[19397]えっすさん
[19398]カッパーさん
[19817]で太子町の話に少し触れたところで思い出しました(遅レス失礼)。
太子町が姫路市ではなく龍野市側と合併する事になった件について。6月の住民投票の結果によるものというのは
前にも書いたとは思うんですが、その辺の事情について説明します。
実は太子町(あと御津町もそうなんですが)は『行政的枠組み』と『生活的枠組み』が食い違っているんです。
行政=龍野市・新宮町・揖保川町(全て揖保郡域)とともに『揖龍(いりゅう。揖保郡+龍野市)』という呼称で
まとめられている。
生活=通勤・買い物など生活圏は完全に姫路側。また太子町民はJRの、御津町民は山陽電鉄の網干駅(どちらも
姫路市内)を利用する人も多い。市外局番も太子町は姫路市と同じ0792、御津町の07932も姫路MA
(市内扱い)。一方、龍野市・新宮町・揖保川町は龍野MA。
そんな事情もあって、太子町は2月に一旦は『揖龍』の枠組みから離脱しました。3月に行われたアンケートでも
『姫路市との合併』が最多を占めています。
では何故それがひっくり返ったのか。それは龍野市側との『行政的枠組み』を維持したい町役場や業界(?)の
息がかかった住民団体『一市四町合併推進の会』(以下、『揖龍』派)の積極的な活動があったからです。
一方の『姫路』派は数は多かったものの、『町民個人個人の意見の集約』に過ぎなかったので組織的にまとまった
活動が全くできず、完全に切り崩されてしまったのです。
ところがその肝心の『揖龍』派の主張、まともなものだけであれば問題なかったんですが、それが出鱈目だらけ。
それを今後数回に分けて書いて行くつもりです。
途中で話が脱線するかも知れませんが、自分は「市町村合併の枠組みは生活圏を最優先すべきである」との
立場から『行政重視・生活軽視の市町村合併』には警鐘を発したいと考えています。
市町村合併の未来について考える事は『都道府県市区町村・落書き帳』の趣旨からは逸脱していないと思います。
そんな訳で、今後暫くの間自分の戯言にお付き合いの程宜しくお願いします。