[55691] みかちゅう さん
[55692] hiroroじゃけぇさん
私の変な問いかけにご意見をいただきありがとうございます。
政治家が地元経済の発展をもくろんで路線を引っ張ろうとする点も共通しています。
正にその通りで、今でも新しい路線や新駅を作るという話になると政治家は俄然張り切ります。新幹線が良い例です。しかし既存路線の安全と快適のための維持保守費用を公が負担するという話には誰も動こうとしません。
道路は公のもの、線路は企業(私)のもの
だから鉄道事故が起きるとマスコミはいつも、儲けに走って線路の維持を怠った鉄道会社が悪いと非難の合唱をはじめます。
私は今後ますます鉄道が不利になって行くと思います。道路整備は何だかんだと言っても今後ますます進むでしょうから定時性に弱いと言われている自動車の欠点が小さくなり、人気取り政策を採ろうとする政権の下ではいずれは自動車関連税や高速道路代が下がると思うからです。そうなるとますます鉄道が不利になります。
「車社会」で食っている人は(中略)相当数に上るのは間違いないでしょう。(中略)あえて自動車関連に不利になる政策をとることなどありえないことです。
私は日本という国が、例えば都市交通について公共交通を生かすのか、私的交通中心で行くのか、或いはそれをうまくバランスさせて行くのかという交通全般に関する基本方針がなく、だから道路(バス)と鉄道とをどう共存させるかの議論も進まないのだと思います。
しかし案外こんなことは皆わかっていることで、ただしその議論をすることは我が国の産業構造を根底から覆すようなことになるのでタブーとして触れないのかも知れませんね。もともと資源に乏しい我が国が、本当にいつまでもこのような経済構造を続けられるのか、いつまでもその問題を避けて通れるのだろうか、と心配ではありますが。
なおこの議論はよほど論点を絞らないとすぐに発散してしまう恐れがあります。公共交通対私的交通か、道路対鉄道か、都市圏の議論か地方の議論かなど対象を常に意識して話さないと議論がかみ合わなくなります。自分で問題を投げかけておきながらみなさんを混乱させご迷惑になっているのではないかとの危惧を抱きはじたところです。