[21521]はやいち@大内裏さん
青森県木造新田地区の新市名が「つがる市」に決まりました(汗)
地元のこととなると気になります。
まずは地元紙東奥日報のニュースを。
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2003/1027/nto1027_13.html
「木造新田」この地方は青森市からだと大雑把に「木造の方」とか言っていたように思うので、調べてみました。「新田地方」が岩木川下流の津軽平野、ここには五所川原新田、木造新田、金城新田などの「○○新田」があり、「木造新田」は現在の木造町・森田村・車力村一帯だそうです。(『角川日本地名大辞典』による)
ここの協議会は「○○町・○○村合併協議会」とか「○○北部合併協議会(○○は郡名など)」とかのように組合わせのような名前ではなかった、ということは「木造新田」という名前を受入れられる土壌がある、と感じていたので(勝手に)、そのまま「木造新田市」になるかな、と思っていたのですが、そもそも公募の時点で既存の町村名は一部でも使用不可だったのですね。せっかく便利なユニット名(?)があったのに、なんだかもったいない気がします。
また、広域地名の「むつ市」には甘かった方の私ですが(
[14957][14964])、「つがる市」は複雑な思いというか「広域地名の早い者勝ち」を身にしみて感じました。津軽地方は青森県の西半分、東西南北津軽郡+青森市+弘前市+黒石市+五所川原市(これらの市も元々は○津軽郡)なのですが、既存の町村に「津軽」を使用した例はありませんでした。(音で)ツガルといえば津軽地方、というのはこのことによって保たれていた気がするのですが、「津軽○○市」ならともかく、ズバリそのものの「つがる市」ができてしまうと、いずれツガルといえばつがる市のことになっていくのだなぁ、と津軽衆(これは一般名詞)としては寂しい思いです。青森県は「旧陸奥の国(の一部)」という自覚がないので「むつ」はまだよかったんですけどね…。
…というのは、
[19733]seahawkさん
津軽と言えば、青森県の日本海側はすべて津軽地方と呼ばれるので、なかなか素直にはいかないと思います。
[19435]あんどれさん
のあたりで発言しておけば、タイミング的にはよかったのですが。
ところで青森県の合併協議会などには、
☆西海岸三町村合併推進協議会(任意) 西津軽郡 鰺ヶ沢町,深浦町,岩崎村
☆北通り3町村市町村合併共同研究会 下北郡 大間町,風間浦村,佐井村
のように、「組合せ名っぽくない合併協議会名」が多くて気に入ってます。
[14403](私)は合成地名の話題だったので紹介しませんでいたが、青森県内では「西海岸」「北通り」はよく使う地域名です。あと「上磯(発音はカミソ)」も(
[20887]月の輪熊さんがご紹介)。
もうひとつ、
☆ASO三町合併研究協議会 上北郡 百石町,六戸町,下田町
これは「アクション・サンシャイン・OIRASE」という行政ネットワーク名の略なので例外ですね。(OIRASEは誤変換ではなくてアルファベットを使うのが正しいようです)
--
書込訂正:4段落目文末「旧陸奥の国」を「旧陸奥の国(の一部)」に訂正 10/31 13:25