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白桃研究所長による人口テーマ専門誌

「地力人口」こそ白桃の究極の人口イメージなのか!!?

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記事数=15件/更新日:2024年2月9日

鎌ケ谷は10万人を超えていますが、室蘭はもう7万人台まで落ち込んでいます。が、白桃のイメージでは、鎌ケ谷の人口規模はせいぜい白石市と同等クラス、方や、室蘭は、いわき市より下位ではない・・・と以前から考えていたことがこの特集。
「地力人口」か「人口地力」かは、どちらでも良い?のでありますが、一体そんなものがあるのかどうか???
相撲なんかでよく言う「地力」については、郷土の先輩、笠置シヅ子、ではなく、神風正一さんに訊いてみたいもんですが、あいにくアノ世に行かなければ無理なんです。白桃、まだ「この世の花」と「落書き帳」には未練があります。♪未練心につまづいて~…絶句。ともかく、未練心に躓きながらも白桃の哀愁人口列車は見切り発車。♪ベルが鳴る~ベルが鳴る~…、オットこれは春日八郎。とにかく、あの世の歌手も総動員で、どうする地力人口!
各回国勢調査で記録した人口を単純に積分するのではなく、三期に分けて…しかし、いくら見切り発車とは言え、欠陥はいろいろ。
・市制以降、連続する国調で2倍以上となると減点するが、町村時代のはなぜ不問にするのか?
・「昭和の大合併期」より前の非単独市制施行は0.2ポイント減点なのに、「昭和の大合併期」より後のは、
 なぜ0.3ポイント減点なのか?
・調整加点は適切だったのか?
・昼間人口でやるべきなのか?
等々、白桃自身が納得していない点は多々ありますが、都市の本当の人口を見つけたくて、都市人口究明の旅にでましょう。

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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[109390]2023年12月13日
白桃
[109391]2023年12月13日
白桃
[109397]2023年12月16日
白桃
[109401]2023年12月18日
白桃
[109410]2023年12月22日
白桃
[109436]2023年12月26日
白桃
[109454]2023年12月29日
白桃
[109456]2023年12月30日
白桃
[109857]2024年1月15日
白桃
[109875]2024年1月18日
白桃
[109926]2024年1月26日
白桃
[109930]2024年1月28日
白桃
[109931]2024年1月28日
白桃
[109935]2024年1月30日
白桃
[110012]2024年2月9日
白桃

[109390] 2023年 12月 13日(水)09:35:00白桃 さん
地力人口ポイント(1.基本ポイント)
[109312]で触れました「地力人口」を、三週間かけてじっくり煮詰めました。(-_-;)
煮詰めた割にはあまり美味しく出来あがっておりませんので、ご関心のない方はどうぞ読み飛ばしてください。都市(市)の「地力人口」を具現化、数値化するなんて、所詮ムリな話ではありますが、白桃市町村人口研究所の名にかけて?挑戦しております。
「地力人口」を大雑把に言いますと、現行の792市と東京を、今まで21回の国勢調査人口をポイント化したものですが、対象にする人口は、市に成ってからの人口だけではなく、町村時代の人口を含めています。ここで問題になるのは、合併によって成立した市の前身をどこにするか?でありますが、ここはスンナリ、合併前の国勢調査で人口で一番人口が多かった自治体(ただし、市>町>村の優先順位)に代表選手になってもらいます。(と言っても、下野市、みどり市など「本源因子町」と「前身因子町」が異なるところの一部では、「本源因子町」系譜を代表としたほうがポイントが高くなる事例も生じてきます。)
なお、「地力人口ポイント」は累積されるもので、大相撲の「持ち給金」(月給とは別に、十両以上の力士に場所ごとに支払われる報奨金)と同じで、人口がどんなに減少しても、下がることはありません。
では、「地力人口ポイント」の具体的な話になりますが、
地力人口「保有ポイント」=「基本ポイント」+「調整ポイント」
で、今回は、「基本ポイント」の算出方法の説明を致します。
10万人の人口と言っても、戦前に記録したものと、「平成の大合併期」以降に記録したものとを、同等に扱うわけにはいきませんので、下表のとおり、三つの期に分類しています。
ポイント第1期国調年第2期国調年第3期国調年
10.0200万以上500万以上500万以上
9.0100万以上200万以上270万以上
8.570万以上150万以上200万以上
8.050万以上100万以上130万以上
7.535万以上70万以上100万以上
7.025万以上50万以上70万以上
6.515万以上30万以上50万以上
6.010万以上20万以上30万以上
5.57万以上15万以上20万以上
5.05万以上10万以上15万以上
4.54万以上7万以上10万以上
4.03万以上5万以上8万以上
3.52万以上4万以上6万以上
3.01.5万以上3万以上5万以上
2.51.25万以上2.50万以上4万以上
2.01万以上2万以上3万以上
1.50.75万以上1.50万以上2万以上
1.00.50万以上1万以上1.50万以上
三つの時期に分類するのですが、市によって「期」の区切りが異なります。
第1期国勢調査年:1920年~(A)1950年 or (B)1955年
第2期国勢調査年:(A)1955年 or (B)1960年~(C)2000年 or (D)2005年
第3期国勢調査年:(C)2005年 or (D)2010年~
(A)を適用する市は
・「昭和の大合併前期」(1950年10月2日~1955年10月1日)に合併が有った
(B)を適用する市は
・「昭和の大合併前期」に合併が無く、「昭和の大合併後期」(1955年10月2日~1960年10月1日)に合併が有った
・「昭和の大合併期」(1950年10月2日~1960年10月1日)に合併が行われなかった
(C)を適用する市は
・「平成の大合併前期」(2000年10月2日~2005年10月1日)に合併が有った
(D)を適用する市は
・「平成の大合併前期」に合併が無く、「平成の大合併後期」(2005年10月2日~2010年10月1日)に合併が有った
・「平成の大合併期」(2000年10月2日~2010年10月1日)に合併が行われなかった
[109391] 2023年 12月 13日(水)12:03:48白桃 さん
地力人口ポイント(2.調整ポイント)
[109390]の続きです。
「地力人口」という実体があるかどうかは別にしても、「基本ポイント」だけでは、いろいろな不都合、不合理が生じます。そこで、「調整ポイント」を導入するのですが、これが誠に難しい。結果的には、却って合理的ではなくなったかもしれませんが、試行錯誤を重ね、慎重に吟味、適当?に決断したものを発表します。
「調整ポイント」には「加点」と「減点」の二つがあります。
(1)加点
合併の時期、有無によって「基本ポイント」を一応「調整」しているのですが、それだけでは不十分です。例えば、現在、筑西市と千歳市は同じぐらいの人口規模なのですが、基本ポイントでは筑西が74.0、千歳が70.5と筑西が3.5ポイント上になっています。この差が生じた要因は、「合併をしたか、しなかったか」の違いなのです。失礼ながら「水増し合併」の下館/筑西に対して、「無合併」の千歳にアドバンテージを与えたくなるというのは人情です。「義理」と「人情」を秤にかけりゃ…、いやいや、唐獅子牡丹の世界ではありません。が、いくらアドバンテージを与えるかが、非常に難しいのです。基本ポイントについては「期」ごとにハードルをあげていますので、無合併市については、合併をしなかったにもかかわらずハードルが上がった国勢調査年には加点をしなければなりません。当初は、1該当国勢調査年につき0.5ポイントの加点を、と考えたのですが、「合併をしなかった」とは「合併できなかった」「相手にされなかった」ということかもしれず、結局1該当国勢調査年につき、0.1ポイントの加点に落ち着きました。
千歳市の場合、該当国勢調査年は、1960、1965、1970、1975、1980、1985、1990、1995、2000、2005、2010、2015,2020年の13回ですが、「平成の合併期」を越えた2010、2015,2020年はダブル加点をしますので、1.6ポイントの加点となっております。
2020年国調までの「地力人口ポイント」の最高加点は1.6ポイントです。
なお、加点に該当する国調年であっても、「基本ポイント」がゼロのときは、加点をいたしません。
(2)減点
①他市を合併した後の国勢調査時に減点
イ.合併前国調時に人口半分未満の1市を合併・・・0.5ポイント(例:長野市の場合、長野が篠ノ井を合併)
ロ.合併前国調時に人口半分以上の1市を合併・・・1.0ポイント(例:上越市の場合、高田が直江津を合併)
ハ.2以上の市を合併・・・・・・・・0.5ポイント/1市(例:いわき市は2ポイント、さいたま市は1.5ポイント)
②市制以降、連続する国調で人口が2倍以上になったときは、2倍以上になった国勢調査時に0.3ポイント減点
(※ただし、①のケース、と、合併が行われなかった場合は除く)
③市制直後の国勢調査に減点
イ.1950年10月2日~1960年10月1日&2000年10月2日~2010年10月1日に合併を行って市制施行
・前身町(村)の人口の2倍以上→0.3ポイント
・前身町(村)の人口の3倍以上→0.5ポイント
・前身町(村)の人口の5倍以上→0.7ポイント
ロ.1950年10月1日までに合併を行って市になった→0.2ポイント
※(形式上では単独市制の池田市を含む)
ハ.1960年10月2日~2000年10月1日に合併を行って市制施行→0.3ポイント
※(形式上では単独市制の、君津市、富津市、えびの市を含む)
[109397] 2023年 12月 16日(土)18:16:49【1】訂正年月日
【1】2023年 12月 16日(土)18:23:14
白桃 さん
「地力人口ポイント」ランキング(1.北海道)
都市の人口に少しでも関心を持たれている方ならば、「えっ!、室蘭は7万台にまでなり下がったのか!」などと、その都市の人口規模に対して持っている自分のイメージと、実際の最新人口とのギャップに衝撃を受けることがあると思うのです。特に、国勢調査人口の対象に10回以上なっている方は、その衝撃が激しいものに違いありません。白桃なんかは、室蘭が香芝に抜かれた瞬間に、「今までの人生はなんだったのだろう」とショックを受けて寝込んでしまいます。(これは、少々オーバーかも)
「室蘭と香芝の地力の差は歴然である。」と言いたい方のために作成したのが「地力人口ポイント」なのです。[109390][109391]にルールというか方法を記載していますが、特定の市に依怙贔屓することなく客観的データに基づき、ただ、ただ冷静に事務的に作業を行いました。(と言いたいのですが、古い市に対してほんのチョット優遇措置をほどこしております。(-_-;)
下は、北海道のランキングですが、今後予定しています、東北、北関東、南関東、西関東、北陸・甲信、東海、近畿、中国・四国、九州・沖縄のランキングにも共通する事柄を説明致しますと、
◎順位について・・・保有ポイントが同点の場合は、基本ポイントが高い方、基本ポイントも同じ場合は、最新の推計人口の多い方、を上位にいたします。
◎「前身」と「本源因子町」について・・・1920年国調~2020年国調まで、対象とした(当時の)自治体名を「前身」として記載致します。合併によって出来た市の「前身」は、合併前の国勢調査で一番人口が多かったところ(ただし優先するのは、市>町>村)になります。例えば、名取市の場合は、東多賀村・閖上町/名取町、となります。このように「前身」は、「本源因子町(市)」と「前身因子町(市)」とが異なる場合では「前身因子町」の系譜となるのですが、前身因子町であっても、ポイントがゼロの場合は記載いたしません。名取市の「本源因子町」は増田町なのですが、閖上を増田に替えても保有ポイントは上がりません。しかし、「本源因子町」の系譜を「前身」とした方がポイントが上になるケースもあり、参考のために「本源因子町」も記載致します。
北海道「地力人口ポイント」上位10市
順位市名前身本源因子町基本ポイント調整加点調整減点保有ポイント
1位札幌札幌区156.50.3156.8
2位函館函館区129.50.2-0.5129.2
3位旭川旭川区125.50.3125.8
4位小樽小樽区118.50.3118.8
5位釧路釧路区112.01.3113.3
6位室蘭室蘭区107.01.6108.6
7位帯広帯広町帯広町101.00.3101.3
8位苫小牧苫小牧町苫小牧町96.01.697.6
9位北見野付牛町野付牛町94.00.094.0
10位岩見沢岩見沢町岩見沢町87.51.388.8
北海道の場合、【参考】に記す最新推計人口、都会度の上位10市の顔ぶれと大きくは違っておりませんが、推計人口トップ10には無い
室蘭と岩見沢が入っているのが注目されます。函館の調整減点は、亀田市を編入したことによるものです。
因みに11位以下は、11位:江別(85.6)、12位:美唄(76.1)、13位:網走(74.1)、14位:千歳(72.1)、15位:夕張(71.5)となっています。
【参考】
推計人口2023.10.01-----都会度種別ポイント
札幌1,969,918札幌大都会43.66
旭川318,824旭川B都会32.70
函館239,621函館B都会31.81
苫小牧166,891帯広C都会29.22
帯広163,644釧路C都会29.12
釧路157,283苫小牧C都会27.95
江別119,953小樽C都会27.70
北見111,882北見D都会25.55
小樽105,420室蘭D都会25.00
千歳97,857岩見沢中都市A22.85
[109401] 2023年 12月 18日(月)14:09:06白桃 さん
「地力人口ポイント」ランキング(2.東北地方)
[109397]に続いて東北地方六県77市の上位25のランキングです。
順位市名前身本源因子町基本ポイント調整加点調整減点保有ポイント
1位仙台仙台市148.00.3-0.5147.8
2位秋田秋田市120.50.0120.5
3位青森青森市青森町119.50.0119.5
4位郡山郡山町郡山町117.50.3-0.5117.3
5位山形山形市117.00.3117.3
6位盛岡盛岡市117.00.0117.0
7位八戸八戸町八戸町113.50.0-0.2113.3
8位福島福島市福島町113.00.0113.0
9位いわき平町/市平町110.00.3-2.2108.1
10位弘前弘前市107.00.0-0.3106.7
11位会津若松若松市若松町99.00.099.0
12位石巻石巻町石巻町95.50.095.5
13位米沢米沢市94.50.394.8
14位酒田酒田町酒田町94.00.094.0
15位鶴岡鶴岡町鶴岡町93.00.093.0
16位塩竈塩竈町塩竈町79.51.681.1
17位能代能代港町能代港町79.00.0-0.278.8
18位釜石釜石町釜石町77.50.3-0.377.5
19位花巻花巻川口町/花巻町里川口町・花巻川口町77.00.0-0.376.7
20位大館大館町大館町77.00.0-0.376.7
21位大崎古川町/市古川町76.00.0-0.575.5
22位宮古宮古町宮古町75.00.0-0.274.8
23位須賀川須賀川町須賀川町74.50.074.5
24位横手横手町横手町74.00.0-0.373.7
25位気仙沼気仙沼町気仙沼町74.00.0-0.373.7
【参考】に記した最新推計人口、都会度のランキングには入っていなくて、「地力人口」ランキングに顔を出すのが、塩竈、能代、釜石、宮古、気仙沼の五市で、大館も2023年10月1日現在推計人口ランキングのトップ25には入っていません。
森進一の♪「港町ブルース」二番の歌詞に登場する宮古・釜石・気仙沼に能代を加えた「白桃が応援する東北四大斜陽都市」カルテットは今にも♪「昭和枯れすすき」を歌いだしそうですが、この四市がランキングに入ったのも過去の貯金がモノをいっているのでしょう。
それにしても、塩竈が16位に来るとは、白桃も意外でした。結構、地力あるのかな?そう言えば、塩竈のお酒「浦霞」は最近トントご無沙汰です。
26位以下は、26位:一関(73.3)、27位:白河(73.3)、28位:奥州(71.2)、29位:十和田(68.7)、30位:北上(68.0)となっています。
【参考】
推計人口2023.10.01-----都会度種別ポイント
仙台1,097,814仙台大都会41.47
郡山321,674秋田B都会34.41
いわき321,486山形B都会33.46
秋田300,096盛岡B都会33.42
盛岡283,674郡山B都会32.32
福島275,414青森B都会31.32
青森264,428福島B都会31.28
山形242,260いわきB都会31.00
八戸216,050八戸B都会30.27
弘前161,998弘前B都会30.11
石巻134,163石巻D都会26.60
大崎122,965会津若松D都会26.50
鶴岡117,037鶴岡D都会25.55
会津若松112,882酒田D都会25.25
奥州108,191米沢永世都会25.00
一関105,918一関中都市A23.67
酒田95,969大崎中都市A23.52
北上92,480北上中都市A22.87
花巻90,007奥州中都市A22.81
横手80,647花巻中都市B21.83
名取78,880横手中都市B21.70
米沢78,318大館中都市B21.65
大仙73,637白河中都市B21.55
須賀川73,103天童中都市B20.81
登米72,150須賀川中都市B20.80
[109410] 2023年 12月 22日(金)07:15:41白桃 さん
「地力人口ポイント」ランキング(3.北関東)
今回は、北関東(茨城、栃木、群馬)58市の中のトップ20です。
順位市名前身本源因子町基本ポイント調整加点調整減点保有ポイント
1位宇都宮宇都宮市宇都宮町128.00.0-0.3127.7
2位前橋前橋市前橋町120.50.0120.5
3位高崎高崎市高崎町116.00.0116.0
4位水戸水戸市112.00.0112.0
5位日立日立村・町日立町106.50.0-0.2106.3
6位足利足利町足利町105.00.3105.3
7位桐生桐生町桐生町103.50.0103.5
8位伊勢崎伊勢崎町伊勢崎町95.50.0-0.295.3
9位土浦土浦町土浦町92.00.0-0.291.8
10位栃木栃木町栃木町91.00.091.0
11位太田太田町太田町88.50.088.5
12位鹿沼鹿沼町鹿沼町87.00.0-0.386.7
13位小山小山町小山町86.00.3-0.386.0
14位佐野佐野町佐野町86.00.0-0.285.8
15位古河古河町古河町80.50.0-0.380.2
16位館林館林町館林町79.00.3-0.379.0
17位筑西下館町/市下館町74.00.0-0.573.5
18位ひたちなか勝田町/市湊町・那珂湊町73.50.3-0.573.3
19位石岡石岡町石岡町70.50.070.5
20位日光今市町/市日光町70.50.0-0.869.7
【参考】に記した最新推計人口、都会度のランキングには入っていなくて、「地力人口」ランキングに顔を出すのが、ぶんぶく茶釜の館林、常府・石岡、そして、ここを訪れないうちは死ねないらしい日光の3市。2023年10月1日現在推計人口ランキングのトップ20には入っていない鹿沼、都会度においてランキング外の筑西も含めて、この5市は、ランク・インしても別に意外性のある市ではありません。と言うのも、つくば市、取手市、那須塩原市が「地力人口トップ20」にランク・インするのは「十年早い」のですから。
50年以上も前、「計量地理学者」高橋潤二郎がその著「斜陽都市」の中で、「小山は午前8時、足利は午後5時」と書きましたが、未だに足利は小山の上位にあり、桐生も伊勢崎と太田を押さえているところが「地力人口」の真髄?です。(余談ですが、フランク永井や中原理恵によると、東京、あるいは東京湾は「午前三時」とか)
20位にランク・インした中で、ひたちなか市と日光市は「本源因子町」と「前身因子町(市)」が異なっていますが、地力人口ポイントは、ルール通り、前身因子町の系譜である勝田、今市でカウントしています。(表の中で「/」は合併があったこと、「・」は改称のみ、を表しています。)
21位以下は、21位:結城(69.3)、22位:渋川(66.5)、23位:大田原(65.2)、24位:真岡(64.5)、25位:藤岡(64.5)とそんなに辛くもない小粒な都市が続いています。
【参考】
推計人口2023.10.01-----都会度種別ポイント
宇都宮513,257宇都宮A都会35.26
高崎368,945水戸B都会33.91
前橋326,904前橋B都会33.41
水戸268,231高崎B都会31.98
つくば255,807太田C都会29.55
太田221,286伊勢崎C都会29.26
伊勢崎211,001日立C都会28.30
日立166,302土浦C都会27.90
小山166,234小山D都会26.62
ひたちなか154,283栃木D都会26.51
栃木151,520つくばD都会26.50
土浦142,066佐野D都会26.41
足利139,764足利D都会26.01
古河137,715ひたちなかD都会25.96
那須塩原114,175桐生D都会25.51
佐野113,056古河中都市A24.60
取手103,680鹿沼中都市A23.86
桐生101,015取手中都市A22.71
筑西98,264那須塩原中都市B21.26
神栖94,216龍ケ崎中都市B20.90
[109436] 2023年 12月 26日(火)19:06:36【2】訂正年月日
【1】2023年 12月 26日(火)21:07:31
【2】2023年 12月 26日(火)21:16:43
白桃 さん
「地力人口ポイント」ランキング(4.南関東)
本日は、南関東(埼玉県と千葉県)77市の上位25市のランキングですが、その前に
[109391]で記述した
「調整ポイント」(2)減点③市制直後の国勢調査に減点
を追加説明と修正を行います。
③市制直後の国勢調査に減点
イ.1950年10月2日~1960年10月1日&2000年10月2日~2010年10月1日に合併を行って市制施行
・前身町(村)の人口の2倍以上→0.3ポイント
・前身町(村)の人口の3倍以上→0.5ポイント
・前身町(村)の人口の5倍以上→0.7ポイント
ロ.1950年10月1日までに合併を行って市になった→0.2ポイント
※(形式上では単独市制の池田市を含む)
ハ.1960年10月2日~2000年10月1日に合併を行って市制施行→0.3ポイント
※(形式上では単独市制の、君津市、富津市、えびの市を含む)
を以下の通り修正いたします。
・・・
③市制直後の国勢調査に減点
イ.1950年10月2日~1960年10月1日&2000年10月2日~2010年10月1日に合併を行って市制施行
・前身町(村)の1950年国調または2000年国調における人口の2倍以上→0.3ポイント
・前身町(村)の1950年国調または2000年国調における人口の3倍以上→0.5ポイント
・前身町(村)の1950年国調または2000年国調における人口の5倍以上→0.7ポイント
ロ.1950年10月1日までに合併を行って市になった→0.2ポイント
ハ.1960年10月2日~2000年10月1日に合併を行って市制施行→0.3ポイント
※(形式上では単独市制の、君津市、富津市、えびの市を含む)
・・・
ロの「※(形式上では単独市制の池田市を含む)」を削除した理由は、出雲市、倉敷市も池田市と同様に「形式上の単独市制」となるが、新設合併相手がいずれのケースも「村」であることから、複数の「町」が絡む君津市、富津市、えびの市の事例とは差別化したいためです。
では、本題に
順位市名前身本源因子町基本P調整加点調整減点保有P推計人口都会度P
1位千葉千葉町千葉町133.00.3133.32位2位
2位さいたま浦和町・市浦和町122.00.0-1.5120.51位1位
3位川口川口町川口町120.50.1-0.7119.94位4位
4位船橋船橋町船橋町118.50.3-0.2118.63位3位
5位市川市川町市川町115.00.3-0.2115.16位8位
6位川越川越町川越町112.00.3-0.2112.18位6位
7位松戸松戸町松戸町105.00.3-0.2105.15位5位
8位熊谷熊谷町熊谷町100.00.0100.017位9位
9位所沢所沢町所沢町97.50.397.89位7位
10位千代田村・柏町柏町92.50.0-0.392.27位11位
11位銚子本銚子町本銚子町89.00.3-0.289.1ランク外ランク外
12位野田野田町野田町87.00.0-0.286.822位15位
13位習志野津田沼町津田沼町84.50.384.818位25位
14位木更津木更津町木更津町83.50.3-0.283.6ランク外16位
15位草加草加町草加町83.50.3-0.383.512位14位
16位市原五井町八幡町82.50.3-0.382.511位13位
17位春日部粕壁町/春日部町粕壁町80.50.0-0.380.214位17位
18位深谷深谷町深谷町80.50.0-0.380.2ランク外ランク外
19位行田忍町忍町79.50.079.5ランク外ランク外
20位越谷越ヶ谷町/越谷町越ヶ谷町79.00.3-0.778.610位10位
21位上尾上尾町上尾町77.00.3-0.576.813位12位
22位佐倉佐倉町佐倉町76.50.3-0.376.521位21位
23位狭山入間川町入間川町75.50.3-0.375.524位ランク外
24位秩父秩父町大宮町・秩父町75.50.075.5ランク外ランク外
25位蕨町蕨町73.51.675.1ランク外ランク外
最新の推計人口、「都会度」では2位の千葉市が、さいたま市の上にきていることを訝しむ方がいるかもしれませんが、白桃の「地力人口ポイント」では現在のさいたま市の過去をただ単に辿るのではなく、浦和町→浦和市→さいたま市の人口をポイント化しています。ですから、大宮、与野、岩槻などの過去の人口は無視している為、このようになるのは当然で、致し方ありません。
熊谷が8位にあり、「推計人口」「都会度」がともにランク外の銚子、深谷、行田、秩父がはいってくるのも「地力人口」ゆえんであります。
26位以下は、26位:飯能(99.0)、27位:本庄(95.2)、28位:香取(90.7)、29位:浦安(90.6)、30位:館山(90.1)
【参考】
推計人口2023.10.01-----都会度種別ポイント
さいたま1344850さいたま大都会40.55
千葉979532千葉A都会37.98
船橋647105船橋B都会33.22
川口 592656川口 B都会33.02
松戸497444松戸B都会31.31
市川497394川越B都会31.01
434031所沢B都会30.76
川越354205市川B都会30.22
所沢341901熊谷C都会28.98
越谷340008越谷C都会28.86
市原264140C都会28.16
草加249313上尾D都会27.26
上尾227912市原D都会27.01
春日部227108草加D都会26.70
流山211160野田D都会26.60
八千代203286木更津D都会26.55
熊谷191173春日部D都会26.25
習志野176105成田D都会26.06
浦安171628流山D都会25.16
新座165678浦安D都会25.00
佐倉165272佐倉中都市A24.87
野田152011新座中都市A24.85
久喜148737八千代中都市A24.50
狭山147656戸田中都市A24.05
入間143322習志野中都市A24.01
[109454] 2023年 12月 29日(金)16:35:33白桃 さん
「地力人口ポイント」ランキング(5.西関東)
東京都と神奈川県を「西関東」という名称で括っていますが、「西関東」で思い出すのは、白桃が小学生~大学生の頃、高校野球で埼玉県と山梨県の代表が「西関東大会」で甲子園出場をかけて争っていたことです。
トップ20に東京特別区を加えたランキングは以下の通りです。
順位市名前身本源因子町基本P調整加点調整減点保有P推計人口都会度P
東京東京市/特別区209.01.6-0.3210.3
1位横浜横浜市181.51.6183.11位1位
2位川崎川崎町川崎町151.51.6-0.2152.92位2位
3位横須賀横須賀市横須賀町133.51.6135.17位6位
4位八王子八王子市八王子町123.50.3123.84位3位
5位藤沢藤沢町藤沢大坂町113.50.3-0.3113.55位5位
6位平塚平塚町平塚町105.50.3105.89位7位
7位鎌倉鎌倉町鎌倉町102.01.6-0.2103.420位12位
8位相模原上溝町/相模原町上溝町102.01.3103.33位4位
9位小田原小田原町小田原町103.00.3-0.2103.118位11位
10位茅ヶ崎茅ヶ崎町茅ヶ崎町101.00.3101.310位16位
11位武蔵野武蔵野村・町武蔵野町93.01.694.6ランク外14位
12位三鷹三鷹村・町三鷹町92.51.694.116位18位
13位町田町田町町田町94.00.3-0.593.86位10位
14位府中府中町府中駅・町93.50.393.88位13位
15位立川立川町立川町92.00.492.419位9位
16位調布調布町調布町86.50.386.811位15位
17位小平小平村・町小平町83.01.684.615位ランク外
18位秦野秦野町秦野町82.50.3-0.382.5ランク外ランク外
19位東村山東村山村・町東村山町79.51.681.1ランク外ランク外
20位大和大和村・町大和町80.50.3-0.380.512位17位
特別に驚くほどの事でもないのですが、横須賀、鎌倉、武蔵野、三鷹などが上位に食い込むのに対して、政令市の相模原が8位に甘んじ、保谷→西東京、厚木が20位までに顔を出さないのが「地力人口」ならではの話です。
「推計人口」あるいは「都会度」で20傑に入っているところでは、日野(79.8)が「地力人口ポイント」21位、厚木(78.8)が22位、青梅(78.8)が23位、西東京(73.8)が26位となっています。
【参考】
推計人口2023.10.01-----都会度種別ポイント
東京特別区9,783,988東京51.51
横浜3,771,766横浜大都会45.99
川崎1,545,604川崎A都会38.11
相模原725,087八王子B都会34.08
八王子578,396相模原B都会33.41
藤沢443,986藤沢B都会31.33
町田432,564横須賀B都会31.31
横須賀375,424平塚C都会29.85
府中262,724厚木C都会29.75
平塚258,463立川C都会28.48
茅ヶ崎245,534町田C都会28.11
調布243,798小田原C都会27.98
大和243,252鎌倉C都会27.88
厚木224,058府中C都会27.86
西東京207,637武蔵野D都会27.21
小平200,590調布D都会26.90
三鷹195,464茅ヶ崎D都会26.55
日野190,944大和D都会25.85
小田原186,338三鷹D都会25.65
立川184,852西東京D都会25.50
鎌倉171,600青梅中都市A24.99
[109456] 2023年 12月 30日(土)07:17:16【1】訂正年月日
【1】2023年 12月 30日(土)07:26:13
白桃 さん
「地力人口ポイント」ランキング(6.北陸甲信)=年末ジャンボ宝くじクイズ付
北陸甲信(新潟、富山、石川、福井、山梨、長野)6県82市の「地力人口ポイント」トップ25市は以下の通りです。
順位市名前身本源因子町基本P調整加点調整減点保有P推計人口都会度P
1位新潟新潟市136.00.0-1.5134.51位1位
2位金沢金沢市133.50.3133.82位2位
3位富山富山市126.50.0126.53位3位
4位長野長野市長野町122.50.0-0.5122.04位4位
5位福井福井市117.50.0117.56位5位
6位甲府甲府市116.00.0116.08位6位
7位松本松本市松本町114.50.0114.57位7位
8位高岡高岡市110.50.0-0.3110.210位9位
9位長岡長岡市長岡町110.50.0-0.5110.05位8位
10位上田上田市上田町96.00.096.011位10位
11位上越高田市高田町96.50.0-1.095.59位11位
12位小松小松町小松町91.00.3-0.291.113位13位
13位三条三条町三条町89.50.089.518位12位
14位新発田新発田町新発田町86.50.086.517位15位
15位飯田飯田町飯田町86.00.0-0.285.815位14位
16位柏崎柏崎町柏崎町83.50.083.522位18位
17位岡谷平野村83.00.383.3ランク外ランク外
18位越前武生町/市武生町82.00.0-0.281.821位19位
19位敦賀敦賀町敦賀町80.00.3-0.280.1ランク外17位
20位諏訪上諏訪町上諏訪町75.00.3-0.275.1ランク外23位
21位伊那伊那町伊那町75.00.075.0ランク外ランク外
22位射水新湊町//新湊市新湊町73.00.0-0.372.719位16位
23位氷見氷見町氷見町72.00.3-0.372.0ランク外ランク外
24位須坂須坂町須坂町71.00.371.3ランク外ランク外
25位七尾七尾町七尾町70.50.0-0.270.3ランク外24位
新潟市と金沢市の差が予想していたより小さいのですが、上位10市ぐらいまでの並びは、いたって順調?「無風選挙区」であります。
下位も入っていても全然不思議でない市ばかりですが、岡谷、伊那、氷見、須坂は、最新「推計人口」・「都会度」ともに26位以下
になっています。
また、最新「推計人口」・「都会度」ともに25位までにランク・インしている燕市(燕町)の「地力人口ポイント」は62.7で28位、佐久市(岩村田町/浅間町)は62.7ポイントで30位、白山市(松任町/市)は59.0ポイントでナント39位となっています。

今日は、今年最後の駐輪場の仕事がありますが、その時間までに十分余裕があり、クイズを出させていただきます。
正解者は年末ジャンボ宝くじ(ただし、来年の)を久慈市にてご自分のお金で購入することができます。
【問題】
北陸甲信82市の中で、
五泉市、佐渡市、甲州市、北杜市
は或る事柄が共通していますが、その事柄が共通する市が上表(「地力人口ポイント」ランキング)の中にもう一市あります。
その市とはドコでしょうか
(開く)ヒント

【参考】
推計人口2023.10.01都会度種別ポイント
1新潟7723881新潟A都会39.07
2金沢4577172金沢A都会36.06
3富山4065473富山B都会34.51
4長野3647124長野B都会34.33
5長岡2587775福井B都会33.67
6福井2567066甲府B都会31.85
7松本2385597松本B都会31.61
8甲府1874578長岡B都会30.27
9上越1818099高岡C都会29.62
10高岡16163710上田C都会27.78
11上田15115811上越C都会27.66
12白山10948612三条D都会25.71
13小松10471513小松D都会25.50
14佐久9740814飯田中都市A24.60
15飯田9485115新発田中都市A23.80
16安曇野9327616射水中都市A23.26
17新発田9161117敦賀中都市A23.00
18三条9122918柏崎中都市A22.75
19射水8931919越前中都市A22.66
20坂井8660820白山中都市A22.60
21越前7802621中都市B21.01
22柏崎7730322佐久中都市B20.97
23甲斐7582723諏訪中都市B20.40
247518824七尾中都市B20.20
25南アルプス6963825鯖江中都市B20.11
[109857] 2024年 1月 15日(月)11:27:09白桃 さん
「地力人口ポイント」ランキング(7.東海)
東海四県(岐阜・静岡・愛知・三重)96市の「地力人口ポイント」トップ30は以下の通りです。
順位市名前身本源因子町基本P調整加点調整減点保有P推計人口都会度P
1位名古屋名古屋市なし182.50.3-0.5182.31位1位
2位浜松浜松市浜松町136.00.0-1.0135.02位3位
3位静岡静岡市なし135.00.0-1.0134.03位2位
4位岐阜岐阜市なし130.50.0130.55位4位
5位豊橋豊橋市豊橋町127.00.3127.38位7位
6位岡崎岡崎市岡崎町120.00.0120.06位9位
7位四日市四日市市四日市町118.50.0118.510位8位
8位一宮一宮町一宮町116.00.0-0.8115.27位11位
9位沼津沼津町沼津町110.50.0-0.2110.316位13位
10位津市なし109.00.0-0.5108.511位6位
11位大垣大垣市大垣町102.00.0102.019位16位
12位豊田挙母町・市挙母町101.00.0-0.3100.74位5位
13位伊勢宇治山田市宇治山田町100.50.0100.530位20位
14位春日井勝川町勝川町97.50.3-0.297.69位14位
15位瀬戸瀬戸町瀬戸町95.50.395.828位29位
16位松阪松阪町松阪町95.50.095.520位18位
17位半田半田町亀崎町91.51.6-0.292.9ランク外22位
18位安城安城町安城町92.50.392.814位15位
19位富士宮大宮町大宮町92.00.0-0.291.829位27位
20位三島三島町三島町90.00.3-0.290.1ランク外26位
21位桑名桑名町桑名町89.50.089.525位24位
22位焼津焼津町焼津町89.00.0-0.388.726位23位
23位鈴鹿白子町白子町87.50.3-0.287.613位17位
24位西尾西尾町西尾町86.00.1-0.385.817位ランク外
25位刈谷刈谷町刈谷町85.50.385.821位11亥
26位富士吉原町/市吉原町86.50.0-1.385.212位12位
27位豊川豊川町牛久保町85.00.0-0.284.815位25位
28位島田島田町島田町84.00.084.0ランク外ランク外
29位多治見多治見町多治見町82.00.082.0ランク外28位
30位伊賀上野町/市上野町81.00.0-0.280.8ランク外ランク外
30位まではどこも一度は10万人を記録している市であり、驚くことはありません。強いて触れるならば、島田と伊賀は2023年10月1日現在推計人口と「都会度」のランキングにおいて31位以下となっております。また、「昭和の大合併期」以降に誕生した市として、
豊田は相模原に次いで第2位、安城は7位となっています。
なお、最新「推計人口」・「都会度」ともに30位までにランク・インしている磐田市(中泉町/磐田町)の「地力人口ポイント」は80.5で33位、小牧市(小牧町)は79.8ポイントで35位となっています。
【参考】
推計人口2023.10.01-----都会度種別ポイント
1名古屋2,326,6831名古屋大都会45.11
2浜松779,7802静岡A都会37.81
3静岡677,2863浜松A都会36.11
4豊田416,1274岐阜B都会34.81
5岐阜396,1305豊田B都会33.21
6岡崎381,8936B都会32.31
7一宮374,4797豊橋B都会31.99
8豊橋365,3468四日市B都会31.41
9春日井305,3199岡崎B都会30.81
10四日市301,95610一宮B都会30.46
11269,64511刈谷C都会29.76
12富士241,10312富士C都会29.52
13鈴鹿192,20113沼津C都会29.35
14安城186,30314春日井C都会29.26
15豊川184,24515安城C都会28.32
16沼津183,89016大垣C都会28.26
17西尾167,90717鈴鹿C都会27.51
18磐田164,11518松阪D都会27.26
19大垣155,75219小牧D都会27.02
20松阪154,54720伊勢D都会26.86
21刈谷153,59921磐田D都会26.80
22小牧146,35222半田D都会26.51
23各務原142,40323焼津D都会26.10
24藤枝138,43824桑名D都会25.61
25桑名136,13925豊川D都会25.46
26焼津134,19926三島D都会25.33
27稲沢132,13327富士宮D都会25.25
28瀬戸126,22928多治見D都会25.20
29富士宮124,98929瀬戸中都市A24.99
30伊勢118,88430東海中都市A24.99
[109875] 2024年 1月 18日(木)22:17:56白桃 さん
「地力人口ポイント」ランキング(8.近畿)
近畿2府4県111市の「地力人口ポイント」ランキングトップ35は以下の通りです。
順位市名前身本源因子町基本P調整加点調整減点保有P推計人口都会度P
1位大阪大阪市192.00.3192.31位1位
2位京都京都市172.00.0-0.5171.53位2位
3位神戸神戸市170.00.3170.32位3位
4位堺市143.00.0143.04位4位
5位尼崎尼崎市尼ヶ崎町131.51.6-0.5132.68位8位
6位和歌山和歌山市131.50.3131.814位6位
7位姫路姫路市129.50.0-0.5129.05位5位
8位西宮西宮町西宮町123.50.3-0.3123.57位9位
9位東大阪布施町/市布施町122.00.5-1.2121.36位11位
10位奈良奈良市奈良町118.50.0118.512位7位
11位大津大津市大津町114.00.0-0.3113.715位12位
12位吹田吹田町吹田町112.50.3-0.2112.610位10位
13位明石明石市明石町111.50.3111.816位16位
14位豊中豊中村・町豊中町111.50.3-0.2111.69位14位
15位岸和田岸和田町岸和田町107.01.6108.623位21位
16位高槻高槻町高槻町100.00.3100.313位15位
17位枚方枚方町枚方町99.00.399.311位13位
18位八尾八尾町八尾町97.50.3-0.297.618位17位
19位加古川加古川町加古川町96.50.3-0.296.619位19位
20位伊丹伊丹町伊丹町96.00.0-0.295.822位20位
21位池田池田町池田町90.01.691.6ランク外28位
22位茨木茨木町茨木町91.00.3-0.291.117位18位
23位守口守口町守口町90.00.3-0.290.128位24位
24位寝屋川九箇荘村/寝屋川町九箇荘町89.50.4-0.389.620位22位
25位彦根彦根町彦根町89.50.3-0.289.635位23位
26位舞鶴新舞鶴町/東舞鶴市舞鶴町89.50.3-1.288.6ランク外ランク外
27位芦屋精道村86.01.687.6ランク外ランク外
28位宝塚小浜村宝塚町87.00.3-0.586.821位31位
29位川西川西村・町川西町83.50.383.826位ランク外
30位貝塚貝塚町貝塚町82.01.683.6ランク外ランク外
31位泉佐野佐野町佐野町83.00.383.3ランク外25位
32位宇治宇治町宇治町82.00.3-0.382.025位27位
33位長浜長浜町長浜町79.51.3-0.280.6ランク外33位
34位福知山福知山町福知山町80.50.080.5ランク外35位
35位和泉伯太村/和泉町和泉町80.00.3-0.579.824位32位
大阪がダントツのトップ、京都が神戸をかわして2位、少し差が開いて4位に堺、ここまでは想定内というか常識の範囲ですが、5位に尼崎は、やはり来たか、というちょっとした驚きがあります。岸和田も高槻や枚方を上回っているのは注目に値します。
推計人口と都会度において36位以下となっているのが、舞鶴、芦屋、貝塚の3市ですが、この3市は1950年までの人口が多かったことでランク・インしております。
対照的にランク外になっているのが、橿原(43位:72.8)、草津(50位:68.5)、門真(53位:68.3)などで、これらの市は、1950年までの人口が少なかったことが響いています。
【参考】
推計人口2023.10.01-----都会度種別ポイント
1大阪2,770,5201大阪大都会47.66
2神戸1,499,8872京都大都会44.59
3京都1,443,4863神戸大都会43.45
4812,0274A都会37.04
5姫路522,3285姫路A都会35.23
6東大阪486,2556和歌山B都会34.36
7西宮483,7577奈良B都会32.91
8尼崎454,6768尼崎B都会32.51
9豊中399,1799西宮B都会32.36
10吹田392,53610吹田B都会32.04
11枚方392,25611東大阪B都会31.38
12奈良349,77412大津B都会31.12
13高槻348,80913枚方B都会30.75
14和歌山348,44614豊中B都会30.72
15大津345,05015高槻B都会30.66
16明石305,88016明石B都会30.63
17茨木290,07417八尾C都会29.42
18八尾260,13418茨木C都会29.38
19加古川256,48319加古川C都会28.80
20寝屋川225,07820伊丹C都会28.61
21宝塚222,29621岸和田C都会27.61
22伊丹196,25022寝屋川D都会27.10
23岸和田186,01123彦根D都会26.16
24和泉181,98724守口D都会25.89
25宇治175,71925泉佐野D都会25.45
26川西150,08526草津D都会25.40
27草津147,65127宇治D都会25.00
28守口140,59328池田D都会25.00
29箕面137,41629富田林中都市A24.55
30橿原118,98130門真中都市A24.53
31大東116,30131宝塚中都市A24.36
32門真116,21032和泉中都市A24.35
33松原115,33133長浜中都市A23.85
34生駒114,98734橿原中都市A23.81
35彦根112,31035福知山中都市A23.75
[109926] 2024年 1月 26日(金)09:00:15白桃 さん
「地力人口ポイント」ランキング(9.中国四国)
中国・四国9県92市の「地力人口ポイント」ランキングトップ30は以下の通りです。
順位市名前身本源因子町基本P調整加点調整減点保有P推計人口都会度P
1位広島広島市なし151.50.0151.51位1位
2位岡山岡山市なし137.00.0-0.5136.52位2位
3位松山松山市なし129.00.0-0.5128.53位3位
4位呉市和庄町127.00.0-0.2126.810位13位
5位高知高知市なし126.00.3126.37位5位
6位高松高松市なし125.50.0125.56位4位
7位下関下関市なし124.00.0124.09位10位
8位徳島徳島市なし120.50.3120.88位7位
9位福山福山市福山町116.50.0-0.5116.05位8位
10位宇部宇部村なし112.00.0112.016位18位
11位倉敷倉敷町倉敷町111.00.0-1.3109.74位6位
12位松江松江市なし104.50.0104.511位9位
13位今治今治市今治町102.00.0-0.2101.818位14位
14位鳥取鳥取市なし101.50.0101.514位11位
15位山口山口町山口町99.50.0-0.599.013位12位
16位防府防府町防府町96.50.3-0.296.624位21位
17位米子米子町米子町96.00.096.017位15位
18位周南徳山町・市徳山町95.00.0-0.894.219位17位
19位尾道尾道市尾道町94.00.0-0.593.520位19位
20位岩国麻里布村・町岩国町91.00.0-0.290.821位20位
21位津山津山町津山町90.50.0-0.290.327位25位
22位新居浜新居浜町新居浜町90.00.0-0.289.823位23位
23位宇和島宇和島町宇和島町88.00.0-0.287.8ランク外28位
24位丸亀丸亀市丸亀町86.00.086.025位22位
25位三原三原町三原町85.50.0-0.285.328位27位
26位出雲今市町平田町80.50.0-0.580.015位16位
27位西条西条町西条町80.00.0-1.278.826位26位
28位坂出坂出町坂出町78.00.3-0.278.1ランク外ランク外
29位玉野日比町日比町77.50.3-0.277.6ランク外ランク外
30位山陽小野田小野田町/市小野田町76.51.3-0.277.6ランク外ランク外
概ね予想通りの順位となっているのですが、その中にあって、呉の4位、宇部の10位が注目されます。
「昔取った杵柄」でもありませんが、坂出、玉野、山陽小野田が辛うじてランク・インしているのとは対照的に、東広島(40位:61.7)、四国中央(49位:54.5)、廿日市(50位:50.5)がトップ30から外れています。
【参考】
---推計人口2023.10.01---都会度種別ポイント
1広島1,185,5051広島  大都会41.70
2岡山715,7402岡山A都会39.53
3松山502,3873松山A都会36.07
4倉敷469,2014高松B都会34.84
5福山452.4995高知B都会33.36
6高松411,2886倉敷B都会32.77
7高知317,9017徳島B都会32.50
8徳島247,4418福山B都会32.33
9下関244,4709松江B都会31.41
10202,10510下関B都会31.21
11松江199,02311鳥取B都会30.82
12東広島198,06512山口C都会29.76
13山口191,03313C都会29.00
14鳥取184,13214今治C都会27.60
15出雲170,92715米子D都会27.37
16宇部158,12416出雲D都会27.36
17米子145,12117周南D都会26.67
18今治145,11318宇部D都会26.55
19周南132,76919尾道D都会26.46
20尾道125,17920岩国D都会25.91
21岩国124,00321防府D都会25.40
22廿日市113,22722丸亀D都会25.35
23新居浜112,19123新居浜D都会25.25
24防府112,17124東広島中都市A24.99
25丸亀108,11625津山中都市A24.15
26西条101,24026西条中都市A23.95
27津山96,41427三原中都市A23.89
28三原86,55628宇和島中都市A23.10
29四国中央79,50329四国中央中都市B22.05
30総社69,25030廿日市中都市B21.81
[109930] 2024年 1月 28日(日)03:44:23白桃 さん
「地力人口ポイント」ランキング(10.九州沖縄)
九州・沖縄119市の「地力人口ポイント」ランキングトップ35は以下の通りです。
順位市名前身本源因子町基本P調整加点調整減点保有P推計人口都会度P
1位福岡福岡市なし155.50.3155.81位1位
2位北九州八幡市小倉町150.00.3-2.0148.32位3位
3位熊本熊本市なし140.00.0-0.3139.73位2位
4位鹿児島鹿児島市なし137.50.2-0.5137.24位4位
5位長崎長崎市なし135.00.0135.07位5位
6位佐世保佐世保市なし125.00.0125.010位11位
7位大分大分市大分町121.00.0-0.5120.55位7位
8位久留米久留米市なし119.50.0119.59位10位
9位那覇那覇区なし119.50.3-1.5118.38位6位
10位宮崎宮崎町宮崎町118.00.0-0.2117.86位8位
11位大牟田大牟田市大牟田町114.51.6116.124位14位
12位佐賀佐賀市なし108.00.0108.011位9位
13位別府別府町別府町102.50.3102.820位13位
14位都城都城町都城町101.50.0101.512位12位
15位延岡延岡町延岡町94.00.094.021位18位
16位飯塚飯塚町飯塚町92.00.092.016位17位
17位八代八代町八代町90.00.0-0.289.818位15位
18位唐津唐津町唐津町89.00.089.022位20位
19位鹿屋鹿屋町鹿屋町88.50.0-0.288.329位23位
20位諫早諫早町諫早町85.51.3-0.286.614位16位
21位薩摩川内隈之城村/川内町・市川内町84.00.084.032位26位
22位田川伊田町後藤寺町83.50.3-0.283.6ランク外ランク外
23位中津中津町中津町83.00.083.033位24位
24位直方直方町直方町82.00.382.3ランク外29位
25位荒尾荒尾町荒尾町79.00.3-0.279.1ランク外ランク外
26位大村大村町大村町77.01.6-0.278.431位19位
27位うるま具志川村・市なし77.01.3-0.577.815位21位
28位沖縄越来村・コザ市なし76.50.677.113位30位
29位日田日田町隈町75.00.0-0.274.8ランク外ランク外
30位宜野湾宜野湾村なし73.01.674.628位34位
31位佐伯佐伯町佐伯町74.50.0-0.274.3ランク外35位
32位小林小林町小林町72.01.373.3ランク外ランク外
33位浦添浦添村なし71.01.672.619位22位
34位中間長津村・・中間町長津町・中間町70.01.671.6ランク外ランク外
35位日向富高村・町/富島町細島町70.00.070.0ランク外33位
第一回国勢調査で10万人を超えていた鹿児島は、予測していた通り「地力人口ポイント」が高く、新潟、浜松、静岡、岡山など政令市を上回っています。また、「戦前」(この言葉、これから先のいつの時代まで通用するのだろう?)から人口集積があった佐世保、大牟田も当然ながら上位にきています。「推計人口」「都会度」の両方においてトップ35から外れているが、「地力人口ポイント」にランク・インしているのが、田川、荒尾、日田、小林、中間の5市ですが、その中で特筆に値する?のは小林で、73.3は、国勢調査史上一度も5万人を超えていない市の「地力人口ポイント」最高を記録しています。(同類の市で70ポイント越えは、洲本:71.5、奄美:70.0)
これら5市と対照的に、「推計人口」「都会度」の両方においてトップ35に入っていながら、「地力人口ポイント」の35から外れているのが、鳥栖(37位:69.5)、筑紫野(47位:64.3)、春日(55位:62.1)、霧馬山、いや国分改め霧島(59位:59.7)、大野城(60位:59.1)です。
【参考】
---推計人口2023.10.01---都会度種別ポイント
1福岡1,642,5711福岡大都会43.23
2北九州916,2412熊本A都会38.82
3熊本738,0203北九州A都会37.08
4鹿児島587,0494鹿児島A都会36.26
5大分472,6065長崎B都会34.83
6宮崎397,2586那覇B都会34.62
7長崎393,5977大分B都会33.85
8那覇312,4338宮崎B都会33.17
9久留米300,2409佐賀B都会32.52
10佐世保233,59810久留米B都会32.13
11佐賀229,84011佐世保B都会30.00
12都城158,11412都城C都会28.15
13沖縄141,93313別府D都会26.55
14諫早131,73314大牟田D都会26.37
15うるま126,60715八代D都会26.36
16飯塚123,85416諫早D都会26.23
17霧島122,44217飯塚D都会25.15
18八代119,33018延岡D都会25.15
19浦添115,66619大村中都市A24.38
20別府113,37320唐津中都市A24.20
21延岡113,36721うるま中都市A24.15
22唐津113,01222浦添中都市A23.86
23春日110,09223鹿屋中都市A23.50
24大牟田106,02424中津中都市A23.50
25筑紫野105,39225筑紫野中都市A22.51
26大野城103,33926薩摩川内中都市B22.42
27糸島100,13127大野城中都市B22.41
28宜野湾100,03228鳥栖中都市B22.01
29鹿屋98,59429直方中都市B21.86
30宗像97,07530沖縄中都市B21.82
31大村96,57931春日中都市B21.81
32薩摩川内90,38032霧島中都市B21.54
33中津81,72333日向中都市B21.50
34姶良76,93534宜野湾中都市B21.05
35鳥栖74,80535佐伯中都市B20.65
[109931] 2024年 1月 28日(日)06:59:40白桃 さん
小林・千歳(隠れ姉妹都市)の「地力人口ポイント」比較(超難問付)
「隠れ姉妹都市」間の「地力人口ポイント」差が二番目に接近しているのが、宮崎県小林市と北海道千歳市です。その詳細は、次の通りです。
国勢調査年小林市名称人口基本P加点保有P千歳市名称人口基本P加点保有P
1920年第1期小林町23,2173.50.03.5第1期千歳村5,3661.00.01.0
1925年小林町25,3923.50.03.5千歳村5,2521.00.01.0
1930年小林町28,3563.50.03.5千歳村5,2751.00.01.0
1935年小林町29,8453.50.03.5千歳村6,5571.00.01.0
1940年小林町30,0414.00.04.0千歳村10,5122.00.02.0
1947年小林町38,9684.00.04.0千歳町14,8162.50.02.5
1950年小林市41,4104.50.04.5千歳町20,0303.50.03.5
1955年小林市44,3304.50.04.5千歳町42,3174.50.04.5
1960年第2期小林市43,8943.50.13.6第2期千歳市44,5223.50.13.6
1965年小林市41,9223.50.13.6千歳市51,2434.00.14.1
1970年小林市38,6743.00.13.1千歳市56,1184.00.14.1
1975年小林市38,3253.00.13.1千歳市61,0314.00.14.1
1980年小林市40,0333.50.13.6千歳市66,7884.00.14.1
1985年小林市40,9763.50.13.6千歳市73,6104.50.14.6
1990年小林市41,0483.50.13.6千歳市78,9464.50.14.6
1995年小林市40,8403.50.13.6千歳市84,8664.50.14.6
2000年小林市40,3463.50.13.6千歳市88,8974.50.14.6
2005年小林市38,9233.00.13.1千歳市91,4374.50.14.6
2010年第3期小林市48,2702.50.12.6第3期千歳市93,6044.00.24.2
2015年小林市46,2212.50.12.6千歳市95,6484.00.24.2
2020年小林市43,6702.50.12.6千歳市97,9504.00.24.2
72.01.373.370.51.672.1
私にとって小林市は、通過したか、しなかったか判然としない市なのです。市名も平凡ですが、力士で言えば錦木のように地味ですが結構、地力があるのです。なにせ千歳より「地力」が上なのですから。もっとも、次回国勢調査で逆転されることが目に見えていますけど…。また、小林は千葉県旭市(地力P:55.2)とも「隠れ姉妹都市」を締結しております。
この他いくつかの「隠れ姉妹都市」の「地力人口ポイント」を明示しますと、
宮城県栗原市(33.8)/愛知県小牧市(79.8)、山梨県大月市(47.8)/岩手県宮古市(74.8)、愛知県瀬戸市(95.8)/埼玉県朝霞市(64.8)、石川県小松市(91.1)/群馬県みどり市(笠懸流れ:31.7・大間々流れ:39.2)、新潟県加茂市(61.3)/栃木県さくら市(44.5)、長野県松本市(114.5)/愛媛県伊予市(47.0)、大阪府和泉市(79.8)/佐賀県多久市(39.8)
となっています。(  )内数字は「地力人口」ポイントです。
さてここで、(白桃市町村人口研究所を知らないと)東大生でも絶対解けない超難問です。
問題
冒頭で小林と千歳の「地力人口ポイント」差が
二番目に接近している
と書きましたが、一番接近している「隠れ姉妹都市」は何所と何所でしょう。
第一ヒント:ポイント差は、70.0…69.3で僅か0.7ポイント
第二ヒント:姉は鹿児島県、妹は茨城県です
(開く)第三ヒント(これを見ればおしめいよ)なんで、なるべく見ないように
なお、「隠れ姉妹都市」関係については、国会図書館に行っても調べることはできません。[49973]千本桜さん、[50215]グリグリさん、他をご参照ください。
[109935] 2024年 1月 30日(火)10:09:43白桃 さん
「平成の大合併期」以降に誕生した市の「地力人口ポイント」ランキング
[109914]白桃
瀬川三恵子(ちあきなおみ)さんによると、
X+Y=LOVE
になるのですが、白桃の珍次方程式では
X田町+YX町=XY市
が成立します。
では、YX=8,398のとき、XYはいくらでしょう?というのが簡単な算数問題です。
◎ヒントにならないヒント
XYは、「平成の大合併期」以降に誕生した市の中で、最も地力人口ポイントが高い市です。
答えは、XY=26,298
X=宮、Y=若で、宮田町+若宮町=宮若市
旧)若宮町の人口が8,398人というのは2020年国勢調査、ですから、宮若市の人口が26,298人という甚だ馬鹿々々しい問題でした。
出題の意図ですが、「地力人口」は、国勢調査において万遍なく多くの人口を記録している事はもちろん、特に「昭和の大合併期」以前の国調人口がカギとなっていることが案外多い、という事を言いたかったからです。
下表は「平成の大合併期」以降に誕生した市の「地力人口ポイント」トップ20とボトム20です。筑豊炭田全盛期に多くの人口を抱えていた宮田を前身とする宮若市は結構上位にくるとは予測していたものの、第1位になるとは、私自身驚いています。
なお、ボトム20ですが、そっくりそのまま、全市ランキングのボトム20となっています。
トップ20市名前身基本P保有Pボトム20市名前身基本P保有P
1宮若宮田村・町60.060.01本巣糸貫町13.012.7
2田原田原町58.058.02西海亀岳村/西彼村・町14.013.5
3みやま瀬高町55.055.03北杜日野春村/長坂町14.013.5
4曽於末吉村・町54.055.04由布挾間町15.014.7
5北斗上磯町54.554.55香南野市町15.515.2
6姶良帖佐村・町/姶良町53.553.56中央田富村・町15.516.3
7甲賀水口町52.552.27安芸高田吉田町17.016.7
8志布志志布志町49.550.88いなべ大安町18.518.0
9牧之原相良町50.550.59にかほ象潟町18.518.2
10豊見城豊見城村48.049.610美作美作町18.518.2
11神栖軽野村/神栖村・町49.549.511米原山東町19.018.5
12あま甚目寺村・町48.549.512山県高富町19.019.0
13富里富里村・町46.548.113かほく宇ノ気村・町20.019.7
14南魚沼六日町48.047.714雲仙多比良町/国見町20.520.0
15南九州川辺村・町48.047.715壱岐武生水町/郷ノ浦町21.521.2
16那珂菅谷町/那珂町46.046.016阿波林町/阿波町21.521.2
17胎内中条町45.545.517稲敷江戸崎町21.521.2
18みよし三好村・町44.045.518赤磐高陽村/山陽町21.521.5
19大網白里白里村・町/大網白里町45.045.319南城佐敷村・町21.521.8
20日置中伊集院村・伊集院町45.044.720下野薬師寺村/南河内村・町22.522.2
[110012] 2024年 2月 9日(金)18:58:53白桃 さん
「地力人口」ポイント(ファイナル・全国ランキング)
「地力人口」シリーズの最終回として、全国の市「トップ30」と「ボトム30」を掲載します。
その前に、修正と補足を
[109390]
三つの時期に分類するのですが、市によって「期」の区切りが異なります。
第1期国勢調査年:1920年~(A)1950年 or (B)1955年
第2期国勢調査年:(A)1955年 or (B)1960年~(C)2000年 or (D)2005年
第3期国勢調査年:(C)2005年 or (D)2010年~
(A)を適用する市は
・「昭和の大合併前期」(1950年10月2日~1955年10月1日)に合併が有った
(B)を適用する市は
・「昭和の大合併前期」に合併が無く、「昭和の大合併後期」(1955年10月2日~1960年10月1日)に合併が有った
・「昭和の大合併期」(1950年10月2日~1960年10月1日)に合併が行われなかった
(C)を適用する市は
・「平成の大合併前期」(2000年10月2日~2005年10月1日)に合併が有った
(D)を適用する市は
・「平成の大合併前期」に合併が無く、「平成の大合併後期」(2005年10月2日~2010年10月1日)に合併が有った
・「平成の大合併期」(2000年10月2日~2010年10月1日)に合併が行われなかった
を、次の二市について微修正しました。
特例として
京丹後市(網野町/京丹後市)
第1期国勢調査年:1920年~1947年
第2期国勢調査年:1950年~2000年
第3期国勢調査年:2005年~
丹波篠山市(篠山町/篠山市・丹波篠山市)
第1期国勢調査年:1920年~1950年
第2期国勢調査年:1955年~1995年
第3期国勢調査年:2000年~
※補足事項
沖縄県に関して:1947年には「本土」の国勢調査に相当する人口調査が行われていないので、1950年の「人口統計」の数字をそのまま適用しています。
さて、トップ30とボトム30ですが、「トップ30」には政令市ではない鹿児島、横須賀、長崎、金沢、尼崎などが上位に食い込んでいるのが目立ちます。因みに、さいたま市は43位、相模原市は96位です。
「ボトム30」については、先に申し上げたようにすべて「平成の大合併期」以降に誕生した市ですが、「ボトム20」にしとけば良かったと後悔しています。(笑)
※保有P(ポイント)が同数の場合は、基本ポイントを優先、基本ポイントも同数の場合は最新推計人口(2024年1月1日現在)を優先しています。
トップ30市名基本P調整加点調整減点保有Pボトム30市名基本P調整加点調整減点保有P
1大阪192.00.3192.31本巣13.00.0-0.312.7
2横浜181.51.6183.12西海14.00.0-0.513.5
3名古屋182.50.3-0.5182.33北杜14.00.0-0.513.5
4京都172.00.0-0.5171.54由布15.00.0-0.314.7
5神戸170.00.3170.35香南15.50.0-0.315.2
6札幌156.50.3156.86中央15.50.816.3
7福岡155.50.3155.87安芸高田17.00.0-0.316.7
8川崎151.51.6-0.2152.98いなべ18.50.0-0.518.0
9広島151.50.0151.59にかほ18.50.0-0.318.2
10北九州150.00.3-2.0148.310美作18.50.0-0.318.2
11仙台148.00.3-0.5147.811米原19.00.0-0.518.5
12143.00.0143.012山県19.00.019.0
13熊本140.00.0-0.3139.713かほく20.00.0-0.319.7
14鹿児島137.50.2-0.5137.214雲仙20.50.0-0.520.0
15岡山137.00.0-0.5136.515壱岐21.50.0-0.321.2
16横須賀133.51.6135.116阿波21.50.0-0.321.2
17浜松136.00.0-1.0135.017稲敷21.50.0-0.321.2
18長崎135.00.0135.018赤磐21.50.021.5
19新潟136.00.0-1.5134.519南城21.50.8-0.521.8
20静岡135.00.0-1.0134.020下野22.50.0-0.322.2
21金沢133.50.3133.821紀の川23.00.0-0.522.5
22千葉133.00.3133.322海津23.00.0-0.322.7
23尼崎131.51.6-0.5132.623南島原23.50.0-0.722.8
24和歌山131.50.3131.824高島23.50.0-0.523.0
25岐阜130.50.0130.525瀬戸内23.50.0-0.323.2
26函館129.50.2-0.5129.226八幡平23.50.023.5
27姫路129.50.0-0.5129.027あわら23.50.023.5
28松山129.00.0-0.5128.528朝来24.00.0-0.323.7
29宇都宮128.00.0-0.3127.729養父24.50.0-0.324.2
30豊橋127.00.3127.330東かがわ24.50.0-0.324.2
(開く)【参考】(本日、47都道府県の2024年1月1日現在推計人口が出揃いました)

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