重箱の隅をつつきたいわけではないのですが。
[103302]デスクトップ鉄さん
コンパクトシティー
個人的には、DID人口と総人口の増減のみからコンパクトシティを論じるのは難しく、各DIDの面積から人口密度を計算しないと誤った結論に至るかもしれないと感じています。
コンパクトシティについての確立した定義や指標があるわけではないのですが、
内閣府では
市町村がコンパクトであることは、DID人口密度が高いことにより定義され、コンパクトシティの形成とは、市町村の中心部への居住と各種機能の集約により、人口集積が高密度なまちを形成することである。
と記されており、DID人口そのものではなく、あくまでも人口密度に注目した高密度化のメリットを享受しようとコンパクトシティ形成が推進されているのだと思います。
そのため、DID人口が増加したとしても、中にはスプロール的にDID面積が増加したためDID人口密度は低下している、というケースもあるのではないでしょうか。その場合、コンパクトシティとは真逆の現象が起こっていると言えると思います(他方、コンパクトシティを掲げる自治体でも富山市のように公共交通拠点への居住を促した結果、DID面積が増加したケースもあるのでDID面積が増加という事実だけでコンパクトシティを否定することもできません)。