地元ローカルな話で申し訳ございません。桜通り十文字です。
さて、
[24863]いっちゃんさん
国内の路面電車事業のほとんどが赤字経営であることなどを理由に掲げ、
LRTの本質をまったく解ろうとしていません。
「新交通ができれば車に乗らない人が増えて渋滞が緩和されるというのは本当でしょうか。確かに効果はあると思います。しかし、これだけ自動車が普及し、誰もが気兼ねない移動手段として車に頼っている栃木県において、本当に劇的に乗り換えが進むでしょうか。それよりも、県としては新しい橋を架けたり、北関東自動車道から直接鬼怒川左岸、清原や芳賀に通じるアクセス道路を整備することが先決ではないかと考えています。」
「自動車から公共交通への転換が進めば、環境への負荷が減っていくのは当然のこととされています。一方、厳しい競争の中で生き抜いている自動車産業は、既にハイブリッド車や燃料電池車の開発にしのぎをけずり、着実に環境産業へと変貌を遂げつつあります。近い将来、環境負荷と自動車が対立的なものではなくなる可能性は、非常に高いのではないかと考えております。」
「新交通は駅から駅まで自分を連れて行ってくれるかも知れませんが、自宅から駅まで、駅から病院まで、買い物をするお店まで連れて行ってくれるでしょうか。私にはドア・トゥー・ドアで運んでくれる自動車の方が便利で優しいものに思えます。」
これが知事の意見です。
引用が長くなりましたが、僕はこの意見に反対です。なぜならまず
国内の路面電車事業のほとんどが赤字経営である
とありますが、ほとんどということは頑張れば黒字になれるということも意味していると思います。例えば、長崎電気軌道のように均一制運賃の採用、車両や線路の敷石などを他の企業から譲り受け、カラー電車、電車内の広告などの宣伝料により黒字経営を実現しているような会社もあり、(一応かいておきますが、長崎市は、宇都宮市より人口が少ないです。)必ずしも赤字というわけではありません。
誰もが気兼ねない移動手段として車に頼っている栃木県において、本当に劇的に乗り換えが進むでしょうか。
確かに、車に頼っている面が栃木県にはあると思います。しかし、こういうことは、劇的に乗換えが進むように整備するのが栃木県の仕事だと思います。
私にはドア・トゥー・ドアで運んでくれる自動車の方が便利で優しいものに思えます
これは、免許を持っている人にしか当てはまらないと思います。私は免許を持っていないのですが、公共交通機関が不便なので、連れて行ってもらわないと行けないような所もあります。そういう意味では車が運転できない人には不便な交通機関です。今は、上野百貨店や西武百貨店が撤退して、宮っこ的(正確には違いますが札幌時代の記憶がないもので・・・)には、東武宇都宮百貨店しか残っていない(福田屋百貨店はショッピングモールのイメージが強いです。宇都宮市民的にはですが)なか、中心市街地はどうなるのでしょうか、宇都宮市民としても宇都宮の未来を考えてほしいです。
[24863]いっちゃんさん
特に全国有数のクルマ社会の栃木県は新交通システムの効果が理解されにくい土壌にあると思います。
確かに、そういう背景はあります。しかし、今の中心部のバスは本数が多いにもかかわらず(1時間に50本くらい)バスによっては物凄くこんでいたりします。そのことから慣れたら自然と乗客は増えると思います。ただ、その分便利にしていかなくては行けないとも思います。事実宇都宮のバス三社(関東・東野・JR)は、三社共通バスカードを導入しているなどの努力をしています。(東京のものとは違います。)
こういうことなので、
[24863]いっちゃんさん
私は同意できませんが
[24879]花の東京都民さん
宇都宮の未来を考えていらっしゃらないようですね。
[24901]みかちゅうさん
しかし、いくら市街地の道路整備をしようとしても用地の面で行き詰っているのが現状です。そういう意味で中心部の交通量抑制のために路面電車を導入し、郊外からの車の流入を抑制させるというのは正しい方策だと感じます。
というような皆様のご意見には賛同します。ちなみに、僕も宇都宮市のLRT計画には大賛成します。
作新学院と宇都宮駅と宇都宮大学を結べば(もちろんこれは僕が勝手に考えたことです。)採算性も何とかなりそうですね。
ではでは、また今度。
訂正履歴
1:「三社共通バスカードを導入しています。」の所を「三社共通バスカードを導入しているなどの努力をしています。」に変更