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矢作川太郎さんの記事が10件見つかりました

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[52281] 2006年 7月 16日(日)16:46:44矢作川太郎 さん
当たり前過ぎて鈍感になっているのさ~♪(謎)
十番勝負明けまで潜って居ようと思っていましたが突っつかれてしまいましたね。

どうやらわが市では当たり前に元の地名が残っているので鈍感になっていた様です。

[52273]般若堂そんぴんさん
旧町名復活の動きは必ずしも「情緒本位」のものだけとは限らないのではないでしょうか.「中央~丁目」などは,その無個性ぶりゆえに識別性において劣ると感じられます.そのような傾向の「新町名」に対して旧町名復活の動きがおこる場合もあるのではないかと思います
確かにその嫌いは否めませんね。往年の地名変工(変更よりニュアンスが強すぎるか。)によって地名の持つ「特定性或いは識別性」が著しく阻害されたのもまた事実です。(米沢市の現状を見てみましたが、大規模に住所が変えられて居ますしね。ex.中央、駅前等)いずれにしろ、
歴史的地名(これも歴史の「どの時点」のものをスタンダードとするか,悩ましいものがありますが)保存と新地名創造との間の妥協点を見いだすのはなかなか難しいものがありますね(この場合の妥協とは,双方の立場からの十分な論議を前提としたものであり,安易なもので在って欲しくないのは勿論です).
古い物が良い、新しい物は悪い-新しい物が良い、古い物は悪い
と言う二元論に為らぬ様心掛けたいですね。
[52198] 2006年 7月 16日(日)07:53:10矢作川太郎 さん
うちの住宅団地は丁目は有るが小字は無い-そして
[52170]くるりさん
「小字は不要」という人で、また「小字=田舎」というイメージが非常に強いです。

確かにそう言う人は多くて、私もその一人になりかけてたクチです。
しかし、岡崎市の中心部と住宅密集地である明大寺町と美合町では普通に小字を日常的に使っています。駅裏の住宅街や図書館の住所にすら小字が書いてあります。これは、只単に岡崎が田舎だと言う事なんでしょうか?(確かに少し山がちな所に小字が残ってはいるが・・・)ある所にはある、ない所にはないのでは無いでしょうか?

あと、グリグリさん各位へ
テストの都合で今回の十番勝負は岡目八目になりそうです。皆様の奮戦ご期待申し上げております。
[52195] 2006年 7月 16日(日)07:29:38矢作川太郎 さん
まだまだ書かねば!!-大字と取り留めの無い話
[51988]千本桜さん
レスどうもです。

一時期(昭和39年~昭和53年まで)は大字を編成していたようです。

そんな事もあるんですねぇ。やはり、一筋縄では行きません。そんな感じで一度住所に出てきたもののまた消えてしまった大字も無いわけではないんですね。興味深いです。

そう言えば、
[51948]EMMさん

大字小字の話は落書き帳上では鬼門のようなものではありますが

と仰っていましたが、元ネタ(爆)を探してみると

[51928]拙稿の

人口ハイアンドローゲームの鬼門と成り得る人口帯かも知れません。

なのかなぁと自信がありませんでしたが、以前に

[47769]グリグリさん

私には「字」は鬼門です。

とグリグリさん自身が仰っていましたね。また発見です。(読んだんだけど記憶から外へ・・・)

あと関係ありませんが、
[51996]右左府さん
実質的にはそれ以前から使用されていた、というケースが幾つかあってちょっと厄介です。
に関して、平成の大合併以前の話ですが、合併や単独で市制した市の市章は市制前の旧町の町章を再利用したものが幾つかありました。(悪く言えば使い回しですけど・・・)あと歴史に関して各地の市域の変遷を見ていると時代が下るほど大きい町村を編入する様です。気になったのが編入時の町村名しか書いてない事です。幾つかが合併した町と単独でいた村が同じように書かれているのも不自然だと思います。それに、編入前のその町村の歴史も充実させてもらいたいですね。

次。
[51881]拙稿
に書いてある都市現象は今話題の(笑)アンパン化現象そのものじゃないですか!!思いっきり面食らいました。

あと、
[52125]むっくんさん
ネタにまじレスしてしまったのか?^^;
誠意があって別に格好悪くは無いと思いますがねぇ。私は。(爆)
[52193] 2006年 7月 16日(日)06:48:37矢作川太郎 さん
あと1時間だ!!駆け込みレス-地名変更について
[19948]般若堂そんぴんさん
[49295]YSKさん

仙台市の地名変更について思う所があったので一つ。正直諸手を挙げて喜べません。なぜなら私の持論に(地名は地形に従う。)と言うモノがあります。だから、これに反したやりかたには賛成出来ません。例えば宅地開発の終了した後の区画がその新しく開発された道路に従って引き直されるのは仕方ないと思います。(区画整理前の森林の区画に従った住所の書き方をいつまでもするわけにはいきませんからね。)市街地に於いても同じ事が言えます。県内の名古屋市では戦後大規模な区画整理が有りました。しかし、その要因に大規模な都市計画道路の開通があると思います。例えば旧来日本の都市部では背割り(棟割り)の区画が主流で、道割りの概念は少なかったと思います。それが、路地等が拡幅され自動車の通行量が増大すれば、自然に向かいの家との交流は少なくなります。(向こう三軒両隣と言う言葉が有ったが今風に言えば、後ろ三軒両隣になるのだろうか?)この様な状態は仙台市でも存在するでしょう。なのに、敢えて昔の路地的繋がりの区画を現在の住所に反映させる事自体、相当の無理が有る様に思えます。それよりも実用と情緒を割り切った

[6682]般若堂そんぴんさん
住居表示とは別に旧町名を「通り名」を設定し,表示板を各町内に取り付けてあります.

の様な施策に方向転換出来ない物でしょうか。どうやら、仙台市の方にもそれに類する事業が行われている様ですが、若干の不備があるのも事実みたいです。金沢市では無理なく行われた様ですが、やはり、旧町名は私としては記録するべき対象であり、なおかつ、歴史的な価値が有るからこそ守っていくべきだと考えます。(現状で残っている所については。)しかしながら、一度、実用本位の住所に切り替えられた所が、いきなり情緒本位に傾くのはやはり無理の有る事です。現状に無くても記録の中で生きていればそれでいいのでは無いかと言うのが私の見解です。
[52192] 2006年 7月 16日(日)05:59:40矢作川太郎 さん
亀レスな上に(まとまっていない)まとめレス-新たな大字論
[52091]スナフキんさん
[52093]稲生さん
ワタクシをお忘れでは無いでしょうか?(笑)
どうやら百貨店の話題を挟んで完全に浦島(太郎)になってしまったようで・・・(でも4M1Tの話しか提供出来ないので勘弁!←4M1Tって御存知です?)

まず、
[51979]でるでるさん
[51981]EMMさん
[51983]でるでるさん
反応どうもです。そう言えば私が阿波市の住所変更について知ったのはウェブニュースの記事からでした。引用は出来ませんが、例として市場支所の住所が「阿波市上野段385番地1」と言うモノから「阿波市市場町市場字上野段385番地1」へ変わるとありました。私は最初これを見たとき不自然だなと思いました。変更後に「市場」が連続するのは仕方ないとしても、変更前の「上野段」は大字では無さそうなのに「阿波市」の直後に置かれている事でした。次に変更後には「市場字上野段」と書かれているので合併時にワザワザ大字を外したのだと確信しました。その後[51934]拙稿の後半の例示に引用した訳です。私の記事を受けてでるでるさんやEMMさんが調査を行われたのですが、合併時とこの件の住所表記の変更に関する、確証的な議会での取り決めやその理由までははっきりとしなかった様です。(でるでるさん、EMMさんありがとうございました。)

この(新市名+[旧町・村名+大字]~)と言うフォーマットへの変更に関連して、
[48798]hmtさんの
「住所を分かり易く表示するためのラベル付け」
と言うのを思い出しました。
そこで私は旧町内の自治区や特例区と言う事を抜きにして、この住所表記の機能は「激変緩和」では無いのかと言う結論に立ち至りました。例えば一宮市木曽川町~と言う住所が有ります。
この中で例えば木曽川庁舎は「一宮市木曽川町内割田一の通り27」となります。
それが旧木曽川町役場時代は「葉栗郡木曽川町大字内割田一の通り27」でした。
(但し尾西市域では「尾西(町)~」にはなっていませんが。)
そこで、私はこれは新たな大字では無いのかと考えました。本来大字は明治の大合併期にその起源を求められるモノで、大合併以前の村名及び村域の固定に一役買っていました。翻って、現在に於いては合併前の旧自治体名を新たな階層を作成せず、大字の水準の地名の文字数を増やす事によって保存しようとしたのでは無いでしょうか。住民感情への配慮の点からも文句の無い対応だと思います。(郵便の便から言えば郵便番号の各種変更でどうにかなるでしょう。ただ、新市名の下に「大字名+町」が来るのは住民からして暫くは違和感があるモノだと思われます。)木曽川町大字内割田の例で言えば、一宮市内割田町と言うのは今までの住所と余りにかけ離れた表示に見えます。緩やかに一宮市木曽川町内割田とする方が自然だと思います。

[52043][52075]88さん
この点では私と見解を異にしていますね。
私としては一度自治体名になったモノは歴史が浅かろう深かろうが実効性を持っていたモノはある程度尊重されるべきだと考えます。(だからこそ、自治体名命名には慎重にならなければいけません。あと、旧町名の下の大字が完全に過不足無く保存されている事が前提です。)例として新城市を挙げます。この市はここ2・3年の間に鳳来町と作手村と言う2町村と合併しました。その結果作手村の区域は「新城市作手~」になりました。ですが、鳳来町の区域は「新城市(大字)」になってしまいました。そこで町名の住所復帰を求める運動が一時期ありました。(敢えて地名復活とは書かない。)ここで両町村の名前の由来を見てみましょう。作手は作手村域の通称名に由来します。次に、鳳来町は(寺院名→山岳名→自治体名「鳳来寺村→鳳来町」)となります。ここで気になるのが、鳳来町域には鳳来寺村以前に(鳳来)を名乗った村は一つも無い事です。この一件に関して、或る新聞の投書欄に旧町名(鳳来町)の住所復帰を支持する内容の投書が掲載されました。しかし、その投稿者の認識に私は首を傾げました。その人の言うには、明治の大合併期に定められた旧村名が元の「地名」で大字になって村名の下に潜っていた【地名】は新たに付与された町名だと誤解している点にでした。やはり、明治の大合併が日本人の「地名認識」に与えた影響は多大だったと痛感した瞬間でもありました。

そう言えば良く地名と自治体名を混同した記述が市町村合併の新自治体名公募に対する意見に含まれています。また新自治体名は記号であるから決定した自治体名でも良いとの意見も見受けられます。私は新自治体名は記号であっても、地名までは記号とは認識出来ません。
その上で、多くの人に地名≠自治体名であると解ってもらえれば私からは何も言うことはありません。(まあ大半の自治体名は地名に由来していますが。ちなみに大字名=地名と言う訳でもありませんが。)
ですが、多くの人は地名=自治体名であると認識している様です。(私の居住する県の「あの新市名問題」もその認識の影響は否めません。例の新市名案は数々の前例をブチ抜いていますが。)
あと、住所地名を調べていて思うのは通称地名などの公的でない地名が目に見える所に書かれていないと言うジレンマが有る事ですかね。

#新城市(旧:鳳来町)の地名の中に連称地名の様な地名が有ります。(作手では無く。)これは、旧村名+藩政村名がそのまま地名になったのだと推測します。実は同じ現:新城市内に旧郡で別の郡にも同じ藩政村名が有りましたが冠称のお陰で新城市内に於いても識別出来ると言う面白い事例をご紹介して締めさせて頂きます。ヒント:この地名の場所は一種類しか年貢品を出さない田地の有った所です。
[52027] 2006年 7月 7日(金)00:02:03矢作川太郎 さん
そして遅すぎた御礼-字関連
[51973]EMMさん
貴重なお時間を使わせてしまいすみません。
なのに、3日もレスを空けてしまって(言い訳は言いません。(笑))

もしかして矢作川太郎さんはYahoo!地図orマピオンしかご覧になってないのでしょうか。
うっ、痛いところを衝かれましたね~。図星です・・・
でもこれで、小字化された大字や小字界に埋没した大字界が解るようになりますね。ところで都道府県公報の事にも触れて置きましょう。以前私は市町村以下の住所変更に関する資料の行方が分からず途方に暮れていました。第一、国が出している官報告示の資料は市町村の変更については分かるもののそれ以下については全く書かれていません。(所轄が違うのだから当然ですが。)そこで、[51631]の様な質問をした訳です。そこでそう言えばキチンとした御礼をまだ言っていないことに今更ながら気付いたのですが・・・EMMさん本当にありがとうございました!!(Its-mo GuideとMap Fanの件も併せて御礼申し上げます。)

あと、
小字全件を拾い出そうと言うことになるとネット上の地図サイトの住所一覧は必ずしも適切な資料とは言えないと思います。
ほかの手を考えなければならないでしょう。
についても考えていかなければいけませんね。(厳格に公図及び17条地図で調べる気は私には有りませんが。)一応、私は色々な地図サイトを行脚してみます。

そして、ご紹介の
過去ログ中の字名・町名に関する一般論的な話題は落書き帳アーカイブズ町名、字名(大字、小字、字)、丁目とは何か?にまとめられています。
も、一度読んだような気がしますが、読み返してみますね。
[51966] 2006年 7月 3日(月)02:10:06矢作川太郎 さん
おやすみ前のもう1レス・・・
そうそう、これに触れ忘れていました!
[51948]EMMさん
それから長久手町や武豊町などの「大字無し」の部分は昭和の大合併によって話がややこしくなった事例だと思いますが、平成の大合併に於いてはまた異なる「字・大字・小字の関係の変化」の事例が見られます。
武豊町の事象はそれで正解なんですが(S29.10.5合併)、長久手町の場合は(M39.5.10合併)なので若干事情が異なります。(愛知県では明治の大合併期に人口基準が遵守されなかったらしく、少し経った時期に大量に合併しています。例:新潟県(東蒲原郡を除く)・岐阜県美濃地方・愛知県(北設楽郡を除く)など、愛知県では合併100周年として式典が各地で行われています。)あと、長久手町では「長湫」と字が異なりますので、(町村制施行時にナゼか字が変わった・・・)辛うじて「大字長湫」として命脈を保っています。(もし同じ字だったら大字無しになっていたかも!)

例として、実際の意図はともかくとして藩政村単位の字が小字になったように見える住所表記となってしまった沖縄県宮古島市、
については宮古島市に「仕事を増やしてくれて有り難う」と感謝状を贈りたいくらいです。(笑) (だってウェブ地図には小字の境界は例外(大字無し等)を除いて殆ど載っていないんだから・・・)あと藩政村単位の字と言うには少しニュアンスが異なるのでは無いでしょうか。薩摩藩に間接的な支配をされていたから藩政と言えなくもないですが、沖縄特有の字の出自からすれば琉球国政下の村名とも言えるのでは無いでしょうか。(琉球国政村?何か大袈裟な感じもしないでもない。郡(方)の出自がヤマト(本土)とは異なったり←豪族の縄張りに由来しているから本質的にはおなじか、間切と言う県に当たるモノについても触れたいがココでは割愛!)

どう考えても他のところなら小字になっているであろう細かーい区分が「大字無し」を経ずに大字となっている宮城県登米市の旧豊里町・旧南方町の部分を挙げておきます。
これについても反応します。手持ちの市町村名変遷系統図総覧・東洋書林刊(生徒?・学生の分際なのに大枚はたいて買った(泣)、但し古本だが・・・もはやビョーキかも?)を見ると、豊里町(豊里村)は赤生津・鴇波村の合併によって誕生しています。(S25年に町制・M7年~M11年までの一時期、潤沼村として一つになるも再分離。)どうやら一つの大字が大き過ぎると小字が住所の主体になる様です。南方町に関しては大字に当たる様なモノは無く、藩政村が単独で南方村になった様です。(複数の藩政村で構成されていなければ、大字は編成されないのだろうか?)しかし、旧:石越町は(千本桜さんか誰かが触れていましたが。)北郷・南郷・東郷が藩政村名で無いのだが、大字に位置付けられています。

と言うわけで、藩政村は大字とは必ずしも一致しない事が再確認できました。他にも、
・北海道では道南では村が小さく、道北では村が大きい事
・長野県・山梨県では明治の大合併期以前に殆ど村を整理してしまった事
・岐阜県の美濃地方と飛騨地方では対照的な合併が進んだ事
・愛知県では昭和の大合併が殆ど進まなかった事
・長崎県では十干字名や特殊な字名接尾語が多く有る事
などが浮かんできましたがそれぞれの話題が挙がるまで私からは触れないで置きましょう。
(寧ろ過去ログに既にある話題が殆どだと思う。)

最後に[51961]たもっちさんからレスが有りましたので、少し・・・私個人としては小字は(元のままで残っていれば)地域色の出やすいとても味わいのある「地名」だと思います。以前、私はウェブ地図の発行元に対して小字名は大字の下部地名だから市町村下の地名リストから「大字名(小字名)」を「大字名だけ」にして小字名を外すように要請しようとしました。(大字名を押すと小字と直付番地がダーッと出る)しかし、今にしてみれば恐ろしい考えです。自分が手間が掛かるからと言って小字名を隠すようにしてしまっては元も子も有りません。自分が苦労するだけで地名見聞を他の誰かがしてくれると思えば苦しいとも思わなくなりました。
締めに2つの市の対照的な地名リストをご覧に入れます。東海市碧南市です。どちらが好きかは各自のご判断にお任せします。
[51950] 2006年 7月 2日(日)18:01:18矢作川太郎 さん
(この話題に)関わったのが間違いだったのか?(爆)-まだまだ字名考
題名ではこんな事を言ってますが、自分自身の認識のワキの甘さが分かったので少し驚かされるとともに認識を更に深めたいと思いました。(どうしても自分の周りだけを参考に語ってしまう事が多いので。)まず、

[51948]EMMさん
地名コレクションで地形名も扱っていると「人間によってその場所の名として与えられたものは全て地名たりうるのでは」と思うようになったですが、まぁそれはそれとして。
に関して、私はどうも住所地名に関心が有る様です。例えば、自然地名や地形名が住所中に現れるのは、富士山頂簡易局の場所を特定するのに「静岡県富士宮市粟倉地先」と書くよりも「静岡県富士宮市(粟倉)富士山頂」と書いた方が所在地が特定しやすい場合などが有ります。一応参考ページ(こんな風に表記するんでしょうか?)

(蛇足ですが、富士山五合目簡易局の住所は山梨県南都留郡鳴沢村458字富士山8545-1となっていますが、この「富士山」は地形名でしょうか?それとも字が付いて居るので住所地名なんでしょうか?-住所としては鳴沢村(小字?)大田和となっていますが。)

ですが、大半の住所には自然地名や地形名が入ることは有りません。(自治体名に含まれる自然地名や地形名は除外して下さい。)住所地名が面的な広がりを持つのに対して、自然地名や地形名(川・山・谷・尾根・岬など、一部面的なモノもあるが。)はどちらかと言うと、線や点的な地名に思われます。この中で私の地名に対する興味の発祥点は「自治体を構成する区域の元の地名-元々そこは何町or村と呼ばれていたか?」と言う所に有りました。それが調べてゆく内に大半は「大字・町名=明治期のある時点の村名(例外アリ)」と言うことに気付きました。そして、住所地名が全てで自然地名や地形名はその上に載っかっているに過ぎないと言うかなり偏った認識になったのかも知れませんね。あくまでも捉え方の違いでしか無く地名と言うジャンルには(自然地名や地形名・住所地名・通称名)等が対等に存在するはずでしょうね。また、それぞれのモノに対して厳密な線引を求めた私も甘かったと言わざるを得ません。(第一、自然地名→住所地名が基本だろうし、住所地名→自然地名も有り得るかも。)

その中で、特に強く線引を求めたのが、字(大字・小字)です。私は両者を全く言って良い程(大字>小字)だと言う包括関係に押し込めようとしました。ですが、例外が余りに多すぎましたね。完敗です。実際問題、
あと、小字名をどういうウェイトで考えるか、と言うことについては、「現地に住んでいる人がコミュニティの単位として小字を使っているかどうか」というのも考慮に入れるべき何じゃないか、と考えます。
についても、住所に残っていても形骸化していたり、逆に住所に無いものの通称名や自治会名に残っている事も想定しなければいけないですね。(藩政村名が小字の中に紛れている事も有ります。)

ところで、大字田子島の例を拝見した後、郵便番号簿を見たところ(田子島は勿論、上田子島、下田子島、木呂場、木呂場新等)結構多くの通称名?がそれぞれ起番されていました。一方ネット地図を見ると田子島>上田子島、下田子島となっており(木呂場は橘に跨っているらしい。ってお書きになっていましたね・・・)田子島単体の所には正式な小字名?の数字・十干十二支・イロハ(いろはも?)が立項されていました。と言うことで、単純な内包関係で括るより、「もっと柔軟な対応を検討する必要もあるかな」と思います。
[51949] 2006年 7月 2日(日)15:18:59矢作川太郎 さん
現状(実際)は外見(名目)とは違う (謎)-小字住所考
[51943]千本桜さん

うわぁ、やらかしてしまいました。(大字)東大高には大字無しの区域である(少なくとも書類上の)小字が有るとは思いませんでした。想定外でした。私はどうもウェブ地図に出てくる事実のみが事実だと思っている様です。と言うかこれは架空の話でしたよね。(ですよね・・・?妙にリアリティが有ったので・・・はぁ)仮にそうなって居たとしても私は「2」を支持します。ですが、宅地化の勢いは止めることは出来ません。宅地化された部分が大字から分離され単独で立項されるのも仕方ないかも知れません。要は大字無し区域と住所表記?区域の識別をどうやって付けていくか(また、ドコの大字に所属していたか?)と言う事が重要になってきます。例えば、武豊町の内、明白に埋立地である区域(北から九号地・(七号地)・五号地・一号地・旭・竜宮)などは、(地図の中の住所項目では)大字無しとも住所表記とも取れる書かれ方をしています。(図を見ると会社によってどちらになるか若干のブレがあるのだが。)元から無かった土地ですので、私は後者だと解釈しますが、
1番目。
現行町名が武豊だから、大字なしの区域は全てひっくるめて大字武豊とし、「知多半島市大字武豊字○○」にする。
2番目。
旧大字武豊(藩政の武豊村)の区域については、大字武豊を復活して知多半島市大字武豊字○○と表わす。また、大字東大高にあって大字なしとなった字光明字および字浦之嶋は大字東大高に戻してやり、「知多半島市大字東大高字光明寺」および「知多半島市大字東大高字浦之嶋」と表わす。
3番目。
上記とは別の妙案がある。
の中で1番の対応の仕方をすると(仮に大字無しの区域だと解釈して。)大字冨貴にしか接していない竜宮までが大字武豊になってしまいます。海岸沿いの埋立地全体が旧:大字武豊だとは言い難いので埋め立ての始まる前の大字武豊のみが武豊を冠する事が出来ると考えます。(もしくは大字武豊と連続的な(土地)区画となっているごく少数の埋立地のみ。例:沢田新田・北曲輪等)埋立地をわざわざ大字に所属させる必要は必ずしも有りませんが、ドコで線引をするかを考える上で好例だと思います。

また、破滅的な考えですが、大字無しの区域全てが住所表記されれば大字無し(及び武豊)が消滅しますので、(その頃には仮に字光明寺・字浦之嶋も住所表記されて東大高に属さなくなっており。)全く有り得ないと思いますが、解決を見ることになるでしょう。(あくまでも考える事を完全に放棄した最悪のパターンではある。無理矢理に対策としてとられれば3番目の解決方法か・・・)

あと[51934]で言い忘れて居ましたが、小字由来の名称の町(付かない場合がある。)は必ずしも従来の小字区域とは符合しません。(むしろ全くと言って良い程符合しないのでは無いか。)小字は原則として田畑地(森林地?)の区画でしかなく、道路で分けられた宅地の区画とは全く性格を異にするモノです。当然拡大したモノや縮小を余儀なくされたモノが殆どでしょう。従来の小字がそのまま宅地の住所表示に用いられるのは、余り例が無いことなのかも知れません。あと、その様な表示に残らない小字も多々有ったのでしょう。因みにウェブ地図に載らない(立項されない)小字が大量に有るのでは?と言う疑問が前々から有りました。これが事実なら、ウェブ地図から小字名を書き出しても余り意味を為さないのでは無いでしょうか?
[51934] 2006年 7月 1日(土)13:17:45矢作川太郎 さん
小字は大字に相当する町名たりえるか?(地名調査のケーススタディ)
[51897]EMMさん

レスどうもです。まぁ、まずは私の地名調査のスタンスからご紹介しなければなりませんね。私としては、市区町村以下の大字名or町名が基本的に地名だと認識しています。(これについて、単独での記事を書きたいと思っていますが。)ですから、
確かに公報には小字の変更まで載りますね。
(石川の公報にも載っております)
愛知県は小字が細かい上に大量に残っているので公報も凄いことになっていると言うことですか。
について、小字の変遷に関しては小字自体の出自から言って全く諦めています。参考ページ(太閤検地の時期に持ち主が土地を呼ぶ為に用いた私称に基づくもので、表記・範囲が歴史的に一定しない。また、従来の小字が全く残っていない所があったり、大字内の仮住所表記の様に用いられる事もある。元々は大字内でしか通用しない名称では?)なので、基本的には大字もしくは大字に準じる町名の変遷に特化して調査するつもりです。

その中で、調査の支障と成り得そうな事柄は大字の範囲すら変遷していると言う事です。私が県公報を見て厄介だと思ったのは、大字内での小字変更が殆どであるが、大字を跨った小字の変更もあるにはあると言う事でした。認識としてその様な住所変更は従来の大字の境界線が現在の地形(道路・土地区画)に合わなくなったから行われると考えます。だから、私は住所変更はある程度(あくまでも度を越さない程度で無ければいけない。範囲はそのままで名前をわざわざ置き換える(単独での)名称変更は余り賛成出来ない。)は許容されるべきだと思います。そこで、元の大字の範囲を確定させるため旧版地図と内容を照らし合わせて検証したいと思ったりもしています。

ここに来て題名のテーマについてお話ししたいと思います。まず岡崎市の町名をご覧下さい。一部を除いて大半の町名には小字が併記されています。私の見当に依ると、明治初期の合併以前の村名を除いて殆どが村名=大字名=町名となっています。(私からすると岡崎では小字名が比較的頻繁に用いられているので実効性が失われず、住所(生活)の一部となっており、世間一般の「田舎臭い名称」の様な忌避されるイメージでは無い気がする。[町名を細分化する下部地名の様な感じ])次に人口増加が進む長久手町の町名武豊町の町名をご覧下さい。最初に長久手町のを見てみます。長久手町では東部の大字は殆ど残っていますが(熊張・前熊・岩作(やざこ)等)、西部の[大字長湫]では徐々に住所表記されて大字と並立してなおかつ大字に属しない区域が増えています。状況から推測するに、これらは[大字長湫]から分割そして設定されたと考えられます。しかし町名は何の関連も無い名称だとは思えず、大半が[小字]に依るモノでは無いでしょうか?次に武豊町のも見てみます。武豊町では南部の(東大高・冨貴(但し駅名は富貴))を除いて殆どの[小字らしきモノ]が2つの大字とは並立する様に書かれています。この中で想定したいモノは大字無し区域[要は大字武豊]の存在です。しかし問題が一つあります。それはドコが大字武豊から分かれた住所表記区域(本来の意味とは違うかも知れないが、後に~丁目や番地等の付くモノ。→地図上で大字区域とは大抵違う色で書かれる範囲。)で、ドコがそれ以外の大字無し区域(本来なら大字武豊字(小字)~と書かれる範囲。)なのか判然としない点です。パッと見だと全ての大字無し区域の小字が大字と並立する様に書かれています。この様に大字が解体され大字と並立し、小字に名称の起源を求められる町名(中には違うモノの有るかも知れないが。)の「町」が増えてきている様です。つまり内包関係が大字>小字だったモノが大字=小字+町or丁目となるのです。逆に大字に番地の番号を振って小字を住所表記上から消し去る事例も有りますがココでは割愛させて頂きます。

そう言えば阿波市に於いて住所変更(復元)が有ると聞きました。内容はコチラです。(アドビファイルですのでお気を付け下さい。)コレに依ると合併時に(どれが正確に大字名に当たるか分からないが。)少なくとも旧:市場町に於いて競合するモノを除いて全ての大字名を住所から消した様です。フォーマット(形式)を旧:阿波町と合わせた様ですが、それまで有った大字名を一挙に削除したのはどうかと思います。他の資料に依ると、旧:阿波町では早くから大字名を外した様ですが、旧:市場町に限って合併時に外した様です。今回の例で言えば急激に大字名を廃止するのは混乱を招くと言うことでしょうか。(小字名は大字より大きい土地区画(自治体名等)の下に来る事は昔は想定されない事だったのではあるまいか?)

注:住所から「大字」の文字を消すことは大字名の消滅にはならない。
●●郡△△町大字××字(小字)※※が●●市(△△町)××字(小字)※※になってもと言うこと。


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