[92105][92107]等で議論となっていますので、
[92081]で事の発端となる書き込みをした私が少し説明をしたいと思います。
まず「寒川郡」か「大川郡」か、についてですが、初め私は「香川県寒川郡→大川郡鴨部下庄(かべしものしょう)村…1890(M23)2.15村制 1916(T5)1/1鴨庄村に改称し消滅」という表記をしようと思っていました。しかし、「短い読み・長い読みの市区町村」のリストに登録できる郡名は1つということで大川郡を選びました。これは、その自治体が「成立した」ということより「消滅した」という事実に重点を置いた結果のものです。ただ、
[92081]の投稿をした後に気付いたのですが、このリストでは例えば広島県山内東村の項目には消滅時の所属郡である比婆郡ではなく、1889年の町村制施行時の所属郡である恵蘇郡が登録されていることからも分かるように、消滅時の郡よりも成立時の郡を優先しているようです。
[92107]hmtさん
この企画のポイントに立ち返ると、それは「長い読みの市町村名」、特にその誕生です。
これにもっと早く気づいていればこのような複雑な事態にはならなかったのですが、申し訳ありませんでした。
しかし一方で、郡はひとえに「無用の長物」ではないのではないかと思います。確かに郡会、郡役所などが設置されていた明治期と比較すると、住所表記など僅かな役割に留まる今日の郡制度の意義は薄れているように感じられます。ただ、僅かながらも郡としての役割は残っているわけであり、消滅した郡単位でさえ地域のまとまりというものが今も存在している以上、必ずしも無意味なものであるというわけではないと(飽くまでも個人的意見として)考えております。