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デスクトップ鉄十番勝負研究所・分析記事集

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[108617] 2023年 8月 11日(金)19:48:03デスクトップ鉄 さん
第64回十番勝負想定解分析
[108595]に続いて想定解分析です。想定解分析においては参考(正答)は正答として扱っています。
今回想定解数最多は5問の蕨市(解答機会4)、4問は男鹿市(同4)、狛江市(同4)、日進市(同2)でした。男鹿市を除き問二と問三の想定解市です。この2問の共通想定解市は、江別市、恵庭市、川口市、蕨市、三鷹市、調布市、狛江市、多摩市、鎌倉市、逗子市、大府市、日進市、長久手市、吹田市、尼崎市、宝塚市の16市で大都市近郊の都市ばかり。うち7市は人口が10万人以下の想定解になりにくい市でした。
第58回終了後の[103883]で人口区分別の想定解率、解答機会数率、解答選択率の分析を行いましたが、人口が多くなるほど、想定解率と解答機会率が高くなります。第1回から第58回までの人口と解答機会率の相関係数は0.597でした。今回の相関係数は、0.189でほとんど相関がありません。未開人さんの解答市人口合計最低新記録が出たのもこのためでしょう。ただし横浜市は3問、大阪市と名古屋市は2問想定解があり、大都市外しが復活したというわけではありません。
第58回終了後の[106816]で10問すべてに想定解があった都道府県を紹介しました。千葉県が15回で最多でしたが、今回16回目を記録しました。ところが県都千葉市は一問も想定解に入っていない。これは新記録かと調べてみましたが、10回記録している静岡県も第26回、28回に静岡市が想定解から外れていました。
[108610]未開人 さん
あと気になったのは、前回指摘された東日本の解答の増加が今回さらにはっきりしたと思います。(中略)デスクトップ鉄さんによるデータが気になるところです。
前回、解答機会率、解答選択率の西高東低傾向が変化していることを指摘しましたが、反応がありませんでした(石川県が西日本というのは違和感があるという議論はありましたが)。憶えていただいて、ありがとうございます。リクエストにお応えして、第64回の東西の解答機会率と答選択率を示します。
出題機会問題正答未答想定解率指数解答機会率指数選択率指数
全国7920 45 324 314 8.6%100.0 8.1%100.0 50.8%100.0
東日本3670 24 154 151 9.0%104.0 8.3%103.2 50.5%99.4
西日本4250 21 170 163 8.3%96.6 7.8%97.3 51.1%100.5
データでみると東日本の解答は増加していません。想定解率と解答機会率は東日本が上回り、解答選択率は西日本が上回りました。
[107652]の表を再掲し第64回の結果を追加します。
解答機会率全国(指数)東日本(指数)西日本(指数)解答選択率全国(指数)東日本(指数)西日本(指数)
1-10回5.0%100.0 4.6%91.3 5.4%107.7 60.4%100.0 60.8%100.7 60.1%99.5
11-20回6.3%100.0 6.3%99.9 6.3%100.1 68.8%100.0 67.6%98.2 69.9%101.6
21-30回6.0%100.0 5.9%97.7 6.2%102.0 77.0%100.0 72.8%94.5 80.6%104.6
31-40回5.7%100.0 5.3%93.8 6.0%105.4 64.0%100.0 61.7%96.5 65.7%102.7
41-50回7.6%100.0 7.5%98.7 7.7%101.1 54.5%100.0 53.1%97.5 55.6%102.1
51回10.7%100.0 10.5%99.0 10.8%100.9 10.7%100.0 10.5%99.0 10.8%100.9
52回6.4%100.0 6.8%106.0 6.1%94.8 50.7%100.0 47.6%93.9 53.7%105.9
53回5.7%100.0 5.5%96.7 5.9%102.9 61.2%100.0 57.9%94.6 63.9%104.3
54回6.6%100.0 7.0%106.0 6.2%94.8 72.2%100.0 68.8%95.3 75.5%104.6
55回9.9%100.0 9.5%95.2 10.4%104.2 40.0%100.0 40.9%102.2 39.3%98.2
56回6.9%100.0 6.7%96.9 7.1%102.7 63.1%100.0 59.9%95.0 65.7%104.1
57回7.2%100.0 7.4%101.9 7.1%98.4 60.5%100.0 57.9%95.8 62.7%103.7
58回8.2%100.0 7.9%96.3 8.5%103.2 61.0%100.0 54.0%88.4 66.8%109.4
59回13.9%100.0 12.7%91.5 14.9%107.4 40.8%100.0 43.3%105.9 39.1%95.6
60回7.0%100.0 7.8%112.0 6.2%89.6 90.4%100.0 89.5%99.0 91.3%101.0
61回9.6%100.0 8.4%88.1 10.6%110.2 53.1%100.0 58.4%110.0 49.4%93.1
62回7.6%100.0 8.0%105.2 7.3%95.5 64.7%100.0 63.9%98.9 65.4%101.1
63回6.7%100.0 6.5%97.5 6.8%102.1 60.6%100.0 61.7%101.7 59.8%98.6
64回8.1%100.0 8.3%103.2 7.8%97.3 50.8%100.0 50.5%99.4 51.1%100.5
解答機会率と解答選択率とは、解答機会が多くなると選択率が下がるという相反関係にあります。ところが、11回から50回までは西日本が両方とも上回る回が多かったのです。51回以降ほぼ交互になっています。圧倒的な西高東低傾向は崩れたものの、東高西低にはなっていないという状況です。
[108595] 2023年 8月 8日(火)20:25:19【1】訂正年月日
【1】2023年 8月 9日(水)12:38:35
デスクトップ鉄 さん
第64回十番勝負難易度分析
昨日十番勝負研究所のデータを更新しました。
まずは難易度分析のコメント。[108576]で速報したとおり、今回の誤答は問四6、問五2の計8個。第58回から63回まで回別誤答率は12%前後で推移していましたが、今回は一挙に1/5の2.4%と過去最低になりました。
誤答率の低さについて、[108578] グリグリさんは
想定解数に余裕があったのが一因でしょうか。加えて共通項の特徴(境界線が明確とか納得性とか)、問題市・非該当市の特徴など、別要因もあるのかなとは思いますが。
と書かれました。想定解数に余裕があったのは、第58回から第62回も同じ。あえて理由を探すと、問題が難しく解答意欲をそぎ、誤答率が下がったという面はないでしょうか。第58回以降第62回まで40人台で推移してきた参加者が36人に減り、うち完答者30人、完答率83.3%と参加しても完答を目指さない解答者が増えました(ちなみに、第60回は参加者51人完答者49人で、完答率96.1%)。ただし、誤答率が10.1%だった第57回も今回と同じ参加者36人、完答者30人で、結局解答者のレベルが上がり、解答に慎重になったということなのでしょう。
銅メダル所要時間の偏差値と誤答率の偏差値の単純平均で計算している総合難易度は、問五がランクE、問四がランクCで、誤答率ゼロの残り8問はランクAとなりました。銅メダルの偏差値は、43.7(15回問二)からの100.8(11回問一)の範囲。これに対し、誤答率の偏差値は、今回を含め26問ある誤答ゼロの38.7が最低で、101.4(17回問七誤答率70.6%)まで幅広く分布しています。銅メダルの偏差値は、近年解答の高速化のため、今回も問五の75.3を除くとすべて50以下で大きな差がつきません。そのため総合難易度が誤答率にひきずられる傾向にあります。
指標別にみると
総合難易度問五>問四>問一>問七>問二>問三>問八>問六>問十>問九
金所要時間問五>問七>問一>問四>問二>問三>問八>問六>問十>問九
銅所要時間問五>問一>問七>問二>問三>問四>問八>問六>問十>問九
10位所要時間問五>問七>問四>問三>問一>問六>問二>問八>問十>問九
20位所要時間問五>問七>問九>問六>問二>問三>問四>問八>問十>問一
誤答率問四>問五>問一=問二=問三=問六=問七=問八=問九=問十
完答者正答順問五>問七>問六>問二>問三=問四>問九>問八>問一>問十
完答者平均正答時間問五>問七>問二>問六>問四>問三>問八>問九>問十>問一
問五が誤答率を除く全分野で最難問でした。問一は金メダルでは3位、銅が2位でしたが、解答が進むにつれて順位を下げました。逆に問九は20位所要時間では3位と順位を上げました。
完答者正答順は、
解答者問一問二問三問四問五問六問七問八問九問十相関係数平均正答時間平均正答順位
1おがちゃん2.55.579102.582.55.52.50.756 0 14:36:515.6
2海辺を飛ぶ鳥 873410195620.611 0 19:19:343.2
3とりぴー368279541010.375 4 15:15:2110.7
4555510555550.683 5 01:46:1513.8
5白桃654710892130.763 2 07:56:188.7
6勿来丸947610583120.601 0 22:40:143.6
7未開人517810264390.243 3 15:38:2210.8
8スカンデルベクの鷲765310892140.709 1 10:03:116.4
9ばなし261073895140.212 6 07:15:0017.6
10深夜特急3.53.56810792510.869 3 18:03:5212.3
11桜トンネル751896103420.707 2 15:38:278.8
12あきごん310856794120.537 5 12:59:4814.7
13鳴子こけし67.527.510294.54.520.702 3 04:57:4210.6
14ぺとぺと 738591104260.478 2 14:12:389.4
15駿河の民765892103410.709 2 08:05:128.4
16EMM 582710394160.603 3 06:48:5512.0
17Takashi173451082960.340 8 05:34:3720.8
18伊豆之国 26539.59.57.547.510.767 6 23:52:0618.7
19油天神山 158210934760.355 9 09:22:1024.8
20なると金時49169275930.495 6 03:47:4817.8
21かぱぷう256310784910.796 7 03:02:2119.6
22デスクトップ鉄356710893130.823 9 06:58:2125.8
23星野彼方537810694120.741 5 01:48:2215.6
24メークイン172493810650.437 9 17:52:0126.4
25naidesu 271358104960.372 8 17:50:4224.1
26まりんぶる~13337.55.597.5105.50.417 8 15:38:3423.0
27m#774.539.579.5214.50.693 9 10:25:2127.0
28k_ito55555555105-0.090 10 23:34:3628.7
29せいこう157310486920.707 10 16:46:2329.1
30くは 139210956940.426 9 20:21:3325.6
平均4.067 5.517 5.183 5.183 8.750 5.650 8.000 4.117 5.083 3.550 1.666 1)
標準偏差2.452 1.936 2.541 2.215 1.982 2.798 1.815 1.735 3.437 2.057 2.367 2)
1)標準偏差の平均
2)平均の標準偏差
問九は最初に解答した9人に対し、最後の解答が4人いて、バラツキを示す標準偏差が最大でした。

#[108597] メークイン さんのご指摘により表を訂正。
[108576] 2023年 8月 6日(日)20:31:46【1】訂正年月日
【1】2023年 8月 7日(月)06:45:24
デスクトップ鉄 さん
第64回十番勝負新記録
[108563] 未開人 さん
新記録など色々気づいた点もあるので、デスクトップ鉄さんの分析を楽しみにしています。
十番勝負研究所のデータは集計中ですが、現時点で把握している新記録は次の2点です。
今回誤答が少なかったことが注目されます。回別誤答率は2.4%(既出・問題の誤答、参考解答は分母分子に参入しない)で、これまで最低だった第40回の3.6%から大きく向上しました。
また未開人さんの解答市人口合計が173,494人、念願の20万人以下を達成されました。これまでの記録は第58回の232,864人でした。
解答市人口最少人口市人口
問一枕崎市19,208陸前高田市17,595
問二伊達市(北海道)31,773伊達市(北海道)31,773
問三尾鷲市15,429尾鷲市15,429
問四夕張市6,586夕張市6,586
問五遠野市24,353遠野市24,353
問六珠洲市12,197珠洲市12,197
問七土佐清水市11,713土佐清水市11,713
問八枕崎市19,208枕崎市19,208
問九えびの市16,931えびの市16,931
問十宮津市16,096芦別市11,787
合計173,494167,572
すごいのは、問一と問十以外はすべて最少人口市を解答していること。問一枕崎市は既解答の陸前高田市に次ぐ2位。問十は既解答の芦別市と津久見市を除く最少。
#問二の最少人口市は、出題市神埼市の30,404人

グリグリさんに業務連絡。
[108556] の未解答市に、正答判定の次の市が記載されています。
問四:呉市
問六:東根市、小林市
問十:赤穂市
[107652] 2023年 4月 19日(水)19:12:34【2】訂正年月日
【1】2023年 4月 21日(金)18:27:24
【2】2023年 5月 25日(木)16:58:42 by オーナー(表組み改善)
デスクトップ鉄 さん
第63回十番勝負想定解分析
第63回十番勝負の想定解分析です。
今回想定解数が前回の653から581に減少したなかで、該当市数も451から390に減少、重複度は1.448から1.490に上昇しました(想定解分析(開催回別)参照)。これは、鹿児島市が3問、北杜市と庄原市が2問出題され、問題市の重複度が高まったためで(前回の複数問出題は富士宮市の2問だけ)、解答機会の重複度は1.383から1.362に、正答市の重複度は1.266から1.258に低下しました。そのなかで、有田市は解答機会が4問あり、全問解答されました。全63回の想定解が45、解答機会が43、解答選択率が62.8%(指数101.0)という地味な市にしては意外な結果です。
今回佐賀県の市を解答できる問題が1問も出題されませんでした。解答機会ゼロは、次の延べ13県。なぜか西日本ばかりで、東日本は第25回の岩手県だけ。なお、第25回は解答機会数が135しかなく、全問売り切れ。
20*鳥取県、香川県
25岩手県、*三重県、島根県、徳島県、香川県、沖縄県
38鳥取県
40*沖縄県
50和歌山県
52*佐賀県
63*佐賀県
*は、想定解もゼロ。
鳥取、香川、佐賀と沖縄が2回記録しています。この4県は市数が少なく、出題機会数がそれぞれ2,520(47位)、5,040(45位)、6,060(40位)、6,890(35位)です。その結果、解答機会が232(47位)、400(43位)、413(41位)、455(38位)と絶対数が少ないことによるのでしょう(25回の沖縄は想定解数3だったが、すべて問題市で解答機会ゼロ)。全63回で見るとこの4県の解答機会率指数は、それぞれ139.8、120.5、103.5、100.3と平均以上(ちなみに鳥取は全都道府県のトップで、最低は茨城県の82.8)。後述する西高東低傾向と矛盾しますが、東日本でこの4県より出題機会数と解答機会数が少ないのは、青森(出題機会6,160、39位、解答機会434、39位)だけ。なお、出題機会数のトップ3は、埼玉(25,220)、愛知(22,820)、千葉(22,670)で、解答機会数のトップ3は、埼玉(1,444)、愛知(1,365)、大阪(1,347)。

分析記事で想定解率、解答機会率、解答選択率の西高東低傾向を指摘してきました([81837][87197][97492]など)。出題者と有力解答者に西日本出身の方が多いためだと思います。最近この傾向が変わっているように感じ、調べてみました。
東日本と西日本の境界は、新潟・富山、長野・岐阜、静岡・愛知としました。想定解率と解答機会率は同じ傾向なので、解答機会率で代表させます。左が解答機会率、右が解答選択率です。
全国(指数)東日本(指数)西日本(指数)全国(指数)東日本(指数)西日本(指数)
1-10回5.0%100.0 4.6%91.3 5.4%107.7 60.4%100.0 60.8%100.7 60.1%99.5
11-20回6.3%100.0 6.3%99.9 6.3%100.1 68.8%100.0 67.6%98.2 69.9%101.6
21-30回6.0%100.0 5.9%97.7 6.2%102.0 77.0%100.0 72.8%94.5 80.6%104.6
31-40回5.7%100.0 5.3%93.8 6.0%105.4 64.0%100.0 61.7%96.5 65.7%102.7
41-50回7.6%100.0 7.5%98.7 7.7%101.1 54.5%100.0 53.1%97.5 55.6%102.1
51回10.7%100.0 10.5%99.0 10.8%100.9 10.7%100.0 10.5%99.0 10.8%100.9
52回6.4%100.0 6.8%106.0 6.1%94.8 50.7%100.0 47.6%93.9 53.7%105.9
53回5.7%100.0 5.5%96.7 5.9%102.9 61.2%100.0 57.9%94.6 63.9%104.3
54回6.6%100.0 7.0%106.0 6.2%94.8 72.2%100.0 68.8%95.3 75.5%104.6
55回9.9%100.0 9.5%95.2 10.4%104.2 40.0%100.0 40.9%102.2 39.3%98.2
56回6.9%100.0 6.7%96.9 7.1%102.7 63.1%100.0 59.9%95.0 65.7%104.1
57回7.2%100.0 7.4%101.9 7.1%98.4 60.5%100.0 57.9%95.8 62.7%103.7
58回8.2%100.0 7.9%96.3 8.5%103.2 61.0%100.0 54.0%88.4 66.8%109.4
59回13.9%100.0 12.7%91.5 14.9%107.4 40.8%100.0 43.3%105.9 39.1%95.6
60回7.0%100.0 7.8%112.0 6.2%89.6 90.4%100.0 89.5%99.0 91.3%101.0
61回9.6%100.0 8.4%88.1 10.6%110.2 53.1%100.0 58.4%110.0 49.4%93.1
62回7.6%100.0 8.0%105.2 7.3%95.5 64.7%100.0 63.9%98.9 65.4%101.1
63回6.7%100.0 6.5%97.5 6.8%102.1 60.6%100.0 61.7%101.7 59.8%98.6
10回単位でみると、第1-10回の解答選択率以外は、50回まで解答機会率、解答選択率ともに西高東低でした。一般に、解答機会が少ないと、解答選択率が高まる傾向があります。51回以降、東日本出身の解答者が増えたためか、解答選択率で東日本が上回る回が出てきましたが、いずれも解答機会率が西日本よりも低い回でした。第11回から50回までの西日本の圧倒的な西高東低を崩すには至っていません。
#鳥取、香川、佐賀、沖縄の、出題機会数を追記
[107639] 2023年 4月 17日(月)20:11:35【2】訂正年月日
【1】2023年 4月 18日(火)06:57:50
【2】2023年 5月 25日(木)17:00:05 by オーナー(表組み改善)
デスクトップ鉄 さん
第63回十番勝負難易度分析
十番勝負研究所の難易度分析と想定解分析のページを更新しました。難易度についてコメントします。

出題者は、今回の問題はいつもより難易度が高いと想定されていました([107154])。しかし回別難易度は、総合難易度が前回の30位から29位、銅メダル平均所要時間が35位(前回37位)、誤答率が30位(34位)、完答所要時間が33位(36位)、最初の金メダル所要時間が15位(27位)と順位が上がりました(難易度が低下)。出題者の予想が外れたのは、超上級者がその実力を発揮したことによると思います。多くの解答者が苦労した問四、問五で、問五桜トンネルさんの2分4秒、問四海辺を飛ぶ鳥さんの7分49秒は、誰かが言っていたがエスパーか。とはいえどちらも予想問題だったことを知って([107628][107642])納得し、超上級者の事前準備に脱帽。完答順1位のおがちゃんさんは、平均正答順位、平均正答時間もトップで、第62回に続き三冠王2連覇を達成。
一方最後のメダルの所要時間は42位(前回34位)、10位平均所要時間は47位(32位)と前回に比べ順位を下げ、上級者の二極分化の傾向もみられました。完答所要時間は、2位と3位とで3日3時間の差がつきました。

問題別の難易度ランクは、問四がE、問三と問七がD、問二、問五、問八、問九、問十がC、問一、問六がBで、Aランクはありません。問五のCランクは意外でしたが、銅メダル所要時間が3時間21分48秒と早かったため。
指標別にみると、これまでになくばらけています。問五がもっとも難しかったのが5分野ありますが、金メダル所要時間では易しい方から2番目。問八が5分野でもっとも易しかったが、誤答率では3位タイでした。
総合難易度問四>問三>問七>問五>問九>問八>問十>問二>問一>問六
金所要時間問七>問九>問十>問一>問二>問三>問四>問六>問五>問八
銅所要時間問四>問七>問九>問二>問十>問五>問六>問三>問一>問八
10位所要時間問五>問四>問七>問九>問六=問十>問三>問二>問一>問八
20位所要時間問五>問三>問九>問七>問四>問十>問六>問一>問八>問二
誤答率問三>問五>問四=問八>問七>問十>問一>問九>問二=問六
完答者正答順問五>問九>問四>問七>問十>問三>問六>問一>問二>問八
完答者平均正答時間問五>問四>問七>問九>問十>問三>問六>問一>問二>問八

完答者の正答順は、次のとおり。
解答者相関度平均正答時間正答順
1おがちゃん317104582960.722 0 12:36:143.2
2海辺を飛ぶ鳥377210771470.388 1 07:38:425.3
3スカンデルベクの鷲592104361780.273 1 02:07:033.9
44.54.54.59104.54.54.54.54.50.605 5 00:28:3011.6
5桜トンネル4521016.59386.50.242 3 06:56:367.4
6かぱぷう 241810563970.783 4 04:46:3511.2
7深夜特急213.5875.59.53.59.55.50.825 5 09:08:0615.3
8勿来丸 378910154620.536 2 06:04:347.1
9未開人 131049582760.741 4 16:36:5211.2
10ぺとぺと841910265730.466 2 06:51:177.2
11駿河の民329410561870.813 5 04:42:5515.4
12白桃1329104.56.56.584.50.685 3 01:33:468.6
13鳴子こけし514910772730.792 2 07:37:368.0
14とりぴー7195103.56283.50.709 5 08:10:0312.8
15EMM321067481950.807 5 06:21:4616.3
16星野彼方841079153620.440 4 05:09:0712.5
17BEAN431.56.56.59.56.51.56.69.50.458 5 06:34:5418.6
18デスクトップ鉄7.5210394.5617.54.50.559 6 19:37:1322.6
19まりんぶる~1.51.53456.56.589100.265 6 09:55:1020.7
20ばなし47826159310-0.246 7 16:04:1021.1
3.975 3.600 5.625 6.725 7.875 4.550 6.575 3.200 7.155 5.725 1.607 (1)
2.209 2.376 3.471 2.770 2.685 2.224 1.350 2.364 1.769 2.452 2.367 (2)
(1)平均の標準偏差、(2)標準偏差の平均
問三は、最初に解答した解答者が2名、最後の解答者が4名と最もばらつきが大きかった。今回は一発完答者がいなかったので、完答者全員の相関度を算出できました。解答がかなり煮詰まってから参加したばなしさんを除き、負の相関はありませんでした。

第9回全国の鉄道路線五番勝負を4月21日21時からからここで開催します。皆様の参加をお待ちしています。かぱぷうさん、行橋市の仇をとるべく、てぐすねひいて待っています。

#[107641]勿来丸 さんのご指摘により、Bランクに問一を追加。問五の桜トンネルさんも予想問題とのことで、記事番号を追加。
[107622] 2023年 4月 16日(日)06:58:13【2】訂正年月日
【1】2023年 4月 16日(日)07:01:35
【2】2023年 5月 25日(木)17:00:53 by オーナー(表組み改善)
デスクトップ鉄 さん
十番勝負問三
[107619] 白桃 さん
北海道以外の都府県が毎月公表している推計人口は、当然ながら、基準としている国勢調査年から時がたつほど実態とは乖離していくのです。ですから、毎年間違いなく増加していると推測されるところでも、国勢調査から4年を経た(例えば2019年10月1日現在)推計人口と一年後の国勢調査(2020年)と比較すると、見かけ上ではマイナス(減少)となっているケースがよくあるのです。
この説明を読んで、[107592] せいこう さん
町田市はNGなのか… 市のHPで確認したけど参考にするデータが違うってことなのかな
の理由がわかりました。
町田市のサイトに掲載されている2022年の統計書のExcelファイルによると、各年1月1日の住民基本台帳の人口は3年連続増加しています。しかし当サイトでは、2019年から2020年にかけて大きくマイナスになっています。全体として当サイトの人口が多めなのは、1月と10月の季節差以上のような気がしますがいかがでしょうか。
町田市増減当サイト増減
2019年428,685 434,407
2020年428,821136431,079 -3,328
2021年429,152331432,486 1,407
2022年430,3851,233433,032 546
せいこう さんの町田市の石高没収は酷のような気がしました。
区町村ヒントの更別村は逆に、自治体のデータの2019年から2020年がマイナスになっています。
更別村増減当サイト増減
2019年3,1733,073
2020年3,166-73,0807
2021年3,16713,0811
2022年3,16813,0865
[106816] 2023年 1月 15日(日)18:56:04【2】訂正年月日
【1】2023年 1月 15日(日)20:51:33
【2】2023年 5月 25日(木)17:32:46 by オーナー(表組み改善)
デスクトップ鉄 さん
第62回十番勝負想定解分析
第62回十番勝負の想定解分析です。最初におことわり。問六の想定解分析は、正答判定の大垣市と参考の刈谷市、大阪市を正答市とし、41市を正答市としています(難易度分析の正答は大垣市2答、刈谷市と大阪市は参考で40)。

今回は想定解が特定の地域に偏在した問題が出題されました。問六の想定解49市は、東海道沿線の8府県だけ。問十は25府県が該当しましたが、全想定解67市のうち東北6県で34市と50%を超えるなど東日本に集中し、近畿以西の府県は7市しか該当しませんでした。
今回の想定解分析は、想定解の県別分布に焦点を当てます。想定解に該当したのが8県以下だった過去問は、次の17問あります。
問題府県想定解共通項
01-0289改称した市(市制施行日の改称を除く)
01-10718最初の3桁がぞろ目の郵便番号がある市
03-10610鈴木市長
04-01716ラムサール条約に登録された湿地がある市
05-09516国道9号線が通る市
06-04818天皇陵がある
07-04714「四」の文字を含む自治体に隣接する
15-09634東経140度線が通る市
18-08520十八銀行のある市
20-03742石川県を通る国道が通る市(石川県の市を除く)
20-10820長野県に隣接する市
25-02719郵便番号の上3桁に100のキリ番がある市
31-10737東北新幹線の通る市(南から通過順)
35-03635東海道が通る市
36-06635旧中山道が通る市
50-05250読みが「さ」で始まる都道府県の市
62-06849経県値市区町村版登録者(全県登録者)が未踏でない市
初期の想定解数が少ない問題と国道9号線、東北新幹線などの通過問題がほとんどです。なお、ラムサール条約湿地はその後10-06、21-08、41-04と3回出題され、登録地の追加により、それぞれ14県34市、16県38市、22県51市に増加しています。
一方、47都道府県のすべてが該当する問題は59問出題されましたが、今回の問二を含め56問が47市問題(同一県で複数市が該当するものも含む)で、それ以外は次の3問だけ。
問題想定解共通項
23-0348第91回全国高校野球選手権大会出場校の所在市
35-0779市名誕生日が日曜日の市
61-0182野球にまつわる聖地・名所150選がある
第91回(2009年)は郡部からの出場がなかったのですね(西東京の出場校も町田市の日大三高)。

今回神奈川県だけ10問すべてに想定解がありました。これまで同一回の全10問に想定解があった都道府県は延べ156県あり、上位は次のとおり。なお、第38回は10問とも47市問題で、全都道府県が該当しました(秋田、栃木、群馬、石川、福井、山梨、奈良、和歌山、鳥取、島根、山口、徳島、愛媛、佐賀、大分、宮崎、沖縄の17県の全問該当は第38回だけ)。
都道府県回数出題機会数想定解数想定解率(指数)
千葉154,15,38,42,44-47,49,51-53,55,57,5922300143689.4
静岡1022,26-28,38,46,57-59,61142201073104.7
愛知109,26-27,33,37-38,46,51,55,5822440146290.4
福岡1024,27,34,38,42,44,47,55,58,6117150110489.1
茨城930,38,44,51,53-54,57,59,6119220105281.8
神奈川99,14,23,28,38,44,46,53,6211780974114.8
大阪713,19,38,45-47,5820460144598.0
新潟69,20,38,46-47,6112480997110.9
兵庫612,22,38,42-43,5817640125598.7
出題機会数(各回の市数x10)が多く、想定解率が高いと、その関数である想定解数が増えて該当する可能性が高まると考え分析してみました。しかし、同一回・同一県の想定解が集中するのは偶然に左右されるようで、意味ある分析になりませんでした。
逆に全10問のいずれも想定解がなかったのは、第20回鳥取、第25回三重、第40回沖縄、第52回佐賀の4県ありました。

第62回の記録に戻ると、鈴鹿市の解答選択率100%は今回33問に達しました。第40回以降Nさんが13問正答し、維持しています。

グリグリさん、「金沢コレクション」の石狩金沢駅は2020年5月廃止されました。

#[106817]白桃さんのご指摘でタイトルほかを訂正
[106809] 2023年 1月 14日(土)17:37:13【3】訂正年月日
【1】2023年 1月 14日(土)17:54:27
【2】2023年 1月 16日(月)07:30:27
【3】2023年 5月 25日(木)17:32:24 by オーナー(表組み改善)
デスクトップ鉄 さん
第62回十番勝負難易度分析
第62回十番勝負の難易度についてコメントします。回別総合難易度は34位で前回の36位とほぼ同じ中位の難易度でしたが、完答所要時間が前回から22時間以上遅くなり36位から28位と難易度を高めました。
問題別難易度は問五がEランク、問九がDランク、Cランク4問(問一、問二、問六、問八)、Bランク2問(問四、問七)、Aランク2問(問三、問十)という結果でしたが、指標ごとにみると次のようにかなりばらけています。問五と問九の難易度が高く、問十が低いのはほぼ共通していますが、問九の誤答率は低かった。
総合難易度問五>問九>問二>問一>問八>問六>問七>問四>問三>問十
金所要時間問五>問九>問一>問八>問二>問七>問六>問十>問四>問三
銅所要時間問九>問五>問二>問一>問八>問三>問七>問十>問六>問四
10位所要時間問五>問九>問一>問七>問二>問三>問八>問四>問六>問十
20位所要時間問九>問五>問三>問一>問七>問二>問十>問八>問六>問四
誤答率問五>問六=問八>問一>問二>問七>問九>問四>問三>問十
完答者正答順問九>問五>問三>問二>問八>問七>問一>問十>問六>問四
完答者平均正答時間問五>問九>問一>問二>問七>問三>問四>問八>問六>問十
完答者の正答順は、次のとおり。
解答者相関度平均正答時間正答順
1おがちゃん82.567102.554910.469 0 10:40:352.5
2勿来丸659110237840.762 0 12:54:393.0
34.54.54.54.594.54.54.5104.50.779 2 16:22:129.0
4ぺとぺと472892561020.490 1 02:23:574.8
5海辺を飛ぶ鳥791283651040.731 1 08:14:044.8
6スカンデルベクの鷲365410782910.491 2 15:08:528.6
7白桃 39416975920.484 3 12:58:4711.8
8EMM873510426910.533 2 12:09:148.5
9桜トンネル641039257810.664 2 19:15:139.0
10Takashi651038274910.718 5 03:48:2917.1
11鳴子こけし7.51052.592.562.57.52.50.627 2 07:34:018.3
12かぱぷう537281961040.824 4 13:19:1115.8
13未開人 865310294710.583 3 08:45:0911.3
14駿河の民856392741010.788 3 23:43:5013.2
15油天神山456181023970.396 5 22:15:1120.3
16星野彼方8.56.58.51.556.534101.50.606 5 14:38:3918.7
17まりんぶる~4.57.59.522267.54.59.50.165 6 07:44:5323.3
18深夜特急48.5618.562.52.51060.700 6 02:31:4921.6
19デスクトップ鉄238591461070.647 3 19:24:1313.3
20ゆうっと351017248960.748 6 08:32:2123.1
21なると金時945.527.55.57.531010.653 4 22:58:2116.0
22ばなし37214.54.5910860.467 6 12:26:1523.5
23鰯山1.591.54358106.56.50.121 7 21:26:3731.6
24あきごん759462831010.672 4 18:46:1218.0
25とりぴー510623147980.590 5 20:26:5021.0
26m#626266210960.482 6 20:18:0027.1
27せいこう821539741060.097 7 16:50:3230.7
28伊豆之国1.574351.58.58.51060.660 6 20:30:5126.4
29さざ波5.575.514239990.607 6 16:17:4126.2
30くは 2.5662.5682.52.59100.316 7 06:04:5728.7
31ソーナンス5.55.55.55.55.55.55.55.55.55.58 14:28:2435.9
32ピーくん462313810750.259 7 17:25:0531.2
33naidesu666231610690.340 7 08:33:3230.5
34うっかりじゅうべえ156237849100.295 8 09:36:0734.5
35メークイン647581329100.477 7 08:46:1630.4
36BEAN53955133990.443 7 06:47:3230.5
37しずしず104.54.54.54.54.54.54.54.54.5-0.036 9 19:14:5338.8
平均5.311 5.716 5.730 3.081 6.554 3.797 5.473 5.514 8.608 4.851 1.493 (1)
標準偏差2.307 2.139 2.584 1.774 2.635 2.613 2.276 2.556 1.560 3.127 2.357 (2)
(1)平均の標準偏差、(2)標準偏差の平均
問五、問九が最後に残った難問だったのは共通しています。しかし遅れて参加した解答者は、問九に苦戦するものの、問五の正答順位は上位の解答者に比べ早くなっています。これはヒント効果によるものと思われ、問五の標準偏差(バラツキを示す)が問十についで大きく、これらの解答者の相関度が低いことにも示されています。

おがちゃんさんは完答一番乗り(2 22:24:00)だけでなく、平均正答時間(0 10:40:35)、平均正答順位(2.5)でも1位で、第53回の勿来丸さん(1 16:50:07、0 08:57:59、1.9)以来の三冠王でした。第59回後の[103926] に書きましたが、三冠王はこれまで桜トンネルさんが最多の6回獲得し、白桃さんが5回で続いています。

#[106819] 海辺を飛ぶ鳥さんのご指摘により7名の解答者の平均正答順を訂正。採点の訂正による正答順位の変動を反映していませんでした。全国のJR駅リストも訂正します。
[105887] 2022年 9月 28日(水)06:55:37デスクトップ鉄 さん
第61回十番勝負難易度分析
続いて第61回の難易度についてコメントします。回別総合難易度と完答所要時間が61回中35位。問題別ではEランクとAランクがなく、Dランク4問(問二、問三、問六、問八)、Cランク2問(問六、問十)、Bランク4問(問一、問四、問七、問九)で、中位の難易度の大会となりました。
問題ごとの難易度を指標ごとにみると、かなりばらけています。もともと銅メダル所要時間は上級者にとっての、誤答率は初心者にとっての難易度という観点からそれぞれの偏差値を単純平均して総合難易度としてきました。61回を重ね銅メダル所要時間の偏差値に大きな差がなくなり、総合難易度が誤答率によって決まるという傾向になっています(誤答率1,2位の問八、問五が総合難易度でも1,2位。誤答0の問一が8位)。金、銅、10位、20位の変動(問十は、6位→8位→1位→1位)は、主としてヒントの難易度によるものでしょう。
総合難易度問八>問五>問三>問二>問六>問十>問七>問一>問九>問四
金所要時間問三>問五>問八>問六>問二>問十>問一>問七>問九>問四
銅所要時間問三>問五>問八>問二>問一>問九>問六>問十>問七>問四
10位所要時間問十>問三>問五>問九>問一>問二>問八>問六>問四>問七
20位所要時間問十>問三>問一>問二>問六>問五>問九>問八>問四>問七
誤答率問八>問五>問二>問六>問十>問三>問七>問一>問四=問九
完答者正答順問三>問一>問十>問五>問二>問六>問八>問九>問四>問七
完答者所要時間順問三>問十>問二>問一>問五>問八>問九>問六>問四>問七
回をまたがった比較ができないのが難点ですが、同一回の問題間の難易度比較は、完答者の問題ごと正答順位が実感にあうようです(複数問同時解答の実際の順位が反映されないのも難点)。
解答者相関係数平均正答順
1555555510550.018 10.2
2ぺとぺと371049816520.538 3.8
3桜トンネル569110427830.668 4.2
4スカンデルベクの鷲9573.5823.510610.350 10.1
5勿来丸679210518430.750 3.8
6おがちゃん875294161030.573 8.8
7とりぴー106827413590.865 10.5
8海辺を飛ぶ鳥851047216930.581 9.1
9鳴子こけし94826.52256.5100.750 12.9
10白桃 641027518390.829 11.6
11油天神山689171023450.749 14.6
12未開人934268157100.631 11.8
13深夜特急 873.53.56.56.513.53.5100.646 19.7
14EMM851016274390.518 16.4
15Takashi 698351012740.580 22.9
16伊豆之国458297163100.776 21.0
17なると金時793151026480.581 18.7
18デスクトップ鉄107815.592345.50.783 17.5
19星野彼方967151023480.748 15.0
20かぱぷう107841325690.555 16.5
21あきごん796151023480.698 19.8
22駿河の民867493251010.397 18.4
23ばなし106529834170.643 23.8
24メークイン567289134100.752 23.0
25くは5.531041.585.581.580.254 26.4
26むっくん3.53.593.583.53.5103.570.471 34.0
27m#7.5107.5237.51547.50.760 25.6
28さざ波6666616666-0.031 38.1
29まりんぶる~8.5236.54.56.518.5104.50.104 28.6
30鰯山11085763.53.5290.352 29.6
31ピーくん261035174980.154 29.6
32おいなりさん7.5104.54.57.5124.54.590.519 32.2
33はしもつ559155510550.514 32.5
平均6.742 6.197 7.318 2.773 6.455 5.636 2.485 5.576 5.197 6.561 1.634(1)
標準偏差2.366 2.076 2.175 1.557 2.191 3.024 1.848 2.366 2.437 2.847 2.289(2)
(1)平均の標準偏差、(2)標準偏差の平均
問四と問七は多くの解答者が最初か2番目に解答しています。この2問を除くと平均順位は接近しており、全十問の平均正答順位の標準偏差は1.634で前回の1.618とほぼ同じ。問題間の難易度差が小さく、解答者ごとに得意な問題が異なる傾向が続いています。
今回は一発完答者がいなかったため、全員の相関係数が算出できました。

お知らせ:第15回全国のJR駅五番勝負をここで10月7日(金)21時に開始します。
[105883] 2022年 9月 27日(火)19:41:35【1】訂正年月日
【1】2022年 9月 28日(水)06:33:03
デスクトップ鉄 さん
第61回十番勝負想定解分析
昨日十番勝負研究所の難易度分析と想定解分析のページを更新しました。
第54回を最後に出題がなかった47市問題が今回2問出題されました。問二と問八は、どちらも新しい切り口で、国勢調査データの読みこなしが必要な難易度D(難易度分析は別稿で)の良問でした。なお、第55回大会後の[100756]で過去の47市問題をまとめています。
問二の想定解は、県庁所在地が25市、県境の市が22市と分かれました。47市問題で県庁所在地が過半を占めたのは、問二を含め次の3問だけです(●:問題、◎:正答、○:未答)。
回問難度共通項
46-01B人口最多(1市出題)1271341
47-07E在留外国人最多0231134
61-02D他県従業・通学者最多121325
問一の想定解も県庁所在地が42市を占めました。これも歴代3位です。ベスト10は、
回問難度共通項
08-0493B国立大学のキャンパス0242044
09-0358C都道府県立図書館1241843
61-0182D野球の聖地・名所1212042
46-0147B都道府県で人口最多(1市出題)1271341
35-0540B県庁所在地の政令・中核・特例市529640
19-0358B市名誕生日が1800年代236038
57-0149A地方気象台228737
15-10104D市名+東西南北郵便局1142136
09-0479B20万分の1地勢図の名称1142035
44-0261E市制施行日が戦前152935
県庁所在地が該当しそうな共通項ばかり。全10問該当は、盛岡、宇都宮、新潟、金沢、岐阜、名古屋、京都、和歌山、岡山、広島、松山、高知、長崎及び熊本の14市。一方、山口は7問、さいたまと津は5問非該当でした。
第35回問五は県庁所在地限定なので5市出題ですが、その他の問題は県庁所在地の出題が2市以下。逆に問題市をすべて県庁所在地とした問題が2問ありました。どちらも難度Eです。
回問難度共通項
03-0317E都道府県全人口の30%以上512017
12-1045E問一から問九の問題5308
#[105886] 海辺を飛ぶ鳥 さんご指摘のミスを訂正。想定解分析(開催回別)も訂正更新しました。

Nさんが問九の鈴鹿市を解答し、現役市で唯一の解答選択率100%を維持しました。

[105864] グリグリさん
デスクトップ鉄さんの声も聞こえた気がしますし^^;
フライングで投稿し、間違いに気づいて削除してしまいました。グリグリさんとご覧になった方、失礼しました。
[104733] 2022年 5月 19日(木)19:56:36【1】訂正年月日
【1】2022年 5月 19日(木)20:49:48
デスクトップ鉄 さん
第60回十番勝負想定解分析
第60回の想定解分析です。
今回は正答市重複度(正答数/正答市数)が1.452(=498/343)と60回中最大になりました。解答される市の集中度が高まったということです。福島市、日光市、柏市、川崎市、長野市、静岡市、浜松市、姫路市、鳥取市、北九州市が4問出題され、全問解答されました。福島市と鳥取市は全問、日光市と北九州市は3問同一解答者が解答し、鳥取市は領主が交代しました。
第60回の解答選択率は90.4%で、第25回(全問売り切れ)、第19回(98.1%)に次ぐ3位でしたが、以下の24県で100%になりました。
宮城、山形、茨城、栃木、群馬、神奈川、石川、福井、山梨、静岡、愛知、滋賀、奈良、鳥取、島根、徳島、香川、愛媛、高知、福岡、熊本、大分、宮崎、沖縄
全60回を通じた都道府県別の解答選択率は想定解分析(都道府県別)に記載していますが、市盗り開始前の1-40回と開始後の41-50回、51-60回の数字を以下に示します。同様の分析は、第55回終了後の[100769]、第56回終了後の[101328] でも行いました。
ヘッダーを2行にすると、数字が右揃えにならないので、左から1-40回、41-50回、51-60回と通算の数字です。
機会数選択率指数順位機会数選択率指数順位機会数選択率指数順位機会数選択率指数順位
北海道667 61.2%89.9 4424645.1%82.8 4025549.0%90.5 34116855.1%88.4 47
青森247 69.6%102.3 178748.3%88.6 348151.9%95.7 2441561.7%98.9 26
岩手268 61.9%91.0 4210854.6%100.3 2311050.0%92.3 2848657.6%92.4 40
宮城350 70.9%104.1 1311665.5%120.3 711758.1%107.3 1558367.2%107.8 10
秋田324 63.9%93.9 4010955.0%101.0 2113936.7%67.7 4757255.6%89.1 46
山形311 65.6%96.4 3310453.8%98.8 2611249.1%90.7 3252759.8%95.8 36
福島340 69.1%101.5 1810652.8%97.0 3012742.5%78.5 4357360.2%96.5 35
茨城590 64.7%95.1 3520145.8%84.0 3821742.4%78.3 44100856.2%90.0 44
栃木320 70.3%103.3 1411242.9%78.7 4511961.3%113.3 1055162.8%100.7 23
群馬285 72.6%106.7 97244.4%81.6 417960.8%112.2 1343665.8%105.5 12
埼玉766 64.6%94.9 3632643.3%79.4 4428450.4%93.0 27137656.6%90.8 42
千葉705 64.5%94.8 3725954.4%99.9 2530348.8%90.2 35126758.7%94.1 39
東京582 61.3%90.1 4323553.6%98.4 2720546.8%86.5 39102356.6%90.7 43
神奈川489 72.6%106.7 1014869.6%127.8 319664.3%118.7 783470.0%112.3 6
新潟511 68.9%101.2 2015547.1%86.5 3619951.3%94.6 2586560.9%97.7 32
富山278 65.1%95.7 346264.5%118.4 89549.5%91.3 3143561.6%98.8 27
石川253 82.6%121.4 37866.7%122.4 510757.9%107.0 1643873.7%118.2 2
福井240 68.8%101.0 227561.3%112.6 147538.7%71.4 4639061.5%98.7 29
山梨265 67.9%99.8 268258.5%107.5 199171.4%131.9 543866.9%107.2 11
長野398 64.1%94.1 3912269.7%127.9 214284.5%156.0 266269.5%111.4 7
岐阜451 65.6%96.4 3214353.1%97.6 2814862.8%116.0 874262.7%100.5 24
静岡534 68.2%100.1 2416968.6%126.0 422857.0%105.3 1793165.5%105.0 13
愛知765 66.9%98.3 2922461.2%112.3 1531052.3%96.5 23129962.4%100.1 25
三重312 68.9%101.2 1910581.9%150.4 112965.1%120.2 654670.5%113.0 5
滋賀378 68.0%99.9 2512147.1%86.5 3510449.0%90.5 3360360.5%97.0 34
京都367 73.3%107.7 810651.9%95.2 3212247.5%87.8 3859564.2%102.9 15
大阪737 69.9%102.7 1626454.5%100.1 2427653.6%99.0 22127763.2%101.3 21
兵庫654 77.1%113.3 621045.7%83.9 3924148.5%89.6 37110564.9%104.0 14
奈良248 68.5%100.7 239743.3%79.5 439062.2%114.9 943561.6%98.8 27
和歌山199 68.8%101.1 217154.9%100.8 227055.7%102.9 1834063.2%101.4 20
鳥取128 73.4%107.9 74761.7%113.3 134393.0%171.7 121874.8%119.9 1
島根234 60.7%89.2 455962.7%115.1 126761.2%113.0 1136061.1%98.0 31
岡山357 70.0%102.9 159837.8%69.3 4711754.7%101.0 1957261.4%98.4 30
広島433 67.0%98.4 2812252.5%96.3 3117050.0%92.3 2872560.6%97.1 33
山口362 63.8%93.7 4111166.7%122.4 512259.0%109.0 1459563.4%101.6 18
徳島192 78.6%115.5 46949.3%90.5 337439.2%72.4 4533563.9%102.4 16
香川219 85.4%125.4 19260.9%111.7 177550.7%93.5 2638672.8%116.7 3
愛媛260 77.7%114.1 59364.5%118.4 89344.1%81.4 4244667.9%108.9 9
高知234 82.9%121.8 28964.0%117.6 109246.7%86.3 4041570.8%113.6 4
福岡536 71.5%105.0 1221458.9%108.1 1820675.2%138.9 395769.4%111.2 8
佐賀245 66.1%97.1 318261.0%111.9 166854.4%100.5 2139563.0%101.1 22
長崎338 64.2%94.3 3811243.8%80.3 4211861.0%112.6 1256859.5%95.4 37
熊本303 59.4%87.3 4610563.8%117.1 1111073.6%135.9 451863.3%101.5 19
大分301 57.5%84.4 479853.1%97.4 2911754.7%101.0 1951656.0%89.8 45
宮崎238 66.4%97.5 307546.7%85.7 378250.0%92.3 2839559.2%95.0 38
鹿児島344 67.4%99.1 2713442.5%78.1 4613845.7%84.3 4161657.1%91.6 41
沖縄240 72.1%105.9 1111056.4%103.5 207848.7%89.9 3642863.8%102.3 17
17798 68.1%100.0 6023 54.5%100.0 6541 48.3%100.0 3036562.4%100.0
市数が少ない県は解答選択率が高くなる傾向があります。同じ県内から解答市を選択するとき、分散しないためでしょう。ともに地元集中派の解答者がいる石川県と福岡県は、11市の石川県が通算2位で、29市の福岡県の8位を上回っています。市数が最多の埼玉県が通算選択率で42位と低いことにも示されています。
4市の鳥取県の解答選択率は40回まで7位と、もともと高かったのですが、市盗り開始と有力解答者の参加により41-50回に4位、51-60回に1位となり、通算でもトップになりました。また41回以降参加した有力解答者が集中的に解答している山梨県、長野県、岐阜県、三重県が順位を上げました。

問一をはじめ問五、問七と大都市の解答機会が多い傾向は続いています。10問すべて最少人口市を解答しても596,886人で、最少人口記録の更新には遠く及びませんでした。一方すべて最多人口市を解答すると21,406,960人で、最多人口記録は更新の可能性がありました。
都道府県と同様、人口百万都市の解答選択率の推移をみます。
機会数選択率指数機会数選択率指数機会数選択率指数機会数選択率指数
札幌市36 66.7%97.9 850.0%91.8 1973.7%136.0 63 66.7%106.9
仙台市64 85.9%126.3 1181.8%150.2 2268.2%125.9 97 81.4%130.6
さいたま市38 76.3%112.1 1145.5%83.4 1154.5%100.7 60 66.7%106.9
横浜市58 79.3%116.5 1471.4%131.1 2281.8%151.1 94 78.7%126.2
川崎市50 74.0%108.7 1266.7%122.4 2065.0%120.0 82 70.7%113.4
名古屋市64 71.9%105.6 1369.2%127.1 2487.5%161.5 101 75.2%120.6
京都市73 76.7%112.7 1361.5%113.0 2740.7%75.2 113 66.4%106.4
大阪市70 78.6%115.4 1485.7%157.3 2650.0%92.3 110 72.7%116.6
神戸市51 86.3%126.7 1526.7%49.0 1963.2%116.6 85 70.6%113.2
広島市71 66.2%97.3 1546.7%85.7 2161.9%114.3 107 62.6%100.4
福岡市62 91.9%135.1 1384.6%155.3 1877.8%143.6 93 88.2%141.4
小計637 77.9%114.4 139 62.6%114.9 229 65.5%120.9 100572.9%116.9
合計17782 68.1%100.0 17782 54.5%100.0 17782 54.2%100.0 30365 62.4%100.0
第51回以降名古屋市と横浜市が増加する一方、京都市と大阪市が低下しています。ともに第47回に必要石高に達し領主が誕生した市ですが、領主狙いの石高を大きく引き離しており、ほとんど積み増しされず、領主狙いにとっても領主になる可能性が低く解答しないためでしょう。絶対領主が石高を積み増している福岡市は、高い選択率を維持しています。

[104707]グリグリさんの「目標百回!」表明は大歓迎です。十番勝負研究所もそれまでお付き合いします。十番勝負のスピンオフ企画の五番勝負はこれまで19回(JR駅14回、鉄道路線5回)開催しましたが、100回を目指すと20年かかります。6月3日から第6回全国の鉄道路線五番勝負を開催しますが、年間4回の開催回数を増やそうかと考えています。

[103868]グリグリさんの第2回チャレンジトライアルですが、私意外に手をあげた人がいないようです。一人で1週間21時の採点書き込みをするのは難しいので、共催していただける方はいませんか。

グリグリさん、[104715]の訂正一時解除ありがとうございました。別のお願い。市盗りの領主地図が第58回終了時のままですが、更新をtodoリストに加えておいてください。第59回に奪還した盛岡市と大分市が元のままなので気になっています。
[104715] 2022年 5月 16日(月)20:48:17【1】訂正年月日
【1】2022年 5月 19日(木)09:06:36
デスクトップ鉄 さん
第60回十番勝負難易度分析
十番勝負研究所の難易度分析と想定解分析を更新しました。
まずは、第60回の難易度についてコメントします。回別総合難易度は60回中54位、問題別では問八がDランクとなった以外は、Cランク5問、Bランク2問、Aランク2問と低難易度の大会となりました。
これは、完答所要時間に表れています。2日以内に8名が、3日以内に12名が完答しました。完答第1号は1 00:05:58で60回中7位ですが、2番手は3位、3番手2位、4番手以下は1位です。また[104699] で速報したように、銅メダル平均所要時間と金メダル完売所要時間ともに、最短記録を更新しました。
全体の誤答率は11.9%で60回中33位でしたが、第1回採点までの誤答率は29.1%(正答78、誤答32)に達しました。非該当市と想定解数の後出しに対し、解答者がリスクを取ってメダルを狙った結果でしょう。前回も想定解数が時間差提示でしたが、多くの解答者が様子見をしていたと思われ、第1回採点まで(21時間)の誤答率は11.1%(正答48、誤答6)でした。前回は難易度が高いのに金メダル占有度が上がり、今回は難易度が低いのに下がったことと関係があるかもしれません。

問題ごとの難易度を各指標でみると、かなりばらけています。銅メダル所要時間には大きな差が生じなくなったため、総合難易度が誤答率によって決まるという傾向は変わっていません。
総合難易度問八>問四>問九>問二>問七>問一>問六>問三>問五>問十
金所要時間問九>問七>問十>問一>問三>問六>問二>問八>問四>問五
銅所要時間問七>問八>問五>問九>問三>問十>問一>問六>問二>問四
10位所要時間問七>問九>問六>問五>問三>問八>問二>問一>問十>問四
20位所要時間問八>問六>問九>問七>問三>問五>問一>問十>問二>問四
誤答率問八>問四>問九>問二>問一>問七>問六>問三>問五>問十
完答者正答順問八>問七>問六>問九>問五>問三>問十>問一>問四>問二
完答者所要時間順問八>問六>問七>問九>問五>問三>問一>問四>問十>問二
唯一Dランクの問八ですが、総合難易度と誤答率、完答者正答順と完答者所要時間順で最難問となった一方、所要時間では金メダル8位、銅メダル2位、10位6位、20位1位と順位が変動しており、前回のようなヒント効果で説明することもできません。

#[104714] 海辺を飛ぶ鳥さんのご指摘により、下表の*を附した箇所を訂正しました。
完答者の正答順は、
解答者相関係数正答順1)2)
1勿来丸396.526.5199540.217 3.9 13
2おがちゃん81.58381.5510460.254 5.3 31
3とりぴー483211096750.443 4.8 22
44.59.54.59.54.54.54.54.54.54.5-0.646 9.8 55
5桜トンネル457268101930.324 7.5 44
6EMM647189105230.421 10.3 67
7白桃457161083920.468 11.4 96
8スカンデルベクの鷲 82485188830.267 14.0 1212
9海辺を飛ぶ鳥651283109470.417 11.9 108
10未開人647138105920.605 11.1 79
11鳴子こけし5.535.515.59.55.59.5820.793 14.8 1410
12デスクトップ鉄 9482.56.51016.552.50.093 15.5 1614
13ぺとぺと 5.5283715.510490.262 22.9 2320
14はしもつ5.535.5148.57108.520.850 19.4 2021
15駿河の民536141079820.833 17.6 1919
16サヌカイト352159.57.59.57.550.812 13.1 1116
17ほと3.51526981073.50.975 15.0 1513
18かりない 15.575.531094820.462 14.5 1318
19かぱぷう327151089640.893 16.3 1715
20伊豆之国128451069730.798 22.5 2223
21深夜特急62.52.5149810750.860 23.4 2522
22星野彼方429181075630.578 17.1 1817
23さざ波33393969730.578 32.7 3131
24Takashi 513249810670.871 20.7 21*24
25あきごん514967810320.549 30.0 2929
26ばなし4.54.54.514.59710820.832 24.0 2626
*27chitoku1.51.54648.58.58.548.50.678 36.4 3737
*28なると金時1.5341.557810690.782 23.3 2427
29メークイン 214944710860.583 36.9 3838
30まりんぶる~225.55.55.5281095.50.666 25.8 27*25
31瑞泉河南217561089340.757 11.1 711
32m#214.574.5379.59.570.613 28.3 2828
33油天神山5.55.55.55.55.55.55.55.55.55.540.8 4142
34せいこう312894510670.429 38.6 4039
35今川焼2.52.54.514.59.59.57770.839 35.8 3535
36むっくん314256879100.683 35.8 3534
37BEAN12.542.556.56.58.58.5100.678 30.8 3030
38naidesu1.51.53.563.58710950.851 33.8 3332
39くは2224.58.54.56.56.5108.50.502 37.8 3940
40ピーくん 315761089420.735 34.6 3433
41しごん412537910860.858 33.1 3236
42ソーナンス5.55.55.515.55.55.5105.55.50.588 42.9 4443
43うっかりじゅうべえ213457891060.890 41.6 4241
44しずしず7.517.5427.57.57.57.530.652 45.2 4645
45新潟雷鳥 4.54.54.54.594.594.5910.389 45.3 4746
46穴子家5.55.55.55.55.55.55.55.55.55.547.9 4848
47三重うなぎ 626666610610.647 41.7 4347
48k_ito5.55.55.55.55.55.55.55.55.55.549.7 4949
49おいなりさん524106397180.056 43.1 4544
正答順平均4.102 3.102 5.020 3.929 5.306 6.867 7.337 7.969 6.612 4.755 1.618
同標準偏差1.982 2.151 1.926 2.793 1.731 2.883 1.730 2.292 2.161 2.460 2.211
1)平均正答順順位
2)平均正答時間順位
問四と問六のバラツキが大きいものの、平均の標準偏差は1.618、問題ごとの標準偏差の平均は2.211。それぞれ前回の1.723、2.243とほとんど変わらず、問題間の平均解答順位のバラツキが小さい(問題間の難易度差が少なく、解答者ごとに得意な問題が異なる)状況が続いています。
[104699] 2022年 5月 15日(日)21:13:45デスクトップ鉄 さん
第60回十番勝負記録(速報)
今回も多くの記録が生まれました。過去の記録と比較します。

銅メダル平均所要時間03:33:2358回03:37:06
金メダル完売時間00:53:2058回01:24:01
完答者数4959回40
誤答(既答)数1722回14
金メダル占有度1015回10
完答者数は、前回から一挙に9名増えました。今回の参加者は51名(8位タイ)、完答者率は96.1%で、参加32名全員完答の第46回に次ぐ2位です。

誤答(既答)数は第51回以降、3,4,3,2,4,1,2,7,12と推移しました。前回の12は3位タイでした。誤答(既答)を避けるためには、十番勝負のページの解答状況とともに、前回採点以降の解答を落書き帳でチェックする必要があります。サイト内ページへのリンクは別ウィンドウを開かないことを徹底した([103282]参照)ため、新規記事の画面から落書き帳の過去記事を参照することができなくなりました。初心者だけでなくベテラン勢にも誤答(既答)が蔓延したのは、この仕様変更によるものと思います。

金メダルが10名に分散し、占有度は第15回とタイの10(=1^2*10)と最小になりました。最大は金メダリストが3名だった第30回の46(=6^2+3^2+1)。難易度が低くなると、メダルラッシュにより寡占が起こりますが、今回分散したのは、該当しない市と想定解数を後出ししたためだと思われます。
[103926] 2022年 2月 5日(土)20:19:23【2】訂正年月日
【1】2022年 2月 5日(土)20:29:35
【2】2022年 2月 7日(月)10:07:21
デスクトップ鉄 さん
十番勝負平均正答時間など
十番勝負研究所の難易度分析(問題別)と難易度分析(開催回別)の完答者解答順のデータの誤りを訂正しました。同時解答の順位が正しくなかった問題を訂正し、再計算しました。
[103883]の数字を以下のとおり訂正します。
完答者平均正答順の最大は、完答者2名がそろって最後に解答した第1回問十の10.000です。これを除くと、第15回問十が9.994で、18人の完答者中17名が最後に、残り1名が9答目に解答しました。
第1回問十は1名が2問同時解答だったため9.750。第15回問十の9.994が最大でした。
逆の完答者正答順が低い問題は第6回問六の1.000。完答者5名が最初に解答しました。
第6回問六は問八の間違い。完答者5名が最初に解答しましたが、1名が2問同時解答のため1.100でした。最小であることは変わりません。
回別難易度では、平均正答順の標準偏差(バラツキ)を記載しました。各問の難易度の差が小さいと標準偏差が小さく、大きいと標準偏差が大きくなります。最小は第52回の1.090で、正答順が6.600、6.140、4.100、4.500、5.260、6.360、5.260、5.020、7.420、4.340と平均の5.5近くに収れんしていました。
正答順は6.620、6.120、4.120、4.520、5.260、6.360、5.260、5.000、7.420、4.320でした。
完答者が2名の第1-3回を除くと、最大は第11回の2.679(正答順:8.500、6.023、7.500、5.682、3.136、7.182 、9.205、4.045、2.409、1.318)。
2.686(正答順:8.545、5.977、7.523、5.659、3.182、7.182、9.205、4.023、2.386、1.318)でした。

今回新たに完答者の平均正答時間を算出しました。平均正答時間は、一発完答者の順位が悪くなるなど、平均正答順位と同じ傾向を示します。しかし、ヒントの提示により解答が集中し、解答時間の差が小さいときなど、平均正答順位と順位が微妙に異なります。第59回の完答順位、平均正答時間、平均正答順位は次のとおり。
解答者完答所要時間平均正答時間順位平均正答順位順位
1勿来丸5 08:09:032 19:42:1828.7 2
25 21:06:024 11:06:371311.1 7
3深夜特急6 13:24:025 14:26:151920.7 21
4あきごん6 13:41:473 12:52:05412.0 8
5桜トンネル 6 21:02:203 07:36:5539.3 3
6スカンデルベクの鷲6 21:18:273 14:46:1659.5 4
7おがちゃん6 21:19:060 20:45:4513.3 1
8白桃6 21:32:003 17:34:56610.0 5
9ぺとぺと6 21:35:353 21:41:14811.0 6
10サヌカイト6 22:00:485 20:34:212321.4 23
11ウエセン6 22:05:524 01:25:421012.5 10
12鳴子こけし6 22:08:564 08:23:311214.1 13
13デスクトップ鉄 6 22:35:034 03:08:081114.6 14
14伊豆之国6 22:35:555 00:20:071517.6 15
15駿河の民6 22:38:163 23:19:42912.7 11
16ばなし7 15:09:135 14:26:582018.2 17
17未開人7 21:00:184 13:03:421413.2 12
18さざ波7 22:36:475 20:00:242221.3 22
19油天神山7 23:25:076 13:23:262523.8 25
20Takashi8 21:12:476 00:10:042419.5 19
21ほと8 21:53:595 18:28:212122.2 24
22三重うなぎ9 21:15:367 21:57:053128.7 29
23星野彼方9 21:25:415 12:24:141818.0 16
24海辺を飛ぶ鳥9 21:38:355 11:44:511718.5 18
25EMM9 21:53:543 18:13:57712.3 9
26とりぴー9 22:03:548 02:56:483430.4 33
27くは9 23:12:167 19:38:553029.4 31
28naidesu10 21:48:138 02:31:183330.9 34
29かぱぷう 10 22:28:475 10:22:061620.6 20
30m#10 22:34:016 17:19:042725.9 27
31北911 21:39:437 10:07:072930.3 32
32なると金時11 21:43:477 08:22:172826.8 28
33せいこう12 21:43:216 14:36:382625.0 26
34はしもつ12 23:35:467 22:56:223229.0 30
35新潟雷鳥 13 09:59:4810 17:12:543737.8 37
36まりんぶる~13 10:02:1910 23:53:583838.4 38
37むっくん13 15:56:4310 13:26:583634.2 35
38まつもとしろくま14 10:33:0614 10:33:064043.5 40
39BEAN14 12:52:0010 12:41:143536.8 36
40おいなりさん14 20:25:3411 17:49:323939.7 39
平均解答順の最短記録は、第58回Nさんの0 02:25:08、2位は第40回k-aceさんの0 02:29:28、3位は第30回EMMさんの0 03:20:33です。第58回Nさんは、完答所要時間も0 04:37:11で最短です。
完答順位、平均正答時間と平均正答順位の三冠王はのべ21名います。桜トンネルさんが最多の6回獲得し、白桃さんが5回で続いています。
解答者完答所要時間平均正答時間平均正答順位
第1回YSK1 14:04:440 14:15:021.8
第3回千本桜5 14:32:532 06:31:375.1
第6回EMM2 03:31:560 21:51:342.8
第16回いっちゃん1 10:42:050 12:38:503.4
第18回桜トンネル 1 16:57:230 10:57:015.4
第19回白桃1 05:32:490 08:02:245.3
第21回ぺとぺと1 17:07:100 12:49:165.4
第23回EMM3 23:35:261 01:53:194.1
第26回白桃2 22:07:591 11:08:204.3
第27回桜トンネル 0 17:57:590 07:49:264.8
第28回桜トンネル 3 05:35:360 18:30:183.6
第31回桜トンネル 1 17:45:270 15:11:424.4
第35回桜トンネル 1 00:22:380 05:41:243.4
第41回白桃3 11:36:491 00:14:252.8
第42回EMM10 21:28:224 18:46:533.3
第43回桜トンネル 3 00:51:300 19:36:302.2
第44回白桃5 07:57:412 23:13:423.2
第46回スカンデルベクの鷲1 00:11:400 09:36:292.8
第49回5 01:54:373 06:29:102.6
第50回白桃4 12:46:061 00:57:434.8
第53回勿来丸1 16:50:070 08:57:591.9
[103889] 未開人 さん
今回の問三についてはメダル獲得者のうち二人が別解で答えられたようですが、大都市の方が他の共通項にも当てはまっている可能性が高く有利なようですね。
大都市の想定解率・解答機会率が高いことは何度か書きましたが、初めて指摘したのは10年前、第33回終了後の[80212]でした。そのなかで
一般問題で問題市やメダルを獲得した市に大都市が並んでいるときは、ほかの大都市を解答するとまぐれあたりになる可能性が高い、といえそうです。
と書いています。これがトリガーになったのか、その後「大都市外し」が始まりました。

追記:グリグリさんに記事訂正解除していただき「第59回の完答順位、平均正答時間、平均正答順位」表と「完答順位、平均正答時間と平均正答順位の三冠王」表を訂正。海辺を飛ぶ鳥さん、コメントありがとうございました。
[103883] 2022年 1月 21日(金)20:18:01【1】訂正年月日
【1】2022年 1月 22日(土)17:54:13
デスクトップ鉄 さん
第59回十番勝負想定解分析
遅くなりましたが、第59回の想定解分析です。
想定解数に疑義があった問三と問六の想定解は次のようにしました。問三はグリグリさんの[103855]「国勢調査の表番号1-2のDIDの数」どおり、全政令指定都市を想定解に加えました。問六の想定解は、Nさんが[103825]で提示した256市に正答判定があった釜石市を加えた257市。参考解答の対馬市、熱海市、八幡浜市は、難易度分析の誤答率には算入してませんが、想定解分析においては正答市としました。
もともと想定解数が198あった問一に加え、問六が大幅に増加したことにより、想定解数合計は1,152、解答機会数は1,102と、全59回中最多となりました。正答数は450(問六の追加3答を含む)で、参加者が65名あった第22回の509に次ぐ2位。そのため解答選択率は下がり、40.8%で下から4位、平均を100とする指数は66.0でした。
横浜市の想定解数7、解答機会数6は過去最多となりました。横浜市に領主をという出題者の配慮でしょうか。また日南市の解答機会数が横浜市と同じ6あり、うち5答されました。58回までの解答機会数47、正答数22から一挙に増加しましたが、日南市に何が起きたのでしょう。
[103828]で大都市の解答機会は多く、人口ランキング下位の解答機会は少ないと書きましたが、データで検証します。次のとおり人口別に市を13ランク分類し、想定解数・解答機会数を示します。
ランク市数人口出題機会問題正答未答想定解数指数解答機会数指数解答選択率指数
A11>1,000,00064901907042671161 17.89%250.9 971 14.96%229.9 72.50%117.2
B16> 500,00094401818164181415 14.99%210.3 1234 13.07%200.9 66.13%106.9
C19> 400,000112101397714471357 12.11%169.8 1218 10.87%167.0 63.30%102.3
D26> 300,000153401499115181578 10.29%144.3 1429 9.32%143.2 63.75%103.1
E37> 200,0002183024812187112177 9.97%139.9 1929 8.84%135.8 63.14%102.1
F51> 150,0003009020613338342373 7.89%110.6 2167 7.20%110.7 61.51%99.4
G101> 100,00058980321232214784121 6.99%98.0 3800 6.44%99.0 61.11%98.8
H114> 70,00065250314236315024179 6.40%89.8 3865 5.92%91.0 61.14%98.8
I126> 50,00070440339245215044295 6.10%85.5 3956 5.62%86.3 61.98%100.2
J87> 40,00049040213164110432897 5.91%82.9 2684 5.47%84.1 61.14%98.8
K92> 30,00051050231166411313026 5.93%83.1 2795 5.48%84.1 59.53%96.2
L84> 20,00047730231159110822904 6.08%85.3 2673 5.60%86.1 59.52%96.2
M28< 20,0001652069542347958 5.80%81.3 889 5.38%82.7 60.97%98.6
人口が多くなるほど、想定解率と解答機会率が増加し、人口と解答機会率の相関係数は0.597とかなり高い相関を示しています。100万人以上の11市の想定解率は平均の2.5倍、解答機会率は2.3倍あります。
ただしこれには曲折がありました。[80884] で最初に指摘した第34回以降の大都市外しです。人口規模別解答機会率の推移を5回ごとにみます(解答機会率は回ごとに異なるので、傾向をみるため平均を100とした指数で示します)。
ABCDEFGHIJKLM
1-5回272.7 237.4 185.4 148.2 134.6 120.3 97.5 85.9 92.6 78.1 82.9 75.0 66.8
6-10回249.2 173.4 144.3 122.0 128.5 98.4 86.6 89.3 88.8 92.1 96.6 90.6 99.1
11-15回302.9 231.2 210.8 172.8 147.9 117.5 101.7 83.5 80.9 74.3 69.3 78.5 88.4
16-20回258.0 207.6 173.2 167.5 149.1 123.3 96.4 96.5 84.6 82.5 74.3 73.4 65.7
21-25回268.5 227.4 197.2 181.5 149.9 110.2 104.5 92.2 79.0 85.5 63.8 77.2 70.8
26-30回197.8 162.8 146.8 102.5 120.1 105.8 100.7 94.1 91.3 99.4 96.9 85.7 67.9
31-35回358.7 347.4 229.3 187.4 155.8 118.4 96.5 85.8 75.6 68.6 67.5 64.1 68.6
36-40回140.7 191.2 161.0 124.6 140.1 109.4 101.2 94.1 89.2 86.4 79.8 96.8 83.5
41-45回158.1 191.0 165.8 163.6 149.9 125.4 112.2 91.3 86.0 76.5 76.1 76.4 85.6
46-50回176.7 129.0 132.2 108.1 110.7 101.5 93.3 86.6 83.3 94.9 101.4 118.9 115.4
51-55回199.0 175.0 125.9 116.5 113.5 101.8 102.8 104.9 87.1 83.4 93.5 93.6 84.5
56回-272.7 237.4 185.4 148.2 134.6 120.3 97.5 85.9 92.6 78.1 82.9 75.0 66.8
35-36回では、Aランク市の解答機会率は31-35回の4割に低下し、B、Cランクの市より低くなりました。これが徐々に復活し、今回の横浜市6問にみられるように、完全に復活しました。
人口2万人以下のMランクの解答機会率は5.38%ですが、熊野市の解答機会率は10.35%と平均の2倍あります。今回の問二(同音の町)は4回目(過去問11-05、19-06、28-09)です。また、西端(15-07、30-04、30-09)は3回、複数県隣接(22-01、27-04)、市駅(06-03、40-06)、国立公園名(03-01、47-04)、県外隣接数多(42-03、51-06)は2回出題されました。このような定番問題のため、熊野市の解答機会数が高いのですね。

#人口規模ランクのアルファベットが中抜けになっていたのを訂正

続いて、[103857] で予告した完答者正答順分析。
今回は過去最多の40名が完答しましたが、第1回から3回まで2名、25回は4名、6回は5名しかいませんでした。[103871]で書いたように、初期は想定解数が少ない問題がけっこうあり、また必ずしも完答が重視されていなかったようです。
完答者平均正答順の最大は、完答者2名がそろって最後に解答した第1回問十の10.000です。これを除くと、第15回問十が9.994で、18人の完答者中17名が最後に、残り1名が9答目に解答しました。しかし、この問題の総合難易度はDランクです。一般に完答者正答順と総合難易度の乖離には二つの要因があります。一つは完答者正答順は各回の10問の中の難易度であって、回ごとの難易度差が反映されないこと。第15回の総合難易度偏差値は、43.992で全59回中45位と低く、最難問の問十ほか4問がDランクで、Eランクはありません。また個別の要素として、銅メダル所要時間は5時間だったのに、その後10位までに4日22時間もかかっている(他の問題の銅メダルと10位の所要時間差は1日13時間以下)ため、完答者正答順が高くなりました。
もう一つの要因は、完答者正答順が高くても、誤答率が低いと総合難易度が低くなること。46回問七の平均順位は8.578なのに、誤答が0でAランクでした。
逆の完答者正答順が低い問題は第6回問六の1.000。完答者5名が最初に解答しました。しかし難易度ランクがBなのは、第6回はE2問、D4問、Aがなく、10問全体の難易度が高かったから。次点は第16回問五の1.143、14名中12名が最初に解答し、他の2名も2答目。誤答も0で難易度ランクはAでした。Eランクの問題で最低は第4回問二の1.833。誤答率が35.7%と高く総合難易度が高くなりました。
回別難易度では、平均正答順の標準偏差(バラツキ)を記載しました。各問の難易度の差が小さいと標準偏差が小さく、大きいと標準偏差が大きくなります。最小は第52回の1.090で、正答順が6.600、6.140、4.100、4.500、5.260、6.360、5.260、5.020、7.420、4.340と平均の5.5近くに収れんしていました。完答者が2名の第1-3回を除くと、最大は第11回の2.679(正答順:8.500、6.023、7.500、5.682、3.136、7.182 、9.205、4.045、2.409、1.318)。最近の傾向は、完答者が増加したこともあり、バラツキが小さく、問題間の難易度差が小さくなっています。

[103868]オーナー グリグリさん
昨年10月に実施した十番勝負トライアルの第二回の開催については、手を挙げていただける方がいらっしゃいましたらお願いいたします。
まだどなたも手をあげられていませんが、実行委員を続投してもよいです。採点管理システムがわかっているメンバーが1人入った方がよいでしょう。5月の十番勝負の前哨戦として、4月開催でしょうか。
[103871] 2022年 1月 19日(水)07:35:00【3】訂正年月日
【1】2022年 1月 19日(水)07:39:00
【2】2022年 1月 19日(水)22:12:37
【3】2022年 1月 19日(水)22:27:07
デスクトップ鉄 さん
Re:難易度分析ほか
[103867]未開人 さん
難易度分析では57回より難易度が低かったというのは驚きです。その要因として銅メダル所要時間と10位の所要時間のずれが挙げられると思います。
57回と今回の各指標の所要時間を比較してみました。名前は未開人さんとライバル視されている解答者とデスクトップ鉄の平均解答所要時間です。
57回59回
銅メダル平均1 21:42:310 21:07:23
10位平均1 23:08:484 03:43:21
20位平均5 01:32:255 12:37:06
完答5 23:15:415 08:09:03
最後の金メダル5 21:49:300 23:31:58
最後のメダル7 10:42:002 11:16:41
未開人2 20:12:104 13:03:42
駿河の民4 09:20:553 23:19:42
サヌカイト7 19:45:335 20:34:21
デスクトップ鉄5 01:32:254 03:08:08
こうしてみると、10位平均と20位平均以外は今回の方が難易度が低く、総合難易度と一致する結果になりました。その57回の10位平均ですが、銅メダル以降解答が伸び、銅メダルから10位までの時間差が0 01:26:17で全59回中最短でした(59回は、3 06:35:58で47位)。未開人さんのライバルたちの成績も今回の方がよかった。
10位の正答者の分析については初期の大会に解答者数が少ない問題があることが集計していない要因のようですが、回数も増えてきたことですし、初期の大会を除けば比較可能であるように思います。
解答が10問に達しなかった問題は、次の14問です(回問、カッコ内は解答数)。
01-02(4)、01-04(9)、01-07(*7)、02-02(9)、02-06(8)、02-07(9)、03-04(5)、03-05(4)、03-10(5)、04-02(9)、06-05(7)、06-06(9)、25-03(8)、25-08(9)
*の第1回問七は解答数は12ですが、同一解答者の複数回答があり解答者別には7です。第1回問四を除くすべて想定解数が少なく、「想定解終了」となっています。
また、[103857]で書いたように10位の所要時間は問題自体の難易度ではなく、ヒントの難易度によるところが大きいことがわかりました。そこで今後の難易度分析においても、全体で比較可能な銅メダル所要時間を一つの指標としたいと思います。

昨日想定解分析を更新しました。解説記事は改めて書きます。

追記:20位と各人の平均回答時間が間違っていたので、訂正しました。20位平均も57回の方が短かったです。未開人さんと駿河の民さん、サヌカイトさん、大変失礼しました。
[103857] 2022年 1月 17日(月)20:23:32【4】訂正年月日
【1】2022年 1月 17日(月)20:30:20
【2】2022年 1月 17日(月)21:25:20
【3】2022年 1月 17日(月)21:39:46
【4】2022年 1月 18日(火)19:51:18
デスクトップ鉄 さん
第59回十番勝負難易度分析
十番勝負研究所の難易度分析を更新しました。解説記事の前に。
[103820]N さん
問三)「大阪市」や「さいたま市」などが想定解になるのはどうなんでしょう…?大阪市なんて全ての区でそれぞれDID1つしかないわけで、すべて連坦してますよね。これを言い出すとおそらく相模原市がちょっと悩ましいことになりそうな気はしますが。(中心部と津久井の2つは確定で、南区の相模線沿線が中心部と連坦していると判断できるかどうか)
[103851]あきごん さん
これで確認していたら、やはり「問三」の大都市部のDIDの数え方に疑問が…。
京都市やさいたま市は繋がりで見ると、やはりDIDは2つしかないような? 2020で切れたとは思えないし。
大阪市は人工島を別DIDとして数えるのか?
[103855] オーナー グリグリさんから答が出ましたが、ひとつの区に3個以上のDIDがある12市*以外は、私も問三の想定解から外していました(また12市以外の政令市の解答はありませんでした)。3月に境界地図が発表されれば、確定できますが。
*札幌市(北区)、仙台市(青葉区、泉区)、千葉市(花見川区)、横浜市(神奈川区、青葉区)、新潟市(北区)、浜松市(東区、西区)、名古屋市(守山区)、神戸市(北区、西区)、広島市(安佐北区、安芸区、佐伯区)、北九州市(若松区、小倉南区、八幡西区)、福岡市(東区)、熊本市(西区、北区)

さて今回の難易度です。回別総合難易度は59回中34位、問題別では問七のEランクのほかはDランク、Cランク、Bランクが各3問で中難易度の大会となりました。
指標別にみるとかなりばらけています。
総合難易度問七>問五>問四>問三>問九>問六>問十>問一>問八>問二
金メダル問五>問六>問九>問七>問一>問三>問八>問四>問十>問二
銅メダル問九>問七>問五>問六>問一>問四>問三>問八>問二>問十
10位問五>問三>問九>問七>問一>問四>問八>問六>問十>問二
20位問三>問五>問八>問九>問七>問四>問六>問一>問十>問二
誤答率問七>問三>問四>問五>問十>問八>問二>問一>問九>問六
完答者正答順問五>問三>問七>問九>問八>問六>問四>問一>問十>問二
[103466] グリグリさんが
今回の解答の出方はいつもとはちょっと違う感じです。メダルは比較的早く完売したのですが、完答者どころか完答リーチが1名だけで、二番手以降は6問以下の正答数と、問二と問十以外の解答がバラけている感じです。出題者の想定からはえっという感じで伸びていない問題もあります。
と書かれたように、銅メダル所要時間は短かった(34位)が、完答所要時間が長く(10位)、誤答率が比較的高かった(27位)のが今回の特徴です。また難易度が前回より上がったのに、金メダル集中度が24(=4^2+2^2+4*1)と前回の14(=2^2*2+6*1)から大きく増加しました。一般に、難易度が低いと開始早々のメダルラッシュで上級者の金メダル占有度が上がるのですが。
誤答率については、開始直後に上級者が誤答を重ね、上級者の誤答率が高かったのがいつもと違う傾向です。第1回チャレンジトライアルでハンデを課された上級者11名のうち、誤答がなかったのはスカンデルベクの鷲さんだけ、今回の金メダリスト6名の中ではあきごんさんだけでした。誤答率は初級者、銅メダル所要時間は上級者にとっての難易度といってきましたが、これに反する現象です。
理由の一つは、出題時に想定解数が提示されなかったためでしょう。メダルを狙える段階でリスクを取った解答者が問一、問五など誤答を量産しました。一方想定解数の提示後も、問四など上級者の誤答が続いたのは不思議です。上級者は想定解数によって該当市を洗い出すと思っていたのですが。
銅メダルと10位、20位の解答順が異なるのは、ヒントの影響が大きいです。わかりやすいヒントが提示された問題は、ヒント提示後正答が集中しました。問一は第2ヒント(アナグラム1)によりそれまでの9答から19増加、問九は第3ヒント(SV)後6から18増加しました。最後まで残した解答者が多かった問五は、第4ヒント(アナグラム2)後14答あり、ヒント提示後の2時間で一挙に11名が完答しました。
今回の完答者は40名で、過去最多の36名(19、28、54回)を更新しました。完答者の正答順は、
解答者合計相関係数平均正答順位
1勿来丸8123888584550.329 8.7
23.53.57.53.59.53.59.53.57.53.5550.804 11.1
3深夜特急21734.5108694.5550.505 20.7
4あきごん52810346179550.072 12.0
5桜トンネル71864593102550.507 9.3
6スカンデルベクの鷲63921057481550.811 9.5
7おがちゃん92611083574550.442 3.3
8白桃51749.539.5682550.874 10.0
9ぺとぺと5.5197341085.52550.543 11.0
10サヌカイト21447.57.54107.57.5550.390 21.4
11ウエセン649.529.55317.57.5550.445 12.5
12鳴子こけし5.51.58.55.51035.55.58.51.5550.872 14.1
13デスクトップ鉄53649.59.52178550.219 14.6
14伊豆之国21941085376550.759 17.6
15駿河の民63148571092550.297 12.7
16ばなし21103875964550.821 18.2
17未開人41659310872550.817 13.2
18さざ波5.51102.595.52.547.57.5550.647 21.3
19油天神山31104967852550.929 23.8
20Takashi21106857943550.849 19.5
21ほと5.52105.5935.55.581550.864 22.2
22三重うなぎ236.56.56.51106.56.56.5550.549 28.7
23星野彼方3284.51094.5761550.753 18.0
24海辺を飛ぶ鳥62104935817550.590 18.5
25EMM23961057481550.852 12.3
26とりぴー329.56.584.54.56.519.5550.438 30.4
27くは 8.52.58.558.52.52.58.562.5550.565 29.4
28naidesu34106269618550.131 30.9
29かぱぷう 32104957861550.921 20.6
30m#24107227777550.289 25.9
31北957681024931550.291 30.3
32なると金時31105927468550.777 26.8
33せいこう62971048351550.786 25.0
34はしもつ319.569.546862550.934 29.0
35新潟雷鳥 12.572.59410856550.734 37.8
36まりんぶる~44849104444550.481 38.4
37むっくん5558.51028.5551550.482 34.2
38まつもとしろくま5.55.55.55.55.55.55.55.55.55.55543.5
39BEAN3.53.573.583.51093.53.5550.679 36.8
40おいなりさん4993917256550.271 39.7
平均4.300 2.525 7.875 4.788 8.050 4.850 6.500 5.863 6.113 4.138 1.723 1.723
標準偏差1.970 1.787 2.215 1.914 2.356 2.424 2.367 2.542 2.141 2.717 2.243 2.243
平均の標準偏差は1.723と前回の1.530から上昇し、問題ごとの標準偏差の平均は2.243 で前回の2.482から低下しましたが、問題間の平均解答順位のばらつきが小さい(問題間の難易度差が少ない)状況が続いています。
完答者正答順分析は第41回から始めたのですが、今回第1回からのデータを集計し、難易度分析(問題別)に平均順位と標準偏差を、難易度分析(回別)に平均正答順位の標準偏差を記載しました。この分析は稿を改めます。

追記:[103857]おがちゃんさんのご指摘により、完答者正答順の表を訂正。
追記2:白桃さんと未開人さんの平均正答順位を訂正
[103828] 2022年 1月 16日(日)07:58:15【1】訂正年月日
【1】2022年 1月 17日(月)07:37:45
デスクトップ鉄 さん
解答市の人口合計
[103820]N さん、[103823]Takashi さん、[103827]おがちゃん さん
おがちゃんさんの解答10市の合計人口16,545,619人と前回のNさんの記録14,456,490人を比較しました。
第59回おがちゃん最多第58回最多
問一札幌市1,973,395札幌市1,973,395名古屋市2,332,176大阪市2,752,412
問二横浜市3,777,491横浜市3,777,491名古屋市2,332,176横浜市3,777,491
問三浜松市790,718横浜市3,777,491名古屋市2,332,176横浜市3,777,491
問四横浜市3,777,491横浜市3,777,491桑名市138,613大阪市2,752,412
問五函館市251,084函館市251,084あま市86,126静岡市693,389
問六富山市413,938横浜市3,777,491名古屋市2,332,176名古屋市2,332,176
問七八王子市579,355八王子市579,355名古屋市2,332,176横浜市3,777,491
問八富山市413,938千葉市974,951弥富市43,025三鷹市195,391
問九横浜市3,777,491横浜市3,777,491名古屋市2,332,176大阪市2,752,412
問十浜松市790,718横浜市3,777,491鈴鹿市195,670宇都宮市518,757
16,545,61926,443,73114,456,49023,329,422
前回のNさんの記録は名古屋市の初代領主をねらって6答したことに附随したものでしょう。最多人口は問六の名古屋市だけ、名古屋市以外は東海地方の中小都市で、意識せずに最多記録となったものと思われます。なお、問三は、解答時点に横浜市が既解答だったので、次点の大阪市を解答すると百万人ほど少なくなります。
今回のおがちゃんさんは、記録更新を意識されていたようですね。最多人口の更新は、名古屋市と横浜市との人口差が145万人と増加余地が大きく、また大都市の解答機会が多いことから、可能性が高いと思っていました。必ずしも記録更新だけを狙ったものではないといえ、横浜市の3答、問一の札幌市、問五の函館市、問八の八王子市を含め10問中6問最多人口市を解答。今回は横浜市の解答機会が最多の6問あり、全問最多人口市を解答すれば、さらに1千万人伸ばすことも可能でした。今後も記録更新があると思います。

一方、最少人口の更新は、人口ランキング下位の市の人口差が少なく、解答機会数も少ないので難しいと予想していました。未開人さんの前回の最少人口記録232,864人は更新できず、十番勝負初参加後連続して解答市人口を減少させた記録も途絶えました。
問一土佐清水市12,388土佐清水市12,388豊後大野市33,695下呂市30,428
問二三好市23,605熊野市15,965砂川市16,486砂川市16,486
問三湖西市57,885湖南市54,460土佐清水市12,388土佐清水市12,388
問四津久見市16,100垂水市13,819大洲市40,575大洲市40,575
問五水俣市23,557室戸市11,742串間市16,822串間市16,822
問六稚内市33,563宮津市16,758大船渡市34,728長井市26,543
問七稚内市33,563珠洲市12,929枕崎市20,033枕崎市20,033
問八上野原市22,669士別市17,858砂川市16,486砂川市16,486
問九美濃市19,247土佐清水市12,388飯山市19,539飯山市19,539
問十水俣市23,557陸前高田市18,262豊後高田市22,112歌志内市2,989
266,134190,146232,864202,289
未開人さんの解答は、前回は7問が最少人口市でしたが、今回は問一の土佐清水市だけでした(問四の解答時点で垂水市が既解答で次点の津久見市を解答)。[103303]で「1回合計20万人未満をやってみたいです。」と述べられていますが、全問最少人口市を解答すれば190,146人(問四で解答した次点の津久見市と問八の解答時点で士別市が既解答のため次点の竹田市を解答しても192,755人)となり達成するチャンスだったのです。市盗りを優先したのでしょうが、惜しかった。こちらの記録更新はかなり難しいと思われます。

十番勝負研究所のページは更新作業中です。

追記:最少人口市に間違いがあり訂正(問一は室戸市ではなく土佐清水市。問九は美濃市ではなく土佐清水市)。
[102816] 2021年 10月 6日(水)06:51:06デスクトップ鉄 さん
大都市が完全復活-第58回想定解分析
[102808]に続いて想定解分析のコメントです。
[102785]で速報した解答機会7(正答7)の名古屋市以外にも、大阪市6(5)、浜松市5(5)、神戸市5(5)、仙台市4(1)、札幌市4(4)、福岡市4(4)と政令指定都市の出題・解答が多くありました。このほか横浜市も想定解数5問で問題2問、正答2問でした。
第34回開催後の[80884]で初めて想定解の大都市外しを指摘しました。また、第39回後の[86276]で大都市外しは、共通項をコト・モノ・ナマエに分けたときのモノ外しによって生じていると指摘しました。
第1回から30回までとその後5回ごとの政令指定都市の想定解数と想定解比率、全市の想定解比率に対する指数を下記します。なお、相模原市、新潟市、静岡市、浜松市、堺市、岡山市、熊本市は、十番勝負第1回開催時点では政令指定都市ではありませんが、第1回からのデータに含めます。
1-30解数選択率指数31-35解数選択率指数36-40解数選択率指数41-45解数選択率指数
札幌市4113.7%210.2 816.0%247.6 00.0%0.0 48.0%87.4
仙台市5418.0%276.9 1428.0%433.3 918.0%290.4 612.0%131.1
さいたま市3411.3%174.4 1224.0%371.4 48.0%129.1 48.0%87.4
千葉市4414.7%225.6 918.0%278.6 510.0%161.4 918.0%196.7
横浜市6020.0%307.7 1122.0%340.5 48.0%129.1 918.0%196.7
川崎市4414.7%225.6 1020.0%309.5 36.0%96.8 816.0%174.9
相模原市4414.7%225.6 816.0%247.6 1020.0%322.7 48.0%87.4
新潟市4515.0%230.8 1530.0%464.3 816.0%258.2 1020.0%218.6
静岡市5819.3%297.4 1530.0%464.3 918.0%290.4 1020.0%218.6
浜松市4816.0%246.1 1530.0%464.3 612.0%193.6 1326.0%284.1
名古屋市6220.7%317.9 1632.0%495.2 714.0%225.9 1020.0%218.6
京都市7123.7%364.1 1734.0%526.2 510.0%161.4 510.0%109.3
大阪市6722.3%343.6 1224.0%371.4 612.0%193.6 918.0%196.7
堺市3812.7%194.9 510.0%154.8 510.0%161.4 1020.0%218.6
神戸市4715.7%241.0 1020.0%309.5 714.0%225.9 1122.0%240.4
岡山市6220.7%317.9 1428.0%433.3 816.0%258.2 816.0%174.9
広島市5819.3%297.4 1428.0%433.3 612.0%193.6 1122.0%240.4
北九州市4615.3%235.9 1734.0%526.2 510.0%161.4 918.0%196.7
福岡市4916.3%251.3 1428.0%433.3 510.0%161.4 816.0%174.9
熊本市4113.7%210.2 1836.0%557.1 36.0%96.8 1020.0%218.6
政令市計101316.9%259.7 25425.4%393.1 11511.5%185.6 16816.8%183.6
合計148896.5%100.0 25446.5%100.0 24506.2%100.0 36219.2%100.0
46-50解数選択率指数51-55解数選択率指数56-58解数選択率指数
札幌市48.0%111.5 816.0%190.5 516.7%205.6
仙台市612.0%167.3 918.0%214.3 930.0%370.1
さいたま市816.0%223.0 510.0%119.1 26.7%82.2
千葉市714.0%195.1 918.0%214.3 826.7%329.0
横浜市816.0%223.0 612.0%142.9 1033.3%411.2
川崎市816.0%223.0 816.0%190.5 413.3%164.5
相模原市510.0%139.4 1224.0%285.7 516.7%205.6
新潟市510.0%139.4 1020.0%238.1 723.3%287.9
静岡市612.0%167.3 612.0%142.9 1033.3%411.2
浜松市48.0%111.5 1122.0%261.9 930.0%370.1
名古屋市510.0%139.4 1122.0%261.9 1240.0%493.5
京都市918.0%250.9 1020.0%238.1 1033.3%411.2
大阪市816.0%223.0 1224.0%285.7 1033.3%411.2
堺市612.0%167.3 48.0%95.2 516.7%205.6
神戸市816.0%223.0 918.0%214.3 723.3%287.9
岡山市510.0%139.4 918.0%214.3 826.7%329.0
広島市714.0%195.1 1020.0%238.1 826.7%329.0
北九州市612.0%167.3 1224.0%285.7 413.3%164.5
福岡市612.0%167.3 816.0%190.5 620.0%246.7
熊本市510.0%139.4 714.0%166.7 826.7%329.0
政令市計12612.6%175.6 17617.6%209.5 14724.5%302.2
合計28417.2%100.0 33268.4%100.0 19268.1%100.0
第1回から30回まで、政令指定都市20市の想定解比率は24.5%、全市の想定解率が6.5%ですから、全市平均の2.6倍の出現率でした。特に京都市は1-30回では平均の3.6倍、31-35回は5.3倍出題されました。31-35回の京都市の解答機会率は24%で、開始直後10問すべて京都市で解答すれば2問が正答となる状況だったのです。それが、36-40回では想定解比率指数が1.6倍と半減し、第50回までほぼそのレベルで続きました。第35回まで平均の2倍の想定解率だった札幌市は、36-40回の想定解が0となりました。
この状況は、共通項の3分類のうち大都市に存在することが多いモノ問題の出題比率が低下することによってもたらされました。
1-30回31-35回36-40回41-45回46-50回51-55回56-58回
モノ8428.0%1428.0%816.0%8 16.0%612.0%10 20.0%826.7%
コト14849.3%2550.0%3366.0%35 70.0%3264.0%35 70.0%1653.3%
ナマエ6822.7%1122.0%918.0%7 14.0%1224.0%5 10.0%620.0%
300100.0%50100.0%50100.0%50100.0%50100.0%50100.0%30100.0%
35回までモノ問題は、全体の28%を占めていましたが、36-45回16%、46-50回12%と比率を下げました。また第41回問七の「セブンイレブンのない市」はモノの不存在問題で、大都市が該当しない問題でした。
それが第51回以降一転増加に転じ、大都市の想定解が復活する傾向をみせ、今回完全に復活したといえます。第58回は問三、問六、問九の3問がモノ問題で、名古屋市、神戸市はこの3問のすべてに、札幌市、横浜市、新潟市、静岡市、浜松市、大阪市、北九州市は2問該当しました。
[102808] 2021年 10月 4日(月)19:27:19【1】デスクトップ鉄 さん
十番勝負も格差社会-第58回難易度分析
昨晩十番勝負研究所のデータを第58回の結果を加えて再集計し、更新しました。まずは、難易度についてコメントします。
[102785]の速報で書いたように、今回は完答や銅メダルの所要時間で記録更新がありました。その結果、回別総合難易度は58回中56位、問題別では問九と問四がCランクに入ったほかはBランク5問、Aランク2問という、低難易度の大会となりました。
しかし総合難易度に反映される銅メダルの平均所要時間が0日03:37:06(58位)であるのに対し、10位の平均(10人が解答しなかった問題がある1-4回、7回、24回は、10位まで解答された問題の平均)は3日11:08:03(25位)で、その差は3日07:30:57あります。過去10大会の銅メダルと10位の所要時間、完答1位と10位の所要時間を比較します。
銅メダル平均10位平均時間差完答1位完答10位時間差
493 13:12:126 02:39:242 13:27:125 01:54:378 00:23.482 22:29:11
501 09:15:163 21:41:462 12:26:304 12:46:068 01:20:233 12:34:17
511 02:13:083 03:15:582 01:02:503 05:57:158 04:43:034 22:45:48
521 02:03:032 16:36:231 14:33:201 17:12:505 04:00:323 10:47:42
531 03:46:503 23:24:442 19:37:541 16:50:077 22:23:446 05:33:37
540 13:39:222 11:20:311 21:41:081 20:29:526 14:49:524 18:20:00
550 15:34:254 04:28:353 12:54:102 00:32:308 01:12:156 00:39:45
560 20:08:122 09:15:041 13:06:520 22:55:307 19:14:486 20:19:18
571 21:42:311 23:08:480 01:26:175 23:15:417 23:00:051 23:44:24
580 03:37:063 11:08:033 07:30:570 04:37:117 21:09:227 16:32:11
銅メダルの10位との時間差は、53回に次いで2位、完答1位の10位との時間差は断トツの1位という結果になりました。一部の上級者が好記録を出す一方、初中級者との格差が拡大した傾向を示しています。

指標別の難易度はかなりばらけています。銅メダルと10位、20位が異なるのはヒント提示後の解答が影響していると思われます。
総合難易度問八>問四>問九>問二>問三>問一>問五>問十>問六>問七
金メダル問七>問八>問五>問二>問一>問十>問四>問三>問六>問九
銅メダル問一>問九>問四>問十>問七>問八>問三>問五>問二>問六
10位問一>問四>問七>問八>問十>問五>問三>問二>問九>問六
20位問一>問四>問十>問七>問二>問九>問六>問三>問五>問八
誤答率問八>問四>問二>問三>問九>問五>問一>問十>問六>問七
完答者正答順問一>問四>問七>問二>問十>問九>問五>問八>問六>問三
完答者31名のの正答順は、
解答者問一問二問三問四問五問六問七問八問九問十合計相関係数平均正答順位
164785210319550.409 3.9
2勿来丸1029176458355-0.186 3.9
3おがちゃん23491016785550.002 3.5
4鳴子こけし9103.57.53.53.57.53.53.53.5550.754 12.2
5深夜特急10569718342550.709 8.6
6サヌカイト103.53.58527619550.727 9.4
7白桃 10698751342550.328 7.0
8EMM10648719523550.731 10.5
9駿河の民10956218734550.635 8.5
10桜トンネル68110295374550.449 11.5
11スカンデルベクの鷲81069427351550.603 13.2
12伊豆之国94361875210550.439 12.7
13星野彼方91710452638550.436 11.0
14かりない 81310529647550.667 14.2
15かぱぷう 10218546379550.732 18.1
16とりぴー815769.5439.52550.068 17.0
17ぺとぺと103.59613.58752550.325 11.8
18さざ波7.56210944417.5550.612 23.7
19あきごん10937615428550.768 16.4
20デスクトップ鉄751108.524368.5550.655 19.0
21ばなし10936148275550.702 21.9
22未開人9.5823516479.5550.524 13.3
23Takashi 78296131054550.480 27.1
24BEAN31210645789550.162 26.4
25今川焼101.5361.57.59457.5550.499 27.4
26なると金時10658349127550.769 23.4
27くは49110578263550.394 25.4
28黒猫10726913458550.626 30.3
29naidesu7.59210153.53.57.56550.670 27.4
30はしもつ9102516.536.584550.357 30.9
31全角2文字81049156237550.692 31.0
合計251.5173.5113231.5139.5116.6175132.5148.5168.5359.4
平均8.383 5.783 3.767 7.717 4.650 3.887 5.833 4.417 4.950 5.617 1.537
標準偏差2.176 3.218 2.370 2.227 2.755 2.596 2.302 2.005 2.390 2.734 2.477
問題間の難易度の差が小さく、解答者間の問題ごとのばらつきが大きくなりました。バラツキを示す標準偏差の平均は2.477と前回の1.738から反転上昇し、解答者解答順の分析を始めた第41回以降では54回、49回に続く3位になりました。一方問題ごとの平均順位の標準偏差は1.536と前回の2.355から反転低下し、これも41回以降の54回、49回に続く低い方からの3位でした。
各解答者の正答順位と全体の平均正答順位との相関係数は、なると金時さんの0.796とあきごんんさんの0.768が1位、2位で、平均的な解答傾向と類似しています。勿来丸さんは、-0.186と唯一のマイナスで、弱い逆相関を示しています。難易度が2位の問四を最初に解答したことなどの結果でしょう。

[102807] 未開人 さん
こちらを見てもらえるとわかると思いますが、前回までの570問の中央値が大体11分です。メダル争いはそれだけ苛烈です。(中でも56回は歴史的でしたが)
第56回は問題間の難易度差が大きく、2分2秒の問七をはじめ20分以内のメダル売り切れが4問ありましたが、3日を超えた問題が2問あり、平均を押し上げました。今回の最短銅メダルは問六の7分45秒でしたが、18時間以内に全問が売り切れ、10問平均では58回中最速となりました。
[102785] 2021年 10月 2日(土)19:36:03デスクトップ鉄 さん
第58回十番勝負記録集
十番勝負研究所のデータは更新作業中ですが、第58回の記録の速報です。

・完答所要時間04:37:11(Nさん)は、第40回06:13:48(k-aceさん)を1時間40分短縮し記録更新、第54回から5連覇。
・銅メダル平均所要時間03:37:06は、第25回04:53:17を1時間16分短縮し記録更新。
・金メダル所要時間は、Nさんの問九26秒、おがちゃんさんの問六28秒が第31回問八スカンデルベクの鷲さんの23秒に次いで2位、3位。これまでの2位勿来丸さんの第56回問七を上回った。
・平均正答順位1位は、おがちゃんさんで3.5。勿来丸さんの3.9は、Nさんと並んで2位タイで、4連覇ならず。
・メダル売り切れまでの時間17:48:13(問一、勿来丸さん)は、第25回15:28:37(問三、ヌオさん)についで2位。
・名古屋市の正答7問(Nさん6、勿来丸さん1)は、第20回糸魚川市の6問(5名にばらけた)を上回り第1位。
・Nさんの6問は、同一回同一市正答数の記録を更新。これまでは4問が最多で、第24回の金沢市(EMMさん)、広島市(桜トンネルさん)、第37回の東かがわ市(白桃さん)、第52回の姫路市(深夜特急さん)の4人。まだ5問以上の同一解答者全市解答は出ていない。勿来丸さんに問四を取られたのは惜しかった。

問四の共通項をいかに表現するか、考えていました。「ルーツの市から」ときましたか。共通項としては長すぎますが、厳密にいうと「現在の市を構成する市のうち最初に市制施行した市が市制施行後の合併により新たに海岸線まで領域を拡大した市」ということですか。
[102042] 2021年 5月 28日(金)19:14:25デスクトップ鉄 さん
十番勝負:完答順位と平均正答順位
[102033] 未開人 さん
54回は完答者正答順が一番遅かった問六でも7.542で極端に難しい問題はありませんでした。しかし今回は問四の完答者正答順が9.517と極端に大きかったため、完答順位はほぼ問四を答えた順番になってしまいました。それよりは他の問題も反映される平均正答順位の方が良いと思った次第です。
おっしゃるとおり、超難問があるとその正答順位が完答順位にほぼ一致します。今回の10位までの完答順位は、問四の1位と2位、9位と10位が逆転しただけの結果になりました。完答者正答順の分析を始めたのは第41回からですが、デスクトップ鉄の完答順位が最もよかった第31回を思い出しました。問四の銅メダルを獲得し、3位で完答したのですが、このときは完答順位の1位から5位までが問四の正答順位に一致していました。第31回問四の完答者正答順は9.444で、今回の問四よりは低かったですが、ほとんどの完答者が最後に解答する、完答者正答順位9.5程度超の難問があると、こういうことが起こります。また相性のよくない問題がひとつでもあると、完答順位を大きく下げることになります。
平均正答順も万能ではありません。一発完答狙いだけでなく、市盗りを意識して最後に同じ市をまとめて解答する傾向もあり、こういう解答者の平均正答順位は実力を反映しません。一方、初期の解答者は、メダルばかりを意識して、完答にこだわらなかったという面もあります。

[101999]
瞬発力のある若手は平均正答順位で、経験豊富なベテランは完答順位で優位に立っています。
と書きましたが、直近の回で金メダルから見放されている白桃さんが第56回、第57回に2位、3位で完答していること、平均正答順位3連覇の勿来丸さんの完答順位が必ずしもよくないことからの直感的なもので、データに基づくものではありませんでした。そこで、第41回以降3回以上完答している35名の完答順位と平均正答順位を調べてみました。
解答者完答回数平均完答順位(A)平均正答順位(B)A-B完答順>正答順完答順=正答順完答順<正答順
172.76 9.65 -6.89 1322
ぺとぺと176.29 6.29 0.01 2114
スカンデルベクの鷲178.00 7.89 0.11 449
鳴子こけし178.59 11.29 -2.71 845
桜トンネル 1710.41 7.52 2.89 0413
深夜特急1711.29 13.75 -2.45 1223
EMM1711.35 9.92 1.44 5210
伊豆之国1713.71 12.96 0.74 629
デスクトップ鉄 1714.47 15.05 -0.58 737
かぱぷう 1715.29 12.99 2.31 5012
なると金時1717.65 16.05 1.59 638
まりんぶる~1718.29 16.07 2.22 4310
くは1721.59 23.05 -1.46 935
白桃165.06 6.34 -1.28 646
星野彼方166.25 9.58 -3.33 1006
油天神山1611.44 15.03 -3.59 1402
Takashi1412.93 15.34 -2.41 905
k_ito1417.07 21.53 -4.46 1013
BEAN1322.62 22.32 0.30 724
勿来丸126.58 7.63 -1.04 417
さざ波1220.08 18.02 2.07 426
駿河の民1123.45 18.45 5.01 1010
naidesu925.78 23.64 2.13 405
とりぴー811.00 13.39 -2.39 422
穴子家826.38 30.94 -4.56 521
せいこう827.00 24.59 2.41 116
ピーくん721.43 22.30 -0.87 313
うっかりじゅうべえ723.86 25.39 -1.53 511
m#523.00 25.28 -2.28 410
おがちゃん410.50 5.73 4.78 103
サヌカイト426.00 20.20 5.80 004
未開人37.67 9.67 -2.00 111
まつもとしろくま316.00 18.43 -2.43 201
むっくん323.67 22.23 1.43 201
平均正答順位は、各回の問題ごとの全参加者における平均正答順位を完答回数で平均した値です。一方、完答順と比較した正答順は、各回の解答者の平均正答順位を完答者だけでみた順位で、完答順位がよかった回数、同順位だった回数、平均正答順位がよかった回数を示しています。
参加した回によって、完答順位と平均正答順位がばらついており、直近の白桃さんと勿来丸さんの成績も全期間を通じた結果ではありませんでした。白桃さんは第41回、第44回、第50回に二冠となるなど、平均正答順位でも健闘していました。勿来丸さんは第45回からの参加ですが、初期は完答順位の方がよく、全12回を通じると完答順位が平均正答順位を若干上まわり、正答順位がよかったのは12回中7回でした。
「瞬発力のある若手は平均正答順位」は、桜トンネルさんのデータで示されました。同順位が4回ありましたが、完答順位のほうがよかった回はなく、開始直後に金メダルを量産し、平均正答順位で圧勝するも、その後失速する(失礼!)傾向を示しています。今回初金メダルの駿河の民さんも完答した11回のうち10回で平均正答順位が高く、サヌカイトさんも4回の完答回すべてで、平均正答順位の方がよかった。やはり「瞬発力のある若手は平均正答順位」はデータ的に裏付けられたと思います。
一方「経験豊富なベテランは完答順位」は、データ的にはっきり示されませんでした。完答回のすべてで完答順位がよかったのは、5回完答のm#さんだけでした(同順位が1回)。一発完答型のNさんですら、平均正答順位の方がよかった回が2回ありました。
デスクトップ鉄は、「平均正答順位が悪く、ヒント提示後に順位を上げて完答し、つじつまを合わせている」と自覚していたのですが、平均正答順位が完答順位よりもよかった回のとその逆の回がともに7回、同順位が3回だったという結果は意外でした。
[102023] 2021年 5月 23日(日)09:17:24デスクトップ鉄 さん
第57回十番勝負想定解分析
十番勝負研究所の想定解分析(市別、都道府県別、開催回別)を更新しました。第30回問十(2005年の国勢調査で男性比率が高い市。順位問題)の未答市を想定解に含めていませんでしたが、男性比率100%以上の市を未答市に追加して再集計しました。なお、参照したページに、2010年市制施行の問題市みよし市は含まれていません。
#グリグリさんにお願いです。5月16日の更新履歴で、同日に上書き更新したものがダブって表示されています。こちらから編集できないので、整理していただけませんか。
第57回の解答機会数574は、前回の550を上回りましたが、問四(解答機会31)と問七(34)が売り切れました。売り切れは、第52回問七(25)以来で、同一回2問売り切れは第42回の問ニ(35)と問五(33)以来。なお第25回は、解答機会が9から18と少なく、全問売り切れました。最多解答機会数の売り切れ記録は、第22回問五(54)で、同じ回の問七(52)が2位。第22回の参加者は全57回中の最多の65名でしたが、完答者は35名、完答率は54%にとどまりました。
解答機会数が前回より増えたのに、該当市数は419から410に減り、市重複度は、1.313から1.400に増加しました。同じ市の出題が多かったことを意味します。つくば市、横浜市、相模原市、静岡市、岡山市、徳島市、高松市の7市が解答機会4で、うちつくば市、相模原市、高松市が全問解答されました。高松市は出題者が意識されていたようですが、同一解答者の同一回4問解答はありませんでした。なお、第56回の出題機会4は能美市だけで、1問解答されただけでした。
解答機会4の7市には政令指定都市が4市、県庁所在地が5市含まれ、大都市外しは薄まったようです。横浜市の解答機会4ははじめてです(12回、23回は想定解5だったが、問題がそれぞれ2と3あった)。有形無形のモノ問題が問一、問六、問七の3問、問五も大都市が該当するコト問題でした(問七は大都市限定のモノではないが)。
[101328] で書いた45回以降正答がなかった市のうち、羽村市、石岡市、鉾田市、さくら市、飯塚市が解答されました。さくら市は駿河の民さんが一挙に3問正答で領主に、飯塚市は2問正答でした。鈴鹿市の解答選択率100%は、27問連続になりました。

[101973]デスクトップ鉄の
問題が難化すると初心者が金メダルを取る確率が上がる傾向にあります。
について、[102018]勿来丸さんから
「手が届きそうなくらいの難問なら初心者の金メダルもあり得るが、誰も手が出せないような難問になるとまぐれ以外で金メダルはほぼ期待できない」と考えるのが自然に思います。
とコメントがありました。
[97492]で、第50回終了時点の全500問について、問題が易しいほど上級解答者がメダルを独占する傾向を示しています。その時点で金メダル1個の解答者は26名(26個)いましたが、うち46.2%の12個を難易度Eランクの問題で獲得しています。一方上位5名の金メダル191個のうち、Eランクは29個で15.2%と5ランク中最低でした。
第41回以降の初参加者の初回金メダルは、
45-05さざ波境界未定のある市D
45-06うっかりじゅうべえうかんむりの文字が入るD
49-09とりぴー読みに複数の町の読みが入るE
54-06サヌカイト東端西端の経度差最大E
と、Dランク2問、Eランク2問です。とくにうっかりじゅうべえさんとサヌカイトさんの金メダルは、[102019]で出題者が
初心者にもチャンスがある新鮮問題を毎回1問以上できるだけ多く提示できればと考えています。
と書かれた新鮮問題だったと思います。
なおマクロ的にみると、回別総合難易度(偏差値)と金メダル占有度には-0.276の弱い負の相関(第41回以降は-0.511)があり、難易度が低くなると金メダルが集中し、高まると分散する傾向を示しています。

6月4日からここで第13回全国のJR駅十番勝負を開催します。十番勝負同様Nさんが強いですが、二強の一角で、全国の鉄道路線五番勝負を含め交互に完答一番乗りを果たしています。Nさんに先行して、一番乗りするチャンスは、十番勝負より高いと思います。また、駿河の民さんは十番勝負より早く、金メダル2個獲得(鉄道路線五番勝負)しており、十番勝負より金メダルがとりやすいです。初めての方もぜひのぞいてみてください。
[101999] 2021年 5月 19日(水)19:16:46デスクトップ鉄 さん
第57回十番勝負:平均正答順位
[101981] 未開人 さん
それよりも平均正答順位は初参加以来9.6→12.1→7.1と推移しました。これが一番実力を表している指標だと思うのでできれば過去大会のデータが欲しいところです。
平均正答順位が一番実力を表しているというのは異論があります。[99823]
完答順位はマラソンランナー、平均正答順位はスプリンターの種目といえます。
と書いたように、両者はともに実力を示す、別カテゴリーの指標です。瞬発力のある若手は平均正答順位で、経験豊富なベテランは完答順位で優位に立っています。
どんなデータをお望みかわかりませんが、下表は全57回の平均正答順位と完答順位の1位と2位のデータです(第45回と第55回は2位タイが2人)。
完答者平均正答1位順位平均正答2位順位完答1位完答2位
12YSK1.8 M.K.4.1 YSKM.K.
22M.K.2.5 いっちゃん4.4 いっちゃんM.K.
32千本桜5.1 烏川碧碧6.5 千本桜烏川碧碧
46むじながいり2.7 いっちゃん2.9 いっちゃんむじながいり
510いっちゃん3.3 白桃3.4 むじながいりいっちゃん
65EMM2.8 いっちゃん4.6 EMMいっちゃん
75いっちゃん5.7 EMM5.9 いっちゃんEMM
811今川焼4.7 なると金時5.9 いっちゃん太白
914白桃4.5 なると金時5.2 白桃 稲生
1019白桃3.5 EMM5.3 いっちゃんEMM
1122白桃4.4 EMM6.7 運び屋Aいっちゃん
1216白桃4.4 suikotei5.8 suikotei白桃
1320ぺとぺと4.6 EMM4.7 EMMKK
1429がっくん4.5 今川焼5.3 ぺとぺと白桃
1518EMM4.4 ぺとぺと6.3 ぺとぺと桜トンネル
1614いっちゃん3.4 白桃7.0 いっちゃんぺとぺと
1710ぺとぺと3.9 星野彼方6.8 星野彼方ぺとぺと
1813桜トンネル 5.4 ぺとぺと6.1 桜トンネル いっちゃん
1936白桃5.3 桜トンネル 6.0 白桃 ぺとぺと
2014桜トンネル 2.2 ぺとぺと2.3 ぺとぺと桜トンネル
2123ぺとぺと4.9 白桃7.6 ぺとぺといっちゃん
2235EMM5.8 KK7.1 ヌオいっちゃん
2330EMM4.1 桜トンネル 5.3 EMM桜トンネル
2433EMM5.5 桜トンネル 6.0 桜トンネル 油天神山
254EMM4.5 ヌオ5.0 ヌオEMM
2623白桃4.3 KK7.4 白桃 いっちゃん
2721桜トンネル 4.8 ヌオ5.0 桜トンネル 白桃
2836桜トンネル 3.6 EMM5.6 桜トンネル なると金時
2928桜トンネル 2.7 白桃5.3 白桃 まつもとしろくま
3034EMM2.5 桜トンネル 2.7 白桃 おがちゃん
3118桜トンネル 4.4 まりんぶる~4.7 桜トンネル まりんぶる~
3224スカンデルベクの鷲4.1 ぺとぺと4.9 ぺとぺとスカンデルベクの鷲
3324桜トンネル 3.7 おがちゃん4.8 おがちゃんまつもとしろくま
3419桜トンネル 2.7 星野彼方4.1 まりんぶる~桜トンネル
3527桜トンネル 3.4 白桃5.7 桜トンネル 白桃
3628桜トンネル 2.4 白桃4.7 おがちゃんk-ace
3717桜トンネル 4.5 おがちゃん4.9 白桃 桜トンネル
3823ぺとぺと4.1 桜トンネル 4.5 星野彼方桜トンネル
3925桜トンネル 3.1 星野彼方4.3 まつもとしろくまぺとぺと
4028桜トンネル 2.3 k-ace2.4 k-aceおがちゃん
4130白桃2.8 桜トンネル 3.9 白桃 桜トンネル
4229EMM3.3 桜トンネル 5.5 EMM油天神山
4332桜トンネル 2.2 N、白桃4.4 桜トンネル
4429白桃3.2 桜トンネル 5.4 白桃 星野彼方
4525ぺとぺと5.6 白桃、鳴子こけし6.9 白桃 鳴子こけし
4632スカンデルベクの鷲2.8 桜トンネル 4.4 スカンデルベクの鷲白桃
4728Takashi 6.3 白桃6.4 スカンデルベクの鷲
4828ぺとぺと5.1 Takashi 5.3 スカンデルベクの鷲
49202.6 星野彼方5.3 とりぴー
5028白桃4.8 ぺとぺと5.2 白桃
5125星野彼方3.8 スカンデルベクの鷲5.6 白桃
52252.7 スカンデルベクの鷲2.9 スカンデルベクの鷲
5326勿来丸1.9 桜トンネル 3.8 勿来丸
5436ぺとぺと3.5 スカンデルベクの鷲5.3 おがちゃん
5531勿来丸3.0 おがちゃん、スカンデルベクの鷲5.0 スカンデルベクの鷲
5633勿来丸4.6 桜トンネル 6.8 白桃
5730勿来丸3.6 おがちゃん3.8 深夜特急
平均正答順位1位は、桜トンネルが5連覇を含む14回、白桃さんが9回、EMMさんが8回記録しています。勿来丸さんは、次回白桃さん、EMMさんに並ぶ4連覇を目指すことになりますが、若干暗雲が。[101964] Nさんの
問一、問六で勿来丸さんに名古屋を持っていかれたのはちょっと痛かったので、次回以降は解答戦略を見直す…かも?
が一発完答を見直し、金メダル争いに参戦するということであれば、強敵が出現することになります。
なお、Nさんは五月雨出題が3問あった第49回に初日から参戦し、完答順位と平均正答順位の2冠王になっています。2冠王は、のべ23人いますが、第53回の勿来丸さんのあとでていません。
[101987] 2021年 5月 17日(月)12:44:40デスクトップ鉄 さん
続・第57回十番勝負難易度分析
予告した第57回の誤答率についてです。第57回は、初回採点時の誤答が0で、採点を重ねるごとに誤答率が上昇しました。
開催期間が2週間に短縮されて初めての第45回と比較して、誤答率の推移を示します。左が第45回、右が第57回のデータです。なお、下表の誤答率は、研究所の難易度分析では誤答率の計算に含めていない問題市や既答市を含んでいます。
解答累計正答累計誤答累計誤答率累計 解答累計正答累計誤答累計誤答率累計
192923434585863.0%63.0% 51515151000.0%0.0%
255147488276512.7%44.2% 176815662211.8%2.9%
340187391211662.5%35.3% 14821379137.1%3.7%
424211221432688.3%32.2% 179915942511.8%5.1%
57218614916914.3%31.7% 1811718112050.0%4.3%
6522351540690.0%30.9% 601775316571211.7%6.8%
7622961600690.0%30.1% 5122839204122423.5%10.5%
831260291892716.5%27.3% 322602723152915.6%11.2%
952312482374757.7%24.0% 43303412722314.7%10.2%
1014326142510750.0%23.0% 283312229463721.4%11.2%
1117343162671765.9%22.2% 40371373313407.5%10.8%
12293722629337910.3%21.2% 11382833934327.3%11.3%
13364082932278619.4%21.1% 638863450430.0%11.1%
14464544036269213.0%20.3% 239023470430.00%11.0%
第45回は、初回採点時に60%を超えていた累積誤答率が次第に低下し、20%で収束しました。一方、今回は初回の0から次第に上昇し、7日目から11%ほどで横ばいになりました。もう一つ注目すべき点は、総解答数の推移です。第45回は初日の92が最多でしたが、今回は初日は51で、6日目の60が最多です。なお、ヒントの効果は第45回は8日目から、今回は5日目から現れています。
同様に第46回から第56回までの推移をみます(56回は、15日目まで採点があったが省略)。表が大きくなりすぎるため、解答数と累積誤答率のみ示します。
4647484950515253545556
111349.6%3040.0%8423.8%1675.0%719.9%5211.5%3030.0%422.4%7613.2%8027.5%8610.5%
28032.1%4128.2%6618.7%883.3%388.3%337.1%6016.7%204.8%409.5%1825.5%417.9%
35425.5%3624.3%4015.8%1866.7%158.9%157.0%3413.0%233.5%2011.0%1922.2%57.6%
41724.2%1324.2%1214.9%3244.6%1310.2%216.6%1311.8%214.8%2410.6%621.1%336.7%
51623.6%3523.9%2214.3%1940.9%2310.0%257.5%1310.7%85.3%610.2%520.3%306.7%
63022.6%823.3%314.1%5836.4%139.2%137.5%289.0%214.5%2110.2%2019.6%265.9%
73421.2%2824.1%3813.2%3333.3%1410.2%97.1%268.4%333.6%528.4%4215.8%316.7%
81921.2%1724.5%2612.4%5928.6%259.4%276.7%187.8%253.7%527.9%3913.5%166.3%
9820.8%6822.5%1411.8%1628.0%238.5%306.7%137.8%123.5%369.5%4311.4%387.8%
10320.6%1523.0%811.8%2526.2%98.2%186.2%177.7%183.7%139.4%1710.7%208.3%
11220.5%2422.2%1112.7%3226.3%97.9%126.3%97.4%203.4%129.4%810.8%118.6%
121619.6%3024.1%1012.9%1525.4%317.1%77.3%188.0%313.3%159.6%1410.3%218.1%
13519.4%2424.4%2312.3%1825.0%297.1%196.8%47.9%33.7%3810.9%910.9%28.3%
14019.4%6223.7%1812.0%2324.5%167.4%227.0%27.8%174.2%1810.7%3511.3%178.8%
累計誤答率は、第45回と同様ほとんどの回で日を追って次第に低下しています。なおヒント効果がでた初日は、49回、50回が4日目、46回、48回、51回、56回が5日目、52回、53回、54回、55回が6日目、47回が7日目です。
出題者は第47回開催前の [94712]
47回は「誤答なだらか分布への挑戦」を目指す。
と宣言されました。問四から問七の4問の五月雨出題がその方法でした。その結果、開催直後は様子見をする回答者が増え、最多解答数は9日目の採点時となりました(ヒント効果は7日目から)。誤答率は、その前の45回、46回に比べて初回の誤答率が低下、累計誤答率の低下幅も16.3ポイントに下がり、2日目以降の誤答率はなだらかになりました。第49回も五月雨出題が3問ありました。多くの解答者が様子見したにもかかわらず、初回の誤答率が75%、2日目の累計誤答率が83%と最多になりました。なお第52回も全問が五月雨出題または1市出題でした。
「誤答率なだらか分布」が本格的に実現したのは、第53回です。古典的な5市出題に戻り、初日の誤答率が2.4%で最後まで2%-6%で推移しました。第56回もかなりなだらかな分布になりました。しかし今回のように初回の誤答がゼロで、累計誤答率が次第に上昇したというのははじめてです。初日は様子見していた解答者が多く、解答数が少なかったため誤答がゼロだったということでしょう。また、様子見していた解答者がヒント提示後復帰し解答数が増加しましたが、ヒントが難しかったためか、誤答率は低下しませんでした。
難易度が高まったにもかかわらず金メダル占有度が上昇したのは、様子見の解答者が多かった初日に、おがちゃんさん、桜トンネルさん、勿来丸さんが金メダル合計6個をさらっていったことによると思います。そのなかで、駿河の民さんの初めての金メダルは立派でした。

なお、[101691]出題者は「問題市の段階提示」として五月雨出題の復活に言及されました。しかし、[99802] で書いたように、過去の五月雨出題と1市出題の21問中、スカンデルベクの鷲さんが6問、桜トンネルさんが3問金メダルを獲得しています。出題者も[99805]
五月雨式出題が熟練者に利することはあっても初心者にはかえってハードルになるということは、これまでの結果から何となく認識していました。
と述べられました。領主税と異なり皆さんから反対意見がないようですが、新規参入者の意欲を高めることに逆行するのではないでしょうか。
[101973] 2021年 5月 16日(日)10:58:33【4】デスクトップ鉄 さん
第57回十番勝負難易度分析
第57回の結果を加えて、十番勝負研究所の各ページを更新しました。まずは、難易度分析です。
解答者の感想のように今回は難易度が高まりました。回別総合難易度は57回中25位と中位ですが、50回以降の最難回になりました。問題別では、問四と問八が難易度ランクE、問一と問二が難易度ランクAでした。問四は全570問中27位です。この結果、4連覇を果たしたNさんの完答所要時間は5日23:15:41で57回中8位ですが、最初のヒント提示後でみると2日02:13:25で、これまでの最長となりました(ヒント後所要時間2位は、同じNさんの第49回2日01:55:51で、これに18分遅れ。なおNさんは4連覇を含み7回一位完答していますが、うち4回はヒント前完答)。同様に深夜特急さんの問四金メダルの所要時間5日21:49:30は全570問中3位ですが、最初のヒント提示後3日21:02:16を要し、1位の第38回問八(都道府県で最も孤立する市、桜トンネルさん、19分後)、2位の第42回問六(都道府県庁所在地よりも人口密度が高い市、白桃さん、8時間後)を大きく上回りました。

いつものとおり問題間の難易度を各指標で示します。
総合難易度問四>問八>問九>問十>問五>問六>問七>問三>問二>問一
金メダル問四>問七>問九>問三>問八>問十>問一>問六>問五>問二
銅メダル問四>問八>問五>問三>問七>問九>問十>問六>問一>問二
10位問四>問七>問八>問九>問五>問三>問十>問六>問一>問二
20位問四>問八>問七>問十>問九>問五>問三>問六>問二>問一
誤答率問四>問十>問六>問九>問九>問八>問二=問三=問五>問一
完答者正答順問四>問七>問八>問九>問三>問十>問五>問六>問二>問一
完答者30名のの正答順は、
#解答者問一問二問三問四問五問六問七問八問九問十合計相関係数平均正答順位
14.54.54.51094.54.54.54.54.5550.449 9.6
2深夜特急1.51.5697310584550.883 10.2
3白桃21510479863550.843 8.9
4桜トンネル 41610729835550.837 6.7
5Takashi15310429867550.868 11.9
6未開人42810735691550.663 7.1
7おがちゃん41510937862550.786 3.8
8勿来丸 25810139476550.697 3.6
9スカンデルベクの鷲 31510429867550.937 10.8
10デスクトップ鉄72695110438550.537 14.9
11いたがさき1.5361071.59594560.878 12.5
12ぺとぺと21710856394550.657 5.6
13鳴子こけし31610628964550.946 11.9
14とりぴー 2.52.5576491081550.768 21.6
15EMM12510739864550.961 13.9
16m#152.582.5791055550.645 18.9
17なると金時 21710638954550.928 13.9
18駿河の民1259.563879.54550.926 12.0
19さざ波16394.54.59972550.771 20.8
20伊豆之国21610459783550.913 16.8
21ピーくん12310479658550.738 20.7
22かぱぷう 21610537948550.846 14.9
23しずしず21610439875550.979 23.4
24油天神山 23410617859550.810 16.0
25くは17310428956550.763 18.2
26まりんぶる~ 1.53.58.58.53.51.57105.55.5550.805 31.4
27あきごん44910218647550.673 29.7
28サヌカイト25.52825.595.5105.5550.597 24.0
29ハル 5.55.538.5317108.53550.642 33.1
30せいこう21495367108550.788 24.5
合計7382157.5285.5152.596.5242.5219195147.51651
平均2.433 2.733 5.250 9.517 5.083 3.217 8.083 7.300 6.500 4.917 2.355
標準偏差1.484 1.879 1.837 0.804 2.030 1.780 1.390 1.990 2.021 2.162 1.738
問四が最も難しく、問一と問ニが易しかったというのは、全指標で共通しています。問題間の難易度に大きな差があったことは、問題ごとの正答順位のばらつきが第56回に比べさらに低下したことにあらわれています。バラツキを示す標準偏差の平均は1.738と前回の1.991から低下し、第41回以降の最低になりました。一方問題ごとの平均順位の標準偏差は2.355と前回の1.987から上昇し、これも41回以降の最高でした。
完答者10問平均標準偏差回答順位標準偏差
41302.248 1.686
42292.339 1.495
43322.099 1.793
44292.130 1.641
45251.791 2.277
46322.108 1.769
47271.811 2.165
48201.989 1.936
49282.487 1.455
50201.818 2.124
51251.982 2.007
52252.536 1.090
53261.880 2.079
54361.464 2.313
55311.663 2.257
56331.991 1.987
57301.738 2.355
各解答者の正答順位と平均正答順位の相関係数は、しずしずさんの0.978が最高でした。平均的な解答傾向に一致していたことを示します。一発完答をあきらめヒント前に8問正答したNさんを除くと、デスクトップ鉄の相関係数は0.550と最低で、相変わらず全体の傾向と乖離しています。しかし、前回の0.398から増加したのは問題間の難易度差が高まったためでしょう。

問題が難化すると初心者が金メダルを取る確率が上がる傾向にあります。しかし、今回は金メダル占有度が第56回の18(=2^2*4+2、2個x4人+1個x2人)から24(=3^2*2+2^2+1*2、3個2人、2個1人、1個2人)に高まりました。また誤答率が上昇したのに、1回目の採点時は誤答ゼロでした。これらの分析については、稿を改めます。

#1[101974]Nさんのご指摘により、完答所要時間とヒント後所要時間を訂正しました。失礼しました。
#2[101976]深夜特急さんのご指摘により、正答順位表を訂正しました。
#3[101981]未開人さんのご指摘により、正答順位表を訂正しました。重ね重ね失礼しました。
[101328] 2021年 1月 19日(火)19:19:55デスクトップ鉄 さん
第56回十番勝負想定解分析
[101322]で出題者が問一の想定解は追加しないと判定したので、十番勝負研究所の想定解分析(市別・都道府県別・開催回別)を第56回の結果を反映して更新しました。今回想定解率、解答機会率と解答選択率について、全市、全都道府県のなかでの相対的な位置づけを見るために、平均を100とした指数を追加しました。
#グリグリさんに業務連絡です。更新記録の表が乱れています。こちらから編集できませんので、修復をよろしくお願いします。
第56回は解答機会数550、解答機会率6.9%と第55回の787、9.9%から減少する一方、参加者が増え総正答数が315から346に増加したため、解答選択率は40.0%から63.1%に大幅に増加しました。
未開人さんが私の[99835]を覚えていてくれたようで、問九を夕張市で解答、第43回以来の正答になりました。同記事では第45回から第54回まで正答がなかった35市をリストしました。その後第55回に12市(鎌ケ谷市はなんと4答)、第56回に9市が正答となり、過去12回以上正答がない市は次の14市となりました。最終正答回、その後の解答機会数、戦国市盗り合戦開始前後の1-40回と41回以降の解答選択率と指数(平均が異なるデータを横軸で比較するときも指数による比較が便利です。これまでは、補正解答選択率を使用していました)、40回終了時点の領主石高、領主狙いとの差、領主交代回数を示します。
最終正答解答機会1-40率指数41-率指数40 石高領主交代
羽村市30872.2%106.1 0.0%0.0 650
淡路市38769.2%101.7 0.0%0.0 500
石岡市40453.8%79.1 0.0%0.0 320
藤岡市40561.1%89.8 0.0%0.0 520
久慈市41546.2%67.8 28.6%53.9 540
常総市41665.2%95.8 11.1%21.0 1180
笠間市41555.0%80.8 16.7%31.5 540
鉾田市41214.3%21.0 25.0%47.2 111
八街市41270.0%102.8 33.3%62.9 211
さくら市42276.9%113.0 12.5%23.6 211
朝来市43863.6%93.5 18.2%34.3 310
北茨城市44770.6%103.7 50.0%94.4 301
貝塚市44076.9%113.0 60.0%113.3 611
飯塚市44383.3%122.4 33.3%62.9 11100
羽村市が第30回を最後に、26回にわたって正答されていません。貝塚市は第45回以降解答機会がありませんが、羽村市と朝来市は8問、淡路市と北茨城市は7問解答機会があったのに。鉾田市と貝塚市を除き、41回以降の解答選択率(指数)は大きく低下しました。飯塚市、常総市をはじめ領主石高(領主狙いとの差)が大きい市が敬遠されています。領主交代のあった5市のうち、北茨城と鉾田は金銀メダルによるものです。
茨城県の市が14市中5市占めています。魅力度ランキングの最下位県から脱出しましたが、十番勝負では魅力度が高まっていないようです。
都道府県別の解答選択率を時系列で比較します。左から第56回、第51-55回、第41-50回、第40回以前、全56回の解答選択率です。
56回率指数順位51-55回率指数順位41-50回率指数順位1-40回率指数順位全56回率指数順位
北海道61.9%98.1 3038.3%79.3 3645.1%82.8 404.8%43.6 4555.0%87.7 47
青森40.0%63.4 4545.7%94.5 2348.3%88.6 3417.7%160.6 1161.6%98.1 30
岩手76.9%121.9 1524.4%50.6 4654.6%100.3 2312.7%115.5 2856.7%90.3 44
宮城66.7%105.7 2363.2%130.8 1065.5%120.3 713.6%124.0 2468.8%109.6 8
秋田60.0%95.1 3131.7%65.7 4255.0%101.0 2113.4%122.0 2557.9%92.3 41
山形46.7%74.0 4046.2%95.6 2253.8%98.8 2612.7%115.0 2960.0%95.6 37
福島71.4%113.2 1932.8%67.8 4052.8%97.0 3013.2%120.0 2661.8%98.4 28
茨城50.0%79.3 3735.4%73.3 3845.8%84.0 385.3%48.2 4356.7%90.4 43
栃木87.5%138.7 1041.9%86.8 3142.9%78.7 4511.9%108.2 3361.0%97.1 32
群馬75.0%118.9 1653.7%111.1 1644.4%81.6 4114.0%126.9 2065.7%104.6 14
埼玉66.7%105.7 2334.4%71.3 3943.3%79.4 444.1%37.3 4755.6%88.5 46
千葉64.3%101.9 2742.8%88.5 3054.4%99.9 254.8%43.3 4659.3%94.5 38
東京36.0%57.1 4748.1%99.6 2153.6%98.4 276.5%59.4 4057.5%91.6 42
神奈川58.8%93.2 3464.0%132.6 869.6%127.8 38.8%80.1 3570.6%112.4 5
新潟41.7%66.0 4445.5%94.1 2447.1%86.5 368.2%74.4 3660.8%96.9 33
富山75.0%118.9 1644.9%93.0 2564.5%118.4 816.8%153.1 1362.7%99.9 24
石川50.0%79.3 3756.1%116.2 1466.7%122.4 516.5%149.8 1475.0%119.5 1
福井40.0%63.4 4528.6%59.2 4461.3%112.6 1418.9%171.4 862.8%100.1 23
山梨100.0%158.5 182.2%170.2 358.5%107.5 1913.8%125.1 2167.8%108.1 10
長野100.0%158.5 182.9%171.6 269.7%127.9 29.1%82.9 3467.8%108.1 11
岐阜100.0%158.5 152.7%109.1 1753.1%97.6 288.2%74.4 3762.0%98.8 26
静岡70.0%111.0 2155.7%115.3 1568.6%126.0 47.5%67.9 3866.8%106.4 12
愛知64.5%102.3 2658.8%121.8 1261.2%112.3 154.9%44.4 4464.8%103.2 18
三重77.8%123.3 1357.4%118.8 1381.9%150.4 112.1%109.9 3170.4%112.2 6
滋賀75.0%118.9 1636.1%74.7 3747.1%86.5 3513.2%119.7 2760.1%95.8 36
京都60.0%95.1 3141.8%86.5 3251.9%95.2 3212.3%112.0 3065.0%103.6 15
大阪46.2%73.2 4144.8%92.8 2654.5%100.1 245.5%50.1 4263.1%100.5 22
兵庫64.3%101.9 2740.0%82.8 3345.7%83.9 396.5%59.2 4166.0%105.1 13
奈良100.0%158.5 144.7%92.5 2743.3%79.5 4316.1%146.5 1560.6%96.6 34
和歌山66.7%105.7 2363.6%131.8 954.9%100.8 2222.6%205.0 565.0%103.6 16
鳥取100.0%158.5 187.0%180.0 161.7%113.3 1348.3%438.6 172.4%115.3 4
島根100.0%158.5 162.1%128.5 1162.7%115.1 1224.1%219.2 361.7%98.2 29
岡山83.3%132.1 1151.6%106.9 1937.8%69.3 4713.7%124.7 2362.0%98.7 27
広島54.5%86.5 3544.6%92.3 2852.5%96.3 3113.8%125.1 2261.2%97.5 31
山口53.8%85.3 3669.1%143.1 766.7%122.4 515.0%136.4 1864.7%103.1 20
徳島42.9%67.9 4323.5%48.7 4749.3%90.5 3326.7%242.4 264.9%103.4 17
香川60.0%95.1 3138.6%80.0 3560.9%111.7 1723.7%215.6 473.1%116.4 2
愛媛71.4%113.2 1927.1%56.1 4564.5%118.4 817.2%156.5 1268.6%109.3 9
高知83.3%132.1 1139.2%81.2 3464.0%117.6 1018.6%168.8 972.6%115.7 3
福岡94.1%149.2 969.5%143.8 658.9%108.1 187.3%66.4 3969.0%110.0 7
佐賀100.0%158.5 150.0%103.5 2061.0%111.9 1621.1%191.7 763.8%101.7 21
長崎69.2%109.7 2269.8%144.5 543.8%80.3 4216.0%145.8 1660.3%96.0 35
熊本77.8%123.3 1372.2%149.5 463.8%117.1 1114.8%134.7 1962.2%99.1 25
大分100.0%158.5 151.7%107.0 1853.1%97.4 2915.1%137.5 1756.0%89.2 45
宮崎50.0%79.3 3730.6%63.3 4346.7%85.7 3722.5%204.3 658.2%92.8 40
鹿児島45.5%72.0 4244.1%91.2 2942.5%78.1 4612.0%108.7 3258.4%93.0 39
沖縄62.5%99.1 2932.0%66.3 4156.4%103.5 2018.5%168.3 1064.8%103.2 19
63.1%100.0 48.3%100.0 54.5%100.0 11.0%100.0 62.8%100.0
徐々に順位を上げているのは、北海道、茨城県、埼玉県、山梨県、長野県、岐阜県。しかし北海道と埼玉県は、解答選択率47位と46位から脱出できません。茨城県も40回までの43位のままです。逆に福井県は解答選択率が徐々に下がり、40回までの8位から23位に後退しました。
第56回は山梨、長野、岐阜、奈良、鳥取、島根、佐賀、大分の8県が解答選択率100%でした。市盗り合戦の総領主が意識されるようになったことが背景にあるのでしょう。この間長野県は3回、山梨県は2回総領主が交代しています。
[101318] 2021年 1月 16日(土)14:10:56【1】デスクトップ鉄 さん
第56回十番勝負・記録集
[101310] で予告した「超上級解答者の好成績」の記録です。
まず勿来丸さんが認識していなかったという1分以内の金メダルは、次の7問あります。
回・問共通項所要時間メダリスト
15-022007年春の選抜出場校の所在市0 00:00:52白桃
29-06市名が銀行名に使われている市0 00:00:55桜トンネル
31-08市長のツイッターがある市(最初のツイート順)0 00:00:23スカンデルベクの鷲
33-01「辰・龍・竜」の文字が入った郵便局がある市0 00:00:34桜トンネル
41-09市盗り合戦で領主のいない市(四十回終了時)0 00:00:50白桃
50-04市名の総画数が18画の市(ひらがな混じりの市は除く)0 00:01:00スカンデルベクの鷲
56-072021年に市役所の移転予定がある市0 00:00:31勿来丸
勿来丸さんの予想通り桜トンネルさん、スカンデルベクの鷲さんと白桃さんが2回ずつ記録しています。なお、勿来丸さんの平均正答順位は4.6で、今回も第55回に続いて第1位でした。
次に完答所要時間の記録。第56回までに完答者は延べ1,225名います。最多はEMMさんの52回、初参加の第5回以来連続完答を続けています。2位なると金時さん48回、3位かぱぷうさん48回、4位白桃さん45回、5位星野彼方さん44回、6位タイがぺとぺとさんと油天神山さんの41回と続きます。
各回の完答順位1位と2位の解答者と所要時間は次のとおりです。*を附した解答者が24時間以内の完答で、おがちゃんさんが2回、白桃さん、桜トンネルさん、まりんぶる~さんとk-aceさんが各1回記録しており、Nさんが7人目です。このうち、第30回、第40回、第56回は正月の開催。第34回は通常の21時の開始ですが、翌日18時に第1回採点がありました。第27回は変則的で午前7時開始、午後7時に第1回採点。このように、24時間経過前に第1回採点があったことが24時間以内の完答につながりました。なお、Nさんの第54回の所要時間記録は、一発完答の最短記録です。
完答者1位2位時間差
第1回2YSK1 14:04:44M.K.8 20:10:047 06:05:20
第2回2いっちゃん4 16:20:31M.K.7 20:31:413 04:11:10
第3回2千本桜5 14:32:53烏川碧碧5 20:01:100 05:28:17
第4回6いっちゃん1 09:53:22むじながいり4 06:29:232 20:36:01
第5回10むじながいり3 23:13:15いっちゃん4 17:17:270 18:04:12
第6回5EMM2 03:31:56いっちゃん3 05:18:391 01:46:43
第7回5いっちゃん3 18:25:24EMM4 01:49:290 07:24:05
第8回11いっちゃん1 10:35:47太白3 03:28:141 16:52:27
第9回14白桃 8 20:25:48稲生8 22:10:490 01:45:01
第10回19いっちゃん6 16:45:51EMM7 02:40:120 09:54:21
第11回22運び屋A11 01:33:42いっちゃん12 00:59:330 23:25:51
第12回16suikotei4 18:13:36白桃 7 13:27:032 19:13:27
第13回20EMM1 18:53:17KK2 06:56:250 12:03:08
第14回29ぺとぺと7 03:11:03白桃 7 04:46:110 01:35:08
第15回18ぺとぺと1 15:03:22桜トンネル 3 02:58:501 11:55:28
第16回14いっちゃん1 10:42:05ぺとぺと1 15:36:380 04:54:33
第17回10星野彼方2 04:45:28ぺとぺと2 12:11:020 07:25:34
第18回13桜トンネル 1 16:57:23いっちゃん8 00:01:326 07:04:09
第19回36白桃 1 05:32:49ぺとぺと1 12:03:430 06:30:54
第20回14ぺとぺと1 01:06:39桜トンネル 1 02:41:460 01:35:07
第21回23ぺとぺと1 17:07:10いっちゃん1 17:16:050 00:08:55
第22回35ヌオ3 04:48:05いっちゃん3 05:49:220 01:01:17
第23回30EMM3 23:35:26桜トンネル 8 00:36:054 01:00:39
第24回33桜トンネル 2 20:55:12油天神山7 00:14:024 03:18:50
第25回4ヌオ1 00:32:33EMM1 01:52:260 01:19:53
第26回23白桃 2 22:07:59いっちゃん5 20:26:072 22:18:08
第27回21*桜トンネル 0 17:57:59白桃 1 03:06:320 09:08:33
第28回36桜トンネル 3 05:35:36なると金時7 01:02:373 19:27:01
第29回28白桃 3 06:16:21まつもとしろくま7 12:56:344 06:40:13
第30回34*白桃 0 19:20:15*おがちゃん0 22:03:550 02:43:40
第31回18桜トンネル 1 17:45:27まりんぶる~6 15:39:364 21:54:09
第32回24ぺとぺと1 23:48:38スカンデルベクの鷲2 03:25:180 03:36:40
第33回24おがちゃん1 23:16:07まつもとしろくま4 23:35:463 00:19:39
第34回19*まりんぶる~0 22:51:01桜トンネル 2 00:23:391 01:32:38
第35回27桜トンネル 1 00:22:38白桃 1 14:50:180 14:27:40
第36回28おがちゃん2 08:39:50k-ace2 22:45:190 14:05:29
第37回17白桃 6 21:52:02桜トンネル 8 01:50:031 03:58:01
第38回23星野彼方11 02:42:52桜トンネル 12 00:07:130 21:24:21
第39回25まつもとしろくま3 02:56:35ぺとぺと5 01:14:561 22:18:21
第40回28*k-ace0 06:13:48*おがちゃん0 13:43:120 07:29:24
第41回30白桃 3 11:36:49桜トンネル 4 19:19:161 07:42:27
第42回29EMM10 21:28:22油天神山12 08:34:391 11:06:17
第43回32桜トンネル 3 00:51:303 06:37:120 05:45:42
第44回29白桃 5 07:57:41星野彼方9 15:11:414 07:14:00
第45回25白桃 5 06:56:19鳴子こけし8 01:53:092 18:56:50
第46回32スカンデルベクの鷲1 00:11:40白桃 1 11:21:030 11:09:23
第47回284 21:44:24スカンデルベクの鷲7 21:16:062 23:31:42
第48回28スカンデルベクの鷲2 01:06:372 01:35:530 00:29:16
第49回205 01:54:37とりぴー5 03:18.130 01:23:36
第50回28白桃 4 12:46:066 21:20:002 08:33:54
第51回25白桃 3 05:57:154 01:24:100 19:26:55
第52回251 17:12:50スカンデルベクの鷲2 00:01:500 06:49:00
第53回26勿来丸1 16:50:073 00:47:041 07:56:57
第54回361 20:29:52おがちゃん1 22:32:560 02:03:04
第55回312 00:32:30スカンデルベクの鷲6 00:08:393 23:36:09
第56回33*0 22:55:30白桃4 09:36:143 10:40:44
想定解分析は、Nさんと勿来丸さんから提示があった問一の追加想定解が決着してから更新します。
[101310] 2021年 1月 15日(金)20:26:50【2】デスクトップ鉄 さん
第56回十番勝負難易度分析
第56回の結果を追加して、十番勝負研究所の難易度分析ページを更新しました。想定解分析のページは、未更新です。問十の想定解に江南市が含まれると思うのですがいかがでしょうか。
#[101314]Nさんご指摘のとおり、江南市は正答市でした。このように誤答が増えてゆく。

難易度分析についてコメントです。
回別総合難易度は56回中45位、問題別の難易度ランクEは問十だけ、というように低難易度の回でした。しかし問題が易しくなったというよりも、参加した解答者の実力が向上したことと、ヒントのタイミングが早まったことによると思われます。今回は、1分以内に金メダル、24時間以内に完答という超上級解答者の好成績が特徴的でした。Nさんの完答時間22時間55分30秒は歴代7位、勿来丸さんの問七金メダル31秒は歴代2位です。これらの記録については、稿を改めます。
このように回をまたがった問題の難易度の比較には限界があります。一方同一回の問題間の難易度比較は意味があるので、いつものとおり問題間の難易度を各指標で示します。
総合難易度問十>問三>問一>問八>問ニ>問六>問四>問五>問九>問七
金メダル問三>問十>問一>問八>問九>問六>問二>問五>問四>問七
銅メダル問十>問三>問一>問五>問八>問九>問六>問二>問四>問七
10位問十>問一>問三>問五>問四>問八>問六>問二>問七>問九
20位問十>問一>問四>問八>問五>問三>問六>問九>問二>問七
誤答率問十>問一=問八>問三>問二>問四=問六>問七=問九>問五
完答者正答順問十>問一>問三>問五>問四>問六>問八>問九>問七>問ニ
今回は、指標間に大きな差がなく、問題ごとの難易度の差が大きかった(易しい問題と難しい問題がはっきりしていた)といえます。金メダルから、銅、10位、20位と正答順位が変動したのは、ヒントも影響していると思います。問十はアナグラムヒントは解凍できても、共通項にたどりつきにくかったでしょう。
完答者33名の正答順は
#解答者問一問二問三問四問五問六問七問八問九問十合計相関度
155105555555550.102
2白桃71865934210550.819
3勿来丸93827615410550.859
4ピーくん8.51063.58.51253.57550.251
5星野彼方 71968234510550.788
6ぺとぺと10183657429550.757
7桜トンネル73928416510550.752
8深夜特急 91586427310550.915
9スカンデルベクの鷲82917534610550.743
10未開人93768412510550.842
11油天神山82596317410550.832
12かぱぷう 91610725348550.666
13鳴子こけし 92.57.57.55.52.52.55.52.510550.900
14菊人形41.548.546.51.58.56.510550.546
15Takashi 94562837110550.742
16伊豆之国10165782.542.59550.900
17BEAN7249.579.54417550.530
18デスクトップ鉄 1057.5341297.56550.398
19k_ito55555555510550.632
20さざ波 10245.5185.5739550.660
21とりぴー93546217810550.725
22なると金時61859724310550.805
23m#81394107256550.301
24穴子家5.55.55.55.55.55.55.55.55.55.555
25駿河の民94867315210550.874
26くは10137.557.55529550.780
27まりんぶる~8.5128.53756410550.689
28サヌカイト92.55.52.5782.55.52.510550.856
29せいこう94376158210550.651
30おがちゃん 81945732610550.786
31うっかりじゅうべえ9.53.53.53.53.573.53.589.5550.625
32EMM84756219310550.775
33naidesu9.5152386749.5550.690
合計269.588.5200.5181187173.5107.5175.5132.5299.51815
平均8.1672.6826.0765.4855.6675.2583.2585.3184.0159.0761.987
標準偏差1.6041.9592.1362.4281.8822.6871.8671.9111.9011.5371.991
問題間の難易度に大きな差があったことは、問題ごとの正答順位のばらつきが小さかったことにあらわれています。バラツキを示す標準偏差は、問六の2.687が最大、平均は1.991で前回の2.257よりさらに低下しました。一方問題ごとの平均順位の標準偏差は1.987で、前回の1.663より上昇しました。
今回初めて各解答者の正答順位と完答者33名の平均正答順位との相関度を分析してみました。相関度が高いほど、平均的な解答傾向に一致しています。最高は深夜特急さんの0.915で、難易度が多くの解答者と共通していることを示します。ピーくんさん、m#さんとデスクトップ鉄が全体の傾向と乖離しています。なお、一発完答者は全問同順位なので相関係数を算出できません。一発完答崩れのNさんが0.102と低いのもそのためです。
ヒントの影響もあるかと思い、第51回以降の6回すべて完答している22名について、各回の相関度を調べてみました。その結果、解答者ごとに各回似たような傾向にあることがわかりました。6回平均では駿河の民さんがだだ一人0.8をこえトップでした。デスクトップ鉄は皆さんと難易度感が異なるようです。
#解答者51回52回53回54回55回56回平均
10.553 0.517 0.102 0.391
2白桃0.852 0.436 0.716 0.756 0.779 0.819 0.726
3勿来丸0.800 0.675 0.614 0.235 0.568 0.859 0.625
4星野彼方 0.640 0.605 0.736 0.939 0.955 0.788 0.777
5ぺとぺと0.916 0.807 0.700 0.830 0.749 0.757 0.793
6桜トンネル0.812 0.514 0.773 0.820 0.627 0.752 0.716
7深夜特急 0.543 0.427 0.800 0.923 0.697 0.915 0.717
8スカンデルベクの鷲0.803 0.012 0.883 0.928 0.426 0.743 0.633
9油天神山0.865 0.355 0.849 0.621 0.909 0.832 0.738
10かぱぷう 0.700 0.744 0.742 0.704 0.830 0.666 0.731
11鳴子こけし 0.926 0.285 0.784 0.890 0.961 0.900 0.791
12Takashi 0.228 0.884 0.839 0.791 0.742 0.697
13伊豆之国0.536 0.673 0.955 0.605 0.515 0.900 0.697
14BEAN0.382 -0.127 0.525 -0.199 0.737 0.530 0.308
15デスクトップ鉄 0.473 0.207 0.551 0.188 0.660 0.398 0.413
16k_ito0.891 0.315 0.632 0.613
17さざ波 0.510 0.548 0.583 0.705 0.660 0.601
18なると金時0.848 0.557 0.929 0.431 0.940 0.805 0.752
19駿河の民0.834 0.443 0.856 0.855 0.946 0.874 0.801
20くは0.555 0.130 0.498 0.180 0.137 0.780 0.380
21まりんぶる~0.963 0.306 0.763 0.370 0.239 0.689 0.555
22EMM0.823 0.294 0.405 0.874 0.435 0.775 0.601
[100769] 2020年 10月 31日(土)11:31:21【2】デスクトップ鉄 さん
第55回十番勝負想定解分析
[100773] グリグリさんのご指摘を受け確認したところ、[100779] で書いたように解答選択率(1-40)に転記ミスがありました。訂正時間の延長が認められたので、以下のとおり訂正します。
-----
第55回十番勝負は想定解数が833と、全市が該当する順位問題があった第30回、32回、34回を除いて、過去最多となりました。このため解答選択率は、前回の61.5%から40.0%と大きく減少しました。そのなかで2問出題された鈴鹿市が16回連続解答となり、現役の市として唯一の100%解答選択率を維持しました。なお順位問題は解答機会数=正答数として計算しているので、解答選択率は100%となります。

[100761]おがちゃんさんが県別メダル受賞ランキングで
市盗りが激しい地域や有力回答者の方の勢力圏内で、大きく順位を伸ばしている県が表れています。
と書かれたことに触発されて、戦国市盗り合戦の県別解答選択率への影響を分析します。十番勝負研究所の想定解分析(都道府県別)は、55回までの合計しか示されていないので、戦国市盗り合戦開始の前後の1-40回と41-55回に分けて以下に示します。
解答選択率(全)順位解答選択率(1-40)順位解答選択率(41-55)順位同補正値順位増減増減順位順位変動
北海道54.90%4761.17%4443.06%4160.77%38-0.40%286
青森61.84%2669.64%1747.37%3268.02%27-1.62%31-10
岩手56.06%4461.94%4245.75%3572.14%2310.20%1519
宮城68.83%770.86%1364.74%881.93%1211.08%141
秋田57.86%4263.89%4046.51%3367.11%303.22%2310
山形60.42%3465.59%3350.89%2773.74%208.15%1813
福島61.51%2969.12%1845.73%3659.84%41-9.28%40-23
茨城56.86%4364.75%3542.04%4460.55%39-4.20%35-4
栃木60.53%3370.31%1442.53%4363.21%35-7.10%39-21
群馬65.58%1472.63%947.79%3150.53%47-22.11%47-38
埼玉55.30%4664.62%3640.42%4769.44%254.82%2111
千葉59.23%3864.54%3750.12%2878.97%1614.43%1121
東京58.08%4161.23%4352.23%2175.01%1913.78%1224
神奈川70.84%572.45%1067.51%487.07%814.63%102
新潟61.44%3068.88%2046.46%3463.81%31-5.07%37-11
富山62.47%2465.11%3455.86%1660.81%37-4.30%36-3
石川76.34%182.61%363.03%1179.95%15-2.66%33-12
福井63.14%2368.75%2250.91%2663.60%33-5.15%38-11
山梨67.60%1067.92%2666.93%687.01%919.09%717
長野67.46%1164.07%3974.48%195.81%531.74%334
岐阜61.53%2865.63%3253.00%1968.00%282.37%254
静岡66.75%1268.16%2463.91%986.19%1018.02%814
愛知64.80%1966.93%2960.28%1375.89%188.96%1611
三重70.29%668.91%1972.89%2105.82%136.91%218
滋賀60.00%3667.99%2543.41%3956.27%44-11.72%41-19
京都65.19%1673.30%847.98%3060.31%40-12.99%42-32
大阪63.65%2169.88%1651.58%2470.92%241.04%27-8
兵庫65.99%1377.06%643.69%3858.30%43-18.76%45-37
奈良59.44%3768.55%2343.75%3767.74%29-0.81%29-6
和歌山65.02%1768.84%2157.69%1580.40%1411.56%137
鳥取72.22%473.44%770.00%3102.08%228.65%45
島根61.18%3260.68%4562.50%1263.66%322.97%2413
岡山61.70%2770.03%1543.13%4051.54%45-18.49%44-30
広島61.29%3166.97%2849.27%2963.31%34-3.66%34-6
山口64.96%1863.81%4167.47%583.30%1119.49%630
徳島65.42%1578.65%440.78%4658.33%42-20.31%46-38
香川73.24%285.39%153.68%1888.89%63.50%22-5
愛媛68.58%877.69%551.77%2376.23%17-1.46%30-12
高知72.46%382.91%255.00%1788.75%75.84%20-5
福岡68.45%971.32%1263.37%1097.78%326.46%59
佐賀63.43%2266.12%3157.76%1472.93%226.80%199
長崎60.04%3564.20%3850.97%2562.57%36-1.63%322
熊本61.90%2559.41%4666.67%796.62%437.22%142
大分55.77%4557.48%4752.53%2073.53%2116.06%926
宮崎58.45%4066.39%3041.44%4551.54%45-14.85%43-15
鹿児島58.66%3967.44%2743.01%4269.42%261.98%261
沖縄64.80%1972.08%1151.85%2280.96%138.88%17-2
62.76%68.06%52.40%72.53%
*補正値は、40回までの解答機会率(想定解数-問題数/出題機会数)にあわせて、41回以降の解答選択率を補正したもの。解答機会が増えれば解答選択率は下がるので、解答機会率を一定とした各県の解答選択率の変化を見た。
解答選択率のトップは三重県、2位は鳥取県で補正値は100%をこえました。続いて、福岡県、熊本県、長野県までがトップ5。解答選択率増減のトップは熊本県で59.41%から96.62%に補正選択増減率ポイントを37.2伸ばし、順位を46位から4位に押し上げました。2位は補正選択率トップの三重県、3位以下は長野県、鳥取県、福岡県と続きます。41回以降参加した有力解答者が選択している県が並びました。一方、最下位は群馬県で、選択率が72.63%から50.53%に低下し、順位が9位から最下位に大きく後退しました。続いて、徳島県、兵庫県、岡山県、宮崎県までがボトム5県。

次に、戦国市盗り合戦の指標として、領主の石高増加数(領主不在の市は領主狙いの増加数)と領主交代回数とを解答選択率と比較します。石高増加数と領主交代回数は市の数に比例するので、1市あたりの平均値で比較します。
解答選択率順位解答選択率(1-40)順位解答選択率(41-55)順位同補正値順位領主石高増加順位領主交代回数順位
北海道54.902%4761.169%4443.059%4160.770%381.09 331.46 18
青森61.842%2669.636%1747.368%3268.016%270.80 401.80 7
岩手56.057%4461.940%4245.752%3572.139%231.21 301.71 12
宮城68.834%770.857%1364.740%881.932%123.29 42.57 1
秋田57.863%4263.889%4046.512%3367.110%301.08 341.08 33
山形60.417%3465.595%3350.888%2773.741%201.00 351.23 25
福島61.508%2969.118%1845.732%3659.842%411.38 232.08 6
茨城56.858%4364.746%3542.038%4460.547%391.28 281.38 20
栃木60.526%3370.313%1442.529%4363.208%350.86 381.14 29
群馬65.578%1472.632%947.788%3150.526%470.50 440.58 43
埼玉55.297%4664.621%3640.417%4769.436%251.15 321.05 34
千葉59.229%3864.539%3750.122%2878.973%161.30 271.03 36
東京58.082%4161.235%4352.229%2175.014%191.00 351.23 25
神奈川70.839%572.449%1067.511%487.075%82.95 50.79 41
新潟61.438%3068.885%2046.457%3463.811%311.60 181.05 34
富山62.468%2465.108%3455.856%1660.811%371.50 190.30 47
石川76.344%182.609%363.025%1179.950%152.64 70.36 45
福井63.143%2368.750%2250.909%2663.605%331.89 121.56 15
山梨67.602%1067.925%2666.929%687.015%91.38 231.77 9
長野67.458%1164.070%3974.479%195.812%51.95 112.21 4
岐阜61.527%2865.632%3252.995%1967.997%281.24 291.10 32
静岡66.750%1268.165%2463.910%986.186%102.43 81.30 22
愛知64.800%1966.928%2960.278%1375.892%182.03 101.74 11
三重70.293%668.910%1972.892%2105.820%14.64 21.50 16
滋賀60.000%3667.989%2543.407%3956.268%441.46 212.31 3
京都65.185%1673.297%847.977%3060.309%400.93 370.87 39
大阪63.653%2169.878%1651.579%2470.918%241.45 221.15 28
兵庫65.986%1377.064%643.692%3858.299%430.79 410.79 40
奈良59.439%3768.548%2343.750%3767.742%290.50 440.92 38
和歌山65.017%1768.844%2157.692%1580.402%141.33 251.44 19
鳥取72.222%473.438%770.000%3102.083%25.50 11.50 16
島根61.180%3260.684%4562.500%1263.657%320.63 431.25 24
岡山61.702%2770.028%1543.125%4051.541%451.33 250.67 42
広島61.285%3166.975%2849.268%2963.312%341.71 151.57 14
山口64.962%1863.812%4167.470%583.298%112.85 62.46 2
徳島65.424%1578.646%440.777%4658.333%421.50 190.50 44
香川73.239%285.388%153.676%1888.889%64.50 31.75 10
愛媛68.579%877.692%551.773%2376.233%171.82 131.36 21
高知72.460%382.906%255.000%1788.746%70.73 420.36 45
福岡68.452%971.322%1263.366%1097.778%32.34 90.93 37
佐賀63.435%2266.122%3157.759%1472.925%221.20 312.10 5
長崎60.041%3564.201%3850.968%2562.567%361.77 141.23 25
熊本61.905%2559.406%4666.667%796.621%41.71 151.79 8
大分55.773%4557.475%4752.532%2073.533%210.86 381.71 12
宮崎58.453%4066.387%3041.441%4551.541%450.44 461.11 30
鹿児島58.659%3967.442%2743.005%4269.421%260.42 471.11 31
沖縄64.800%1972.083%1151.852%2280.960%131.64 171.27 23
62.755%68.064%52.404%72.531%2.33 1.30
石高増加のトップは、鳥取県の5.50で補正解答選択率2位、増減4位。続くトップ5は、三重県(補正選択率1位、増減2位)、香川県(6位、22位)、宮城県(12位、14位)、神奈川県(8位、10位)。最下位は鹿児島県(26位、26位)、続いて宮崎県(45位、43位)、3位タイは群馬県(47位、47位)と奈良県(29位、29位)、島根県(32位、24位)までがボトム5。市でみると、36万石から50万石に14万石積み増しした金沢市がトップ。続いて大阪市と平塚市が11万石がで2位タイ、4位は桑名市の10万石増でした(金沢市と平塚市の領主は40回時点と変わらず、大阪市は領主狙いが必要石高に達し、領主に昇格。桑名市は新領主)。
激戦地の指標としての交代回数は、宮城県がトップで平均2.57回(補正選択率12位、増減14位)、続いて山口県(11位、6位)、滋賀県(44位、41位)、長野県(5位、3位)、佐賀県(22位、19位)までがトップ5です。交代回数が最も少なかったのは富山県の0.3回(補正選択率37位、増減36位)、45位タイが石川県(15位、33位)と高知県(7位、20位)、続いて徳島県(42位、46位)、群馬県(47位、47位)までがボトム5。群馬県を除くと総領主による寡占が進んでいる県となりました。市のトップは、守山市の11回、続いて姶良市が10回、3位タイは三沢市、山口市、高松市、嬉野市の8回でした。
各指標の相関係数は次のとおりです。
領主石高増加領主交代回数
解答選択率(全)0.646 -0.091
解答選択率(1-40)0.324 -0.356
解答選択率(41-55)0.635 0.304
同補正値0.669 0.259
41回以降の補正解答選択率と領主石高増加との間にはかなり高い相関がみられました(全55回の解答選択率のほうが41回の以降の補正前選択率よりもわずかに高いという結果は謎です)。領主交代回数よりも領主石高増加との相関度が高いのは、超過領国石高(領国石高-領主狙いの石高または必要石高)が圧倒的に多いにもかかわらず、これを積み増している領主がいることから説明できます。

[100773] グリグリさん
あと、採点していて気になっているのですが、毎回、北海道・東北方面の解答が少ないと言う印象があります。想定解表を色付けしながら採点していますが、上の方、すなわち北海道・東北は、とくに前半が白っぽいまま進んで行きます。これは都道府県別の解答選択率でも読み取れます。
解答選択率の西高東低は、当研究所の分析でも指摘してきました。改めて県別順位を見ると、デスクトップ鉄が総領主となっている大分県がボトム2位、岩手県が同4位でした。低解答選択率の恩恵を受けていることを認識しました。

[100756]で書き洩らしていましたが、
[100735] グリグリさん
第二十三回問七で「47都道府県の人口密度に各々一番近い市」という共通項で出題しており、都道府県を都道府県庁所在地に入れ替えた類問になります。第二十三回の前回、第二十二回問四で「都道府県の人口密度に一番近い市(都道府県ごと)」を出題しており、その延長で第二十三回問七を出題したのですが、ほんのちょっと条件を変えたことにより難易度が高くなり、多くの議論とともに感想が語られました。今回は都道府県庁所在地にスポットを当てたことで、さらに難易度が高くなったのでしょうか。
第23回問七は総合順位4位のE難度(総合偏差値79.73、銅メダル81.13、誤答率78.34)でしたが、今回の問五は195位のD難度(総合偏差値50.53、銅メダル52.59、誤答率48.46)と低下しました。銅メダル獲得時間がヒント提示後の7日15:08:34からヒント提示前の1日20:11:13へ、誤答率が46.48%から11.43%と大きく改善しました。解答者の実力向上を示していると思います。
[100756] 2020年 10月 27日(火)19:06:48【1】デスクトップ鉄 さん
第55回十番勝負:変則47市問題
想定解47の問五は、47都道府県に対応する問題でしたが、当該県の市が想定解となる47市問題と異なり、想定解市が当該県と関係ない問題でした。これを変則47市問題と呼ぶことにします。変則47市問題は過去3回出題されましたが、これまでは想定解数が47ではありませんでした。
問題想定解数共通項難易度
10-0546読みの五十音順で都道府県庁所在地の次にくるE
23-074347都道府県の人口密度に各々一番近い市E
53-0246都道府県庁所在地の面積に最も近い市E
すべてEランクの難問でした。第10回問五は東京都が対象外で46市。第23回問七は、岩見沢市が新潟県と徳島県、相生市が滋賀県と佐賀県、総社市が栃木県と群馬県、山陽小野田市が茨城県と静岡県と重複し43市。第53回問二は記憶に新しいところですが、宇和島市が金沢市と大津市に該当し46市でした。

47市問題については、第47回終了後の[95274]で過去問を紹介しました。その後出題された問題を含めて下表に示します。なお、想定解が47ではない問題と同一県に複数の該当市がある問題を準47市問題として記載します。
問題共通項(要旨)難易度備考
01-01人口最少B
01-05面積最大B
02-09最南端(市域)A
04-08人口第二位A
04-10読みの五十音順最初B
08-08読みの五十音順最後B
09-08市役所最近(県庁所在市を除く)E準47市問題(滋賀2市)
10-09面積最大A
13-02面積二番目B
15-04人口密度最高C
18-03最北端(市域)C
21-01市役所最遠E
22-04都道府県の人口密度に最も近いD
30-04最西端(市域)B
30-09最西端(市域)D順位問題
31-09面積最小B順位問題
32-05最南端(市域)B
33-02読みの五十音順二番目A
33-03市役所最近(他府県)E準47市問題(46市、白石市重複)
36-07最東端(市域)B
37-01読みのローマ字順最初A
37-02読みのローマ字順最後B
37-03市役所標高最高B
38-01市役所から富士山への直線距離最短E
38-02濁音が入る市で人口最大E
38-03農家数最多E
38-07外国人比率最高C
38-08最も孤立E
38-09郵便番号最大E
38-10市名総画数最多D
43-08人口減少最多(国勢調査2010vs2015)B
46-01人口最多B1市出題
46-02面積大2位E2市出題
46-03人口密度高3位E
46-08人口少3位A
46-09面積小2位C2市出題
46-10人口密度最低D1市出題
47-01初日の出最初E
47-03県庁所在地への通勤通学者最多E準47市問題(神奈川・滋賀2市)
47-05隣接市区町村の人口合計最多E五月雨出題
47-07在留外国人最多E五月雨出題
47-09可住地面積率最低E
51-05市名誕生日最新A準47市問題(49市、茨城・高知2市)
52-09市町村人口密度9位A準47市問題(29市、18府県非該当)
53-03人口増加率最高A
53-04ふるさと納税額最大A
53-05市役所郵便番号最大D
54-06東端と西端の経度差最大E
[100754] 2020年 10月 26日(月)19:20:29デスクトップ鉄 さん
第55回十番勝負難易度分析
昨日第55回十番勝負の結果を追加して十番勝負研究所のページを更新しました。Nさんとぺとぺとさんが問九の解答に想定解分析を使用されたとのこと、お役に立ててよかったです。
難易度分析と想定解分析について、補足します。まずは、難易度について。
総合難易度の偏差値は44.347で、55回中39位(銅メダル獲得時間の10問平均が15:34:25で39位、誤答率が10.8%で38位)でした。前回の44.134、41位とほとんど変わらず、難易度は低かったといえます。問題別にみても、難易度Eランクは問九だけで、Dランク2問、Cランク3問,Bランク2問、Aランク2問とばらけました。
指標別の難易度は
総合難易度問九>問三>問五>問七>問一>問六>問四>問十>問二>問八
銅メダル問九>問五>問三>問一>問七>問四>問六>問十>問二>問八
10位問一>問五>問八>問七>問九>問三>問四>問二>問十>問六
20位問五>問八>問一>問七>問九>問三>問二>問十>問四>問六
誤答率問九>問三>問五=問六>問七>問一=問四>問二>問十>問八
完答者正答順問五>問一>問九>問八>問七>問三>問四>問ニ>問十>問六
銅メダル獲得時間と誤答率の上位3問が問三、問五、問九、下位3問が問二、問八、問十と一致しました。易しい問題と難しい問題がはっきりしていた(問題ごとの難易度の差が大きかった)といえます。
銅メダル所要時間と10位、20位の所要時間を比較すると、銅メダルでは最難問だった問九が、10位、20位の所要時間では5位に低下しました。これは解答者の感想にあるようにヒント効果といえます。逆に問五は、3位、2位、1位と難易度を上げました。アナグラムヒントは解読できても、なんのことかわからないというのが実感でした。
完答者31名の正答順は
#解答者問一問二問三問四問五問六問七問八問九問十合計
15.55.55.55.55.55.55.55.55.55.555
2スカンデルベクの鷲6410573819255
3おがちゃん 7184629310555
4鳴子こけし9354101867255
5白桃1065271849355
6勿来丸1043267589155
7未開人1027145869355
8ぺとぺと1027482296555
9深夜特急8314105.5795.5255
10Takashi 9251103486755
11EMM1018352674955
12k_ito5.55.55.55.55.55.55.55.55.55.555
13伊豆之国1026953487155
14とりぴー3975104816255
15油天神山94.56110274.58355
16星野彼方9352101786455
17さざ波8245926107255
18桜トンネル7265104918355
19デスクトップ鉄 4.51371027974.555
20なると金時8.534.54.510178.56255
21かぱぷう 9673101584255
22ハル 9863102174.54.555
23まりんぶる~33339.56.539.56.5855
24BEAN5.55.532915.5995.555
25駿河の民1035491786255
26naidesu372108.58.5645155
27サヌカイト 8.514.54.58.54.54.58.58.5255
28くは1093.58513.56.526.555
29ロケットボーイ 974.529134.56955
30せいこう48.5448.544441055
31ピーくん359.579.52618455
合計233.0 128.5 163.5 130.0 254.5 94.0 179.5 192.0 204.0 126.0 1705
平均7.516 4.145 5.274 4.194 8.210 3.032 5.790 6.194 6.581 4.065 1.663
標準偏差2.485 2.487 2.061 2.264 1.978 2.085 2.040 2.756 1.871 2.539 2.257
易しい問題と難しい問題がはっきりしていたことは、問題ごとの正答順位のばらつきが小さかったことにあらわれています。バラツキを示す標準偏差の平均は2.257で前回の2.313から低下、一方問題ごとの平均順位の標準偏差は1.663で前回の1.464より上昇しました。標準偏差の最大は問八の2.756でした。正答順1位が3名の一方、最後の正答が2名とばらけました。将棋に対する解答者の関心度合いが正答順位にあらわれたということでしょう。
[99835] 2020年 5月 24日(日)11:58:49【1】デスクトップ鉄 さん
第54回十番勝負想定解分析
今回は、想定解分析をさぼっていました。札幌市が第29回以来久々に複数問出題で解答選択率が100%だったこと、鈴鹿市の解答選択率100%が維持されたことくらいしか特記事項がなかったためです。
そこに[99829] 勿来丸 さんから「ご無沙汰な市」として過去10回の開催で正答市がない35市についての投稿がありました。勿来丸さんには十番勝負研究所所長代行を委嘱したいところです。所長としては、勿来丸さんのデータに追加する形で、第54回十番勝負想定解分析に代えたいと思います。

過去10回の正答ゼロの35市のうち八街市、海老名市、御殿場市は、一度も解答機会(その市を解答に選択できる機会(=想定解数-問題数))がなく、答えたくても答えられなかった市です。正答数は、解答機会率(出題機会数(=10問x開催回数)に対する解答機会数の比率)と解答選択率(解答者がその市を選択する率)の関数です。35市の第45回以降の問題数、正答数、未答数、解答機会率、解答選択率を全54回の比較して示します(●:問題、◎:正答、○:未答、左が過去10回、右が全54回)。
解答機会率解答選択率解答機会率解答選択率
夕張市101111.0%0.0%5 13 20 6.1%39.4%
恵庭市0022.0%0.0%0 11 8 3.5%57.9%
久慈市0044.0%0.0%2 8 12 3.7%40.0%
北秋田市0088.0%0.0%4 17 16 6.7%51.5%
石岡市1011.0%0.0%3 14 15 5.4%48.3%
常総市0066.0%0.0%3 16 16 5.9%50.0%
北茨城市1022.0%0.0%4 15 8 4.3%65.2%
笠間市0044.0%0.0%1 12 13 4.6%48.0%
鉾田市0022.0%0.0%2 2 9 2.4%18.2%
さくら市1066.0%0.0%4 11 10 4.3%52.4%
藤岡市0055.0%0.0%2 11 12 4.3%47.8%
本庄市0099.0%0.0%2 16 15 5.7%51.6%
鎌ケ谷市0022.0%0.0%0 14 10 4.4%58.3%
八街市0000.0%-2 8 4 2.2%66.7%
羽村市0022.0%0.0%0 13 9 4.1%59.1%
海老名市0000.0%-2 10 6 3.0%62.5%
十日町市0044.0%0.0%3 9 13 4.1%40.9%
伊那市0011.0%0.0%4 22 13 6.5%62.9%
茅野市0022.0%0.0%1 10 10 3.7%50.0%
磐田市0033.0%0.0%1 14 12 4.8%53.8%
御殿場市0000.0%-3 13 7 3.7%65.0%
西尾市0011.0%0.0%3 10 4 2.6%71.4%
日進市0022.0%0.0%1 13 8 3.9%61.9%
八幡市1055.0%0.0%4 15 17 5.9%46.9%
貝塚市0011.0%0.0%2 13 5 3.3%72.2%
赤穂市0033.0%0.0%0 13 9 4.1%59.1%
丹波市0022.0%0.0%0 10 8 3.6%55.6%
朝来市1066.0%0.0%1 9 11 4.1%45.0%
淡路市1044.0%0.0%3 18 14 6.5%56.3%
海南市1011.0%0.0%3 9 3 2.2%75.0%
井原市0022.0%0.0%2 7 11 3.3%38.9%
山陽小野田市3033.0%0.0%7 20 9 5.9%69.0%
八幡浜市0033.0%0.0%3 15 9 4.4%62.5%
飯塚市1044.0%0.0%2 17 7 4.4%70.8%
日南市1077.0%0.0%6 20 15 6.5%57.1%
合計・平均407310126387.3%54.0%26071658595636.2%63.4%
夕張市は11回の解答機会があったのに解答がなかった。第1回以降では解答機会33、正答20で、解答選択率が39.4%。全市の平均が63.4%ですから、かなり低い。北海道の解答選択率は、54.7%で47都道府県中最低ですが、その35市中最低です(ちなみに北海道の最高は室蘭市の75.8%)。なぜ夕張市がこんなに人気がないのか、よくわかりません。おかげで第21回に領主になったKKさんの地位は安泰です。
北秋田市、常総市、さくら市、本庄市、朝来市、日南市も、解答機会が6問以上あったのに1問も答えられなかった。また、35市のうち全540問の解答選択率が70%を超えている市は、西尾市、貝塚市、海南市、飯塚市の4市あります。
飯塚市以外は解答機会1問なのでやむをえませんが、この地域に有力解答者がいる飯塚市は4問あったのに解答がなかった。領主が12万石で領主狙い以下を圧倒的に離しているので、領主は石高を積みます必要がなく、他の解答者はあきらめているのでしょう。
ちなみに、過去10回の解答機会率は大阪市がトップで18%(選択率50%)、千葉市と高松市が17%。青森市、秋田市、京都市、庄原市、秩父市が16%で続いています。また、解答選択率100%は、49市あります。うち、解答機会が7以上あったのは、相模原市の14問を筆頭に、犬山市(9)、南アルプス市(8)、厚木市、高岡市、明石市、みやま市(以上7)と続きます。
なお全54回を通じての解答機会率、解答選択率は研究所の想定解分析で確認できます。
[99823] 2020年 5月 21日(木)19:49:27【3】デスクトップ鉄 さん
十番勝負:完答順位と平均正答順位
第54回はメダルと完答順位に乖離があることを指摘しましたが、これは完答順位と平均正答順位の差でもあります。36名の完答者について、完答順位と平均正答順位を示します。完答者についてのデータですが、平均正答順位は非完答者を含めた順位です。
#[99826] 勿来丸 さんの申告により表を訂正。Excelのsumif関数が文字列を誤認識していました。もとデータの解答者欄に、集計表の解答者名をコピーして再計算しました。
#完答順位所要時間#平均正答順位平均順位
11 20:29:521ぺとぺと3.5
2おがちゃん1 22:32:562スカンデルベクの鷲 5.3
3ぺとぺと1 23:55:013星野彼方6.9
4白桃 5 00:05:094おがちゃん7.0
5スカンデルベクの鷲 5 15:48:575白桃 8.7
6星野彼方6 00:09:455勿来丸8.7
7かぱぷう6 01:54:05710.0
8鳴子こけし6 03:23:118EMM11.0
9デスクトップ鉄6 06:30:389デスクトップ鉄11.4
10油天神山6 14:49:5210とりぴー11.7
11Takashi 7 00:20:2611桜トンネル12.2
12深夜特急7 00:22:2312かぱぷう12.5
13とりぴー7 00:26:5113鳴子こけし12.5
14伊豆之国7 00:58:2714サヌカイト12.8
15勿来丸7 01:35:3215深夜特急13.1
16k_ito7 02:24:2916伊豆之国15.1
17まりんぶる~ 7 03:08:2417まりんぶる~ 15.4
18EMM7 04:01:4218Takashi 18.1
19桜トンネル7 23:02:3519なると金時18.3
20MasAka8 00:54:1820油天神山18.8
21サヌカイト8 01:01:1321駿河の民20.9
22菊人形8 21:43:4622たぬき21.5
23なると金時9 00:25:1323k_ito22.3
24せいこう9 02:10:0924せいこう22.6
25ピーくん9 11:06:3225さざ波22.6
26くは10 00:14:4026ハル24.1
27ハル10 00:54:2327まつもとしろくま24.1
28さざ波10 01:25:5428ピーくん24.8
29BEAN11 23:20:5029naidesu26.6
30naidesu12 00:06:0030くは26.9
31m#13 01:02:4331MasAka27.0
32穴子家13 01:19:1332BEAN27.3
33まつもとしろくま13 01:20:2733菊人形28.0
34mizutoh13 02:26:3234mizutoh33.4
35駿河の民13 14:17:1735m#34.6
36たぬき13 14:59:2236穴子家36.1
完答順位トップのNさんは、一発完投狙いのため、平均正答順位は10位で、36名中7位でした。一方、平均正答順位トップは、完答順位3位のぺとぺとさんさんでした。
勿来丸さんが[99797]
スタートダッシュに成功しても、その後の集中力がもたないというか、上手いこと閃かないというか……。
と書かれましたが、完答順位はマラソンランナー、平均正答順位はスプリンターの種目といえます。
今回のように両方の順位がこれほどかけ離れるのは珍しく、全54回中完答順位と平均正答順位のトップが一致していたのは、次の24回ありました。
参加者完答者解答者完答所要時間平均正答順位
第1回232YSK1 14:04:441.8
第3回272千本桜5 14:32:535.1
第6回385EMM2 03:31:562.8
第7回385いっちゃん3 18:25:245.7
第9回5414白桃 8 20:25:484.5
第16回4714いっちゃん1 10:42:053.4
第18回4913桜トンネル 1 16:57:235.4
第19回5336白桃 1 05:32:495.3
第21回4923ぺとぺと1 17:07:105.4
第23回5530EMM3 23:35:264.1
第26回4323白桃 2 22:07:594.3
第27回4121桜トンネル 0 17:57:594.8
第28回4336桜トンネル 3 05:35:363.6
第31回5118桜トンネル 1 17:45:273.9
第35回3327桜トンネル 1 00:22:383.4
第41回3630白桃 3 11:36:492.8
第42回3628EMM10 21:28:223.3
第43回3732桜トンネル 3 00:51:302.2
第44回4229白桃 5 07:57:413.2
第46回4025スカンデルベクの鷲1 00:11:402.8
第49回32325 01:54:372.6
第50回3228白桃 4 12:46:064.8
第52回26251 17:12:502.7
第53回2826勿来丸1 16:50:071.9
2冠王は、白桃さんと桜トンネルが6回でならびました。第53回の難易度分析で、勿来丸さんの圧勝と書きましたが、平均正答順位1.9(平均して銀メダル)というのはすごいです。第1回のYSKさんの1.8にわずかに及びませんが、第1回は、参加者23名、完答者2名でした。また、白桃 さんが[99815]で第1回に金メダル2個を取りながら、完答しなかったと書かれたように、有力ライバルが不在の状況で、ハードルがかなり低かったといえます。
なお、Nさんの49回は一発完答ではありません。52回は一発完答崩れ。3問誤答したが、再解答で銀2個、銅1個を獲得しています。これもすごい記録です。
[99802] 2020年 5月 19日(火)15:45:39【3】デスクトップ鉄 さん
十番勝負ミラクル出題
初めに訂正です。[99789]
初心者の参加を促すために易しい問題を出すことは、上級者によるメダルラッシュを引き起こす(現に今回の問五は6分59秒でメダルが売り切れ)ので、難易度平準化の方向は歓迎します。
これは、原因と結果が逆でした。問五は難易度が低かったから6分59秒でメダルが売り切れたのではなく、短時間でメダルが売り切れたから難易度Aと判定されたのでした。

[99793] オーナー グリグリさん
今回も初参加の方が複数名いらっしゃいましたが解答は伸びませんでした。初心者にも上級者にも難易度レベルが変わらないようなミラクル出題ができるといいのですが。
今回の問六はサヌカイトさんが初参加で金メダルを獲得しました。[99796]によると、共通項にたどりついておらず、理詰めではなく直感的に解いたようです。まさに、出題者がウィングを広げようとしている右脳派的な解答でした。解答者の皆さんが良問と評価した難易度Eの問題で、まさにミラクル出題といえるのではないでしょうか。サヌカイトさんは、問十も銀メダルでした。これも難易度Dの問題です。
その他、初参加の金メダルは、次の問題があります。
出題金メダル共通項難易度
02-06今川焼同音異字の市町村が3種類以上E
03-03ペーロケ都道府県全人口の30%以上の人口E
06-03EMM「市の木」または「市の花」が「さくら」「サクラ」「桜」D
11-01桜トンネル市制施行日が土曜日E
45-06うっかりじゅうべえうかんむりの文字が入るD
49-09とりぴー読みに複数の町の読みが入るE
漏れがあるかもしれません(初参加で金メダルの方は、ぜひご教示ください)。また1ケタ台の開催回はあまり参考にならないかもしれませんが、全体でE難度が4問、D難度が2問で難易度が高いことが特徴です。
また初参加ではないが、高校生以下で参加した解答者が初めて獲得した金メダルは、以下の4問あります(これも他にあればご教示ください)。
24-06おがちゃん市制施行または新設合併後,6回以上編入合併D
31-03スカンデルベクの鷲読みの五十音順で同一都道府県が連続C
45-05さざ波境界未定のある市D
47-01勿来丸都道府県の市の中で理論上一番早く初日の出が見られる場所があるE
45-06(うかんむり)、47-01(初日の出)は、今回の問六と同じく、過去問にない新たな発想による、ミラクル出題の良問だったと思います。
今回の問一は、結果難易度こそD難度と高めに出ましたが、初心者であってもちょっとだけ柔軟に考えることができれば解答できないことはなかったのでは...
今回の問一のように、出題法に特徴がある問題は、十番勝負改革を標榜した第46回以降21題出題されました。
出題金メダル共通項難易度出題の特徴
46-01スカンデルベクの鷲都道府県で一番人口が多いB1市出題
46-02星野彼方都道府県で二番目に面積が大きいE2市出題
46-04Takashiゾロ目の月日に市制施行C1市出題
46-05桜トンネル読みが五文字C非該当市のみ
46-09白桃都道府県で二番目に面積が小さいC2市出題
46-10白桃都道府県で一番人口密度が低いD1市出題
47-04勿来丸国立・国定公園名の名称C五月雨出題(2)
47-05まつもとしろくま隣接する市区町村の人口合計が都道府県で最多E五月雨出題(3)
47-06むっくん読みが「お」で始まるB五月雨出題(1)
47-07デスクトップ鉄都道府県で在留外国人が最多E五月雨出題(3)
52-01スカンデルベクの鷲戦国市盗り合戦で初代領主の領国B五月雨出題(1)
52-02鳴子こけし「二」の文字が入る駅があるE五月雨出題(2)
52-03桜トンネル「三」の文字が入る市町村に隣接B1市出題
52-04隣接する町が4町でかつすべて県内の町C五月雨出題(1)
52-05伊豆之国五重塔があるB五月雨出題(2)
52-06桜トンネル小学校六年生で学習する漢字が入るC1市出題
52-07スカンデルベクの鷲市名誕生日が7月B1市出題
52-08スカンデルベクの鷲「八幡」という自治体を含むC五月雨出題(1)
52-09スカンデルベクの鷲都道府県の市町村で人口密度順位が9位D五月雨出題(2)
52-10とりぴー市名の総画数が10B1市出題
54-01ぺとぺと市役所の住所に「中央」の文字D1市出題
五月雨出題のカッコ内の数字は、金メダルが出た時点で提示されていた問題市の数です。E難度が3問、D難度が3問で難易度は必ずしも高くありません。デスクトップ鉄も1問(E難度)獲得しましたが、スカンデルベクの鷲さんが5問、桜トンネルさんが3問、白桃さんが2問と上級解答者が金メダルを獲得しています。スカンデルベクの鷲さんは、1市出題(五月雨出題の1市時点を含む)12問中4問を獲得しています。
これまで何度も書いていますが、難易度が高いと初心者が金メダルを獲得する確率が高まることが今回の考察からもうかがえます。

[99797] 勿来丸 さん
「甲斐市は渡さん」でしたか……。領主のうちは解答機会を見送っていましたが、領地が盗られたとなると話は別です。すぐにでも領地奪還したいと思いますのでよろしくお願いします。
甲斐市は私が初めて金メダルを獲得した市で、思い入れがあります。今回は1問も想定解に該当せず、領主を維持できました。次回以降も出題されないことを願っています。

追記:いただいた情報をもとに表を次のように訂正します。
初参加金メダル(第1回を除く)
出題金メダル共通項難易度
02-05作々人口増加率が10%以上A
03-05でるでるアナグラム読みの村E
03-061285人口も面積も都道府県で最多・最大E
06-01まなちゃん都道府県名と同じ音で読みがはじまるD
11-01桜トンネル市制施行日が土曜日E
45-05さざ波境界未定のある市D
45-06うっかりじゅうべえうかんむりの文字が入るD
49-09とりぴー読みに複数の町の読みが入るE
1285さんは、第3回問六しか解答がなく、この唯一の解答が金メダルだったのですね。作々さんも第2回に3問、第7回に1問の計4解答ですが、第2回に金メダルと銀メダルを獲得しています。
高校生以下初金メダル
出題金メダル共通項難易度
11-01桜トンネル市制施行日が土曜日E
24-06おがちゃん市制施行または新設合併後,6回以上編入合併D
31-03スカンデルベクの鷲読みの五十音順で同一都道府県が連続C
45-05さざ波境界未定のある市D
47-04勿来丸国立・国定公園名の名称C
桜トンネルさん、さざ波さんは初参加金メダルと重複。
[99807] おがちゃん さんから第19回までの解答者の情報提供がありましたが、いまとなっては年齢確認のすべがないので、現役解答者に限定します。
[99789] 2020年 5月 18日(月)22:01:39デスクトップ鉄 さん
Re:第54回十番勝負難易度分析
[99785] オーナー グリグリさん
読んでくれている人がいるのだろうかと思いながら分析記事を書いているので、コメントをいただきありがとうございます。
これは出題者から見ると、問題間の難易度の極端な差を無くすことや問題の多様性を高めるという狙いがある程度実現できていると考えてよいのでしょうか。隣接3問も同じ隣接問題とはいえ共通要素に違いを持たせる工夫をしました。
問題間の難易度の差が小さくなったことは、平均回答順位の標準偏差が縮小し、問題ごとの標準偏差の平均が拡大しているという数字で検証されたと思います。問八から問十までの隣接問題3問も、金メダリストがばらけました。初心者の参加を促すために易しい問題を出すことは、上級者によるメダルラッシュを引き起こす(現に今回の問五は6分59秒でメダルが売り切れ)ので、難易度平準化の方向は歓迎します。

今回は全問想定解数が当初から提示されましたが、今後もお願いしたいです。問十は想定解数が明示されていたから共通項にたどり着けた例です。県内外の市町村隣接だと144市、同一県内の市町村隣接だけだと95市。これに県外と隣接せずという条件を加えると想定解数の54市に絞り込めたわけです。問十は最後まで誤答が続き、
何段構えだ…
というつぶやきもありましたが、誤答を避けるためには、該当市をすべて洗い出す必要があるという教訓になったのではないでしょうか。

[99777] 駿河の民 さんの問一
#デスクトップ鉄さんも同じことを考えていらっしゃたりしますかね…?
そんな複雑なことを考えていたわけではありません。企業秘密ですので開示しませんが...

[99779] とりぴー さん
ちょうど直前の採点で奪い取られた湖南市が条件に該当していたので、せっかくだから同一回交代をやりたいと思い選択させていただきました。デスクトップ鉄さん、すみません。
お互い様です。お気遣いなく。
[99783] 2020年 5月 17日(日)20:27:00【1】デスクトップ鉄 さん
第54回十番勝負難易度分析
十番勝負研究所の難易度分析・想定解分析を更新しました。難易度分析について書く前に、問九の共通項について、
隣接する市区町村の中で最も人口の少ない市
は、どこに隣接しているのか主体が不明です。[99770] 勿来丸 さんの
隣接する全ての市区町村より人口の少ない市
に1票投じます。

今回の回別総合難易度は、54回中40位。銅メダル獲得時間の10問平均が13:39:22で40位、誤答率が10.7%で34位でした。
問題別総合難易度は、問六がE難度、問一と問十がD難度、問二と問九がC難度だったほか、残りの5問はA難度でした。今回の銅メダル獲得時間は、問題ごとに大きな差がなかった。その結果、誤答率が総合難易度に影響しました。
いつものとおり指標別の難易度です。
総合難易度問六>問十>問一>問九>問ニ>問四>問三>問七>問八>問五
銅メダル所要時間問十>問六>問九>問一>問七>問三>問八>問ニ>問四>問五
10位所要時間問九>問六>問七>問十>問一>問三>問八>問ニ>問四>問五
誤答率問六>問ニ>問一=問十>問九>問四>問三=問七=問八>問五
完答者解答順問六>問十>問九>問七>問一>問三>問八>問ニ>問四>問五
問五がどの指標でもっとも易しかったが、他の指標はかなりばらついています。そのなかでは完答者解答順と10位所要時間が類似しています。
#解答者問一問二問三問四問五問六問七問八問九問十合計
15.55.55.55.55.55.55.55.55.55.555
2おがちゃん7654193210855
3ぺとぺと8462179351055
4白桃 4392181056755
5スカンデルベクの鷲 7342198561055
6星野彼方6352197410855
7かぱぷう5583271015955
8鳴子こけし6453178291055
9デスクトップ鉄43185.5102795.555
10油天神山5105319827555
11Takashi 5172310846955
12深夜特急3572110648955
13とりぴー4273195106855
14伊豆之国74.54.51281069355
15勿来丸1079345128655
16k_ito793369333955
17まりんぶる~ 6147.52.591057.52.555
18EMM6234187591055
19桜トンネル5823110647955
20MasAka5555555551055
21サヌカイト5791.51.538610455
22菊人形15.55.58.53338.58.58.555
23なると金時4.54.576310819255
24せいこう1036415287955
25ピーくん1.55.545.51.57.537.59.59.555
26くは91.55.57.53.5101.57.55.53.555
27ハル9.513335.59.57.55.57.555
28さざ波8341210885.55.555
29BEAN1085.53.581.55.51.53.5855
30naidesu4631510982755
31m#5105555555555
32穴子家5555555551055
33まつもとしろくま3510559721855
34mizutoh5555555551055
35駿河の民3552110579855
36たぬき3.58.58.58.53.58.53.53.53.53.555
合計202.5 174.5 196.0 140.0 102.5 271.5 219.5 175.5 235.5 262.5 1980
平均5.625 4.847 5.444 3.889 2.847 7.542 6.097 4.875 6.542 7.292 1.464
標準偏差2.282 2.455 2.080 2.162 1.934 2.383 2.677 2.368 2.346 2.445 2.313
ここで注目すべきは、問題ごとの回答順位に大きな差がなかったこと(問題間の標準偏差が1.464)。一方、解答順の標準偏差は、問七が平均完答順位6.097に対しバラツキを示す標準偏差が2.677と最大。十問の標準偏差の平均は2.313と第41回以降最大でした。 前回も2.079で同じことを書きましたが、今回さらにバラツキが拡大しました。
今回最後の金メダルは問一で、11:40:49しかかかりませんでした。金メダルが1日以内に売り切れたのは、第46回(なんと、 01:31:02で売り切れ)以来でした。また、最後のメダルは問十の1日17:40:59で、Nさんが一発完答した約3時間前にすべてのメダルが売り切れていました。完答第1号よりメダル売り切れのほうが早かったのは、第49回以来(特に前回は最後のメダルが遅く、勿来丸さんの完答第1号の4日後だった)。このように、上級者のメダル獲得時間が短縮したのが今回の特徴です。
通常は難易度が低いと、有力解答者が速攻でメダルを独占する傾向がありますが、今回金メダルは8人に分散し、占有度指数は16(=2^2*2+1^2*6)と低かった。また、[99771] でN さんが書かれたように、完答順10位までに金メダル獲得者は1名しかいませんでした。このように上位陣のメダル獲得は早かったが、解答者によって問題ごとの得意・不得意があり、金メダルの分散とメダルと完答順位の乖離につながったものと思われます。これはまた、出題者が第7回採点時の[99654] で書かれたように、9問リーチの最後の問題がばらけていたことにもあらわれています。

6月5日から第11回全国のJR駅五番勝負を開催します。Defending championの勿来丸さんはじめ、今回十番勝負に解答された皆様のご参加をお待ちしています。過去問などは、クイズのホームページにおいていますので、ご覧ください。
ところで勿来丸さん、[99275]のアナグラムメッセージ
「若さは身体(わかさはしんたい)」
は解読できましたか。今回はとりあえず維持できましたが、次回は覚悟しています。
[99096] 2020年 1月 20日(月)19:23:24デスクトップ鉄 さん
第53回十番勝負想定解分析訂正
[99081] 想定解分析の訂正です。
第19回問三と第44回問ニが漏れていて、25問ありました。該当市数も間違っていました。
回問共通項該当市数非該当市
08-04*国立大学のキャンパス(学部)17川崎,相模原,堺
09-03*都道府県立図書館14札幌,相模原,浜松,神戸,岡山,北九州
12-01国勢調査で1万人以上人口増加14新潟,静岡,京都,堺,北九州,熊本
12-04*一桁・二桁国道の始点・終点14さいたま,川崎,相模原,堺,福岡,熊本
15-10*「市名+東西南北」名の郵便局14さいたま,千葉,川崎,相模原,堺,北九州
16-03*税関(本関、支署まで)16さいたま,浜松,岡山,熊本
19-03市名誕生日が1800年代13札幌,さいたま,千葉,川崎,相模原,浜松,北九州
23-01*複数の衆議院小選挙区20
24-02*女子大学のキャンパス14さいたま,千葉,新潟,静岡,浜松,堺
24-066回以上編入合併14札幌,さいたま,相模原,静岡,大阪,北九州
27-05*JRの駅が13駅以上18静岡,堺
29-05*観覧車16さいたま,川崎,新潟,岡山
31-01*列島縦断新幹線の駅14札幌,千葉,川崎,相模原,新潟,堺
32-06人口◯万人台で人口がもっとも少ない18新潟,静岡
32-09住みたい街ランキングベスト10019相模原
33-09*他の市の市名駅15仙台,千葉,横浜,川崎,堺
33-10*Jリーグのクラブ所在地17相模原,浜松,堺
35-05政令市、中核市、特例市で都道府県庁所在地15川崎,相模原,浜松,堺,北九州
44-02*学院大学のキャンパス16さいたま,相模原,静岡,北九州
44-03市制施行日が戦前14札幌,さいたま,千葉,川崎,新潟,岡山
44-066回以上編入合併14札幌,さいたま,相模原,静岡,大阪,北九州
46-01都道府県で人口最多15川崎,相模原,静岡,堺,北九州
47-07都道府県で在留外国人が最多14さいたま,川崎,相模原,静岡,堺,北九州
50-06*Jリーグクラブ所在地18浜松、堺
53-10*日本動物園水族館協会加盟動物園17相模原,新潟,堺
非該当は、相模原が15問、堺が14問、北九州が10問、さいたまが9問。すべてに該当した市は、名古屋と広島だけ(福岡は12-04が非該当)。
[99088] 2020年 1月 17日(金)21:59:31【1】デスクトップ鉄 さん
第53回十番勝負解答者分析
戦国市盗り合戦にデータを使用した解答者の解答傾向の分析です。第42回終了後の[89904][89904]で、領国石高から領主狙いの石高または必要石高を差し引いた「超過領国石高」の指標を用いて、市盗りに対するスタンスを分析しました。同じ指標で第53回のデータと比較します(第53回の参加者のみ。△は42回との差異)。
領主領国数保有国高(A)領国石高(B)超過領国石高(C)有効領国石高(D=B-C)有効領国化率(D/B)正答市重複度
1白桃57171216038516016821730.48%1.864 +0.273
2EMM5456291244339821421934.82%2.552 +0.453
3スカンデルベクの鷲51343941971911355513634.52%1.396 +0.298
4桜トンネル5096921913218911021130.49%1.507 +0.255
5ぺとぺと4965571532859712715828.37%1.778 +0.356
6かぱぷう421141911728710712815937.95%2.954 +0.663
7深夜特急40164321132691476020948.38%3.119 +0.786
8まりんぶる~3811412124147684110625.73%1.674 +0.325
9デスクトップ鉄30162731169672168029.30%1.324 +0.292
11伊豆之国19638712412173378421.71%1.563 +0.278
12くは18-44221029217454711.14%1.556 +0.279
131814195159127118626533.33%2.800 +1.729
14星野彼方1745361341002147539.89%1.072 - 0.008
16鳴子こけし1523501436236154713.43%1.202 +0.137
19BEAN138268975632104617.16%1.508 +0.285
22シノレパシクソ11-109-44-113330.28%1.483 -
23k_ito10315596342052918.71%1.837 +0.554
25なると金時8-95249531-2213183.44%1.112 - 0.018
26さざ波8-70-38-132535.71%1.459 -
27ソーナンス722096525159167.66%1.271 +0.107
31せいこう611074522831917.76%1.580 +0.312
36油天神山4-444811226-1411153.35%1.047 +0.001
40ピーくん4-31405123910139.29%1.432 +0.170
42Takashi4-103-25-81716.50%1.580 -
48うっかりじゅうべえ3-68-13-01319.12%1.647 -
50駿河の民3-34-9-3617.65%1.292 -
naidesu0-1134870-4000.00%1.074 +0.013
星野彼方さんとなると金時さんを除いて、正答市重複度を増やしています。重複度がマイナスだったなると金時さんとほとんど変化がなかった油天神山さんが領国を減らしていることから、市盗りにおいては分散派が不利なことが示されています。
この間もっとも領国を増やしたのはスカンデルベクの鷲さんで、17から51まで34増加しました。保有国高の増加も197で最多だったことから、当然のように見えます。次点は、深夜特急さんとデスクトップ鉄の16増。保有国高の増加はそれぞれ、113、116しかありません。この3者に共通しているのは、超過領国石高が少ないことです。とくに、デスクトップは16しかなく、ぎりぎり領主の地位を確保しています。そのため、領地の喪失と奪回を繰り返し、重複度を増加させました。
超過領国石高の最多はEMMさんの214。金沢市の45、南砺市の25は、第42回終了時点の38と17から、それぞれ7、8積み増しています。超過領国石高のトップ5は、ほかに福岡市28(かぱぷうさん、+6)、岡山市23(白桃さん、+0)、広島市21(桜トンネルさん、+7)。無駄打ちしているのに領国を増やしているのは、余裕ですね。
[99081] 2020年 1月 16日(木)20:34:53【1】デスクトップ鉄 さん
第53回十番勝負想定解分析
続いて想定解分析です。
市に存在する動物園の出題で、問十に大都市が並びました。想定解に含まれなかった政令指定都市は、相模原、新潟、堺の3市だけでした。
政令指定都市(第8回開催時(2005年7月)は、新潟、浜松、岡山、熊本が未指定)が13以上該当した問題は次の23問ありました。うち*を附した14問が市に存在する有形無形の「モノ」の出題でした。
回問共通項該当市数非該当市
08-04*国立大学のキャンパス(学部)16川崎,相模原,堺
09-03*都道府県立図書館13札幌,相模原,浜松,神戸,岡山,北九州
12-01国勢調査で1万人以上人口増加13新潟,静岡,京都,堺,北九州,熊本
12-04*一桁・二桁国道の始点・終点14さいたま,川崎,相模原,堺,熊本
15-10*「市名+東西南北」名の郵便局13さいたま,千葉,川崎,相模原,堺,北九州
16-03*税関(本関、支署まで)15さいたま,浜松,岡山,熊本
23-01*複数の衆議院小選挙区19
24-02*女子大学のキャンパス13さいたま,千葉,新潟,静岡,浜松,堺
24-066回以上編入合併13札幌,さいたま,相模原,静岡,大阪,北九州
27-05*JRの駅が13駅以上17静岡,堺
29-05*観覧車15さいたま,川崎,新潟,岡山
31-01*列島縦断新幹線の駅13札幌,千葉,川崎,相模原,新潟,堺
32-06人口◯万人台で人口がもっとも少ない17新潟,静岡
32-09住みたい街ランキングベスト10018相模原
33-09*他の市の市名駅16千葉,横浜,堺
33-10*Jリーグのクラブ所在地16相模原,浜松,堺
35-05政令市、中核市、特例市で都道府県庁所在地14川崎,相模原,浜松,堺,北九州
44-02市制施行日が戦前15さいたま,相模原,静岡,北九州
44-066回以上編入合併13札幌,さいたま,相模原,静岡,大阪,北九州
46-01都道府県で人口最多14川崎,相模原,静岡,堺,北九州
47-07都道府県で在留外国人が最多13さいたま,川崎,相模原,静岡,堺,北九州
50-06*Jリーグクラブ所在地17浜松,堺
53-10*日本動物園水族館協会加盟動物園16相模原,新潟,堺
相模原と堺が14問、さいたまと北九州が9問非該当。すべてに該当した市は、名古屋、広島、福岡だけです。
第34回後の[80884] で、まぐれ当たりの防止のため大都市を想定解から外す傾向を指摘しました。また第39回後の[86276] で「モノ」問題を外すことによって大都市が外されていることを指摘しました。その後、第50回問六のJリーグクラブまで政令指定都市13市以上が該当する「モノ」問題はありませんでした。

もう一つ、問八について。想定解が1あわないので疑問に思っていたところ、鋼索鉄道を含めず伊勢原市が該当するということでした。想定解が増加する方向で、解答者にとっては実害がないのですが、鋼索鉄道も鉄道であり、共通項としていかがでしょうか(ロープウェーは鉄道事業法に管轄されますが、索道というカテゴリー)。なお、剛体のガイドによって運行する次の路線も鉄(軌)道です(*は軌道)。
事業者路線区間種別
立山黒部貫光無軌条電車線室堂・大観峰間無軌条
名古屋ガイドウェイバスガイドウェイバス志段味線大曽根・小幡緑地案内*
愛知高速交通東部丘陵線藤が丘・八草浮上*
スカイレールサービス広島短距離交通瀬野線みどり口・みどり中央懸垂*
[99076] 2020年 1月 15日(水)20:03:20【1】デスクトップ鉄 さん
第53回十番勝負難易度分析
第53回の結果を追加して、十番勝負研究所の難易度分析と想定解分析を更新しました。
まずは、今回の難易度について。回別総合難易度は、53回中50位。誤答率(問題自体の難易度と関連しない問題市、既答市、非存在市を除く)が52位と、第40回に次いで低かったのが難易度を押し下げました。誤答率が25%と高かった第49回の五月雨出題から一転、オーソドックスな出題に戻った第50回以降誤答率は7%台に低下していましたが、今回10問中4問が誤答ゼロで4.2%まで下がりました。問題別総合難易度は、低誤答率が寄与して、Eランク(問二)、Dランク(問五)、Cランク(問六)が各1問ずつで、他の7問はAランクでした。
指標別の難易度は、
銅メダル所要時間問ニ>問六>問五>問八>問十>問四>問三>問七>問一>問九
誤答率問五>問ニ>問一>問四>問九>問十>問三=問六=問七=問八
総合難易度問ニ>問五>問六>問一>問八>問四>問十>問九>問三>問七
完答者回答順問ニ>問八>問五>問六>問四>問九>問十>問三>問七>問一
10位所要時間問ニ>問五>問六>問八>問四>問十>問九>問七>問三>問一
完答者回答順と10位所要時間が実感に近いようです。
難易度分析を開始した当時は、誤答率は一般解答者にとっての難易度、銅メダル所要時間は上級者にとっての難易度という評価が定着し、両者を加味した総合難易度がバランスが取れた指標でした。最近は解答者が慎重になったことによって誤答率が低下し、問一などケアレスミスによる誤答が多く、難易度の指標としての誤答率の意味が薄れています。

#解答者問一問二問三問四問五問六問七問八問九問十合計
1シノレパシクソ4967510281355
25.55.55.55.55.55.55.55.55.55.555
3EMM5107489123655
4ぺとぺと 2834910671555
5白桃4817693102555
6深夜特急210226.595846.555
7油天神山1823106.5596.5455
8デスクトップ鉄2105491768355
9星野彼方1839105472655
10スカンデルベクの鷲110548.5738.52655
11桜トンネル2105789461355
12鳴子こけし1.5101.5773.53.577755
13さざ波2541086197355
14k_ito5.55.55.55.55.55.55.55.55.55.555
15Takashi1102476598355
16naidesu1106852379455
17かぱぷう 1102897643555
18伊豆之国1103587294655
19くは 3.585.53.571.51.59.59.55.555
20なると金時1102478596355
21まりんぶる~1102375894655
22むっくん27.57.537.57.5147.57.555
23BEAN3916.5294.56.594.555
24駿河の民2936108475155
25せいこう1106235798455
26うっかりじゅうべえ678931.541051.555
合計62227.5103.5141181.5163.5106.5191.5133.5119.5
平均2.385 8.750 3.981 5.423 6.981 6.288 4.096 7.365 5.135 4.596 1.880
標準偏差1.639 1.589 2.109 2.266 2.156 2.680 1.949 2.028 2.704 1.667 2.079
今回は、10問平均回答順位の標準偏差が1.880とばらつきが小さく(解答者による問題ごとの難易度の差が小)、問題ごとの標準偏差の平均が2.079とばらつきが大きかった(問題間の難易度の差が大)といえます。

今回はシノレパシクソさんの圧勝でした。完答所要時間1日16:50:07に対して、最後のメダル獲得は5日21:31:24で、その差は4日04:41:17。これは第31回の8日08:47:42、第18回の5日10:35:00に次ぐ、第3位です。なお最後のメダル獲得のほうが完答よりも早かった回が17回、最後のメダルと同時完答が1回あります。金メダル3個、銀メダル6個もすごいですが、桜トンネルさんの金6、銅1(第30回)や金5、銀3(第40回)というのもあります。
[98521] 2019年 10月 2日(水)07:57:08デスクトップ鉄 さん
Re:十番勝負鉄ネタ問題異聞
[98519] 伊豆之国 さん
島原鉄道には「南島原市になくて島原市にある南島原駅」がありましたが(南島原市域は11年前の島原鉄道末端部の廃線により鉄道が市域から消えた。(中略)今回「南島原」駅が「島原船津」に改称されたため、この「よそからの客を惑わす迷現象」が解消されることになりました。
これも十番勝負に出題されたことがあります。第33回問九(他の市の市名駅がある市)で、島原市は「問題市」でした。

全国のJR駅五番勝負に落書き帳から多くの方に参加していただき、ありがとうございました。
[98505] 2019年 9月 21日(土)10:38:21デスクトップ鉄 さん
十番勝負・銅メダルと十位の所要時間比較
[98489] シノレパシクソ さん
全回分の問題で比べる上では銅メダル所要時間でいいですが、ここ最近の回だけで比べるなら正答10位までの所要時間が分かりやすいですね。出題形式や傾向も昔とはかなり違いますし。そうですね、第四十回以降の各問での10位所要時間も見てみたいです。
【1】などと書いているうちにデスクトップ鉄さんが載せてくださいました。ありがとうございます。
[98488] に掲載したのは、第41回以降120問の完答者平均回答順位と標準偏差です。あらためて、銅メダルと十位の所要時間を比較してみます。なお、各問の共通項は、十番勝負研究所の難易度分析(問題別)で一覧できます。
問題銅メダル偏差値順位十位偏差値順位所要時間差偏差値順位
41-010 00:10:4141.434 118 0 13:30:3738.459 111 0 13:19:5640.055 105
41-020 09:26:1343.166 79 2 01:59:4542.761 75 1 16:33:3245.252 72
41-031 07:49:5247.356 49 6 03:07:1254.211 40 4 19:17:2059.514 21
41-043 14:41:2057.619 28 8 02:06:2059.750 22 4 11:25:0058.012 24
41-050 09:39:2443.207 78 5 17:14:1353.046 44 5 07:34:4961.860 16
41-060 12:47:2043.793 74 9 18:35:2364.523 13 9 05:48:0379.843 1
41-078 01:43:1777.644 3 12 00:26:1670.871 3 3 22:42:5955.588 32
41-080 03:09:5741.993 86 7 14:48:0058.417 28 7 11:38:0371.795 5
41-090 00:08:5141.428 119 0 21:20:4239.383 107 0 21:11:5141.556 97
41-100 00:24:1141.476 108 1 01:04:0939.822 99 1 00:39:5842.218 85
42-014 06:40:5360.611 21 11 23:05:3770.712 5 7 16:24:4472.707 4
42-028 22:10:3681.470 2 12 12:52:2172.337 2 3 14:41:4554.057 38
42-030 00:24:5741.478 107 0 14:15:1738.547 110 0 13:50:2040.152 104
42-044 20:49:0463.256 11 12 00:25:2070.869 4 7 03:36:1670.263 7
42-053 13:17:1257.357 29 10 22:16:2567.786 8 7 08:59:1371.290 6
42-0611 02:02:1291.173 1 14 21:14:2078.982 1 3 19:12:0854.917 35
42-074 20:49:0463.256 11 11 15:55:4569.868 7 6 19:06:4168.642 9
42-082 21:09:2454.339 40 5 12:14:2552.457 45 2 15:05:0149.551 52
42-093 11:23:3057.002 31 6 22:41:5156.519 34 3 11:18:2153.410 42
42-104 20:49:0463.256 11 6 13:58:4355.491 36 1 17:09:3945.366 71
43-010 10:20:4443.336 77 2 05:31:0743.176 72 1 19:10:2345.751 69
43-020 00:12:0441.438 117 0 12:04:2038.290 112 0 11:52:1639.776 106
43-033 06:37:1256.109 33 9 04:29:3062.861 14 5 21:52:1864.588 14
43-043 06:37:1256.109 33 10 02:34:0665.463 10 6 19:56:5468.802 8
43-053 06:37:1256.109 33 8 02:55:5159.847 20 4 20:18:3959.710 20
43-061 01:50:2746.235 51 3 12:19:1346.807 65 2 10:28:4648.672 56
43-070 00:29:1941.492 106 4 00:39:5648.263 64 4 00:10:3755.867 28
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47-014 15:44:3862.306 15 7 23:00:5859.386 24 3 07:16:2052.640 45
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47-033 22:13:2159.028 25 7 21:44:2059.235 26 3 23:30:5955.741 30
47-040 22:43:0045.650 67 1 23:07:5242.423 83 1 00:24:5242.170 87
47-051 17:15:1649.119 43 5 23:39:3253.803 42 4 06:24:1657.055 26
47-060 21:22:5245.401 68 0 21:50:0439.441 105 0 00:27:1237.597 120
47-073 22:53:5459.155 24 7 21:34:1059.215 27 3 22:40:1655.579 33
47-080 03:38:1842.081 85 4 21:29:2750.718 56 4 17:51:0959.240 22
47-093 21:21:0458.865 27 6 19:01:0856.085 35 2 21:40:0450.807 48
47-101 09:28:5647.665 48 4 22:18:1850.814 54 3 12:49:2253.700 40
48-010 00:13:2541.442 116 0 07:54:5437.800 113 0 07:41:2938.979 108
48-023 11:50:5457.088 30 6 04:35:2154.384 39 2 16:44:2749.867 50
48-031 00:28:0245.978 58 2 00:13:3542.552 80 0 23:45:3342.045 91
48-040 00:17:1241.454 114 1 01:51:5339.916 97 1 01:34:4142.392 82
48-050 00:51:5941.563 99 1 03:44:1140.136 94 1 02:52:1242.639 81
48-060 00:19:5941.463 111 0 00:57:5636.980 120 0 00:37:5737.631 119
48-070 01:05:1341.604 94 1 01:55:1139.922 96 1 00:49:5842.250 84
48-081 14:13:3848.552 47 2 01:35:5342.714 77 0 11:22:1539.681 107
48-090 00:45:0641.541 103 2 01:06:4242.656 78 2 00:21:3646.741 63
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49-063 03:59:0355.616 37 5 00:43:0551.098 53 1 20:44:0246.048 68
49-074 02:52:1259.898 22 6 11:56:5255.251 37 2 09:04:4048.404 57
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49-094 09:56:0261.219 20 6 23:59:1856.671 32 2 14:03:1649.354 54
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50-010 00:06:1641.420 120 7 23:12:2259.408 23 7 23:06:0673.984 3
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50-031 23:18:4350.252 42 7 22:06:5859.280 25 5 22:48:1564.766 13
50-040 08:50:2843.055 81 5 22:05:1353.617 43 5 13:14:4562.942 15
50-056 21:20:0072.332 4 6 23:41:4756.636 33 0 02:21:4737.962 110
50-060 00:46:5741.547 102 0 21:14:3439.371 108 0 20:27:3741.416 101
50-074 11:30:2061.514 18 7 08:51:2757.716 30 2 21:21:0750.747 49
50-080 00:48:1241.551 101 0 02:51:5437.204 115 0 02:03:4237.904 113
50-090 00:53:1641.567 98 0 21:24:0539.390 106 0 20:30:4941.426 99
50-100 00:38:0141.519 104 0 01:31:3537.047 119 0 00:53:3437.681 118
51-010 00:56:0241.575 96 1 22:14:2442.318 85 1 21:18:2246.158 67
51-024 02:13:3459.777 23 8 02:12:0059.761 21 3 23:58:2655.828 29
51-030 17:33:1744.685 71 1 15:17:1141.498 91 0 21:43:5441.658 94
51-043 04:37:2255.736 36 5 11:15:1952.340 46 2 06:37:5747.938 60
51-050 00:55:0841.572 97 1 00:55:1139.804 100 1 00:00:0342.091 89
51-061 15:17:1148.750 46 5 00:45:4251.103 52 3 09:28:3153.061 44
51-070 00:21:3941.468 109 0 01:48:5537.081 118 0 01:27:1637.788 116
51-080 01:28:5941.678 90 1 15:17:1141.498 91 1 13:48:1244.726 74
51-090 01:48:2041.738 89 1 15:02:4041.470 93 1 13:14:2044.618 75
51-101 00:59:5046.077 55 4 19:51:0850.525 57 3 18:51:1854.851 36
52-011 00:52:0146.053 56 4 14:28:1849.890 61 3 13:36:1753.849 39
52-021 17:12:5049.111 44 2 22:31:0645.180 69 1 05:18:1643.104 79
52-030 12:36:2343.759 75 1 16:29:1741.640 89 1 03:52:5442.832 80
52-041 00:34:3945.999 57 2 00:05:4442.537 81 0 23:31:0541.999 93
52-051 01:37:5946.196 53 1 19:03:1741.942 88 0 17:25:1840.836 103
52-060 21:14:2845.374 70 2 04:27:1243.050 73 1 07:12:4443.468 78
52-070 23:25:5245.784 63 2 18:31:3444.709 70 1 19:05:4245.736 70
52-080 23:25:5245.784 63 1 23:12:3142.432 82 0 23:46:3942.049 90
52-091 16:04:3648.898 45 5 03:16:2751.399 47 3 11:11:5153.390 43
52-100 23:25:5245.784 63 1 19:58:2342.051 87 0 20:32:3141.431 98
平均1 21:57:544 15:24:112 17:26:17

銅メダルの所要時間の偏差値は、全52回520問の偏差値ではなく、41回以降120問の偏差値です。今回話題になった問一(初代領主)は、銅メダル1日00:52:01、十位4日14:28:18、所要時間差3日13:36:17、所要時間差が平均の2日17:26:17より大きく、偏差値が53.849 となりました。しかし、順位は、120問中の39位です。
41回問六(現市長が無投票で当選)で、時間差9日05:48:03と最大でした。以下、49回問四(都道府県境で同一都道府県の2つの別の町に挟まれている)、50回問一(市制施行日が1月1日)までがトップ3。
一方所要時間差が短かったのは、47回問六(読みが「お」で始まる)、48回問六(読みが「ま」で終わる)、50回問十(人口密度ランキングトップ50)がトップ3。
銅メダル所要時間が1時間以内の50回問一と48回問六、50回問十が、十位所要時間で大きな差がついたのは、今後の分析が必要です。しかし、当然ながら銅メダルと十位の所要時間の相関係数は0.806で、大きな正の相関関係があります。今後の難易度分析においても、銅メダル所要時間を使おうと思います。

[98498] 千本桜 さんのクイズ、私も皆さんの答えと同じだと思いますが、
この町(E町)は、地域の玄関口A市と商業の中心地D町を抑えて、広域行政の中心地となっているのだ。
が気になっています。江戸時代はともかく、現在も広域行政の中心地なのでしょうか。

第9回全国のJR駅五番勝負は、十番勝負常連の参加を得て現在開催中です。白桃さん、シノレパシクソ さん、宣伝ありがとうございました。
[98492] 2019年 9月 18日(水)19:52:55デスクトップ鉄 さん
第52回十番勝負想定解分析
第52回は、想定解数が530(25位)、解答機会数が509(23位)と、最大を記録した第51回(想定解数896、解答機会数)から一転減少しました。解答選択率は32.9%から50.9%と上昇し、問九のように売り切れが出ました(売り切れは第48回の問八、問九以来)。
その結果、同一市が複数の問題の想定解(解答機会)になる確率が低下しました。想定解市重複度(想定解数/想定解該当市数)と解答機会市重複度(解答機会数/解答機会該当市数)は、それぞれ1.679から1.384、1.623から1.354と低下し、過去5回の中で最低になりました。
最多解答機会は、新座市、姫路市、善通寺市の4問で、前回の呉市の5問(正答1問)、鹿角市、会津若松市、加須市、高島市、大阪市の4問(いずれも正答なし)から減少しました。そのなかで深夜特急さんが姫路市で、同一回4問正答を達成されました。同一回4問正答は、第24回の金沢市(EMMさん)と広島市(桜トンネルさん)、第37回の東かがわ市(白桃さん)があり、これに続く4人目です。
5問中4問正答の田辺市(第49回)と東大阪市(第50回)について、想定解分析で「残念」とコメントしたことが記憶に残っていたのでしょうか。5問以上の同一回全問正答の達成者は、まだいません。
第1回からの想定解市重複度と解答機会市重複度を示します。
想定解数想定解率解答機会数解答機会率解答選択率想定解重複度解答機会重複度
14185.989%3685.272%29.076%1.240 1.199
23104.441%2603.725%50.000%1.225 1.215
32373.395%1872.679%64.171%1.302 1.191
43034.292%2533.584%69.565%1.237 1.222
53434.811%2934.109%50.512%1.229 1.216
63134.224%2633.549%68.821%1.195 1.164
74546.119%4045.445%60.891%1.316 1.295
86098.219%5597.544%66.726%1.359 1.315
95297.007%4796.344%69.937%1.453 1.409
106067.942%5567.287%67.086%1.443 1.401
116858.793%6358.151%50.236%1.461 1.411
123955.071%3454.429%87.246%1.485 1.302
134045.186%3544.544%81.638%1.278 1.251
146057.756%5557.115%64.505%1.592 1.537
156738.606%6237.967%53.451%1.670 1.614
165857.481%5356.841%61.869%1.321 1.277
176077.762%5577.123%69.300%1.548 1.477
185296.756%4796.117%70.564%1.441 1.369
194726.028%4225.390%98.104%1.461 1.411
204846.181%4345.543%75.806%1.436 1.365
214615.888%4115.249%90.268%1.277 1.249
226318.059%5817.420%87.608%1.506 1.471
235717.292%5216.654%84.261%1.552 1.472
245777.369%5276.731%81.214%1.531 1.444
251852.363%1351.724%100.000%1.121 1.055
265106.513%4605.875%78.043%1.409 1.357
274746.031%4245.394%81.604%1.519 1.477
286057.697%5557.061%69.730%1.417 1.374
295877.468%5376.832%60.149%1.388 1.319
306438.181%5937.545%60.202%1.538 1.475
314836.145%4335.509%70.670%1.459 1.410
325126.514%4625.878%62.771%1.438 1.409
335476.959%4976.323%64.386%1.364 1.311
344615.858%4115.222%62.774%1.537 1.505
355416.874%4916.239%62.525%1.450 1.415
365156.527%4655.894%65.806%1.345 1.277
375196.578%4695.944%55.437%1.355 1.303
385016.342%4515.709%56.319%1.496 1.427
395156.519%4655.886%60.215%1.366 1.329
404005.063%3504.430%83.714%1.294 1.254
417479.456%6978.823%46.772%1.420 1.361
427259.177%6758.544%50.815%1.453 1.415
436057.658%5557.025%61.802%1.447 1.412
447329.254%6828.622%52.199%1.702 1.632
4581210.265%7629.633%47.507%1.529 1.460
465416.839%5186.549%61.776%1.363 1.339
474705.942%4295.424%76.224%1.391 1.349
486368.040%6007.585%54.333%1.423 1.389
496938.761%6458.154%42.946%1.575 1.525
505016.326%4605.808%65.435%1.403 1.369
5189611.313%84510.669%32.899%1.679 1.623
525306.692%5096.427%50.884%1.384 1.354
[98488] 2019年 9月 17日(火)21:20:34デスクトップ鉄 さん
十番勝負回答順位のばらつき
[98486] で予告した、第41回以降120問の完答者平均回答順位と標準偏差です(各問の共通項を附記しようと思いましたが、表が見にくくなるのでやめました)。
問題平均順位標準偏差順位
41-012.533 1.907 80
41-024.100 2.249 43
41-035.850 2.335 34
41-046.150 2.068 67
41-055.767 2.216 51
41-067.200 1.959 77
41-078.350 1.885 83
41-086.250 2.754 10
41-094.083 2.590 16
41-104.717 2.514 20
42-015.862 1.901 81
42-026.328 2.516 19
42-032.569 2.467 22
42-046.414 1.994 73
42-055.828 2.196 53
42-068.310 1.849 92
42-075.655 2.338 32
42-085.552 3.101 3
42-096.190 2.760 9
42-104.190 2.264 39
43-013.750 1.611 107
43-022.078 1.751 97
43-037.875 1.862 87
43-047.719 2.148 59
43-055.828 2.220 49
43-066.828 2.364 28
43-074.406 2.108 62
43-085.594 2.187 55
43-095.969 2.868 6
43-104.953 1.868 86
44-016.190 2.335 33
44-025.828 2.156 58
44-036.776 2.090 64
44-046.241 2.415 24
44-053.931 2.178 56
44-063.879 1.855 90
44-075.466 1.636 104
44-083.293 2.161 57
44-098.776 2.081 66
44-104.621 2.389 26
45-012.020 1.220 119
45-024.720 1.507 111
45-033.660 2.290 37
45-048.920 1.296 117
45-055.900 1.974 74
45-064.120 1.850 91
45-077.480 1.729 99
45-083.700 2.363 29
45-095.900 2.217 50
45-108.580 1.463 112
46-012.047 1.328 116
46-024.453 2.134 61
46-035.609 2.031 71
46-044.938 2.392 25
46-054.266 2.229 46
46-067.281 2.738 11
46-078.578 2.534 18
46-086.047 2.100 63
46-096.031 1.814 93
46-105.750 1.783 96
47-017.893 2.136 60
47-022.089 1.375 114
47-037.393 1.878 84
47-043.536 1.053 120
47-057.536 1.870 85
47-062.286 1.228 118
47-076.607 1.750 98
47-084.982 2.507 21
47-096.250 2.053 70
47-106.429 2.256 42
48-012.750 1.613 106
48-028.982 1.787 95
48-035.411 1.368 115
48-045.018 2.331 35
48-055.893 2.661 15
48-062.304 1.554 109
48-075.268 2.025 72
48-086.107 2.200 52
48-096.161 2.261 40
48-107.107 2.088 65
49-013.225 2.291 36
49-023.925 3.484 1
49-036.775 2.798 7
49-044.375 2.883 5
49-054.375 2.259 41
49-065.800 2.285 38
49-075.675 1.962 76
49-086.875 1.966 75
49-096.350 2.571 17
49-107.625 2.367 27
50-012.946 1.921 79
50-024.768 2.066 68
50-038.179 1.640 103
50-047.107 2.225 48
50-057.768 1.554 108
50-064.786 2.225 47
50-078.321 1.862 88
50-083.107 1.652 101
50-093.911 1.381 113
50-104.107 1.652 101
51-013.940 2.247 45
51-028.660 1.669 100
51-034.280 1.514 110
51-047.460 1.791 94
51-053.340 1.935 78
51-066.760 2.062 69
51-072.540 1.613 105
51-084.920 2.361 30
51-095.860 2.187 54
51-107.240 2.441 23
52-016.600 3.126 2
52-026.140 2.683 13
52-034.100 1.860 89
52-044.500 1.887 82
52-055.260 2.666 14
52-066.360 3.023 4
52-075.260 2.355 31
52-085.020 2.710 12
52-097.420 2.249 44
52-104.340 2.798 8

次に各回の問題ごとの回答順位の標準偏差の平均と10問の平均回答順位の標準偏差を示します。今回は、問一(3.126)だけでなく問六(3.023)、問十(2.798)も回答順の標準偏差は1ケタ台で、平均は2.536と41回以降最大になりました。このように、問題ごとの回答順位のばらつきが大きい(解答者によって問題ごとの難易度の差が大きい)ときは、10問平均回答順位のばらつきが小さく(問題間の難易度の差が小さく)なる負の相関関係があります。
完答者問題別回答順位の標準偏差の平均10問平均回答順位の標準偏差
41302.248 1.686
42292.339 1.495
43322.099 1.793
44292.130 1.641
45251.791 2.277
46322.108 1.769
47271.811 2.165
48201.989 1.936
49282.487 1.455
50201.818 2.124
51251.982 2.007
52252.536 1.090
[98486] 2019年 9月 17日(火)18:36:42【1】デスクトップ鉄 さん
第52回十番勝負難易度分析
第52回の結果を追加して、十番勝負研究所の難易度分析と想定解分析を更新しました。
まずは、今回の難易度について。回別難易度は、52回中39位。前回より若干難しくなりましたが、過去5回では2番目に易しかった。問題別総合難易度は、問二がEランク、問九がDランク、問四、問六、問八がCランク、問一、問三、問五、問七がBランク、問十がAランクでした。
指標別の難易度は、
銅メダル所要時間問ニ>問九>問五>問一>問四>問七=問八=問十>問六>問三
誤答率問ニ>問九>問四=問六=問八>問一=問三=問五=問七>問十
総合難易度問ニ>問九>問四>問八>問六>問五>問一>問七>問三>問十
完答者回答順問九>問一>問六>問ニ>問五>問七>問八>問四>問十>問三
完答者回答順は、完答者28名の解答順を合計55点になるように数値化したもの。
問一問二問三問四問五問六問七問八問九問十合計
4104484449455
スカンデルベクの鷲3106.55891246.555
とりぴー6834725910155
シノレパシクソ1064128957355
ぺとぺと1081.53561.579455
鳴子こけし92.52.52.55872.561055
EMM1096851437255
星野彼方8534910726155
白桃2745398110655
桜トンネル 1082761359455
深夜特急531479629955
伊豆之国1064315879255
油天神山1055555555555
なると金時 8955515510255
かぱぷう95.545.5187210355
デスクトップ鉄2715103968455
さざ波89.5352559.57155
まりんぶる~82.52.56.591056.54155
くは101432586.56.5955
Takashi2.51062.5792.5852.555
うっかりじゅうべえ4562.5781102.5955
k_ito5.55.55.55.55.55.55.55.55.55.555
BEAN3379.539.5337755
駿河の民7384296110555
せいこう1543796810255
合計165153.5102.5112.5131.5159131.5125.5185.5108.5
平均6.600 6.140 4.100 4.500 5.260 6.360 5.260 5.020 7.420 4.340
標準偏差3.126 2.683 1.860 1.887 2.666 3.023 2.355 2.710 2.249 2.798

[98482] シノレパシクソ さん
問一はノーヒントでは相当難しいです。デスクトップ鉄さんの分析も楽しみですが、難易度Dくらいと予想します。初日・2日目で正答された皆さんが恐ろしいです。
問一の総合難易度は、今回の10問中7位でBランクでしたが、完答者回答順では2位。最後の正答が6名いた一方、1答目が1名、2答目が2人いて、解答者によるばらつきが大きかったことによります。これは、問一の回答順標準偏差が3.126と今回最大であることに示されています。完答者回答順の分析を行った第41回以降の120問中第49回問ニ(市区町村の読み(”し”,”まち”などの読みも含め)の五十音順で町に挟まれた市)の3.484 に次ぐ第2位です(なお、これまでの標準偏差の計算に誤りがありましたので、別記事で訂正します)。[98485] N さんが書かれているように、第42回問七と全く同じ問題でした。私を含めた過去問の研究者とそれ以外の解答者で差が出たようです。
銅メダル所要時間ではなく、正答10位の所要時間で比較すると、
銅メダル所要時間問ニ>問九>問五>問一>問四>問七=問八=問十>問六>問三
10位所要時間問九>問一>問六>問ニ>問七>問四>問八>問十>問五>問三
完答者回答順問九>問一>問六>問ニ>問五>問七>問八>問四>問十>問三
で、完答者回答順によく似た結果になりました。正答10位までとした方が難易度を反映しているかもしれませんが、銅メダルまでとしたのは、初期の出題は想定解数が少なく、また順位が変動しない限り回答の追加や訂正を認めていたので、正確な所要時間が得られないためです。

十番勝負が終わりましたので、第9回全国のJR駅五番勝負を9月20日(金)21時からここで開催します。3連休ですので、十番勝負の強力解答者の参加をお待ちしています。
[98018] 2019年 6月 5日(水)22:46:32【1】デスクトップ鉄 さん
第51回十番勝負想定解分析
[98009]に続いて想定解分析です。なお、十番勝負研究所のページのデータは、[98006][98016]で出題者から確認された、終了後の想定解数の増減を反映しています。また[97999] の共通項発表で、問二の未答市に二戸市が含まれていますが、これは問題市に追加されたので、問題市として集計しています。
今回の特徴は、10問の想定解数が896と過去最多になったこと(第31、32、33、35回の順位問題で全市が該当するものを除く)。解答機会数(想定解数-問題数)も845で最多で、解答機会率(解答機会数/10問x792市)が初めて10%を超えました。参加者が29名とひさびさに30名を割ったこともあって、平均解答選択率は32.9%と、第50回のほぼ半分に低下しました。
これは、解答市の選択幅が大きくなったことを示します。前回の[97492]で、解答選択率100%を維持している2市について、
地元の有力解答者がいる鈴鹿市と那珂川市の100%解答はしばらく維持されるでしょう。
と書きました。鈴鹿市は予想どおりNさんが問ニを解答しましたが、那珂川市は解答機会3問中1問が解答されず、2回目にして回答率100%を割りました。かぱぷうさんが問二で那珂川市を答えたものの、問九を久留米市にしてしまったのは本当に残念でした(もう1問の問五は、なると金時さんが解答)。
想定解数が増加したため、今回も複数の問題で同じ市が想定解になる傾向が目立ちました。大会のタイトルにもなった丹波篠山市は、出題5問、正答1問、未答2問の計8問。解答機会5問は山形、呉の2市でしたが、山形市が2問、呉市が1問解答されただけでした。解答機会4問は14市ありましたが、正答は2問どまりで、加須市、高島市と大阪市は選択率0%。解答機会3問は64市あり、このうち南陽市、山梨市、浜松市、伊豆市、伊賀市、嬉野市が全問解答されました。伊豆市は伊豆之国さん、伊賀市はNさんのよる同一回同一市全問正答でした。同一市全問正答は、一発完答にむいていますが、それまでに他の解答者に答えられてしまうというリスクもあります。

想定解数の回別データは、十番勝負研究所のページに掲載していないので、参考までに下記します。第25回は、解答機会数が135しかなく、解答選択率100%(全問売り切れ)でした。解答者30名中、完答者は4名にとどまりました。やはり、想定解数が多いほうがよいですね。
想定解数想定解率解答機会数解答機会率解答選択率参加者
14185.989%3685.272%29.076%23
23104.441%2603.725%50.000%28
32373.395%1872.679%64.171%27
43034.292%2533.584%69.565%31
53434.811%2934.109%50.512%21
63134.224%2633.549%68.821%38
74546.119%4045.445%60.891%52
86098.219%5597.544%66.726%61
95297.007%4796.344%69.937%54
106067.942%5567.287%67.086%49
116858.793%6358.151%50.236%51
123955.071%3454.429%87.246%55
134045.186%3544.544%81.638%43
146057.756%5557.115%64.505%46
156738.606%6237.967%53.451%45
165857.481%5356.841%61.869%47
176077.762%5577.123%69.300%51
185296.756%4796.117%70.564%49
194726.028%4225.390%98.104%53
204846.181%4345.543%75.806%50
214615.888%4115.249%90.268%49
226318.059%5817.420%87.608%65
235717.292%5216.654%84.261%55
245777.369%5276.731%81.214%52
251852.363%1351.724%100.000%30
265106.513%4605.875%78.043%43
274746.031%4245.394%81.604%41
286057.697%5557.061%69.730%43
295877.468%5376.832%60.149%38
306438.181%5937.545%60.202%39
314836.145%4335.509%70.670%51
325126.514%4625.878%62.771%36
335476.959%4976.323%64.386%38
344615.858%4115.222%62.774%32
355416.874%4916.239%62.525%33
365156.527%4655.894%65.806%32
375196.578%4695.944%55.437%28
385016.342%4515.709%56.319%28
395156.519%4655.886%60.215%30
404005.063%3504.430%83.714%31
417479.456%6978.823%46.772%36
427259.177%6758.544%50.815%36
436057.658%5557.025%61.802%37
447329.254%6828.622%52.199%42
4581210.265%7629.633%47.507%40
465416.839%5186.549%61.776%32
474705.942%4295.424%76.224%36
486368.040%6007.585%54.333%36
496938.761%6458.154%42.946%33
505016.326%4605.808%65.435%32
5189611.313%84510.669%32.899%29
[98009] 2019年 6月 4日(火)20:06:40デスクトップ鉄 さん
第51回十番勝負難易度分析
第51回十番勝負の結果を追加して、十番勝負研究所の難易度分析と想定解分析を更新しました。まず難易度分析についてコメント。
回別総合難易度は、51回中難しいほうから42位。前回の36位からさらに易化しました。誤答率は前回の43位から44位と相変わらず低く、4問が誤答(問題市・既答市を除く)0でした。銅メダル所要時間は18位から28位に、完答時間も15位から21位に下がりました。
問題別にみると、5段階中の最高難度のEランクが問ニと問六、Aランクが問三、問五、問七、問八の4問でした。問二は銅メダル所要時間、問六は誤答率が総合難易度を押し上げました。
指標別の難易度は、
銅メダル所要時間問ニ>問四>問六>問十>問三>問九>問八>問一>問五>問七
誤答率問六>問一>問ニ>問十>問九>問四>問三=問五=問七=問八
総合難易度問六>問ニ>問四>問一>問十>問九>問三>問八>問五>問七
完答者回答順問ニ>問四>問十>問六>問九>問八>問三>問一>問五>問七

なお、完答者回答順は、完答者28名の解答順を合計55点になるように数値化したもの。
問一問ニ問三問四問五問六問七問八問九問十合計
白桃1861039245755
5105555555555
とりぴー25.55.5104738.518.555
スカンデルベクの鷲6105748123955
油天神山2101958346755
星野彼方4103918567255
k_ito383838338855
まりんぶる~410292725.55.5855
EMM2105839176455
鳴子こけし5104837126955
ぺとぺと2105839164755
伊豆之国4106918573255
かぱぷう6953210147855
くは192.552.575810555
シノレパシクソ7104825163955
なると金時510683.57123.5955
まるか31038.573338.5655
デスクトップ鉄975.55.534129955
深夜特急2647.5144107.5955
桜トンネル38.568.5571241055
Takashi5.55.55.55.55.55.55.55.55.55.555
BEAN474791.51.5471055
さざ波9715263.53.581055
駿河の民2659381471055
naidesu2105618397455
98.5216.5107186.583.516963.5123146.51811375
平均3.90 8.66 4.28 7.46 3.34 6.76 2.54 4.92 5.82 7.20 55
標準偏差1.86 3.00 2.00 1.77 1.92 2.03 2.54 1.57 1.42 1.6310.15

十番勝負が終了したので、6月7日21時からここで第8回全国のJR駅五番勝負を開催します。このところ落書き帳からの解答者が減っています。短期決戦ですのでぜひご参加いただくよう、お願いします。
[97492] 2019年 1月 17日(木)20:14:02デスクトップ鉄 さん
第50回十番勝負想定解分析
[97489] に続き、想定解と解答選択傾向の分析です。
大阪(3問)、横浜・名古屋・札幌(2問)と、久々に大都市が複数問の想定解になりました。名古屋は第46回以来、横浜、大阪は第47回以来で、札幌が複数問出題されたのは第33回に遡ります。問六が大都市に存在する「モノ」の問題だっただけでなく、問ニ、問十と大都市が該当する人口増加率、人口密度の問題が出たためです。また、解答選択における西高東低の傾向があらためて明らかになりました。問五の佐賀県は売り切れたのに、埼玉県の解答は5割強にとどまりました。
今回特筆したいのは、東大阪市の解答機会5問のうち4問を深夜特急さんが正答、また小金井市の4問中3問を爺爺岳さんが正答し、それぞれ一挙に前領主の石高を上回り、領国を獲得したことです。爺爺岳さんのように、満を持した一発完答ねらいで、複数問で同じ未答市を解答するのは、新たな市盗りの作戦だと思いました。
これまで同一回で解答機会が多かったのは、第44回の松山市と長崎市の6問が最多です。次点は5問で、延べ32市あります(松山市と長崎市は6問1回の他に5問が1回、熊本市は5問3回、大阪市、広島市、呉市が2回)。しかし、同一解答者が全問正答したことはありません。第44回の遠州太郎さんの浜松市と第49回の深夜特急さんの田辺市が、それぞれ5問中4問正答で最多でした。深夜特急さんは、前回に続く5問中4問正答でしたが、[97234]
4問連続で「東大阪市」で回答してたので、残り全部東大阪市で回答しようかと思ったのですが、自信がないので変えてみました。
は残念でした。誰が同一回同一市全問正答を達成するか興味深いです。
今回那珂川市が1問出題されましたが、さっそく解答されました。解答選択率100%の現役市は、鈴鹿市と那珂川市だけです。第38回に登場した滝沢市は第42回に、富谷市は初めて出題された第45回に100%を割りました。地元の有力解答者がいる鈴鹿市と那珂川市の100%解答はしばらく維持されるでしょう。

もう一つ、[97489]
難易度が低いと、メダルラッシュが起きます。
の補足です。前にも書いたことがありますが、問題が易しいほど上級解答者がメダルを独占する傾向があります。全500の金メダルを、5区分した難易度ごとにだれが金メダルを取ったか示したのが下表です。
難易度上位5名上位10名メダル1個
A3920.4%6021.2%311.5%
B4322.5%6221.9%311.5%
C3719.4%5820.5%27.7%
D4322.5%5720.1%623.1%
E2915.2%4616.3%1246.2%
合計19138.2%28356.6%265.2%
パーセンテージは、難易度別がそれぞれの合計に対する比率、合計が全500問に対する比率です。
上位5名は金メダル22個以上、上位10名は16個以上の解答者です。金メダル1個は26名(26個)いますが、圧倒的に難易度Eランクの問題で獲得しています。ただし、金メダルトップ2の白桃さんは、今回の問五のような難問で多くの金メダルを獲得しています。難易度別金メダルは、A:8、B:9、C:8、D:17、E:13で、D、Eランクが多いです。
[97489] 2019年 1月 15日(火)20:53:44デスクトップ鉄 さん
第50回十番勝負難易度分析
第50回分を追加、再集計し、十番勝負研究所のデータを更新しました。まず難易度分析。
回別総合難易度は、50回中難しいほうから36位。前回の2位から一転易化し、46回からの5回ではもっとも難易度が低くなりました。低難易度は、誤答率が低かったことによります。問四、八は誤答ゼロ。問六と十は、デスクトップ鉄の誤答1だけでした。
難易度が低いと、メダルラッシュが起きます。白桃さんが金メダル3個、ぺとぺとさんとスカンデルベクの鷲さんが2個獲得し、金メダル占有度は20で、過去5回では第48回に続く2位。
問題別にみると、問五が総合難易度26位で、唯一の難易度ランクE(全500問を5段階にランク付けした最高難度)。問七がD、問三がCで、問ニと問九がB。残りの5問はやさしいAランクでした。いつものように、各指標別に難易度を見ると、
銅メダル所要時間問五>問七>問三>問四>問九>問八>問六>問十>問二>問一
誤答率問五>問二>問九>問七>問一=問三=問十>問六>問四=問八
総合難易度問五>問七>問三>問二>問九>問十>問六>問一>問四>問八
完答者回答順問七>問三>問五>問四>問六>問二>問十>問九>問八>問一
完答者解答順で問五が最難問とならなかったのは、白桃さんの金メダル、EMMさんの銀メダルで、解答者が追随したためです。結局問五が最後の正答となったのは、上位3名だけでした。
なお、完答者回答順は、完答者28名の解答順を合計55点になるように数値化したものです。
問1問2問3問4問5問6問7問8問9問10合計
1白桃5187106943255
25555105555555
3ぺとぺと7689105412355
4EMM1659871034255
5星野彼方3678941015255
6シノレパシクソ151079683.53.5255
7深夜特急16.51028.56.58.545355
8スカンデルベクの鷲538.518.541072655
9伊豆之国5.518795.51042355
10鳴子こけし3.53.59783.5103.53.53.555
11かぱぷう1410895736255
12なると金時15107.5927.543655
13桜トンネル1297861045355
14遠州太郎2768931015455
15油天神山3689721014555
16デスクトップ鉄1410769823555
17さざ波2710561943855
18とりぴー5.55.55.55.55.55.55.55.55.55.555
19爺爺岳 5.55.55.55.55.55.55.55.55.55.555
20Takashi2597861013455
21naidesu2681071935455
22くは43995.5971.51.55.555
23駿河の民2597861013455
24せいこう286971103.53.5555
25まりんぶる~1.53.58.5108.51.573.56555
26BEAN1.51.59.59.586.56.54.54.5355
27うっかりじゅうべえ2389451016755
28ソーナンス6.59.59.546.56.56.522255
合計82.5133.5229199217.513423387109.51151540
平均2.954.778.187.117.774.798.323.113.914.1155
標準偏差2.201.542.062.172.011.542.762.122.042.069.13
[96930] 2018年 10月 13日(土)10:16:02デスクトップ鉄 さん
第49回十番勝負難易度分析(問題別)
[96897]の回別難易度分析から時間がたってしまいましたが、第49回の各問の難易度を指標別にみます。
銅メダル所要時間問十>問八>問三>問九>問七>問六>問五>問一>問二>問四
誤答率問三>問二>問四>問十>問六>問九>問一>問五>問七>問八
総合難易度問三>問十>問九>問二>問六>問八>問七>問一>問四>問五
完答者回答順問十>問八>問三>問九>問六>問七>問四=問五>問二>問一
完答者回答順は、合計55点になるように数値化したものです。
問1問2問3問4問5問6問7問8問9問10合計
11283456791055
2とりぴー9.59.54173862555
3星野彼方2.52.561547810955
4シノレパシクソ25.5102297.547.55.555
5伊豆之国2387164.594.51055
6スカンデルベクの鷲1109326748555
7ぺとぺと2.5110542.5697855
8なると金時2194385761055
9鳴子こけし1.51.563.53.559871055
10EMM3291546871055
11桜トンネル69.59.513.53.53.573.5855
12かぱぷう2191078456355
13深夜特急49.581752639.555
14メサージュ7245183106955
15油天神山1210657348955
16デスクトップ鉄6127.5397.5510455
17そらみつ4.594.54.5104.54.54.54.54.555
18くは2.5141062.557.597.555
19まりんぶる~1.51.53.553.5679.589.555
20駿河の民3427510891655
64.578.5135.587.587.5116113.5137.5127152.51100
今回は銅メダル所要時間と誤答率の難易度にかなりの差が出ました。誤答率は問題を小出しにした問ニ、問三が高く、所要時間では問十、問八が高くなっています。解答者回答順は銅メダル所要時間の難易度に似ています。
銅メダル所要時間は上級者にとっての、誤答率は一般解答者にとっての難易度の指標であるとの仮説を提示してきましたが、今回この仮説が証明されたように思います。現在の最高実力者Nさんが今回一発完答をあきらめたため、Nさんにとっての難易度が明確になりました。次のように、銅メダル所要時間とほぼ一致しています。
銅メダル所要時間問十>問八>問三>問九>問七>問六>問五>問一>問二>問四
Nさん問十>問九>問三>問八>問七>問六>問五>問四>問二>問一
問十が最後の解答となった解答者が20人中7人(2問同時回答を含む)いた中で、かぱぷうさんが3答目、デスクトップ鉄が4答目の解答でした。デスクトップ鉄は、Nさんが問十を最後に完答した後、[96743]
問十に至っては秩父が×になって、頭に?が浮かんでます。
とつぶやかれ、やっと分かりました。
[96897] 2018年 10月 1日(月)21:12:23デスクトップ鉄 さん
第49回十番勝負難易度分析
十番勝負研究所を更新し、第49回分を追加し再集計しました。問題別難易度分析に、今回から難易度ランク(AからEの5区分)を記載しました。
大方の予想通り、回別総合難易度は第38回([85032]に分析記事あり)に続く第2位、問題別でも問三の25位を筆頭に、8問が5分類の最難度Eランクに、残り2問もDランクに入りました。第38回と第49回、そして比較的難易度が低かった前回とを、十番勝負研究所に記載していないデータを含めて、比較します。
第38回第49回第48回(参考)
総合難易度順位1234
銅メダル平均5 11:56:263 13:12:120 17:19:11
同順位1333
誤答率14.5%24.5%11.2%
同順位22432
十問完答時間11 02:42:52 5 01:53:03 2 01:06:37
ヒント提示後 1 03:25.23 2 01:54.17- 1 22:58.35
最後のメダル11 00:37.57 5 00:45:51 3 11:50:54
ヒント提示後 1 01:20:28 2 00:47:05- 0 12:14:18
完答>最後のメダル- 0 02:04:55- 0 01:07:12 1 10:44:17
金メダル占有度261626
問題難度(A,B,C,D,E)1,0,1,3,50,0,0,2,83,1,3,3,0
今回特に誤答率が高くなったのは、問題市を小出しにした影響でしょう(前回も問ニ、問三は開始直後誤答ラッシュでした)。今回は3日目まで、誤答が正答を上回っており、ヒント提示により逆転しました。さらに誤答率を平準化したいという出題者の意図どおり、終了まで誤答が続きました。
総合難易度は2位でしたが、ヒント提示時間を考慮すると実質的に最難回だったと思います。今回第1ヒントの提示は出題から3日後(2 23:58:46)でしたが、第38回は10日後(9 23:17:29)と、7日の差がありました。今回平均銅メダル所要時間は第38回より約2日早かったですが、ヒントの提示が遅れていれば、今回のほうが難易度が高くなっていたでしょう。この傾向は、十問完答と最後のメダル獲得を、ヒント提示からの経過時間で比較すると、よりはっきりします。なお前回は、十問完答も最後のメダル獲得も、ヒント提示より早かった。これが通常で、十問完答がヒント提示に遅れたのは49回中9回、最後のメダルは14回だけです。
難易度が高まると金メダルが分散する傾向があり、今回は2個が3人、1個が4人の計7人でした。金メダル占有度は16(2^2*3+1^2*4)と、前回の5人、26(4^2*1+2^2*2+1^2*2)に比べ低下しました。最難回の第38回も26だったのは、参加者が少なかったためかもしれませんが、今後分析する必要があります。
十問完答が目標の平均解答者としては、高難度化は歓迎します。50回を迎える次回、どんな趣向が出るか楽しみです。
[96147] 2018年 5月 27日(日)22:49:02デスクトップ鉄 さん
第48回十番勝負想定解・難易度分析
第48回十番勝負の結果を反映して、十番勝負研究所の難易度分析と想定解分析を更新しました。
今回の出題の特徴としてあげられるのは、問題を「モノ」・「コト」・「ナマエ」と三分したときの「モノ」、すなわち市に存在する有形・無形の物が問四・問五・問八と3題(うち問四は不存在)も出題されたことです。問三は市のシンボルという「コト」の出題ですが、該当市には有名な梅の名所があり、「モノ」に近い問題です。「モノ」の出題は、市の類似点をイメージしやすのですが、大都市外しためか最近は出題されなくなりました。今回の問題は、大都市に偏重しない「モノ」の復活で、歓迎します。

[95757] の開催日前日の予告で、出題者は
難易度は高めだと思います。
と書かれましたが、回別総合難易度は44.8で48回中33位と低かった。銅メダル獲得時間(平均)は1日を切り 17:19:11(32位)。第46回の「改革」以降高止まりしていた誤答率が11.2%(31位)とそれ以前の水準まで下がったことが寄与したといえます。解答者が新出題傾向に慣れてきたということでしょうか。
難易度が下がるとメダルラッシュが起こるのが常。金メダル獲得者が前回の9名から5名に減少し、金メダル占有度は前回の12(2^2+1*8)から、26(4^2+2^2*2+2)に上昇しました。なお、[95264] で書いた第47回の金メダル占有度13は誤り。

問題別難易度は、指標別にかなりばらつきました。総合難易度は意外にも、誤答率24.4%の影響が大きかった問三がトップでした。2位の問五もヒント提示後も続いた誤答の影響。完答者回答順は、問ニがトップ、問十が2位で、もっとも実態を反映していると思います。しかし、他の回との比較ができないので、それぞれ限界がある各指標を併用しています。

銅メダル所要時間問ニ>問八>問三>問十>問七>問五>問九>問六>問四>問一
誤答率問三>問五>問九>問七>問八>問ニ>問十>問四>問一=問六
総合難易度問三>問五>問九>問八>問ニ>問七>問十>問四>問六>問一
完答者回答順*問ニ>問十>問九>問八>問五>問三>問七>問四>問一>問六

*完答者回答順は、十問完答者28名の正答順に、各問の難易度が十問合計で55になるように数値化したもの。最初の回答で2問正答した場合は、それぞれ1.5、また一発完答は各問5.5。
解答者問1問2問3問4問5問6問7問8問9問10合計
スカンデルベクの鷲19.564.5724.589.5355
4.54.54.54.54.54.54.51094.555
星野彼方 410652.52.5197855
鳴子こけし3107561498255
Takashi1106243975855
伊豆之国5108132679455
ぺとぺと3106142587955
桜トンネル 2106513478955
EMM1104672835955
爺爺岳5.55.55.55.55.55.55.55.55.55.555
深夜特急21038.561458.5755
油天神山2105381764955
k_ito5.55.55.55.55.55.55.55.55.55.555
デスクトップ鉄4961.531.55781055
くは 1558102537955
白桃 2106341587955
BEAN210634.514.58.58.5755
まりんぶる~4106.5512.52.586.5955
遠州太郎2105491367855
うっかりじゅうべえ1839102764555
般若堂そんぴん 2105791348655
かぱぷう3105981742655
なると金時2106292457855
さざ波1956104732855
特急とりあたま2947811035655
むっくん1108742365955
ソーナンス4102651783955
穴子家6.56.56.56.56.56.56.51.51.56.555
合計77251.5151.5140.516564.5147.5171172.51991540
解答者によって分かれたのが問五。最初に解答したのが2名、最後が3名。問四も1答目が2人、9答目が2人。鉄道系は得意不得意が分かれるのでしょうか。
[95274] 2018年 1月 16日(火)20:55:21【1】デスクトップ鉄 さん
十番勝負:47市問題
第47回の想定解数は、10問すべて47でした。このうち奇数番号の問一、五、七、九が各県1市の47市問題。問三は、都道府県別の出題だが、想定解が各県1市ではない準47市問題(東京都と京都府がなく神奈川県が横浜市と川崎市、滋賀県が大津市と草津市と各2市。これまでも09-08の県庁に最も近い市役所などが該当)。偶数番号の問題は偽47市問題でした。37回終了時点の[83538]で47市問題について分析し、その難易度は比較的低いと書いたところ、出題者は次の第38回で47市問題の超難問を出題してきました。これが47回中の最高難度回になっています(第38回については[85032]で分析)。

これまでの純47市問題は次の39問です(偏差値及び順位は総合難易度)。
問題共通項偏差値順位
01-01人口最少46.3 351
01-05面積最大44.9 427
02-09最南端44.1 449
04-08人口第二位45.9 364
04-10読みの五十音順最初45.8 367
08-08読みの五十音順最後47.8 288
10-09面積最大44.9 425
13-02面積二番目47.8 287
15-04人口密度最高48.7 249
18-03最北端(市域)49.1 231
21-01市役所最遠(県庁所在市を除く)52.0 144
22-04都道府県の人口密度に最も近い50.5 187
30-04最西端(市域)47.1 311
30-09最西端(市域、順位問題)52.5 131
31-09面積最小(順位問題)47.5 299
32-05最南端(市域)46.3 353
33-02読みの五十音順二番目43.9 466
36-07最東端(市域)47.6 294
37-01読みのローマ字順最初45.4 393
37-02読みのローマ字順最後46.7 329
37-03市役所標高最高47.0 314
38-01市役所から富士山への直線距離最短54.5 93
38-02人口最大(濁音が入る市)50.1 196
38-03農家数最多58.1 40
38-07外国人比率最高45.6 379
38-08最も孤立57.3 49
38-09郵便番号最大56.4 59
38-10市名総画数最多48.3 263
43-08人口減少最多(国勢調査2010vs2015)46.6 341
46-01人口最多46.4 348
46-02面積大2位60.0 31
46-03人口密度高3位61.4 21
46-08人口少3位45.2 405
46-09面積小2位50.8 176
46-10人口密度最低51.0 167
47-01初日の出最初67.4 5
47-05隣接市区町村の人口合計最多60.1 29
47-07在留外国人最多54.6 91
47-09可住地面積率最低57.0 51
37回までは、人口、面積、人口密度のトリオ、市名の読み、東西南北端などが繰り返し出題されていて、難易度は低かった。[83538]のコメントが火をつけたのか、38回以降、過去問にない新たな共通項が出題され難易度を高めました(第46回の6問は定番の問題でしたが、出題市が1-3と少なく、別解の誤答を誘ったもの)。とくに、38回の最も孤立、今回の初日の出や、隣接自治体の合計人口は、解答者の意表をつく出題だったと思います。出題者の頭の柔らかさに感心しました。
都道府県別の想定解分析によると、想定解率と解答機会率がもっとも高いのは鳥取県で、上位には市の数が比較的少ない県が並んでいます。4市しかない鳥取県からも必ず該当する47市問題によるところが大きいと考えられます。ちなみに、39問中15問が鳥取市、9問が境港市、8問が倉吉市、7問が米子市と、境港市の健闘が目立ちます。

重箱の隅ですが、問一の共通項に「地表の」を加える必要はありませんか。想定解に影響するかどうかわかりませんが、横浜市は156.4mの釜利谷町ではなく、273mのランドマークタワー展望台だと思います。

[95268]白桃 さん
この問題を解くための参考HP「平成27年国勢調査 - 従業地・通学地による人口・就業状態等集計」は正月三が日間はメンテナンスのため、閉鎖されておりました。私は別にデータを取っていたから問題はなかったのですが、皆様はどうでしたか?。
私は問七の在留外人数の解答のためe-Statを参照しましたが、閉鎖されていて困りました。生活ガイド.comの2010年の国勢調査で盛岡市は県内他市を圧倒的に離していたので、見切り発車しましたが、採点まで一抹の不安を抱えていました。
問七で最初に釜石市を答えて誤答になったのは、問題市がつくば市と伊勢崎市の段階では、第19回問九の偽47市問題(市名の読みの末尾2文字を除くと別の市になる市)が別解として存在したためです。[94857] BEAN さんの
私の見立てだと、問七は釜石と燕は絶対に違うので……!?
には、どうして断定できるのだろうと不思議でした。
[95264] 2018年 1月 15日(月)21:49:19【2】デスクトップ鉄 さん
第47回十番勝負難易度分析
第47回十番勝負の結果を集計し、十番勝負研究所のデータを更新しました。問一の想定解の訂正があり、難易度分析は採点のとおり、想定解分析は出題市の川西市と正答市の高松市を外し、神戸市と東かがわ市を未答市として集計しました。その結果、32回続いた東かがわ市の解答選択率100%が途絶えてしまいました。これをどう扱うか悩んでいます。なお、第1回問一でも誤診があり、正答となった長門市を外して、美祢市を未答市として集計しています。

第47回十番勝負は誤答率が22.8%(偏差値63.9)と高く、総合難易度は47回中5位となりました。トップは第38回ですが、銅メダル獲得時間により難易度が上ったもので、誤答率は14.5%(50.5)でそれほど高くなかった。第38回も想定解47市の出題(県一番が複数の出題もあり、全問が想定解47ではない)でした。47市問題については、別に書きます。

問題市および非該当市を段階的に提示したことと、共通項がわかっても該当市を探すのが難しかったことにより、出題者の「誤答なだらか分布への挑戦」が狙い通りに達成されました。加えて、メダル獲得と完答を目指した解答者が果敢に挑戦したことも誤答率を引き上げました。

難易度が上がると金メダル獲得者がばらけるのですが、今回はシノレパシクソ さんが2個、他の9名が1個ずつ獲得し、金メダル占有度*は13と、10人に分散した第15回の10に次いで2位になりました。
*解答者の金メダル獲得数の二乗和。今回は2^2+1^2*9=13。一人で独占すると、10^2=100

問題別にみると、問一が誤答率50.8%と高く、470問中5位の超難問でした。指標別に今回の十問の名に度を比較すると次のとおり、1位問一、2位問五は共通しています。
銅メダル所要時間問一>問五>問九>問七>問八>問三>問十>問四>問六>問二
誤答率問一>問五>問九>問八>問七>問三>問四>問十>問二>問六
総合難易度問一>問五>問九>問八>問七>問三>問四>問十>問二>問六
完答者回答順**問一>問五>問三>問七>問十>問九>問八>問四>問六>問二
**完答者回答順は、十問完答者28名の正答順に、各問の難易度が十問合計で55になるように数値化したもの。最初の回答で2問正答した場合は、それぞれ1.5、また一発完答は各問5.5。
問1問2問3問4問5問6問7問8問9問10合計
1037383639355
スカンデルベクの鷲5110372948655
深夜特急518.54638.5210755
伊豆之国71.5103.561.593.58555
EMM8293101764555
シノレパシクソ7193421086555
Takashi1015372864955
星野彼方5362817910455
遠州太郎9143728651055
ぺとぺと1019542873655
鳴子こけし91.58341.56107555
白桃1015483729655
デスクトップ鉄6583101429755
まりんぶる~1018.53648.557255
mizutoh1048494444455
かぱぷう9210463815755
桜トンネル7183102645955
さざ波9276834151055
油天神山919492567355
BEAN8.52.54.52.51016.54.56.58.555
なると金時1017.527.534.594.5655
k_ito41.56371.58.558.51055
むっくん4110582693755
くは 93821015.545.5755
穴子家5.55.55.55.55.55.55.55.55.55.555
ピーくん1034.54.5816.526.5955
ソーナンス 5555105555555
うっかりじゅうべえ1027381465955
22158.52079921164185139.51751801540
[94668] 2017年 12月 7日(木)19:51:54【1】デスクトップ鉄 さん
Re: 十番勝負の想定解分析
[94665] N さん
十番勝負研究所のデータをご覧になっていただき、ありがとうございます。主催している五番勝負開催のため、分析記事が後回しになっていました。十番勝負分析に興味をもっている読者がおられることを知って、今後の励みになります。
今回「沼田市の解答選択率100%が途切れる」という結構大きなトピックがありました。
これで現存市で解答選択率100%を維持しているのは東かがわ市と鈴鹿市だけに。
沼田市は、第39回問二を最後に解答機会がなかったのですが、ひさびさに問二と問十の2問出題されました。問十は誰も答えず、解答選択率100%が途切れました。
問七の未答市は想定解分析の対象外のようで杞憂でした。
とりあえず、問七の未答市は想定解、解答機会に含めずに、データを更新しましたが、これはまだ迷っています。少なくとも、他の市と隣接していない26市([94583]の24市に出題市の佐渡市、日向市を加える)は想定解に含めてもよいのではないかと思っています。

追記 他の市と隣接していない市を想定解に加えて再集計し、更新しました。
[94635] 2017年 11月 30日(木)21:02:34デスクトップ鉄 さん
十番勝負改革の評価
第45回開始前の[93003]で出題者は
(4) 共通項は単純で分かり易いものを優先し、厳密な定義や別解の排除にはこだわらない。
(5) 想定解数は出題時に必ずしも提示しない。ヒントとしては利用する。
と出題方法の改革を宣言されました。筆者は終了後の[93656]
新出題方法を極端な例であげれば、出題5市を「仙台市、名古屋市、京都市、岡山市、熊本市」とだけ示す問題です。想定解数が20とも47とも明示されず、非該当市もないので、政令指定都市なのか、県庁所在地なのか判断がつきません。
と書きました。今回の問一でまさにこれがでました(共通項は、都道府県の最多人口市でしたが)。それも出題市は横浜市一市、非該当市と想定解数の提示はなかった。しかし、出題者が[94571]
多様な手掛かりにより、全問理詰めで解に到達可能にしました。
と書かれたように、問二、問三と関連して考えれば、共通項に到達する手掛かりが仕掛けられていました。逆にその仕掛けのために、[94572]ぺとぺと さんが書かれた
いずれも人口、面積、人口密度の都道府県内順位といった単純明快なテーマであったがゆえ、個人的には問題に深みが感じられないというか、解いた時の充実感が従来に比べて少なかったように感じています。
という事態をもたらし、また全体的に難易度を下げました。今回難易度が高かった問六と問七は、想定解数の提示はなかったが、5市提示、非該当市提示のクラシックな出題でした。なお、誤答率が高くなったことにより、総合難易度は押し上げれれましたが、問七で見たように難易度としての誤答率は、改革前後で連続性がなくなったと考えます。

出題者が改革を志向したのは、出題が440問に達し、共通項が枯渇し、新たな共通項を開拓するのではなく、出題方法の変化によって、マンネリを打破しようとしたものと推察します。過去問に若干手を変えた出題が多くなったのは確かです。しかし、[86276][93738] で書いたように、共通項を市を特徴づける自然的・人文的事象の「コト」、市名の表記と読みを対象とする「ナマエ」、市に存在する有形無形の「モノ」に3分類すると、枯渇してきたのは「コト」と「ナマエ」系の共通項だと思います。今回、出題方法の改革によって、共通項がもっとも「コト」系の人口、面積、人口密度に戻ってしまったのは、皮肉な感じがします。
「モノ」については、「大都市外し」のためか最近は出題機会が減少していますが、今回の問六のアニメの聖地や第41回問七のセブンイレブンがない市のように、過去問にない出題がありました。桜通り十文字 さんの銀行支店の表を見てすぐいくつかの問題が浮かんだことからも、開拓の余地がまだ十分あると思います。新規な出題方法は否定しませんが、「モノ」系の出題と併用していただきたいと思います。

全国のJR駅五番勝負は、ここで明日21時開始です。
[94615] 2017年 11月 28日(火)20:00:00【1】デスクトップ鉄 さん
第46回十番勝負難易度分析
[94611]オーナー グリグリさん、[94612]ぺとぺと さん そして[94613]白桃 さん
コメントありがとうございました。多分、グリグリさんやぺとぺとさんがおっしゃっている高尚なことを考えていたわけではないと思います。白桃 さんの
ある特定の市がゲームの展開によって該当市(正答市)にもなるし、非該当市(誤答市)にもなる、このような変化する状態を「非対称」と仰っているのかとボンヤリ思っていました。
は、私が[94610]
隣接する二市のうち先に答えられた市が正答市になり、正答市・出題市の集合と誤答市・非該当市の集合が固定されていないということなら、「非対称」は不適当。
と書いたのにもっとも近いです。やはり、これに適切ではない「非対称」を使ってしまったのですかね。
白桃さんは類題として、第23回の問三を上げられましたが、ペアシティー第1回問七の
第95回全国高校野球選手権記念大会対戦カード校所在市(8月5日の最初の抽選結果以降決勝戦までの対戦すべてが対象)
も、試合の展開によって正答市(ペア)が変化する問題でした。
[94587]k_ito さん
問七は以前あった順位問題とかなり近い形式の問題と感じました。
の順位問題は、正答市そのものは変化しないので、ちょっと違います。

さて、第46回十番勝負の難易度分析です。第46回は、参加した32名が全員完答し、完答率100%の新記録を打ち立てたました。参加者が少なかった(41回以降で最低。有力解答者のなかに、不参加の方がいた)からか、ヒントが繰り返し、共通項そのものまでふみこんで提示されたためか。それ以外に、終了前にフライング気味の感想が投稿されたことも、解答の参考になったと思います。これまでの最高完答率は第40回で、90.3%(2/31)。初期の完答率は低く、最低は第2回の7.1%(2/28)。ほかに第1回、第3回、第7回が10%以下です。

第46回の難易度は、回別にみると総合難易度で46回中22位となりました。銅メダル所要時間は36位でしたが、誤答率が12位と足を引っ張り、難易度を高めました。誤答率が高まったのは、「改革」が始まった第45回からの傾向ですが、今回は前回よりも高かった。問二、問三などにみられるように、出題の迷彩によるものですが、これを見破った[94596] まりんぶる~ さんはすごいですね。

第46回の各問の難易度を指標別にみると、
銅メダル所要時間問十>問二=問三>問九>問七>問六>問五>問二>問一>問四
誤答率問三>問二>問四>問六=問九=問十>問五>問一>問八>問七
総合難易度問三>問二>問四>問十>問九>問六>問五>問一>問八>問七
完答者回答順*問七>問六>問八>問九>問十>問三>問四>問二>問五>問一
と、完答者回答順で最後まで残った問七と問六が、それ以外の難易度指標ではそれほど高くないのです。
[94574]でも書きましたが、問七の総合難易度偏差値が44.0で、今回の10問中10位、全460問中448位(易しい方から13番目)です。問七の誤答率0は、あまりにも多い想定解のおかげでしょう。そのため、別解の共通項でもアウトにならず、銅メダル獲得時間も早まった。
銅メダルではなく、10位あたりのほうが実際の難易度を反映していると思います。しかし、初期の出題は想定解数が少なく、また順位が変動しない限り回答の追加や訂正を認めていて、正確な所要時間が得られないため、連続性のある指標として、銅メダルを使っています。

*完答者回答順は、十問完答者32名の正答順に、各問の難易度が十問合計で55になるように数値化したもの。最初の回答で2問正答した場合は、それぞれ1.5、また一発完答は各問5.5。
問一問二問三問四問五問六問七問八問九問十合計
スカンデルベクの鷲19.59.5243577755
白桃27.5917.561034555
シノレパシクソ1564710328.58.555
星野彼方1.51.565341088855
ぺとぺと1.55.51.55.54739.589.555
千本桜1.5551.5891055555
5555551055555
桜トンネル24.54.57131098655
デスクトップ鉄123451097.57.5655
Takashi3781610524955
油天神山1.53451.510987655
鳴子こけし14.54.56231088855
うっかりじゅうべえ125431097.57.5655
遠州太郎13.53.58291066655
特急とりあたま1107.57.539465255
深夜特急1555591055555
かぱぷう4561321098755
くは1.51.53.583.591066655
全角2文字1238491066655
BEAN3.53.57.53.519.59.567.53.555
なると金時16.56.5236.5106.56.56.555
穴子家5.55.55.55.55.55.55.55.55.55.555
今川焼13.57.57.57.57.5103.53.53.555
般若堂そんぴん36.586.5191053355
さざ波2.52.584.54.591017655
naidesu14.54.56791082355
EMM3562911078455
まりんぶる~2.52.52.52.5561088855
しずしず2.52.58.58.56.5102.56.52.5555
みかちゅう12.5782.591055555
伊豆之国1.53.53.581.591076555
k_ito 5555551055555
合計65.5142.5179.5158136.5233274.5193.5193184
[94610] 2017年 11月 28日(火)09:16:42【2】デスクトップ鉄 さん
Re: 問七の想定解など
十番勝負研究所の難易度分析と想定解分析を更新、第46回の結果を反映しましたが、解説記事を書く前に。

[94574]
十番勝負の問題は、「正答市は出題市と共通の特徴を有し、誤答市は非該当市と共通の特徴を有す」という対称性が成立していました。ところが、問七の出題市は非該当市と隣接関係にありますが、正答市と隣接している市は誤答市となり、正答市と出題市、誤答市と非該当市が非対称になっています。
と書きましたが、何を言いたかったのか、わからなくなりました。
問七の出題市と非該当市、正答市と誤答市はどちらも隣接していて、対称性がありますね。隣接する二市のうち先に答えられた市が正答市になり、正答市・出題市の集合と誤答市・非該当市の集合が固定されていないということなら、「非対称」は不適当。[94572]ぺとぺとさん(追記)と[94604]グリグリさんから賛同いただきましたが、非対称をどう解釈されましたか。
[94574] 2017年 11月 25日(土)21:26:04【1】デスクトップ鉄 さん
問七の想定解など
問七について、フライングの感想が続きましたが、終了したので一言。

その前に、[94571] オーナー グリグリさんの
前回からの改革推進は試行錯誤を繰り返し道半ばですが、それにしても皆さん手厳しいですね。十番勝負には人格はありませんが、全否定されているようで何度も心が折れそうになります。
については、出題当初の否定的な意見が続いた後、2-3日目から改革を評価する意見に変わってきたと思います。問一から問三と問八から問十の対称性など、「多様な手掛かり」が明らかになるにつれ、納得感がでてきたのではないでしょうか。私の評価は別途書きます。

本題の問七に戻って、[94554]白桃さんご提案の問七の共通項
お題の市及び、お題の市も含めた(既出)正答市に隣接しない市
は、たんに「(既出)正答市に隣接しない市」でよいのでは。「お題の市」はもともと解答対象外であり、その隣接市はすべて非該当市として提示されているので、いわずもがなでしょう。

問七を難問にしたのは、十番勝負の大前提を覆したことにあると思います。十番勝負の問題は、「正答市は出題市と共通の特徴を有し、誤答市は非該当市と共通の特徴を有す」という対称性が成立していました。ところが、問七の出題市は非該当市と隣接関係にありますが、正答市と隣接している市は誤答市となり、正答市と出題市、誤答市と非該当市が非対称になっています。私は第2ヒント後に、想定解16市減少を確認し解答しましたが、ずっと違和感をもっていました。よくよく考えてみると、その理由はこの非対称性だったのです。ほかにも、これにとまどった方がおられるのではないでしょうか。

十番勝負研究所の難易度分析によると、問七は難問ではないのです。銅メダル所要時間1:51:46の偏差値は49.45でほぼ平均。誤答率は0%で、総合難易度は第46回の10問中最も低かった。共通項がわからず正答した方もおられるようですが、初期は想定解が多かったといえ、誤答がまったくなかったというのはすごいですね。やはりなにかの気配を感じて、正答市の隣接市を避けていたのですかね。メダル獲得者がどんな共通項を想定して答えられたのか伺いたいです。

追記 ブログで予告しましたが、12月1日から第2回全国のJR駅五番勝負を開催します。出題5駅、想定解数明示のクラシックな方法で行います。多くの方の参加を期待します。
[93738] 2017年 9月 12日(火)12:58:30デスクトップ鉄 さん
続十番勝負想定解分析
[93721]では想定解分析のうち、解答者の立場から解答選択率について紹介しました。次に、出題者がどのような市を含む共通項を選択しているかを分析します。想定解数と解答機会数のトップがそれぞれ京都市、広島市・静岡市であることから、大都市ほど想定解に選ばれる確率が高いことが予想されます。しかしそれが崩れているのが最近の傾向です。
第1回から第45回までを5回ごとに分けて、市の人口規模別に想定解率(想定解/出題機会)の推移をみます(A:100万超、B:50万超、C:30万超、D:20万超、E:10万超、F:5万超、G:5万未満)。
市数1-56-1011-1516-2021-2526-3031-3536-4041-50合計
A11 12.7%17.1%23.8%20.0%18.9%14.5%25.1%10.2%15.5%17.5%
B17 7.4%12.6%17.2%14.1%16.5%12.8%22.4%11.6%17.4%14.7%
C43 7.0%9.3%13.6%12.1%12.1%9.0%12.5%8.6%15.3%11.0%
D38 6.5%8.5%11.0%10.7%9.3%8.8%10.8%8.5%15.1%9.9%
E152 4.2%6.1%7.6%7.4%6.4%7.4%6.6%6.4%10.5%7.0%
F254 3.5%5.8%5.8%6.0%5.2%6.6%5.0%5.5%8.0%5.8%
G276 4.5%6.4%5.3%5.0%4.5%6.5%4.5%5.5%7.0%5.5%
合計791 4.6%6.7%7.2%6.8%6.2%7.2%6.5%6.2%8.5%6.8%
想定解率は、ほぼ人口規模順になっています。しかし、第36-40回以降、AとBの想定解率が逆転しました。まさに筆者が第34回終了後の[80884] で大都市を想定解から外す傾向を指摘したころから、この現象が起きていることがわかります。
その後、第39回終了後の[86276]で、十番勝負の共通項には、市を特徴づける自然的・人文的事象の「コト」、駅、学校等の市に存在する「モノ」、市名の表記と読みを対象とする「ナマエ」があり、このうち大都市外しは「モノ」を共通項とする出題を避けているからだと指摘しました。大都市には多様なモノが数多く存在し、「モノ」を共通項にした出題は大都市が想定解に含まれる確率が高く、「コト」と「ナマエ」は基本的に人口規模に中立です(この点はさらに検証する必要がありますが)。
この共通項の三要素についても、5回ごとの推移を見ます。
1-56-1011-1516-2021-2526-3031-3536-4041-50合計
コト231928252627253335241
モノ1018141516111488114
ナマエ1713810812119795
「コト」、「モノ」、「ナマエ」はほぼ2:1:1で推移してきましたが、第36回以降「コト」のシェアが高まり、「モノ」が減少したことがわかります。因みに第45回は問一と問六が「ナマエ」のほか、すべて「コト」でした。第44回は、問三の学院大学と問七の漁港の「モノ」2問が出題されました。学院大学は久々に100万都市11市中8市が想定解に含まれました。「モノ」の出題としては、セブンイレブンがない市という第41回問七も記憶に残る良問でしたが、非存在ということで、小都市のオンパレードとなりました。
[93721] 2017年 9月 9日(土)12:00:51【1】デスクトップ鉄 さん
十番勝負想定解分析
[93691] で書いた
ポリシー変更には賛否両論がありましたが、新参加者からの感想は投稿されていません。出題方式の変更が参加を後押ししたのか、ご意見を伺いたいです。
について、3名の新参加者から回答をいただきましたが、第45回からの参加を予定しており、出題方式の変更が参加を後押ししたのではないということ。やはり実力ある若手が今回そろって参加したということでしょう。ただし、新出題方式に反対という方はいませんでした。

さて、想定解分析です。新参加者のために解説すると、出題者が解答機会を与える市はどこが多いか、その中から解答者が選択する市はどこが多いかを分析しています。想定解分析(市別)の各項目は、ソートできます。解答機会数(解答可能な問題数)の最大は、静岡市と広島市で81問、これに富山市79、京都市78、大阪市77と続きます。想定解数では京都市が98でトップですが、問題市が20と多く、解答機会数では4位になります。
解答者が解答に選択する市は、解答選択率で示されます。[93643] で書いたように現存する市で解答選択率100%は、東かがわ市(30問)、沼田市(20問)、鈴鹿市(20問)の3市だけです。これに続くのが丸亀市、吉野川市、鳥栖市、金沢市、小松市、小山市、あま市、今治市でここまでが90%を超えます。

第44回終了後の[92693] で分析したように、解答市の選択傾向は、戦国市盗り合戦開始前後の第40回までと第41回以降で大きく変わりました。解答機会率の変化により補正した補正解答選択率(解答選択率*解答機会率/1-40回の解答機会率)では、必要石高10万石以上の大都市と1万石の小都市が減少し、2万石から8万石までの中都市が増加。また、第40回終了時点で領主の石高が1万石の市と領主不在の市がともに増加しました。
第45回でもこの傾向は続いています。今回郡山市、本宮市、下妻市、犬山市、弥富市、守山市、宇陀市で2回の領主交代がありましたが、郡山市は領主不在、守山市を除く5市は開催前の領主石高が1万石以下の市でした。この5市のほか、北斗市、三沢市など29市で領主交代があり、石高0で領主不在だった富谷市で領主が誕生し、計30市と開催前1万石以下の全58市の5割を超えました。
しかし、1万石以下の市の解答選択率は、40.9%で、全市の47.5%を下回りました。これは、問十(メダル獲得がない市)で解答機会が大量に供給され、解答選択率は19.9%(35/176)にとどまったためです。開催前1万石以下の市は、問十の解答機会176のうち、問題市の伊達市(北海道)及び府中市(広島)を除く56市で31.8%を占め、全体の解答選択率を引き下げることになったのです。
(続く)
[93691] 2017年 9月 6日(水)12:18:40【1】デスクトップ鉄 さん
続々・十番勝負改革
今回の十番勝負改革は、出題者が[93553]で書かれたように、
パズルのように理詰めで解くクイズ企画から、戦国市盗り合戦と連動したゲーム企画への転換と言えば分かりやすいでしょうか。
ということでした。これまで議論したように、「理詰めで解くクイズ企画から、ゲーム企画への転換」は、多義的な共通項を暗示する出題市のみを提示し、想定解数と非該当市を示さないことにより、共通項が特定できず、誤答を誘発する結果をもたらしました。
これまでは、問題市と想定解数でがっちり固められた問題を前にして、初心者や新たな参入者は手を出し難い状況であったと思います。ポリシー変更により、誤答のリスクがあるとはいえ、解答書き込みへのハードルを低くする効果はあったと考えます。
たしかに、今回新規参加者が5名(うち3名が10問完答)あり、金メダル2個、銅メダル2個を獲得し、新参加者の参入障壁を低くする効果があったように見えます。しかし、たまたま今回実力のある解答者がそろって参加しただけなのかもしれません。ポリシー変更には賛否両論がありましたが、新参加者からの感想は投稿されていません。出題方式の変更が参加を後押ししたのか、ご意見を伺いたいです。

[93614] k_ito さん
今回の改革の狙いは、わざと上級者に嫌われる問題を出題することで、相対的に上級者と中低級者の差を小さくし、上級者に嫌われても中低級者の参入を増やすことと理解しました。(中略)敢えてさらに注文を付けるならば、上級者を同じ土俵に引きずりおろしてくださることには成功しているけれど、超上級者はまだまだ同じ土俵に降りてきていないようですので、より効果的な改革を進めていただきたい、と思っています。
まさにそのとおりです。「全国の市十番勝負士」の白桃さんをはじめとして、超上級者は今回もよい成績を収めています。今回完答した25名について、第41回から45回までの完答順位と保有石高の増減(メダルと誤答が反映されるので実力を示す指標と判断)を以下に示します(左が完答順位、右が保有石高の増減)。
4142434445平均順位4142434445合計
白桃1144114.22520162915105
鳴子こけし11105526.691018101562
ぺとぺと596335.2151110141767
桜トンネル2201446.2181236211097
まりんぶる~8112122513.4101010121052
3431065.291713101665
Takashi1915700743
シノレパシクソ8000011
k_ito16151725916.4111099948
伊豆之国121214241014.412111091254
海ダイ2181061111.226109101065
EMM101712128.41621109965
k-ace1379261313.614161811867
デスクトップ鉄24171871416138614950
星野彼方4322155.211918111059
スカンデルベクの鷲92113161615121816151475
なると金時14241614171791099441
かぱぷう171315111814.8121010161058
深夜特急1819118191510910101049
さざ波2000008
そらみつ210000-1
くは252726132222.6991091047
穴子家30272307101010
全角2文字2224001068
ソーナンス302831292528.699109946
5回連続完答した解答者は19名います。この19名のうち、平均完答順位一桁(7名)と保有石高の増加65以上(8名)をともに満たす、白桃さん、ぺとぺとさん、桜トンネルさん、Nさん、EMMさんの5名を独断で超上級者とします(超上級者は時代とともに交代しており、あくまでも現時点の超上級者です)。この5名のうちEMMさん以外は、今回も一桁順位で完答し、保有石高の増加はいずれも10以上でした。どんな問題にも柔軟に対応できるのが超上級者ですね。
[93668] 2017年 9月 4日(月)18:06:58【2】デスクトップ鉄 さん
続・十番勝負改革
[93656] の続編で、改革の成果について書くと予告しましたが、その前に[93664] スカンデルベクの鷲 さんと[93665] 白桃 さんのコメントに答えます。
出題者は、部分集合があるときは、上位の集合を共通項とするルールを設けていると思われます。
は、撤回します。「改称が行われた市(市制施行同日のものを含む)(を含む市)」は「市制施行と改称が同日に行われた市(を含む市)」の上位集合です。「部分集合があるときは、上位の集合を共通項とするルール」を突き詰めてゆくと、791市全部の最上位集合になってしまいます。

ただし、問三(問八)の「名称が三(八)で始まる市町村(A)」と「名称が三(八)を含む市町村(B)」の差よりも、「市制施行と改称が同日に行われた市(A)」と「改称した市(B)」のほうが大きいと思います。白桃 さんは質的な差を述べられ、私もこれに同意しますが、(A)と(B)の想定解数の比率も一つの要素だと思います。
(A)(B)(A):(B)
問三73821.12
問八56641.14
問九38501.31
このように、問三・問八と問九の(A):(B)には有意の差があり、共通項を拡大すると、想定解数が増えてしまうのです。

私は、問題市、非該当市と想定解数で線引きができる従来の出題方法を好みます。その意味で問三・問八は同じ5市を問題市とするという仕掛けには感心しましたが、その結果共通項が特定できなくなりました。出題の5市が共通という美しさを残して、問三に登米市など、問八に羽島市などを非該当市として明示し、共通項を「名称が三(八)で始まる市町村に隣接する市」にするのは、改革の趣旨に反するでしょうか。

昨日書いたように、新ポリシーに基づく出題への対応は、第1回採点が出るまで解答を見送るか、または一か八かでメダルを狙いに行くのかの二つの方法があると思いますが、既存の領国を解答するのは避けた方がよさそうです。

追記 問三・問八と問九の(A):(B)の差をもう少し考えてみると、問三・問八は同じ共通項の中の線引きの問題であるのに対し、問九は共通項自体が違うのではないかという気がします。だから、問三・問八のケースでは、当初意図した共通項が「名称が三(八)で始まる市町村の隣接市」であっても、「名称が三(八)を含む市町村の隣接市」の解答を救済する採点がなされるのではないかと。これが頭にあって、初めに「部分集合があるときは、上位の集合を共通項とするルールを設けている」と書いたのだと思います。
[93656] 2017年 9月 3日(日)15:10:36【3】デスクトップ鉄 さん
十番勝負改革
第45回十番勝負は改革記念と銘打ち、出題ポリシーがかなり変わりました。新出題方法を極端な例であげれば、出題5市を「仙台市、名古屋市、京都市、岡山市、熊本市」とだけ示す問題です。想定解数が20とも46とも明示されず、非該当市もないので、政令指定都市なのか、県庁所在地なのか判断がつきません。またこの5市は「旧制高校の所在地」でもあり、さらにその部分集合である「ナンバースクールの所在地」にも該当します。従来は、前者なら姫路市、後者なら金沢市などを問題市に加えるほか、想定解数と非該当市で、共通項を特定できるようにしていました。

これは極端な例ですが、45回問三と問八にも同様の問題がありました。出題市に隣接する自治体は、いずれも三または八で始まる自治体で、これを含む自治体が該当するかわかりません。出題者は問三と問八の出題市をそろえたため、三または八を二字目以降に含む自治体を問題市として選択できなかった。これまでは、想定解数を明示していたので、どちらか特定できましたが、今回問三で南三陸町に隣接する登米市を答えたスカンデルベクの鷲さんには、誤答のリスクがありました。しかし、これが正答と判定されたことは、出題者は、部分集合があるときは、上位の集合を共通項とするルールを設けていると思われます。それなら、想定解数を明示しなくても救済されます。

なお、[93569]白桃さんの
最後に問三&問八について
私は、どっちに転んでも絶対安全牌の鹿角市で答えましたが、問三が「八に接する」、問八が「三に接する」が共通項であっても誰も文句はいえないのでしょうね。
あ~、グリグリさんをもっと信用して問三は「高松市」で答えるべきでした。これだけは心残り。
は、もちろん冗談だと思いますが、問題番号をヒントにする出題は多く、私はそこまで出題者性悪説にはなれません。

解答者が「やられた」と感じる出題であれば、想定解数を明示しないでも許容できると思います。問六は何度も使い古した都道府県の東端市ではなく、「うかんむりの文字が入る市」でしたが、はじめから想定解数を53と明示していたら、誰も引っ掛かりません。これは今回の最良問と思います。出題者の快心作でしょう。初参加で金メダルを取ったうっかりじゅうべいさんには、敬意を表します。初参加だったので過去問に拘泥しない発想ができたのだと思います。

[93578]伊豆之国さんのように、
「第一回採点が出るまでは一切解答しない」という「戦術」を採ることに
する回答者が次回以降増加すると思われます。

一方、今回問一で生じた想定解終了は、想定解数を明示しなかったことによります。多くの解答者の目標は完答だと思いますが、(金メダル以外興味ないという超上級解答者もおられるようですが)今回は常連の方々で完答できなかった方がでました。これまでは想定解終了の予告がありましたが、今回は終了後の通知だけでした。そのため終了後に誤答が発生しています。この誤答は参考とし、市盗り合戦の減点としない救済措置が必要と思います。

改革の成果については、稿をあらためて書きます。

追記:[93574] 第45回十番勝負難易度分析に次の誤りがありました。グリグリさん、限定書き込み解除していただけませんか。
17行「最難問の問一」→「最難問の問四」
[93574] 2017年 8月 27日(日)12:34:36【3】デスクトップ鉄 さん
第45回十番勝負難易度分析
想定解数の確認に時間を要しているので、とりあえず十番勝負研究所の難易度分析(問題別開催回別)をリリースしました。
[93553]オーナー グリグリさん
誤答が多くなりましたので、デスクトップ鉄十番勝負研究所における誤答率偏差値は高くなると思いますが、一方で、所要時間偏差値は低くなると思います。総合偏差値がどのようになるか気になるところです。
開催回別難易度は、銅メダル所要時間が45回中11位、誤答率が13位と、オーナーの想定とは逆の結果になりました。総合難易度は10位でした。誤答率(18.3%)の順位がそれほど高くなかったのは、全45回を通じて集計しているためです。初期の誤答率が高く、第24回以降では今回が最高でした。とくに過去5回の誤答率、40回(3.6%、45位)、41回(5.4%、43位)、42回(5.0%、44位)、43回(6.5%、40位)、44回(10.3%、30位)と比べると、大幅に上昇しました。
逆に銅メダル所要時間難易度は、42回(2位)、44回(4位)と、最近の開催会が高かったので、今回の難易度が低いという印象をもたれたのでしょう。完答所要時間も44回の9位に続く10位で、難易度は高かったといえます(追記1)。

第45回の問題別総合難易度は、問四が今回の最難問で450問中30位、問一75位、問十80位と続きます。
各指標ごとにみると、
銅メダル問四>問十>問七>問五>問六>問二>問一>問九>問三>問八
誤答率問四>問一>問六>問二>問十>問五>問九>問七>問三>問八
総合難易度問四>問一>問十>問六>問二>問五>問七>問九>問三>問八
完答者回答順*問四>問十>問七>問五=問九>問二>問六>問八>問三>問一
と、最難問の問四と難易度が低かった問三、問八を除き、ばらついています。とくに、問一は誤答率に足を引っ張られて総合難易度で75位となりましたが、完答者25名中、最初に問一を正答した回答者が12名(ほかに2問同時2名、4問、9問同時各1名)と、回答順では難易度が最も低かった。別解トラップのため(追記2)、出題直後に五島列島状態を呈したが、第1回採点で共通項が判明し、正答が相次いだという、十番勝負改革の典型的な問題でした。

*完答者回答順は、十問完答者25名の正答順に、各問の難易度が十問合計で55になるように数値化したもの。最初の回答で2問正答した場合は、それぞれ1.5となる。
回答者問1問2問3問4問5問6問7問8問9問10合計
白桃152.596782.541055
鳴子こけし2521086724955
ぺとぺと3421068715955
桜トンネル4831056712955
まりんぶる~2.52.52.5107.5592.567.555
5555555551055
Takashi1287435610955
シノレパシクソ1481073592655
k_ito1571032486955
伊豆之国135.598275.541055
海ダイ1629758341055
EMM3619758241055
k-ace1.553.51071.563.58955
デスクトップ鉄451.5103691.57855
星野彼方1721064835955
スカンデルベクの鷲1721056834955
なると金時1349628571055
かぱぷう341.5865101.59755
深夜特急351.5894101.56755
さざ波3698145271055
そらみつ3627859110455
くは1347.552107.57.57.555
穴子家1.54496.51.56.549955
全角2文字1351033976855
ソーナンス14.538.58.528.54.568.555
50.511891.5223147.510318792.5147.5214.51375

追記1:44回も今回も一抜けは、白桃さんです。今回は回答時間が1時間ほど早かっただけたが、甲子園応援でブランクがあったことを考慮すると、白桃さんが[93569] で書かれたように、今回は44回よりもずっと易しかったということかもしれません。
追記2:問一にはダブルトラップが仕掛けられていました。出題5市はすべて、第31回問三(読みの五十音順で同一都道府県が連続する市)の想定解と一致しています。四文字市がトラップだと思い、こちらの共通項から小金井市を答えたところ、JOUTOUさんを巻き添えにしてしまいました。想定解数が明示されないのは厳しい。
[92693] 2017年 2月 8日(水)21:10:11デスクトップ鉄 さん
第44回十番勝負想定解分析
第44回十番勝負の想定解分析の特記事項は、2問出題された東かがわ市が解答選択率(正答数/解答機会数)100%の連続記録を更新して30問に伸ばしたことと、市制施行初めての十番勝負で富谷市が出題されなかったことでしょう。

[92675]で予告した、戦国市盗り合戦開始前後の解答選択率の変化を、必要石高によって市を5種類に分けて比較します。下の2行は第40回終了時点の領国石高1万石の市と領主不在の市です。左が1-40回、右が41回以降の数値です。
必要石高市数出題機会解答機会数解答機会率解答選択率出題機会解答機会数解答機会率解答選択率
10万石以上135200 743 14.3%77.4%520 80 15.4%53.8%
5-9万石3313200 1437 10.9%69.8%1320 214 16.2%55.6%
3-4万石6325200 2127 8.4%68.6%2520 333 13.2%55.6%
2万石15260190 3547 5.9%67.3%6080 597 9.8%56.3%
1万石530199760 9764 4.9%67.5%21170 1385 6.5%49.5%
合計791303550 17618 5.8%68.2%31610 2609 8.3%52.4%
1万石領国8431010 1185 3.8%58.7%3360 187 5.6%70.6%
領主不在5220700 1778 8.6%66.9%2080 286 13.8%64.3%
領国石高が1万石だった市が解答選択率を58.7%から70.6%に増加しただけで、他はすべて減少しています。しかし41回以降は想定解と解答機会が増加し、総解答選択率が68.2%から52.4%に低下したため、単純な比較はできません。そこで解答選択率の相対的変化を見るために、41回以降については補正解答選択率(解答選択率*解答機会率/1-40回の解答機会率)によって、戦国市盗り合戦開始前後を比較します。

必要石高市数1-40回解答選択率41回以降解答選択率同補正解答選択率倍率
10万石以上1377.4%53.8%57.9%0.748
5-9万石3369.8%55.6%82.8%1.186
3-4万石6368.6%55.6%87.0%1.267
2万石15267.3%56.3%93.8%1.394
1万石53067.5%49.5%66.2%0.981
合計79168.1%52.4%74.9%1.100
1万石領国8458.7%70.6%102.8%1.750
領主不在5266.9%64.3%103.0%1.540
補正解答選択率では、必要石高10万石以上の大都市と1万石の小都市が減少し、2万石から8万石までの中都市が増加しています。また、40回時点で領国石高が1万石の市と領主不在の市はともに増加しました。必要石高1万石の市が減少したなかで、領国石高1万石の市が増加したのは、獲得しやすい市が集中的に解答されたためです。しかし、大都市の選択率が低下しているのに、大都市が多い領主不在の市の選択率が増加しているのは、矛盾しているようにみえます。そこで、領主不在だった52市について、必要石高ごとに比較します。

必要石高市数1-40回解答選択率41回以降解答選択率同補正解答選択率倍率
10万石以上876.8%54.5%53.0%0.690
5-9万石1566.6%61.2%86.0%1.292
3-4万石1771.4%71.4%142.9%2.000
2万石860.3%74.2%255.0%4.228
合計5266.9%64.3%103.0%1.540
必要石高が少ないほど解答選択率が増加し、10万石以上の市は低下しています。とくに2万石の市の解答選択率は、4倍以上に上昇しています。ここでも戦国市盗り合戦を意識した解答者が獲得しにくい市を敬遠する傾向がうかがえます。

必要石高10万石以上の領主不在市を個別にみると次のとおりです。
必要石高1-40回解答選択率41回以降解答選択率同補正解答選択率倍率
札幌市2066.7%25.0%27.8%0.417
仙台市1185.9%60.0%46.9%0.545
さいたま市1376.3%25.0%26.3%0.345
横浜市3879.3%62.5%86.2%1.087
川崎市1574.0%57.1%80.0%1.081
名古屋市2471.9%57.1%62.5%0.870
京都市1576.7%25.0%13.7%0.179
大阪市2878.6%100.0%71.4%0.909
解答選択率が増加したのは、横浜市と川崎市だけです。京都市の選択率が著しく低下しているのが注目されます。大阪市は、解答機会率が増加したため、解答選択率が相対的に低下しましたが、41回以降の解答選択率は100%です。5問すべて深夜特急さんが解答し、領主まであと4万石にせまりました。

なお41回以降解答選択率100%の市は147市あり、領国石高1万石だった市が34市、領主不在だった市は12市です。領国石高1万石の34市は、鹿島市を除きすべて領主交代がありました。2回以上交代した市が15市あり、湖南市と泉南市は4回交代しています。領主不在の12市のうち、小樽市、松戸市、昭島市、茅ヶ崎市、一宮市、西尾市、八尾市、別府市、鹿屋市は領主不在を解消しました。西尾市は、40回までの解答選択率66.7%に対し、41回以降の補正解答選択率が444.4%と6.67倍になりました。

[92691] 白桃 さん
「同一都府県にあって隣接する一定の領域を、他の一都府県との境界線及び分断されない海岸線とともに囲む市」
ではどうですか。
[92688] 2017年 2月 6日(月)07:24:58【2】デスクトップ鉄 さん
続・十番勝負問九
[92638] の続きになりますが、私は[92687]MasAka さんと同様、問九を良問として評価します。
[92685]白桃さんの
共通項をことばで表す努力を怠らないでください。
については、ご自身の
「その市の境界線と、連続する海岸線と、一種類の都道府県境界線、の3つの線でその市が属する都道府県のその市以外の領域を囲む市」
できちんと定義されています。もう少し簡潔にするなら、
「一都府県内の一定の領域を、隣接する一都府県との境界線及び連続する海岸線とともに囲む当該都府県の市」
で、いかがでしょう。

追記:
[92689] 白桃 さん
ただ、これだと屁理屈ですが、[92641]で書いたように自市を一周しても条件に反しない市(例:東かがわ)もあるので、
「同一都府県にあって隣接する一定の領域を、一つだけの都府県との境界線及び連続する海岸線とともに囲む市」
としてはどうでしょうか?
「一都府県内の一定の領域(東かがわ市)」を「当該都府県の市(東かがわ市)」が囲むということはないと思いますが、「同一都府県にあって隣接する一定の領域」が気に入ったので採用します。もっと屁理屈ですが、もし佐賀市と唐津市が合併すると、玄界灘と有明海の海岸線は、長崎県を介して連続しているので、連続する海岸線と長崎県境とともに、佐賀県西部の領域を囲むことになります。したがって「連続する海岸線」は「県境によって分断されない海岸線」とすべきだと気が付きました。ということで、
「同一都府県にあって隣接する一定の領域を、他の一都府県との境界線及び県境によって分断されない海岸線とともに囲む市」
ではいかがでしょう。

[92681] オーナー グリグリさん
十番勝負研究所の分析結果や分析を基にした記事へ少なからず影響を与えてしまい申し訳ありません。
難易度分析においては、問題市と既答市の誤答は誤答率の計算から除外していますが、参考記録扱いとした8件の誤答は誤答率に反映し、難易度分析は変更しません。

やはり今回の問題は出題者の負荷が過大になっていることに起因していると思うので、[92638] で書くのをやめた負担軽減策を二つ提案します。
一つは入門コースの廃止または縮小です。出題と採点、ヒントの呈示などに倍の時間がかかっていますが、所期の目的は達したと思います。第44回では、入門コースに参加した22名のうち、17名が一般コースにも参加し、そのうち11名が先に一般コースを解答した参入者です。第43回は一般コースと連動した出題に意味がありましたが、一般コースからの参入によって問Aが売り切れ、本来の入門コースの解答者が完答できないという事態を招きました。入門コースを全廃しないまでも、年2回のうち1回の開催にしてもよいのでは。また、一般コースからの参入の解禁は、メダルの売り切れとともに、一般コースの完答を条件とすべきだと思います。
もう一つは、初期にはやっていたようですが、完答者がでた後の採点を、完答者に委ねることです。完答後は、手をこまねいて領国が奪われるのを見ているしかない(誤答によって転がり込む場合もありますが)ので、協力してもらえると思います。採点者に共通項と想定解を明示することになるので、今回のようなミスが早く見つかるメリットもあるのではないかと思います。
いかがでしょうか。
[92675] 2017年 2月 4日(土)10:49:46デスクトップ鉄 さん
戦国市盗り合戦の攻防
[92674]で白桃さんが戦国市盗り合戦開始後の解答市の選択傾向について分析されました。当研究所も「想定解分析」の数値を用いて、[91240]で十番勝負開始時点で領国石高1万石だった市の解答選択率が上昇したことを報告しました。大都市の解答選択率は、相対的に低下していますが、第44回終了時点のデータによって別途書き込みます。

その前に、第42回終了後に[89892][89904]で分析した領国の増減の指標について、第44回終了時点のデータでアップデートします。表は、領国を保有する、第44回に参加した解答者33名の各指標です。
領主領国数△43回△40回領国あたり保有石高平均領国石高超過領国石高有効領国石高有効領国化率
1白桃52-1611.46 5.92 13517356.17%
2桜トンネル5181110.92 5.75 10219165.19%
3EMM50-1410.50 7.10 17318251.27%
4ぺとぺと402210.65 4.73 8010957.67%
5k-ace37-3712.54 3.76 617856.12%
6かぱぷう33159.94 6.03 9110854.27%
7まりんぶる~3131110.00 3.42 248277.36%
8深夜特急261713.00 5.46 4110171.13%
9がっくん25-1-514.52 6.40 699156.88%
11今川焼22-1122.09 4.05 404955.06%
12デスクトップ鉄216148.38 1.86 93076.92%
13スカンデルベクの鷲19-2812.00 3.63 224768.12%
14くは17-2-519.94 4.06 323753.62%
15JOUTOU172911.29 4.18 215070.42%
16星野彼方160-126.94 5.50 454348.86%
17まつもとしろくま16-1-218.94 3.94 293453.97%
18伊豆之国161317.63 3.94 164774.60%
19鳴子こけし1631014.69 3.00 74185.42%
21なると金時14-3-1031.93 3.36 182961.70%
24k_ito101107.70 1.90 019100.00%
25BEAN81423.50 4.25 132161.76%
27油天神山70-551.43 5.43 191950.00%
29右左府60-218.50 3.00 61266.67%
31せいこう61411.17 2.83 31482.35%
326159.67 2.67 51168.75%
33遠州太郎6265.00 1.67 1990.00%
34MasAka50-336.20 3.00 7853.33%
35ソーナンス50-132.60 2.60 5861.54%
38ピーくん50121.00 3.80 51473.68%
43海ダイ4-1413.75 1.00 04100.00%
44全角2文字4344.00 1.75 07100.00%
46穴子家31254.33 2.33 3457.14%
66naidesu1-1064.00 4.00 04100.00%
△43回と△40回は、それぞれ第43回、第40回終了時との領国の増減を示します。領国あたり保有石高と平均領国石高は、保有石高と領国石高を領国数で割ったもので、領国獲得の効率を示す指標です。超過領国石高は領主の領国石高と領主狙いの石高(領主狙いの石高が必要石高より少ないときは、必要石高)との差で、無駄打ちの指標です。有効領国石高は領国石高から超過領国石高を差し引いたもの、有効領国化率は有効領国石高の領国石高に対する比率です。

[92674]で白桃さんは、
金沢、福岡、広島、岡山、神戸、高知、奈良、千葉の8市の領主交代は半永久的にないでしょう。
と書かれました。いずれも超過領国石高が大きい市で、金沢41、福岡23、広島20、岡山23、神戸14、高知12、奈良12、千葉7です(ほとんどが必要石高との差で、領主狙いとの差はもっと大きい)。その他の市では、南砺、白山(各17)、善通寺、東かがわ、飯塚、平戸(各10)も、獲得は難しいでしょう。ただし、東かがわは出題されれば、必ず解答される解答選択率100%の市ですが、領主は第38回問九を最後に解答せず、領主以外の解答者によって選択率100%が維持されています。
超過領国石高の最大は、金沢や南砺の領主EMMさんの173万石で、有効領国化率は33名中最低の51.27%です。白桃さんとともに領国数トップタイの46でスタートしたが、領国増加に差が出ているのはこのためでしょう。

一方、第40回時点からもっとも領国を増やしたのは、デスクトップ鉄で7市から21市と14市増加し、3倍になりました。桜トンネルさんとまりんぶる~さんが11、鳴子こけしさんとk_itoさんが10で続いています。とくにk_itoさんはゼロからのスタートで、10市を獲得しました。k_itoさんとデスクトップ鉄の共通点は、領国あたり保有石高と平均領国石高が低いこと。領国数10以上の解答者では二人だけ、平均領国石高が2を割っています。また両名に鳴子こけしさんを加えた3名は、超過領国石高が10以下です。とくにk_itoさんは、超過領国石高0、有効領国化率100%です。かなりの綱渡りをしていることになりますが、このあたりに領国数増加の要因がありそうです。
デスクトップ鉄の平均領国石高が低いのは、1万石の市が21市中12を占めているためですが、[91240]
やはり分散派には限界があり、次回以降は未答市にこだわるポリシーの変更を余儀なくされています。
と書いたように、今回は和泉、南さつまと2回目の市を解答し、正答市重複度が1.037から1.047に増加しました。
[92669] 2017年 1月 31日(火)22:51:50デスクトップ鉄 さん
十番勝負:難易度と金メダリスト
十番勝負研究所の難易度分析(開催会別)に、金メダル占有度という指標を導入しました。第44回十番勝負の金メダリストは計7名。白桃さんが3個、桜トンネルさんが2個、5名が1個ずつ獲得しました。金メダル占有度は、メダリストごとのメダル数の2乗和で、18(=3^2+2^2+1^2*5)となります。10個の金メダルを一人が独占すると100(=10^2)、10人に分散すると10(=1^2*10)になります。これまでの最高は、第30回の46で、桜トンネルさんが6個、EMMさんが3個、がっくんさんが1個と、3人で占有したとき。一方第15回は、金メダルが10人に分散し、占有度は10でした。

第38回終了後の[85051] で、難易度別の金メダル獲得の分析を行い、低難度ほど上級解答者が、高難度ほど一般解答者が獲得する確率が高いと結論付けました。これを44回終了時点のデータにアップデートします。
金メダル獲得数によって解答者をグループ化し、難易度(銅メダル確定時間と誤答率の総合難易度によって全40問を88問ごとに5等分し、易しい方からからA難度~E難度とした)ごとの金メダル獲得数を集計しました。
金メダル数人数メダル総数ABCDE
20以上517336(20.8%)40(23.1%)37(21.4%)36(20.8%)24(13.9%)
10-191014031(22.1%)28(20.0%)28(20.0%)31(22.1%)22(15.7%)
5-985412(22.2%)10(18.5%)10(18.5%)9(16.7%)13(24.1%)
3-410364(11.1%)7(19.4%)6(16.7%)7(19.4%)12(33.3%)
27143(21.4%)1(7.1%)2(14.3%)0 (0.0%)8(57.1%)
123232 (8.7%)2 (8.7%)5(21.7%)5(21.7%)9(39.1%)
6344088(20.0%)88(20.0%)88(20.0%)88(20.0%)88(20.0%)
金メダル20個以上の上級解答者5名は、A難度からD難度までほぼ同じ比率で金メダルを獲得していますが、E難度のメダルが少ない。10-19個の10名もほぼ同様の傾向です。一方、金メダル2個の7名は、14個のメダルのうち半数以上をE難度でとっています。金メダル1個の23名も、E難度の金メダルが最も多く、今回最高難度の問九で初めての金メダルを獲得したMasAkaさんのほか、9名が獲得しています。
低中難度の問題で金メダルを確実に獲得するのが上級解答者で、高難度の問題については一般解答者もチャンスがあるといえます。

もう一つ、金メダル確定時間が短い方からA難度~E難度に分類した金メダル獲得数を示します。
金メダル数人数メダル総数ABCDE
20以上517346(26.6%)40(23.1%)31(17.9%)23(13.3%)33(19.1%)
10-191014029(20.7%)29(20.7%)33(23.6%)27(19.3%)22(15.7%)
5-98547(13.0%)7(13.0%)14(25.9%)18(33.3%)8(14.8%)
3-410364(11.1%)5(13.9%)4(11.1%)11(30.6%)12(33.3%)
27141(7.1%)4(28.6%)4(28.6%)2(14.3%)3(21.4%)
123231(4.3%)3(13.0%)2(8.7%)7(30.4%)10(43.5%)
44088(20.0%)88(20.0%)88(20.0%)88(20.0%)88(20.0%)
似たような結果になりましたが、総合難易度と金メダル確定時間難易度の相関係数は0.4でそれほど高くありません。二つの要素をマトリックス(行が金メダル確定時間、列が総合難易度)で示すと次のようになります。
ABCDE
A2534177588
B24142318988
C151421251388
D18199212188
E6718174088
8888888888440
金メダル確定時間が早い88位までの問題のうち、総合難易度のA難度が25問、B難度が34問ですが、E難度の問題も5問含まれているのです。ちなみにこの5問は次のとおりです。
問題共通項解答者所要時間総合難易度
07-05編入または新設合併で他の市を消滅させ自らの市名が残った白桃0 00:07:4760.15
11-09隣の都道府県庁所在地に隣接するBEAN0 00:10:3755.07
18-01「富士」の付く郵便局のある市(「冨士」は対象外)今川焼0 00:11:2457.01
34-01熊の付く市町村を含む市(市制町村制以降の市町村)k-ace0 00:08:3255.64
39-03県内と県外の各々1つの市と隣接する市桜トンネル0 00:05:1755.16
このマトリックスで、金メダルランキング1位、2位の桜トンネルさんと白桃さんのデータを比較すると興味深いです。
桜トンネルA B C D E 計 白桃 A B C D E 計 
A61263128A32117
B332311B4132111
C441211C123
D1225D14510
E347E1335416
1421126962911714647
桜トンネルさんは、62個の金メダルのうち、A難度とB難度の問題を中心に確定時間88位以内に28個(10位以内に5個)を獲得しています。短距離のスプリンター型といえるでしょう。一方白桃さんは、金メダル47個のうち確定時間ラスト88位までのメダルが16個と最多で、その過半がD・E難度の問題です。マラソンランナー型といえます。
[92654] 2017年 1月 28日(土)13:03:55【1】デスクトップ鉄 さん
第44回十番勝負難易度分析
落書き帳で報告するのが遅れましたが、一昨日、十番勝負研究所の関連ページを更新しました。まずは、難易度についてコメントします。
[92638]で書いたように、問9が総合難易度で15位にランクされましたが、その他の問題は問一が96位に入ったほかは、すべて3ケタの順位でした。回別では、銅メダル所要時間が4位でしたが、誤答率が29位で、総合順位は11位でした。完答所要時間は9位。
44回の問題別難易度は、
銅メダル問9>問1>問2>問3>問7>問4>問5>問10>問6>問8
誤答率問9>問1>問3=問5>問2=問7>問4=問10>問6>問8
総合問9>問1>問3>問2>問7>問5>問4>問10>問6>問8
完答者回答順*問9>問3>問4>問1>問2>問7>問10>問5>問6>問8
と、どの指標でも最難問が問9、最易問が問8で、似たり寄ったりの結果でした。

私が最初に正答した問1の難易度が高かったのが意外でした。この問題の共通項は、33回問4の「同一音で始まる町村に隣接する市」から村を除外したものですが、銅メダル所要時間が大きく増加し、難易度をあげています。
問題銅メダル誤答率総合偏差値順位
33-040 04:49:3219.5%52.3126
44-016 08:34:3215.9%53.996
何人かの方が指摘されている「ユネスコの無形文化遺産」の別解トラップが効いたためでしょうか。
なお、[80154]に記載の第33回問4の未答想定解から、大館市、由利本荘市と上山市が抜けていました。当時は上山市と川崎町は非隣接との認識だったのかもしれませんが、想定解分析の第33回問4にこれら3市を追加して、再集計しました。

ほかにもトラップらしきものが見られました。問3は、出題の5市がすべて「初代領主が現領主の市」でした。非該当の
能美市も同じですが、他はすべて金メダルで領主交代しているので、その辺を考えていたら、ぺとぺとさんが日進市を解答され、違っていることがわかりました。また、問4も別解(あえて書きません)の伊万里市を回答したところ、運よく正答になりました。正しい共通項がわかったのは、ヒントがでたあとでした。

*完答者回答順は、29名の完答者の回答順に、各問の難易度を十問合計が55になるように数値化したもの。
問1問2問3問4問5問6問7問8問9問10合計
白桃2894365110755
星野彼方9561024718355
ぺとぺと1092854716355
桜トンネル8651021947355
鳴子こけし3.53.5983.53.53.57103.555
海ダイ7481063519255
デスクトップ鉄19.56582439.5755
深夜特急9678145210355
油天神山8193246510755
4.54.54.594.54.54.54.5104.555
かぱぷう8109314567255
EMM8435769110255
くは959255519555
JOUTOU5782.52.52.52.5691055
なると金時8107342619555
Takashi4678215310955
スカンデルベクの鷲768.58.5435210155
BEAN2.568.562.52.58.56102.555
MasAka5.55.55.55.5105.55.55.515.555
遠州太郎77572.5942.510155
今川焼5.55.55.55.55.55.55.55.55.55.555
まりんぶる~57.597.5263.51103.555
がっくん6.526.56.56.526.52106.555
伊豆之国96.586.5425110355
k_ito8637254110955
k-ace5493218710655
穴子家449944449455
やましろ5.55.55.55.55.55.55.55.55.55.555
ソーナンス5555555510555
179.5169196.5181114112.5158.595.5254.51341595
[92638] 2017年 1月 26日(木)08:50:23【2】デスクトップ鉄 さん
十番勝負問九
まだ十番勝負研究所を更新できていませんが、問九の難易度は、銅メダル所要時間(6日9時間56分39秒)が23位、誤答率(40%)が17位で、総合難易度はこれが加重されて15位でした。一桁台を予想したのですが、そこまでの難問ではなかったようです。ただし一桁台の超難問は第23回までに集中しており、第24回以降の最難問になりました。

問九には多くの物言いがついていますが、私にとっては「目から鱗」の出題でした。三豊市が該当と判明した後の対応(後述します)を除いては、大きな問題はなかったと思います。第32回の問四が類問で、想定解は25市が共通します。第32回問四の「その市だけに隣接する市町村がある市(同一都道府県内で架橋隣接も含む)」を「その市と都道府県境で同県内の一市町村を囲む市」と読み替え、これを複数の市町村に変更し、海岸線条件を加たのが今回の問九です。ヒントの「複数でも構わない」、「三つで囲んでいる」、「海と県境と」は、共通項をフェアに示しています。

接している県が少なく、海岸線が長い長崎県や愛媛県などに、多数の自治体を囲む該当市が多く存在します。同じ4府県と接している大阪府と富山県を比較すると、大阪府は5市、富山県は1市と、県境の形によって該当市の数に差が出ることがわかります。まさに「幾何学問題」でした。

一つだけ気になったのは、正答となった霧島市が取り囲む「自治体群」は、鹿児島市の場合大隅半島につながる桜島だけで、本体の薩摩半島側が含まれていないことです。長崎県の平戸市も本土だけで平戸島は含まれません。「自治体」の用語は適切でしょうか。

問題は、[92464] MasAka さんが指摘したように、「該当しない市」が訂正された場合の対応に統一ルールがないことです。やはり、第四十三回の問七と同様、出題者による既答扱いに統一すべきであると思います。多忙な出題者はそこまで検討する余裕がなく、一度決めたことは変更できなくなったものと思います。入門編の出題や市盗り合戦の対応を含めて出題者の負荷はかなり高まっていると思います。出題者の負荷軽減策については、別に提案します。

追記:「出題者の負荷軽減策」と書きましたが、出題者が負荷を感じているかどうかわからないので、差し控えます。
[91240] 2016年 8月 18日(木)20:14:42デスクトップ鉄 さん
第43回十番勝負 解答選択率
十番勝負研究所の想定解分析に解答選択率という項目があります。解答機会(想定解-問題市)のうち正答された比率で、解答されやすい市を示す指標です。第42回終了時点で解答選択率100%の現存市は、東かがわ市(28問)、沼田市(20問)、鈴鹿市(18問)と南国市(4問)の4市だけになりました。第43回は、東かがわ市が問題市になっただけで、いずれも解答機会がありませんでした。

出題者は、[90787]
今回は、領国獲得を目指した解答が非常に多く見られました。
と書かれました。これを解答選択率を用いて検証します。

戦国市盗り合戦が開始された後の第41回-43回の3回で、解答選択率100%の市は196市あります。最高は坂出市の6問、次いで米子市が5問で、4問が12市。196市のうち41市が第40回終了時点で領国石高1万石だった市です。その時点で領国石高1万石の市は84市ありましたから、その半数近くがその後3回の十番勝負で出題されれば常に解答されたことになります。

一方この84市の解答選択率が、1-40回と41-43回でどのように変化したかを見ます。
正答未答解答選択率全市の解答選択率
1-40回69648958.7%68.1%
41-43回1094371.7%52.5%
想定解数の増加により全体の解答選択率が低下した中で、84市の解答選択率は著しく増加しました。その結果、この84市の正答109のうち90(82.6%)が領主交代に結び付きました。湖南市と泉南市は、それぞれ4問正答で領主が4回交代し、領主交代寄与率100%となりました。出題者の意見で導入した「最後に正答した解答者」を領主とするラストポイント制が十番勝負を活性化したことがよくわかります。なお84市中、伊達市、矢板市、犬山市、赤穂市、福津市の5市は1問も出題されませんでした。また北本市は2問出題されたのに正答がなく、1問解答機会があった北斗市など9市も、正答がありませんでした。

分散派のデスクトップ鉄は、41回以降未答の石高1万石市を解答するというポリシーで臨んできました(このポリシーにこだわりすぎて、第43回問十で誤答を連発)。その結果、第40回終了時点の7市から、第41回11市(+6-2)、第42回14市(+5-2)、第43回15市(+5-4)と領国が増加しましが、回を重ねるごとに失った市が増えています。他の解答者も1万石市の解答を意識した結果といえます。今回領国の石狩市とみやま市が正答されたものの、いずれも解答者が以前誤答していて、領主交代とならなかったのはラッキーでした。やはり分散派には限界があり、次回以降は未答市にこだわるポリシーの変更を余儀なくされています。
[91216] 2016年 8月 15日(月)21:46:36【1】デスクトップ鉄 さん
第43回十番勝負 難易度分析
十番勝負研究所の各ページを更新し、第43回十番勝負の結果を追加ました。今回は、問Dが一般コース以上に難しかったという感想があったので、十番勝負入門コースの難易度分析をリリースしました。十番勝負入門コースの問題別難易度において、43回問Dの総合難易度は、第38回問K(都道府県で総画数が最も少ない市)に次いで2位に入りました。また回別総合難易度は、第38回を抜いて第1位。Takashiさんが問Dの銅メダルを最後に完答しましたが、この完答所要時間は、10日 01:52:07で断トツの1位でした。問D以外の問題もおしなべて難しかったといえます。

一般コースの難易度は、比較的低かった。問四が総合難易度100位で最難問、以下問三(136位)、問十(150位)、問五(152位)と続きます。問三、四、五の3問は、銅メダル所要時間は変わらず(Nさんが一発完答で銅メダルを獲得)、誤答率で差が付きました。回別でみると、総合難易度32位、完答所要時間19位という結果でした。

指標ごとの難易度は次のとおりです。
銅メダル:問四=問三=問五>問六>問八>問十>問一>問九>問七>問二
誤答率:問十>問四>問九>問三>問一>問八>問五>問二>問七>問六
総合難易度:問四>問三>問十>問五>問八>問九>問一>問六>問二>問七
完答者回答順:問三>問四>問六>問九>問五>問八>問十>問七>問一>問二
誤答率で問十がトップになったのは、確信犯的誤答を重ねたデスクトップ鉄の責任ですが、これについては想定解分析で改めて書きます。

完答者回答順は、回答者が何問目に正答したかを示すもので、同時回答は合計が55になるよう調整しています(一発完答は各5.5点)。上記は平均値ですが、次のようなバラツキがあります。
問一問二問三問四問五問六問七問八問九問十合計
11200001311027
1.512000000104
2610100513522
2.500001001002
3820150232225
3.5212012211012
4200132422319
4.511001101016
5532154544841
5.5111111112212
6302223363529
6.5100211111210
7113312441222
7.500120100004
8005364220123
8.500211201108
9007432025023
9.5002411002010
10005605013121
12066.5252247186.5218.5141179191158.51760
個数32323232323232323232320
平均3.75 2.08 7.88 7.72 5.83 6.83 4.41 5.59 5.97 4.95 55
標準偏差2.29 4.52 2.06 1.67 1.86 1.45 1.83 1.57 1.42 2.21 10.38

ところで、今回国勢調査の人口変動問題が10問中3問も出題されました。これは、酒よりも(と同じくらい)人口が好きな某研究所長の優遇ではないでしょうか。
[89904] 2016年 1月 30日(土)21:07:03【3】デスクトップ鉄 さん
十番勝負-解答者分析(2)
筆者は[88027]で戦国市盗り合戦の保有石高が多い回答者が必ずしも領国を獲得していないことについて、
保有石高が必ずしも領国数につながらないのは、選挙において得票数が必ずしも議席数に比例しないことと似ています。一票の格差や小選挙区制による死票といった問題が、戦国市盗り合戦にもみられます。
と書きました。この戦国市盗り合戦と選挙とのアナロジーを検討します。
一票の格差は、1領国を獲得するのに1万石から38万石まで最大38倍の格差があることに表れています。また、戦国市盗り合戦は1国1領主の小選挙区ですから、死票が大きくなります。死票には領主以外が投じた石高と、領主が必要以上に投じた石高(無駄撃ち)の2種類があります。
[89892]で「領国あたり保有石高」の変化が領国数の増減を示す指標として有効であると書きましたが、より正確には「領国石高」を領国数で除した「平均領国石高」が有効です。領主以外が投じた死票は、「領国化率」を100%から差し引いた「非領国化率」に等しくなります。無駄撃ちについては、領主の領国石高と領主狙いの石高(領主狙いの石高が必要石高より少ないときは、必要石高)との差を「超過領国石高」とします。厳密には領主狙いと同じ石高では領主になれないこともありますが、計算を単純化するためこのように定義しました。「領国石高」から「超過領国石高」を差し引いた数値を「有効領国石高」とし、「有効領国石高」の「保有石高」に対する比率を「有効領国化率」とします。
[89892]で比較した37名について、これらの指標を下表に示します。
領主領国数領国あたり保有石高領国石高平均領国石高超過領国石高有効領国石高有効領国化率
白桃569.86 3125.57 12718533.51%
EMM4910.31 3356.84 16616933.47%
ぺとぺと439.40 1884.37 7411428.22%
桜トンネル4112.22 2325.66 9014228.34%
k-ace3512.43 1313.74 597216.55%
かぱぷう319.74 1805.81 819932.78%
がっくん2812.25 1595.68 669327.11%
まりんぶる~2710.67 792.93 166321.88%
いっちゃん2421.96 863.58 37499.30%
深夜特急2413.29 1225.08 398326.02%
くは2214.55 753.41 324313.44%
今川焼2122.24 914.33 424910.49%
まつもとしろくま1915.11 723.79 314114.29%
おがちゃん1811.00 804.44 295125.76%
なると金時1725.24 533.12 21327.46%
スカンデルベクの鷲1711.59 563.29 243216.24%
KK1619.88 623.88 164614.47%
デスクトップ鉄1411.21 241.71 61811.46%
星野彼方1330.92 796.08 45348.46%
伊豆之国1320.23 483.69 133513.31%
鳴子こけし1315.92 262.00 32311.11%
JOUTOU1313.23 665.08 234325.00%
油天神山842.00 405.00 16247.14%
ピーくん712.71 142.00 21213.48%
k_ito78.43 142.00 01423.73%
BEAN534.20 244.80 10148.19%
ソーナンス528.80 102.00 285.56%
せいこう512.40 142.80 21219.35%
49.00 92.25 4513.89%
海ダイ49.00 51.25 0513.89%
穴子家347.67 51.67 142.80%
遠州太郎33.00 41.33 0444.44%
みかちゅう242.50 73.50 344.71%
林檎侍160.00 44.00 135.00%
naidesu147.00 44.00 048.51%
hamatsu133.00 11.00 013.03%
桜通り十文字14.00 11.00 0125.00%
平均領国石高の領国数5以上のトップは、デスクトップ鉄でした。[89896] k_itoさんと同様、1万石で獲得可能な市に解答を集中したためですが、メダルが少ないこととともに、領主決定ルールの「最後に正答した解答者」の恩恵を受けており、トップとして褒められたものではありません。1万石で獲得できる市は、回を追って減っており、今後も分散派として領国を拡大できるかはなはだ疑問です。
「超過領国石高」のトップは、EMMさん(+166)で、金沢市(+38)や南砺市(+17)など他を圧倒しています。このうち金沢市には戦国市盗り合戦開始後も2万石積み増しています。2位は白桃さん(+127)ですが、岡山市(+23)、善通寺市(+10)、東かがわ市(+10)などEMMさんほど多くなく、市盗り合戦では新領地開拓につとめています。第40回終了時点には領国数トップの46で並んでいた両雄は、第41回は白桃さん、第42回はEMMさんが最初に十問完答し健闘していますが、「超過領国石高」の差が領国数増加の明暗を分けたといえるでしょう。3位は桜トンネルさん(+90)、4位はかぱぷうさん(+81)で、それぞれ広島市(+20)、神戸市(+14)と、福岡市(+22)の超過石高が大きいです。
「有効領国化率」の10%以下には、第40回以降領国数を減らした解答者が多く含まれており、この指標の有効性がうかがえます。

#「超過領国石高」の厳密性を高めるため、定義を「領主の領国石高と領主狙いの石高(領主狙いの石高が必要石高より少ないときは、必要石高)との差」に変更し、表と解説の数値を改訂した。
[89892] 2016年 1月 29日(金)21:07:57【2】デスクトップ鉄 さん
第42回十番勝負-解答者分析
戦国市盗り合戦は第40回十番勝負の終了後最初の集計が行なわれましたが、領主はその後開催された2回の大会でかなり変化しました。下表は、第42回終了時点の領国保有者のうち、41回と42回に参加した39名の各指標を示したものです(第42回終了時点の数値、△は第40回終了時点との差を示す)。
領主領国数(A)保有石高(B)正答市重複度領国あたり保有石高(B/A)
白桃5610552451.591 0.038 9.86 -1.16
EMM493505362.099 0.088 10.31 0.11
ぺとぺと435404261.422 0.058 9.40 -0.55
桜トンネル411501301.252 0.037 12.22 0.44
k-ace355435301.071 0.022 12.43 -1.07
かぱぷう313302222.291 0.121 9.74 -0.26
がっくん28-2343192.057 0.024 12.25 1.45
まりんぶる~277288201.349 0.079 10.67 -2.73
いっちゃん24-7527281.060 0.000 21.96 5.86
深夜特急245319192.333 0.135 13.29 -2.50
くは22-1320181.277 0.048 14.55 1.42
今川焼210467181.092 0.008 22.24 0.86
まつもとしろくま191287301.005 -0.001 15.11 0.83
おがちゃん180198-11.366 0.000 11.00 -0.06
なると金時17-7429191.130 -0.001 25.24 8.15
スカンデルベクの鷲176197301.098 0.024 11.59 -3.59
KK162318101.056 0.032 19.88 -2.13
デスクトップ鉄147157211.032 -0.005 11.21 -8.21
星野彼方13-4402201.080 -0.005 30.92 8.45
伊豆之国130263231.285 0.046 20.23 1.77
鳴子こけし137207191.065 0.009 15.92 -15.41
JOUTOU135172241.145 0.093 13.23 -5.27
油天神山8-4336201.046 -0.003 42.00 15.67
ピーくん7389171.262 0.076 12.71 -5.29
k_ito7759211.283 0.101 8.43
BEAN51171201.223 0.022 34.20 -3.55
ソーナンス5-1144181.164 0.049 28.80 7.80
せいこう5362191.268 0.112 12.40 -9.10
4336261.071 0.071 9.00 -1.00
海ダイ4436201.057 0.057 9.00
穴子家3214371.088 0.012 47.67 -88.33
遠州太郎33991.111 3.00
みかちゅう2-185111.309 0.047 42.50 17.83
林檎侍1-16061.370 0.062 60.00 33.00
naidesu1047141.061 0.030 47.00 14.00
hamatsu1133201.269 0.269 33.00
桜通り十文字11411.043 -0.002 4.00
領国数増加の1位は白桃さんで、46市から56市に領国を10増やしました。2位タイは、7市増やしたまりんぶる~さん(20→27)、デスクトップ鉄(7→14)、鳴子こけしさん(6→13)とk_itoさん(0→7)の4名。以下、6位(+6)スカンデルベクの鷲さん、7位タイ(+5)ぺとぺとさん、k-aceさん、深夜特急さん、JOUTOUさんと続きます。一方、いっちゃんさんとなると金時さんが7市、星野彼方さんと油天神山さんが4市、それぞれ領国を減らしました。
[88663]に書いたように、市盗り合戦は集中派が有利とのことで、分散派から転向する解答者が続出しました。今回初参加の遠州太郎さんを除く36名中、29名が正答市重複度を増加させています(増減なしが1名)。重複度が減少した6名のなかに、領国数を大きく減らしたなると金時さん、星野彼方さんと油天神山さんの分散派が含まれています。しかし分散派のデスクトップ鉄は重複度を低下(20の正答すべてを新たな市で解答)させながら、領国を倍増しました。また、正答市重複度(集中度)が高まったのに、領国を減らしたいっちゃんさん(重複率:1.0599→1.0603)やがっくんさんの例もあります。
正答市重複度よりも、領国獲得の効率性の指標となる「領国あたり保有石高」の方が領国数増加の指標として有効のようです。領国を5以上拡大した9名(40回時点で領国のなかったk_itoさんを除く)はすべて、領国あたり保有石高を減少させ、獲得効率を高めました。「領国あたり保有石高」の指標の有効性については、あらためて書きます。

[89867] 白桃 さん
(とは言いつつ、地味に専守防衛に徹します。デスクトップ鉄さん、信用してください。^j^)
上述した領国数増加トップの実績に加え、[89887] の書き込みを読むと、まったく信用できません。
[89877] 2016年 1月 25日(月)22:12:53【1】デスクトップ鉄 さん
第42回十番勝負-難易度分析
第42回十番勝負の難易度分析です。回別にみると総合難易度は、42回中7位(1位は全10問を「47+市」問題で統一した第38回)。銅メダル所要時間は第38回に次ぐ2位でしたが、誤答率が41位と易しい方から2番目だったためです。十問完答所要時間は、第38回、第11回に次ぐ3位でした。問題別では、問六の総合難易度が16位で、今回の最難問。銅メダル所要時間は第11回問一(市制施行日が土曜日)に次ぐ2位でした。易しかったのは問三で、総合難易度386位でした。

ヒント呈示が第38回の9日23:17:29にくらべて、8日20:59:59と、1日強早かったことも難易度を下げた理由だと思います。ヒント呈示後のメダルは、第38回の4個(金1、銅3)に対し、5個(金1、銀2、銅2)でした。誤答率が回を重ねるごとに低落傾向にあることと、メダル獲得所要時間がヒント呈示時間に左右されることを考えると、回をまたがる難易度分析には限界があります。その意味で、同一回の問題ごとの難易度分析として、第40回から行っている十問完答者の解答順による難易度を以下に示します(同時に複数の問題を解答した場合は平均し合計が55になるように調整)。
順位問1問2問3問4問5問6問7問8問9問10合計
10018010000423
1.501200000014
2111030581525
2.500000000000
3320110256323
3.510000000214
4120512113521
4.5223221212118
5251320511323
5.5221221111114
6610371421025
6.5211231002012
7400212310316
7.500011000002
8140114200114
8.5120225123018
9322314222021
9.501010002116
10030118134021
169181.571.5182164235157153170.5111.51595
平均5.83 6.26 2.47 6.28 5.66 8.10 5.41 5.28 5.88 3.84 55
標準偏差1.61 1.39 4.09 1.35 1.61 2.22 1.68 2.04 1.61 1.74 8.32
平均順位は、問六が8.1で最難問で、問三が2.47でもっとも易しく、順当な結果となりました。しかし問六は、最後に解答した人が8人いた一方、4位も2名。一方問三は29人中18人が最初の解答で、バラツキが小さかった。

出題者は[89443]で問題別難易度を
問二=問十>問六>問四=問五=問七>問一=問八>問三=問九
と想定されましたが、
問六>問二=問四>問一=問五=問九>問七=問八>問十>問三
となり、出題者の想定はかなり外れました。とくに問十の難易度は想定よりもかなり低く、問九は高かったといえます。

出題者が[89443]でおっしゃったように、問題市の選択で難易度を上げたというのはそのとおりでした。その共通項にとってより特徴的な市を問題市とすることによって、難易度は下がります。最難問だった問六の問題市に蕨市が含まれていたら、もっと簡単だったでしょう。もう一つは迷彩による難問化です。出題者は「市区町村隣接関係一覧」ページの作成中、八から始まる5市がすべて政令指定都市に、それも1行政区のみに隣接していることを発見して、問八を思いついたのでしょうね。「政令区を含む市区町村隣接関係一覧」は、推理小説のように解決への手がかりをフェアに残しておく布石だったわけですが、まんまとしてやられました。おっしゃるように全十問の共通項はきわめてオーソドックスで、とくに問六は新型の「47+市」問題で、良問だったと思います。
[89861] 2016年 1月 24日(日)21:39:43【1】デスクトップ鉄 さん
第42回十番勝負-解答の選択
第42回十番勝負の結果を反映してデスクトップ鉄十番勝負研究所の難易度・想定解分析ページを更新しました。詳細な分析結果はあらためて書き込みますが、一つだけ特徴的なことを紹介します。

第2回から第41回まで25問の解答機会があり、解答選択率が100%だった鳥栖市の連続解答記録が途絶えました。今回想定解となった問三と問七の2問のうち、問三の解答がなかったためです。これにより現存市で、解答選択率100%を維持しているのは、東かがわ市(28問)、沼田市(20問)、鈴鹿市(18問)と南国市(4問)の4市だけとなりました。このうち鈴鹿市と東かがわ市は、今回それぞれ1問出題され、連続解答記録を伸ばしましたが、東かがわ市(問三)は35の正答中30番目にm#さんが解答したもので、危ういところでした。

この解答傾向には戦国市盗り合戦が影響しています。鳥栖市の領主石高は5万石、東かがわ市に至っては16万石です。領地狙いの解答者がこれらの市を避けるのもやむをえません。逆に言えば、現領主は安心して新領地開拓に向かえるのです。戦国市盗り合戦開始直後は「専守防衛に徹する」とおっしゃっていた、領国石高300万石を超す大大名は、今回領国を5増やしました。問三についても、現領国の石高積み増しはせず、かっての領国を解答し、奪回されました。

[89852] 白桃さん
[89857]グリグリさん
領主が不在になった領国を再度同じ領主が獲得したときは「二代目領主」となること、了解しました。

#タイトル変更
[88682] 2015年 8月 19日(水)08:05:00【2】デスクトップ鉄 さん
十番勝負関連フォロー
[88679] N さん
「三重県の市だけで」のハードルが意外と高いかもしれません。
気になって過去開催回の想定解を軽く調べてみたのですが、これを達成できる可能性は今まで一度もなかったようです。
第38回は、三重県の市だけで解答することができました。この回は、全十問が「47(+)市問題」で、想定解に全47都道府県の市が最低1市含まれていました。三重県のほか、秋田県、埼玉県、新潟県、富山県、京都府、奈良県、和歌山県、島根県、広島県、山口県、香川県、愛媛県、長崎県、熊本県、鹿児島県の市は問題市に含まれず、全問同一県の市を解答する機会がありました。しかし、全十問同一県から答えた解答者はいません(白桃さんの香川県は4問)。

[88678] オーナー グリグリさん
カムバック賞の定義次第でしょうね。十番勝負研究所長、いかがでしょうか。
デスクトップ鉄は、第16回を最後に連続13回参加せず、第30回で復帰しました。JOUTOUさんの不参加は9回連続なので、却下です。

[88681] オーナー グリグリさん
「元領主」の国数を数える際に消滅市の扱いを決める必要があります。
私が「元領主」国数の追加を要望したのは、[88019] いっちゃん さんの「分散派にも光を」によります。現在参加している、また今後参加するだろう分散派に何らかのモチベーションを与える指標がほしいと思ったからです。消滅市は考慮せず、現市名になった以降の「元領主」をカウントすればよいと思っていました。
[88677] 2015年 8月 18日(火)20:49:08【2】デスクトップ鉄 さん
正答数と保有石高
[88664] k-ace さん
福島県、佐賀県、大分県の領主らしいのですが、メダルの関係でたまたまなんでしょう。福島県はメダル4(金1銀2銅1)、佐賀県はメダル3(金2銀1)、大分県はメダル2(金2)。大分県は金2(=10)とその他5で領主?
そうなんです。k-ace さんの正答数は、福島県が8(5位)、佐賀県が5(7位タイ)、大分県が7(4位タイ)と決して多くないのですが、メダルが石高を押し上げ、総領主になっています。

正答数トップと領国石高トップが異なっている県が次のとおり15ありますが、メダル効果によるところが大きいです。またオウンゴールで石高を減らしている方もいます。
都道府県総領主(*領主狙い)領国石高正答数トップ正答数正答市数
北海道おがちゃん59おがちゃん4122
青森なると金時17なると金時1210
岩手*鳴子こけし10いっちゃん87
宮城*くは13くは135
秋田右左府18右左府2311
山形般若堂そんぴん18般若堂そんぴん219
福島k-ace17菊人形118
茨城*EMM22今川焼2019
栃木*ぺとぺと13G188
群馬*白桃16おがちゃん179
埼玉*MasAka23でるでる2519
千葉まりんぶる~92まりんぶる~8336
東京*伊豆之国26伊豆之国2413
神奈川*ぺとぺと58ぺとぺと4415
新潟EMM50EMM3111
富山EMM68EMM4910
石川EMM103EMM8311
福井EMM44EMM308
山梨むじながいり12いっちゃん88
運び屋A86
むじながいり84
長野*せいこう13せいこう169
岐阜ぺとぺと25882111
静岡*8833883315
愛知*8849884924
三重桜トンネル17今川焼1414
滋賀深夜特急18深夜特急198
京都深夜特急34深夜特急319
大阪*深夜特急81深夜特急7923
兵庫今川焼72深夜特急4720
奈良深夜特急43深夜特急4110
和歌山桜トンネル18いっちゃん87
深夜特急84
鳥取桜トンネル16桜トンネル74
島根いっちゃん14いっちゃん98
岡山白桃66白桃4913
広島桜トンネル27ピーくん2610
山口かぱぷう25かぱぷう227
徳島がっくん36がっくん348
香川白桃74白桃478
愛媛がっくん46がっくん4310
高知がっくん60がっくん6711
福岡かぱぷう128かぱぷう14926
佐賀k-ace15中島悟137
長崎でるでる29でるでる259
熊本*かぱぷう12かぱぷう128
大分k-ace15かぱぷう136
宮崎桜トンネル16いっちゃん99
鹿児島白桃1888156
沖縄くは13くは147
[88595] N さん
初参加した前回からクイ図、ペアシティと続けてきたヒント前一発完答は途切れてしまいましたが、懲りずに今後も狙っていきます。
#目標は三重県の市だけでヒント前一発完答&完答順1着!
一発完答で三重県の複数市の領主と、総領主になったらすごいですね。一発完答にこだわらず、メダル争いに参入されたら、次回に確実に達成できると思います。

# 表を追加
[88663] 2015年 8月 17日(月)19:57:23デスクトップ鉄 さん
第41回十番勝負解答者分析
難易度分析、想定解分析に続いて、解答者分析です。戦国市盗り合戦開始後初めての十番勝負でしたが、参加者36名、完答者30名で第40回にくらべてそれぞれ5名、2名増加しました(これまでの最多は、参加者が第22回の65名、完答者が第19回と第28回の36名)。また、第40回終了時点に領国がなかったk_itoさんが5市、hamatsuさんが4市を獲得し、戦国市盗り合戦による十番勝負の活性化の狙いは成功したといえるでしょう。

戦国市盗り合戦により、解答者の解答傾向が大きく変化しました。総じていえば、分散派から集中派への転向です。次の表は今回完答した30名の、正答市重複度と領国数の変化を示したものです。
解答者正答数正答市数重複度同(40回)正答市増加領国数同(40回)領国増加
いっちゃん3973751.059 1.060 102931-2
今川焼3843531.088 1.084 821210
白桃3752381.576 1.553 351465
EMM3701792.067 2.011 047461
なると金時3653231.130 1.131 92024-4
かぱぷう3291472.238 2.170 032284
星野彼方3283031.083 1.085 101417-3
がっくん3151522.072 2.033 230300
k-ace3072901.059 1.049 732302
深夜特急2981312.275 2.198 022193
くは2942331.262 1.229 225232
桜トンネル2932371.236 1.215 440400
油天神山2862731.048 1.049 101012-2
ぺとぺと2801991.407 1.364 138380
まりんぶる~2451871.310 1.270 224204
伊豆之国2381891.259 1.246 61113-2
鳴子こけし2192081.053 1.056 101165
BEAN1831501.220 1.201 634-1
まつもとしろくま1771761.006 1.006 1018180
スカンデルベクの鷲1691561.083 1.074 814113
デスクトップ鉄1501451.034 1.037 101174
ソーナンス1461291.132 1.115 746-2
JOUTOU1321191.109 1.052 31385
ピーくん93741.257 1.186 4642
k_ito49391.256 1.182 6505
naidesu43411.049 1.031 901-1
まるか28251.120 1.125 9000
海ダイ27261.038 1.000 9101
hamatsu23191.211 1.000 6404
20201.0001.00010211
重複度2.0を超える極端な集中派のEMMさん、かぱぷうさん、深夜特急さんは、今回の正答市数増加がゼロで、全て既正答市から回答し、重複度がさらに増加しました。この3名と同じ集中派の白桃さんは、いずれも領国数を増やしました(がっくんさんは、±0)。また、分散派からの離脱を表明されたJOUTOU さん([88592])、スカンデルベクの鷲 さん([88620])とk-ace さん([88651])の3名も、そろって領国を増加しました。

30名中重複度を下げたのは、9名しかいません(Nさんは1.000で同じ。まつもとしろくまさんは小数点4位でマイナス)。また、全て既正答市以外から選択し、正答市数を10市増加したのは7名です。このいずれかの基準を満たす分散派9名のうち、領国数を増加させたのは、鳴子こけしさん、Nさんとデスクトップ鉄だけです。鳴子こけしさんが今回領主となった5市は、全て1万石の領国でした。デスクトップ鉄も今回6市獲得し、2市失って、純増4市でしたが、青梅市を除くといずれも1万石の領国。分散派にとって、下剋上と移封は避けられないのです。

[88166]
アノ市を答えればアノ県初の領国獲得となったのですが、アノ市は既正答市なので断念。やはり魂(ポリシー)を売ってまで領国を狙うのは性に合いません。あくまで正答市数に拘ります。
と宣言されたいっちゃん さんと、星野彼方さん、油天神山さんは、分散派の矜持を保って、領国数を減らしました。しかし既獲得領国数は、いっちゃんさんが125市でトップです。[88027] で書いたように、ぜひ領主編に「元領主」国数を追加していただくようお願いします。
[88647] 2015年 8月 14日(金)21:24:47デスクトップ鉄 さん
都道府県ごとの総領主
[88541]オーナー グリグリさん
都道府県の総領主については元々の構想の中に入っており、都道府県の市部人口(東京都は特別区部の人口を除く)をそのまま市盗り合戦と同じルールに適用するのがシンプルで分り易いだろうと考えています。メダル加算を除いて正答数だけで判定する考えもありますが、やはり同一ルールにして、あくまでもメダルも含めた石高狙いを重視する方が良いだろうと考えています。
自分でも興味があり、オーナーはお忙しそうなので、エクセルで集計してみました。解答者全員のデータを集計するのは大変なので、まず保有石高100万石以上の40名について、市の保有石高を都道府県別に集計しました。[87222]で示した第40回終了時点の県別正答数トップ者のうち、この40名の中に含まれない解答者については、当該県のみ集計し、40名の数字と比較しました。おそらくこれでカバーできていると思いますが、抜けがありましたら、ご指摘ください。なお、必要石高に達しない県のみ、領国石高のトップを領主狙いとして記しています。

都道府県領民数必要石高総領主領国石高領主狙い領国石高
北海道4,398,939 44おがちゃん59
青森1,021,666 11なると金時17
岩手1,057,607 11鳴子こけし10
宮城1,914,438 20くは13
秋田937,849 10右左府18
山形900,156 10般若堂そんぴん18
福島1,536,339 16k-ace17
茨城2,648,082 27EMM22
栃木1,736,316 18ぺとぺと13
群馬1,681,763 17白桃16
埼玉6,729,224 68MasAka23
千葉5,985,587 60まりんぶる~92
東京4,151,178 42伊豆之国26
神奈川8,801,561 89ぺとぺと58
新潟2,233,229 23EMM50
富山980,943 10EMM68
石川1,007,081 11EMM103
福井689,855 7EMM44
山梨717,363 8むじながいり12
長野1,679,061 17せいこう13
岐阜1,726,069 18ぺとぺと25
静岡3,465,707 358833
愛知7,044,938 718849
三重1,592,886 16桜トンネル17
滋賀1,339,230 14深夜特急18
京都2,481,534 25深夜特急34
大阪8,666,622 87深夜特急81
兵庫5,279,826 53今川焼72
奈良1,091,374 11深夜特急43
和歌山757,730 8桜トンネル18
鳥取424,923 5桜トンネル16
島根624,115 7いっちゃん14
岡山1,808,093 19白桃66
広島2,657,589 27桜トンネル27
山口1,350,458 14かぱぷう25
徳島572,273 6がっくん36
香川827,018 9白桃74
愛媛1,264,285 13がっくん46
高知602,300 7がっくん60
福岡4,437,098 45かぱぷう128
佐賀690,421 7k-ace15
長崎1,239,439 13でるでる29
熊本1,445,863 15かぱぷう12
大分1,115,924 12k-ace15
宮崎929,756 10桜トンネル16
鹿児島1,475,567 15白桃18
沖縄1,100,321 12くは13
必要石高のハードルが高く、群雄割拠の関東は、千葉県以外領主不在です。大阪府は、次回にも深夜特急さんが獲得しそうですね。

デスクトップ鉄十番勝負研究所・分析記事集を作成し、研究所トップページからリンクしました。この記事も追加します。
[88637] 2015年 8月 13日(木)08:37:50デスクトップ鉄 さん
第41回十番勝負想定解分析
[88619][88624]の難易度分析に続いて、第41回十番勝負の想定解分析です。

第41回の想定解数は合計747、全市が該当する順位問題があった第30回、第32回、第34回を除くと最大となりました。問七が213あったことが大きいですが、最小も問三の39で、参加したほぼ全員が十問完答できるよう配慮されていました。今後もこのレベルを維持していただきたいと思います。

4問の加須市、境港市、松江市、宇部市、熊本市、うるま市、宮古島市7市が最大で、あいかわらず西高東低の傾向が続いています。3問は稚内市など32市で、政令指定都市と県庁所在地が8市含まれており、想定解から大都市を外す傾向は弱まりました。しかし盛岡市は3問すべてが出題市に含まれ、解答機会がなく、初代領主を目指した解答者にとっては残念な出題になりました。また、36回以降想定解から外れていた札幌市が復活(1問)しましたが、解答はありませんでした。

[86276]で指摘したように市に存在する「モノ」が共通項になると、大都市が想定解に含まれる可能性が高くなります。今回、「存在」問題は問一、問四、問七、問九と4題出題されましたが、そのうち問七と問九は「不存在」問題でした。セブンイレブンの問七からは大都市が外れ、領主の問九には多くの大都市が含まれる対照的な結果になりました。なお、JR西日本はセブンイレブンと提携し、駅のKioskの転換を進めており、和歌山県、鳥取県、島根県などのセブンイレブンがない市は今後解消されると思います。

解答選択率100%の現存市は、滝沢市、沼田市、白岡市、鈴鹿市、東かがわ市、南国市、鳥栖市の7市あります。このうち白岡市、鈴鹿市、東かがわ市、鳥栖市は今回も各1問出題され、それぞれ解答がありました。東かがわ市は27問連続解答が続いていますが、第40回、41回と白桃さん以外が回答し、白桃さんのシェアは50%を割りました。
[88624] 2015年 8月 12日(水)08:31:47デスクトップ鉄 さん
続・第41回十番勝負難易度分析
開催回別の難易度につながる指標をもう少し紹介します。難易度分析の指標として採用している銅メダル平均所要時間を、十問完投、最初の金メダル、最後の銅メダルと比較してみました。

銅平均十問完答解答者最初の金解答者最後の銅解答者
11 06:09:35261 14:04:4412YSK0 01:11:2038M.K.2 14:00:0919いっちゃん
21 15:45:08334 16:20:3133いっちゃん0 00:53:5835千本桜4 07:13:1524M.K.
32 02:21:48355 14:32:5335千本桜0 02:05:3641ペーロケ6 23:34:0430稲生
40 22:47:24181 09:53:229いっちゃん0 00:57:3136yamada2 19:04:2820むじながいり
52 13:01:49373 23:13:1531むじながいり0 00:59:4537今川焼4 17:17:2726いっちゃん
61 02:31:24232 03:31:5620EMM0 00:39:2033むじながいり2 03:31:5618EMM
70 20:04:44173 18:25:2430いっちゃん0 00:07:4727白桃3 11:47:4823中島悟
80 08:14:3091 10:35:4710いっちゃん0 00:09:5529今川焼0 22:47:315YUTA
92 16:30:18388 20:25:4839白桃0 01:58:1040YSK9 06:41:3838EMM
102 18:41:51396 16:45:5136いっちゃん0 00:21:5531太白7 00:01:1631EMM
113 05:34:544011 01:33:4240運び屋A0 00:02:3415BEAN11 05:14:3641BEAN
121 07:09:56274 18:13:3634suikotei0 00:02:3716KK5 01:41:3527YASU
130 15:24:17151 18:53:1717EMM0 00:14:5730白桃1 20:53:3815ぺとぺと
142 11:55:02367 03:11:0338ぺとぺと0 00:40:5134油天神山6 19:11:0029運び屋A
150 05:27:1041 15:03:2213ぺとぺと0 00:00:524白桃1 00:05:017かぱぷう
160 22:53:57191 10:42:0511いっちゃん0 00:08:3828いっちゃん0 23:17:596白桃
170 12:53:02122 04:45:2821星野彼方0 00:01:239k-ace2 03:30:5017ぺとぺと
181 01:28:19221 16:57:2314桜トンネル0 00:02:2714k-ace7 03:32:2333白桃
190 09:07:46101 05:32:498白桃0 00:04:4819白桃0 07:17:381桜トンネル
200 15:21:32141 01:06:397ぺとぺと0 01:15:0539星野彼方 1 02:51:2010EMM
210 07:08:4181 17:07:1015ぺとぺと0 00:02:5917ペーロケ0 21:08:083KAZ-D
220 12:33:42113 04:48:0526ヌオ0 00:02:2313KK2 01:57:2316おがちゃん
231 17:40:04343 23:35:2632EMM0 00:01:188星野彼方 7 21:39:2035実那川蒼
240 13:21:51132 20:55:1223桜トンネル0 00:05:1621EMM1 12:39:4512まつもとしろくま
250 04:53:1711 00:32:336白桃0 00:06:2424なると金時0 15:28:372ヌオ
261 09:43:07302 22:07:5924ヌオ0 00:06:4525KK2 22:14:3821伊豆之国
270 06:16:5770 17:57:592桜トンネル0 00:01:036桜トンネル1 01:23:519白桃
281 00:57:40213 05:35:3627桜トンネル0 00:01:3110桜トンネル7 00:05:4932まつもとしろくま
291 02:54:10243 06:16:2128白桃0 00:00:555桜トンネル7 11:08:5534MasAka
300 04:59:3420 19:20:153白桃0 00:01:137桜トンネル0 22:03:554おがちゃん
311 08:54:40291 17:45:2716桜トンネル0 00:00:231スカンデルベクの鷲10 02:33:0939デスクトップ鉄
320 05:14:5831 23:48:3819ぺとぺと0 00:02:0912おがちゃん1 00:57:568デスクトップ鉄
330 19:20:45161 23:16:0718おがちゃん0 00:00:342桜トンネル4 12:33:5025白桃
341 10:33:47310 22:51:014まりんぶる~0 00:05:3123桜トンネル1 20:36:5414白桃
350 05:57:0451 00:22:385桜トンネル0 00:04:3518桜トンネル1 14:24:5213まつもとしろくま
360 22:56:40202 08:39:5022おがちゃん0 00:06:5026桜トンネル2 22:45:1922k-ace
371 05:31:14256 21:52:0237白桃0 00:02:0111星野彼方 8 01:50.0336桜トンネル
385 11:56:264111 02:42:5241星野彼方0 00:35:2232おがちゃん11 00:37.5740鳴子こけし
391 08:42:48283 02:56:3525まつもとしろくま0 00:05:1722桜トンネル5 03:48.5928おがちゃん
400 06:01:1960 06:13:481k-ace0 00:05:0820くは1 04:24:4211まつもとしろくま
411 10:48:07323 11:36:4929白桃0 00:00:503白桃8 01:50:0337k_ito
銅メダル平均との相関係数は、十問完答が0.866、最初の金メダルが0.392、最後の銅メダルが0.772で、最初の金との相関度が低いほかは、ほぼ同じ傾向にあります。

十問完投と最初の金の相関係数は0.314で高くないのですが、今回白桃さんが最初の金メダルと十問完答の2冠を獲得しました。第19回に続き2回目の快挙で、ほかに2冠を獲得したのは、第27回、第28回、第35回の桜トンネルさんしかいません。最後の銅メダルを含めた3冠を獲得した解答者は一人もいません。白桃さんの問九の金メダルは開始後50秒で、歴代3位です。

十問完答と最後の銅の相関係数は0.784ですが、両者を比べてみると興味深い。十問完答が最後の銅よりも早かったのが26回、銅が早かったのが14回(第5回のEMMさんは同時=最後の銅メダルで完答)で、メダルが売り切れないうちに十問完答した回が多いのです。今回の白桃さんの完答所要時間は、最後の銅メダルよりも4日14:13:14早く、これは歴代3位でした。1位は第31回の桜トンネルさんの8日08:47:42、2位も第18回の桜トンネルさんので5日10:35:00で、ここでも両者の強さが際立っています。

というわけで、今回は白桃さんの圧勝といえます。自ら発案した市盗り合戦に関する問題が出題され、ほくそ笑んだことと思われますが、これをばねに、金2個、銀3個、銅1個を獲得しました。市盗り合戦のお先棒を担いだデスクトップ鉄は、[87960]のオーナーの発言
出題者からは市盗り合戦の状況を加味して、想定解や出題市を意識したりコントロールするつもりはありません。
を「戦国市盗り合戦に関連する出題はしない」と、早とちりしてしまいました。やっと共通項に気付き、初代領主狙いのため分散派の禁を犯して二度目の昭島市を解答した[88449]
オーナーの発言を信じていたのに。
とつぶやいたわけです。[87960]を読み返してみると、必ずしも出題を否定しているわけではありませんね。[88603]でぺとぺと さんが書かれた通りです。
[88619] 2015年 8月 11日(火)20:14:39【1】デスクトップ鉄 さん
第41回十番勝負難易度分析
[88596]で想定解が確定したので、一昨日十番勝負研究所の各ページを更新しました。第41回の結果を反映したほか、難易度分析(開催回別)に十問完答所要時間を追加しました。まずは、難易度について若干コメントします。

第41回の総合難易度は、最も易しかった前回からは若干難しくなりましたが、易しい方から9位でした。銅メダル所要時間は32位と難かしかっのですが、誤答率が4.2%と前回の3.6%に続いて低かったのが順位を押し上げています。なお完答所要時間も29位でかなり難しかったといえるので、近年解答者が慎重になり、誤答率が低下したことが難易度に影響しています。

問題別に難易度を見ると
問題銅メダル誤答率総合正答順
問一3641
問二5973
問三8156
問四9797
問五6135
問六71089
問七1051010
問八4868
問九1112
問十2124
と、やはり問七が最難問だったといえますが、指標によってかなりバラツキがあります。ここでも問三、五、九、十の4問に誤答(問題市、既答市を除く)がなく、誤答率の難易度における有効性に疑問を抱かせる結果となりました。

正答順は、第41回までの410問の絶対比較はできませんが、開催回ごとの相対的難易度の指標として前回から導入したものです。10問完答者(30名)が最初に正答した問題に1点、最後に正答した問題に10点を与えます(同時に複数の問題を正答したときは合計が55点になるように配分。例えば、1回目に2問正答した場合はそれぞれ1.5点、一発完答は各問に5.5点)。点数が大きくなるほど難易度が高くなります。

今回の解答者ごとの正答順位は次のとおり。
問一問二問三問四問五問六問七問八問九問十合計
11120010026224
1.531000000116
2551011014523
2.500000000000
3375230014227
3.500001001002
4234410131423
4.5120111111110
5423864144440
5.500110200004
6026232330425
6.5011113111010
7030263116224
7.500101010014
8012225330119
8.500000000000
9104615652232
9.500000000000
100121241240127
平均2.53 4.10 5.85 6.15 5.77 7.17 8.35 6.25 4.08 4.72 55.0
標準偏差2.78 1.89 1.92 2.22 1.80 1.87 2.95 1.61 2.12 1.61 12.50
標準偏差は平均値に対するバラツキを示しています。最難問だった問七のバラツキが最も大きかった。30名中12名が最後に、6名が9答目に正答しましたが、4答目に正答した人もいます。問一は正答順では最も易しかった問題ですが、最初に正答した人が11名いた一方、8答目の人もいて、問七に次いでバラツキが大きかった。前回も解答者によるバラツキが大きかったと書きましたが、今回はそれを上回りました(第40回の合計の標準偏差は8.89、今回は12.50)。

これは、今回金メダル獲得者が8名いたことにも表れています。これまでの41回中金メダルの獲得者が最も多かったのは第15回の10名で、10問の金メダリストがすべて異なっていました。これに続くのが8名で、今回を含めて12回ありますが、第37回に8名が獲得した後、5名、4名、4名と寡占傾向が続いていたので、久々の金メダル分散になりました。
[88027] 2015年 7月 5日(日)11:34:22【2】デスクトップ鉄 さん
戦国市盗り合戦:分散派と集中派
戦国市盗り合戦の領国獲得は、[正答数-誤答数+メダルプレミアム]で計算される保有石高がベースになります。一般的には領国数は保有石高に比例するはずですが、スピカさんのように、保有石高3万石で1国の領主がいる一方、むっくんさんは、113万石保有しているのに領国がありません。保有石高が必ずしも領国数につながらないのは、選挙において得票数が必ずしも議席数に比例しないことと似ています。一票の格差や小選挙区制による死票といった問題が、戦国市盗り合戦にもみられます。

次表は、保有石高上位20名の解答者の領国数と保有石高との関係を示したものです。
解答者保有石高(A)領国数(B)領国あたり保有石高(A/B)正答市重複度
白桃5074611.0 1.553
いっちゃん4993116.1 1.060
桜トンネル4714011.8 1.215
EMM4694610.2 2.011
今川焼4492121.4 1.084
なると金時4102417.1 1.131
k-ace4053013.5 1.049
星野彼方3821722.5 1.085
ぺとぺと378389.9 1.364
がっくん3243010.8 2.033
油天神山3161226.3 1.049
KK3081422.0 1.024
くは3022313.1 1.229
深夜特急3001915.8 2.198
かぱぷう2802810.0 2.170
まりんぶる~2682013.4 1.270
まつもとしろくま2571814.3 1.006
伊豆之国2401318.5 1.239
らるふ2281022.8 1.572
882101911.1 1.486
表の領国あたりの保有石高は、領国獲得の効率度を示します。正答市重複度が2を超える集中派は、EMMさん10.2、がっくんさん10.8、かぱぷうさん10.0と、効率的に保有石高を領国獲得に結びつけています。一方、効率が悪いのは、油天神山さん 26.3、星野彼方さん22.5、KKさん22.0、今川焼さん21.4と分散派が多いです。ぺとぺとさん9.9、らるふさん22.8と、中間派が両極に分かれたのは別の要素からだと思いますが、未解明です。なお領国数0のむっくんさんも、重複度1.168の分散派です。

というわけで、十番勝負正答数のトップ2で、分散派の両巨頭である、いっちゃん さん([87997])と今川焼 さん([87998])から、「これまで戦国市盗り合戦にはあまり興味がなかった」という発言があったわけです。しかし、領主ごとの領国別獲得石高一覧表のリリースによって、「多くの市を一度は獲得したい」という分散派にとっての楽しみが生まれたようです。これは分散派の端くれであるデスクトップ鉄も、この企画がはじまったときから考えていたことでした。

そこで、保有石高上位5名とむっくんさんについて、「元領主」を含む延べ領国数で効率度を調べてみました。
解答者保有石高(A)延べ領国数(B)A/B
白桃507985.2
いっちゃん4991214.1
桜トンネル471726.5
EMM469766.2
今川焼4491054.3
むっくん113225.1
効率度のばらつきが少なく、かなり保有石高比例的になりましたが、分散派の方が効率的といえます。[87954]で「集中派は無駄打ちが多く、領国数をさらに増やすには分散派に転向する必要がある」と指摘したとおりの結果になりました。

というわけで、ぐりぐりさんにお願いです。領主編のトップページに、「元領主」国数の欄を追加していただけないでしょうか。また、解答者ごとの領国別獲得石高一覧表で、元領主のマークがついている市は、開催回の途中に領主となった市も含まれています。三日天下どころか一秒天下の領主もカウントされているわけですが、元領主は各回終了時点の領主に限定すべきではないでしょうか。ご検討いただければ幸いです。
[87954] 2015年 6月 26日(金)21:49:37【1】デスクトップ鉄 さん
Re: 戦国市盗り合戦 領国別 獲得石高ランキングと解答記録・領主変遷
[87945]でリリースされた戦国市盗り合戦の獲得石高ランキングと解答記録・領主変遷は素晴らしいです。十番勝負分析の意欲がますます高まります。

[87947] 白桃 さん
「専守防衛」が基本、と以前に申し上げましたが、その「専守防衛」も昨今ではなにかと論議を呼んでいます。それはともかく、以下の領国には侵略することはありません。
(中略)
以上を念頭に、獲得に向け既に143市を「優先市」に指定しております。
保有石高トップ、領国数トップタイの地位に満足せず、領国をもっと増やそうとおっしゃっているようですね。

全開催回一覧で回ごとの領主数を見ると、第23回終了時点の99名が最大です。当時領主が存在した領国は、687市でしたから、領主1名あたりの領国数は、6.94で7を割っていました。その後寡占化が進行し、第39回終了時点には、領主が84名まで減少し、平均領国数は8.76に増加しました。第40回終了時は、領主が87名、平均領国数8.47と、寡占化傾向が若干反転したところです。

次の表をご覧ください。領国数10以上の23名の領主について、領国石高とその領国に必要な石高の関係を示したものです。倍率は必要石高に対し、何倍の領国石高を有しているか、過剰石高は必要石高を何万石上回っているかを示しています。言ってみれば、無駄打ちの数で、同じ市を何度も解答する集中派ほど、高くなります。
#領主領国数領国石高必要石高倍率過剰石高
1白桃46252713.55 181
2EMM46299674.46 232
3桜トンネル40229782.94 151
4ぺとぺと38162622.61 100
5いっちゃん31102422.43 60
6k-ace30116373.14 79
7がっくん30158493.22 109
8かぱぷう28165672.46 98
9なると金時2464262.46 38
10くは2367272.48 40
11今川焼2189243.71 65
12まりんぶる~2062331.88 29
13深夜特急1993432.16 50
14881958252.32 33
15まつもとしろくま1867242.79 43
16おがちゃん1880253.20 55
17星野彼方1790233.91 67
18KK1451192.68 32
19伊豆之国1339221.77 17
20油天神山1246182.56 28
21スカンデルベクの鷲1136123.00 24
22むじながいり1151182.83 33
23らるふ1059183.28 41
倍率及び過剰石高ともに、EMMさんの4.46倍、232万石が最大です。個別にみても、南砺市は必要石高1万石に対し22万石を有し22倍(領主狙いの4.4倍)、必要石高5万石の金沢市に36万石と31万石も過剰(領主狙いとの差も31万石)になっており、それぞれの第1位を占めています)。白桃さんは、全体で倍率が3位、過剰石高が2位。個別には、東かがわ市の16倍(領主狙いの2.67倍)、岡山市の23万石過剰(領主狙いとの差25万石)が最大で、EMMさんには及びません。

白桃さんのような集中派の上級解答者が、領国数を増やすために分散派に転向することは、戦国市盗り合戦の趣旨に反しますよ。ラストポイント制もそうですが、できるだけ多くの解答者に領主となるチャンスを与えることにより、十番勝負を活性化するというのがもともとの趣旨でした。白桃さんにおかれましては、「専守防衛」のお言葉どおり、現在の領国基盤をますます強固にすることに専念され、今後とも無駄打ちに勤められるようお願いする次第です。
[87451] 2015年 4月 5日(日)10:41:51【2】デスクトップ鉄 さん
領主の在位期間
[87441] 白桃 さん
戦国市盗り合戦で20期連続で領主を務めると、永世永代永久の「名誉領主」と認定され、オーナーからその地の名産品が贈られるという話を聞きました。
「4月1日」の投稿に今頃まともに反応するのもナンですが、「20期連続」というのはハードルが低すぎると思います。[87438]で40期連続領主が交代していない市が9市あると書きましたが、YSKさんの石岡市と太田市が漏れていて、11市になりました。39期連続も、紋別市(般若堂そんぴん)、本庄市(烏川碧碧)、館山市(烏川碧碧)、袖ケ浦市(いっちゃん)、御前崎市(般若堂そんぴん)、知多市(BANDALGOM)、大津市(千本桜)、泉佐野市(今川焼)、豊岡市(今川焼)、竹田市(じゃごたろ)、石垣市(M.K.)と11市です。また一人の領主しか領国としていない現存市は、上記の22市を含めて186市あります(ほかに消滅市が大曲市、原町市、岩井市など14市)。
やはり名誉領主は「40期以上」くらいにしないと、安売りになるでしょう。なお、名誉本因坊や名誉棋聖にならって「現役で60歳以上に達したときまたは引退時に」名乗れる称号とすると、現時点では多くが名誉領主候補の地位にとどまります。
一方、もっとも頻繁に領主が交代した市は、徳川将軍と並ぶ15代の鹿嶋市です。第2位は12代で、登米市、栗原市、富岡市、妙高市、藤井寺市、田辺市、新宮市、伊万里市、水俣市の9市です。

過去40回に領主が存在した市は延べ2,798市あり、これに在位期間を乗じると23,555市・期となり、平均在位期間は8.4期です。在位期間が500市・期以上の領主は、次の13名です。
解答者市・期平均在位期間現領国維持率
いっちゃん137811811.7 3126.3%
白桃13389613.9 4647.9%
EMM11167814.3 4659.0%
今川焼10209810.4 2121.4%
なると金時8601038.3 2423.3%
ぺとぺと8047810.3 3848.7%
がっくん7616212.3 3048.4%
かぱぷう6015311.3 2852.8%
885464911.1 1938.8%
KK544757.3 1418.7%
桜トンネル526648.2 4062.5%
くは505657.8 2335.4%
k-ace501717.1 3042.3%
総計2355527988.4
多くの市を解答する分散派が、一度でも獲得した領国が多いことがわかります。平均在位期間と領国維持率(第40回終了時の領国数と、過去領主となったことがある領国数の比率)は、集中派が高く、分散派が低いという結果が出ました。
分散派の指標である、一度でも獲得した領国数も、何らかの表彰対象とすべきでしょう。
[87438] 2015年 3月 30日(月)18:57:24【1】デスクトップ鉄 さん
戦国市盗り合戦の領主変遷
グリグリさんのデータベースと連動したプログラムと、白桃さんの市町村人口データによって、 戦国市盗り合戦の第1回から第40回までの領国編と領主編が完成しました。この間の領主の変遷を見ると、非常に興味深いです。

第1回に領主が誕生した市は75市ありますが、うち新津市や塩山市など7市は消滅しました。久喜市、三原市、飯塚市の3市は、市町村合併などで領民数が増加、必要石高不足で領主不在となりました。第40回まで途切れることなく領主が存在した市は残りの65市です。なお、三原市と飯塚市は、いったん領主不在となったあと、三原市は人口減により、飯塚市は集中派大名が獲得石高を増加させ、領主が復活しました。

第1回から第40回まで領主が途切れていない65市のうち、領主が交代していない領国が古河市、つくば市、深谷市(以上YSKさん)、新発田市(Gさん)、岡崎市(むじながいりさん)、豊田市(M.K.さん)、善通寺市(白桃さん)、日向市、西都市(以上いっちゃんさん)と9市あります。ほかに嘉麻市も前身の山田市から40回連続してyamadaさんが領主となっています。惜しかったのは、白桃さんの観音寺市で第6回だけまなちゃんさんが同じ獲得石高で領主となっています。

これらの市の領主はすべて、第1回のメダル獲得者(豊田市は金メダル2個)です。やはり領主となるのに、メダルの効果は大きいといえます。新発田市、善通寺市と観音寺市を除くと、領主の獲得石高は第1回から増加していません。深谷市と西都市の領主は3万石、日向市は2万石で領国を維持しています。これらの市を解答する大名は結構いるのですが、第1回のメダルよりきれいな色のメダルが出ていないのです。また、これらの領国に思い入れのある集中派大名がいなかった(善通寺市と観音寺市だけは、白桃さんが小刻みに石高を増加させています。新発田市はGさんが1万石加えました)ことも、領主が交代しなかった理由といえます。

40回連続して領主が存在する65市のうち、獲得石高がずっと1万石で推移しているのは、陸前高田市、東根市、東御市、御坊市の4市しかありません。現領主は、陸前高田市が11代目、東根市が10代目と、領主が頻繁に交代していますが、東御市と御坊市はまだ3代目です。東御市は、解答機会(想定解数-出題市数)が7問しかなく、うち4問が第30回に集中したこと(正答数3)、御坊市の解答機会は9問ありましたが、解答選択率が低く正答数が3しかなかったことが理由です。陸前高田市と東根市の解答機会はともに21問、解答選択率はそれぞれ52.4%、47.6%でした。

# 領主が交代していない市から漏れていた新発田市を追加。
[87410] 2015年 3月 18日(水)19:33:39【1】デスクトップ鉄 さん
戦国市盗り合戦の新ルール
[87402]で戦国市盗り合戦の新ルールがアナウンスされ、「誤答(問題市・既出市を除く)した領国を1万石減点」した結果が公開されました。新ルールによる上位者の領国の変化を分析します。なお、「なし」「あり」は誤答による減点の有無、集中度は正答数ランキングの正答市重複率で、各領主の集中派・分散派傾向を示す指標として示しました。
領主集中度獲得石高領国数領国石高領国化率
なしあり減少率なしありなしありなしあり
白桃1.55 59550714.8%5044-6 304248-56 51.1%48.9%-2.2%
いっちゃん1.06 5134992.7%29312 961026 18.7%20.4%1.7%
桜トンネル1.21 61147122.9%4540-5 259229-30 42.4%48.6%6.2%
EMM2.01 55546915.5%4847-1 342302-40 61.6%64.4%2.8%
今川焼1.08 4814496.7%20211 9089-1 18.7%19.8%1.1%
なると金時1.13 4524099.5%2523-2 6963-6 15.3%15.4%0.1%
k-ace1.05 4354056.9%3130-1 120116-4 27.6%28.6%1.1%
星野彼方1.09 43638212.4%16160 84851 19.3%22.3%3.0%
ぺとぺと1.36 4143788.7%39390 168163-5 40.6%43.1%2.5%
がっくん2.03 3543248.5%29301 169160-9 47.7%49.4%1.6%
油天神山1.05 3343165.4%10122 38468 11.4%14.6%3.2%
KK1.02 3213084.0%13141 50511 15.6%16.6%1.0%
くは1.23 3273018.0%22231 65672 19.9%22.3%2.4%
深夜特急2.20 3133004.2%18191 93930 29.7%31.0%1.3%
かぱぷう2.17 36228022.7%3028-2 208165-43 57.5%58.9%1.5%
まりんぶる~1.27 2782683.6%2120-1 6762-5 24.1%23.1%-1.0%
まつもとしろくま1.01 2612571.5%18180 67670 25.7%26.1%0.4%
伊豆之国1.24 2442401.6%12131 34395 13.9%16.3%2.3%
らるふ1.57 2452286.9%9101 57592 23.3%25.9%2.6%
881.49 2262107.1%19190 58580 25.7%27.6%2.0%
おがちゃん1.36 33019939.7%1918-1 8780-7 26.4%40.2%13.8%
suikotei1.23 1991961.5%660 22220 11.1%11.2%0.2%
鳴子こけし1.20 23118818.6%660 16160 6.9%8.5%1.6%
MasAka1.31 1701681.2%98-1 2521-4 14.7%12.5%-2.2%
スカンデルベクの鷲1.07 20616718.9%11110 36360 17.5%21.6%4.1%
白桃さんは、[87400]で嘆かれたように、ルール変更で領国を6国減らしました。「領地召し上げは、自分がまいた種=“五島列島”によるものですが」とおっしゃっていますが、新ルールの領国獲得の要素は誤答率だけではありません。

上位25名のうち領国数が減ったのは白桃さんのほか9名、領国数を増やしたのも9名と拮抗しています。いっちゃんさんと油天神山さんは2国増やしました。お二人とも誤答率が低いのですが、共通しているのは分散派であることです。集中派が領国を減らし(または大きく増やさない)、分散派が領国を増やす(または大きく減らさない)傾向が覗えます。思い入れがある市を解答する集中派は誤答の可能性も高まるのに対し、分散派は正答市だけでなく誤答市も分散し、獲得市に影響しないのが理由と思われます。これは分散派のデスクトップ鉄としては、歓迎する方向です。

ところがそう単純ではないのです。EMMさんとかぱぷうさんは、白桃さんよりも誤答による獲得石高の減少率が大きく、集中度も高いのですが、新ルールによって失った領国は、それぞれ1国と2国だけです。これは、EMMさんの金沢市(48→36)、南砺市(24→22)、敦賀市(17→17)や、かぱぷうさんの福岡市(46→36)、北九州市(19→12)、飯塚市(13→11)など、誤答しても領主狙いに盗られることがない、圧倒的に大きい石高を獲得している領国が多いからでしょう。

したがって、新ルールのもとで領国を増やすには、徹底的に集中度を高め、思い入れのある市を死守するか、分散派に徹し、必要石高の小さい市を狙う(移封は甘んじる)かの両極に分かれることになります。
[87303] 2015年 2月 16日(月)20:34:09【5】デスクトップ鉄 さん
戦国市盗り合戦・展開予想
間違いの指摘も一段落したようなので、[87286] の分析の続きです。

[87291]で白桃さんは「専守防衛をめざし」、[87292]でおがちゃんさんは「地域問わず領主を狙えそうなところからもっとガツガツ行こう」と宣言しています。戦国市盗り合戦のスタートによって、解答者の集中派・分散派の傾向が変化するかもしれません。初参加者でも正答数1で領主になれるというのが大きいです。ポイントと正答数が同じ場合は、最後の正答者が獲得するというルールは、実はグリグリさんのアイデアでした。十番勝負の活性化を意識された提案だったと思います。

有力大名の領国を見ると、圧倒的に優位にある領国がある一方、かろうじて制覇している領国もあることがわかります。次の表は領国数トップ20の大名の、領主狙いとの獲得石高の差を示したものです。
大名領国0123456-1011-
白桃50111587423
EMM48813834552
桜トンネル45111936312
ぺとぺと3913844532
k-ace31886441
かぱぷう3067432233
いっちゃん297886
がっくん2965732231
なると金時25812311
くは2295431
まりんぶる~2178312
今川焼203743111
おがちゃん19355321
881969211
深夜特急185513211
まつもとしろくま1837521
星野彼方16432511
KK134432
伊豆之国126321
スカンデルベクの鷲113341
油天神山104321
白桃さんが領主となった50市のうち、領主狙いと11万石以上の差をつけている領国が岡山、善通寺、東かがわの3市ありますが、同じ石高の領国が11市、1万石差で迫られている領国が15市あるというように読みます。白桃さんの専守防衛宣言は、次回にも失う可能性のある領国を意識されたものだと思います。

領主狙いとの石高差が大きいのは、かぱぷうさんの福岡市がトップで、44万石の差をつけています。以下、EMMさんの金沢市43万石、白桃さんの岡山市36万石、桜トンネルさんの神戸市31万石、広島市29万石と続き、このあたりはほぼ永久に安泰といえるでしょう。しかし、勢力範囲でも僅差で迫られている市のほうが多いのです。領国数維持のためには、あくまでもこれらの市を防衛するか、他国に進出するかの選択をせまられています。

集中派の有力大名は、大阪市、京都市、堺市の領主狙いの深夜特急さんを除いて、思い入れのある大都市をすでに手中に収めています。現在領主不在の大都市を獲得できるかは、出題者の出題傾向にかかっています。想定解分析で何度か指摘した大都市外しの傾向が気になるところです。おがちゃんさんが領主狙いの札幌市は、第35回問五を最後に全く想定解から外れており、答えたくても答えられない状況にありました。また横浜市の領主決定はおそらく最後になるでしょうが、それまで十番勝負を続けていただきたいと思います。

# [87305]おがちゃんさんと[87307]k-aceさんのご指摘に基づき訂正。また、札幌市外しは「第35回以降」ではなく、「第35回問五を最後に」に訂正。
[87286] 2015年 2月 13日(金)22:31:24【3】デスクトップ鉄 さん
戦国市盗り合戦
[87241]で白桃さんから、十番勝負解答者の正答した市をポイント化し、市の領主を決める「十番勝負市とり合戦ゲーム」の提案があり、[87243]で予告したように集計作業を行ないました。その後グリグリさんを交えて3人で検討した結果、構想(妄想)はどんどんエスカレートし、本日「戦国市盗り合戦」としてリリースしました。どうぞお楽しみください。なお、集計に間違いがあるかもしれません。気づかれた方は申告していただければ、訂正いたします。

予想どおり集中派の白桃さんとEMMさんの熾烈な戦いとなり、白桃さんが50市の、EMMさんが48市の領主となりました。EMMさんが領主で、白桃さんが領主狙い(次点)の市が4、その逆が2あり、結構相手の領地にも進出しています。白桃さんはまた高岡市を制してEMMさんの富山県全市制覇を阻止し、白桃さんの香川県全市制覇はがっくんさんが三豊市を制して阻止しました。

領民数(獲得市の総人口)でトップに立ったのが、神戸市、広島市を含む43市を手中に収めた桜トンネルさん、第2位は福岡市、北九州市ほか30市のかぱぷうさんでした。以下、白桃さん(岡山市など)、ぺとぺとさん(相模原市など)、EMMさん(金沢市など)と続きます。深夜特急さんは大阪市、京都市、堺市の獲得石高トップですが、いずれも必要石高に達せず、「領主狙い」にとどまっています。京都と堺はあと3ポイント、大阪は6ポイントなので、いずれトップに立つでしょう。

白桃さんが[87241]で提案したルール
1.第一に優先されるのは、勿論、その市で正解したポイントが最も高い者
2.ポイントが同じ場合は、その市の正答数が多い者(例:銅1・普通1より、普通3を優先する)
3.正答数が同じ場合は、十番勝負の全正答数の少ない者(これによって、たまに参加する者でも容易に領地が得られる)
のうち、3番目は協議の結果「最後の正答者」に変更しました。最初のルールだと、十番勝負開始当初数回だけ参加した解答者が獲得することが多く、目的にそぐわない結果になりました。ルール変更により、新たな参加者でも領主となることができます。今回初参加のNさんは、江南市を獲得しました。領主は固定したものではなく、各回の結果によって交代(下剋上、移封)があります。今後十番勝負開催ごとに、再集計して更新します。

必要石高に達した解答者がいない49市は、領主不在となりました。多くは、政令都市や県庁所在地ですが、2ポイント(万石)で領主になれる人口10-20万の中都市も含まれています。第41回以降これらの市で銅メダルを獲得すれば、初代領主になることができます。また、全員1万石の市が78市あり、これらの市は次回以降の正答者が奪取することができます。

# かぱぷうさんのお名前を訂正。失礼しました。領民数トップの方々について追記。
[87230] 2015年 1月 30日(金)21:13:31【3】デスクトップ鉄 さん
続・十番勝負解答者分析
[87225] スカンデルベクの鷲さん
こちらの記事には、参加回数が多くないせいか、名前が出てませんが、茨城の市を15回使用しているようなのでとりあえず茨城を制圧して一大名として(?)戦国の十番勝負に臨みたいと思います_(-_-
茨城県は群雄割拠しています。首位の今川焼さんの18回を、KKさんが17、運び屋Aさんが16、らるふさんとスカンデルベクの鷲さんが15で追っています。続いて加賀百万石の領主が14と、徳川御三家の一角を占めようと狙っています。
メンバー紹介によると、スカンデルベクの鷲さんは、居住地、出身地ともに、ひたちなか市だそうですね。[87222]で書いたように、ひたちなか市は一人一回しか答えていない市のトップで21の正答がありますが、スカンデルベクの鷲さんは未答なのですね。これはかなり珍しいと思います。

[87222]の解答者分析にスカンデルベクの鷲さんが出てこないのは、参加回数が多くないというよりも、分散派(正答数159、正答市数148、重複率1.07)だからでしょう。前回のデータは、おもに集中派を特徴づけるデータでした。前記事で終わるつもりでしたが、分散派が上位を占めるデータを紹介します。47都道府県完答者は、スカンデルベクの鷲さんを含め18名いますが、すべて重複度1.27以下の分散派です。
正答数順位解答者正答数正答市数重複度
1いっちゃん3873651.06
2今川焼3743451.08
5なると金時3553141.13
7星野彼方3182931.09
9k-ace2972831.05
12桜トンネル2832331.21
13油天神山2762631.05
15KK2522461.02
16まりんぶる~2351851.27
18伊豆之国2281831.25
21鳴子こけし2091981.06
26まつもとしろくま1671661.01
27スカンデルベクの鷲1591481.07
28むっくん1461251.17
31デスクトップ鉄1401351.04
35JOUTOU1221161.05
39ヌオ109971.12
41あきすて99961.03
正答数99、正答市数96で47都道府県を完答した解答者もいます。まつもとしろくまさんは、2回正答した市が静岡市しかなく、重複度1.01です。デスクトップ鉄も分散派で、今回問三で大野市を答え、福井県を最後に47都道府県完答を達成しました。

次は、分散派と集中派の両グループが含まれるデータです。都道府県内の全市完答者は次の10名います。
解答者重複度県数完答県
今川焼1.088富山,福井,滋賀,京都,兵庫,奈良,鳥取,岡山
がっくん2.033徳島,香川,高知
EMM2.012富山,石川
なると金時1.132鳥取,徳島
星野彼方1.092石川,鳥取
いっちゃん1.061宮崎
白桃1.551香川
桜トンネル1.211鳥取
油天神山1.051鳥取
鳴子こけし1.061鳥取
1位の今川焼さんは8県完答し、29市の兵庫県を含んでいます。4市の鳥取県は6名が完答しており、うち3名の完答県は鳥取だけです。
分散派にも二つのタイプがあります。いっちゃんさんは、市も県も万遍なく答えていますが、今川焼さんは特定の県の集中度が高いです。しかし正答市は分散しており、各府県の正答数トップである、福井県のEMMさん、滋賀県のラルフさん、京都府、兵庫県と奈良県の深夜特急さん、岡山県の白桃さんが達成していない、府県内全市完答です。
各県別のトップ解答者では、まりんぶる~さんが千葉県37市のうち大網白里市だけ未答、かぱぷうさんが福岡県28市のうち宮若市だけ未答です。どちらも解答機会が5回と少ないのですが、宮若市は第30回問八、大網白里市は第39回問四がともに未答のまま残されており、完答のチャンスがあったのに惜しかった。いずれ完答することになるでしょうが。

# [87227] オーナー グリグリさん
[85040]も変更しました。ありがとうございました。
[87222] 2015年 1月 28日(水)19:18:42【2】デスクトップ鉄 さん
十番勝負解答者分析
もう1回だけ、十番勝負ネタにおつきあいください。第38回十番勝負後の[85040]で書いた解答者分析をその後の2回のデータを加えて、アップデートします。
多くの市を万遍なく答える分散派と特定の市に集中する集中派の二極分化の傾向は変わりません。分散派の筆頭はいっちゃんさんです。総正答数387で365市を答えていて、それも鳥取県が5答、他県は7-9答と、各県に分散しています。

特定の解答者の回答が集中している上位20市は次のとおりです。シェアAはその市の総正答数のうち当該解答者のシェア、シェアBは解答者の総正答数のうち当該市のシェアです。
順位解答者正答シェアAシェアB
1福岡市かぱぷう3663.2%11.3%
2金沢市EMM2863.6%7.8%
3大阪市深夜特急2138.2%7.3%
4岡山市白桃2044.4%5.5%
5高知市がっくん1642.1%5.2%
6白山市星野彼方1550.0%4.7%
6北九州市かぱぷう1534.1%4.7%
8東かがわ市白桃1350.0%3.6%
8奈良市深夜特急1341.9%4.5%
8千葉市運び屋A1337.1%9.2%
8広島市桜トンネル1327.7%4.6%
12南砺市EMM1246.2%3.3%
12京都市深夜特急1221.4%4.2%
14土佐市がっくん1150.0%3.6%
14高島市らるふ1139.3%4.8%
15常総市らるふ1066.7%4.4%
15春日市かぱぷう1045.5%3.1%
15下関市かぱぷう1030.3%3.1%
15上越市らるふ1025.0%4.4%
15松山市がっくん1021.3%3.3%
15高松市白桃1020.8%2.7%
トップのかぱぷうさんは、福岡市の総正答数57の63%を占め、自身の総正答数319の11%を福岡市に投入しています。第38回終了時点より3増加しました。
このような特定の解答者が集中する市に対し、万遍なく回答を集めている市があります。一人一回しか答えていない市を正答数順に挙げると次のとおりです。
順位正答数
1ひたちなか市21
2大田市20
2えびの市20
4栗原市19
4大阪狭山市19
6稚内市18
7北杜市17
7藤井寺市17
7宮古島市17
10釧路市16
10鹿嶋市16
10御前崎市16
10豊川市16
10栗東市16
10西都市16
各県別のトップ解答者は次のとおりです。
解答者正答シェアAシェアB
北海道おがちゃん41 10.0%18.6%
青森なると金時11 6.4%3.1%
岩手いっちゃん8 4.8%2.1%
宮城くは12 4.8%4.2%
秋田右左府23 11.1%19.8%
山形般若堂そんぴん21 10.3%32.8%
福島菊人形11 4.7%32.4%
茨城今川焼18 4.7%4.8%
栃木G18 8.0%24.3%
群馬おがちゃん17 8.2%7.7%
埼玉でるでる25 5.1%24.5%
千葉まりんぶる~78 17.1%33.2%
東京伊豆之国24 6.7%10.5%
神奈川ぺとぺと41 11.5%15.2%
新潟EMM29 8.2%8.1%
富山EMM49 27.1%13.6%
石川EMM80 38.3%22.2%
福井EMM29 17.6%8.1%
山梨いっちゃん8 4.4%2.1%
運び屋A8 5.7%
むじながいり8 11.1%
長野せいこう15 5.9%28.8%
岐阜8821 7.1%9.5%
静岡8833 9.1%15.0%
愛知8849 9.6%22.3%
三重今川焼12 5.6%3.2%
滋賀らるふ18 7.0%7.9%
京都深夜特急30 11.2%10.4%
大阪深夜特急76 14.8%26.4%
兵庫深夜特急46 9.1%16.0%
奈良深夜特急41 24.1%14.2%
和歌山いっちゃん8 5.8%2.1%
鳥取いっちゃん5 5.3%1.3%
今川焼5 1.3%
桜トンネル5 1.8%
鳴子こけし5 2.4%
島根いっちゃん8 5.6%2.1%
なると金時8 2.3%
岡山白桃47 18.8%12.9%
広島ピーくん24 8.2%28.9%
山口かぱぷう22 9.5%6.9%
徳島がっくん33 21.9%10.8%
香川白桃45 24.1%12.3%
愛媛がっくん40 19.4%13.1%
高知がっくん66 34.7%21.6%
福岡かぱぷう143 37.3%44.8%
佐賀中島悟13 8.0%17.3%
長崎でるでる25 11.5%24.5%
熊本かぱぷう12 6.7%3.8%
大分かぱぷう13 7.5%4.1%
宮崎いっちゃん9 5.7%2.3%
鹿児島8815 6.5%6.8%
沖縄くは12 6.9%4.2%
EMMさんは北陸4県、深夜特急さんは近畿4県、白桃さんは岡山と香川、がっくんさんは香川を除く四国3県、かぱぷうさんは、福岡及び周辺3県を制覇しています。この5大名は正答数のトップ10に入るのに、未踏(答)県があります。白桃さんは和歌山、EMMさんは徳島、がっくんさんは愛知に軍を進めていません。深夜特急さんは、岩手,秋田,山形,福島,栃木,群馬,山梨,鳥取,岡山,徳島,香川,長崎,大分の13県、かぱぷうさんは青森,秋田,栃木,福井,奈良,和歌山,島根,徳島,愛媛,高知の10県が未踏です。白桃大名とがっくん大名の領国の四国に、他の集中派大名が踏み入れていないのは、相互不可侵条約でもあるのでしょうか。
分散派のいっちゃんさんが岩手、山梨、和歌山、鳥取、島根、宮崎の6県で首位を占めている(山梨、鳥取、島根は複数同順位)のも興味ぶかいです。これらの県に有力大名がいないためでしょう。

# [87218] オーナー グリグリさん
これは、市の隣接市も該当すると想定解数が40を大きく超えますから、非該当市は必要なかったと思います。
そう言っていただけるとほっとします。もう少し微妙であれば該当しない市があった方が良いと言うことだと思いますが、その当たりのさじ加減が難しい。
「大きく」にはあまり意味を込めていませんでした。想定解数で共通項が特定できれば、非該当市の提示は不要という趣旨です。しかし、想定解数が出題後訂正されることもあり、微妙なときは非該当市が必要かもしれませんね。

# 「万遍なく」なのに、万遍派とするのはおかしいことに気づき、集中派と対比するために、分散派に変更。
オーナー グリグリさん [85040]も変更したいのですが、また一時解除していただけませんか。
[87214] 2015年 1月 26日(月)21:54:30【1】デスクトップ鉄 さん
十番勝負記録いろいろ
十番勝負の各種記録です。

■最後のメダル
[86995] まつもとしろくまさん
[86968]で、自身4度目の「最後のメダル」頂けました。
最後のメダル獲得者を調べてみました。白桃さんが5回(16、18、27、33、34)で1位。以下、2位は4回で、EMMさん(6、9、10、20)とまつもとしろくまさん(24、28、35、40)の2名。4位は、おがちゃんさんの3回(22、30、39)。5位は2回で、いっちゃんさん(1、5)、ぺとぺとさん(13、17)と桜トンネルさん(19、37)の強豪3名に並んでデスクトップ鉄(31、32)がはいります。第31回の問四(「四」か「月」の文字が入る駅がある市)で銅メダルを取り、3位で完答したのは記憶に残っていますが、第32回の問二(アナグラム読みの市区町村郡がある市)は全く忘れていました。このような「ナマエ」問題でなぜメダルが取れたのか不思議です。
なお、メダル売り切れまでの最短は第19回問一(同一都道府県内の6つ以上の市と隣接する市、桜トンネルさん)の1日7時間17分38秒、最長は第38回問五(都道府県で市長選挙が一番最近あった市、鳴子こけしさん)の11日0時間37分57秒でした。

■一発完答所要時間
[87198] N さん
今回は距離が短かった(=平易な問題が多かった)ので駑馬でも駿馬に一泡吹かせられたのかなぁ、と思っています。
これは逆だと思います。[85051] で指摘しましたが、難易度が低くなるほど上級者の金メダルのシェアが高まるという傾向があります。平易な問題を短時間でコンスタントに回答するのが上級者といえます。
[87187] 白桃 さんが
ところで、このエヌ号は次回のレース、本命に押されるのでは・・・
とおっしゃったとおりだと思います。
ちなみに一発完答者は第40回までに延べ15名いますが、Nさんの所要時間1日9時間14分14秒は、これまで最短だった第32回のいっちゃんさんの記録を大幅に短縮しました。一発完答は、十番勝負に遅れて参加した解答者がまとめて答えるというのが一般的なパターンですが、*はヒント呈示前の完答です。
解答者所要時間
4001 09:14:14*
32いっちゃん03 02:35:50*
30KK04 20:23:45*
30らるふ06 12:55:16*
198806 13:14:31
40k_ito06 13:24:15
32深夜特急10 15:41:59
32がっくん12 13:26:23
358812 23:33:18
328812 23:48:43
40ソーナンス13 03:01:49
288813 06:29:44
36菊人形13 12:42:26
308813 21:48:42
39スカンデルベクの鷲14 02:59:31

■金メダル所要時間
[87207] 伊豆之国 さん「問六について」
この記事を作成するに当たっては、デスクトップ鉄 さんのこちらのサイトも参照させていただきました。
こういうページを掲載しているデスクトップ鉄にとって久しぶりに金メダルを取るチャンスだったのですが、銀メダルにとどまりました。1答目に答えたのに、3答目の回答の桜トンネルさんに先を越されてしまいました。桜トンネルさんのスタートダッシュはいつもながらすごいです。
金メダル獲得所要時間を調べてみました。桜トンネルさんは、惜しくも1位は逃しましたが、トップ10の半数を占めました。4位までは出題後1分以内、10位までは2分以内のの回答です。問題を読み、答を見つけ、「まずプレビューで確認」し、「これですぐ書き込む」という手順をなぜこんな短時間にできるのでしょう。
問題解答者所要時間共通項総合難易度順位
31-08スカンデルベクの鷲00:00:23市長のツイッターがある市(最初のツイート順)271
33-01桜トンネル 00:00:34「辰・龍・竜」の文字が入った郵便局がある市281
15-02白桃00:00:522007年春の選抜出場校の所在市272
29-06桜トンネル00:00:55市名が銀行名に使われている市305
27-10桜トンネル00:01:03平成の大合併で複数回合併を行った市400
30-10桜トンネル00:01:13男性が多い市(男性比率の高い順)(2005年国勢調査データによる)125
23-03星野彼方00:01:18第91回全国高校野球選手権大会出場校の所在市335
17-04k-ace00:01:23寝台特急「あかつき」が通過する市114
28-01桜トンネル00:01:31日本の渚100選がある市383
23-01いっちゃん00:01:58複数の衆議院小選挙区がある市298
最長も桜トンネルさんで、総合難易度3位の第38回問九(都道府県で最も孤立する市)の9日23時間36分47秒でした。

# [87216] おがちゃんさんのご指摘を受け、第32回を第30回に変更
[87197] 2015年 1月 22日(木)19:03:46【2】デスクトップ鉄 さん
第40回十番勝負想定解分析
[87177]の難易度分析に続いて、第40回十番勝負の想定解分析です。

第40回の想定解数は3問が最大で、二戸市、山形市、長岡市、甲府市、静岡市、堺市、茨木市、大阪狭山市、真庭市、美作市、三次市、四万十市、福岡市、宮崎市の14市でしたが、西高東低の傾向は変わりません。14市のうち8市が政令指定都市と県庁所在地以外の市ですが、想定解から大都市を外す傾向は若干弱まりました。第36回以降百万都市の想定解数の推移は次のとおりです。
総数3637383940
札幌市4900000
仙台市7721402
さいたま市4920020
横浜市7420101
川崎市5711100
名古屋市8502212
京都市9321200
大阪市8500312
神戸市6411302
広島市7812111
福岡市6810103
60112818513
これは、第38、39回と途絶えていた、市に所在する「モノ」を共通項にした問題が復活したことと関係があると思います。第39回十番勝負のあとの[86276]で指摘したように「モノ」が共通項になると、大都市が想定解に含まれる可能性が高くなります。今回、「モノ」問題は問四、問六、問八と鉄道関係で3題出題され、福岡の3問中2問、名古屋、大阪、神戸の各2問中1問、横浜、広島の各1問が該当します。

その中で札幌は第35回以降全く想定解から外れています。問一と問二の共通項が「濁音+半濁音」だったら、久々に想定解入りしたのですが。

# [87179] グリグリさん ありがとうございました。[86309]は訂正しました。
# [87165] グリグリさん 問七:
町村のみを明確にするために、三原市に隣接する竹原市などを該当しない市として提示すべきでした。
これは、市の隣接市も該当すると想定解数が40を大きく超えますから、非該当市は必要なかったと思います。
[87177] 2015年 1月 20日(火)09:13:06デスクトップ鉄 さん
第40回十番勝負難易度分析
昨日、第40回十番勝負の結果を反映して十番勝負問題分析を更新しました。難易度について若干コメントします。

[87165]で出題者が書かれたとおり、今回の総合難易度は偏差値36.3で40回中もっとも易しかったといえます。銅メダルまでの平均所要時間は35位でしたが、誤答率(問題市、既出市を除く)が3.6%と最低だったためです。また十問完答所要時間は06:13:48(k-ace さん)で、これまでの最短、第27回の17:57:59(桜トンネル さん)を大幅に短縮し、新記録になりました。なお、[86309]の十問完答時間のデータは誤っていました。グリグリさん、今から修正できないでしょうか。

問題別では、総合難易度で最難問だった問五が過去の400問中187位、易しかった問四は394位でした。それぞれの指標での各問の順位は次のとおりです(1が易しく、10が難しい)
銅メダル誤答率総合正答順
問14125
問28676
問33887
問41111
問5109109
問65134
問77568
問899910
問96143
問102652
正答順は、同じ回の10問の比較しかできませんが、新たな難易度の指標として導入しました。今回の十問完答者は28名いますが、最初に正答した問題に1点、最後に正答した問題に10点を与えます(同時に複数の問題を正答したときは合計が55点になるように配分。例えば、1回目に2問正答した場合はそれぞれ1.5点、一発完答は各問に5.5点)。点数が大きくなるほど難易度が高くなります。平均順位は上表のとおりですが、回答者ごとに個別にみるとかなりばらついています。
問1問2問3問4問5問6問7問8問9問10
1272214
1.5413
21121356
2.5111221
3141152
3.5111111
4412315223
4.511111111
52421221221
5.55533553333
61132231
6.51111
734523442
7.512111
82222542
8.51111
933311641
9.51211131
101103
平均順位5.616.296.522.707.364.936.687.484.133.32
問1は非常にばらつきが大きく、1点(最初の正答)が2名いるのに、9.5点(9問目と10問目の同時正答)も1名います。問2と問3も同様で、濁音と清音に気づくかどうかで、極端に難易を分けたといえます。問9のばらつきも大きかった。
これに対し、問4は1点が7名で、一発完答の3名を除き、全員が5答までに正答しました。問5は、2答目に正答した人もいますが、28名中10名が最後に回答しました。問8を最後に回答した人は3名しかいませんが、平均回答順位は問5を上回り、この指標では今回の最難問になりました。
[86309] 2014年 8月 19日(火)23:05:17【3】デスクトップ鉄 さん
十番勝負難易度分析:ヒントの効果
[86302] オーナー グリグリさん
今回の偏差値は48.9ということで、平均を下回っています。狙い通り、問題そのものの難易度は高くても、ヒントの早出しによって難易度を下げることができました。
検証してみました。第1ヒント呈示時間と、平均銅メダル獲得時間、最初の十問完答時間、ヒント呈示後のメダル数を回ごとに比較すると、次のとおりです。
ヒント呈示銅メダル十問完答
108 14:39.0701 06:09:3501 14:04:440 00
209 17:47.3901 15:45:0804 16:20:310 00
305 12:25.3202 02:21:4805 14:32:530 01
404 15:39.4800 22:47:2401 09:53:220 00
505 16:42.4602 13:01:4903 23:13:150 00
603 04:13.5701 02:31:2402 03:31:560 00
704 00:22.2900 20:04:4403 18:25:240 00
804 01:54.0800 08:14:3001 10:35:470 00
907 03:52.0002 16:30:1808 20:25:480 11
1006 20:36.2902 18:41:5106 16:45:510 12
1112 00:35.4703 05:34:5411 01:33:420 12
1208 15:06.4701 07:09:5604 18:13:360 00
1305 01:03.1000 15:24:1701 18:53:170 00
1405 11:59.1202 11:55:0207 03:11:030 12
1506 11:17.1300 05:27:1001 15:03:220 00
1604 08:22.3800 22:24:1901 10:42:050 00
1706 12:06.3000 12:53:0202 04:45:280 00
1808 12:35.4701 01:28:1901 16:57:230 01
1905 15:44.5700 09:07:4601 05:32:490 00
2006 11:05.5300 15:21:3201 01:06:390 00
2106 21:33.5200 07:08:4101 17:07:100 00
2206 16:01.2300 12:33:4203 04:48:050 00
2307 10:42.4101 17:40:0403 23:35:260 02
2403 12:03.2200 13:21:5102 20:55:120 01
2502 12:44.3500 04:53:1701 00:32:330 00
2607 21:00.3601 09:43:0702 22:07:590 00
2707 01:00.0200 06:16:5700 17:57:590 00
2806 23:59.5901 00:57:4003 05:35:360 01
2908 10:00.1501 02:54:1003 06:16:210 00
3007 19:00.4600 04:59:3400 19:20:150 00
3106 12:00.1501 08:54:4001 17:45:270 11
3205 23:00.0700 05:14:5801 23:48:380 00
3306 18:54.4800 19:20:4501 23:16:070 00
3409 02:53.1201 10:31:4400 22:51:010 00
3507 00:00.3800 05:57:0401 00:22:380 00
3607 13:15.4200 22:56:4002 08:39:500 00
3706 21:00.0401 05:31:1406 21:52:020 11
3809 23:17.2905 11:56:2611 02:42:521 13
3903 00:03.4701 08:42:4803 02:56:352 22
ヒント呈示時間と銅メダル獲得時間、十問完答時間との相関係数はそれぞれ、0.435、0.488で高くありません(銅メダル獲得時間と十問完答時間との相関係数は0.864)。解答が出尽くした後ヒントが提示されることがほとんどだったためでしょう。十問完答者が出る前にヒントが出たのは、第3、9、14回と第37-39回の6回にすぎません。

今回のヒント呈示は第25回に続き2番目に早く、問九、問十のメダルはすべてヒント呈示後のものです。最難解だった前回のヒント呈示は第11回に続き2番目に遅く、ヒント呈示後に5個のメダルが出ました。もし今回のようにヒント呈示が早かったら、銅メダル獲得時間も完答所要時間もここまで遅くならなかったでしょう。

このように十番勝負の難易度は、さまざまな要素からなりたっています。過去問の学習効果もその一つですが、今回の問六と同じ問題の第27回の問十を比較すると
問題想定解数共通項所要時間同偏差値誤答率同偏差値総合偏差値
27-1042平成の大合併で複数回合併を行った市0 00:02:2344.05.1%42.343.2
39-0646平成の大合併以降複数回合併した市0 00:21.5344.16.3%43.243.7
と、若干難易度が上がりました。回ごとに参加者も変わり、同じ参加者でも解答環境が変化しています。第27回当時(2010年4月)の方が平成の大合併の記憶が新しかったということもあるかもしれません。というわけで、十番勝負の難易度分析は同じ回の十問間の分析にとどめておくのが適当なのかもしれません。

# 十問完答時間のデータに誤りがあり、[87179] グリグリさんの許可を得て、訂正しました。(2015/01/20)
[86276] 2014年 8月 12日(火)20:23:34【1】デスクトップ鉄 さん
十番勝負想定解分析:「モノ」外しと大都市外し
十番勝負の共通項は、市の自然的・人文的事象(A)、市に存在するもの(B)と市名そのもの(C)に大別されるようです。Aは人口、面積、位置(経緯度、境界、標高など)や市制施行・合併など市を特徴づけるコトです。Bは交通施設、建造物、景観地など有形のモノが主流ですが、字町丁名など無形のモノもあります。そしてCは文字どおり市のナマエで、表記と読みが対象になります。この3種類が重なり合う共通項もありますが、割り切って第1回から39回までの問題を分類すると次のとおりです。
コトモノナマエコトモノナマエ
171221541
242422532
332523532
434324541
553225622
633426514
761327622
816328343
953229433
1045130910
1162231532
1254132622
1362233541
1453234523
1563135433
1654136631
1745137523
1862238802
1970339802
2034319910586
通算するとコト、モノ、ナマエがほぼ2:1:1の比率となっていますが、特徴的なのは、38回、39回と続けて「モノ」を共通項とする出題がなかったことです。37回の2題のうち問十は「自由が丘」という地名で、有形物は問五の「三の字が付くJRの駅」が最後の出題です。

なぜこんな分析をしたかというと、[80884][83529] で指摘した十番勝負の想定解から大都市を外す傾向を検証するためです。この傾向は第34回に顕在化し、第35回はもとに戻りましたが、第36回に復活し今回まで継続しています。36回以降の百万都市の想定解数の推移は次のとおりです。
総数3637383936-39
札幌市4900000
仙台市7521407
さいたま市4920024
横浜市7320103
川崎市5711103
名古屋市8302215
京都市9321205
大阪市8300314
神戸市6211305
広島市7712115
福岡市6510102
札幌は36回以降一問も想定解に含まれず、今回は札幌に加え、仙台、横浜、川崎、京都、神戸、福岡が完全に外されました。大都市には多様なモノが数多く存在し、「モノ」を共通項にした出題は大都市が想定解に含まれる可能性が高くなります。第8回の問四(国立大学のキャンパス(学部)がある)は百万都市のうち川崎を除く10市が、物議をかもした第31回の問四(「四」か「月」の文字が入る駅がある市)では、さいたま、名古屋、福岡を除く8市が想定解に含まれました。これに対し「コト」と「ナマエ」は、都市の規模との相関はなく、中立的です。

出題者は、まぐれ当たりを排除する目的で意識的に「モノ」を共通項から外したのか、または想定解から大都市を外した結果、「モノ」を共通項とする出題が減少したのではないかと推察されます。このまま「モノ」の出題がなくなるのはつまらないので、都市の規模に関係ない「モノ」か、大都市を出題市とすることにより復活してほしいと思います。

ちなみに、36-39の4回で8問以上の想定解に該当したのは、中小都市で、相模原以外に政令都市はありません。富山は、京都に続き大阪と並んで想定解数第2位に躍進しました。
鳥取市61214310
相模原市6022239
富山市8312339
三好市3204419
鶴岡市4121328
つくば市4813228
秩父市4402428
富士吉田市3212328
長野市5911428
美濃加茂市2030328
東近江市4033028
五條市3222228
岩国市4321328
高松市6812238
東かがわ市3014308
佐世保市4721238
四国の市が優遇されていると感じるのは、気のせいでしょうか。
[85051] 2014年 2月 2日(日)15:14:25【2】デスクトップ鉄 さん
問題難易度別金メダル獲得数
[85048] オーナー グリグリさん
難易度を下げると共通項に新規性を出すのがなかなか難しいですし、仮に一部の問題でそれが実現できたとしても、有力解答者によるメダル奪取が開始直後から始まってしまうのではないかと思います。
上級解答者のメダル獲得数と問題の難易度との関係を分析しました。第38回までの合計380問を総合難易度によってE難度からA難度まで5グループに分け、各グループの76問における上級者の金メダルシェアを調べてみました。
難度上位5名シェア上位10名シェア
E2026.3%3242.1%
D3343.4%4863.2%
C2836.8%4457.9%
B2938.2%4356.6%
A3242.1%4964.5%
合計14237.4%21656.8%
上位5位は金メダル17個以上、上位10名は14個以上の獲得者です(個人記録集メダルランキング)。難度が低くなるほど上級者のシェアが高まるという傾向が覗えます。したがって、「有力解答者によるメダル奪取が開始直後から始まってしまう」という認識は正しいと思います。
もう一つデータを紹介します。金メダル1個の解答者が私を含めて21人いますが、この21人が金メダルを獲得した問題を難度ごとに集計したものです。
E911.8%
D45.3%
C33.9%
B33.9%
A22.6%
合計215.5%
このデータはもっと明確です。A難度の2名からE難度の9名まで増加しています。高難度ほど一般解答者が金メダルを獲得する可能性が高いといえます。
というわけで
次回の十番勝負では、難易度を落とすのではなく、ヒントを早いタイミングから(例えば二日目あるいは三日目から)小出しにすることで、思考の行き詰まり感を防げるのではないかなと考えました。如何でしょうか。
には大賛成です。
[85040] 2014年 2月 1日(土)10:59:40【2】デスクトップ鉄 さん
十番勝負:解答者分析
十番勝負の解答者は特定の市に集中して答える人と、多くの市を分散して答える人と二極化しています。各解答者の傾向は正答数ランキングの正答市重複率で見ることができます。上位4名では、いっちゃんさんと今川焼さんが分散派、白桃さんとEMMさんが集中派といえるでしょう。かぱぷうさんと深夜特急さんは、重複率が2を超え、極端な集中派です。

それでは解答者各氏がどの市を答えているかを分析してみました。集中派の多くが出身地、居住地を選択しているようです。
解答者正答解答者正答
1福岡市かぱぷう331福岡かぱぷう136
2金沢市EMM262石川EMM77
3岡山市白桃203千葉まりんぶる~75
4大阪市深夜特急194大阪深夜特急69
5高知市がっくん165千葉運び屋A68
6白山市星野彼方156高知がっくん64
7北九州市かぱぷう147愛知8849
8千葉市運び屋A138岡山白桃47
8広島市桜トンネル139富山EMM46
8奈良市深夜特急1310香川白桃44
8東かがわ市白桃1311兵庫深夜特急43
12京都市深夜特急1212北海道おがちゃん40
13南砺市EMM1112兵庫今川焼40
13高島市らるふ1112奈良深夜特急40
15松山市がっくん1015神奈川ぺとぺと38
15土佐市がっくん1016愛媛がっくん37
15下関市かぱぷう1017兵庫小松原ラガー35
15春日市かぱぷう1018静岡8833
15常総市らるふ1018徳島がっくん33
15上越市らるふ1020大阪今川焼32
15高松市白桃10
福岡市のかぱぷうさんと金沢市のEMMさんの上位2名は、県別でも上位2位を占めました。まりんぶるーさんや今川焼さんは市の選択では分散派ですが、特定の県の市を多く答えているようです。

次に各解答者の正答数における特定の市・県のシェアを見てみます。正答数50以上の解答者を対象としています。
解答者シェア正答総数解答者シェア正答総数
1福岡市かぱぷう11.0%332991千葉運び屋A48.2%68141
2松山市ペーロケ10.9%6552福岡かぱぷう45.5%136299
3鶴岡市般若堂そんぴん9.4%6643千葉まりんぶる~34.9%75215
4平戸市でるでる8.8%91024埼玉geo33.3%1957
5足利市G8.1%6745山形般若堂そんぴん32.8%2164
6山形市花笠カセ鳥7.9%5636福岡cody32.7%1855
7米沢市般若堂そんぴん7.8%5647埼玉Hiro_as_Filler31.1%1961
8金沢市EMM7.6%263408広島ピーくん30.2%1963
9大阪市深夜特急7.1%192689神奈川みかちゅう29.3%2482
10唐津市中島悟6.7%57510大阪深夜特急25.7%69268
11仙台市花笠カセ鳥6.3%46311埼玉でるでる24.5%25102
11安芸高田市ピーくん6.3%46311長崎でるでる24.5%25102
13浜松市YASU6.3%46413栃木G24.3%1874
14岡山市白桃5.8%2034514静岡YASU23.4%1564
15高知市がっくん5.4%1629515広島美濃織部23.1%1252
16熊谷市geo5.3%35716石川EMM22.6%77340
16浜松市geo5.3%35717愛知8822.3%49220
18大津市リトル5.2%59718高知がっくん21.7%64295
19白山市星野彼方5.0%1529819千葉烏川碧碧21.7%1360
20前橋市烏川碧碧5.0%36020愛知U-421.5%28130
かぱぷうさんは、総正答数の1割以上を福岡市に、半分近くを福岡県の市に集中して答えています。

最後は、各市の総正答数における解答者のシェアです。正答数10以上の市を対象に集計しました。
解答者シェア正答総数解答者シェア正答総数
1常総市らるふ66.7%10151石川EMM37.7%77204
2飯塚市かぱぷう64.3%9142福岡かぱぷう37.5%136363
3金沢市EMM61.9%26423高知がっくん35.6%64180
4福岡市かぱぷう61.1%33544富山EMM26.3%46175
5能美市EMM58.3%7125香川白桃24.9%44177
6小矢部市EMM54.5%6116奈良深夜特急24.7%40162
7東かがわ市白桃52.0%13257徳島がっくん22.6%33146
8白山市星野彼方51.7%15298岡山白桃20.0%47235
9香美市がっくん50.0%8169愛媛がっくん18.5%37200
9筑紫野市かぱぷう50.0%61210福井EMM17.8%29163
9平戸市でるでる50.0%91811千葉まりんぶる~17.2%75436
12土佐市がっくん47.6%102112大阪深夜特急14.3%69484
13岡山市白桃46.5%204313石川星野彼方14.2%29204
14春日市かぱぷう45.5%102214香川がっくん13.6%24177
14糸島市かぱぷう45.5%51115長崎でるでる12.1%25207
16南砺市EMM44.0%112516秋田右左府11.9%23193
17敦賀市EMM42.9%92117神奈川ぺとぺと11.0%38345
18高知市がっくん42.1%163818京都深夜特急11.0%29264
19奈良市深夜特急41.9%133119北海道おがちゃん10.4%40385
20久留米市かぱぷう40.9%92220徳島なると金時10.3%15146
県では四国が目立ちます。想定解分析(都道府県別)の解答選択率(正答数/正答数+未答数)の上位5県のうち4県を四国が占めるのですが、がっくんさん、白桃さん、なると金時さんと強力な解答者がいるためでしょう。

[85034]
夕張市、清瀬市、珠洲市、倉吉市、宮古島市
の共通項は、「都道府県で高齢者比率の最も高い市」でした(参照URL)。問七の外国人を高齢者に代えると、倉吉市を出題できたというわけです。
宮古島市は高齢者比率が沖縄県で最高ですが、県内最低の秋田市や山形市よりも低いのですね。
[85032] 2014年 1月 30日(木)20:58:17【1】デスクトップ鉄 さん
第38回十番勝負
第38回十番勝負の結果を反映して十番勝負問題分析を更新しました。10題合計の回別難易度では、出題者が判定したように、これまでの最難回となりました。しかし、個別問題では問八が総合難易度7位、問五が第10位に入りましたが、すべてが超難問というわけではなかったようです。銅メダルまでの所要時間ではこれに加え問一と問九の4問がベストテンに入ったのですが、誤答率がそれほど高くなかったためです。難しすぎて、誤答すらできなかったとすれば、銅メダル所要時間と誤答率による総合難易度を見直す必要がありますが、[85028] 白桃 さんの
最後に負け惜しみ:冷静になって振り返れば、そんなに難しい問題はなかった!!!
というのが上級者の実感かもしれません。

難易度はさておき、今回の10問はすべて良問だったと思います。すべてがこれまで比較的難易度が低かった47市問題([83538] 参照)だったのに、これほど苦しむとは。出題者は[83539]
十番勝負も回を重ねて次回は第三十八回となります。毎回出題のマンネリ化を防ごうと知恵を絞っていますが、さすがにネタも枯渇気味です。
と書かれましたが、新基軸でマンネリを打破されたと思います。とくに問一と問十は秀逸でした。それなのに恐縮ですが、二つばかり注文を。

一件目は、私がメダルの可能性に慌ててしまい、既に誤答と判定された市を答えてしまった問三。[84869]
問三の福山市は正答ですか?
と質問したのは、わかったつもりの共通項が違っていたためです。私が想定した共通項は、農林水産省都道府県別統計書の各県の最初にあるエクセル表「農林業経営体数」にある農林業経営体数または農業経営体数(販売農家数)で、別解でした。出題者の共通項である総農家数とは次のように異なりますが、問題市の属する青森、長野、鳥取、徳島、沖縄の各県は三つとも同じなので、判定できません。
総農家数農林業経営体農業経営体
北海道旭川市旭川市旭川市
青森弘前市弘前市弘前市
岩手一関市一関市奥州市
宮城登米市登米市登米市
秋田横手市横手市横手市
山形鶴岡市鶴岡市鶴岡市
福島いわき市郡山市郡山市
茨城つくば市つくば市つくば市
栃木宇都宮市宇都宮市宇都宮市
群馬高崎市前橋市前橋市
埼玉加須市加須市加須市
千葉香取市香取市香取市
東京八王子市町田市町田市
神奈川横浜市横浜市横浜市
新潟新潟市新潟市新潟市
富山富山市富山市富山市
石川七尾市金沢市金沢市
福井福井市福井市福井市
山梨北杜市笛吹市笛吹市
長野長野市長野市長野市
岐阜岐阜市岐阜市岐阜市
静岡浜松市浜松市浜松市
愛知豊田市豊橋市豊橋市
三重津市津市津市
滋賀長浜市東近江市東近江市
京都福知山市京都市福知山市
大阪堺市堺市堺市
兵庫姫路市丹波市丹波市
奈良奈良市奈良市奈良市
和歌山紀の川市紀の川市紀の川市
鳥取鳥取市鳥取市鳥取市
島根出雲市出雲市出雲市
岡山岡山市岡山市岡山市
広島福山市東広島市東広島市
山口山口市山口市山口市
徳島阿南市阿南市阿南市
香川高松市高松市高松市
愛媛松山市松山市松山市
高知高知市高知市高知市
福岡久留米市八女市久留米市
佐賀唐津市唐津市唐津市
長崎諫早市諫早市諫早市
熊本熊本市熊本市熊本市
大分大分市宇佐市宇佐市
宮崎都城市都城市都城市
鹿児島鹿児島市鹿屋市鹿屋市
沖縄宮古島市宮古島市宮古島市
共通項の判定は出題者の専権事項とは承知していますが、非該当市として奥州市、八女市などを加えていただいたら完璧だったと思います。

もう一つは、出題市に倉吉市が入っていなかったこと。鳥取県4市の人口によって定数10をドント式で割り当てると、倉吉市に1問割り当てられるのです。境港市を1減らして問七を
夕張市、清瀬市、珠洲市、倉吉市、宮古島市
という出題にしてもよかったのではないかと思います。
[84424] 2013年 11月 10日(日)10:24:25【1】デスクトップ鉄 さん
クイ図難易度分析
第2回が終了したクイ図の難易度分析です。十番勝負の難易度分析と同様、所要時間は銅メダルまでの所要時間、誤答率は問題と既出の誤答を除いた数値です。
[84273]で出題者が
第一回は初日で五問すべてのメダルが確定するなど、初回と言うこともあり難易度が低かったと思われます。今回はその点を踏まえ難易度を高くしていますので、じっくり問題に取り組んでいただければと思います。
と予告した通り、難易度は大幅に上がりました。
所要時間誤答率解答者完答者(ヒント前)
10 01:15:168.7%2622(18)
20 14:30:4717.5%2313( 7)
問題別にみると
問題共通項所要時間偏差値順位誤答率偏差値順位偏差値順位
1-1147観覧車0 00:39:2345.420 80.00%42.162 843.791 9
1-247隣の都道府県庁にもっとも近い市区町村0 01:22:1245.872 610.34%49.311 447.591 5
1-349市と町と村が接する都道府県境界点0 01:30:3145.960 57.41%47.281 546.620 7
1-432回文読み駅0 00:26:5145.287 916.67%53.680 349.484 4
1-547都道府県人口重心(2010年国勢調査人口)0 02:17:2146.455 37.41%47.281 546.868 6
2-11200電子基準点0 01:18:0145.828 75.26%45.799 745.814 8
2-235郵便番号の下4桁がぞろ目の郵便局0 01:36:2946.023 418.18%54.727 250.375 3
2-347国会議事堂と都道府県庁の直線距離の中間点2 01:35:5976.437 10.00%42.162 859.300 2
2-4322013年度LPGAツアーコースのNo.18ホール(グリーン)0 19:41:3757.484 248.15%75.435 166.460 1
2-583「五輪」地名0 00:21:4845.234 100.00%42.162 843.698 10
と、総合難易度で問四が1位、問三が2位となりました。問四は誤答率によるもの、問三は所要時間によります。問三は同じ座標系の第1回問五に比べ大きく難易度をあげました。
問一の電子基準点は未知の回答者が多かったようですが(私も航空写真ではなんだかわからず問題の足立区一ツ家まで出かけました)、同じ物体系の第1回問一(観覧車)に比べ難易度がそれほど高くならなかった。所要時間が2倍かかっているのですが、第2回問三が突出しているため、まだサンプル数が少ない偏差値が大きな差とならなかったためでしょう。

追記:第1回の誤答率に誤答(既出)を含めていたのを訂正しました。
[83538] 2013年 5月 22日(水)19:43:10デスクトップ鉄 さん
十番勝負:47市問題
第37回十番勝負の出題傾向として、47都道府県から1市選択する問題(47市問題)が問一から3題続いたことがあげられます(問三は石川県の新旧2市を正答とした結果、48市に)。過去に出題された47市問題は次の21問(第30回の問九は問四を順位問題にしたもの)。
問題共通項所要時間偏差値順位誤答率偏差値順位総合偏差値順位
01-01人口最少0 10:14:1146.41845.3%42.428444.4274
01-05面積最大1 21:08:2654.5670.0%38.133446.3208
02-09最南端0 06:11:4445.42030.0%38.133441.8356
04-08人口第二位0 11:49:3346.71754.2%41.529344.1279
04-10五十音順で最初の読み0 15:08:3147.51473.7%41.229944.3275
08-08五十音順で最後の読み0 10:42:2446.51828.7%45.222945.8221
10-09面積最大0 00:45:2044.12962.3%40.033042.1352
13-02面積第二位0 04:49:5045.12159.1%45.622245.3240
15-04人口密度最大0 00:34:0944.130911.4%47.419045.8224
18-03最北端0 00:26:5844.131912.5%48.317446.2212
21-01県庁から最遠の市役所0 00:36:3944.130419.2%53.810749.0152
22-04都道府県の人口密度に一番近い1 04:11:5850.59114.3%49.814950.2127
30-04最西端0 00:24:1544.13237.7%44.424144.2277
30-09最西端(西から順)0 00:13:0844.034820.5%54.89849.4140
31-09面積最小(面積の大きい順)0 00:16:1644.03418.6%45.123144.6270
32-05最南端0 00:28:0044.13165.7%42.827543.4307
33-02五十音順で二番目0 00:11:2244.03530.0%38.133441.1367
36-07最東端0 00:15:2044.03468.8%45.322644.7266
37-01ローマ字表記順で最初0 00:16:2644.03393.4%41.030442.5332
37-02ローマ字表記順で最後0 01:03:3344.22806.7%43.626243.9292
37-03市役所の標高が最高0 11:05:2846.61796.9%43.825645.2251
同一の共通項の問題が複数回出題されています(ただし、正答はその都度異なる)。総合偏差値が50を超えたのは第22回の問二だけで、47市問題は比較的難易度が低いことが解ります。
第1回の問一、問五はかなり易しい問題ですが、銅メダルまでの所要時間が長かったのは、解答者が少なかったことと、出題時刻が真夜中の午前3時だったことが影響しているのでしょう。

各県1市ではないが類似問題として、次の3問があります。
問題共通項所要時間偏差値順位誤答率偏差値順位総合偏差値順位
09-0847都道府県庁から最近の市役所(所在市以外)9 06:41:3895.9 3 42.6%72.9 14 84.4 3
33-0346都道府県庁から最近の市役所(当該都道府県外)1 21:58:5154.7 66 38.0%69.1 19 61.9 32
37-0448市域の最高点が都道府県で一番0 18:39:0948.3 125 3.7%41.2 299 44.7 263
09-08は、滋賀県が2市で、京都府が0。33-03も他県の市の問題で、白石市が山形県と福島県に該当したため想定解は46。37-04は宮崎県内の市域の最高点が2市の境界にあり48となったもの。47市問題と異なり難易度は高く、09-08は総合難易度第3位の超難問でした。

想定解を47としたカモフラージュ問題(偽47市問題)が次のとおり出題されています。
問題共通項所要時間偏差値順位誤答率偏差値順位総合偏差値順位
02-04高速自動車国道間のジャンクション0 05:26:5945.2 207 0.0%38.1 334 41.7 357
13-04同一都道府県内「四市」に共通文字0 01:14:1344.3 272 16.2%51.4 140 47.8 179
15-05ご当地ナンバー0 00:18:1444.0 333 7.5%44.3 243 44.1 278
19-01同一都道府県内の6つ以上の市と隣接1 07:17:3851.3 86 22.2%56.3 76 53.8 85
19-027つ以上の市と隣接1 05:32:4950.9 89 19.1%53.8 108 52.3 104
19-03市名誕生日が1800年代0 00:16:3344.0 338 10.6%46.8 195 45.4 238
19-04過去も含め特例市に指定0 00:19:2344.0 329 10.6%46.8 195 45.4 237
19-06同音同名の町がある0 00:17:2044.0 336 14.3%49.8 149 46.9 192
19-07ご当地ナンバーが使える0 00:08:4444.0 361 4.7%41.9 289 43.0 314
19-08市を含む合併時に新市名を採用0 00:15:2644.0 344 26.3%59.6 56 51.8 113
19-09市名の読みの末尾2文字を除くと別の市0 09:05:3446.1 191 36.4%67.8 23 56.9 53
19-10市名の読みの先頭2文字を除くと別の市0 06:14:5545.4 202 27.6%60.6 48 53.0 92
20-06市以下の住所に「長野」という地名0 14:31:5347.4 151 22.9%56.8 72 52.1 107
34-08同じ月日に市制施行した市が他にない1 07:17:2151.3 87 0.0%38.1 334 44.7 264
36-08スマートICがある0 04:03:3444.9 218 3.0%40.6 314 42.8 321
36-09市制施行後別々の日に編入2回2 22:45:1960.5 37 12.1%48.0 181 54.2 78
36-10入門コースの問題2 16:58:5859.1 45 3.0%40.6 314 49.9 135
第19回は10問中9問の想定解が47でしたが、すべて偽47市問題。第36回も問七から問十まで想定解47の問題が並びましたが、問七を除き偽47市問題でした。
問題市に同一都道府県の市がダブっていないので(20-06と順位問題の34-08を除く)、47市問題と見分けがつきません。また、上級者が問題市、既出市と異なった県の市を回答して出題者に協力するため、偽47市問題と判断するのに時間がかかり、難易度はかなり高くなっています。
[83529] 2013年 5月 20日(月)20:17:03デスクトップ鉄 さん
第37回十番勝負出題傾向
[80884] 「第34回十番勝負の出題傾向」で、大都市を想定解から外す傾向を指摘しました。大都市外しは第35回には一旦途絶えましたが、36回、37回と復活しました。過去4回の100万都市の解答機会(想定解数-問題数)の推移は次のとおりです。
34回35回36回37回1-37回計解答機会率出題機会
札幌市0100369.7%370
仙台市23115915.9%370
さいたま市12203710.0%370
横浜市03105615.1%370
川崎市02114913.2%370
名古屋市24016216.8%370
京都市04117119.2%370
大阪市02006617.8%370
神戸市11114712.7%370
広島市32126818.4%370
福岡市04105815.7%370
11市計9289760915.0%4070
解答機会計410491465461916527
11市シェア2.2%5.7%1.9%1.5%3.7%
第34回に続き、横浜、大阪は完全に外されました。広島が2問、名古屋、京都等が1問ずつありますが、いずれも結果的に該当しただけで、大都市が共通項となる問題ではありません。第23回問一(複数の小選挙区)は、正答に大都市が含まれますが、今回の問九は中都市または小都市だけです。まぐれ当たり防止対策の意図的なものと推察しますが、いかがでしょう。
一方、今回解答機会数3以上が11市あり、うち三好市と東かがわ市が4問です。
34回35回36回37回1-37回計解答機会率出題機会
三好市0104269.6%270
東かがわ市2204225.9%370
八幡平市0003155.2%290
米沢市0203287.6%370
田村市0003144.4%320
北茨城市1113154.1%370
日光市1003369.7%370
沼田市0103174.6%370
三鷹市0003154.1%370
武蔵村山市0003164.3%370
河内長野市1113256.8%370
回によってばらつきがありますが、東かがわ市がコンスタントに解答機会を与えられている(第36回は問題1)のも意図的でしょうか。
解答率100%の市は20ありますが、うち10市は消滅市。正答数二桁は次の6市ですが、東かがわ市が鳥栖市を抜いてトップになりました。
出題機会問題正答未答解答機会率
東かがわ市370 5 22 05.9%
鳥栖市370 6 21 05.7%
沼田市370 4 17 0 4.6%
鈴鹿市370 2 14 0 3.8%
善通寺市370 0 13 0 3.5%
吉野川市340 1 11 0 3.2%
[83517] 2013年 5月 18日(土)08:28:50【2】デスクトップ鉄 さん
第37回十番勝負難易度分析
恒例の銅メダルまでの所要時間と誤答率(問題、既出を除く)による第37回十番勝負(一般コース)の難易度分析です。問題別の難易度は次の通り。
問題共通項所要時間偏差値順位誤答率偏差値順位総合偏差値順位
37-0147ローマ字表記順で都道府県の最初0 00:16:2644.0 339 3.4%41.0 304 42.5 332
37-0247ローマ字表記順で都道府県の最後0 01:03:3344.2 280 6.7%43.6 262 43.9 292
37-0347市役所の高度が都道府県で一番高い0 11:05:2846.6 179 6.9%43.8 256 45.2 251
37-0448市域の最高点が都道府県で一番高い0 18:39:0948.3 125 3.7%41.2 299 44.7 263
37-0548「三」を含むJR駅1 23:26:2455.0 64 0.0%38.1 334 46.6 200
37-0643国勢調査の人口増加率が5%以上0 00:49:2744.2 291 6.7%43.6 262 43.9 296
37-0740三文字目が「し」0 00:18:0944.0 334 6.9%43.8 256 43.9 291
37-0878ひらがなだけの市に隣接0 01:42:3544.4 259 6.9%43.8 256 44.1 281
37-0998市のみの衆議院小選挙区8 01:50:0389.2 4 16.7%51.7 127 70.5 18
37-1022自由が丘・自由ケ丘0 20:01:0648.6 119 5.6%42.7 277 45.7 231
やはり問九の難易度が高く、所要時間で370問中4位、総合難易度も18位に入りました。
[83489] グリグリ さん
ここまで難問になるとは予想できませんでした。秋田市、金沢市、福山市の問題市(単独で小選挙区)と、田原市(豊橋市と)四国中央市(新居浜市、西条市と)の問題市で共通項への手掛かりはかなりあるのではと思ったのですが。
秋田、金沢、福山組と田原、四国中央組とは市の性格が異なり、共通項にはなかなかたどりつけません。非該当市が示されず、想定解数が多いことも難易度が高くなった理由でしょう。私はまず「フェリー港」が思い浮かび、岡山、徳島の誤答でいったん断念したものの、「別の市区名を含む」([83493] 桜トンネルさん)と二股をかけ、大阪市で誤答になりました。「運も実力のうち」と言いますが、高萩市を正答にしてしまった桜トンネル さんには脱帽です。
過去の類問、第21回問一「複数の衆議院小選挙区がある市」は、総合難易度が328位とかなり易しい問題でした。今回も、「単独で衆議院小選挙区を構成する市」だったら、人口規模が共通項への手掛かりになり、難易度は低かったでしょう。所要時間難易度第2位の第31回問四の「"四"か"月"の文字が入る駅がある市」は物議をかもしましたが、問題市に複数の要素があると、超難問化する傾向があります。
(参考)
23-0182複数の衆議院小選挙区がある市 00 00:17:2744.0 335 3.7%41.2 299 42.6 328
31-0440「四」か「月」の文字が入る駅がある市10 02:33:09100.6212.9% 48.7 169 74.610

回別の難易度は次のとおりです。なお、誤答率を以前の各回各問の誤答率の平均から、10問の総解答の誤答率に変更しました。
平均所要時間偏差値順位誤答率偏差値順位総合偏差値順位
11 06:09:3552.0 127.7%37.8 3444.9 24
21 15:45:0856.9 812.2%45.4 2251.2 13
32 02:21:4862.3 626.8%70.4 166.3 3
40 22:47:2448.2 1914.1%48.8 1848.5 20
52 13:01:4967.8 416.3%52.4 1560.1 6
61 02:31:2450.2 1515.8%51.6 1650.9 14
70 20:04:4446.9 2020.9%60.3 653.6 10
80 08:14:3040.8 3017.1%53.8 1447.3 23
92 16:30:1869.5 323.2%64.1 466.8 2
102 18:41:5170.6 213.7%48.0 1959.3 7
113 05:34:5476.2 126.2%69.2 272.7 1
121 07:09:5652.5 1126.1%69.1 360.8 5
130 15:24:1744.5 2420.4%59.4 751.9 12
142 11:55:0267.2 519.9%58.6 962.9 4
150 05:27:1039.4 3412.1%45.4 2342.4 31
160 17:30:0745.6 2317.5%54.4 1350.0 17
170 12:53:0243.2 2719.4%57.8 1150.5 15
181 01:28:1949.6 1619.9%58.6 1054.1 9
190 09:07:4641.3 2920.1%58.9 850.1 16
200 15:21:3244.5 2521.5%61.3 552.9 11
210 07:08:4140.3 319.7%41.3 2840.8 32
220 12:33:4243.0 2812.1%45.3 2444.2 27
231 17:40:0457.9 718.4%56.0 1256.9 8
240 13:21:5143.4 2612.5%45.9 2144.7 25
250 04:53:1739.1 376.3%35.3 3737.2 37
261 09:43:0753.8 911.9%44.9 2549.4 18
270 06:16:5739.8 329.9%41.6 2740.7 33
281 00:57:4049.4 1713.2%47.2 2048.3 21
291 02:54:1050.3 148.2%38.7 3244.5 26
300 04:59:3439.2 368.2%38.7 3338.9 36
311 08:54:4053.4 1010.8%43.1 2648.2 22
320 05:14:5839.3 359.7%41.1 2940.2 34
330 19:20:4546.5 2115.8%51.6 1749.0 19
340 17:45:2445.7 229.5%40.9 3043.3 29
350 05:57:0439.7 339.4%40.8 3140.2 35
360 22:56:4048.3 187.0%36.6 3542.5 30
371 05:31:1451.7 136.5%35.7 3643.7 28
所要時間難易度が問九のため大きく順位を上げ、総合難易度も過去3回に比べ上昇しましたが、誤答率は一貫して低下し、37回中36位になりました。解答に慎重になったのか、参加者が減少し上級者の比率が高まったためでしょうか。
[82778] 2013年 1月 21日(月)22:05:49デスクトップ鉄 さん
第36回十番勝負難易度分析
恒例の銅メダルまでの所要時間と誤答率(問題、既出を除く)による第35回十番勝負(一般コース)の難易度分析です。まず過去5回の総合難易度を比べると次の通り。
平均所要時間偏差値順位誤答率偏差値順位総合偏差値順位
320 05:14:5839.6 349.5%41.1 2940.4 34
330 19:20:4546.7 2016.1%52.1 1349.4 17
340 13:50:0743.9 248.3%39.1 3241.5 31
350 05:57:0439.9 329.4%40.9 3040.4 33
360 22:56:4048.5 176.9%36.8 3442.6 29
今回特徴的なのは、銅メダルまでの平均所要時間は長かったが、誤答率が低かったことです。その結果、所要時間と誤答率の偏差値を単純平均した総合難易度は36回中29位、過去5回中2位と低位でした。

問題別の難易度は次の通り。
問題共通項所要時間偏差値順位誤答率偏差値順位偏差値順位
36-0180市の人口ランキング2 18:14:4759.5 42 8.6%44.0 244 51.8 113
36-0244市の誕生日0 01:38:5744.3 254 3.1%38.9 313 41.6 337
36-0365読みが三文字の市名0 01:35:4344.3 255 3.1%38.9 313 41.6 338
36-0454海上架橋0 00:23:0344.0 318 11.8%47.0 207 45.5 241
36-0533人口減少1万人以上0 17:31:5948.1 124 12.5%47.7 196 47.9 200
36-0635旧中山道0 01:58:5544.4 245 3.2%39.0 311 41.7 335
36-0747市域の東端0 00:15:2044.0 336 8.8%44.2 241 44.1 283
36-0847スマートIC0 04:03:3444.9 213 3.0%38.8 318 41.8 330
36-0947編入2回2 22:45:1960.6 36 12.1%47.3 203 54.0 83
36-1047入門コースの問題2 16:58:5859.2 44 3.0%38.8 318 49.0 170

総合順位では、難易度の高いほうから問九、問一、問十、問五、問四、問七、問八、問六、問二、問三の順でした。[82549] で出題者は、
問一>>問九>問五>問二=問四=問八>問三=問十>問七>問六
と、問十と問七が易しく、問二が難しいと想定されていたようです。問二が易しくなったのは、
[82772] で白桃 さん から
デスクトップ鉄さんの「大網白里」のおかげで銅。
と指摘されたように、メダルに目がくらみ駆け引きを考えなかったデスクトップ鉄に責任がありそうです。国立市あたりを応えていたら、別の展開になっていたかもしれません。

問九、十については、過去に類似問題があります。
12-1045問一から問九の問題5 01:41:3572.6 16 31.3%65.2 24 68.9 14
13-0156過去の十番勝負で「問一」の問題1 16:40:4353.5 73 50.0%82.7 4 68.1 15
24-06516回以上編入合併2 00:43:2455.4 62 11.1%46.4 217 50.9 124
問十は出題者が想定したほど易しくなかったが、学習効果が働き、前二問と比べると難易度はかなり下がりました。今回難易度トップの問九は、第24回問六に比べ、所要時間、誤答率とも難易度が上がりました。
[82755] 2013年 1月 18日(金)20:04:42デスクトップ鉄 さん
十番勝負と駅伝
[82550] 白桃 さん
今回も問7→6→5→4→3→2と軽快に飛ばしてみたものの、2日目にはいり、バタッと足が止まってしまいました。

十番勝負って、駅伝に似ていますね。12回採点時までにゴールした17名の中継点(採点時)ごとの順位です。

12345678910
1おがちゃん5111111111
2k-ace 8992222222
3桜トンネル 2223333333
4EMM7888810101544
5鳴子こけし-----19191055
6白桃 1345555666
7まつもとしろくま--17171744577
8油天神山131815991191698
9伊豆之国91111131317179129
10まりんぶる~ 3456688131710
11いっちゃん-----1414111411
12星野彼方12131415151818121512
13デスクトップ鉄14143446671013
14BEAN15161616162121211315
15大龍エクスプレス 67711111515181919
16いたがさき----20774814
17深夜特急11151818182020201818

1区でトップだった白桃さんは2区以降順位を下げましたが、それでも6位入賞でまとめるあたりはさすがです。まつもとしろくまさんといたがさきさんは、それぞれ6区で13人抜きの健脚を見せました。デスクトップ鉄は3区で区間賞(3問正答)と健闘したものの後続ランナーがブレーキを起こし、いつもの定位置でのゴールでした。
[82275] 2012年 11月 29日(木)19:53:50デスクトップ鉄 さん
十番勝負同一・類似問題(4)
十番勝負同一・類似問題の想定解の変化を追跡してきました。隣接問題を3回にわたってとりあげましたが、今回は十番勝負の定番となっている消滅市問題です。次の通り過去5回出題された最多問題です。
04-032004/08/09過去に消滅した市名を持つ市(市制施行日の消滅は除く)
07-052005/05/05編入または新設合併で他の市を消滅させ自らの市名が残った
31-062011/04/30複数の市を含む合併を行った市(推計人口順)
34-102012/04/28合併、改称で市名を消滅させた市(当日改称を除く)(消滅日順)
35-G2012/08/13複数の市を含む合併を行った市

このうち、04-03と34-10が同一問題で、市名を消滅させたすべての市が想定解になります。07-05、31-06、35Gは、その部分集合。31-06と35-Gは、単独改称及び1市+町村の合併で新市名が誕生したケース(△で表示)を含まず、07-05はこれに加えて、複数市の合併で新市名を採用したケース(□)を含みません。
04-0307-0531-0634-1035-G消滅市名消滅日・事由
函館市亀田市1973/12/01編入
十和田市三本木市1956/10/10改称
むつ市大湊田名部市1960/08/01改称
奥州市#水沢市, 江刺市2006/02/20新設
仙台市泉市1988/03/01編入
大崎市#古川市2006/03/31新設
由利本荘市#本荘市2005/03/22新設
大仙市#大曲市2005/03/22新設
会津若松市若松市1955/01/01編入/改称
いわき市平市, 磐城市, 勿来市, 常磐市, 内郷市1966/10/01新設
南相馬市#原町市2006/01/01新設
常総市#水海道市2006/01/01編入/改称
ひたちなか市那珂湊市, 勝田市1994/11/01新設
筑西市#下館市2005/03/28新設
坂東市#岩井市2005/03/22新設
日光市今市市2006/03/20新設
那須塩原市#黒磯市2005/01/01新設
さいたま市浦和市, 大宮市, 与野市2001/05/01新設
岩槻市2005/04/01編入
川口市鳩ヶ谷市2011/10/11編入
蓮田市「2点しんにょう」から「1点しんにょう」2011/01/04改称
ふじみ野市上福岡市2005/10/01新設
柏市東葛市1954/11/15改称
匝瑳市#八日市場市2006/01/23新設
香取市#佐原市2006/03/27新設
あきる野市秋川市1995/09/01新設
西東京市田無市, 保谷市2001/01/21新設
新潟市新津市, 白根市, 豊栄市,2005/03/21編入
長岡市栃尾市2006/01/01編入
妙高市#新井市2005/04/01編入/改称
上越市高田市, 直江津市1971/04/29新設
佐渡市両津市2004/03/01新設
射水市#新湊市2005/11/01新設
白山市#松任市2005/02/01新設
越前市#武生市2005/10/01新設
甲州市#塩山市2005/11/01新設
長野市篠ノ井市1966/10/16新設
千曲市更埴市2003/09/01新設
静岡市清水市2003/04/01新設
浜松市天竜市, 浜北市2005/07/01編入
富士市吉原市1966/11/01新設
名古屋市守山市1963/02/15編入
一宮市尾西市2005/04/01編入
豊田市挙母市1959/01/01改称
津市久居市2006/01/01新設
伊勢市宇治山田市1955/01/01編入/改称
伊賀市上野市2004/11/01新設
東近江市#八日市市2005/02/11新設
京都市伏見市1931/04/01編入
舞鶴市東舞鶴市1943/05/27新設
東大阪市布施市, 河内市, 枚岡市1967/02/01新設
姫路市飾磨市1946/03/01新設
たつの市#龍野市2005/10/01新設
出雲市平田市2005/03/22新設
岡山市西大寺市1969/02/18編入
倉敷市児島市, 玉島市1967/02/01新設
尾道市因島市2006/01/10編入
福山市松永市1966/05/01新設
下関市赤間関市1902/06/01改称
周南市徳山市, 新南陽市2003/04/21新設
山陽小野田市#小野田市2005/03/22新設
鳴門市鳴南市1947/05/15改称
松山市北条市2005/01/01編入
西条市東予市2004/11/01新設
四国中央市川之江市, 伊予三島市2004/04/01新設
四万十市#中村市2005/04/10新設
北九州市門司市, 小倉市, 若松市, 八幡市, 戸畑市1963/02/10新設
豊前市宇島市1955/04/14改称
嘉麻市#山田市2006/03/27新設
朝倉市#甘木市2006/03/20新設
糸島市#前原市2010/01/01新設
五島市福江市2004/08/01新設
天草市#本渡市, 牛深市2006/03/27新設
大分市鶴崎市1963/03/10新設
鹿児島市谷山市1967/04/29新設
薩摩川内市#川内市2004/10/12新設
霧島市#国分市2005/11/07新設
いちき串木野市#串木野市2005/10/11新設
南さつま市#加世田市2005/11/07新設
奄美市#名瀬市2006/03/20新設
伊佐市#大口市2008/11/01新設
那覇市首里市1954/09/01編入
沖縄市コザ市1974/04/01新設
うるま市#石川市, 具志川市2005/04/01新設
宮古島市#平良市2005/10/01新設
想定解3821378438
総計3855818484

消滅市問題の想定解も、平成の大合併により2004年から12年の8年間で、38から84に増加しました。この84市は次のように分類できます。
A複数市合併・旧市名26函館市、仙台市、日光市など
B複数市合併・新市名12奥州市、いわき市、ひたちなか市など
C単独改称8十和田市、むつ市、柏市など
D1市+町村・新市名38

Dの1市+町村合併(編入)で新市名を採用した市が多いというのが平成大合併の特徴です。平成大合併以前は、会津若松市(1955年若松市+7村)、伊勢市(1955年宇治山田市+4村)、沖縄市(1974年コザ市+美里村)とあきる野市(1995年秋川市+五日市町)しかなかったのに、平成大合併で一挙に34市も誕生しました。周辺町村に配慮した結果、郡名や複合市名が採用されたもの。

その結果、市名と中心駅名のかい離という現象が生じました。合併に際し新市名を採用した50市(複数市合併を含む)のうち40市に駅が存在しますが、市名と一致する駅があるのは、会津若松、いわき、那須塩原、香取、千曲、伊勢(市)の6市だけです。会津若松は、市の改称に先立ち1917年に若松駅から改称されていた。いわきは、合併後28年を経て改称したもの。那須塩原駅は1982年新幹線開業時に東那須野から改称したもので、駅名由来市名という見方もできます。香取は、郡名を市名としたが、以前から香取駅が存在していた(但し中心駅は佐原)。千曲は新市成立後駅が新設されたもの。伊勢市は市名改称の4年後、1959年に駅名も改称し「市駅」となった。その他の34市の中心駅は、旧市時代の駅名を名乗っています。
[82219] 2012年 11月 20日(火)20:49:34【3】デスクトップ鉄 さん
十番勝負同一・類似問題(3)
同一・類似問題の想定解の変化を追跡する第3回は、想定回数が103から27に激減した、非市隣接の問題。
01-082004/07/03他の市と隣接していない市
02-102004/07/17町にのみ接している市
35-F2012/08/13他の市に隣接していない市(架橋隣接は隣接としない)

第2回問二は、町のみ隣接で、村と隣接している市、他の自治体とまったく隣接していない市が含まれていません。それぞれ、△と□で表示しました。
01-0802-1035-F現在の隣接市変更事由
函館市北斗市2006/02/01北斗市市制施行
釧路市
帯広市
北見市網走市2006/03/05北見市が端野町、常呂町と合併
網走市北見市同上
留萌市
稚内市
紋別市
士別市名寄市2005/09/01名寄市が朝日町と合併
名寄市士別市同上
根室市
弘前市つがる市2005/02/11つがる市市制施行
八戸市
三沢市
むつ市
盛岡市花巻市2006/01/01花巻市が大迫町と合併
八幡平市2006/01/10盛岡市が玉山村を編入
宮古市2010/01/01宮古市が川井村を編入
宮古市盛岡市、花巻市、遠野市2010/01/01宮古市が川井村を編入
久慈市
一関市栗原市2005/04/01栗原市が市制施行
陸前高田市、気仙沼市、登米市2005/09/20一関市が花泉町、大東町、室根村と合併
奥州市2006/02奥州市が市制施行
二戸市八幡平市2006/01/01二戸市が浄法寺町と合併
石巻市登米市、東松島市2005/04/01石巻市が河北町、桃生町、北上町と合併し、登米市、東松島市が市制施行
古川市*2006/03/31→大崎市(合併・新設)
秋田市由利本荘市、潟上市、大仙市、北秋田市2005/03/22由利本荘市、潟上市、大仙市、北秋田市が市制施行
仙北市2005/09/20仙北市が市制施行
能代市北秋田市2006/03/21能代市が二ツ井町と合併
本荘市*2005/03/22→由利本荘市(合併・新設)
男鹿市潟上市2005/03/22潟上市が市制施行
湯沢市由利本荘市、新庄市2005/03/22湯沢市が雄勝町と合併、由利本荘市が市制施行
横手市2005/10/01横手市が増田町、十文字町と合併
新庄市湯沢市2005/03/22湯沢市が雄勝町と合併
白河市
原町市*2006/01/01→南相馬市(合併・新設)
相馬市南相馬市、伊達市2006/01/01原町市ほかが合併南相馬市に、伊達市が市制施行
古河市結城市、坂東市2005/09/12古河市が総和町、三和町と合併
加須市、久喜市2010/03/23加須市が北川辺町と合併、久喜市が栗橋町と合併
栃木市2010/03/29栃木市が藤岡町を編入
石岡市土浦市、下妻市、つくば市2005/10/01石岡市が八郷町と合併
かすみがうら市2005/03/28かすみがうら市が市制施行
桜川市2005/10/01桜川市が市制施行
小美玉市2006/03/27小美玉市が市制施行
沼田市日光市2005/02/13沼田市が利根村を編入
桐生市2005/06/13桐生市が黒保根村を編入
渋川市2006/02/20渋川市が赤城村、子持村、小野上村と合併
みどり市2006/03/27みどり市が市制施行
前橋市2009/05/05前橋市が富士見村を編入
渋川市前橋市、高崎市、沼田市2006/02/20渋川市が赤城村、子持村、小野上村と合併
秩父市飯能市2005/01/01飯能市が名栗村を編入
山梨市、塩山市→甲州市2005/04/01秩父市が大滝村と合併
藤岡市2006/01/01藤岡市が鬼石町を編入
銚子市旭市2005/07/01旭市が海上町、飯岡町と合併
神栖市2005/08/01神栖市が市制施行
館山市南房総市2006/03/20南房総市が市制施行
勝浦市鴨川市2005/02/11鴨川市が天津小湊町と合併
いすみ市2005/12/05いすみ市が市制施行
村上市鶴岡市、胎内市2008/04/01荒川町、朝日村、山北町と合併
糸魚川市上越市2005/03/19糸魚川市が能生町と合併
妙高市2005/04/01新井市が妙高高原町、妙高村を編入、妙高市と改称
佐渡市
かほく市
敦賀市高島市2005/01/01高島市が市制施行
長浜市2010/01/01長浜市が余呉町を編入
小浜市高島市2005/01/01高島市が市制施行
飯田市静岡市、浜松市2005/10/01飯田市が上村、南信濃村を編入
大町市高山市2005/02/01高山市が上宝村を編入
富山市、松本市2005/04/01富山市が大山町と合併、松本市が安曇村を編入
安曇野市2005/10/01安曇野市が市制施行
長野市2006/01/01大町市が八坂村を編入
黒部市2006/03/31黒部市が宇奈月町と合併
高山市白山市、大野市、大町市、飛騨市、郡上市、下呂市2005/02/01高山市が丹生川村、清見村、荘川村、宮村、久々野町、朝日村、高根村、国府町、上宝村を編入
富山市、松本市2005/04/01富山市が大山町と合併、松本市が奈川村、安曇村を編入
下田市
御前崎市菊川市2005/01/17菊川市が市制施行
掛川市2005/04/01掛川市が大東町と合併
牧之原市2005/10/11牧之原市が市制施行
松阪市津市2005/01/01松阪市が三雲町と合併
彦根市東近江市2005/02/11東近江市が能登川町を編入
米原市2005/02/14米原市が市制施行
長浜市米原市2005/02/14米原市が市制施行
敦賀市、高島市2010/01/01長浜市が余呉町、西浅井町を編入
洲本市南あわじ市2005/01/11南あわじ市が市制施行
淡路市2005/04/01淡路市が市制施行
養父市豊岡市、朝来市、宍粟市2005/04/01豊岡市が日高町、出石町と合併、朝来市、宍粟市が市制施行
有田市海南市2005/04/01海南市が下津町と合併
御坊市
田辺市新宮市2005/10/01新宮市が熊野川町と合併
新宮市田辺市同上
鳥取市津山市2005/02/28津山市が加茂町、阿波村と合併
倉吉市真庭市2005/03/31真庭市が市制施行
益田市廿日市市2004/11/01益田市が匹見町を編入
萩市2005/03/06萩市が田万川町と合併
浜田市2005/10/01浜田市が三隅町と合併
岩国市2006/03/20岩国市が錦町と合併
大田市出雲市2005/03/22出雲市が佐田町、多伎町と合併
江津市2005/10/01大田市が温泉津町と合併
津山市鳥取市2005/02/28津山市が加茂町、阿波村と合併
真庭市2005/03/31真庭市が市制施行
因島市*2006/01/10→尾道市(編入)
江田島市#2004/11/01江田島市が市制施行
萩市益田市、山口市2005/03/06萩市が田万川町、旭村と合併
長門市2005/03/22長門市が三隅町と合併
美祢市2008/03/21美祢市が美東町と合併
柳井市光市2004/10/04光市が大和町と合併
岩国市2006/03/20岩国市が由宇町、周東町と合併
観音寺市四国中央市2005/10/11観音寺市が大野原町、豊浜町と合併
三豊市2006/01/01三豊市が市制施行
三好市2006/03/01三好市が市制施行
伊予市大洲市2005/04/01伊予市が双海町と合併
室戸市
飯塚市直方市、田川市、筑紫野市、宮若市2006/03/26飯塚市が筑穂町、穂波町、庄内町、頴田町と合併
嘉麻市2006/03/27山田市が稲築町、嘉穂町と合併嘉麻市新設
甘木市*2006/03/20→朝倉市(合併)
豊前市中津市2005/03/01中津市が耶馬溪町を編入
古賀市福津市2005/01/24福津市が市制施行
宮若市2006/02/11宮若市が市制施行
佐賀市福岡市、大川市、前原市→糸島市、唐津市、小城市2005/10/01佐賀市が諸富町、大和町、富士町、三瀬村と合併
神埼市2006/03/20神埼市が市制施行
唐津市多久市、伊万里市、佐賀市2005/01/01唐津市が、厳木町、相知町、北波多村、肥前町と合併
糸島市2010/01/01前原市が二丈町と合併糸島市新設
長崎市諫早市2005/03/01諫早市が多良見町、飯盛町と合併
西海市2005/04/01西海市が市制施行
佐世保市松浦市、西海市2005/04/01佐世保市が吉井町、世知原町を編入、西海市が市制施行
島原市雲仙市2005/10/11雲仙市が市制施行
南島原市2006/03/31南島原市が市制施行
福江市*2004/08/01→五島市(合併・新設)
平戸市松浦市2005/10/01平戸市が田平町と合併
対馬市
壱岐市
五島市#2004/08/01福江市ほかが合併新設
八代市宇城市2005/08/01八代市が東陽村、泉村と合併
本渡市*2006/03/27→天草市(合併・新設)
山鹿市菊池市2005/01/15山鹿市が菊鹿町と合併
日田市2005/03/22日田市が中津江村を編入
八女市2010/02/01八女市が立花町を編入
牛深市*2006/03/27→天草市(合併・新設)
菊池市山鹿市2005/01/15山鹿市が菊鹿町と合併
阿蘇市、日田市2005/03/22菊池市が旭志村、泗水町と合併、日田市が中津江村、上津江村を編入
合志市2006/02/27合志市が市制施行
上天草市宇城市2005/01/15宇城市が市制施行
天草市2006/03/27本渡市、牛深市ほかが合併天草市新設
日田市中津市2005/03/01中津市が山国町を編入
うきは市、山鹿市、菊池市、阿蘇市2005/03/22日田市が前津江村、中津江村、上津江村を編入
朝倉市2006/03/20甘木市、朝倉町が合併朝倉市新設
八女市2010/02/01八女市が立花町を編入
佐伯市臼杵市、津久見市2005/03/03佐伯市が上浦町、弥生町、本匠村と合併
豊後大野市2005/03/31豊後大野市が市制施行
延岡市2006/02/20延岡市が北方町、北浦町を編入
竹田市阿蘇市、大分市、豊後大野市、由布市2005/04/01竹田市が荻町、久住町、直入町と合併
由布市2005/10/01由布市が市制施行
杵築市豊後高田市、宇佐市2005/10/01杵築市が大田村、山香町と合併
国東市2006/03/31国東市が市制施行
延岡市佐伯市2006/02/20延岡市が北方町、北浦町を編入
日向市
西都市宮崎市2006/01/01宮崎市が佐土原町を編入
名瀬市*2006/03/20→奄美市(合併・新設)
指宿市鹿児島市2004/11/01鹿児島市が喜入町を編入
国分市*2005/11/07→霧島市(合併・新設)
西之表市
奄美市#2006/03/20名瀬市ほかが合併新設
平良市*2005/10/01→宮古島市(合併・新設)
石垣市
名護市
宮古島市2005/10/01平良市ほかが合併新設
南城市#2006/01/01南城市が市制施行
10310327
第1回、第2回には架橋隣接についての注記がありませんが、連続性の観点から、複数県隣接問題とは逆に架橋隣接は対象としていません。そのため、02-10出題当時平戸市は田平町と平戸大橋で、生月町と生月大橋でつながっていましたが、○ではなく□となります。また、唐津市の隣接市に鷹島肥前大橋でつながった松浦市を含めていません。

複数県隣接で取り上げた高山市は、市隣接でも一日にして一挙に8市と隣接した(訂正)のが注目されます。これに対し、沼田市は、5回にわたって5市と隣接しました。「八」の字隣接と同様、自分が相手に近づいたものと、相手が近寄ってきたものとがあります。「八」の字隣接でもとりあげた日田市は7市と隣接しましたが、うきは、山鹿、菊池、阿蘇の4市にみずから近づき、中津、朝倉、八女の3市は相手が近寄ってきました。

訂正:高山市の8市隣接は、2005/02/01の白山市、大野市、大町市、飛騨市、郡上市、下呂市と2005/04/01の富山市、松本市の2段階でした。
[82187] 2012年 11月 17日(土)12:16:17【2】デスクトップ鉄 さん
十番勝負同一・類似問題(2)
[82177]
次回以降は想定解数が大きく減少した例と、増加した例を紹介します。
と予告しました。まず、大きく増加した例です。複数県隣接市も、過去3回出題されています。
01-032004/07/032つ以上の都道府県に接している市
22-012009/04/18複数の都道府県に隣接する市(架橋隣接も含む)
27-042010/04/03複数の都道府県に隣接する市(離島,架橋,海底トンネル隣接も含む)

表に示すように、市域拡大により、第1回の35市から、第22回78市、第27回82市と2倍以上に増加しました。隣県に接していなかった高山市が、一挙に4県と隣接したのが注目されます。
01-0322-0127-042004年隣接その後隣接変更事由
一関市宮城、秋田
八幡平市#青森、秋田2005/09/01市制施行
栗原市#岩手、秋田2005/04/01市制施行
大崎市#秋田、山形2006/03/31古川市ほかが合併新設
湯沢市岩手、山形2005/03/22雄勝町と合併
鹿角市青森、岩手
福島市宮城、山形
喜多方市山形、新潟2006/01/04山都町と合併
古河市栃木、埼玉
栃木市茨城、群馬、埼玉2010/03/29藤岡町を編入
日光市群馬福島2006/03/20栗山村と合併
大田原市福島、茨城2005/10/01黒羽町と合併
高崎市埼玉、長野2006/01/23倉渕村、新町を編入
太田市栃木、埼玉
秩父市東京群馬、山梨、長野2005/04/01大滝村と合併
加須市茨城、栃木、群馬2010/03/23北川辺町と合併
三郷市千葉、東京
幸手市茨城、千葉
松戸市埼玉、東京
野田市茨城、埼玉
川崎市千葉、東京
相模原市東京山梨2006/03/20津久井町を編入
新発田市山形、福島
糸魚川市富山、長野
魚沼市#福島、群馬2004/11/01市制施行
富山市長野、岐阜2005/04/01大山町と合併
南砺市#石川、岐阜2004/11/01市制施行
白山市#富山、福井、岐阜2005/02/01松任市ほかが合併新設
大野市石川、岐阜
山梨市埼玉、長野2005/03/22三富村と合併
南アルプス市長野、静岡
上野原市#東京、神奈川2005/02/13市制施行
伊那市山梨、静岡2006/03/31長谷村と合併
大町市富山、岐阜
大垣市三重、滋賀2006/03/27上石津町を編入
高山市富山、石川、福井、長野2005/02/01荘川村、上宝村を編入
恵那市長野、愛知2004/10/25上矢作町と合併
海津市#愛知、三重2005/03/28市制施行
静岡市山梨、長野
浜松市長野、愛知2005/07/01水窪町を編入
豊田市長野、岐阜2005/04/01稲武町を編入
愛西市#岐阜、三重2005/04/01市制施行
桑名市岐阜、愛知2004/12/06多度町、長島町と合併
上野市*滋賀、奈良2004/11/01→伊賀市
熊野市奈良、和歌山
いなべ市岐阜、滋賀
伊賀市#滋賀、京都、奈良2004/11/01上野市ほかが合併新設
長浜市福井、岐阜2010/01/01余呉町を編入
甲賀市#三重、京都2004/10/01市制施行
高島市#福井、京都2005/01/01市制施行
京都市滋賀、大阪
京田辺市大阪、奈良
南丹市福井、滋賀、大阪、兵庫2006/01/01市制施行
枚方市京都、奈良
河内長野市奈良、和歌山
篠山市京都、大阪
宍粟市#鳥取、岡山2005/04/01市制施行
奈良市京都三重2005/04/01月ヶ瀬村を編入
五條市大阪、和歌山
生駒市京都、大阪
橋本市大阪、奈良
新宮市三重奈良2005/10/01熊野川町と合併
鳥取市兵庫、岡山2004/11/01国府町、用瀬町、佐治村を編入
益田市山口広島2004/11/01匹見町を編入
新見市鳥取広島2005/03/31神郷町と合併
美作市#兵庫、鳥取2005/03/31市制施行
庄原市鳥取、島根、岡山2005/03/31西城町と合併
廿日市市島根、山口
岩国市広島島根2006/03/20錦町と合併
鳴門市兵庫、香川
三好市#香川、愛媛、高知2006/03/01市制施行
高松市岡山徳島2005/09/26塩江町を編入
観音寺市徳島、愛媛2005/10/11大野原町と合併
四国中央市徳島、香川、高知
八女市熊本、大分2010/02/01矢部村を編入
唐津市福岡、長崎2005/01/01浜玉町と合併、2009/04/18鷹島肥前大橋開通
人吉市宮崎、鹿児島
山鹿市福岡、大分2005/01/15菊鹿町と合併
日田市福岡、熊本2005/03/22中津江村を編入
竹田市熊本、宮崎
小林市熊本、鹿児島
えびの市熊本、鹿児島
大口市*熊本、宮崎2008/11/01→伊佐市
伊佐市#熊本、宮崎2008/11/01大口市ほかが合併新設
357882

01-03は、想定解数が明示されておらず、架橋隣接等の注記がありませんが、連続性を考えて川崎市、鳴門市が含まれているものとしました。なお、[82025]
対象は、第1回から第35回の330問(30、31、32、34回の順位問題計20問と第35回の入門編を除く)。正答市は10166、未解答市は4485、平均解答率=(正答市/(正答市+未解答市))は69.4%でした。
と書きましたが、01-03の未解答市から川崎、鳴門両市に加え、福島、新発田、竹田の計5市が漏れていました。正答市は10166、未解答市は4490となります(解答率は0.1%単位では変化がありません)。

訂正
[82197] 桜通り十文字 さんのご指摘により訂正
[82200] k-ace さんのご指摘により訂正。南丹市の滋賀県、大阪府が漏れていたのを訂正
[82177] 2012年 11月 15日(木)00:23:49デスクトップ鉄 さん
十番勝負同一・類似問題
五番勝負も一段落したようなので、十番勝負の想定解分析を続けます。

十番勝負には、同一・類似問題が結構出題されています。甲子園出場校は3回、地方大会準優勝校は2回出題されていますが、当然その都度想定解が異なります。その他の問題でも市町村合併等により、想定解は出題の都度変化しました。隣接問題からそのような例を紹介します。

「八」の字自治体隣接市は、過去3回出題されています。
05-082005/01/01「八」の字を含む自治体に接している市
13-082006/10/29「八」の文字が入る市町村に隣接する
35-H2012/08/13「八」の入る市に隣接する市(湖上隣接は除く)

次の表の記号は、[82025] と同じです。なお第35回問Hは八の字市に隣接なので、町隣接を付け加え、△で示しています。
05-0813-0835-H隣接自治体変更事由
盛岡市八幡平市2005/09/01八幡平市市制施行。2006/01/01盛岡市が玉山村を編入
二戸市八幡平市2005/09/01八幡平市市制施行。2006/01/01二戸市が浄法寺町と合併
能代市八竜町→八峰町2006/03/20八竜町→三種町。2006/03/27八峰町新設
鹿角市八幡平市2005/09/01八幡平市市制施行
仙北市#八幡平市2005/09/01八幡平市市制施行。2005/09/20仙北市市制施行
酒田市八幡町2005/11/01八幡町→酒田市
古河市八千代町2005/09/12古河市が総和町、三和町と合併
石岡市八郷町2005/10/01八郷町→石岡市
結城市八千代町
下妻市八千代町
笠間市八郷町2005/10/01八郷町→石岡市
つくば市八郷町2005/10/01八郷町→石岡市
常総市#八千代町2006/01/01水海道市が石下町を編入、常総市に
筑西市#八千代町2005/03/28下館市が明野町ほかと合併、筑西市に
坂東市#八千代町2005/03/22岩井市が猿島町と合併、坂東市に
草加市八潮市
三郷市八潮市
千葉市八千代市、八街市
船橋市八千代市
佐倉市八千代市、八街市
東金市八街市
旭市八日市場市2006/01/23八日市場市→匝瑳市
習志野市八千代市
印西市八千代市
白井市八千代市
富里市八街市
山武市#八街市2006/03/27山武市市制施行
昭島市八王子市
町田市八王子市
日野市八王子市
福生市八王子市
多摩市八王子市
あきる野市八王子市
相模原市八王子市2006/03/20相模原市が津久井町、相模湖町を編入
南砺市#八尾町2005/04/01八尾町→富山市
長野市八坂村2005/01/01長野市が大岡村を編入。2006/01/01八坂村→大町市
大町市八坂村2006/01/01八坂村→大町市
茅野市八千穂村2005/03/20八千穂村→佐久穂町
大垣市安八町
瑞浪市八百津町
羽島市安八町
恵那市八百津町
美濃加茂市八百津町
可児市八百津町2005/05/01可児市が兼山町を編入
瑞穂市安八町
飛騨市八尾町2005/04/01八尾町→富山市
近江八幡市八日市市2005/02/11八日市市→東近江市
八日市市近江八幡市
野洲市#近江八幡市2004/10/01野洲市市制施行
東近江市#近江八幡市2005/02/11八日市市→東近江市
京都市八幡市、八木町2006/01/01八木町→南丹市
亀岡市八木町2006/01/01八木町→南丹市
城陽市八幡市
京田辺市八幡市
大阪市八尾市
枚方市八幡市
松原市八尾市
柏原市八尾市
藤井寺市八尾市
東大阪市八尾市
西脇市八千代町2005/11/01八千代町→多可町
加西市八千代町2005/11/01八千代町→多可町
鳥取市八頭町2005/03/31八頭町新設
松江市八雲村2005/03/31八雲村→松江市
雲南市八雲村2005/03/31八雲村→松江市
大洲市八幡浜市
西予市八幡浜市
久留米市八女市2006/10/01八女市が上陽町を編入
筑後市八女市
うきは市#八女市2005/03/20うきは市市制施行。2010/02/01八女市が星野村を編入
みやま市#八女市2007/01/29みやま市市制施行
山鹿市八女市2010/02/01八女市が立花町を編入
宇城市#八代市2005/01/15宇城市市制施行
日田市八女市2010/02/01八女市が矢部村、星野村を編入
糸満市八重瀬町2006/01/01八重瀬町新設
豊見城市八重瀬町2006/01/01八重瀬町新設
南城市#八重瀬町2006/01/01南城市市制施行、八重瀬町新設
545660

隣接市でなくなったのは、相手が消滅したものと自分が消滅したものとがあります。新たに隣接したケースは、「八」の字自治体がが新設されたもののほか、自分から相手に近づいていったものと、相手が近寄ってきたものとがあります。相模原市は、津久井町、相模湖町を編入して八王子市と境界を接することになりました。日田市は、矢部村、星野村を編入した八女市のほうが近寄ってきた例です。能代市のように隣接していた八竜町が合併により三種町となって途絶えた1週間後に、八森町、峰浜村が合併し八峰町が新設され、隣接が復活した例もあります。なお旧八森町とは境界を接していませんでした。

「八の字」隣接問題は、想定解数はあまり変化がありませんが、次回以降は想定解数が大きく減少した例と、増加した例を紹介します。
[82036] 2012年 10月 31日(水)21:33:53デスクトップ鉄 さん
十番勝負:正答、解答機会、想定解
[82029] 白桃 さん
[82025]デスクトップ鉄さんの記事を見ていて、どうして東かがわ市は“新設市”ではないのか?と思っていたら、十番勝負が開始された2004年7月3日には既に市になっていた、という意味だったのですね。
定義せずに使ってしまいましたが、おっしゃるとおりです。「新設市」は第1回開催以降生まれた市、「消滅市」はその後(市名が)亡くなった市です。いずれも第1-35回の一部期間しか存在せず、330問すべての対象ではなかったという意味で使いました。この期間存在した市は845市あり、全期間通して存在しているのが646市、新設市が146市、消滅市が53市です。ちなみに、新設市のなかでは、五島市が310問で最大の出題対象、長久手市が15問で最少。消滅市は、鳩ヶ谷市が305問で最大、福江市が20問で最少です。

[82025]では、解答に選ばれやすい市、選ばれにくい市を解答率という観点から分析しました。今回は解答市の絶対数を分析対象にします。次の表は正答数の順位でソートしたもの。なお、解答機会=◎+○、想定解=●+◎+○、率は出題数に対するそれぞれの比率です。正答数の30位までと各指標の上位30位にはいる市をリストし、漏れている政令指定都市を参考に掲げました。

出題数解答機会同順位解答機会率同順位想定解同順位想定解率同順位
1京都市33016521668120.6%184125.5%1
2大阪市33012501464219.4%376223.0%2
3福岡市330649453816.1%9591017.9%11
4仙台市3301048553816.1%963919.1%10
5横浜市3301445954716.4%868720.6%7
6高松市3308438511115.5%12591017.9%11
7広島市3307422163319.1%470621.2%6
7松山市3308429511115.5%12591017.9%11
9静岡市3307412061518.5%668720.6%7
10名古屋市33015401757617.3%7723 21.8%3
10新潟市33044010501415.2%155418 16.4%19
12富山市3309392463319.1%4723 21.8%3
12岡山市33023399481714.5%18715 21.5%5
14大津市33073812501415.2%155715 17.3%16
15神戸市33012376432613.0%285516 16.7%17
15姫路市3304378452113.6%234924 14.8%26
17長崎市33063616521015.8%115813 17.6%14
17浜松市33083614501415.2%155813 17.6%14
17北九州市33012367432613.0%28551616.7%17
20金沢市33011353383811.5%41492414.8%26
21上越市33023413471914.2%20492414.8%26
21高知市3305347413412.4%36463713.9%39
23秋田市33023120511115.5%12532016.1%21
23青森市33073113442213.3%24512215.5%24
23川崎市33073111423012.7%32492414.8%26
23長岡市33043111423012.7%32463713.9%39
27熊本市33063018481714.5%18541816.4%19
27鹿児島市330103012423012.7%325221 15.8%22
27豊田市33063014442213.3%24502315.2%25
30福島市33022918471914.2%20492414.8%26
30鳥取市33052915442213.3%24492414.8%26
--------------
36千葉市33042716432613.0%28473214.2%34
36山口市33032715423012.7%32454013.6%42
41大崎市#2304266326413.9%22366315.7%23
45長野市33032519442213.3%24473214.2%34
70佐賀市33022221432613.0%28454013.6%42
75山形市330102118393711.8%39492414.8%26
79福江市*20022479220.0%2479920.0%9
--------------
35札幌市330122455114910.6%53473214.2%34
36堺市3305278354910.6%53405112.1%55
64さいたま市330823831719.4%76395311.8%57
150相模原市33021179261067.9%120473214.2%34

[80212] で、「大都市は想定解数における占拠率(大都市が正答となる確率)が高い」と指摘しました。今回の分析結果はこれを裏付けています。京都市が正答数、解答機会数、解答機会率、想定解数、想定解率の五冠王に輝きました。以下、政令指定都市、県庁所在地が続いていますが、政令指定都市のなかで、札幌市、さいたま市、相模原市、堺市が各指標の30位以内に入っていません。とくに人口第4位の札幌市の低迷振りが注目されます。

京都市の解答機会率20%超ということは、出題直後に全問京都市を解答すれば、金メダルが2個取れるということになります。しかし出題者もその辺は心得ておられ、[80884]で指摘したように、第34回は大都市を想定解から外す対策を採られたようです。
[82025] 2012年 10月 29日(月)21:56:01デスクトップ鉄 さん
続・十番勝負:解答市の選択
[81837]で、十番勝負の解答に選択されやすい市、されにくい市について、第21回以降のデータを分析しました。そのなかで
第20回までは、未解答市が公開されておらず(初期は想定解数も示されていない)、今から全未解答市を調べるのは結構大変です。もしデータが残っていて、公表していただけるなら、ぜひ分析に加えたいと思います。
と書いたところ、ぐりぐりさんから第1回からの「共通項虎の巻」を送って頂きました。この「虎の巻」でも初期の出題のなかには想定解数が明示されていないものがあり、出題当時の想定解の探索作業を行いましたが、平成の大合併の時期にまたがっていて、この作業はかなり難航しました。まだもれがあるとは思いますが、この辺で打ち切り、[81837]と同様の分析結果を公開します。

対象は、第1回から第35回の330問(30、31、32、34回の順位問題計20問と第35回の入門編を除く)。正答市は10166、未解答市は4485、平均解答率=(正答市/(正答市+未解答市))は69.4%でした。なお、第1回問一の採点の誤り(長門市が正答になっているが、山口県内の最小人口は当時も美祢市)を訂正して計算しています。

解答率は、市によるばらつきが大きく、うち一度も正答にならなかった市が15市ありました。すべて消滅市または新設市。(以下の表において●:出題市、◎:解答市、○:未答市、*消滅市、#:新設市)
解答機会想定解
黒磯市*1 0 1 1 2
姶良市#1 0 1 1 2
尾西市*0 0 1 1 1
北条市*0 0 1 1 1
野々市市#2 0 0 0 2
川内市*2 0 0 0 2
長久手市#1 0 0 0 1
小野田市*1 0 0 0 1
新湊市*1 0 0 0 1
武生市*1 0 0 0 1
岩槻市*0 0 0 0 0
豊栄市*0 0 0 0 0
松任市*0 0 0 0 0
東予市*0 0 0 0 0
具志川市*0 0 0 0 0
岩槻市、豊栄市、松任市、東予市、具志川市は、出題を含めて一度も想定解に入らずに消滅しました。

解答率30%以下の市は22市、このうち21市が消滅市または新設市で、35回の出題全期間中存続していたのは駒ヶ根市だけ(解答機会9回、解答2回、解答率22.2%)。解答率30%台は、守谷市(4/13=30.8%)、江別市(4/12=33.3%)、石狩市(4/12=33.3%)、横手市(5/15=33.3%)、御坊市(3/9=33.3%)、田川市(4/12=33.3%)、留萌市(5/14=35.7%)、戸田市(5/14=35.7%)、岩倉市(5/14=35.7%)、東大和市(7/19=36.8%)、上尾市(3/8=37.5%)、小千谷市(3/8=37.5%)、尾張旭市(3/8=37.5%)、豊前市(5/13=38.5%)と続きます。

一方、解答率100%の都市が34市あり、こちらも消滅市が7市(新津市、新井市、白根市、浜北市、上野市、中村市、加世田市)、新設市が15市含まれています。8回以上の解答機会があって、全問解答された市は次の15市です。
解答機会想定解
鳥栖市6 17 0 17 23
東かがわ市4 16 0 16 20
四国中央市4 16 0 16 20
宿毛市2 14 0 14 16
つくばみらい市#1 14 0 14 15
鈴鹿市1 14 0 14 15
沼田市4 13 0 13 17
南あわじ市#1 13 0 13 14
南城市#2 12 0 12 14
桜川市#1 11 0 11 12
浅口市#0 11 0 11 11
南房総市#2 10 0 10 12
吉野川市#1 9 0 9 10
善通寺市0 9 0 9 9
南国市2 8 0 8 10
新設市が健闘していることと、四国の市が15市中6市を占めていることが注目されます。

都道府県別解答率の上位下位それぞれ10県をリストしました。
順位解答機会想定解解答率
1香川18 148 23 171 189 86.5%
2石川42 176 33 209 251 84.2%
3高知16 156 30 186 202 83.9%
4愛媛21 170 39 209 230 81.3%
5徳島17 126 30 156 173 80.8%
6兵庫52 425 121 546 598 77.8%
7宮城36 220 72 292 328 75.3%
8栃木28 186 61 247 275 75.3%
9鳥取16 82 27 109 125 75.2%
10沖縄29 145 48 193 222 75.1%
--------
38千葉64 382 208 590 654 64.7%
39埼玉63 394 215 609 672 64.7%
40東京46 296 163 459 505 64.5%
41山口39 190 105 295 334 64.4%
42岩手26 146 81 227 253 64.3%
43長野42 220 123 343 385 64.1%
44島根18 121 70 191 209 63.4%
45熊本24 157 95 252 276 62.3%
46北海道61 353 235 588 649 60.0%
47大分17 152 104 256 273 59.4%
前回書いた、「四国の突出ぶり」は変わりませんが、「西高東低の傾向」は必ずしもあたっていませんでした。

最後になりましたが、十番勝負にも参加されていたハンブルガーさんのご冥福をお祈りします。
[81837] 2012年 9月 12日(水)21:39:14【1】デスクトップ鉄 さん
十番勝負:解答市の選択
十番勝負の個人記録集に、解答者の正答市重複率が発表されています。満遍なく選択している人と、特定の市に偏って解答している人と二極分化しているようです。
解答に選択されやすい市、されにくい市を調べてみました。未解答市が明らかになっている第21回から第35回の130問(30、31、32、34回の順位問題計20問を除く)中、正答市は4539、未解答市は1558、平均解答率*は74.4%でした。*正答市/(正答市+未解答市)
解答率は、市によるばらつきが大きく、解答率30%以下の市が21市、うち一度も解答されなかった市が10市ありました。
市名解答機会正答市解答率市名解答機会正答市解答率市名解答機会正答市解答率
石狩市500.0%由布市200.0%豊後大野市8225.0%
鉾田市400.0%芦別市100.0%登別市4125.0%
胎内市300.0%姶良市100.0%和光市4125.0%
下呂市300.0%守谷市6116.7%鴨川市4125.0%
上尾市200.0%江別市5120.0%井原市4125.0%
秦野市200.0%滝川市5120.0%須坂市7228.6%
竹原市200.0%市川市13323.1%三原市10330.0%
石狩市は、5回の解答機会がありながら一度も解答されませんでした。13回解答機会があった市川市が解答されたのは、3回だけでした。

一方、解答率100%の都市が148市ありました。このうち、8回以上の解答機会があって、全問解答された市は次の20市です。
大阪市2323100.0%南足柄市99100.0%亀山市88100.0%
三好市1515100.0%吹田市99100.0%いなべ市88100.0%
金沢市1414100.0%松阪市99100.0%東かがわ市88100.0%
十和田市1010100.0%阿波市99100.0%西条市88100.0%
阿南市1010100.0%氷見市88100.0%宿毛市88100.0%
四国中央市1010100.0%射水市88100.0%鳥栖市88100.0%
むつ市99100.0%かほく市88100.0%
大阪市は、解答機会が23回あり、全問解答されました。四国の市が20市中7市含まれているのが興味深いところ。

解答機会が20回以上あった市は23あり、解答率順に並べると次のとおり。
大阪市2323100.0%大津市201785.0%秋田市231669.6%
福岡市232295.7%熊本市262181.8%呉市221568.2%
京都市272592.6%高知市221881.8%浜松市291965.5%
仙台市242291.7%長崎市211781.0%福島市201365.0%
高松市211990.5%一関市201680.0%豊田市201365.0%
横浜市252288.0%新潟市221777.3%静岡市301963.3%
松山市221986.4%名古屋市251976.0%富山市321650.0%
青森市201785.0%広島市251872.0%
福岡市は、今回の問八が解答されていれば、大阪市と並んで23問全問解答を継続していました。解答機会のトップは32回の富山市、2位は30回の静岡市ですが、解答率はともに高くありません。

県別の解答率の上位・下位各10県は次のとおりです。四国の突出ぶりと西高東低の傾向がうかがえます。
1徳島676191.0%38富山1087569.4%
2香川766990.8%39茨城19913869.3%
3石川968790.6%40福島1339269.2%
4愛媛958488.4%41大分1077267.3%
5三重1069084.9%42岐阜16210967.3%
6高知756384.0%43長野15410366.9%
7奈良847083.3%44北海道20513666.3%
8佐賀776483.1%45秋田1067066.0%
9京都12410383.1%46山梨1137263.7%
10沖縄826882.9%47千葉22714162.1%

第20回までは、未解答市が公開されておらず(初期は想定解数も示されていない)、今から全未解答市を調べるのは結構大変です。もしデータが残っていて、公表していただけるなら、ぜひ分析に加えたいと思います。
[81804] 2012年 9月 7日(金)21:21:10デスクトップ鉄 さん
第35回十番勝負難易度分析
恒例の銅メダルまでの所要時間と誤答率*による第35回十番勝負(一般コース)の難易度分析です。こんな分析をしても、成績向上にはつながらないのですが。

問題所要時間偏差値順位誤答率偏差値順位総合偏差値順位
35-010 00:55:3944.22703.0%40.429742.3315
35-020 01:19:1144.32566.1%42.825843.5287
35-030 00:12:3444.03303.2%40.529342.3318
35-040 00:23:3844.03088.6%44.822644.4258
35-050 01:21:2944.32549.4%45.521444.9246
35-060 12:01:0846.816225.0%58.16452.497
35-071 14:24:5252.97320.5%54.49753.781
35-080 02:42:5744.62233.1%40.429442.5310
35-090 01:34:5344.32506.3%43.025743.6284
35-100 00:34:1744.12923.1%40.429442.3317

総合偏差値が50を超えたのは、問六、問七の2問だけ。概して難易度は低かったようです。回ごとの総合難易度(10問の単純平均)は、次のとおり35回中33位で同じ傾向ですが、問題が易しくなったというより、解答者の実力が向上したという見方もできます。

所要時間偏差値順位誤答率偏差値順位総合偏差値順位
11 06:09:3552.1128.6%39.53245.824
21 15:45:0856.8810.8%43.32550.015
32 02:21:4862.0630.2%75.4168.72
40 22:47:2448.41715.1%50.41549.416
52 13:01:4967.3414.0%48.51757.97
61 02:31:2450.31417.4%54.11252.211
70 20:04:4447.11821.0%60.2553.710
80 08:14:3041.32816.4%52.51346.922
92 16:30:1869.0323.2%63.8466.43
102 18:41:5170.1213.4%47.61858.86
113 05:34:5475.4125.4%67.5371.41
121 07:09:5652.61126.6%69.5261.05
130 15:24:1744.82119.2%57.11051.014
142 11:55:0266.7519.2%57.2961.94
150 05:27:1039.93212.0%45.22242.628
160 16:35:1645.42012.6%46.31945.823
170 12:53:0243.62420.6%59.5751.513
181 01:28:1949.81520.9%60.0654.98
190 09:07:4641.72719.0%56.81149.317
200 15:21:3244.82220.5%59.4852.112
210 07:08:4140.7299.0%40.32840.530
220 12:33:4243.42511.4%44.22343.827
231 17:40:0457.7715.6%51.21454.59
240 13:21:5143.82312.2%45.62144.725
250 04:53:1739.6355.9%35.13537.335
261 09:43:0753.8911.4%44.22449.018
270 06:16:5740.3308.9%40.02940.232
281 00:57:4049.51612.4%45.82047.721
291 02:54:1050.5138.1%38.73344.626
300 04:59:3439.7347.9%38.53439.134
311 08:54:4053.41010.7%43.02648.219
320 05:14:5839.8339.4%40.82740.331
330 19:20:4546.71914.3%49.01647.920
340 09:16:5141.8268.8%39.83140.829
350 05:57:0440.2318.8%39.93040.133

*誤答率=誤答/(正答+誤答) 誤答は、既出市、問題市を除く。正答は、初期に認められていた同一解答者の再回答を除く

[81803] グリグリさん
ちなみに、以下の変遷情報の検索結果から拾い出したのですが漏れてしまったようです。お詫びして訂正いたします。
「八」の文字を含む自治体の変遷情報抽出結果
私も同じ検索をしたのですが、松原市を見落としていました。未解答市をすべて発表していただいたおかげで、漏れのチェックができました。
[80884] 2012年 5月 20日(日)21:06:48【2】デスクトップ鉄 さん
第34回十番勝負の出題傾向
[80865] で第34回十番勝負の難易度分析を行い、順位問題が一般問題に比べ難易度が低いという傾向は変わらないが、その差がかなり接近したと報告しました。これは、出題者が順位問題の復活に当たり、その難易度を高めたためと推察しているのですが、もうひとつ、今回の特徴的な出題傾向を指摘してみたいと思います。

それは、大都市を想定解から外す傾向です。まだ、問三の未答市が出揃っていませんが、横浜市と大阪市が、全787市が該当する問六を除き、まったく想定解に含まれていません。横浜、大阪を冠するジャンクションまたはインターチェンジはないから、問三からも外れているでしょう。また問六も横浜市は最後の、大阪市は786番目の解答になります。その他の人口百万以上の大都市で、名古屋は2問(問2と問10)、以下札幌は1、神戸2、福岡1(問3?)、京都市1、川崎市0、さいたま2、広島3、仙台1という結果でした。

[80212] で、「大都市は想定解数における占拠率(大都市が正答となる確率)が高い」と指摘しました。第21回から前回第33回までの想定解数の上位と下位をあげると次のとおりです(消滅市を除く。長久手市は第33回開始後市制施行)。
出題回答未答出題回答未答
浜松市335199長久手市0000
富山市3241414久居市0000
名古屋市307185芦別市1001
京都市306213伊達市(北)1100
岡山市3014124五所川原市1010
横浜市286193羽生市1010
相模原市2813114野々市市1100
静岡市2821610羽曳野市1010
仙台市274212竹原市1001
大阪市263221須崎市1010
福岡市252221紋別市2020
熊本市250196黒石市2020
広島市241167遠野市2110
松山市241194長井市2020
北九州市247134南陽市2020
豊田市233137行方市2011
神戸市237151袖ケ浦市2011
札幌市225116小千谷市2110
大崎市223154多治見市2002
秋田市222146名張市2020
新潟市221183湖南市2011
呉市221147御坊市2011
長崎市222146府中市(広)2020
青森市213153南国市2110
高崎市21696田川市2101
川崎市212136福津市2002
飯田市215124宇城市2011
大津市212154日向市2002
姫路市211164
高松市212163
*順位問題で、全市が該当する第30回問8、問10、第32回問8、及び想定解数が示されていない第32回問10を除く

横浜が6位タイ、大阪が10位と、上位には政令指定都市を中心に、大都市が並んでいます。一方、過去想定解が1問しかなかった五所川原が今回だけで2問になりました(野々市も)。今回の大都市排除傾向は、やはりまぐれ当たり対策の意図的なものと推察しますが、いかがでしょうか。
[80865] 2012年 5月 17日(木)20:40:08【1】デスクトップ鉄 さん
第34回十番勝負難易度分析
前回に続き、銅メダルまでの所要時間と誤答率*による第34回十番勝負の難易度分析です。
問題所要時間偏差値順位誤答率偏差値順位総合偏差値順位
34-010 21:01:3548.711026.7%59.25454.075
34-020 02:11:3544.42310.0%37.930541.1332
34-030 00:46:3444.12717.1%43.623943.8268
34-040 02:33:5844.52243.8%40.928042.7294
34-051 20:36:5454.2657.1%43.623948.9137
34-060 21:08:0148.81094.2%41.227545.0236
34-070 00:50:4644.126722.2%55.77549.9121
34-081 07:17:2151.1810.0%37.930544.5251
34-090 01:18:0644.22516.7%43.225143.7274
34-100 00:21:4044.03019.7%45.620844.8244
* 誤答/(正答+誤答) 誤答は、既出市、問題市を除く

[80766]で出題者が
今回は、際立った難問はなかったようで、比較的順調に正答が集まっています。
とおっしゃったように、総合偏差値が50を超えたのは問一しかなく、これは誤答率が高かったためです。所要時間では問五と問八の偏差値が50を超え、難しかったといえます。

回ごとの総合難度(10問の単純平均)は、次のとおり34回中22位でした。しかし、所要時間は27位、誤答率が14位と大きな差が出ました。[55238]で提示した仮説が正しければ、上級者にとっては易しく、一般人には難しい出題だったといえます。

所要時間偏差値順位誤答率偏差値順位総合偏差値順位
11 06:09:3551.6128.6%38.23244.925
21 15:45:0856.4810.8%42.22649.315
32 02:21:4861.7630.2%75.7168.72
40 22:47:2447.91715.1%49.61648.716
52 13:01:4967.0414.0%47.61757.37
61 02:31:2449.71417.4%53.51251.611
70 20:04:4446.51821.0%59.8553.210
80 08:14:3040.62916.4%51.81346.223
92 16:30:1868.8323.2%63.6466.23
102 18:41:5169.9213.4%46.71958.36
113 05:34:5475.3125.4%67.4371.41
121 07:09:5652.11126.6%69.5260.85
130 15:24:1744.22219.2%56.61050.414
142 11:55:0266.5519.2%56.6961.64
150 05:27:1039.23212.0%44.22341.730
160 17:10:3145.12112.5%45.12045.124
170 12:53:0242.92520.6%59.1751.013
181 01:28:1949.21520.9%59.6654.48
190 09:07:4641.02819.0%56.31148.717
200 15:21:3244.22320.5%59.0851.612
210 07:08:4140.0309.0%39.12939.531
220 12:33:4242.72611.4%43.22443.029
231 17:40:0457.3715.4%50.21553.89
240 13:21:5143.22412.0%44.32243.726
250 18:21:1545.72010.1%40.92843.328
261 09:43:0753.4911.4%43.12548.218
270 06:16:5739.6318.9%38.83139.232
281 00:57:4049.01612.4%44.82146.920
291 02:54:1049.9138.1%37.43343.727
300 04:59:3439.0347.9%37.13438.034
311 08:54:4053.01010.7%41.92747.419
320 05:14:5839.1339.0%39.03039.133
330 19:20:4546.21913.8%47.41846.821
340 11:40:3342.32715.8%50.81446.522

今回は順位問題が復活しましたが、順位問題が登場した第30回以降の一般問題と順位問題の平均難易度を比較してみます。
一般問題順位問題
所要時間誤答率所要時間誤答率
300 09:13:48 7.6%0 00:45:208.3%
312 04:00:0813.4%0 13:49:128.0%
320 08:53:1110.5%0 01:36:457.6%
340 14:14:07 9.0%0 10:59:118.5%

順位問題のほうが難易度が低いという傾向は変わりませんでしたが、その差がかなり接近しました。順位問題は、これまで人口、面積、経緯度、郵便番号等の数値を対象にしていましたが、今回の問六は、人口の実数ではなく、較差による順位だったことに惑わされました。私は、これまで順位問題との相性がよく、[80164]でその復活をお願いしたわけです。今回も順位問題については、ノーヒントで解答できましたが、「順位問題も甘くはないですよ」と出題者がつぶやいているのが聞こえるようです。

なお、[80852]で あきすて さんが指摘されましたが、第三ヒント解答が「人工比較」となっています。
[80212] 2012年 1月 25日(水)20:47:03【2】デスクトップ鉄 さん
Re: 順位問題
[80181]
順位問題は、共通項がわからない限り、解答できないか、誤答になります。したがって、想定解数が多い問題で、大都市を答えるまぐれ当たりを排除することができます。
と書きましたが、検証してみると、想定解数と大都市の正答数との相関関係はないことがわかりました。

想定解数及び未解答の該当市が示されている第21回以降の問題(*1、*2)のうち、順位問題で全市が該当する第30回問六、問十及び第32回問八を除く126問(合計想定解数:6,622)について検証しました。その結果、大都市は想定解数における占拠率(大都市が正答となる確率)は高いが、想定解数と大都市の正答数との相関関係はない(すなわち想定解数が多くなっても大都市が正答になる確率は増えない)ことが判明しました。
*1 第15回は全問想定解終了で、未答該当市なし。第32回問十は、想定解数なし。
*2 未解答市がすべて示されていない問題についても、共通項により全未解答該当市を調査し、追加した。

検証は、全市を人口によって次の3グループ、各10市に分けて行いました。
大都市:横浜、大阪、名古屋、札幌、神戸、京都、福岡、川崎、さいたま、広島
中都市:花巻、三条、新発田、三原、伊勢原、島田、坂戸、江南、筑紫野、泉佐野
小都市:串間、津久見、宮津、熊野、尾花沢、安芸、西之表、珠洲、室戸、歌志内
大都市は人口上位10市、中都市は人口10万人強の258位から267位までの10市。小都市は人口順に選ぶと北海道が5市となってしまうので、各県1市としました。
結果は次の通り。
大都市中都市小都市
問題市44187
正答市1647757
未答該当市391211
合計24710875
占拠率3.73%1.08%0.75%
相関係数0.22150.22970.1993

このように、正答になる確率は人口が多い市ほど高くなることがわかります。しかし、後述するように市によるばらつきがあります。
次に相関係数を見ると、想定解数と正答率との相関係数はどのグループも0.2台で、相関関係も、グループ間の有意差もほとんどありません。

市ごとの該当数を次に示します(問題市、正答市、未答市の合計)。
大都市中都市小都市
横浜28花巻11串間5
大阪30三条6津久見3
名古屋29新発田13宮津7
札幌22三原10熊野14
神戸22伊勢原6尾花沢6
京都30島田10安芸3
福岡24坂戸6西之表4
川崎21江南3珠洲8
さいたま18筑紫野9室戸5
広島23泉佐野6歌志内5
2478060
大都市と中都市との間には、逆転現象が見られませんが、中都市と小都市はかなりばらつきがあります。熊野市が14で中都市の新発田市よりも多いというのは、西端、南端問題が3問(30-04、30-09、32-05)あり、県境隣接問題も3問あったため。

また大都市の特徴として、全10市が該当する問題が5問あったこと。
23-01複数の衆議院小選挙区がある市
27-05JRの駅が13駅以上ある市(臨時駅・休止駅を含む)
32-06人口◯万人台で人口がもっとも少ない市(推計人口順)
32-092010年度住みたい街ランキングベスト100の市(住みたい順)
33-10Jリーグのクラブ所在地がある市
ほかに、9市該当する問題が2問、8市が該当する問題が3問あります。
23-08夜景100選がある市8
24-02女子大学(四年制)のキャンパスがある市9
29-05観覧車がある市8
31-01列島縦断新幹線の駅がある市(東北・東海道・山陽・九州)8
33-09他の市の市名駅がある市9
この10問中に順位問題が2問ありますが、一般問題で問題市やメダルを獲得した市に大都市が並んでいるときは、ほかの大都市を解答するとまぐれあたりになる可能性が高い、といえそうです。

追記:データ集計に誤りがあった(第15回から第24回のデータに未答市が反映されていなかった)ので、21回以降のデータに改めて、訂正しました。
[80181] 2012年 1月 22日(日)09:54:50【1】デスクトップ鉄 さん
Re: 順位問題
[80180] グリグリさん
コメントありがとうございます。

順位問題に対する皆さんの賛否や感想を頂ければ幸いです。とくに反応がないようでしたら、次回も通常問題で考えたいと思います。
順位問題は、共通項がわからない限り、解答できないか、誤答になります。したがって、想定解数が多い問題で、大都市を答えるまぐれ当たりを排除することができます。これが順位問題の最大のメリットだと思います。

個人的にも順位問題と相性がよいのです。過去獲得した金メダル、銀メダルは各1個ですが、いずれも順位問題でした。第32回の問七
読みの五十音順に並べた場合、各音の最初の市
では、甲斐市を答え、k-aceさんと17秒差で、金メダルでした。第31回問六
複数の市を含む合併を行った市(推計人口順)
は、新潟市を答えましたが、らるふさんに1分39秒遅れ金メダルを逃しました。このスピード感も順位問題なればこそです。

5問が難しいなら、2-3問でも順位問題にしていただきたいと思います。
[80172] 2012年 1月 21日(土)09:55:40デスクトップ鉄 さん
第三十三回十番勝負問三
今回の総合難易度(銅メダルまでの所要時間と誤答率のそれぞれの偏差値の平均)のトップは問三。共通項に気がつくと、絶妙の出題でした。問題市は距離の短い5市、非該当市は想定解と僅差の3市で、解決の糸口がフェアに提示されていました。
それなのに誤答率が高かったのは、想定解数が46で、問題市に京都と木津川が含まれていたためですね。私を含めて、多くの解答者が県境隣接問題だろうとミスリードされてしまったようです。ところが実際は46=47-1で、第9回の問九と同様の各都道府県庁からの距離の問題だった。EMMさんが白石市を解答した[79954]でつぶやかれた
この問を語る上で結構重要な市だと思うのですが。
にもっと注意を払うべきでした。

問三の出題市はトップ5で、順位問題と同じ制約を課していたわけです。距離の短い順に並べて順位問題とすれば、共通項は見つけやすくなったでしょうが、順番に解答市を探すのが大変で、難易度はむしろ高くなっていたかもしれません。
国土地理院の距離と方位角の計算で、経緯度を入力して計算した結果は次のとおりでした。
市役所県庁距離(m)市役所県庁距離(m)市役所県庁距離(m)
1木津川奈良5,83517池田兵庫26,72732天童宮城44,394
2大津京都9,05918東かがわ徳島27,05833四国中央高知46,739
3京都滋賀9,16319加賀福井27,65134曽於宮崎47,798
4大川佐賀9,23520結城栃木28,91835愛媛48,838
5尼崎大阪11,63821白石福島31,02336富士宮山梨49,239
6一宮岐阜12,09522岩国広島33,69037養父鳥取49,275
7和光東京12,82123三郷千葉33,78538都城鹿児島50,939
8清瀬埼玉13,90424常滑三重34,34139阿蘇大分55,739
9阪南和歌山16,216-白石山形34,71740大館青森63,153
10境港島根18,05725島原熊本34,76441益田山口64,108
11玉野香川19,06326仙北岩手36,19042富士吉田静岡68,594
12本庄群馬20,05027高松岡山36,83143喜多方新潟79,970
13町田神奈川20,99728真岡茨城40,42044八幡平秋田88,019
14小矢部石川23,52829妙高長野42,02445むつ北海道197,195
15羽島愛知24,14030天草長崎43,65746奄美沖縄299,556
16鳥栖福岡26,64431七尾富山44,312
なお、白石市については、[78884]の【問六から問十に関する注意事項】
11. 共通項の順位において同一市が複数回現れる場合、二回目以降は解答対象外として飛ばします。
のルールにより、ダブりません。

ところで、[80154]グリグリさんの
富山県庁にもっとも近い七尾市と二番目に近い羽咋市の差は、僅か11mです。
ですが、計算はどのようにされたのでしょうか。私が上記サイトで計算した結果は、富山県庁から七尾市役所は44,312m、羽咋は44,435mで、123mの差がありました。一方、愛知県庁から羽島市役所(24,140m)と桑名市役所(24,164m)の差は、わずか24mでした。また、[80167] かぱぷう さんの
マピオンのキョリ測で羽咋市役所と七尾市役所を比べたら羽咋市市役所の方が近くなってしまったんですよね…
というように、サイトによる計算結果のばらつきもあるようです。

日本の東西南北端点の経度緯度の都道府県庁、市役所の経緯度は、秒単位で表示されています。経度1秒で約25m、緯度1秒で約30m、経度緯度ともに1秒ずつで約40mの距離がありますから、前記の順位表もメートル単位までの精度はありません。だから、距離を掲載しているサイトがない限り、問三を順位問題とすることはできないのでしょうね。
[80164] 2012年 1月 19日(木)22:48:41デスクトップ鉄 さん
第三十三回十番勝負難易度
悪戦苦闘した第33回十番勝負ですが、難易度を銅メダルまでの所要時間と誤答率*で調べてみました。
問題所要時間同偏差値同順位誤答率同偏差値同順位総合偏差値総合順位
33-010 00:05:0643.93266.9%43.224143.5272
33-020 00:11:2243.93130.0%37.729840.8327
33-031 21:58:5154.46136.0%66.52460.436
33-040 04:49:3244.920115.4%50.013947.5169
33-050 18:46:2348.111529.8%61.53954.866
33-060 03:19:4544.62086.1%42.624743.6270
33-070 06:20:5845.318412.8%48.016346.6182
33-084 12:33:5068.72113.9%48.815558.840
33-090 05:10:4645.01988.6%44.621944.8237
33-100 00:11:0243.93148.8%44.821444.3248
* 誤答/(正答+誤答) 誤答は、既出市、問題市を除く

銅メダルまでの所要時間からは問八がこれまでの330問中上位10%にはいる難問でしたが、問三など誤答率による難易度のほうが高かったといえます。誤答5回という不名誉な記録を作ってしまい、[55238]で提示した
誤答率は一般人にとっての難易度、所要時間は上級者にとっての難易度といえるかもしれません。
を自ら実証してしまったかたちです。

過去4回の難易度(10問の単純平均)を比較すると、次の通りです。
所要時間同偏差値同順位誤答率同偏差値同順位総合偏差値総合順位
300 04:59:3438.8337.9%37.43338.133
311 08:54:4052.6109.1%39.42746.022
320 05:14:5838.9329.0%39.32939.132
330 19:20:4545.91913.8%47.41746.720
第30回以降の中で今回の難易度は、誤答率では最も高く、所要時間では31回についで2位でした(第31回は問四の「四月」が平均所要時間を押し上げたためです)。

私が今回苦戦したのは、第30回から始まった順位問題がなく、10問すべてが通常の問題だったことも理由の一つです。第30-32回の通常問題と順位問題の平均難易度を比較してみました。
所要時間順位誤答率順位通常問題順位問題
300 04:59:34337.9%330 09:13:487.6%0 00:45:208.3%
311 08:54:40109.1%272 04:00:0810.2%0 13:49:128.0%
320 05:14:58329.0%290 08:53:1110.5%0 01:36:457.6%
第30回の誤答率を除くと、通常問題のほうが難しかった。これは問題市の順位づけがヒントになっているためでしょう。第34回はぜひ順位問題を復活してほしいと思います。
[79232] 2011年 8月 22日(月)22:19:18デスクトップ鉄 さん
第32回十番勝負問五
問五の「都道府県で一番南に市域がある市」は、第2回(2004年7月)問九の「都道府県で一番南にある市」とまったく同じ問題でした。第2回問九は、問題の5市と回答の19市(すべて正答)の24市しか示されていませんが、茨城、栃木、千葉、石川、岐阜、静岡、兵庫、和歌山、鳥取、高知、長崎の11県が今回の問五と異なっています。

茨城(取手→神栖)、栃木(小山→栃木)、千葉(館山→南房総)、石川(小松→白山)、岐阜(羽島→海津)、兵庫(洲本→南あわじ)、鳥取(倉吉→鳥取)、長崎(福江→五島)の8県は、市町村合併の結果最南端の市が変更になったもの。

他の3県が違うのは、当時は、離島を対象外にしていたためのようです。静岡・御前崎(下田)、和歌山・新宮(田辺)、高知・土佐清水(宿毛)となっていました。福江市は、離島を含まず、本島の福江島だけでも、野母崎町が未編入だった長崎市より南にあったのですね。
[78443] 2011年 5月 28日(土)15:22:43デスクトップ鉄 さん
第31回十番勝負問四
[55137][55238][55268]で第13回までの十番勝負の難問分析を、誤答率と銅メダルまでの所要時間を指標にして行いました。「所要時間は上級者にとっての難易度の指標」という仮説をたてましたが、出題者や上級回答者の実感とあっていたようです。

さて、第31回の問四です。銅メダルまでの所要時間は10日2時間33分9秒で、第11回問一(市制施行日が土曜日)の11日5時間14分36秒に続き、計31回310問中第2位の超難問という結果になりました。類似の過去問と比べると
問題共通項所要時間順位
09-10鳥の文字が入る鉄道駅がある7 03:39:018
13-10「十」の文字が入る鉄道駅がある1 06:19:5879
17-07「城」の入る駅がある市(ロープウエイ駅は除く)0 01:00:27242
と学習効果が働き、回を追うごとに所要時間が短かくなってきました。ぺとぺと さん([78441])が言われたように
既に何名かの方が言及されていますが、要素が複数になると途端に難易度が増しますね。
ということでしょうか。そこで、複数の要素を含む過去問についても調べてみましたが、
20-01「石」または「川」の入る市0 15:42:45124
20-02「長」または「野」の入る市0 13:50:21138
22-03「岡」か「山」の文字が入る市0 00:18:42280
で、24時間以内にメダルが売り切れています(ここでも第22回問三には学習効果が見られます)。出題者が問四を難問とは考えていなかったというのは実感だと思います。

なぜ出題者の意図とは別に超難問になってしまったか。二者択一と駅名の複合問題であることに加えて、固有名詞の「石川」、「長野」や「岡山」に対し、普通名詞の「四月」に気づきにくかったという面もあったと思います。問題中に「四」街道市と大「月」市として示されていたのですが。なお、市名に「月」が含まれている市は、大月だけというのは意外でした。

今回の十番勝負は、四天王といわれた方々が自発的にハンディキャップ制を導入されたためか、メダル獲得者が分散されたようです。いつもながら、すべて良問で、ヒントも適切だったと思います。グリグリさんに回答の楽しみ(苦しみ)を味わってほしいとも思うのですが、これは無理ですね。
[55268] 2006年 11月 21日(火)07:30:30【1】デスクトップ鉄 さん
難問の類型
[55246] いっちゃん さん
Top10中7問一致しました。
難問分析にご協力いただきありがとうございました。いっちゃんさんにとっての難問は、下表のとおり、所要時間の要素による難問のようです。

問題総合誤答率所要時間
111-0181.93666.6811097.1901市制施行日が土曜日
209-0877.15066.6811087.6182都道府県庁から直線距離で最も近い市役所がある
309-1073.55969.996677.1224鳥の文字が入る鉄道駅がある
411-0771.41763.3401379.4933市制施行日が祝日
703-0267.54658.8102376.2836銀座がある
803-1067.39767.966966.82810鈴木市長
1010-1064.56153.0274476.09672005年に任期満了による市長選挙が行われた
1409-0661.46160.9791861.94314東京の地下鉄の駅名に含まれる
4007-0751.65044.2428759.05720複数の町だけで新設合併してできた
5106-0950.27248.6906651.85436大相撲幕内力士出身地

これに対して、トップ10の中で、いっちゃんさんが難問としなかった次の3問は、いずれも誤答率が上位の問題です。

問題総合誤答率所要時間
503-0570.49285.167155.81725アナグラム読みの村がある市
612-1069.33671.822466.8508問一から問九の問題になっている
903-0465.41177.605253.21732交会点を持つ市

いっちゃんさんの実感からは、「所要時間は上級者にとっての難易度の指標」という仮説が裏付けられているように見えますが、これは一般人にとってもあてはまるのかもしれません。

[55242] オーナー グリグリさん

コメントいただきありがとうございました。

共通項に紛れがないような場合、共通項そのものの難易度により所要時間は長くなっても、誤答すら出にくいと考えると誤答率は高くならない場合もあったようです。
たしかに、誤答率が高い問題は難易度が高いとはいえそうですが、誤答率が低ければ難易度が低いとは限りません。誤答率と難易度の関係を、誤答が頻出するメカニズムから分析する必要がありそうです。
[55238] 2006年 11月 19日(日)08:55:12デスクトップ鉄 さん
続・難問ランキング
[55137] で誤答率による難問ランキングを示しましたが、
想定解残り2市でかろうじてクリヤーした問十が最も簡単だったという実感はありません。別の指標を考える必要がありますね。
と必ずしも実感と一致するものではありませんでした。そこで、過去ログを調べてみると、難易度の指標として正答までのレス数(JOUTOU さん)や所要時間(稲生 さん)が提案されています。レス数には誤答も関係していると思われるので、13回の十問について誤答率と銅メダル獲得までの所要時間を比較してみました。

問題誤答率順位所要時間順位
問一16.7%51 16:40:432
問ニ9.1%90 04:49:506
問三27.5%30 12:05:375
問四16.2%60 01:14:139
問五19.4%40 14:16:574
問六44.7%10 00:54:0810
問七28.2%21 20:53:381
問八9.4%80 02:38:357
問九12.1%70 02:09:128
問十8.3%101 06:19:583

誤答率でトップだった問六が所要時間では最短とまったく逆の結果となった問題もありますが、問七は誤答率2位、所要時間1位でどちらの指標からも難易度が高かったといえるでしょう。解釈はいろいろあるでしょうが、誤答率は一般人にとっての難易度、所要時間は上級者にとっての難易度といえるかもしれません。

13回全130問の誤答率と銅メダルまでの所要時間をそれぞれ偏差値をとって相対化し、相関係数を計算すると0.452となり、ある程度の相関関係はあるようです。なお、所要時間を銅メダルまでの時間でなく、10位や20位までの所要時間としたほうが別の結果が出たかもしれませんが、銅メダルまでとしたのは、初期は想定解数が少なく、また順位が変動しない限り回答の追加や訂正を認めていたため、正確な所要時間が得られないためです。また、誤答率は、正答数から同一回答者の2回目以降の正答を除き、誤答数からも問題や既回答と一致した誤答を除きました。これらは、問題の難易度と関係しないと判断したためです。

誤答率と銅メダルまでの所要時間のそれぞれの偏差値を単純平均した総合難問ランキングは次のとおりです。皆さんの実感とあっているでしょうか。

順位問題誤答率時間総合共通項
111-0166.68197.19081.936市制施行日が土曜日
209-0866.68187.61877.150都道府県庁から直線距離で最も近い市役所がある(当該都道府県庁所在地の市役所は除く)
309-1069.99677.12273.559鳥の文字が入る鉄道駅がある
411-0763.34079.49371.417市制施行日が祝日(振替休日も含む)
503-0585.16755.81770.492アナグラム読みの村がある市
612-1071.82266.85069.336問一から問九の問題になっている
703-0258.81076.28367.546銀座がある(住所として)
803-1067.96666.82867.397鈴木市長
903-0477.60553.21765.411交会点(経度・緯度とも00分00秒になる地点)を持つ市
1010-1053.02776.09664.5612005年に任期満了による市長選挙が行われた(無投票当選も含む)
--------------------
2713-0668.13042.01255.071読みが「六文字」
3013-0756.69751.05853.878「第七」小学校または中学校がある
5213-0356.20844.31450.261都道府県境で「三市」と接している
5713-0148.69050.19149.441問一から問九の問題になっている
7013-0550.55544.76447.660市名誕生日が「五月」
8513-1042.90748.06445.486「十」の文字が入る鉄道駅がある
8813-0448.37742.08145.229同一都道府県内の「四市」に共通文字がある
9513-0945.53642.27043.903人口が「九万人」台である(2005年国勢調査速報値)
10413-0243.43342.82043.126都道府県で面積が「二番目」に広い
10613-0843.63042.37043.000「八」の文字が入る市町村に隣接する
--------------------
12101-0337.12443.93240.5282つ以上の都道府県に接している市
12208-0339.05241.98140.517「~市駅」がある(~は市の名前でその市域にある)
12303-0737.12443.82140.473JRの線名になっている(完全一致)
12410-0238.70142.10940.405合併予定がある(官報告示済み)
12510-0938.73841.98240.360都道府県で面積が最大
12602-0337.12443.30340.213北緯35度線に引っかかる市
12702-0937.12443.10140.112都道府県で一番南にある市
12802-0237.12442.94740.036区と同一名の市
12802-0437.12442.94740.036高速道路(高速自動車国道)間のジャンクションがある市
12802-0837.12442.94740.036空港のある市
[55137] 2006年 11月 13日(月)20:29:26デスクトップ鉄 さん
難問ランキング
十番勝負の解の使用状況のランキングのために作成したデータベースで、いろんなピボットテーブルを作り、楽しんでいます。単純に、誤答率(誤答/総回答)が問題の難易度を示す指標とすれば、過去13回の難問ランキングは次のとおりになります。

順位問題正答誤答誤答率共通項
103-054969.2%アナグラム読みの村がある市
203-045758.3%交会点(経度・緯度とも00分00秒になる地点)を持つ市
312-08323451.5%複数の郡(4つ以上)からできた市
412-10404251.2%問一から問九の問題になっている
502-068850.0%同音異字の市町村が3種類以上ある市
609-10201847.4%鳥の文字が入る鉄道駅がある
706-057646.2%江戸時代以前に建造された五重塔がある
813-06262245.8%読みが「六文字」
903-105444.4%鈴木市長
1009-08312342.6%都道府県庁から直線距離で最も近い市役所がある(当該都道府県庁所在地の市役所は除く)
1011-01312342.6%市制施行日が土曜日

これに対して、誤答がひとつもなかった問題が17問あり、そのなかで01-04(市制施行日が1月1日の市)が最多の39個の正答に対し誤答ゼロでした。これが最も簡単な問題だったのでしょうか。

今回の問六は誤答が相次ぎましたが、上記のとおり難問ランキング第8位に入りました。[55117]でEMMさんご指摘のとおり、東西南北の訓読みで始まる市も想定解数が31で、問題の5市だけではどちらか共通項か判別できません。私も、まさかこんな単純な問題ではないだろうと思いながら、北名古屋市と答えて×。しかし、問六単独では複数の解があっても、問一から十までに隠されていた共通ヒントから、出題者が意図した共通項にたどり着くので、暴動には至らなかったのです。

十問を通した誤答率は、前回が31.5%と最高でした。今回は21.5%で6位と、難易度は中程度だったようです。

順位正答誤答誤答率
11230213931.5%
231184427.2%
31132411726.5%
4933610924.5%
572466821.7%
6132897921.5%
783769219.7%
851493117.2%
961813717.0%
10103736214.3%
1141762914.1%
1221511911.2%
13111697.2%

ちなみに、第13回の問題の誤答率は、問六の45.8%、通算8位以下、問七が28.2%で33位、問三27.5%、35位、問五19.4%、64位、問九17.1%、68位、問一16.7%、69位、問四16.2%、73位、問八12.1%、83位、問ニ11.1%、86位、問十8.3%、98位と続きます。ただし、想定解残り2市でかろうじてクリヤーした問十が最も簡単だったという実感はありません。別の指標を考える必要がありますね。
[55066] 2006年 11月 11日(土)09:09:04【2】デスクトップ鉄 さん
十番勝負の解の使用状況
*13回終了時点のデータに変更しました。静岡市が正答市2位タイ、豊田市が12位タイにランクアップしました。

[55017] k-ace さん
十番勝負の解の使用状況ランキング(○○市が何回使われたかが分かるもの)があるといいな…(無理なら無理でいいです)。
私も興味があったのでExcelでデータベース化してしまいました。

正答問題誤答
那覇市17京都市7金沢市11
静岡市16十和田市6浜松市10
京都市16横浜市6高松市8
仙台市15岡山市6神戸市7
富山市15佐倉市5松山市7
広島市15金沢市5唐津市7
大阪市14名古屋市5岡山市6
神戸市14伊勢市5東広島市6
岡山市14大阪市5北九州市6
横浜市13松山市5福岡市6
大津市13鹿児島市5長野市5
名古屋市12札幌市4大津市5
豊田市12三沢市4西宮市5
高松市12一関市4豊岡市5
尾花沢市11山形市4和歌山市5
福島市11沼田市4三次市5
郡山市11相模原市4下関市5
日光市11大津市4東かがわ市5
大和市11和歌山市4熊本市5
上越市11北九州市4札幌他25市4
新潟市11福岡市4
福岡市11宮古島市4
前橋市10青森他35市3
さいたま市10
三郷市10
千葉市10
富士市10
高島市10
山口市10
土佐清水市10

正答は、第13回終了時点の延べ3137市(同一問題で同一回答者による複数の正答を含む)。政令指定都市や県庁所在地が上位にランクされています。15政令市のうち11市が10回以上でベスト30にランクされ、これに堺と北九州が9回、札幌と川崎が8回で続いています。その中で、尾花沢、土佐清水の健闘は注目すべきでしょう。

問題となった市は、13回分で延べ650市。やはり大都市が多いが、十和田、佐倉が上位にいるのがが注目されます。正答市と問題市の合計のトップは京都市の23回。すべての想定解が回答されたわけではありませんが、京都が対象となる共通項が一番多かったということになります。これに岡山が20、横浜と大阪が19で続いています。

誤答市はのべ835。特に大都市が多いということはありません。ある共通項があるような...なお、正答と誤答を合計した総回答数のトップは神戸で21、金沢、岡山、高松が20。


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