[37648] くるり さん
くるりの実家・千葉には「マックスコーヒー」という黄色い缶のコーヒーがあります。コカコーラが発売している「ジョージアコーヒー」の仲間で、自販機はもとより大手スーパーでも「当たり前」のように売られています。
そんなマックスコーヒーはばあちゃんが住んでいた水戸でも売られていたので、私はてっきり日本中で売られているものだと思っていました。
(中略)
日本にはマックスコーヒー以外の「地域限定ジョージアコーヒー」があるのではないでしょうか?
[37649] みかちゅう さん
千葉県に行けば私もつい買ってしまうマックスコーヒー。
で、他の地域限定缶コーヒーですが、神奈川・静岡地区に「Myコーヒー」が存在します。
[37655] ken さん
ついでながら、MAXコーヒーは、
(中略)
起源としては、「ジョージアコーヒー」傘下の地域バージョンではなく、ジョージアコーヒー登場のはるか以前から、千葉では利根コカコーラ・ボトリングから脈々と売り続けられているものです。
マックスコーヒーの製造初年は昭和50年のこと。当初は千葉県と茨城県のみの販売でした。これは、栃木県ではジョージアコーヒーを取り扱うことになっていたために除かれたものでしたが、その後昭和53年9月からは栃木県でも取り扱いが開始され、利根コカ・コーラのエリア全域で販売されることになりました。
マックスコーヒー=千葉というイメージが強いかもしれませんが、二十数年前から3県で販売され愛飲されています。
そもそも、マックスコーヒーとは何ぞや?
利根コカ・コーラが山口県の日本果実工業(同社はドクターペッパーの製造販売を目的に設立された会社)に委託製造した地元ボトラー開発缶コーヒーだったのですが、「マックス」ブランドは東京麹町の鈴木コーヒー店の商標だったため、同社のコーヒーエキスを使用するという「ブランド専用使用権」を取得して販売されるものとなったのです。kenさんのおっしゃっている「ジョージアコーヒー登場のはるか以前~」ですが、実はジョージアとマックスコーヒーは同期の桜、昭和50年6月登場です。とはいっても、このジョージアは全国一斉に発売されたわけではなく、北九州コカ・コーラから先行販売され、その年に11ボトラーから発売されたものです。この部分を取り上げれば、日本コカ・コーラのコーヒーブランド「ジョージア」がマックスコーヒーよりも後に登場したというのは、千葉・茨城では“正解”ということになりますね。
さて、その地元オリジナルブランドですが、平成に入ってちょっと様相が変わってきます。日本コカ・コーラが、他社の市場進出に対抗するべく販売戦略として全国のボトラーが同一製品のブランドで足並みを揃えることになりました。地元に愛されてきたマックスブランドをおいそれと手放すことは出来ない利根コカ・コーラでは、苦肉の策として上半分がジョージア、下半分がマックスコーヒーという奇妙なパッケージにしてマックスコーヒーを存命させました。
なお、ジョージアブランドながらジョージアでないもうひとつの缶コーヒー、Myコーヒーのお話。「My」はご存知、明治屋のブランドです。明治屋がベンダールートの販路を持っていなかったため、富士コカ・コーラに話を持ちかけ、マックスコーヒーと同様にブランド専用使用権という形で缶コーヒー化したものです。販売地域は、富士コカ・コーラのエリアと同じ神奈川県と静岡県になります。
地域限定飲料や先行販売地域のお話も持っていますが、長くなるのでまた別の機会に。