[41028] 2005年 5月 11日(水)04:12:42 | ひげねこ さん |
名前で損したのか得したのか |
珍しい苗字+珍しい名前だと、いろんなことがあります。
現在の家に引っ越す前の電話番号は、市内局番の後が1211という、普通は民家にはくれない電話番号でした。
25年ほど前、結婚するので新居に電話をと、電電公社の藤沢電話局へ申し込みに行きました。氏名と設置場所をこの用紙に書いてくださいといわれたので、書き終えて担当の女に渡したら、“出鱈目な名前を書いてるのはあたしにはお見通しよ”といった、人を小ばかにした態度でこういわれました。
「ちゃんと戸籍名を書いてください」
まじめに本名を書いている人間に、“戸籍名は別にあるだろう、ちゃんと書け”とはなんと失礼な!
「戸籍名ですよ!」と言い返しましたが、そのとき顔がこわばったというか、表情が変わったことを自分でも感じました。
もう一言あったら、立ち上がって「上司を呼べ!」と叫ぼうと思ったのですが、こちらの表情の変化で失礼な発言をしたことに気づいて「まずった」と思ったのでしょう、その女は「お待ちください」といいながら逃げるように奥へ入っていき、こちらは叫ぶタイミングを逸してしまいました。
だいぶたって戻ってきた女は、「この番号でよろしいですか?」と○○-1211という番号を差し出しました。
時間がたったので、少しは腹立ちもおさまっていたし、まず普通個人では手に入らない番号だったので、その番号で手を打って、一言いやみを言って帰りました。
その後フリーになったあと、○○○企画という屋号で仕事を始めましたが、電話番号だけは立派な会社のように見えたでしょう。
引っ越して番号が変わった今、前の番号が惜しかったなと思うことがあります。転送電話にして今でもその番号を使えたのじゃないかとか、変えるにしても引っ越すときに別な電話番号を買ってそれを移し、1211の番号は業者に高値で売れたんじゃないかとか。