来月10日にいよいよ、沖縄都市モノレールが開通する運びとなりましたので、全国のモノレールと、沖縄のモノレール・ゆいレールとを比べてみようと思います。
会社名/路線 | 営業キロ | 駅数 | 駅間平均距離 | 営業形態 | 車両数 | 日輸送人員 |
東京モノレール | 16.9 | 9 | 2.11 | 民営 | 6 | 13万7900 |
大阪高速鉄道1号線 | 21.2 | 14 | 1.63 | 第三セク | 4 | ニ線計7万7900 |
大阪高速鉄道2号線 | 2.6 | 2 | 2.60 | 第三セク | 4 | (上記参照) |
北九州高速鉄道 | 8.8 | 13 | 0.73 | 第三セク | 4 | 3万1700 |
千葉都市モノレール | 15.2 | 19 | 0.84 | 第三セク | 2 | 4万4300 |
多摩都市モノレール | 16.0 | 19 | 0.89 | 第三セク | 4 | 9万2700 |
湘南モノレール | 6.6 | 8 | 1.32 | 民営 | 3 | 2万8400 |
沖縄都市モノレール | 13.1 | 15 | 0.94 | 第三セク | 2 | 3万前後 |
※大阪高速鉄道:1号線=大阪モノレール線,2号線=国際文化公園線
※千葉都市モノレール:1号線・2号線は単一路線とした
湘南モノレールは別格としても、ゆいレールは他路線と比べて、輸送人員の規模が小さいため、開業前の不安は拭えません。更にこの需要予測は幾度も下方修正されている上、各駅の施設や周辺開発がスムーズに進んだと仮定しての予測です。現在、路線バスとの乗り換え用の交通広場の整備が遅れており、来月の開業後しばらくは仮設バス停での接続となるそうです。更に、並行バス路線を廃止するはずだった那覇交通が、競合路線も継続することを表明したため、その不安が更に増している状況です。蓋を開けてみなければ、何とも言えませんが、戦後初の軌道系交通機関であるゆいレールが、文字通り軌道に乗ってくれることを祈るばかりの今日このごろです。