[109293]メークインさん
妙高市に泊まったかのように読めてしまったかもしれませんが、妙高市には泊まっていません。
読み返してみると、確かにどこに泊まっていたかは書かれておらず、私の早とちりでした。失礼いたしました。
つづけてグリグリさんへ。
先日コレクションを作成するにあたってほかの方のコレクションを眺めていましたが、データ表がちょっと見づらくなるような形で広告が表示されていることに気が付きました。すでに誰かが言及していたら申し訳ないのですが、データ表と横に並ぶ形で広告が表示されており、表の横幅が半分ほどまで圧縮されている現象が起きています。環境によるかもしれませんが、私のところでは県境サインなどの大見出しもその中の項数もある程度あるようなコレクションで特によく見られます。私自身広告の存在じたいは全く気にしておらず、グリグリさんのやりたいようにすべきだとも思っています。ただ、普段見栄えをかなり気にしているグリグリさんが、意図的にはしそうになさそうだなという状態だったので、もしかしたら気づいていないのではと思い、念のため連絡しておきます。もし対処のしようがない、あるいはこの状態でも構わないとお考えならば、私からとやかく言うつもりはありません。
※自分が作ったコレクションがリリースされるから今になって言い出したとかではありませんよ(笑)。偶然いまのタイミングで気づいただけです。
ついでにもう1点。落書き帳において行頭の半角スペースってもしかして表示されない感じでしょうか?
本題です。
二年近くもの製作期間を経て、「生」コレクションがついに公開できる程度には完成しました。で編集者に立候補してから、地理院地図を用いた自然地形名及び集落通称名の抽出という残りの作業がなかなか進まずにいましたが、12月に入り俄然やる気が出てきて半月ほどで一気に進めてしまいました。とはいえまだまだ完成形にはほど遠く、特に音の分け方に関して私は完全なる素人なので、方針などの大きなことも含めて皆さんのご意見を伺って、より良いものを作っていけたらと思っています。
以下はデータに関する詳細です。
(閉じる)データの詳細
<参照したデータ>
〇Mapionの住所地名 (全数調査) 以下A地名
〇地理院地図の自然地形名 (全数調査) 以下B地名
〇地理院地図の集落通称名 (Mapionの字と被らないもの) 以下C地名
〇読み、表記、所在地、リンクなどはすべて上記による
※旧市町村は現在は入っていませんが、のちに追加する予定です。
<データ項目>
〇読み、漢字表記、分類、都道府県、住所(リンク付き)、備考
〇分類についての凡例
●A地名…市、区、町、村、郡、町字 (備考欄のみ<大字><字>を区別)
●B地名…山、河川など (地理院地図の分類を参考にした)
●C地名…集落
※A地名の分類欄における<大字><字>の区別については思案中です。なお、町字のうち町であっても<大字>と表記しています。
<地名の範囲>
〇<大字>、<字>よりはやや細かめに定義している。具体的には、〇〇町△△というような形式の場合、〇〇あるいは△△を一つの地名として見ている。
〇1丁目などは地名とみなしていない。
〇自然地形名および集落通称名は類型名(接尾)も含めているが、A地名は「町」などを地名とはみなしていない。
※AとCで明らかに対応の差が出ているので、Aにも「町」を加えるほうが一貫性があるか?そうなった場合「町」の有無が存在するときの統合の表記に対する考慮が必要になる。
<読みの分類>
〇「生」の読みの範囲としては全体的に甘めにしている。
〇順番は大まかな母音の傾向順に並べてある。
〇「生」が前の文字の母音を変化させている場合、英小文字でその母音を表示している。
例) すごう(菅生)→すg-oう はにゅう(羽生)→はn-yuう
〇拗音であっても前の文字の母音が変化していない場合、「生」の読みはその拗音以降としている。
例) にゅう(丹生)→に-ゅう
〇先頭が英小文字、拗音の場合はその前の音を小見出しとして分類している。
〇「やよい」は熟字訓として☆をつけ、別項にまとめた。
〇「の」については無視している場合が多い。
※詳しくは後述しますが、いろいろ迷うところが存在しており、皆様のお知恵をお借りしたいです。
<住所>
〇A地名…Mapionの表記をそのまま採用した。
〇B地名…地理院地図において検索欄の一番上に出てくるフラッグの所在自治体とした。ただし、山などでほとんど境界上に存在する場合は両方を記載した。
〇C地名…地理院地図のフラッグの所在地における住所を概ねそのまま採用した。
※住所内に「大字」、「字」などの接頭語を含む場合の表記は統一できていない。
<データの統合>
〇原則としてA、B、Cの区分をまたぐ統合は行わない。また、市区町村をまたぐものも同様に統合を認めない。
〇その区分内で同じ由来であると考えられ、かつ読みの核が同じものは一つに統合した。
〇同じ由来であって読みの核が異なるものは項を分け、互いの備考欄に記載した。
〇市、区、町、村、郡を統合して消滅させない。
〇統合したデータの住所やリンクでは、単位が大きく、より代表的な地点をなるべく採用するようにした。並立の場合はある程度統一した基準により決定した。
〇統合されたデータは、順序や表記法にのっとり、可能な限り備考欄に示した。種別が異なる場合はその都度<>をつけて示した。また、読み方がわかるような形でふりがなを振った。
〇AとCで同じ由来であると考えられる場合のみCのデータはAと同一とみなして、Cは特に記載しなかった。
〇上記の場合で読みが異なる場合はMapionを優先し、その他の読みを備考欄に示した。
<備考>
〇備考欄には上記のほかに、参考記事なども表示します。
〇備考欄の表記法についての凡例
●統合された地名…「含む」:漢字表記の文字列を完全に含む場合、「有」:漢字表記の文字列の核となる部分が一致している場合
●揺らぎ…表記、読みともに「」により示した。特に下の書籍からの場合の多くは、前に「古くは」を加えた。ABC区分が異なる場合でも、そのことは示してある。
●種別…元データと異なる場合は、<>を地名ごとに振って表記している。上位区分が異なる場合は、<()>内に示している
●参考…その地名が最初に取り上げられた記事の投稿者と記事番号を示した。読みがそれぞれ異なる場合は全員分示してある。
●そのほか、読みの分類についての考察など、適宜必要なことを書き加えている。
<参考欄>
〇主にやや古い書籍から発見されたもののうち、新しい読みになり得るものを記述する。
〇現在のデータと別の読みである地名が多く、明らかな誤記でなければ正規のデータ表の備考欄にもその旨を記載してある。
〇参考書籍は以下のとおりである。
●『角川日本地名大辞典 別巻II 日本地名総覧』 「角川日本地名大辞典」編纂委員会
●『日本歴史地名大系 49 総索引』 平凡社
●『難読地名辞典』 山口恵一郎、楠原佑介
●『新日本地名索引 第3巻 漢字篇(下)』 金井弘夫
●『新日本地名索引 別巻 地名レッドデータブック』 金井弘夫
※誤記も見られることから全幅の信頼を置いてよいものか正直迷っています。なお、Mapionや地理院地図についても必ずしも正確であるという保証はありませんが、それを気にしているとコレクションとして成立しないので、今回は正しいものとして話を進めています。ただし明らかに間違いであるといった場合は、私までお知らせください。
<今後の予定>
〇「読みの分類」に関して、方針の統一化、明確化を進めることが最優先
〇旧市町村の追加
〇<大字><字>の区分、さらには<大字><町丁>の区分
〇リンク位置、表記の修正
〇住所表記の統一化
〇『新日本地名索引』の詳細分析 (全記載目指すか)
〇参考欄からの格上げ、あるいは削除の判断
〇後述する諸々の問題点への対応
そして若干被る点はありますが、今挙げられる問題点になります。特に読み方に関するご意見をお待ちしています。
(閉じる)現在生じている問題
1. データの表記法について
1…横幅圧縮のため読みの欄や住所などを改行せざるを得なくなっている。
2…複数市町村にまたがる自然地形名について、リンク中に改行を含んでいるが、あまり良い方法とは思えない。
3…備考欄の参考記事の投稿者名が途中で改行されてしまっていることがある (7-2も参照)。
2. 自然地形名について
1…一部の河川などに、データが出合で重なって、読みデータが開けないものがある。
2…一部に読みデータが存在しないものがある。
3…「殺生石」などを地名として含めてよいか迷っている (地理院地図では自然地形名にあたる)。
4…河川に1自治体しか表記していないことの是非。
3. 揺らぎについて
1…特にMapionの字と地理院地図の集落通称名の間で「ゅう」系の揺らぎが多い (逆に大字としては両者とも同じことが多い)。
2…地理院地図内で大字と集落通称名の間に揺らぎがみられる (上と同義)。ごくまれにMapion内にも存在する。
3…それらが正しいという可能性もある。
4…参考書籍の読みに信頼を置いてよいものか疑問。
4. 種別について
1…<大字>と<字>の区別が導入できていない。判断にも困る。
2…<大字>と<町丁>の区別が導入できていない。個人的にもよく分かっていない。
5. 住所について
1…Mapionと地理院地図の間で表記が異なることがある。
2…Mapionでは検索結果と地図に乖離があり、小字に地図上での存在が疑われるものがある (6-1も参照)。
3…地理院地図において西日本では「大字」の表記を略して記載してしまった。
6. リンクについて
1…Mapionにおいて、左上の欄も含めてリンクを貼った位置から地名が確認できないことがある (5-2も参照)。
2…地理院地図の大字のリンクは最大ズームでの位置にあり、ずれが生じている。
3…製作期間が長かったため、途中で地理院地図のリンク形式が変更されたようである。
7. 備考について
1…統合された地名の表記基準がいまだ不明確。
2…改行位置が悪く見づらい (1-3も参照)。
3…読みの分類に関する考察の不足。
4…ほかのコレクションでの掲載に関する記述ができていない。
8. 参考欄について
1…保留欄となっており、早急に真偽を確かめる必要がある。
2…どこに所在するのか、どの資料から得たのかが不明確。(前者はもちろん、半年前に調べたため後者も自分にはわからない)。
9. 読みの分類について
1…前接の「の」の扱い。ふつうは含まないが、特に「のう」となるケースは、現在は読みに含めている。
例) 「塩生(しおのう)」→「しお-のう」としているが、「塩の生」と見るならば「しおの-う」が適切か
2…後接の「の」の扱い。現在は読みに含めていない。すべて前の字に含めるか、前にも後ろにも含めないかで迷っている。
例) 「生浦湾(おうのうらわん)」→「おう-のうら」としているが、上と統一して前に含めるのが適切か
3…前が用言的な感じの場合に英小文字を導入すべきか。現在はすべて「生」の読みとしている。
例) 「麻生(あそう)」は「あs-oう」でよいだろうが、「浅生(あそう)」は「あそ-う」ともとれる
4…3に関連して「浅生」を「あs-oう」としているにも関わらず、「いけ」などを「いk」としていない点で矛盾が生じている。
5…1~4に関連して、内容により前と後ろの取り方の広さ(甘さ)に違いがあり、一貫性がみられない。
6…「やよい」以外にも熟字訓を取るべきか。反対に「やよい」も「や-よい」とすべきか。
例) 「金生沢(とがりざわ)」「木生島(いづかじま)」「生子宿(はだかしゅく)」
7…読みが存在しないともとれる場合の扱い。現在はなるべく読もうとしている。
例) 「蓬生(よもぎ)」→「よもg-i」としているが、「よもぎ-ー」とすべきか
8…7に関連して「a」を導入すべきか。「i」と異なり、そう読めるように思えない。現在は「ー(読みなし)」としている。
例) 「下若生子(しもわかご)」→「しも-わか-ー-ご」としているが、「しも-わk-a-ご」とするほうが矛盾がないか
9…「~ワ行系漢字+お」の扱い。現在は左のようにしている。
例) 「粟生(あお)」→「あ-お」としているが、「あw-o」ともとれる
10…そもそも「ゅう」と「yuう」、「ょう」と「yoう」を分けることに意味はあるのか。
11…「yuう」と「う」などは、発音からみると同じではないか。
例) 「針生(はりう)」も読むときには「はりゅう」に近くなると思われる
10. 個別の地名について
1…「青生(あお)」は「あo-o」でよいのか。「青生(あおう)」の「あお-う」と矛盾が生じることにならないか。
2…「太郎生(たろう)」は「た-ろu-u」でよいのか。「太郎生殿(たろんど)」の「た-ろ-ん-ど」と矛盾が生じることにならないか。
3…「園生(そんのう)」は「そん-のう」でよいのか。「そんの-う」とすべきか (9-1も参照)。
4…「桃生(ものう)」は「も-のう」でよいのか。「もの-う」とすべきか (9-1も参照)。
5…「日生(ひなせ)」は「ひな-せ」でよいのか。「ひn-aせ」「ひな-せ」とすべきか。
6…「種生(たなお)」は「たn-aお」でよいのか。「たな-お」とすべきか (9-8も参照)。
7…「土生田(とちうだ)」は「とち-う-だ」でよいのか。「と-ちう-だ」とすべきか。
8…「生間(いけんま)」は「いけん-ま」でよいのか。「いけ-んま」とすべきか。
9…「塩生(しょうぶ)」は「しょ-うぶ」でよいのか。「しょう-ぶ」とすべきか。
10…「羽生(はにゅう)」は「はn-yuう」でよいのか。「は-にゅう」とすべきか。「埴生野(はにゅうの)」も同様にすべきか。
11…「生石(おおしこ)」は「おおし-こ」でよいのか。「おお-しこ」とすべきか。
ほかにもありますが、とりあえず自分でまとめたもののうち、目についたものを挙げています。
その他、記事を書いている最中に小さなミス(具体的には読みに存在する空白、数字の順の入れ替え、羽二生、苧生茂谷、七生根、丹生附)は次の更新に合わせて修正します。
ちなみに一番面白く思ったのは、「越生」でも「生越」でも「おごせ」と読むことです。
Excel管理をしているため、大きな方針の転換でも、ある程度の処理で対応できると思います。作業が多くなるかも…などの遠慮はなさらず、ぜひお寄せください。
最後に、度々のお願いになりますが、情報提供の際なるべく『「生」』、『生コレ』、『生コレクション』のいずれかの文字列を登場させていただけるとありがたいです。また、ソースや(できれば地図リンクでの)所在地の提示もお願いします。以上、よろしくお願いします。
追伸 色合いについて、夏にEMMさんに依頼した段階でどこかのコレクションから引っ張ってきて作成した記憶がありますが、どこを参考にしたのか思い出せません。勝手な使用となってしまい申し訳ありません。もし不快に感じられるようでしたら変更します。