[49776] inakanomozart さん
例えば市の東端に住む人にとっては、そこは市の「東」ではなく、まさしく「中央」なのではないかと思ったりもしますが(笑)
名付けられたばかりの「東区」は、某市の東の端にある名もない区、という感じもしないでもないです。
しかし、いずれ「東」と言えば「浜松市のここ」のこと、と勇名轟かせる日が来れば、
「市の東」ではなく「ヒガシという地域の中央なのだ」と実感できることでしょう(笑)
優秀なお役人が考えたシナリオどおりに決まったかの印象もあります。
「浜北」「天竜」の名称復活はほぼ既定路線だった、という考えには同意しますが、
その他の区名については、議事録を読むかぎりでは「お役人」というか審議会メンバーは
「歴史的・文化的」地名を推す派の方が優勢のように感じられました。
また、浜松市は合併・政令市化にあたって、二言目には「都市内分権」だ「クラスター型」だと
1つになった市内の分断を煽る(!)かのようなキャッチフレーズを連呼しています。
そういう背景からは、むしろ各区に「個性的」な名前を付けたかったのではなかったかなぁ、と思います。
# 「お役人」的には、看板掛けるだけでお手軽に体裁を整えられますし。
それに対して住民の側が、inakanomozart さんのおっしゃるような「切り離される不安」を感じてしまい、
旧浜松市を意識した方角名が強く推される結果となった、と、私は考えます…あえて理屈を付けるなら、ですが。
区割りの時からいろいろと物議をかもしているF区の区名投票結果が、端的に表しているように見えます。
全体の結果で見ると「北」と「引佐」が拮抗しているようですが、区内居住者のみの結果を見ると
「北」の得票が約7割で圧倒しており、「引佐」は僅差ながら「緑」よりも少ない3位でした。
ちなみに各区毎の人口に対する投票率は、A~E区が5~6%程度なのに比べてF区は18%と突出して高く、
住民の関心の高さがうかがえます。(G区も13%と高いですが)
# そういう危機感を持たせ、方角名を選ぶよう仕向けたこと自体が、
# 後で「住民の意志で選んだ区名」と謳うための演出だったんだよ!?