[20525]中島悟さん
ドイツのあの長ったらしい州名(バーデン、シュレスヴィヒ等)は現地の人は不便に感じないのでしょうか。
誰かこっち方面に詳しい人がおられましたら教えて下さい。
バーデン・ビュルテンベルク州とシュレスヴィヒ・ホルシュタイン州のことですね。なぜ長いのか、歴史的な経緯を答えられるわけではありませんが、ドイツの州名は、日本の都道府県名などと比べて、各々の土地の様子をそのまま表している例が多いようです。例えば....
「バーデン・ビュルテンベルク」はバーデン(温泉地)とビュルテンベルク(草の茂った山)の合成語で、日本語に無理やり直訳すると「草山温泉州(?)」ですね。長野に「野沢温泉村」がありますが(直接比較するのも変ですが)、現地の人が感じる「不便」は、日本人が「野沢温泉村」と発音する時の「不便」とそう変わらないのかも知れません。こっちに住む者にとっては外国語なので長いと感じるだけなのでしょう(多分)。ちなみに....
「シュレスヴィヒ・ホルシュタイン」→シュレスヴィヒ(泥だらけの水域)・ホルシュタイン(森に住む人)だそうです。次に、「メルヘンブルク・フォアポルメン州」はそのままメルヘンブルクとフォアポルメンの二つの地域名をくっつけただけだそうで、千葉の「大網白里町」などにパターンが似ていますね。また、「ノルトライン・ウェストファーレン州」は「(北ライン地方)・(西の平原)」の意、ドイツ内でも短めの「ブレーメン州」は、ケルト語で「岸辺」の意味だそうです。