうです…。

さて、来る令和6年、西暦2024年は「辰年」。そこで、干支にちなんで「辰・龍・竜」の付く駅名から。同様のネタは、「一回り前」にk-aceさんが[80208]で書き込んでいましたが、その後の変化があったので、ここで改めて一覧表を作成しておきます。

駅名路線名所在地備考
【辰】
辰野中央本線長野県辰野町旧線ルート
辰巳東京メトロ有楽町線東京都江東区
【龍】
龍岡城小海線長野県佐久市信州のミニ五稜郭」([105967],[96257])
龍王峡野岩鉄道会津鬼怒川線栃木県日光市
龍ケ崎市常磐線茨城県龍ケ崎市23.3.14「佐貫」より改称。隣接する関東鉄道の佐貫駅は改称せず
龍谷大前深草京阪電鉄京阪本線京都市伏見区19.10.1「深草」より改称
龍安寺京福電鉄北野線京都市右京区
【竜】
九頭竜湖越美北線福井県大野市
潜竜ヶ滝松浦鉄道西九州線長崎県佐世保市
竜田常磐線福島県楢葉町
竜田川近鉄生駒線奈良県平群町
竜田口豊肥本線熊本市北区
竜野山陽本線兵庫県たつの市旧揖保川町にあり、旧龍野市の中心駅は本竜野駅
中部天竜飯田線浜松市天竜区
天竜川東海道本線浜松市東区所在地は24.1.1より中央区
天竜峡飯田線長野県飯田市
天竜二俣天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線浜松市天竜区
肥前竜王長崎本線佐賀県白石町
本竜野姫新線兵庫県たつの市
竜王中央本線山梨県甲斐市
竜ヶ崎関東鉄道竜ヶ崎線茨城県龍ケ崎市駅名は改称せず。龍ケ崎市の中心市街はこちらが近い
竜ヶ水日豊本線鹿児島県鹿児島市
竜舞東武小泉線群馬県太田市

12年前と比べると、駅名改称により「龍ケ崎市」と「龍谷大前深草」駅が加わって、「龍」の付く駅が2駅増えている一方、JR海峡線にあった「竜飛海底」駅が廃駅(それ以前から実質休業状態だった)になり「竜」の付く駅は1駅減っています。

次に、「消滅して残念だった市名」、私もいくつか選んでみました。「平成の大合併」以降に限定で。

市名コメント
今市市「定番」の駄洒落が通じにくくなった…。新・日光市の行政の中心も、市街地は「いまいち」寂れているようだ
浦和市・大宮市「さいたま市」になっても両地区の対抗心は今も結構強烈に残っているようで、「協和」はまだまだなのかも…
大曲市「大曲の花火」は有名だが、「大仙市」といってもピンとこない
古川市「古川」「鳴子」というとすぐイメージが浮かぶが…。「大崎市」では漠然としてどこなのかすぐわからない
佐原市「佐原」というと街並みがすぐ浮かぶ。市内に香取駅があるがだいぶ前から無人で香取神宮にも遠く、誤解を招く
黒磯市かつては特急も多数停まった主要駅も、新幹線に逃げられ、市名も消えた。何だか割を食ったよう。名物駅弁も消えた
新津市こちらも鉄道の要衝として繁栄した大駅だったが…
両津市「下総国葛飾郡亀無村」([98502])のお巡りさんは今も苗字は変えない…

最後に、私の「総経県値」(市町村版)について。
今年末の「総経県値」は、2704点。(総経県マップ)
昨年から増加した市町村は下記の通りです。

●→〇飯山市、伊東市、湯沢町
△→●妙高市
▲→●南魚沼市
[109297] 2023年 11月 18日(土)23:57:50伊豆之国 さん
Re:ファミレスの分布 & 地域限定のスーパー
[109276]
ファミレスの分布が面白い
たまたまネット記事から見つけた「面白いデータ」ですが、
[109278] メークインさん ジョイフル
[109279] YTさん ジョイフル、ヤオコー
[109280] オーナー グリグリさん サイゼリヤ ニトリ
それぞれ反応していただき、誠に恐縮です…

まず、[109276]
私自身がまず驚いたのは、やはり「ジョイフル」という店舗について。東京23区に一つもないとのことですが、私の近所にも普段の行動範囲の中でもまず見たことがなく
その「ジョイフル」について、
ジョイフルに関しては、2000年代の頭に大分へよく行っていたので、地元チェーン店として大人気だったので把握しています。
私が住む三郷市にはありませんが、隣の八潮市にはあり普段から見ています。
茨城県方面(土浦・つくば)にも店舗はありますので、違和感はないですね。
([109278] メークインさん)
私は神奈川県川崎市麻生区で育ち、現在は東京都稲城市に住んでいます(中略)近くにヤオコーはありますし、ジョイフルもあります
ただ、ヤオコーは現在使っておりますが、ジョイフルには一度も入ったことがありません
([109279] YTさん)
私が「見たこともない」と書いた「ジョイフル」ですが、店舗検索を見ると、東京都には宅配専門店を除くと、多摩地区に3店だけ、神奈川県には店舗が全くなく、他の関東各県を見ても、確かに駅前から遠い道路沿いを中心に店舗網を展開しており、旅行などの遠出の時の移動手段は、基本的には列車や路線バスを利用しているので、道理で「見たことがない」というのも当然、という気がしました。その中で、[109279] でYTさんがおっしゃっているものと思われる稲城の店舗ですが、実は私は2年前にこの近くにある市の施設の改修工事の調査に行っており、その時は市役所で打ち合わせをした後、市役所の車に同乗して現地まで行ったのですが、市役所からのルートを考えると、「ジョイフル」の前を通っていた可能性が高そうですが、「ジョイフル」を見た記憶ははっきりしません…。
「六大ファミレスチェーン」のトップに挙げられている「ガスト」については、メークインさんの記事にもありますが、元々は「すかいらーく」だったのがいろいろとコンセプト別に分かれてできたもので、最大勢力?の「ガスト」や、「ジョナサン」、中華の「バーミヤン」、和食の「夢庵」など、グループ内の店舗をすべて合わせた店舗検索もできるようです()。
「ガスト」だけに絞って、どの県にどれだけ店舗があるか、というのを、例えばこちらの地図から次第に縮小して見ると、市区町村別→都道府県別の数字が現れるようになってくるので、全国ランキングの表が作れそうです。ちなみに、「六大チェーン」のうち、全都道府県に店舗があるのは「ガスト」だけのようでした。

ファミレスではりませんが、メークインさん、 YTさんが共に挙げているスーパー「ヤオコー」について。メークインさんは[109278]
国道16号線付近に大量出店し囲い込み状態になっていますが、都心部には一切出店していません
都心部に住んでいる人には知られていないので、そのようなスーパーがある事すら知られていません
この事も、ジョイフルと同じく都心部・郊外での認識差が表れている例です
この「ヤオコー」については、相模原の店舗は、JR相模原駅から市役所・北里大病院を経由して相模大野駅へ向かうバス路線が通る県道沿いにあり、市役所から帰るときにこのバスをよく使うので、以前から知っていました。一方、「ヤオコー」の店舗検索から東京都を見ると、[109278]にある通り、特別区部には1つも店舗がありませんが、この表を見ると「八百幸 成城店」というのがあり、住所が「調布市入間町」となっています。私は以前[106033]
成城学園前駅から調布市方面へのバスに乗ったとき、車窓から「成城」を名乗るマンションなどが、住居表示板や電柱の住所表示から見て、明らかに調布市域に入る場所に何棟かあったのを見たことがありました
と書き込んでいたのですが、この「調布市にある八百幸成城店」は確かに見ており、改めて地図で確認すると、バスが通っている道路を隔ててすぐ東側は「世田谷区成城」。本当にギリギリのところで「23区外」になっていることが分かり、また、[106033]で書き込んだ通り、調布市域に「成城」を冠するマンションなどがいくつも見られることもわかります。

「地域限定のスーパー」というと、私にとってなじみが深いのが、町田市を本拠とする「スーパー三和」。店舗検索を見ると、そのほとんどが町田市など東京都南多摩地区と、神奈川県の県央から横浜・川崎市にかけての地域に集中していることが分かり、町田市民や相模原市民にとっては大変身近な存在ではないでしょうか。4年前まで住んでいた町田市の自宅からの徒歩圏内には2店(現在はそのうち1店は閉店)あり、現住所のマンションからも徒歩圏内に2店あって、ポイントカードも持っており、普段からよく使っているスーパーになっています。
[109276] 2023年 11月 14日(火)22:20:30伊豆之国 さん
ファミレスの分布が面白い
突然ですが、まずクイズから。超難問です…

【Q】:該当する市:郡山市、高崎市、千葉市、八王子市、浜松市、堺市(これで全部です)

その答えは…

「6大ファミレスチェーン(ガスト・サイゼリヤ・ジョイフル・ココス・デニーズ・ロイヤルホスト)が全て進出している都市」

…でした。
その記事がこちらに出ていました。(要約引用)
主要ファミレスチェーンの分布がSNS上で大きな注目を集めている
主要ファミレス6社(ガスト・サイゼリヤ・ジョイフル・ココス・デニーズ・ロイヤルホスト)が全て進出している都市、予想以上に少なかった
主要ファミレスとするチェーンがすべて所在する都市は郡山市、高崎市、八王子市、千葉市、浜松市、堺市のわずか6都市。これは東京都23区の特別区、大阪市、名古屋市といった大都市にジョイフルがないことや、仙台市、神戸市、広島市、福岡市などジョイフルがある都市にデニーズがないことが作用しているそうだが、全国でよく知られたこれらチェーンの意外な分布に、SNSユーザー達からは
「東京23区民には『ジョイフル?なにそれ??』ですけど、業界の店舗数ランキングではジョイフルが3位なのか。。。(ランキングベスト10の中で唯一ジョイフルだけ入ったことなかった)」
「ジョイフルは関東でも車中心地域の出店が大半で鉄道で行かれる店は滅多にありませんね。宇都宮のライトレール沿いにある店はある面レアかもしれませんね。デニーズは西日本にはほぼないですからね。新潟にすらないのも意外です。」
「東京を中心として南東北〜関西に多いデニーズと、九州に本社があって西日本を中心とするジョイフルいずれもがある都市はそう多くないと思ったのですが、いざまとめていただくとこんな結果なんですね」
「ジョイフルは『田舎でいちばん』が創設時のコンセプトだからか、名古屋市には無いのよね!(隣接する町にはあります。)」
など数々の驚きの声、納得の声が寄せられている

(開く)この後に、この記事の投稿者の感想、投稿への反響も出ていました。

この記事を見て、私自身がまず驚いたのは、やはり「ジョイフル」という店舗について。東京23区に一つもないとのことですが、私の「近所にも普段の行動範囲の中でもまず見たことがなく、「業界3位の大手チェーン」てあるということはそれこそ初耳でした。「あえて大都会を避け、道路でしか行けないような郊外に集中している」というというコンセプトを見ると、「九州発祥で西日本中心」ということと合わせて、「見たことがない」ということに何となく納得できたという感想でした。
「都道府県データランキング」を見ると、「コンビニ」の分布はありますが、「ファミレス」はありませんでした。「ファミレスの分布」のランキングができたら面白いと思いました。特定の県内・地域だけに分布しているローカルチェーンも含め、興味深いデータができると思いますが、いかがでしょうか?
[109244] 2023年 11月 8日(水)00:19:48【2】訂正年月日
【1】2023年 11月 8日(水)00:24:43
【2】2023年 11月 8日(水)11:16:27
伊豆之国 さん
Re:関ヶ原
[109239] あきごんさん
大河ドラマで、まもなく関ヶ原の戦いに突入するので…、というわけではありませんが、先日、関ヶ原古戦場跡へ行ってきました
数年前から岐阜県が本腰を入れて観光の目玉にしようと整備している事もあり、戦国時代好きにはとても魅力的な所になっていました
石田三成を始め、主立った武将の陣があった場所を整備して、のぼり旗や杭柵を設置して遠くからでも良く分かるようにしているので、歩いていても位置関係が良く分かって、とても楽しめました。また、町の至る所に武将ののぼり旗が立っているので、関ケ原町に入ると気分が盛り上がりました
関ケ原には、私も8年前に訪れたことがあり、記事も書き込んでいました([88822])。その当時既に関ケ原町が町を挙げて「まるごと古戦場」のイベントを展開しており、徳川家康を初め主な武将の陣地の跡など、要所には石碑や道案内の標識も整備されていて、道に迷うこともほとんどなく、また石田三成の陣地跡と伝えられる小高い山の上では、女性ガイドによる丁寧な説明も行われていました。
一番の肝は、岐阜関ヶ原古戦場記念館
先週、NHKのTVで関ケ原合戦関連の番組を見ていて、その「古戦場記念館」の映像が出ていたのですが、私が8年前に見たものとどうも違っていて、何やら新しい建物のようだ。「古戦場記念館」のHPを開いて、「お知らせ」のページをだどって行ったところ、「2020年10月に開館」とあった。では、8年前に見たもの(町立歴史民俗資料館)は今どうなっているのか。"Street View"から年代を遡って、最新のと見比べて見ると、どうやら「歴史民俗学習館」と名を改めて、いわば「古戦場記念館」の「別館」のようなものとして残っているようです。(→SV2015,SV2021)

[88822]にも書いた通り、この時の道中は「戦国市盗り合戦・戦術大研究」と銘打って、関ケ原、桶狭間、そして戦国の世を最後に制した家康公の故郷・岡崎…と回ったのですが、結構寄り道の多いジグザグコース、「大した収穫もなかった」といった実感でした…。
[109217] 2023年 10月 29日(日)12:57:04【1】訂正年月日
【1】2023年 10月 29日(日)22:16:51
伊豆之国 さん
第65回十番勝負を振り返って~田子の浦ゆ打ち出でて見れば真白にぞ 富士の高嶺に雪は降りける~
いつもの通り、十番勝負の感想文を書かせていただきます。
今回は久しぶりに落ち着いた気持ちで臨むことになりました。例によって解答できた順に。やはり初日は模様眺めの作戦。

問三~ありし宿場や三島より 駿豆鉄道岐れたり~
問十~多摩川に晒す手作りさらさらに~
まず最初に共通項が見えたのが、問三。どこで気づいたのかもうはっきり覚えていないのですが、「庁舎の建て替え・移転」が少し前に話題をにぎわせていたこともあって、共通項にたどり着くのが割と早くわかりました。NGの蕨市(出題日時点で既に移転完了)と木更津市(時期未定)の意味と、8年後の予定になっているさいたま市がお題に出ていたことから、さいたま市と同じ年に移転予定になっている三島市を。ご当地の防衛最前線の領地固め。
問十は、問三と同時解答。何となく「市制」関係の記事が出てきそうだ、と見て「雑学」からそのページを見ていたら、「市名誕生日」の表示に切り替えると、「10月1日誕生」のところでちょうど数が一致した。NGの蓮田市の意味(字体の微小な変更に過ぎないのに何とも大げさな対応をした…[94763] hmtさん)も理解できた。ここも領地の狛江市の石高を上積み。今回唯一の「入賞」でした。

問二~幸せなら手をたたこう~
問十で見た「市制~」のページを、表示を「市制施行日」に切り替えると、10月1日施行が80市。問二の想定解数とぴったり一致。問十と「対」になっていたような問題だったのでした。「市盗り」に絡みそうな市がほとんど見つからなかったこともあり、ここは初解答になる市を選ぶことに。いろいろと迷った末に選んだのは、明治の初めには今のさいたま市の実質中心・大宮をもしのぐ結構な「都会」であった([100310] 白桃さん)のが、いまや埼玉県内で人口最小の市に甘んじている、かつては「下総国葛飾郡」だった幸手市。

…ノーヒントで答えられたのはこの3問だけ。第一ヒントの町村・消滅市からも手掛かりがつかめず。次の第二ヒントのアナグラムが出てからようやく解答再開となりました。

問七~花の山形 紅葉の天童~
アナグラムを解くと、「誕生日の日付」。それにしても、他の方も口をそろえておっしゃっていますが、問二、問十と合わせて、「始まりの日が10月1日」問題が3つとも出るとは…。こちらも問二と同様に未解答の市から選ぶことになり、藤井八冠誕生で将棋の話題が世間をにぎわせていることも有り、将棋の駒の産地・天童市を。

問九~そうか、そうかと頷く草加煎餅~
県境にある市が並んでいたので、隣接関係の何か、と見て「市区町村の隣接関係」のページをいろいろ当たってみたものの、共通項がつかみきれず。こちらも第二ヒントが出て、「一桁の国の道」…一桁番号の国道が県境を越える、と見えてきた。NGに挙げられていた三島市と桑名市、地図を最大限まで拡大して見ると、微妙に県境からずれているようだ。ここを取れば領主になる、芭蕉が「泊った」と「嘘」を書いた([77138])、国道4号線が都県境を越える煎餅で名高い草加市に。
この問で小山市が該当しているのを最初どういうことかと思ったのですが、埼玉~茨城~栃木県内の結構長い区間で新旧両方の4号線が並行しており、旧道が県道に格下げされず今も国道のまま残っていると知ったのでした。

問八~留萌 滝川 稚内~
ここからは第三ヒントが出てから。第二ヒントからは「合計…」あたりが見えてきたものの読み切れず。第三ヒントが」「足しても多い」…「隣接する自治体の人口を全て足してもその市の人口のほうが多い」ということだ。人口が多い都市部は計算が面倒なので、「隣接数が少なく人口も少ない町村とばかり接している」といったわかりやすいところから選ぶことになり、こちらも取れば領主になる、36年前に訪れて宗谷岬にも行った、最北端の稚内市を取ることに。

問四~もうこのトキめき止めないで~
第二ヒントをまず「五万…」が見えたもののそのあとがうまく文にならず、第三ヒントを解いて行くうちにしばらくすると「たった一万」…ひょっとして「領主狙い」が一万石?…。前回・第64回終了時点での市盗り合戦の「領国編」を開いてみると、どうやら合っていそうだ。ここまで比較的人口が少ない市が出てきた中にあって、「異彩」を放っていた茅ヶ崎市は、確かに「領主狙い」がわずか一万石…(実は私も第56回で答えていた)。既に一度答えており、そこを取れば「市盗り」になる市もいくつかあったが、取り返されるのが目に見えているので、ここは未解答の市を選ぶことにし、夏休みの道中で一泊した斑尾高原で県境越えした([108744])妙高市を答えることに。

問五~丘で眺めりゃ稲穂が揺れる~
問六~添えてあげましょ柿の実を~
どちらも第二ヒントがうまく解けず、第三ヒントも採点近くになってやっと共通項が見えてきた、という感じでした。問五は、神山町の地図を何気なく見て町内に何か手掛かりになりそうなものを探したところ、「神山まるごと高専」が偶然見つかり、「なんでこんな山奥に?」と不思議に思ったものの、ともかくその「高専」の一覧を探すと、確かにその「まるごと高専」もある。その一覧の中に、今も「準・地元」の町田市にある「サレジオ高専」が見つかった。
この問五で苦戦した理由として、私にとって「高専」が身近な存在でなく、中学の同学年生や身の回りの人にも高専に進んだ人が私の知る限り誰もおらず、またスポーツの世界でもマイナーで中途半端な扱いになっている(例えば3年まで高校野球の地区予選に出場権がある)など、存在感が希薄に見えていたことからなのでした。
問六は、答えが進んできて、府中→調布、笠間→石岡、門真→大阪…と、どうやら「その市の最初の読みが隣の市の最後の読み」だと気づいた。多摩市と隣接している町田市をこちらでも。これで「小山田城」の石高を2万石上積みして17万石に。
ところで、この問で「城陽市」がNGになっていることに違和感を抱いた方がいらっしゃいましたが([109180] 勿来丸さん、[109194] 鳴子こけしさん)、「市名しりとり」で「頭にくる拗音を除外」というのは私にもやはりしっくりしない気がします。「宇治→城陽」のようなケースを含めても想定解が大幅に増えるわけではなく、該当する市に入れた方が自然だと思いますが。

問一~田子の浦ゆ打ち出でて見れば真白にぞ~
多くの解答者と同様、想定解が最も多いこの問一が最後まで残りました。第二ヒントはうまく解けず、第三ヒントは「旬の話題」と簡単に取れたものの、落書き帳の上でのことなのか、世間をにぎわせていることなのか。次のSVを見ると、道路に並行している岩徳線川西駅がすぐに目に入り、「鉄」と無縁の糸満市が出ていたことでこの方面ではないとすぐにわかり全く先へ進めず。そんな中で出てきた、かぱぷうさんの[109089]の「呟き」
斜め上の問題でした
そこから「画面の斜め上」…右上後ろを振り返ると岩国高校がある。学校・高校とかスポーツ大会…でも関係なさそうだ。比較的人口の多い市とか大都市近郊の市などが出ていて、絞ることができずますます迷路にはまる。その次の第六ヒント、「不正報道」「政府報道」のどちらなのか。そうこうしているうちに第二ヒントがようやく解けた。「不祥事が発覚」。再びSVを開いて地図表示に切り替えると、あのBM社の店舗が近くにあった。SV表示に戻してみると、画面を左にずらすと駅のホームが途切れた先、線路のすぐ上にBM社の看板が見えた…。「斜め上」ではなくて「左横」の問題だったのでした。そして「旬の話題」とはそのことだったとは…。ちょうどその日の朝刊に、悪質な違反が発覚したBM社の34店舗が一覧で表示され、お題や既出解、該当する町に挙げられていた酒々井町もリストに載っていた。そこでBM社のHPが開けるか当たったら、出てきた。ここまで出ていなかった市を探し、領主争いが緊迫している富士市を。

…これで10問ノーミス完答となり、最終順位は17位。前回より一つだけUPしましたが、今の実力はこんなくらいでしょう…。とにかくメダルを量産する新鋭の急成長にはついて行くのが難しくなったように感じます。領地こそ2つ増やしましたが、あっという間に1万石差に迫られた下田市を初め、領地の確保がしんどくなったところも多く、こちらはとにかく1万石ずつコツコツと積み重ねて行く戦術に徹するしかないのかな、といった感じです…。

♭今回の選曲は…
問三:昭和4年に発表された「新鉄道唱歌」の25番の歌いだし。その時点ではまだ現在の三島駅を通る線は開業しておらず、歌詞にある三島駅は現在の御殿場線下土狩駅でした([94655])。駿豆線が現在の三島駅発着に変わったのは、「新鉄道唱歌」発表の5年後、丹那トンネルを通る現在の東海道線のルートの開通と同日のことでした。
問十:多摩川で布を洗う光景を詠んだ、萬葉集の「東歌」より(HP)。
問二:「幸手」の市名にこじつけた駄洒落ですが、幸手市では市名にちなんで、「幸せの手形」を毎年選んで展示していますが、その中には実際に幸手市に来てもいない人が多いようです(幸手市観光協会HPより)。今年3月に放送された「アド街」にも出てきました([107075])。
問七:「花笠音頭」の2番?の歌いだしより。
問九:芭蕉が「泊った」と「嘘」を書いたこの市で作られていなくても「草加煎餅」と名乗れるそうです([77138])。
問八:サブローさんの名曲の3番(多分)の歌詞の最後フレーズ([96916])。そういえば、もう留萌線は留萌まで行かなくなりました…。
問四:妙高市を通る「えちごトキめき鉄道」と、この夏休みの道中でもいやというほど味わった猛烈な暑さにひっかけて、今やすっかりオバサン?になったガールズバンドの名曲の一節より([108744])。
問五:「町田音頭」の4番の歌いだし。
問六:同じく「町田音頭」の5番の歌詞より。「柿の実」とは、隣の川崎市麻生区が原産の「禅寺丸柿」のことでしょう。
問一:ご存じの超有名な万葉の名歌。百人一首(新古今集)で改変されていない元歌を。
[109189] 2023年 10月 21日(土)22:23:31伊豆之国 さん
ああ、柳ヶ瀬の夜に泣いている & 埼玉県新座郡保谷村
十番勝負の感想文、落ち着いてから書き込む予定にします…。その前に、小ネタ2つ。

先日、岐阜市にある「高島屋岐阜店」が来年7月末限りで閉店する、ということが発表されました。
岐阜市柳ヶ瀬地区にある岐阜県内唯一の百貨店「岐阜高島屋」が来年7月末で閉店することが13日に発表された。隣接地では今年、大型マンションが入る再開発ビルが完成するなど人流増が期待されていた中での撤退に、地元は衝撃が走った。市街地活性化に取り組んできた市の関係者からは「ショック。民間事業者の話なので尊重するしかないが……」と恨み節が漏れた
岐阜高島屋が開業したのは、歌手の美川憲一さんの「柳ヶ瀬ブルース」のヒットから約11年後の1977年。地上11階の建物は人であふれ、柳ヶ瀬の中核施設として親しまれてきた。岐阜柳ヶ瀬商店街振興組合連合会の林亨一理事長は「岐阜高島屋という百貨店が柳ヶ瀬にあるというのが誇りだった。残念で悲しい」とため息交じりに話す
(読売新聞より)
やはり、郊外型ショッピングモールとの競争に負けた、ということのようですが、岐阜県唯一の百貨店になっていた高島屋の閉店により、これで岐阜県は山形・徳島・島根(松江市にある一畑百貨店が来年1月に閉店)の各県に続き、4番目の「百貨店がない県」になります。また、これによって岐阜市の「都会度」も減点になります(松江市も同様)。

…今晩の「アド街」は、西東京市の旧保谷市の地域でしたが、残念なことに、そこがその昔「埼玉だった」(明治40年に埼玉県から東京府に所属変更)ことが出てきませんでした…。
[109107] 2023年 10月 14日(土)13:18:23伊豆之国 さん
十番勝負
問一:富士市
[109078] 2023年 10月 12日(木)19:38:03伊豆之国 さん
十番勝負
問五:町田市
問六:町田市
[109066] 2023年 10月 11日(水)23:23:58伊豆之国 さん
十番勝負
問四:妙高市
[109056] 2023年 10月 11日(水)22:16:25伊豆之国 さん
十番勝負
問八:稚内市
[108994] 2023年 10月 10日(火)22:59:13伊豆之国 さん
十番勝負
問九:草加市
[108987] 2023年 10月 10日(火)22:21:07伊豆之国 さん
十番勝負
問七:天童市
[108935] 2023年 10月 9日(月)18:18:28伊豆之国 さん
十番勝負
問二:幸手市
[108926] 2023年 10月 8日(日)22:26:56伊豆之国 さん
十番勝負
問三:三島市
問十:狛江市
[108848] 2023年 10月 6日(金)22:22:38伊豆之国 さん
木造駅は鉄筋です & 下総国葛飾郡
[108801]白桃さん
市の中心地区に、鉄骨、鉄筋で建てられている住宅が見当たらない市はどこでしょうか。もちろん、石造りの家もありません
[108839]BANDALGOMさん
つがる市でしょうか? 旧木造町ということで
つがる市の旧木造町には、5年前に訪れています([96376])。町内にはJR五能線の「木造」駅がありますが、
その駅舎はコンクリート造りでないといいのだが
([96357]千本桜さん)
残念ながら?駅舎は「もくぞう」ではなくて鉄筋コンクリート造でした(こちら)
([96376])
ちなみに、このJR木造駅の駅舎の正面には、この町で出土した縄文土器を模した巨大モニュメントが張り付いています。

…今晩のTV番組で、市内に「雷電町」がある、その昔「下総国葛飾郡」だった茨城県古河市にある直木賞作家の旧宅の「開かずの金庫」を開けろ、という場面が出てきました。その結果は、というと…
[108794] 2023年 9月 22日(金)22:09:34伊豆之国 さん
庁舎移転、地名コレクションetc.
[108752] 菊人形さん
葛飾区役所
少し前にNHKで京成立石駅周辺の再開発事業による横町の立ち退きを扱った番組がありましたが、跡地に新庁舎が建つようです
一昨日だったか、日経新聞の記事に「京成立石駅前再開発で消える『せんべろ』の町」の記事がありました。
飲み屋を営んでいるのは高齢者が多いのと、「店子」の立場にあるので地権者に声が届きにくい、といった話が書かれていました。
古い記事(7年前)で、既に更新もストップしており鬱陶しい広告がいっぱい出てきて見づらいのですが、こちらの「鉄ネタ」ブログに、再開発が具体化し始めてきたころの立石界隈の当時の風景が書かれており、私もレスを入れていました。先の新聞記事に出ていた「のんべえ横丁」は既に全店閉店、この写真に出ていた「人生のスパイス」という看板がかかっていた飲み屋も、既に閉店したのでしょうか? そして、下町情緒あふれる仲見世も、京成線の高架化とも合わせた一帯の「再開発」で跡形もなく消えて行く運命に…。そして、新たに生まれる町は、どこにでもありそうな若者に媚びたような高層ビル街に変わってしまうのでしょうか?
ちなみに「せんぺろ」とは「千円でべろべろに酔いつぶれる」意味だとか…。

[108780] あきごんさん
奈良県庁が奈良公園の真ん前にある必要があるのか、という議論は昔からあり、新大宮や平城宮跡に移転するという構想のようなものは何度か出てきていました(中略)個人的に平城宮跡移転案は面白いなと思いました
そういえば、平城宮跡を横切っている近鉄線の地下化・線路移設の話、今どういう状況になっているのでしょうか?

[108763] 白桃さん
♬野ばらのエチュード
松田聖子のこの曲が出た頃、TV番組で「野ばらの越中道」と書いていたリクエストカードが紹介されていたのを見た記憶があります。
「エチュード」という言葉は当時の子供には聞きなれない言葉だったのでしょうか? それにしても「越中道」とは…。富山でバラの名所、といえば、どこなんでしょうか?

…ところで、グリグリさんへ。
[108744]の記事の中で、「斑尾高原ホテル」玄関前の階段の床に埋め込まれている「長野県⇔新潟県」の県境サイン(飯山市ー妙高市)について書き込んでしました。斑尾高原周辺の県境サインについては、過去記事にもありましたが、このホテル玄関前の階段床のは、やはり未登録のようですので、新規登録をお願いいたします。
[108744] 2023年 9月 12日(火)23:53:30【2】訂正年月日
【1】2023年 9月 13日(水)01:31:56
【2】2023年 9月 13日(水)09:30:36
伊豆之国 さん
避暑のはずが猛暑…道中記クイズ解答
[108700]で出題した夏休みの道中記クイズ、解答の発表です。

【A】~【P】までの市町村名は…
A市:八王子市 B市:大月市 C市:甲府市 D市:北杜市 E市:諏訪市 F市:岡谷市 G市:塩尻市 H市:名古屋市
I市:松本市 J市:長野市 K市:千曲市 (旧)L市:篠ノ井市 M市:飯山市 (旧)N町:豊野町 O市:妙高市 P町:山ノ内町
Q村:栄村 R市:十日町市 S町:湯沢町 T市:南魚沼市 (旧)U町:塩沢町 (旧)V町:六日町  W町:みなかみ町 X市:高崎市

…でした。

[108701] メークインさん
[108702] 千本桜さん
[108704] あきごんさん
お付き合いいただきありがとうございました。

今回の行程の概略は次の通りでした。
八王子駅から「あずさ5号」に乗車。これは昨年秋([105967])と同じですが、今度は小淵沢駅で下車せずそのまま乗り続けて信濃路へ。松本駅で下車。この駅で後ろ3両を切り離して安曇野方面へと向かう列車を見送って、改札を出て松本城へ。この市には6年前にも訪れているのですが([92849])、この時はお城の手前の「中町通り」を中心に回ったので、お城に登るのは25年前、「長野五輪」観戦の前日に立ち寄ったとき以来。黒を基調とした外観は、最近真っ白にお化粧直しされた姫路城とは好対照。今まで「いわゆる天守閣」(中央の大天守)だけが「天守」だと思っていたのが、本当は両脇の2つの櫓(乾小天守・辰巳附櫓)と、それぞれの櫓とを結ぶ「渡り廊下」を合わせた5棟で「松本城天守」として国宝に指定されていること、また大天守は外観では5階建てに見えるが、実際には内部は6層になっており(松本城HP )、このことを知って、今から○十年前の中学の修学旅行で奈良の薬師寺に行ったとき、説明していたお坊さんが「東塔は一見6階建てに見えるけれど、本当は3階建て(三重塔)ですので誤解(5階)のないように」と言っていたのを聞いて一同大笑いしたことを思い出してしまいました…。
行列ができるほどの混雑に加え、お昼時にかかったため、沿道の主だった食事処もどこも混雑していることもあって、昼飯は駅のホームの片隅の立ち食いそばで我慢。「鈍行」で長野へ、途中の姨捨駅でスイッチバックのホームに停車。眼下の棚田の絶景のある一帯は、以前は更埴市に属していましたが、平成の大合併で、昨年秋に宿泊した温泉地がある上山田町([105967])・戸倉町と共に、現在の千曲市になっています。篠ノ井駅で、「長野行き」(北陸)新幹線の開業に伴い「しなの鉄道」に転換された「信越本線」と合流するのですが、篠ノ井~長野間はJRのまま残り、一方その北陸新幹線が金沢まで伸びると、信越本線の長野~直江津間が「並行在来線」となって、長野~妙高高原間が「しなの鉄道」に転換(妙高高原以北は「えちごトキめき鉄道」)される一方、長野~飯山間で新幹線と並行している飯山線のほうは、線路戸籍上の飯山線の起点である豊野駅以北がJRのまま残り、結果として長野駅の前後でJRもしなの鉄道も分断された形となり、合算運賃を取られて割高になっては、[108700]でも書いた通り、利用者の「鉄離れ」を増長させ、お互いに自らの首を絞めるような格好になってしまったのには、どうにも納得が行かない気がします([108704] あきごんさんの記事(下記)参照)。篠ノ井~長野~豊野間を「二重戸籍」にして、JR、しなの鉄道、それぞれ1本の路線として扱うようにはできなかったのか、と考え込んでしまいます。
今回の旅程で特に気になったのが、新幹線の開業で平行在来線が第三セクターになってしまっているという事。もちろん、横川~軽井沢間のように廃線になるのよりは余程ましではありますが、新幹線ができたばかりに昔からの路線が切り離されてしまうのは何とも悲しいものです。この問題は、今後も北海道や九州、北陸でも起こるので昔を知る人間からしたら寂しい思いがします
このような事情と、この日の宿を取った斑尾高原へのバスの乗換駅・飯山駅に停車する新幹線が少ないため、JRの最初の乗車駅・町田駅から買った切符はこの長野駅までとし、いったん改札を出ることに。この暑さの中、6年前に拝んだ善光寺はバスして先を急ぐことにし、改めて飯山までの「しなの」~JRの連絡切符を買って飯山線のディーゼル列車に乗車。2両編成の先頭車は、イベント列車対応の特別仕様で、「乗り得」といった感じでした。飯山駅で降りてバスを待つことに。午後4時を回っていましたが、依然として猛烈な暑さ、冷房の効いた駅の構内でしばし待機。やってきたバスは、ほぼ貸し切り状態のまま、バスの終点の「斑尾高原ホテル」に到着。途中には、雪の重みで屋根がつぶれた?廃墟ホテルも見えました。冬がメインの観光地で、夏はそれほど混んでいないのかもしれませんが、それでもやはりマイカーで来る客が多かったのでしょう(観光バスで来た団体客もいました)。
入浴と夕食を済ませて、すっかり暗くなった屋外へ。[108700]にも書いたように、案内には「真夏の平均最高気温は24℃」とあったのですが、この日は夕方になっても館内の温度計は27℃を指し、冷房はフル運転。夜空を見上げると、ところどころに雲はかかっていたのですが、頭上を見ると七夕の織姫・彦星と、仲を取り持つ?白鳥の姿が綺麗に見えていました。ちなみに、この日は旧暦で7月8日。今の暦のだとまだ梅雨が明けていない時期になってしまうので、「月遅れ」で七夕の行事を行うところが多いのも、「せめて本来の季節に近い時期に」ということも有るのでしょう。このホテルの所在地は飯山市なのですが、新潟県との境界線に近い場所にあり、地図を見て知っていたのですが、目の前の県道に県境を示す標識があり、新潟県側は妙高市。県境の間を行き来していたのでした。
翌朝、再び外に出て付近を散策。別荘・ペンションや夏季休業と思しきスキー関係の施設が、県境を挟んで両側に建っているようでした。後で調べると、この一帯では新潟県側にある施設も電話は長野県側の飯山局番(0269-6x)、電力も新潟県で使われる50Hz(東北電力)ではなく長野県側の60Hz(中部電力)に統一されているようでした。
出発前、玄関先の階段の足元を見ると、そこに県境を示す表示板が埋め込まれていました。「斑尾高原の県境サイン」については過去記事にもいくつか出ているのですが、この「ホテル玄関前の階段」は地名コレクションには登録されていませんでした。
翌朝、バスで飯山駅に戻り、市内巡り。6年前([92849])には北寄りの麓のほうにある寺院を回っていたので、今回は南側の高台にある寺院をいくつか見ることに。茅葺屋根の本堂がある「正寿庵」は工事中で中を見られなかったのが残念でした。そのあと平地に降り、雁木造りの街並みへ。両側には特産の仏壇作りの店が並んでいたのも、6年前と変わらぬ光景。昼食は途中にあった「街角食堂」で「ご当地拉麺」。それからやはり6年前はパスした高橋まゆみ人形館に入ってしばし暑さしのぎ。この日もとにかく朝から暑い。長岡市では39℃にも達したとかで、飯山でも35℃を超える猛暑日だったのでした。この辺りからだと北飯山駅のほうがずっと近いのですが、身軽になるために飯山駅のコインロッカーに荷物を預けていたのと、この時間帯に飯山線の長野方面への列車がないこともあり、暑さの中、飯山駅に戻ることに。十日町行きの列車に乗車。ここからは6年前と同ルート。野沢温泉行きのバスが飯山駅発着に変わって駅名が実態を表さなくなった戸狩野沢温泉駅で対向列車待ち合わせで10分余り停車、その先は千曲川に寄り添ったり離れたりしながら、鉄道沿線で積雪日本一の標柱が建つ森宮野原駅を過ぎると、斑尾高原でいったん別れた越後路に再び入り、終点の十日町駅で下車。ここで接続する始発の越後川口行きに乗ると、JRだけで越後湯沢方面に行けるのですが、四角形の三辺を通る大回りになるため、ここで「ほくほく線」に乗り換え。接続時間が4分しかなく、JRの改札を出てすぐ目の前のほくほく線の券売機で切符を買い、駆け込みで何とかセーフ…。1両だけの電車でしたが、車内は通学生で満員状態。北陸新幹線の金沢延長で、上越新幹線から北陸方面への短絡ルートとしての役割を失い、快速列車も消えた今、メークインさんが[108701]でおっしゃるように、今後は地元住民の足としての役割に徹することが生き残りの道、ということになるのでしょう。
この日の宿は越後湯沢に取っているのですが、その前に塩沢駅で下車して見たいところがあり、この列車が乗り入れているJR上越線内の途中駅に停車しないため、JRと合流する六日町駅で下車し、すぐ後に来るJRの列車に乗り換えて塩沢駅で下車。駅を出てすぐ左の道に入り、江戸時代後期に著された「北越雪譜」で知られるこの地出身の文人・鈴木牧之の記念館を目指すのですが、そこへの道筋にある「塩沢つむぎ記念館に立ち寄り、展示コーナーだけ見てから牧之記念館へ。雪を「風流なもの」と見ていた、江戸など雪の少ない温暖地域での見方と対比して、雪国の長く厳しい冬の暮らし、こうした風土から生まれた風俗、生活道具などを紹介した「北越雪譜」はたちまち当時の大ベストセラーとなり、雪国の厳しい現実を世間に知らしめた名作となったのでした。道路には融雪装置が設置され、温暖化で積雪量も昔と比べて減ってきた今日でも、まだまだ通用するようなところは多いような気がします。一方で、雪に慣れていない、東京など温暖地域の大都市圏では、わずか数cmの積雪でも交通は麻痺し、慣れない雪道で転ぶ人が続出、といった今の現実を見ると、温暖地での雪の見方は江戸時代と大して変わっていないようにも思えました。
…改めて雪国の冬の暮らしの厳しさを実感し、そして昔のこの界隈の絵や写真、展示されていた昔の生活道具などを見ていうちに、まだ残暑が厳しい季節なのにふと思い浮かんだ、雪国の冬を歌い込んだ名曲…。
 ♭目を閉じれば昔のまま 厳しくも日々強く生きてる者よ~(“Winter Again” by灰色楽隊)

この後「雁木」の街並みが続く、街道沿いの町のメインストリートにいったん出てから塩沢駅に戻り、越後湯沢へ。今度の列車もほくほく線からの直通でしたが、塩沢駅には停車し、ノンストップで終点の越後湯沢駅で下車。ほくほく線からの列車は、ほとんど越後湯沢までJRに乗り入れているのですが、JR線内は塩沢駅に一部が停車する以外、「鈍行」でも全て途中駅は通過。かつてスキーでにぎわい、シーズンには上野からの直通特急も運行されていた石打は、閉鎖されたスキー場や民宿などが軒並み廃墟化し、駅も寂しい無人駅となって、悲惨な現状がはっきり見えました。
越後湯沢駅に到着、宿に着く前にまず土産物屋が並ぶ駅構内のショッピングモールでお土産探し。駅前に待っていたタクシーに乗り込み、目指す温泉旅館「高半」へ。温泉街の中心から少し離れた高台にあり、客室からは新幹線の走る姿も見えました。「かけ流し」という良質の温泉で疲れを癒した後、夕食探しに麓の商店街に。沿道には小規模な旅館・ホテルや民宿が立ち並んでおり、やはりスキー客相手にしているところが多いせいか、営業はしていても客室の明かりがついていない、といった感じのところが大半のようでしたが、見た限りでは「廃墟化」しているようなところはほとんど見当たらないようでした。10分余り歩いてようやく商店街に入り、ここで入ったのはとんかつ屋。肉は県内産のブランド豚、ご飯は「魚沼コシヒカリ」ということで、十分に空腹を満たすことができ、満足できたと思いました。外に出るとすっかり暗くなっていましたが、街灯も整備されており、迷うことなく宿に戻れました。玄関前の駐車場からは、街の明かりが綺麗に見えました。
ところで、この「高半」は、川端康成が「雪国」を執筆した宿。館内には、康成が泊った客室が再現されており。公開時間が朝の7時から10時までということで、朝風呂を浴びた後、朝食までの時間に見学。朝食は本格的なお膳で、ご飯ももちろん「魚沼コシヒカリ」。和風旅館でも朝食はバイキング、というところが増えている中、「老舗」のブライドも感じ取ったように思いました。
[108702] 千本桜さん
宿帳に文筆家「島村」と書き入れた伊豆之国さんは、なじみの芸者「○子」を部屋に呼び寄せる。(中略)翌朝、旅館からの請求書には障子戸修理費が計上されていたのは言うまでもない。妄想ですよ。
もちろんそんな悪さはしていません…。当然サインは本名(今年の大河ドラマの主人公の出身地が最多だそうですが、そこでは違う読み方をします)。ところで、宿から駅の方へ歩いていたら、「島村ロッジ」という名のスキー客相手の旅館?がありました。この宿の名前が「雪国」の島村さんから取った(あやかった)のか、あるいは単純にこの旅館の創業者・経営者が島村氏なのか、そこまでは詮索しません…。だいぶ前のことですが、「元日1万円乗り放題」だったかを使って、信越方面に日帰りしたことがあり、越後湯沢で降り「駒子の湯」という立ち寄り湯に入ったことがあります。
会計と、前日までに着た衣類や土産物が入った重い旅行鞄を宅配便で送る手続きを済ませ、身軽になって送迎のマイクロバスに乗って出発。バスはもちろん駅まで行くのですが、駅までの道筋にある、湯沢高原へのロープウェイの割引券がもらえるということで、そのロープウェイに乗って高原に行くことに。冬はスキー場になるのですが、夏場は高山植物園などになり、ロープウェイの山頂駅から、連絡バスを経て、リフトで下がったところにある、その高山植物園「アルプの里」へ。夏と秋の間の中間期ということと、猛暑が続いたことも有り、花の咲き具合がいまいちだったのが少々残念な印象でした。…それにしてもとにかく暑い。暦の上ではとっくに秋になっているのに、高原の涼しさなど全くなし。湯沢町の最高気温は35℃を超える猛暑日。まだ昼飯時間になっていないレストランでは、アイスクリームは売っていたので、これで体を少し冷やしたのでした。
大型ホテルも立ち並ぶ温泉街のメインストリートを歩いて、越後湯沢駅に。まだお昼前ということも有り、「鈍行」で上越国境越え、水上を目指すことに。いまや普段は1日5往復だけというローカル線に甘んじるようになって久しくなりましたが、夏山登山と思しき客が結構乗り込んでいて、意外と車内は賑やかでした。かつて「水泡経済」の時期に相次いで建てられた高層リゾートマンションが悲惨な状況に追い込まれている、という現状は、ニュースなどでもよく耳にしましたが、こうしたマンションは、温泉街の中心部ではほとんど見られず、岩原スキー場前、越後中里辺りに来ると目立つようでした。
次の土樽駅は、「雪国」の中で「夜の底が白くなった、信号所に汽車が止まった」と描かれている駅ですが、今や全く人の気配もない無人駅。2両編成の短い列車は、ほどなく清水トンネルに吸い込まれて行きます。この清水トンネルこそが「国境の長いトンネル」なのですが、複線化で下り線が「新清水トンネル」経由の新線に変わり、上り列車だけが通るようになって、「逆コース」になってしまったのはちょっと残念な気がします([108704] あきごんさん)。そして新幹線の開業で、更に長いトンネルを抜けるといきなり越後湯沢駅、となっては、もう小説に描かれた当時の風情など何もありません…。
トンネルを抜けると群馬県に入り、最初の駅が土合駅。トンネルの中に地中深く潜った下り線に対し、こちらは地上ホーム、駅舎もすぐ横にありました。手前でループ線になっているのが見える湯檜曽を過ぎると間もなく終点の水上駅。ここでようやく昼食。駅前で飲食店を探していると、某TVの旅番組で放映されていたという食事処があり、看板に出ていた上州名物「おっきりこみうどん」をご馳走。茸・山菜など具がたっぷりあり、食べきるのに結構時間がかかりました。
ところで、水上温泉というと、近年ネット検索などで盛んに出てくるのが、温泉街のあちこちに見られる「廃墟旅館・ホテル」と温泉街そのものの衰退・荒廃が進んでいる現状。水上温泉が衰退した原因として、新幹線の駅ができなかったこと、観光スタイルの変化に対応できず、それまでの団体旅行・宴会をメインとした「昭和の男の娯楽」を当てにしていた時代の古い体質・設備から抜け出せないまま経営破綻・廃業に至った旅館が多かった、といったことなどが挙げられているようですが、他にも衰退の原因があるのではないか。という人も多いようです。中でも、水上駅を出てすぐという立地にあり、無残な姿をさらけ出している「OM」。既に新幹線開業前に事故が原因で営業停止処分を食らい、そのまま廃業、その後荒れるに任せ、今や「水上温泉衰退の元凶」とも言われるようで、地元でも「温泉街の入り口に巨大廃墟があっては薄気味悪い、町の印象を余計悪くしている。早く何とかしてくれ」という声は強いようです。温泉街の北側に離れた一軒宿のような場所にあり、列車の窓からも見えた、団体客・宴会をメインとしていた巨大旅館で、やはり「水泡経済」崩壊後の時世の変化に対応できず12年前に廃業、廃墟化している「OT」、温泉街の中心部にあり、かつては「お色気路線」を売りにしていたという、今は取り壊されている「SK」等々…今も残っているホテルなどでも、経営不振に陥っていったん「倒産」したり経営体が変わったところも多いようで、今や昔の姿を残しているのは、かつてCMにも盛んに流れていた、チェーン店の「J」ぐらいではないでしょうか(こちらの記事)。草津・伊香保と並んで「上州三大温泉」の1つに数えられていた水上温泉は、今ではその地位から陥落、「神隠し」のモデルともなったという老舗旅館がシンボルになっている四万温泉に取って代わられたようにも思えます。私は水上温泉には十数年前に一泊したことがあったのですが、思えばその頃から「温泉街がさびれている」ような印象が結構見えていた気がしていて、私がその時に泊ったホテルも経営体も名称も変わっていました。
食事に時間がかかったのと、暑さもあり、先の「OM」の少し先まで歩いただけで引き返して水上駅に戻り、またも「鈍行」で高崎へ。今の水上駅は、駅舎の正面は模様替えされていたように見えましたが、既に特急も駅弁も消え、エレベーターなどバリアフリーの対応もなく、正直言ってあまり手を付けたくないのか、という感じにも見えます。高崎でようやく新幹線に乗り、帰途に…。

…とにかく暑かったこの夏、世界各地でも同じように記録的猛暑になったところが多かったとか。そこで、この夏の一曲…。
 ♭世界で一番熱く光る夏 もうこのトキめき(←妙高市を通っている路線)止めないで~([105396])

道中記はこのくらいにして…
[108730] あきごんさん
15年前の話です。さゆりさんは上野発の夜行列車(午後8時ちょうどのあずさ2号)に乗りました(以下略)
これは、「パロディ」なのでしょうか? それとも。TVドラマによくある「登場人物・企業名は実在のものとは一切関係ありません」ということと見るべきなのでしょうか?
以前にも書き込んだことがありますが、「新宿発8時ちょうどのあずさ5号」(昔の「あずさ2号」)、新宿から乗ったことはありませんが、八王子から乗ったこと、何回あったのか、もう10回近くになったのか、数えきれていません…。
[108735] メークインさん
寝台電車特急はくつるでも、9時間半ぐらいかかったのですが。(最速はつかりでも8時間半だったような)
その昔、上野発の夜行列車「はくつる」、上野から北陸方面に向かう特急「はくたか」と、北陸線か信越線だったかにあった急行「しらゆき」というのがあって、勝手に「清酒列車トリオ」と呼んでいました…。今では「はくたか」は北陸新幹線に「出世」し、「しらゆき」は新潟県内のローカル特急として運行されていますが、「はくつる」は復活していないような…

♯「十番勝負の改革案」については、後ほど。
基本的には、白桃さん([108718])、あきごんさん([108721])、デスクトップ鉄さん([108722])あたりとほぼ同意見で、無理して性急な改革はしなくてもよいような気がします。ただ、グリグリさんの提案([108712])については必ずしも全否定というわけではなく、後日時間の余裕があったときに考えてみようかとも思うところです…。
[108700] 2023年 8月 29日(火)21:47:19伊豆之国 さん
避暑の旅のつもりが猛烈残暑の道中記 & 慶應 甲子園「初制覇」
去る23日より2泊3日の旅の道中記、クイズ形式で。

朝7時過ぎに我が家を出て、2度の乗り換え、電車の中で県境を越えたり戻ったりしているうちに、【A市】の中心駅から乗った特急は、その昔、昭和歌謡で一躍有名になったあの列車の後身、始発の大ターミナル駅の出発時刻も当時と全く同じ。「国電」区間が終わる駅を過ぎ、長いトンネルを抜けた先は、合併によって今や我が家のある市の一部、でも市の中心部に鉄道で行くにはいったん県外に出ないと行けない。左手に人造湖を眺めつつ、次の県境越えがこれで今回の道中で5つ目。私鉄が分岐する、その県内の市で人口が最小の【B市】の駅は素通り。峠越えの長いトンネルを抜け、広い盆地に入ると、かの霊峰が見えるはず…でしたが、生憎の天気で山は見えず。そして【A市】の駅を出て次の停車駅で、駅前に名だたる戦国武将の銅像も建つ県庁所在地【C市】の中心駅を過ぎてしばらくすると上り坂の連続。北海道に異字同音の市がある【D市】…ここまでは昨年秋と全く同じルート。出発時点で降っていた雨は、【B市】を過ぎて盆地に入る頃にはやみましたが、間近に見えるはずの霊峰を拝むことができないままだったのも全く同じ。しかし、今回は【D市】の駅では降りず、そのまま乗車を続けます。まもなく県境を越えると下り坂になり、やがて【E市】へ。この市名を冠する湖では、夏の花火大会が有名で、今年は久しぶりに開催することができたようです。【F市】の駅で旧ルートと分かれて長いトンネルを抜けると、【G市】。この市の駅で再び旧ルートと合流した「本線」は「大都会」【H市】に向かう線で、ここからは名前の上では「支線」になるのですが、【H市】から向かう特急も合流して「幹線」として扱われる主要路線になっています。乗った列車は【I市】からローカル線に直通しますが、【I市】のターミナル駅で下車。6年前の春の連休にも訪れているのですが、その時はパスした、国宝の名城へ。この城を訪れるのは実に25年ぶり。天守閣には行列ができるほどの賑わいでしたが、内部は防御を重視した構造もあって、階段は急なものが多く、体力の衰えを自覚している身には、この暑さもあって、相当しんどいものがありました。外壁は黒塗りが目立ち、同じく国宝で世界遺産にもなっている関西の名城と対照的な印象を受けました。
【I市】からは「鈍行」で県庁所在地【J市】へ。この区間、「鈍行」でしか味わえないのが、スイッチバックの駅と眼下に広がる棚田の絶景。この絶景が見られる場所は、平成の大合併で、昨年秋に泊まった温泉がある地域と同じ【K市】になっています。この路線の名になっている、現在は【J市】の一部になっている消滅市【L市】名の駅で、かつての大幹線だった、新幹線開業で第三セクターに転換された路線と合流しますが、【J市】の中心駅まではJRのまま。この駅で乗り換えて、この県で人口最小の市ながら新幹線も停まる【M市】の中心駅に向かうのですが、【J市】の中心駅からローカル線が分岐する、旧【N町】の駅までは、前記の第三セクターに転換されており、JRも第三セクターもどちらも分断された形で、何ともしっくり行かない、ちぐはぐな対応。合算運賃を取られて割高になっては、沿線住民も納得が行かず、「鉄離れ」が一層進んでいるようで、もう少し柔軟な対応ができなかったのか、というのが正直な感想でした。とにかく、このような現状と、【M市】の駅に停まる新幹線の本数が少ないことから、乗車駅で買った切符は【J市】の中心駅までとし、ここでいったん改札外に出て小休止。この市を代表する名刹は、6年前に拝んでいるのでこちらはパス。結局、時間もないので「鈍行」のディーゼル列車で【M市】へ。2両編成でしたが、前の車両はイベント列車対応の特別仕様。といっても特別料金を取る臨時列車ではないので、「乗り得」といった感じでした。駅前からバスで、目指す高原のホテルへ。この辺りは冬場のスキー客がメインなようで、バスはほぼ貸し切り状態。入浴と夕食を済ませた後。ホテルの外へ。夜空を見上げると、まだ雲が少し残っていたものの、頭上を見上げると七夕の織姫・彦星と、仲を取り持つ?白鳥の姿が綺麗に見え、北の方に目を向けると北極星を挟んで北斗星とカシオペアが向かい合って…。それにしても、この時期とは思えない異常な暑さ。「真夏の平均最高気温は24℃」とあったのですが、宿に着いたときの玄関の温度計は27℃。冷房もフルに効いており、平地にある周辺の都市の最高気温は軒並み35℃以上の「猛暑日」。夜になっても気温は下がらず、高原の涼しさに備えて持ってきた長袖は結局無用に終わりました…。
ところでこのホテル、地図で見ると県境のすぐ近くにあり、建物は【M市】にあるのですが、目の前の道路に県境の標識があり、県境の先は【O市】。翌朝起きて周りを少しぶらぶらして見ると、夏季休業中と思われるスキー客相手の施設や、別荘・ペンションなどが、県境の両側にそれぞれ立ち並んでいるようで、ふとホテルの玄関先の階段の足元を見ると、県境を示すプレートがありました。
ホテルからバスで【M市】の中心駅に戻り、市街地を散策。この【M市】には6年前、【J市】から出ている私鉄の終点がある【P町】のホテルに泊まった時にも訪れているのですが、今回はこのときに見ていなかった寺院などをまず回ることに。茅葺屋根の寺院は工事中で中を見られなかったのは残念でした。そのあと、豪雪地帯ならではの「和風アーケード街?」を抜け、人形の展示館を見て駅に戻るのですが、この猛烈な暑さに体力も大きく消耗。冷房の効いた車内に入ったとき、ようやく安心できたのでした。列車は大河に寄り添ったり離れたりしながら、【Q村】の駅を出てすぐに県境越え。この列車は【R市】の駅が終点で、この駅で接続する列車に乗り継ぎ、更にその終点で乗り換えればJRだけで【S町】方面に行けるのですが、大回りになるため【R市】の駅で、こちらも第三セクターの路線に乗り換え。乗り換え時間が短く駆け足でした。この線も新幹線の影響を受けて経営が厳しいと言われていますが、この時乗った1両だけの列車は、車内は通学生で混雑しており、やはり冬が長い寒冷地とあってか、夏休みは既に終わっていたようでした。
この列車はJRに乗り入れて【S町】まで直通するのですが、【T市】の旧【U町】に立ち寄りたいところがあり、この列車はJR線内の途中駅に停車しないため、JRと合流する【T市】の旧【V町】の駅で、後から来る「鈍行」に乗り換え。旧【U町】の駅で下車、伝統工芸の織物の展示館と、この地出身で豪雪地帯の厳しい暮らしを綴った江戸時代の文人の記念館を見学。そして【S町】の温泉旅館で2日目の夜を。街はずれの高台にあり、部屋の窓からは新幹線の走る姿が見え、良質の温泉は疲れを癒せた気分に。一泊朝食付き、夕食は街の繁華街で、というプランで、市街地までは10分余り歩くのですが、ほぼ一本道で分かりやすく、駅に近い方はこれまで何度も「立ち寄り湯」などで歩いたことがあって土地勘があったため、迷うことはありませんでした。沿道には小規模なホテル・旅館・民宿などが立ち並んでいるのですが、冬がメインの観光地、廃業したようなのは少なかったのですが、やはりこの時期は休業、といった感じに見えたのが多く、やはり「冬だけ営業」というところが多いのでしょうか。夕食をいただいた店は、この地特産の肉料理が名物という店。宿に戻る道を歩いて空を見上げると、谷間なので見える範囲は狭いのですが、ここでも七夕の星やカシオペアなどがはっきり見えました。
ところで、この旅館はあの国民的名作が生まれた場所として名高いところ。作品が執筆された当時の客室も館内に再現されていました。翌朝の朝食は、和風旅館でも増えているバイキング形式ではなく、本格的なお膳。さすが米どころ、ご飯は地元の超ブランド米でした。遅めの出発、駅までは行かず、道筋の途中にあるロープウェイで、冬はスキー場として賑わう、【S町】の名を冠する高原へ。展望デッキからは周囲の山々が一望。そこからリフトで下ったところにある高山植物園へ。夏から秋への中間期で、しかもここでも猛烈な暑さ。咲いている花は少なめでやや寂しい感じもしました。この【S町】では、「水泡経済」期になって、温泉街を見下ろす高台などに相次いで建てられた高層リゾートマンションが、景気の悪化などで空き家だらけになって。廃墟同然になったり、「ただ同然」の家賃でようやく借り手がついた部屋も多い、といった話が、TV番組などでも放映されていたことがありました。
【S町】からは新幹線で一気に戻ることも有りでしたが、やはりあの名作に出ている景色を、ということで、今では「逆コース」になるものの、単線だった時代のルートである上り線に乗って、長いトンネルを抜け、やがて県境を越えて【W町】へ。この区間は今では「鈍行」ばかり5往復程度という「閑散区間」になってしまいましたが、夏山登山と思しき客が結構乗っていていました。この列車の終点の【W町】の温泉街の玄関の駅で下車。かつては団体旅行でにぎわった歓楽温泉街として栄えたこの町も、新幹線のルートから外れてからは凋落の道をたどり、観光スタイルの変化にも対応できず廃業・廃墟化した旅館・ホテルなどが相次ぎ、中でも駅のほど近くには荒廃が激しい廃墟旅館があり、地元でも「早く何とかしてくれ」という声が強くなっているようです。駅舎も改装されたように見えましたが、今では特急も来なくなり、駅弁も消え、バリアフリーにもなっておらず、寂寥感がありありといった印象でした。某TV局の番組で取材に来たという駅前の食堂で、この県の名物という麺類料理を。具が多くで完食するまでに結構時間がかかり、列車の時間が迫っているので温泉街の結局の中心までは行かず引き返し。この県で人口が最多の【X市】の駅から新幹線に乗り換えて、帰路に。

…文中の【A市】~【X市】までの市町村名を答えてください。ヒントも豊富なのでそれほど難しくはないと思いますが…

ところで、23日に行われた全国高校野球の決勝戦で、慶應義塾高校が連覇を目指した仙台育英高校を破り、第2回大会(1916(大正5)年)以来、実に107年ぶり2度目の優勝を果たしました。この107年ぶりという期間の長さは、これまで最長だった作新学院の54年(1962→2016)、春も含めても広陵の65年(1951→2016)を大きく上回る最長ブランクの新記録となりました。また、慶應が前回優勝した当時は、甲子園はまだなく豊中球場での開催であったため、今回が「甲子園」での初制覇ということになりました。そして、私が出題した「第二回・チャレンジトライアルの問六」の解説記事([105196])で
学校が移転した各校のうち、日大三高と早実は、共に移転先の市(町田市、国分寺市)でも全国制覇を果たしています。一方、慶應は、横浜市に移転してからも「甲子園」の出場はありますが、全国制覇はまだ果たしていません
と書き込んでいたのですが、今回の優勝で移転前(東京都港区…当時は東京市芝区)と移転後(横浜市)で共に全国制覇を果たしたことになり、ここでも「早稲田」に並ぶことになったのでした。


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