[22406]はやいち@大内裏 さん
本日は各地で合併を問う住民投票が行われました
市町村合併での民意の確認のためのツールとして広まったものですが、
これを機に、ボトムアップ型自治実現の手法としての住民投票が定着するのを期待しています
自分もかつてはそう思っていました。しかし、現在の自分は実は住民投票には批判的な
立場なんです。…と言っても、『住民投票』という制度そのものに反対している訳では
ありません。ただ、「各自治体がその都度条例を制定して住民投票を行う」という事には
反対です。住民投票をやるのなら、国が公職選挙法に準じた『住民投票法(仮称)』を
制定し、その法に基づいて行うべきだと自分は考えます。
それは何故か─それは「各自治体が制定した住民投票条例には、不正に対する罰則規定は
おろか禁止規定すらない」場合が往々にして見られるからです。
自分が『住民投票賛成』派から『住民投票懐疑』派に転じたきっかけは、6月1日に
姫路市の隣の揖保郡太子町で行われた住民投票でした。
揖保郡太子町は「行政的には龍野市を中心とした『揖龍(いりゅう)』という枠組みに
組み入れられていながら、町民の生活圏は完全に姫路市」という微妙な立場にあります。
実際、3月下旬に行われたアンケートでは『姫路市との合併』を希望する声が多数を
占めていました。ところが、住民投票を行ってみると『揖龍1市4町』が多数を占め、
現在太子町はその結果に従い『揖龍』の法定協に参加しているという訳です。
しかし、この住民投票に於いてその『揖龍』派の住民団体『一市四町合併推進の会』が
『新聞折込チラシ』という形で各家庭に配布したビラに大きな問題があったのです。
これについては長くなりそうなので後で投稿しますが、その内容たるや「もし選挙で
同じような事をやったら、多分その候補は当選取り消しになるか、少なくとも辞職に
追い込まれる」と言っても過言のない類いのものでした。
…そう言えば、記事検索をしていたら
[19818]でこの事について「今後数回に分けて
書いて行くつもりです」と自分で書いていましたね。すっかり忘れていました(^_^;)。
ちょうどいいでしょう。これから取り上げていきます。一部地方の出身and/or在住者が
激怒するであろう(orそれを通り越して呆れそうな)表現もありましたし。