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蘭丸さんの記事が5件見つかりました

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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[4480]2002年11月3日
蘭丸
[4477]2002年11月3日
蘭丸
[4441]2002年11月2日
蘭丸
[4423]2002年11月2日
蘭丸
[4344]2002年10月31日
蘭丸

[4480] 2002年 11月 3日(日)19:48:22蘭丸 さん
ふたたび 「高田市」& 北陸新幹線
[4450]雑魚 さん、レスありがとうございます。

 そういった事情もありますから「上越市」よりも「高田市」のほうがしっくりきますね。直江津が交通の要衝であったとしても、歴史的に見れば、やはりそれは高田を補完する役割であったようにように思われますから。

                        * * * *

ところで、件の拙文[4441]に関連して新潟日報のおもしろい特集記事を見つけました。
http://www.niigata-nippo.co.jp/kokyo/kokyoindex.html
「揺らぐ公共王国 第7部 悲願の鉄路 北陸新幹線30年目の光と影」 です。

 整備新幹線の沿線地域が、政治に翻弄されてきた軌跡を取り上げていて、結構読みごたえありました。直江津も脇野田も同じ上越市ですし、上越市も十日町市も同じ選挙区だというのに、光と影とはいってもこんなに明暗が別れるとは....。

 並行在来線の経営分離問題もあります。フル規格にこだわる必要性がそんなにあったのかなあ、と感じました。
[4477] 2002年 11月 3日(日)18:36:16蘭丸 さん
レスありがとうございました。
[4469]てへへ さん。詳しい補足と解説、本当にありがとうございます。

 やはり、財政健全化は大問題なのですね。でも私は、合併で大きな自治体に飲み込まれてしまう町村の危惧も、わからないではないのです。そんなことであの[4423]の書き込みをしました。

 しかし、一方で失職を恐れる首長や議員の思惑で合併が進まないという地域もありますから、全国町村会などの言い分を真に受けるわけにもいかないですね。
[4441] 2002年 11月 2日(土)18:52:17【1】蘭丸 さん
「高田市」は遠慮したほうが...
[4425]いなさん
>まあ、新潟県の大本家は
>「おらとしては口出しできる立場じゃないが、ちぃ~っとあんまりじゃないかい?」程度でしょうが
>岩手県・奈良県・大分県の諸先輩方は黙っちゃあいないでしょう。
>「おまえなに考えてるんだ~」
>「こんなことだったら、義理も道理もあったもんじゃない・・・筋を通せ~」って、激怒また激怒ですよねえ

 ホント「高田市」なんてなったら、各方面から大反響が巻き起こるでしょうね。高田という土地が市制を敷く場合は冠称を付す、というのは、諸先輩方(陸前高田市・大和高田市・豊後高田市)が宗家に対して守ってきた礼節です。新参者がその美風を壊してしまうことになれば、先輩諸氏ならぬ諸市は「今までおれたちがやってきたことを無にするつもりか!」とおそらく穏やかではおられないでしょう。

 上越市民だって複雑だと思います。かつての高田市は、単にいち早く市制施行した高田だったというだけでなく、高田藩が徳川家康の六男・松平忠輝が60万石で入封した御家門であったという歴史的なことも含め「うちが本家だ」という自負をもっていたと思います。それに、直江津市と合併してからも「上越市高田」という呼ばれ方をされ(天気予報なんかで)、今でもご当地の方々の多くは「高田の人間だ」という思いをもっておられるようです。

 ところで私は、「上越」という言葉を見聞きする度に、上越市は高田市に改称しては?と思います。
それは「上越」という言葉が、
 1)新潟県上越市
 2)新潟県上越地方(気象予報区でもあり、行政上の区分でもある) ※
 3)群馬県と新潟県の併称(上越新幹線、上越国際スキー場などに登場)
という具合に多義性を含んでいるからです。
 高田市と直江津市が合併した際、この市が上越地方の中心都市だったことから「上越市」という名称になりました。高田は城下町として、直江津は陸海の交通の要衝として栄え、どちらも周辺地域の拠点的な性格をもっていたため、高田市にするわけにも直江津市にするわけにもいかなかったようです。しかし、合併当初から上越線の上越と同じになることから、この市名についてはいろいろ議論があったようです。とはいえ、「上越市」の名は別の名称に変更されることはなく、現在にいたっています。

 ところが、平成10年1月、北陸新幹線長野-上越間のフル規格での着工が決定しました。もし、「上越」という仮称駅名がそのまま通れば、・上越新幹線では行けない上越駅・が誕生します。こうなると新潟県民は別として、なにがなんだかわけがわからなくなってしまいます。
 今のところ、この駅についてほかの名称案はないようです。もともと建設地にあった「脇野田」駅では遠方からの旅客案内上あまりふさわしくないですし、「高田」だと新幹線の開通で特急「はくたか」が用済となり、
地盤沈下が予測される直江津(「はくたか」の停車駅)が黙ってはいないでしょう。いったい開業時にはどのような駅名になるのでしょうか?私個人としては、現脇野田駅が旧高田市域にあることから「高田」がいちばん
適当ではないかと思います。

 こういった諸々のことにかんがみ、ぜひ本家「高田市」の復活を、と思うわけです。「高田市にある高田駅」がいちばん分りやすいです。上越新幹線との誤乗の心配もないでしょう。上越新幹線「あさひ」と長野新幹線「あさま」の誤乗がしばしばあるそうですから。(その「あさひ」も、この12月から「とき」に変わりますが)
 実際、地元にも高田市への改称を求める声は根強くあるようですし、「高田市」の名は今も空席のままにされているわけですから、「高田市」への改称はできない話ではないと思います。

 本家「高田市」の復活の脈を残しておくために、ここはできれば「高田市」の名は遠慮していただきたい、と私は思います。同名回避の原則からすれば、現にほかに存在しない「高田市」でもOKですが、先輩諸市との絡みもあります。
 それに、もし「高田市」になった場合、北茨城市の例のように、外圧によって名称を変更しなければならなくなるようなことになりはしないでしょうか。

 ということで、いつもの外野の余計なお節介でした。

※新潟県は通常、大きく上越(じょうえつ・上越市中心)・中越(ちゅうえつ・長岡市中心)・下越(かえつ・
新潟市中心)・ 佐渡(両津市中心)の4地域に区分されることが多く、この区分はそのまま気象予報区の一次
細分区域にもなっています。

高田市と後発3市については、
http://uub.jp/zat/takada.html が詳しいです。
[4423] 2002年 11月 2日(土)14:15:24蘭丸 さん
町村制廃止!?
 今日の毎日新聞の朝刊1面に、首相の諮問機関である地方制度調査会の方針を伝える記事が載っていました。もし、これが実施されるとしたら結構大問題ではないかと思いました。内容は次のようなものでした。

合併特例法の期限後も一定の推進期間を設け、それでも合併にいたらない小規模町村について、
1)従来の町村と比べ、一部事務を都道府県に移管した簡素化した自治体にする。
2)他の基礎的自治体に編入し、内部団体とする。
3)両制度を併せて導入する。

 実質的な町村制廃止だと毎日新聞は書いています。対象とする小規模町村の判定基準は明示されていないようですし、他の自治体に編入し「内部団体」とするという概念が記事からはよく推測できませんでしたが、基礎的自治体からの事務権限剥奪は地方自治の本旨に照らして果たして妥当な方策といえるのか、おそらく全国町村会を中心に反発を受けることは必至でしょう。
 いくら聖域なき構造改革といっても、この案はちょっと過激ですね。

 この調査会は本当に地方自治を理解した人々が集まったものなのでしょうか。構造改革のための構造改革では、まともな議論はできないでしょう。もちろん、地方の財政状態の改善は大きな課題ですが、企業の合併などとは根本的に意味合いが違います。最近の政府側の(与党や民主党、自由党といった有力野党も含む)議論は、財政健全化の議論のみ先行し、将来の地方自治のシステムをどうするかといった大局的な見地からの議論が少ないことに私は危惧を感じています。
 基礎自治体を市に統一するならするで、何も合併という段階を必要条件とすることはないと思います。

 私は、郡制の復活による町村の連合体化といったような、思いきった発想の転換が必要な気がします。市と郡を同等の基礎自治体とし、町村はその内部団体として政令指定都市の行政区を発展させたような役割をもたせるようにしてみたらどうでしょうか。合併をしなくても基礎自治体の数が減り、また、慣れ親しんだわが町わが村の火を消さずにすみますから、小規模町村を傷つけることもありません。その際には、町村の合併ではなく、郡の再編成ですみます。一度こっちの郡に属したが、その後状況の変化であっちの郡に入りたいというような融通の利く制度にしてみたらおもしろいと思います。

 合併するかどうかという問題そのものも、本来「自治」の範囲内の問題であるはずなのに、合併をなかば強制するなんて何だか時代錯誤な感じですね。

 とまあ、いろいろ心配したって、この案が当の調査会で実際にまとめられるかどうかも不透明ですが。
[4344] 2002年 10月 31日(木)14:58:33【1】蘭丸 さん
「見沼区」はやっぱりいい名前です。
「見沼区」についてのみなさんの感想、読ませていただきました。ほとんどの方がこの区名を是としているようですね。

 [4321]猫使いさん、[4329]Issieさんのおっしゃる通り、「沼の字がつくから地価が安い」なんてとんでもない、という街が東京近郊に現にあります。
 拙文[4306]では、地名と云いながらも市町村名という感じで、全国的なレベルでの地名を考えていましたので、津田沼、鷺沼の存在を忘れていました。

 津田沼は、JR総武線と京成線が連絡する要衝で、習志野市の中心を形成しています。丸井やパルコをはじめとした商業施設も集積し、とても地価が安いようには思えません。

 鷺沼は、東急田園都市線沿線のハイソな住宅街です。東京周辺の人々にとっては東急沿線であることだけでもステイタスだというのに、この周辺の宮前平-鷺沼-たまプラーザ-あざみ野のラインはひときわ高級感が感じられますね。私も数年前までこの路線をよく利用していましたので(住んでいたわけではありませんが...)この周辺の土地の雰囲気の良さを覚えています。

 ほかに、都内には蓮沼というところ(正確には板橋区蓮沼町)もあります。ここは中山道と都営地下鉄三田線が通る交通至便の地で、都営三田線には本蓮沼駅もあります。周辺に建つマンションなどには、蓮沼町の町域外であっても「本蓮沼」を称するものが多いです。そこには沼の字を忌避する様子は感じ取れません。

 [4318]松戸さんのおっしゃるように、沼の字がつくこと=田舎なんて即座に連想する人はほとんどいないでしょう。同様に青山が山奥で、五反田や田園調布が農村だと連想する人もいないはずです。[4317]のような反対派の言い分は荒唐無稽と言わざるを得ません。
 [4307][4326]のように、確かに「見沼区」が100%完璧な選定結果とは言えない面もありますが、少なくとも「東区」や「大宮東区」なんかよりもずっとセンスのいい案だと思います。

 私の持論は、すでに[3797]でも述べましたが、住所として実際に書いて使われる市町村名や区名はできるだけオリジナリティーのあるものにしたほうがいい、です。さいたま市の区名案をも今一度考えてみると、A区は西区→指扇区、Bは北区→宮原区、E区は中央区→与野区、F区は桜区→秋ヶ瀬区、I区は緑区→美園区というように変更したほうがいいのでは?と思います。余計なお節介ですが。(H区の区名についてはなかなかいい案が思いつきません。)

 試しに「見沼田んぼ」でサイトを検索してみたところ、予想以上に多くのサイトがひっかかりました。全部覗いてみたわけではないですが、周辺の住民にとってはとても大きな存在であることが、おおよそ理解できました。都市に潤いを与えるこのような緑地帯が、多くの人々に愛されているということは、都市の理想像ではないかと私なんかは思います。大都市の中にこれだけのオアシスが存在するなんて自慢すべきことなのに、なんで反対派はあんなに嫌うのでしょうか。

 見沼区反対運動を熱心にされている方々は、裏磐梯にある五色沼の、あの筆舌に尽くせぬ美しさを、ぜひ一度ご覧になってはいかがでしょうか。きっと考え方が変わると思います。


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