[54026] faith さん、
ちょっと調べてみましたら鹿児島工業高校の名称の履歴が面白いなあ~と思いました。
戦前に「立あり」の中等学校だったのが新制高校として「立なし」になり、昭和31年に
「立あり」に改称しています。同じ鹿児島県の山川高校は、新制高校として昭和23年に
スタートしていますが、当初は山川町立の高校で名称は鹿児島県山川高等学校です(立なし)。
昭和36年に県立に移管されて鹿児島県立山川高等学校(立あり)となったようです。
広島県では、昭和43年に県立高校が「立なし」から「立あり」への改称が集中している
ようです。逆に北海道では、昭和24年から昭和25年に掛けて道立の高校が「立あり」から
「立なし」に改称しているようです。長野県は一貫して「立なし」のようですね。
ウィキペディアに旧制中等学校と新制高等学校の変遷がまとまっています。(編集中です)
旧制中等学校
これを見ると徳島県でも昭和31年に「立なし」から「立あり」に改称が集中している
ようです。
歴史の古い旧制中等学校では、幾度もの改称の中で「立あり」や「立なし」
(北海道では「庁立」も含めて)を経験しているようです。
戦前の旧制中等学校では“県名を県を含めて冠する"スタイル(県立の場合には「立なし」)
が、結構多かったのかなあ~と推測しています。私立の高校では、そのまま残した
スタイルで新制高校となって「~県~高等学校」という名前の私立高校があるのでは
ないかと思っています。
ただ、
[54033] ぺとぺと さん と
[54037] miki さん からの情報もありますが、
旧制中等学校の歴史を持たない香川県大手前高松高等学校と広島県新庄高校があります。
大手前高松高等学校は、姉妹校の香川県大手前高等学校の影響かなあ~と思うのですが、
新庄高校は、戦後の創立で尾道小、中学校PTA連合会が母体となって設立したという
独特な経緯があるようです。