地理とはあまり関係の無い、鉄分の濃い書き込みで恐縮ですが…
[70354] ガソリン さん
路面電車といえば、「道路の上を走るもの」、路面電車に適用される法律である軌道法の第2条にも、「軌道ハ特別ノ事由アル場合ヲ除クノ外之ヲ道路ニ施設スヘシ」とあり、つまり特別な理由がない限り道路の上に路線を敷くことになっています。
ところが、路面電車であっても専用の軌道を走行する例は多数あります。極端な例では、東急世田谷線は全線が専用の軌道を走行しますが、玉電の支線だったという歴史的経緯からか、路面電車として扱われる場合が多いようです。また、かつては北九州市内に長大な路線を持っていた西鉄の北九州線も、路線が次々に廃止され、最後まで残った区間(折尾~黒崎駅前)は全線が専用の軌道でしたが、やはり路面電車として扱われる場合が多いようです。この区間も、筑豊電鉄が乗り入れている区間(熊西~黒崎駅前)を除いて2000年に廃止されましたが、このときに、わずかに残った熊西~黒崎駅前は鉄道事業法に基づく鉄道に変更されています。
このほか、通常は路面電車には含まれないけれども、軌道法に基づく路線というものもあります。大阪市営地下鉄は、中央線のコスモスクエア~大阪港間を除いて軌道法に基づいていますし、名鉄豊川線も軌道法に基づいているようです。
ですから、2000年までは、「路面電車のある市」として、北九州市も含まれていましたし、「軌道法に基づく路線がある市」と拡大解釈すれば、豊川市を含むことも可能であるといえます。…拙稿
[70294]は、これを踏まえての書き込みでした(一応解説をしておかないと、自分の中で気になっていましたので…)。