[42786] ひげねこ さん
岐阜県では、樽見鉄道にも廃止の噂が出ています。
釈迦に説法ですが、樽見鉄道も神岡鉄道の三井金属鉱業と同じように、収入の多くを占める住友大阪セメントがセメント輸送を今年度末をもってトラックへ転換することから廃止の話がより現実味を帯びているようです。
樽見鉄道は、3セクになってから路線を延長したり(もっとも国鉄時代に工事はかなり進んでいたようですが)、道の駅が併設されている駅があったり、薬草列車などの企画列車があったり面白いと思うのですが....
新穂高温泉までとはいいませんが、せめて栃尾温泉あたりまで線路があれば…。
さらに言えば、猪谷駅からではなく、飛騨古川駅から出ていれば良かったですね。
そうすれば、鉄道で高山などに観光に来た人たちが足を伸ばすときに利用できたでしょうに。
鉱山鉄道という元々の成り立ちからすると無理でしょうけれど。
それにしても、
飛騨古川駅と猪谷駅の間の復旧にはまだまだ時間がかかりそうですね。
市町村合併により、沿線でない地域が多くなった結果、補助金の支出に反対意見が出て支援ができなくなり、廃止に追い込まれる第3セクター鉄道が、これから増えてくると思います。
3セクの鉄道に限らず、鉄道やバスは「公共交通機関」と言いますが、都市部や新幹線などを除いて民間の力だけで経営できるところは少ないと思います。
すべてのリスクを鉄道事業者に負わせるのではなく、名鉄の岐阜市内線などの経営の打診をしてきたフランスの
コネックス社が提案してきたような方法など、もっと行政も金を出すべきではないかと言うのが私の考えです。それでこそ「公共交通機関」だと思います。
しかし、逆に市町村で走らせている「市内循環バス」のような行政丸抱えは、本当に必要があるのかどうか、疑問のあるところもあります。