[58710]油天神山 さん
[58721]EMM さん
お2人の計算による解説、問題点がわかり易く、納得しています。面倒な計算をしていただき、ありがとうございます。
なるほど、嵩上げという方法もあるのですね。EMM さんの言うとおり、災害の問題も拭いきれませんね。実際に、奈良県の「大滝ダム」の事例もありますから。そう考えると、やはり、既存ダムの嵩上げ対策が必要となるわけですね。ダムを更に大きなダム湖に沈めるという方法もあるようですが、既存のものが嵩上げできないとなると不可能ですよね。となると、やはり本四連絡橋上に送水管を通すのが手っ取り早いのでしょう。
児島・坂出ルート
水が余っている吉井川水系。「苫田ダム」が無用の長物と化してしまった現在だからこそ、使用したいのが実情。工業用水の需要が甘かったのが逆に幸いした結果になるのでしょうか。しかしながら、一体その水をどう運ぶのか?最も現実的なのは、旭川水系を利用している自治体の内、東側の地域を吉井川水系に付け替え。そして、旭川水系と高梁川水系からの水を混合して供給?という形でしょうか。でも、岡山県側もそれほど潤沢な貯水量ではないので、供給できる量には限りがありそうです。
尾道・今治ルート
現実的ではなく、広島側は芦田川水系ということになり、安定供給は難しそう。それに、芦田川水系は、水質改善が先。
神戸・鳴門ルート
確保できそうだが、途中の淡路島への給水が先となる。第一、香川用水に分けなければ、水不足の心配も減少する徳島県は乗り気ではないかも。他県の利益に金は出さない。まぁ、この事例だと徳島県のためにもなるか。
上記のいずれも、現実味はやはり薄いようです。ここは、ミラクル。和歌山や大分から海底送水管!
[58713]右左府 さん
「時間価値(V)」は、感覚でしかなく、確かなものは決められません。但し、大まかな数値なら算出可能です。
まず、A地点からB地点までのトリップ(交通手段)で考えることにします。AからBまでを、新幹線と飛行機で比較した時、
手段 | 運賃 | 時間 |
新幹線 | 10000円 | 3時間 |
飛行機 | 15000円 | 1時間半 |
だとします。この表から、新幹線と飛行機の料金差は5000円、時間差は1時間半ということが見てとれます。よって、新幹線ではなく飛行機を利用する時の、新幹線からの節約時間は時間差の1時間半です。その1時間半のために、追加で5000円の費用を払うのですから、5000円を1.5時間で割ってやれば、1時間の節約でいくら追加費用がいるかが求められます。計算の結果は、約3330円ですから、1時間の節約がその人にとって、3330円の価値があると考えられるわけです。そこで、1時間の節約価値=「時間価値(V)」という定義に戻れば、V=3330円ということがわかるのです。
右左府 さんも、身近のトリップによる料金と時間の差から算出してみてください。大概、都会に住む人の方が、地方に住む人よりも「V」の値は高くでるはずです。
[58717]ezekiel さん
黄砂が実際に、土壌を形成しているとはびっくりです。「風成塵」という言葉は、初めてきく言葉であり、黄砂が黄色でなくても「黄砂」ということに納得です。