突然ですが、
地名が語源の、あるいは
地名が使われている色名を調べてみました。
色名が使われている地名ではありません。
色名 | 語源 |
パーシアンレッド | ペルシア産の鉱物から作られた顔料から |
エジプシャンブルー | 古代エジプトの壁画によく使われていた色 |
江戸紫 | 江戸特有の染色 |
ターキーレッド | インドの染色がトルコを通じてヨーロッパに伝わったことから |
カナリア色 | カナリア諸島原産の鳥カナリアから |
深川鼠 | 川筋の粋な町、深川にあやかって |
鴨川鼠 | 深川鼠と同様 |
淀鼠 | 深川鼠と同様 |
ネープルスイエロー | 中世にナポリで使われていた色 |
コペンハーゲンブルー | コペンハーゲンでこの色の陶器が作られていたことから |
インドブルー | インドから渡来した染料から |
ローシエナ | シエナで使われていた顔料 |
バーントシエナ | シエナで産出された土の色から |
エジプシャンブラウン | エジプトのミイラが顔料に使われていたことから |
カッセルブラウン | 原料の産地から |
シュヴァインフルトグリーン | シュヴァインフルトで作られた色 |
新橋色 | 新橋の芸者達が愛用した着物の色から 浅葱色に近い色 |
タンジャリン | タンジール産のオレンジの色から |
デルフトブルー | デルフトで中国の陶磁器の独特な色を出すことに成功したことから |
ナイルブルー | ナイル川の色から |
根岸色 | 根岸で産出された壁土の色から 鶯色を暗くした色 |
プルシャンブルー | プロシアで発見された顔料 |
弁柄色 | ベンガルで産出された顔料から 茶色 |
ポンペイアンレッド | ポンペイ遺跡の壁画に使われていた色から ただし相当の年月が経っているため色質は描かれた当時とは異なる |
モカ | コーヒーの輸出港モカから |
モロッコ | モロッコ特産の山羊の皮の色から |
シャルトル―ズ | シャルトルの修道僧が作ったリキュールの色から 黄緑色 |
大抵は顔料の産地が語源になっています。
ほかにも、地名と言えるかどうか微妙ですが「京紫」もあります。