お久しぶりです。現在建設中の中部国際空港(セントレア)が、総事業費が当初の計画(7680億円)より約15%圧縮され、約6500億円となることが明らかになりました。
http://www.asahi.com/business/update/0705/001.html その一方で、関西国際空港の累積債務の完済のめどは全くと言っていいほど立っていません。(セントレアが開業する)2005年2月17日以降、関空を利用する海外の航空路線の多くはセントレアに移行すると予想されます。(セントレアの着陸料の額が未定なので何とも言えませんが、セントレアの着陸料はおそらく関空より低く設定されるでしょう。)
今朝テレビ朝日系列で放送された「サンデープロジェクト」で太田房江・大阪府知事が出演していましたが、正直なところ、知事は大阪の現状について把握していないのではないか、と私は感じました。今年、阪神タイガースが好調(というより他のチームが不調過ぎる)だからといって、大阪(ひいては日本)の景気が好転するとは到底思えません。(いい加減東京のメディアは「大阪=タイガース」のような取り上げ方はやめて欲しい。)
この2つのことで、もしかすると遠くない将来、関西(大阪圏)は中部(名古屋圏)に越されてしまうのではないか、と私は懸念していますが、このことに関して関西の経済界・メディア等はあまり口にはしません。仮に2005年以降国際線がセントレアにシフトすることになると、「関西passing(素通り)」が現実のものになるかもしれません。