しばらくご無沙汰してしまいました。
[15083] 軒下提灯 さん
もう2週間も前の件で、すっかり終わってしまった感もある話題ですが、ご指名いただいたので、お返事させていただきます。
津軽衆さんの中に「むつ」が定着したのは、いつの頃からですか?
私が物心ついたときにはすでにむつ市でしたので、最初から「むつ」が存在していました。
また、「むつ」の商業的中心地は田名部である、ということも、いつのころからか認識しておりました。社会科で自県のことを学習する小学4年次には青森県にはいなかったのですが、大人の会話や「田名部行きのバス」を見たりして知らぬ間に身についたのだと思います。
市名が中心集落名に勝ち得たのは、十和田、北上、名取、相馬あたりかな。
市名が集落名に勝つ方法としては、駅名を集落名から市名に改称することが考えられます。
もうひとつの方法は、市街地を飛躍的に拡大させて古い地域区分をぶち壊すことです。
むつ市の場合はどうでしょう。「むつ」という市名は田名部と言う中心集落名に勝っているのでしょうか。
駅名を市名へ改称することは、全国を対象とした“集落名への勝ち方”としてはかなり有効だと思います。特に列車の行き先とされている場合には市名が優先して覚えられるでしょう(いわき市は長らく「平」でしたが、もともと“日本一広い市”として雑学的にも有名だったので別格ですが)。
その点、十和田や北上と比較すると、むつ市の場合はまだ「大湊」ですからねぇ。
また、軒下提灯さんの提示された使い分け例(下北半島以外では「むつへ」下北半島では「田名部へ」)については、その後kenさんが
[15152][15160]でうまくまとめていただいたと思っております。
言葉足らずだったのですが、私の
[14957]「むつへ行く」という言い方、というのは、青森市や八戸市など、下北半島外でのお話でした。
それにしても、これからの市町村合併では、既存市町村名の使用不可というところが多いようなので、このような例が増えて行きそうな気がしますね。