上毛新聞社のニュースサイトで、「
ふるさとの地名」という特集が見られまして、これがなかなか楽しく勉強にもなるので重宝しているのですが、例によってパラパラと適当に眺めていたところ、アーカイブ
“真狩別太”村にまつわるミステリーの発端となった
[32789] グリグリ さんの、
今尾恵介さんの「消えた駅名」を読んでいるのですが、北海道の「狩太」の項に、真狩太別村が1901年に2つに分村して「真狩村」と「狩太村」が誕生したと書かれていました。合成地名とは逆のケースとも書かれていたのですが、このような「分解地名」とでも言うべき事例は他にもあるのでしょうか。
という問いかけに関連するような話がありましたので、ご紹介いたします。
現在では太田市の一部ですが、旧・新田町に「市(いち)」・「嘉祢(かね)」・「大(おお)」という地名がありますが、
記事には、
『上野国郡村誌』によると、「大(村)」は大根村を割いて置いた村、「嘉祢(村)」は金井村から分かれて成立した村、「市(村)」は、市野井村から分かれてできた村とある。「嘉祢(村)」は金村とも書いたという。
と書かれています。
「分解地名」というよりも、むしろ「分離地名」とでも言うべきでしょうか。
#「大(おお)」って、ローマ字で書いたら「O」だけ?
#念のため過去ログから検索してみたら、すでに
[15796] YSK さん の「RYOMO WALKER vol.1」でも紹介されていましたね。さすが。