[61182]にて一度申し上げたことがあるのですが、神奈川県真鶴町は、自治体としての呼称は現在では「まなづるまち」となっているのでしょうか。
真鶴町が自治体としては「まなつるまち」という読みであったようですが、それが近年「まなづるまち」に変更されたのではないか、という論点で当「落書き帳」でも2006年4月から6月頃にかけて議論がなされておりました。
参考:
真鶴町の読み方は変更された?
真鶴町公式ページはURLを「manazuru」としている(これは「まなつるまち」が公的な呼び名であったころからこの表記であったらしいですが)のに加え、
[50713]hmtさんご紹介の
神奈川県国際課の市区町村一覧表や、
気象庁(横浜地方気象台)のトピックス資料など、国や県のサイトでも「まなづるまち」というルビが振られておりまして、こうした状況証拠から、現在では自治体としての読みは「まなづるまち」となっている可能性が高いように思われます。「全国市町村要覧」でも、平成17年版から「まなづるまち」に変更されているそうです(
[50713]hmtさん記事参照)。
[50713]hmtさんは記事の中で「まなつるまち」から「まなづるまち」への変更があったとした場合、考えられる過程について考察していらっしゃいます。このあたりの真相についてサイトを検索してみたのですが、具体的な言及は
ウィキペディアの真鶴町の項でしか見つけられませんでした。以下にその内容を引用します。
町名の読み方について
「真鶴」(町名)は「まなづる」と読むのが正しい。町ではもともと「まなづる」と読んでいたが、1956(昭和31)年の岩村との合併の際、合併告示に誤記があり、長らく総務省(旧自治省)では「まなつる」と登録されていた。しかし、2005(平成17)年に真鶴町より総務省に訂正依頼があり、正式に「まなづる」となった。
上記内容が正しいとしますと、「真鶴町より総務省に訂正依頼があり、正式に「まなづる」となった」の部分はどのような行政手続きを経たのかが問題となるような気がいたします。1956年の合併告示を訂正した場合は、その旨告示があるものなのでしょうか?この関連で見識のある皆様のご意見をいただけますと幸いです。
なお、2005年国勢調査の統計表では「Manatsuru-machi」となっていたりします。
とはいえ、国や県のサイトや全国市町村要覧等で「まなづる」の表記が認められることから、当サイト
都道府県別市区町村一覧 神奈川県の読み方も、「まなづるまち」に変更したほうが良いのではないかとも思われますが、いかがでしょうか。