小松原ラガーです。何日か前から書き込もうと思っていて、暇がなかった関西ネタをいくつか。
1.大学の閉校危機
数日前のことですが、
朝日新聞や
神戸新聞(
こちらも)に記事が出ていたのですが、尼崎市にある
聖トマス大学が新規の学生の募集を停止するとのこと。毎年の定員割れが常態化し、経営が成り立たなくなったためとかで、他の大学との統合や譲渡を視野に、それも難しければ閉校もありえるようです。
余談ですが、この大学、かつては「英知大学」という名前だったのですが、「H(エッチ)大学」と揶揄され、数年前に名前を現在の名称に変えたのですが、少子化と他の有名私立大学の攻勢(なんたって慶應義塾ですら関西にキャンパスを構える時代ですから。)という2つの荒波にもまれ、ついにこのような事態に追い込まれた模様です。
このニュースを知って、はて?と考えたのですが、中核市たる尼崎市で、もしも聖トマス大学が閉校になれば、4年生の大学ってなくなるのでは?と思ってしまいました。調べてみると、実際にはまだまだ
ここがあるので、ゼロになることはありませんでした。また、来年4月には関西国際大学が尼崎駅前に進出してくることになるので、「皆無」の心配は今のところありません。因みに、他の中核市で4年生の大学が無いところがあるのか調べてみましたが、一応、どの中核市にも4年生の大学が複数あるもようです。(Wikipediaで調べてみると、川越市がかつてなかったような記述がありましたが・・・。)
ただ、尼崎が出身の小松原ラガーとしては、県内で同じ中核市の隣の西宮市と比べて、やはり大学の少なさ、差を感じたりしています。(別に大学の数で都市の格が決まるわけではないのですが・・・。)
と、思っていたら、本日新たに
このような記事が。(
これも。)
こちらは明石市ですが、いずれにしても比較的人口が密集している大都市圏でも大学の運営に行き詰るケースが散見されだしています。やはり淘汰の時代なのでしょうか。
2.自治体の財政
同じく関西ネタで、泉佐野市に関して
こんな記事が出ていました。関西空港のお膝元として、空港への連絡橋からのあがりをどうするのか国と泉佐野市の間で散々もめておりましたが、それも影響したのか、記事によると08年度の決算で早期健全化団体に転落したのは泉佐野市が初めてだそうで。りんくうプレミアムアウトレットとか、そこそこの人の入りとは聞いていたのですが、元々の構想が少々大風呂敷を広げすぎたということなのか、ついに、という感があります。
3.関空のランキング
さて、その泉佐野市の沖合いにある(といってもその一部も泉佐野市なのですが)関西空港が英国の
SKYTRAX社の世界空港ランキングで堂々の6位に入っています。(前の2つに比べてちょっと明るい話題ですね。)この調査、単に年間の利用者数や発着回数といった数値ではなく、乗り換えの利便性やレストランの快適さなどを元にランキング化しているものだそうですが、1位は韓国のインチョン国際空港、2位が香港、3位がシンガポールのチャンギ国際空港と、アジア勢でワンツースリーフィニッシュとなっています。記事を見て笑ったのが、関空の順位を押し上げているのが、トイレのきれいさとのこと。成田がランクインしていないことから考えると、成田のトイレは汚いのか?というのは冗談ですが、まぁ、結果については「アジアのハブ空港の機能としては、インチョン、香港、チャンギにはかなわないけど、トイレだけはきれいだぜ!」とも取れる結果となっています。
(成田がランクインしていないのは、明らかに国際線/国内線の乗り継ぎの不便さだと察しますが。)
原油高等で各キャリアの経営が苦しくなって減便や休止が相次ぐ関空ですが、ま、少しは努力が認められているということでしょうか。