[71947] 今川焼 さん
古代郷と昭和自治体 追加します
大量に追加いただき、誠に有難うございます。
私が確認したのが61件、今川焼さんのが66件。うーん、これほどまで見逃しが多かったとは。昭和合併期の自治体名を知らないことを自ら暴露したようなものですね。
このままでは申し訳ないので、私のと今川焼さんのと合計125件についての簡略な集計結果を以下に示します(125件の表はお目汚しなので省略。もしもお入り用の方がいらっしゃればメールでお送りします)。
| 件数 | 構成比(%) |
合計 | 125 | 100.0 |
------ | ---- | ---- |
畿内 | 9 | 7.2 |
東海道 | 18 | 14.4 |
東山道 | 17 | 13.6 |
北陸道 | 2 | 1.6 |
山陰道 | 22 | 17.6 |
山陽道 | 18 | 14.4 |
南海道 | 18 | 14.4 |
西海道 | 21 | 16.8 |
------ | ---- | ---- |
東北 | 4 | 3.2 |
関東 | 12 | 9.6 |
中部 | 18 | 14.4 |
近畿 | 28 | 22.4 |
中国 | 26 | 20.8 |
四国 | 16 | 12.8 |
九州 | 21 | 16.8 |
------ | ---- | ---- |
市 | 24 | 19.2 |
区 | 3 | 2.4 |
町 | 89 | 71.2 |
村 | 9 | 7.2 |
------ | ---- | ---- |
存続 | 50 | 40 |
消滅 | 75 | 60 |
(※陸奥国信夫郡伊達郷、武蔵国新座郡志木郷は上記集計から除いています。
伊達は信夫郡から分郡した伊達郡が名称の由来と考えられることが理由。
志木の場合は、本来新羅郡志楽郷で遺称地は現在の和光市白子地域、志木市は明治以降に「僭称」したものと判断しています【この種の考証をはじめると切りがないのですけどね】)
五畿七道で見ると分かりにくいのですが、現在の地方区分で見ると、近畿以西に偏っているのが明らかです。東国の場合、現在の比定地すら明らかでない古代郷が少なくありませんから、当然といえば当然の結果。
都道府県別で見ると、兵庫県12、島根県10、岡山県9がベスト3、旧国別では讃岐、出雲、土佐の3国が6郷ずつで同率首位です。
島根・出雲が非常に多いのが注目されるところ。四国、九州の多さが結構意外で、逆に北陸は予想より少ないですね。
町が7割を占めるのは、前にも触れたように、町が郷と同じように郡の一段下のレベルに位置する存在だからでしょうね。当然ながら、その半数以上が平成の大合併で消滅しています。