わたしの転居暦のお話は、メンバー紹介でも取り上げていただいておりますが、西へ東へそこそこ移動しております。小中学校時代を大阪で過ごしましたが、両親が共に東日本の出身でして家庭内関西弁禁止というルールで過ごしたこともあり、東西言葉の使い分けが自然とできるようになりました。
方言のもっとも特徴的なところは、表現では単語のバリエーション、音ではイントネーションにあると思います。なかなか書き言葉でどこの地方と判別しにくいものですが、しゃべり言葉だとほとんど一発でわかりますよね。
[23532]トミ さん
僕の住んでいるところ周辺では、国道1号(第二京浜国道)のことを「二国」といいますが、
これは方言といえるのでしょうか?横浜は方言が少ないと思うので、
自分がよく使う言葉が方言だと、うれしい気がするのです。
これには2つの流派があるようで、トミさんのおっしゃるように、第一京浜国道、第二京浜国道をそれぞれ「一国」「二国」と表現する場合と、国道1号を「一国」とし、第一・第二・第三京浜国道を「いちけい」「にけい」「さんけい」と表現する場合があるようですね。両方の流派の人が会話したとき、国道1号と15号の錯誤が生じたり。どっちも耳にするだけに、わたしの場合、聞くときもしゃべるときも結局はフルネームで確認するんですよ。
横浜の方言といえば、横浜や鎌倉その他、神奈川県内で比較的使われるようなのですが、「ふざけるな」という意味で「ふざけろ」と使いますね。「おい、お前ふざけろよ」よ言われて、「??」って経験をした他地方出身の人の話は聞いたことがあります。
[23531]かすみ さん
関西は擬態語をよく使うのと、なんでも省略する(方言で言うと、はしょる)風潮が強いようです。
なので「マクド」を初めとして「ミスド」、「ロイホ(ロイヤルホスト)」、「ポーアイ(ポートアイランド)」、「ファミマ(ファミリーマート)」、「ひらパー(枚方パーク)」などが存在します。あ、「関空(関西空港)」もそうですね。
他にも「ファッキン(ファーストキッチン)」「ケンチキ・ドチキン(ケンタッキーフライドチキン)」なんてのも。
ちなみに「ミスド」はミスタードーナツの公式略称ですね。マックが関東風、ミスドが関西風な略称なのは面白い現象です。2単語・音節以上の名称を省略する傾向として、関東の略称は特徴ある単語・音節を用い、関西ではそれぞれの頭の音を繋げて新たな言葉を作る、という感じがしませんか?テレビの影響でしょうか、最近はそこらへんの境目があいまいですが。
余談ですが、「はしょる」は「端折る」と書くように、特に方言でもないようです。そう使わない地方はあれど。
学生時代に周りの男子学生が使っていましたが「牛しばく」・・・吉野家の牛丼を食べること。俗語っぽいです。
ナンパ言葉の「茶しばく」を原点にここ10年使われる俗語ですね。
「牛しばく」と同義で「牛どつく」「牛いわす」、フライドチキンだと「鶏しめる」なんてのもありましたね。
わたしは横浜の学校でしたが、仲間内で「マクる」「モスる」「ミスる」「チキる」「ガスる」「よしぎゅる」「まつやる」なんて感じで店名(もしくは略称)に「る」をつけて、そこに行くと表現してましたっけ。信じられないかもしれませんが、実はこれってドイツ語的動詞化表現なんだそうでして。ドイツ語では名詞の語尾に「en」をつけて「~する」という風に動詞化するそうです。特に外来語の場合に使いやすいとのことで、大学のドイツ語の先生は「パチンケン(パチンコに行く)」「チャリンケン(自転車に乗る)」なんて冗談じみた例題も交えて教えてくれました。