[6604]Issie さん
>おそらくは「字」という表記が先にあったのではなく,「あざ」という言葉がはじめにあって,それに「字」>という字を当てたのではないか,と思います。
レスしていただきありがとうございます。
漢和辞典を引いてみると、「字」の字義に地名の区分というものはもともとないようです。最後に「〈国訓〉あざ。村の小区分。」という記載があり、やはり、「あざ」という言葉に「字」の文字を当てた、という解釈が妥当なのでしょうね。
[6606]YSK さん
>また、住居表示が実施された地区では必ず「丁目」がつくというわけではなく、....最近の地図は、この>2つの意味の「丁目」が同じように扱われて区別できないので、ややこしいですね。
基本的に「丁目」で分割することと(現実には複数の町字名を統合した上で分割することが多い)住居表示を実施することとは別問題ということなのだと思います。ただ、一般的に住居表示を行う際に、ひとつの町の領域を平均化する方法として「丁目」による分割がともなうことが多いのでしょう。
ですから、千代田区、新宿区、板橋区などで「○○町」のまま「丁目」で割らずに住居表示をするケースが見られたり、反対に「丁目」で割っていても「△△二丁目123-4」のように地番そのまま(住居表示未実施)の地域もあるのだと思います。住居表示済みの「丁目」と住居表示未実施の「丁目」は本質的に同じもの、すなはち「△△二丁目」そのものが町字名であると考えていいと思います。
このように考えると、「丁目」が成立した経緯は分割ですが、できたものは下位区分などではなく「△△一丁目」と「△△二丁目」はそれぞれ完結した町字名で、たがいに同格のものと解釈したほうがいいのではないかと思われます。
私が住んでいる北区の住居表示板も「三丁目10-5」というスタイルで「3丁目10-5」というふうにはなっていません。「丁目」を含んだ固有名詞(町字名)という意図でつくられているのでしょう。
[6610]てへへ さん
>...「住居表示をしているしていない」「丁目の有無」は一致しないということですね。
おっしゃるとおりだと思います。
[6603]YSK さん
「町」も「丁」も歴史的には同義で使われてきたようです。ただ、かつては「町」は町人町、「丁」は武家屋敷地という区別があったようです。また、「町」は「まち」、「丁」は「ちょう」と読み分けていたようです。
ところが、住居表示が普及するにつれて「町」も「ちょう」と読み、「丁」が「町」に変更される傾向にあるようです。それでも、仙台市や金沢市では「□□丁」という形がまだ残っているようですね。
[6614]般若堂そんぴん さん
>皆様はどのようにしていらっしゃいますか? また,どのようにお考えですか?
私は、「△△1-23-4」よりも「△△一丁目23-4」(「1丁目」ではないのがポイントです)とするべきだと思います。あくまで「△△一丁目」という町字名に住居番号を付す、というのが住居表示法の精神でしょうから。
では、私が実際にそうしているかといえばそうではなく、「△△1-23-4」式に簡略化してしまうというのが現実です...。
◆在京6紙の題字下の所在地表記がどのようになっているか調べてみました。
・読売新聞 「東京都千代田区大手町1-7-1」
・朝日新聞 「東京都中央区築地5丁目3番2号」
・毎日新聞 「東京都千代田区一ツ橋1-1-1」
・産經新聞 「東京都千代田区大手町1-7-2」
・日本経済新聞 「東京都千代田区大手町1-9-5」
・東京新聞 「東京都港区港南二丁目3番13号」
東京新聞が正式な表記、朝日新聞がそれに準ずる表記をしているほかは、すべて簡略化されています。