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烏川碧碧さんの記事が5件見つかりました

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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[42351]2005年6月14日
烏川碧碧
[42350]2005年6月14日
烏川碧碧
[42340]2005年6月14日
烏川碧碧
[42330]2005年6月13日
烏川碧碧
[42313]2005年6月13日
烏川碧碧

[42351] 2005年 6月 14日(火)12:21:59烏川碧碧 さん
Re: 分解地名
上毛新聞社のニュースサイトで、「ふるさとの地名」という特集が見られまして、これがなかなか楽しく勉強にもなるので重宝しているのですが、例によってパラパラと適当に眺めていたところ、アーカイブ“真狩別太”村にまつわるミステリーの発端となった [32789] グリグリ さんの、

今尾恵介さんの「消えた駅名」を読んでいるのですが、北海道の「狩太」の項に、真狩太別村が1901年に2つに分村して「真狩村」と「狩太村」が誕生したと書かれていました。合成地名とは逆のケースとも書かれていたのですが、このような「分解地名」とでも言うべき事例は他にもあるのでしょうか。

という問いかけに関連するような話がありましたので、ご紹介いたします。

現在では太田市の一部ですが、旧・新田町に「市(いち)」・「嘉祢(かね)」・「大(おお)」という地名がありますが、記事には、

『上野国郡村誌』によると、「大(村)」は大根村を割いて置いた村、「嘉祢(村)」は金井村から分かれて成立した村、「市(村)」は、市野井村から分かれてできた村とある。「嘉祢(村)」は金村とも書いたという。

と書かれています。

「分解地名」というよりも、むしろ「分離地名」とでも言うべきでしょうか。



#「大(おお)」って、ローマ字で書いたら「O」だけ?

#念のため過去ログから検索してみたら、すでに [15796] YSK さん の「RYOMO WALKER vol.1」でも紹介されていましたね。さすが。
[42350] 2005年 6月 14日(火)12:18:57烏川碧碧 さん
ありがとうございました。
[42348] じゃごたろ さん

「~ぬ」は「~ず」の連体形であり、通常なら「親不知」のように「~ず」となるのだが、その後に「火」や「美浜」という名詞が来たときに「~ぬ」に活用して呼ばれた(読まれた)ものであると考えられます。

「~ぬ」が「~ず」の連体形であることまでは思いいたりませんでした。少し補足すると、漢文では、「~ず」の連体形としては「~ざる」が用いられるため、もっぱら「やまとことば」で用いられる「~ぬ」を読みにあてた場合は、形式的には逆順に読まれたように見えても、むしろ「勿来(なこそ)」・「京都(みやこ)」・「飛鳥(あすか)」に近いのではないかと考えたのです。

もっとも、漢文の訓読そのものからして、かなり熟字訓に近いところがありますから、その境界線をはっきりさせることは難しいであろうとも思います。

他に例も見つかりませんので、

逆順に読むということでは「~ぬ」は許容の範囲内と今のところ考えています。

という方針には同意いたします。

ご丁寧にありがとうございました。失礼いたしました。
[42340] 2005年 6月 14日(火)00:16:44烏川碧碧 さん
re 不コレクション
> じゃごたろ さん

字書に、「不来美浜(こぬみのはま)」という地名が載っていました。いわゆる歌枕となる地名で、万葉仮名を用いて「古奴美浜」と表記することも多いようです。具体的な場所等はわかりません。

[42313] 烏川 の「不動堂(≠ふどうどう)」と同じく、エビデンスが揃えば「不」コレクション候補として推薦できるのですが……。とりあえずご報告まで。

#私、まだ歌道に暗いもので――提灯でも借りに行こうかしら。^^



ところで、よくよく「不」コレクションを眺めていて気が付いたのですが、たとえば、「親不知」のように、「不○」で「~ず」と読むものは「返り点を用いた漢文的な読み方」とすることに何の問題もなさそうですが、「不知火」のように、「不○」で「~ぬ」と読むもの(上述の「不来美浜」もそうですが)は、むしろ [29952] じゃごたろ さん で、

「勿来」は読み下すと「来ル(コト)勿カレ」となります。もともと「なこそ」という地名に、これ以上は来てはいけないという意味の「勿来」の字を当てただけであると思います。その場所が「勿来の関」というわけですね。ですから意味的には漢文形式ですが、読みがそうかというとちょっと違うのではないでしょうか。

と判断された「勿来(なこそ)」と同じグループに属するのではないでしょうか。

漢文で「不○」を「~ぬ」と読み下すことはなく、「勿来」についての、[29958] Issie さん の解説、

「なこそ」の意味は,そのものズバリ,「来ることなかれ」です。
世間で一般に,伝統的に行われている読み下しの習慣とは少し違うけれども,こちらはネイティブな日本語の構文(な+[未然形]+そ)によるものですね。方言の中にはこの構文を残しているものもあるそうです。
「京都」と書いて「みやこ」と読むのと,同じではないのかな。

に即して言えば、「不知(しらぬ)」もネイティブな日本語の構文([未然形]+ぬ)によるもののように思われます。

 表 記 漢文的な読み方日本語の構文をあてた読み方
勿来くるなかれなこそ
不知しらずしらぬ

――という整理なのですが……。
[42330] 2005年 6月 13日(月)22:58:50烏川碧碧 さん
木が加わったわけじゃあないけれど。
[42169] たもっち さん

木 に行ってきます、と言った([42156])舌の根の乾かぬうちで恐縮でありますが、加 に行ってしまいました。

たまたま昼前に東武野田線豊四季駅付近で暇ができたもので、よい機会だったので流山まで歩いて、総武流山鉄道に乗って帰ろうと企てたものです。

とりあえず簡単な1ページに仕立てておきましたが、写真はちょっと小さくしすぎたかもしれせん。コレクションの都合等あれば、大きいサイズのものも提供できます。何なりとお申し付けください。


厳密に調査したわけではないのですが、流山市 加 は、住居表示されている加一丁目~六丁目と併せて、地域の基礎単位としては大きく「加台」と「加岸」に分かれているようです。その名のとおり、前者は小高くなっている 加 及び加二丁目及び三丁目の一帯、後者は、江戸川に近い流山街道沿いの加五丁目及び六丁目の一帯。加一丁目及び四丁目は両者に分かれる模様です。


ついでながら、加 のすぐ近くにつくばエクスプレスの「流山セントラルパーク」駅があるので、ちょっと遠くから眺めてみたのですけれど、「何でこんなところに駅が?」と驚くようなところ。周辺はこれから開発されるのだろうとしても、新駅なんてそんなものでしょうかね。



ところで、流山は「新選組」縁の地で、前のNHK大河ドラマ放映の頃も大いに宣伝していたものです。「近藤勇が捕まった場所」とだけ聞いても、そりゃ縁といえば縁だろうけれど……、とくらいしか思えなかったのですが、「近藤勇 土方歳三 離別の地」の文字を見つけ、こっちなら少しは格好がつくかも、と思い直した次第。もっとも、「勇漬」には「ちょっと……」でしたが。


#流山線の某駅のホームの自動販売機にあるカルピスとリアルゴールド(栄養飲料)のミックスドリンク。他では見たことがなかったので前々から気になっていたものを意を決し飲んでみるも、割合に普通の味。蛇足でした……。
[42313] 2005年 6月 13日(月)09:07:08【1】烏川碧碧 さん
本当に何処だったのだろう。
おはようございます。

[42283] じゃごたろ さん
「不」コレクション

10~20年ほど前のことでしょうか、たぶん家族(又は親族)で車に乗っていたときのことであったと思うのですが、幼い私は、「不動堂」という標識(看板?)がある場所で、「あれ、なんて読むか知ってる?」と同乗の大人にクイズを出されました。

もちろん、素直に「ふどうどう」と読むはずはなく、正解は「ゆるがずどう」だったか「ゆるぎぬどう」だったか、ともかくそんなような読み方であったと思います。

「落書き帳」で返って読む「不」の話題が出たとき、このことを思い出して、正確な場所と読みを確認するために手許の地図にあたるなどしたのですが、どうにも発見できません。

問題の場所は、高崎市南部から藤岡市にかけてのあたりだったように記憶しているのですが、自信はありません。藤岡市に動堂(ゆるぎどう)・本動堂(もとゆるぎどう)という地名がありますが、関係があるのか、ないのか……。

どなたかご存じないでしょうか?


あくまでも返り点よる読みを行う「不」の付く地名ですので、紛らわしくないように、何かいい名称があればご推奨いただければ幸いです。

「返読文字」という用語がありますので、「返読文字の『不』」コレクションではいかがでしょうか。――でも、これだと長くてスマートじゃないですねえ。

シンプルに「返読地名」コレクションとすることもできるでしょうが、そうすると、

いっそのこと他の「返り点」読みを含んだ地名を全てコレクション

ということになってしまいますね。


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