[108618]の続きになります。
問二 ■隣接する市区町村の人口合計が200万人以上の市
[108379] 松原市(正答)
今回の反省その2です。政令指定都市に隣接しているところが多いことにはすぐに気づいたのですが、単純な隣接関係に目が行ってしまい、人口合計に意識がいきませんでした。
解答市は領主奪還したばかりの松原市を積み増しすることを選択しました。解答順が変わったら別の市を取りに行くなど、もうちょっと違う戦略も取れたかなと思います。
問五 ■今年の高校サッカーインターハイ出場校の練習拠点(グラウンド)がある市
[108382] 松江市(銅メダル)
各都道府県から1つ(~3つくらいまで)該当市がありそうな並びだったため、離散的な指標で都道府県で何かが1位となる市、という共通項を探っていました。その過程で、スポーツの代表系は想起しやすかったです。
というわけで、解答する数日前から高校サッカーの可能性は探っていました。鳥取県人の私にとってはサッカー強豪としての米子北高校のイメージが強く、「米子市」からサッカーを想起できました。米子北高校は年末の選手権大会よりも夏のインターハイに強い(2009年と2021年の2回準優勝しています)に強いので、時期的なこともありインターハイに照準を絞って調べていました。
しかし練習拠点はさすがに想定外で、「前橋市非該当」がわからず考慮から外してしまいました。(前述した、2009年に米子北高校がインターハイで準優勝したとき、決勝で負けたのが前橋育英高校でしたので、個人的には「前橋市」も高校サッカーのイメージにつながります)
アナグラム「もうすぐ始まる」を見てもう一度洗ってみたときに、前橋育英高校のグラウンドが高崎市にあることがわかったので、そこから共通項に気づき、隣県島根の代表である立正大淞南高校の所在地である松江市を選択しました。
個人的な意見としては、やはり代表校の所在地として出題してよかったのではないかと思います。
理由の1つは皆さんが言われているのと同様、難易度の問題です。ある程度高校サッカーの題材が共通項である可能性を探っていた私から見ても、石狩市、高崎市、日進市から高校サッカーを想起することは不可能に近いと思います。
もう1つ大きな問題があったと思っています。それはどういう条件にあてはまれば練習拠点と呼べるか基準が曖昧で、かつ各代表校の練習拠点の情報を一元管理している資料もなかったため、練習拠点がどこかをある程度揃った基準で判断することが難しかったと思われることです。問題市になっていた東邦高校の例などは、練習拠点がどこにあるのかの判断が難しかったことの象徴ではないかと思います。東邦高校のグラウンドは名古屋市の本校グラウンドを使用していないのか否かを確認されていたとのことですが、確認が取れない時点で、より確固たる情報が得られる高校所在地を共通項とすべきだった、というのが個人的な意見になります。(少し厳しい意見となり恐縮です…)
その一方で、選手権ではなくインターハイの代表校を出題すること自体については(時期的に合致しているということもあり)私個人としては大きな問題ではなかったかなと思います。難易度が高くても共通項に該当する基準がが明確に提示できれば、難易度が高くとも終了後の納得感は得られるのではないかと思います。
[108556]でグリグリさんが書かれている札幌市の見落としの理由は、(落書き帳に書きはしませんでしたが)解答後には私もぺとぺとさんと同様になんとなく想像がつきました。毎度のことですが共通項、問題市と非該当市の選定といった出題準備の作業は想像を絶する手間があるものと推察します。頭が上がりません。
余談:
[108599]にグリグリさんが書かれている
問五:札幌市、日立市、金沢市、大洲市、宮崎市
(想定解数:46市)
の並びでも、私としては高校サッカーを想起しづらく、ヒントが出るまで気づかないと思います。(あくまで個人の感覚だとは思いますが)青森市、前橋市、米子市あたりが高校サッカーを想起するうえで重要でした。
問三 ■市議会議員定数の三分の一以上が女性議員の市
[108386] 留萌市(正答)
アナグラム「とてもおくれてる」は解いたものの、それとはあまり関係なく、ふと女性議員比率に思い至ったことで共通項を把握しました。ただ最新の情報がそろっておらず、線引きを把握するのに苦労しました…。解答市はこの時点でちょっと意外性がありそうな留萌市としました。
他の方も議論されている件について、素人ながら私も少しだけコメントをしてみます。
単純に女性議員が少ないことだけをもって「遅れている」と評価するのは難しいところがあると思いますが、議員というのは本来市民の代表者として活動すべきものであることを考慮すると、女性含め色々な社会的立場の方が市民を代表しきれていない状態というのは、是正に向けて手を打ったほうが望ましい状態であるということは間違いないと思います。単純に女性を抜擢すればよいという話ではなく、女性(含め色々な社会的立場の方)が、政治に関する知見や経験を深め、いずれ政治家として活躍できるようになるための土台作りが必要と考えています。私としては今回のアナグラムヒントは、女性議員が少ないことそのものではなく、この土台作りにあたる施策が「とても遅れている」と解釈しました。
たとえば下に示すような課題があるのではないかと思います。
・女性含め、いろいろな方が議員として活動を目指すようになるための契機が少ないこと
…女性含め、市民の政治への関心が薄いこと。また政治への関心を上げるための施策が十分でないこと
・議員を目指す意欲を持った人の成長の機会が少ないこと
…女性含め、市民が政治に関わろうと思ったとき、成長
・議員を目指す意欲を持った人も、議員となるために自身の生活を犠牲にして活動しなければならない状況
…議員になるためのハードルが高く、仕事や私生活に割く時間を議員となるための活動に捧げないと新たに議員になることが難しくなっている。そこまでの意欲を持った人はなかなか出てこない
(特に国会議員で顕著ですが)高額な供託金の支払いなど、経済的な面でも生活を削らなければいけない側面もあるかと思います。
難しい問題ではありますが、上2つの課題については、市民が議員体験をできる場を今以上に積極的に設けるなど、まだできることはあるかなと思う次第です。(行政側だけで実現できることでもないですし、資金面を考慮しなければならないことは間違いありません。本当に難しい問題だと思います。)
問六 ■マイナンバーカード保有枚数率76%以上の市(総務省報告 令和5年6月末時点)
[108386] 浜田市(正答)
アナグラムヒント「どたばた案件」で思い至りました。区切りが76%というのは把握したうえで解答しましたが、「問六なので下1桁を6にしたのかな」と思っていました。単純に程よい想定解数にすることを意図してのものだったのですね。
この解答により浜田市を奪還できてよかったと思います。
問九 ■猫住所のある市(猫コレクション「住所」掲載市)
[108388] 二戸市(正答)
今回の反省その3です。相変わらずコレクションに弱いですね…
毎度の如くメダル獲得を重視して取り組んでいますので、早々に解答が集まっていたこの問題を後回しにしていた面もありました。安定して完答順位を上げたり、領国を確実に落とさないようにしたりすることを考えてもいいのかもしれないですね。こういう問題はすぐに解答していきたいところです。
総括としては、今回はメダル3個(金1銀1銅1)、完答順位3位といい成績を収めることができました。予想問題等を作っていない中での成果としては上出来かなと思います。
完答順位については問五の題材であった高校サッカーに対して比較的知識を持っていたことが大きかったように思います。次回はこうはいかないかもしれませんが、金メダル1個以上は目標にしていきたいと思います。
最後になりましたが、ご参加された皆さんお疲れさまでした。
そして改めてとはなりますが、グリグリさん、毎度のご開催ありがとうございます。次回も楽しみにしております。