[51986] 2006 年 7 月 4 日 (火) 12:16:28 松 さん
はじめまして。お隣の佐賀県に住む、その名も「佐賀県」と申します。
実は九州には「有明町」がいくつかあったんですが、このたびの平成の大合併で全て消滅してしまったんです。
そうなんですよね~。私の住む佐賀県にも有明町がありましたし、長崎、熊本、鹿児島もあわせて九州内に4つあった「有明町」の全てが消滅したことも、もちろん知っていました。
落書き帳のメンバーの多くも、そのことはご存じだと思います。
この件については、誰かが書き込み済みだと思っていましたが、過去ログを検索しても全て消滅した(する)ことについての書き込みは発見できませんでした。(白桃さん
[26930]、佐賀県
[36416]、ふかみさん
[49486]といった書き込みはありましたが。)
長崎、熊本、鹿児島の3県の有明町については、合併により市の一部になったこともあり、「○○市有明町××」のように地名に残されているようですが、合併後も町のままである佐賀の有明町については、以前
[34853]で書き込んだとおり、地名(これだけが地名では内でしょうけど)からも消滅してしまっています。
こうした例は挙げるときりがないと思いますが、佐賀県内にあった5つの村の名前がどうなったかをまとめてみました。
平成の大合併によりもともと佐賀県にあった5つの村は、現在では3市1町の一部になっていますが、それぞれの村名が合併によりどうなったか、それぞればらばらです。
○佐賀市の一部となった「三瀬村」
→そのまま「佐賀市三瀬村」として残った。(
[41815]で中島悟さんが既に触れられています。)
○唐津市の一部となった「七山村」「北波多村」
→それぞれ「村」がなくなり、「唐津市七山」「唐津市北波多」となった。
※注 唐津市の一部となった他の町は、「東松浦郡浜玉町→唐津市浜玉町」のように、全て「町」が残されている。
○神埼市の一部となった「脊振村」
→「村」が「町」に置き換わり、「神埼市脊振町」となった。
○吉野ヶ里町の一部となった「東脊振村」
→「東脊振村」という地名はなくなった。
(例)神埼郡東脊振村大字三津 → 神埼郡吉野ヶ里町三津
合併後の村名がたどる運命は、この4つのパターンが主なものではないかと思います(他にはどんなパターンがあるのでしょうか?)が、1つの県でこれだけばらばらというのもおもしろいと思います。
これを見てみると消滅したのは「東脊振」のみのようですが、「脊振」が残っているので、完全になくなったとは言えないでしょうね。
ところで話題は変わりますが、現在、佐賀県内で唯一合併の話が動いている佐賀市・佐賀郡1市3町の合併ですが、去る6月29日に関係4市町長により任意合併協議会の設置が了承され、7月11日に第1回の協議が行われる(
佐賀市ホームページ)ようです。
リンク先にも書かれていますが、任意合併協議会の設置は6月29日となっているようです。
でるでるさん、市町村合併情報の情報更新をお願いします。
※ この合併が成立すれば、佐賀県内の「まち」は江北町だけになってしまいます…。