こんばんは。音無です。
あまり観光目的で訪れる人の少ないSanJoseですが、さすがは落書き帳。ちゃんと訪問者さんがいらっしゃいました。
[37285] N-H さん
ああいった街にとどまっているのは苦痛で、休みの日にはここぞとばかり大好きなサンフランシスコに出かけたりしてました。
そうですね。あくまでビジネス都市ですからねぇ。
引き続きSanJose事情です。今回はより落書き帳の趣旨に沿う交通事情でについてです。
まず空路について。SanJose InternationalAirport(コードはSJC)は、町の中心部から北へ2マイルほどの位置にあり、元々はSanta Claraという名前のローカル空港。それを、コンピュータ産業の飛躍的発展に伴いsilicon valleyにやってくるビジネス目的の訪問者が急増したために無理やり国際化した空港です。滑走路は南北方向に1本のみで、着陸は南から入り北へ離陸する。つまり町の上空、ビジネス街にある二大高層建築であるHiltonHotelとMarriottHotelの間のわずかな空間を着陸態勢に入った旅客機が超低空飛行するワケです。着陸のいやらしさは、飛行機乗りには悪名高かったあの香港・啓徳空港にも匹敵するんじゃなかろうかと。
さらに国際空港らしからぬことにimmigration窓口は1箇所のみ。当然US citizen優先なのでかなり並ばされるものの、入国審査官の気のいいおっちゃんは日本語が堪能なので意外と早く(といっても軽く小一時間)済む。通関はほとんど素通りでそのまま開放。空港内はターミナルとレンタカースペースの間を循環するシャトルバスが運行されていて、広大なレンタカースペースまで連れて行ってくれる。ココから先は車がないと生きてゆけない世界。
引き続き道路事情。当然右走行です。右折に関しては、当地では前方赤信号でも右折可能なようでみなさん堂々と曲がっていきます。逆に左折は慣れないと大変。まず日本ではお目にかかれない青黄赤と三色そろった矢印信号の存在。これが赤の場合はたとえ青信号でも停止です。交差点では左折の車両が先に青矢印信号で発進、その後直進車が発進です。日本と逆ですが、これがきわめて合理的。左折待ち車両は対向を気にすることなく先に曲がってくれるので、左折待ち渋滞は起こりにくい。そのうえ音無のようなオッチョコチョイが左折の瞬間左車線へ飛び込みそうになっても交差点内で対応可能!なんど命を救われたかわからない(笑)。余程細い道路じゃない限り左折と直進はちゃんと別れてます。感謝感謝。で、市街地の制限速度はおおむね25マイルくらいです。
市街地の外周にfreewayがあるので移動はこれのお世話になります。制限速度は65マイルのはずですが、最右車線でも平均80マイルくらいで流れています。どこも最低4車線は用意されていて、最も左は100マイルくらい?です。しかも日本と比べると路面が非常に悪くガタガタだし、ゴミや車の部品(おそらく事故によるもの)は散乱し放題。一日一回は必ずどこかで事故/故障車を見かけます。あとは、最右の車線は出入口が近くなると"EXIT ONLY"となって強制的に脱出させられてしまいます。このため無理に入ってくる車も多く出入りが難しいです。車間距離が異常に狭いので思い切って飛び込む勇気?がないとどうにもなりません。案内はどの道路も番号+North or Southの表示がなされています。これも曲者でほぼ東西方向に走る道路もすべて南/北表示なので、時々方向が分からなくなります。市内から280Southに乗り直進するとなぜかSanFranciscoよりはるか北方のsacramentoへ連れて行かれてしまいます。ここら辺の案内は、東西/南北行き・内/外回りと使い分ける日本のほうが助かるように思います。
これだけ車が多いと駐車場もちょっと大変。台数に余裕があっても近くに止めたいのが心理。で時々空きがあってLucky!なんて思うとそこは車椅子マークの専用スペース。ここは健常者は絶対に駐車出来ない。もし駐車してしまうと、裁判所からお呼びがかかり罰金をたんまりと払う事になります。用もなく車に車椅子マークを付けて我が物顔、なんてうつけ者はいませんね。こういうところは実に厳格!
ひとたび車を降りると、歩行者にはかなり親切です。完全に歩行者優先で、XING PEDとあれば徐行運転、横断しようとする歩行者がいれば必ず止まってくれます。無理やりすり抜ける車は音無が見た限り一台もありませんでした。日本じゃ99%止まってくれないもんね。
鉄道に関しては、音無は利用しなかったのでわかりません。ValleyTransportAgencyという会社の路面電車があり、Stanford大方面のSanFrancisco行きもあるようです。CiscoSystemsに至っては専用線もありますね。しかし滞在期間中に十数名が亡くなるという大きな列車事故(あれは事件?)があったにも関わらず、CNN worldのトップニュースはテレビ番組の司会者死去のニュース。鉄分の濃い方は残念ですが、当地では鉄道はマイナーな交通機関のようです。
とりあえず長々と書きました。プチ反響のシリーズは今回でネタ切れです。(笑)