新潟市では市の管理する多くの体育館、スポーツ施設、イベント施設、保養施設などが利用中止になっています。これらの多くがお隣の福島県などからの避難者受け入れ場所や支援関連に使われると考えられますが、一方で東北電力の計画停電の影響や節電対応によるものもあるようです。なお東北電力の計画停電は16日から予定されていましたが、これまでのところ実施はされずこの先も27日までは実施はないとの予測もあるようです。実施が避けられているのは被災地で停電が回復してないため消費量が抑えられていることと、雨が降ったことで水力発電量が増えたことであると言われています(3~4月は融雪により水量が増えるためと考えたいものですが)。いずれ復旧が進めば発電量が増えない限り東北電力でも停電は起こるでしょう。
新潟県内への避難者は約9千人(18日時点、避難所以外も含めて)とのことで、12日にあった長野県境付近の地震で被害を受けた十日町市と津南町を除くほとんどの市町村で受け入れを行っています。避難所を開設(2箇所)していて避難者がゼロというのは佐渡市だけの様子です。(混雑した避難所を避けたい人にはおすすめです。)
[77794]にて小千谷市の被災者受け入れについて書きましたが小千谷市の民泊数は18日午前までに63軒・232人になり、また20日からは湯沢町で町が宿泊施設を借り上げて無料で避難者に提供するとのことです(
約千人を1ヶ月)。
新潟市付近では公衆浴場の組合が避難者に格安の料金(大人100円,子供50円,乳幼児無料)での入浴を扱うことにして、避難所によっては近所の銭湯の地図を貼りだしているようです。避難所であれば何らかの入浴の機会は与えられるものと考えますが、都合の良い時間に入浴できるとすれば喜ばれることでしょう。
首都圏では買いだめによると思われる食品や日用品の品不足が起こっているようですが、私の周りではあまり極端な動きは無いようで計画停電のアナウンスがあっても乾電池が買えないというほどではありませんし、ガソリンスタンドにしても福島県境に近い所で多くの車が並んでいるというのをニュースで知る程度です。 新潟県の農家へ
品薄で首都圏からコメの注文殺到で売れ行きが10倍・・というところもあるようですが、米は十分あるはずなので売る農家側も理解に苦しむといった感じです。
【県内避難者の声】というのがありますのでリンク先を書きます。(いずれも「新潟日報」から)
上越地域3/18,
中越地域3/18,
下越地域3/18(2),
下越地域3/18(1),
新潟市・長岡市3/18,
上越地域3/17,
中越地域3/17,
下越地域3/17