太白さんが帰国された今、おそらく唯一の海外在住の登録メンバーのZzzです。
といっても、書き込みは随分久しぶりですし、私もあと約2ヶ月で帰国予定ですが。
[29231] 般若堂そんぴんさん
十字に交差する路線を持つメトロでは,アトランタにおける駅番号がわかりやすいと思います.
そうですね。
MARTAの鉄道路線は、交点となるFive Ponints駅を中心に東西南北へそれぞれ路線が延びているので、例えばNorth Lineであれば中心から順にN1、N2…というように駅番号がついています。 また、途中の分岐線についても、本線の番号を継承するように番号がついています。
例) N6 Lindbergh駅からNortheast Lineが分岐しているのですが、そちらの次の駅はNE7。
つまり、どこの駅にいても「Five Pointsまであと何駅か」がすぐわかるようになっています。
これは、実際に乗車している時にはかなり便利ですね。何かとFive Points駅を利用する機会は多いですし。(Atlanta Bravesの本拠地Turner Fieldへのシャトルバスがここから出ている)
因みに、このFive Points駅には駅番号は振られていません。やはり「アメリカ人は0を使えない」疑惑が(笑)。
(参照
[20848][23073][24098])
それから、N10 Sandy Springs駅周辺には、東京メトロ銀座線で最近導入されて話題になった(らしい)トンネル内広告の世界初の設置例があるようです。私はまだ見たことがないのですが、アトランタ在住中に一度見に行こうかな。
(参照:
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=72606 )
なお、このMARTAと呼ばれるメトロですが、全体で見ると地下区間はごく僅かです。South-North Lineでは、市中心部のFive Points~N5 Arts Centerと、丘陵部になっているN8 Medical Center駅およびN10 Sandy Springs駅周辺が地下になっているだけで、後はほぼ全区間地上を走っています。(East-West Lineはほとんど乗ったことがないので詳細不明ですが。)なので、アトランタ住民からすると「地下鉄」という感じではあまりないですね。
そもそも「MARTA」とは地下鉄ライクな鉄道だけではなく、バス路線も統合した公共交通機関の呼称です。料金体系も、バスも鉄道も含めての全区間均一料金($1.75)です。なのでバスから鉄道に乗り継ぐ場合は運転手からTransfer Ticketをもらいますし、鉄道からバスに乗り継ぐ場合には改札口でボタンを押してTransfer Ticketを入手するシステムになっています。バス-鉄道-バスの乗り継ぎも可能なので、かなり広範囲を1トークンで移動できるのは便利ですよ。
あと、MARTAではPark and Rideシステムもかなり充実しています。郊外の駅やバスターミナルには24時間まで無料の駐車場が整備されています。24時間以上の料金も空港駐車場より安いので、旅行に行く場合などにMARTAの駐車場に停めて空港まで移動する人も結構いるようですね。Park and Rideは日本でももっと導入したらよいと思いますが、郊外(住宅地)でも駅前に土地が余っていない日本ではなかなか難しいのでしょうね。ただ、アトランタでも完全に普及しているわけではなく、市中心部まで車で乗り入れる人も多いので、最大片側8車線あるフリーウェイもしょっちゅう渋滞しています。