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ありがたきさんの記事が5件見つかりました

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[22065] 2003年 11月 17日(月)15:06:39ありがたき さん
出ました、予想師
[22060]軒下提灯 さん
石川県小松市に観音下と書いて「かながそ」と読む集落があります。
たぶん、先に「かながそ」という音があって、それに観音下の文字を当てたのでしょう。
この「かながそ」の意味を知りたいのですが、どなたか御存知の方、いらっしゃいませんでしょうか。

まず、わたしの想像の産物であることを前提に。
土地の高低差のあるところで、ランドマークの上または下にあたる地名に「○○上」「○○下」とついているところは多いですよね。「観音下」もまさにその例になるのかと思います。そこで「下」に着目してみました。「下」の意味または読みを探していたところ、秩父の方言に「すそ=下の方」というのを見つけました。「すそ」は「裾」の意になるんでしょうが、「山裾」も山の下のあたりを指す言葉のとおり、あながち「下」という意味に間違いはなさそうです。「観音下」は石川県小松市の地名なので、秩父の例がそのままあてはまるかどうかといわれれば疑問符ですが、ここは仮定として「裾=下」とします。次に「かながそ」の「が」ですが、こちらも調べてみたところ「~の(所有)」を意味する助詞として日本でも比較的広く分布する用法だとわかりました。「オラが村」「誰が為に(たがために)」などなど、挙げていけばいくらでもといった感じですね。
さて、この2点の仮定を踏まえた上で「かながそ」ですが、「かんのんがすそ」が訛って短くなったもの、という説はいかがでしょうか?「かながそ」の「な」ですが、「んのん」部分には子音「n」の成分がありまして、単語が短くなる過程で1音に集約されたとし、更に母音は「が」にひっぱられて「o」から「a」に転化したのではないでしょうか。

あぁ、もっともらしく作り上げてしまいました。難読地名の大概は音が短くなったか、当て字かのどちらかですから、音に注目して考えたまでですが、正直言いますと、石川県の地名としての根拠はないです。あくまで傾向情報ですが、なにかしら参考になればと。
[21956] 2003年 11月 12日(水)12:20:21ありがたき さん
山手線の中の、ザ・ベスト(ワースト?)・オブ 乗り換え「られない」駅
[21943]まがみ さん
山手線の電車に乗ったとき、事実上他の路線と乗り換えできないのは、(田町=三田を乗換駅とすると)新大久保、目白、鶯谷の3駅だけなんですよね。

「田町=三田」を乗り換え駅とするのならば…といった感じの思いつきで。
「山手線」の解釈を、山手線電車が走る環状路線とし、京浜東北線や埼京線を別路線としたならば、鶯谷は京浜東北線快速電車の時間外には乗り換え駅になるので除外し、新大久保も中央緩行線(俗に言う総武線・黄色い電車)大久保駅がバス停1つしか離れていない至近にあることや「西武新宿は西武新大久保だ!」とか飲みながら言っていた友人の冗談を真に受けるならば、目白駅が最も乗り換えられない駅になるんでしょうか(笑)。もちろん、なーんの役にも立たない分析です。目白駅を利用されていたり思い入れがある方、いらっしゃいましたらゴメンナサイ。

冗談はさておきまして、東京・大阪・名古屋などの都心部あたりでは鉄道が密集しているため、乗り換え駅として指定されていなくても、隣接していて乗り換え可能なケースは多いです。さらにその中には地下鉄等の新路線が開業した際に駅ができたことで異なる2駅が乗り換え駅に指定されるケースも。さらっと挙げると、東京だと、後楽園と春日(大江戸線延長時)、上野広小路と仲御徒町(大江戸線上野御徒町駅開業時)、大阪だと、心斎橋と四ツ橋(長堀鶴見緑地線延長時)なんかが比較的最近の例ですね。
これらの駅名が異なる場合は乗り換え駅だと知らないと気づかないで遠回りしたり、逆に同駅名でも例えば大手町なんかは詐欺に近い広さですから乗り換え駅だと思って降りたらひどい目にあったなど、欠点もある訳ですが、上手く利用すればいつどこででもすぐに駅を使える便利さもまたある訳です。最近は便利本も出てますしね。休みの日を利用して探検気分で地下鉄でぶらりと出かけるのも一興ですよ。
[21826] 2003年 11月 7日(金)01:38:12ありがたき さん
ルビとしてのローマ字・発音記号としてのローマ字・入力手段としてのローマ字 ~後編~
=====前編からの続き=====

「ヘボン式」をもとに旅券法施行規則に定められたパスポートに用いられるローマ字は「外務省式」もしくは「パスポート式」とでも言いましょうか。外務省では「ヘボン式から、長音をあらわす字上符をとりのぞいたもの」であるとしていて、そのままパスポートに活字で印刷されます。なお「非ヘボン式ローマ字氏名表記等申出書」というものを提出すると、「外務省式」以外のつづりをカッコつきで併記することができるそうです。ただし、そのつづりを国際的に長い間使ってきたことを示す資料の添付が必要とのことです。この場合でも字上符をつけるのは無理なようですが。更に2000年4月1日からはオ段長音についてのみ「h」を使った長音の表記(具体的には、佐藤(さとう)さんの表記を「SATO」から「SATOH」とする)が「非ヘボン式ローマ字氏名表記等申出書」を提出することなしに出来るようになりました。その代わりに「氏名の長音表記申出書」の提出が必要だそうでして。

「訓令式」をもとにISO(国際標準化機構)が制定した、長音の定義や助詞の「へ」「は」「を」の書き方などをもう少し詳しく記述した国際規格のものもあります。長音の表記は、ダイアクリティカルマークとして「^」(アクサンシルコンフレックス)を使い、厳密翻字として「を」を「wo」と書いたり、長音記号「ー」をマクロン(ハイフンのような横棒が子音の上にあるもの)で書いたりする規則も加えられています。

最後に、[21814]ゆうさんが
ところで現代最もポピュラーかもしれない「ローマ字かな変換式」は「全てのかなを簡単に入力する」という目的のため「日本式」に近い部分があると言えますが、他の方式の綴りででも入力できますし、『ん」は“NN”、『ー』は“-”のような他の方式にはないルールがあります。

と述べられているワープロ等の「ローマ字かな変換」ですが、これはあくまで入力手段としてのもので、表記には馴染まないように思われますね。日本語入力の方法として大きく分けられる「かな入力」と「ローマ字入力」ですが、それぞれ「キーパンチ回数を極力減らす」「覚えるキー配列を極力減らす(英数入力との共通化)」という目的の方式ですね。ローマ字入力では入力する際の50音の法則性と文字の区別を容易にするため、原則「日本式」に倣った入力をしますが、いわゆる日本語にない「ティー」みたいな入力をも可能にするために小さい文字「ぁぃぅぇぉっゃゅょ」を入力するルールを加え、また「ヘボン式」等の用法を排除するものではない訳です。

長くなっちゃいましたが、[21811]スナフキんさんが紹介していた
智頭町はルビで「ちづちょう」となっています。公的な文書でもこの表記ですべて揃っていますが、駅名や3セク鉄道名はいずれも「ちず」と読ませています。

(中略)

実は町の公式ホームページではローマ字表記で「CHIZU」と書かれているのです。

について、国語的に「頭」の読みに「づ」はありませんが、例えば「東」の「あずま/あづま」や「泉」の「いずみ/いづみ」、有名な「痔」を「ぢ」と書かせるアレなどの「z/d」の揺れ、長音にかかる「u/o」「i/e」の揺れなどは地名に限らず人名や会社・屋号はよく見受けられますし、それらが間違いだということは全くないですね。(「田中」と書いて「いしばし」と読ませるようなものはさすがにアレですけどねw)この点は、[113]Issieさんと同意見です。
ただ個人的には、折角だからローマ字もあえて「CHIDU」と言い張った方が良かった気もしますが、どちらにしても、漢字の読みとローマ字の用法を分離して考える分には、ローマ字に間違えはないですね。(違和感はありますが)
[21825] 2003年 11月 7日(金)01:38:03【1】ありがたき さん
ルビとしてのローマ字・発音記号としてのローマ字・入力手段としてのローマ字 ~前編~
[21811]スナフキん さん
[21812]両毛人 さん
[21813]まがみ さん
[21814]ゆう さん

すでに答えは皆さんのコメントにて出ていますから、視点を変えて補足的なお話を。

ひとくちにローマ字といっても、様々な種類があります。おおまかには「日本式」「ヘボン式」「訓令式」の3種類になるでしょうか。

[21811]スナフキんさんのコメント内にあった「ず」を「zu」、では「づ」は?という点について、「づ」を「du」を表記する方式は「日本式」と呼ばれます。もう少し詳しく説明すると、
「あかさたなはまやらわがざだばぱ」の段に対応する子音を例外なく「akstnhmyrwgzdbp」で表記するものです。また「ん」には「n」、つまる音「っ」には次の子音を重ねて用いることになっています。

[21814]ゆうさんが少し触れている「ヘボン式」ですが、元になったのは1867年(慶応3年)にJ.C.ヘボン博士によって出版された「和英語林集成」という和英辞典でつかわれたつづりを元に、羅馬字会、ローマ字ひろめ会が修正を加え、ローマ字ひろめ会が1908年(明治41年)に発表したものです。「標準式」とも呼ばれ、または修正の度合いによって「修正ヘボン式」と呼ばれるバリエーションもあります。「ヘボン式」の特徴は、50音の子音と母音の法則をもとに、日本語の発音をアルファベットにてなるべく忠実に再現するようになっており、例えば「ち」を「ti」と書く「日本式」だと英語圏の人は「てぃ」と発音してしまうので「chi」と書く、といったものです。

[21812]まがみさんの紹介された「訓令式」ですが、少し補足させていただきます。
日本式とヘボン式(標準式)では論争があり、国際連盟からのローマ字つづりの統一の要請もあったことから、文部省が1930年(昭和5年)から1936年(昭和11年)まで、「臨時ローマ字調査会」という組織を設置して、有識者による議論を行ったのです。この結果を踏まえ日本式をすこし修正したものが昭和12年の内閣訓令で公布されました。「訓令式」の名前の所以ですね。しかし、敗戦を機に進駐軍によってヘボン式が強要されるなど、いったんは日本式で落ち着いたローマ字のつづり方が、また混乱してしまったのです。その後、「特別な事情がある場合に限ってこれも許す」としてヘボン式と日本式のつづりを第2表に加えた改訂版を、昭和29年内閣告示として公布され現在に至っています。「訓令式」というのは、昭和29年内閣告示の第1表(=昭和12年内閣訓令)のことを指します。小学校4年生の国語の授業で教えられるものもこの第1表による「訓令式」が用いられています。ちなみに、「日本式」と「訓令式」の差異ですが、「ぢ」「づ」「ぢゃ」「ぢゅ」「ぢょ」の5つについてのみ子音に「d」ではなく「z」を用いるという点のみです。

駅で見かけるローマ字は「修正ヘボン式」がほとんどです。会社によっては長音記号を省略したり、ハイフンや分かち書きのルールが異なるようですが、基礎は旧国鉄の規定したローマ字になるでしょうか。

=====以下後編[21826]へ続く=====
[21810] 2003年 11月 6日(木)20:03:19【1】ありがたき さん
日本のプロ野球を応援しています
[21637]seahawk さん
日本ハムは移転する際に本拠地移転を札幌、仙台、松山のどれかにしようと決めていたそうです。松山は野球が盛んですが人口的な問題が、仙台は人口はクリアしたものの球場に問題があって結局札幌に決まったということです。

[21722]夜鳴き寿司屋 さん
以前、ロッテオリオンズが東京都荒川区にあった東京スタジアムから撤退した1974年から1978年に川崎市に移転するまでは、仙台が本拠地とされていたそうですが、実際には日本各地で主催ゲームをしていたそうです。

1950年の2リーグ分立時には東京・後楽園球場を本拠地とする球団が15球団中5球団もあったそうですが、東京都を本拠地とする球団は日本ハムの札幌移転で2球団に減りました。

[21800]faith さん
ロッテってよく「宮城県営球場」で試合をしているような印象があります。(野球に詳しいわけではないので、間違いかも知れませんが)今でも準本拠地的扱いでしょうか?

プロ野球球団とフランチャイズの話が出てきたので、食いついてしまいました。

現在の千葉ロッテマリーンズがその前はロッテオリオンズだったことは、まだ記憶に新しいところですが、そのもっと昔、毎日オリオンズ(1952~57)及び毎日大映オリオンズ(1958~63)時代のうち1961年までの10年間は後楽園スタヂアムに本拠地を構えてたのですね。翌62年から、東京オリオンズ(1964~68)を経てロッテオリオンズ(1969~91)時代のうち72年までの11年間は荒川区にあった東京スタジアムに本拠地を置いていました。宮城県営球場がフランチャイズだったのは翌々年の1974年から77年のことで、川崎球場には78年からオリオンズ最終年の91年までの14年間居た訳です。
と、ここで空白の1年がありますね。1973年です。この年は宮城県営球場を準フランチャイズとしつつ、全国で主催ゲームをしていました。夜鳴き寿司屋さんのお話はこの年の記憶からでしょうか。
川崎に移ってからも、しばらくは宮城県営球場を準フランチャイズにしていたようで、こちらはfaithさんのコメントのとおり、ロッテと宮城県営球場が関連している理由ですね。その後、収容規模や移動距離(時間)の関係からか、次第に試合数は減っていきました。
そして1992年にロッテオリオンズは千葉ロッテマリーンズとして生まれ変わり、日本一フライの捕りにくい球場としても有名な千葉マリンスタジアムに移転して、今日に至っております。

話の順番が前後しましたが、日本ハムの移転先の件について。候補地のお話はseahawkさんが紹介されていますが、最終的に札幌に決まった理由のうち、札幌ドーム側の強いラブコールがあったことも決め手のひとつになりました。サッカーのワールドカップが終わり、全国の開催球技場では維持管理費用の問題が浮上していました。札幌ドームはご存知のように野球とサッカーの両方に対応した施設なのですが、Jリーグの年間試合数は野球に比べるとはるかに少なく、コンサドーレ札幌のフランチャイズとしてだけでは採算が取れない状況でした。プロ野球も、ジャイアンツの札幌シリーズをはじめとして数試合ほど開催されてきましたが、やはり本拠地球場として稼動する試合数からははるかに少ないものですね。
そんな折、こちらも比較的有名な話ですが、西武ライオンズが札幌ドームを準フランチャイズにする話が進んでいました。かなり順調に進んでいたのですが、そこへ日本ハムの移転話が出てきたため、是が非でもプロ野球球団を誘致をしたい札幌ドームサイドは、西武にナイショで日本ハムとも交渉をしていた『らしい』のです。この件について西武側は「寝耳に水」だと当然怒りました。そりゃそうですよね。まぁ、その後3者でいろいろ協議したようですが、結論としては日本ハムが東京ドームでの試合もある程度確保することもあり、その部分に西武主催ゲームの設定をいくつか入れるような方向で落ち着いた模様です。実際のところは2004年の公式試合日程を見てみないとどの程度の規模なのかわからないのですが。

最後になりましたが、わたし実は熱狂的日本ハムファイターズファンなのです。正直札幌移転は残念なところですが、東京ドームでの試合も残るらしいので、とりあえずは一安心です。あるいはファイターズ戦を見に札幌旅行なんてのも良いかもしれませんね。ドームだから雨天中止もないでしょうし安心して旅行日程を組めそうですし。


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