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蘭丸さんの記事が5件見つかりました

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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[8863]2003年2月7日
蘭丸
[8486]2003年1月30日
蘭丸
[8255]2003年1月26日
蘭丸
[8206]2003年1月25日
蘭丸
[8171]2003年1月25日
蘭丸

[8863] 2003年 2月 7日(金)15:05:24【1】蘭丸 さん
広域地名乱用への憂慮
[8856]地域研究家 さん
太古の昔から「淡路町」だったのならともかく、昭和の大合併で「淡路町」になって、たかだか45年でしょう。
 お説ごもっともです。
 昭和の大合併の際には、市町村名に国名や郡名などの広域地名を借用する例があちらこちらに出現しました。その昭和の大合併時の広域地名の借用が、地名の歴史や伝統と履き違えられてしまうことは、本末転倒と言わざるを得ません。古くから伝わる地名は地域の文化遺産でありますから、その由緒や伝統、語義を尊重していくことが大切だと思います。
 しかし、広域地名を借用しようとする自治体の区域が、当該広域地名の指す範囲の全部または大部分を占め、近隣の自治体から大きな抵抗感もなく受け入れられる限りにおいては、広域地名の自治体名化も妨げられるものではなく、そういう場合はむしろ広域地名を使用するほうが適当ともいえます。要は、地名の適切な使用をしていくべきなのです。

 この「淡路」の例では、淡路町の「『淡路』はうちのもの」という誤解が根底にありますね(洲本市側が「あわじ市」を使おうとしたことも相当な問題がありますが)。本来、「淡路」は国名であり、島の名前であって、一自治体が称すべき地名ではありません。関係者は、なぜこんな簡単なことを理解できない(あるいは気付かない?)のでしょうか。

 私は、個人的に「京丹後市」の市名選定の際にも同様の思惑が働いていたと考えています。すなわち、市名に「丹後」を使うとして、なぜすんなり「丹後市」にならなかったという理由に、すでに存在する「丹後町」と同一の地名の使用を避けようとした配慮が含まれていると考えられるのです。この地域が「丹後」を独占してしまうことは、そもそもにおいてふさわしくはないのですが、このような配慮が「京丹後市」を産んだ面は、小さくないと思います。

 全国的に、「さぬき市」「飛騨市」「魚沼市」と、由緒ある広域地名が市町村合併の荒波にさらされ、その本来の姿での存立が危ぶまれていることは、看過し難い風潮です。これらの由来となった地名は、紛れもなく広域地名(国名、旧郡名)であって、それは地域の共有財産です。私は、特に「飛騨市」「魚沼市」については、なんとかもう一度再考できないものかと思っています。これらの地名には、ブランドという付加価値がともなっていますので、そのブランドの定義に混乱が生じることが懸念されます。地域経済にとっては大きな問題であることは否定できません。

 最近の新自治体名の選定では安易な広域地名の借用が数多く、各地の合併協議会の動向を見ると、今後も全国的に同様の傾向はつづくものと思われます。新自治体名の選定には、決して「早い者勝ち」などという気を起こさず、慎重に適切に選考しようとする姿勢が強く望まれます。
[8486] 2003年 1月 30日(木)21:38:44【1】蘭丸 さん
Re:「萩の月」
[8474]start さん
 私も同感です。「萩の月」ってなんであんなに過剰包装なんでしょうねぇ。菓子1つ取り出すだけのに手間がかかって、とってももどかしいですね。
 製造元としては、それによって高級感を演出して、商品へのプラスイメージを高めたいのかもしれませんが、かえって逆効果になりかねません。私は、この商品は好きなんですが、この点だけはいただけません。

 ところで、「萩の月」そっくりのこんなものもあります。
http://www.masakana.jp/shisatu/syashin5.html
http://www.masakana.jp/shisatu/syashin8.html
 私は、学生時代にアルバイト仲間(新発田市出身)の帰省土産で一度貰って、賞味したことがありますが、「萩の月」とほとんど変わりありませんでした。こちらのほうが、エコロジカルにできています。

 あと、浜松の「うなぎパイ」ならぬ気仙沼の「さんまパイ」を、これも学生時代に友人から口コミで知り、彼の帰省の際に所望して食べたことがあります。さんまの味がするのかと興味津々でしたが、味は「うなぎパイ」とほとんど変わりませんでした。
 こちらは、製造元のサイトを見つけることができました。
http://www.nakamati.com/koyama/cg/sanma.jpg
http://www.nakamati.com/koyama/index.html

 定番の銘菓もいいですが、こういう「パクりもの」(製造元にはその気はないかもしれませんが)を探すことがなかば趣味のようになって、最近は遠出する度に土産物店のはしごをする私です。
[8255] 2003年 1月 26日(日)20:01:46【1】蘭丸 さん
雑魚さんへ メンバー紹介記事の御礼
 雑魚さんには、メンバー紹介文の執筆にご苦労頂きながら、私ときたら書き込み記事へのレスに気を取られ、ごあいさつが遅くなってしまいまして申し訳ありません。
 「論客派の重鎮」とは過分にして不相応なほどのお褒めを頂き、恐れ入っている次第です。私としては、法学部出身ということで、学生時代に地方分権や市町村合併、地方財政論等について多少詳しく学んだ経験がありまして、それを今になって蒸し返しているに過ぎないのですが...。それと、根っからの思索好きの性分が相まって、いつの間にか本『落書き帳』が日常の一部になっていた。というのが実際のところです。
 今後とも、よろしくお願いいたします。
[8206] 2003年 1月 25日(土)21:24:45蘭丸 さん
全国銘菓
私が頂いたり、おこぼれに預かったり、自分で買い求めたりして食べたことがあり、そしてよく印象に残っている全国の銘菓

北海道白い恋人、月寒あんぱん
岩手県南部煎餅、鴎の玉子
宮城県萩の月
福島県薄皮饅頭、柚餅子、ままどおる
茨城県水戸の梅
埼玉県草加煎餅、五家宝
東京都人形焼、雷おこし、花園饅頭、三笠山
神奈川県鳩サブレ
新潟県笹だんご、柿の種、万代太鼓
山梨県信玄餅
静岡県うなぎパイ、安倍川餅
愛知県ういろう
三重県赤福、神代餅
京都府生八ツ橋
岡山県吉備団子
広島県もみじ饅頭
愛媛県一六タルト
福岡県梅ヶ枝餅
佐賀県丸旁露(まるぼーろ)
長崎県カステラ
鹿児島県かるかん饅頭
沖縄県ちんすこう

 ほとんどが、一般に“定番”と呼ばれているものになります。地元東京や埼玉県の銘菓(草加煎餅は東京銘菓と思われていたりします)は、お土産としてではなく、おやつとして食べたり、贈答品やあいさつ品として頂いたことのあるもののうち、代表的と思われるものをあげました。文明堂の『三笠山』は、名前が奈良の地名に因んでいる上、文明堂自体が今では全国展開してしまっているので、東京銘菓と言えるかどうかわかりませんが、とりあえず口にする機会が多いのであげておきました。
 あと、『ナボナ』なるものが東京土産として人気だと聞いて、試しに買ってみたことがあります。

 東京発で全国区になってしまったものには、ほかに風月堂(銀座と上野と2系統ある)、新宿中村屋などがありますが、これらは東京銘菓と呼んでいいのでしょうか?
 新宿中村屋の菓子が地方のデパートや大手スーパーでも買えると聞き、近年このような疑問を抱くようになりました。それまでは東京限定とばかり思っていたもので、正直驚きました。さらには、風月堂も地方で売られているとのことです。文明堂(こちらも、日本橋と横浜の2系統があります)も然りです。
 東京の老舗の味が東京以外で手軽に味わえるということは、嬉しくもありますが、なんだか複雑な気持ちになってしまいます。
[8171] 2003年 1月 25日(土)08:26:25蘭丸 さん
Re:中核市の要件(2)
[8135]utt さん
どう考えても収入は面積に比例しないと思うのですが。。。
 そうですね。固定資産の価値は単純にその規模に比例するものではありません。さまざまな社会的付加価値を含んで資産の価値が決まってきます。しかし、だからといって、一定の面積を保有することが固定資産税の税額規模の確保につながらないとは言えませんね。

 utt さんは、どうも面積条項ばかりに拘泥されているようですが、それは中核市の要件の正確な理解とは言えないのではないでしょうか?
 私が[8127]でも書いたように、自治法は、人口と面積2つの要件を絡めて中核市の要件としています。もし、富良野市のように面積の広い市が「面積100平方キロ以上」だからといって中核市になろうとしても、それは無理な話ですね。中核市となるには、あまりに人口規模が小さいからです。
 相当程度の人口規模(ここでは30万人)を有する自治体であれば、大概は都市化の度合いが高いのが通例です。中核市を目指して新たに合併するようなケースでも、ほとんどの場合、中心となる市では市街化・都市化が相当程度進んでいます。農山村地域のみで大合併(大々合併?)して中核市を目指そうというケースは聞かれません。中核市を射程に入れられる自治体は、すでに人口が集積し、都市化した地域であると解するのが自然です。

 その上で、自治法は中核市の要件として「人口50万未満の場合は」面積100平方キロ以上であることを規定しているわけです。人口50万以上ならば面積は問わないと。都市化した地域ならば地価が高く、面積が狭くても相当程度の固定資産税収入はあるのですが、あまり面積が小さいと、やはり多くは望めません。
 市町村にとって、住民税と固定資産税が自主財源の主要部分を占める現状から、中核市としての行財政能力の維持のためには、一定規模以上の人口と面積が必要であるというのが法律の主旨です。

こんな非常識な法律
 私は、取りたてて「非常識」と呼ぶほどの内容ではないと思いますが...。

行財政能力とは、例えば上下水道普及率とか行政サービスの質を意味しているのですよね??
 正確には、その「行政サービスの質」を維持できる能力ということになります。行政サービスの質を確保するために、一般的な市よりも財政状況が良好(自主財源比率が高い)であって、都市行政の実績を積んでいることが「能力」として評価されるのです。


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