薩摩川内市は、川内市にただ国名を冠しただけだと思い、「合成地名コレクション」に入れていなかったのですが、実は「薩摩郡」+「川内市」だったのですね。
陸前高田市や伊豆長岡町と同じグループではなく、むしろ誕生予定の由利本荘市と同じグループに入るようなので、「合成地名コレクション」の対象になりますね。
[33977]あんどれさん、
[34050]美濃織部さん
情報ありがとうございます。
ところで、千早赤阪村や大網白里町のような例は、合成地名の一部ではあるけれど、どちらかと言えば連称地名とでも呼ぶべきもので、普通の合成地名とは分けたほうがいいかもしれません。
宝達志水町のような例はどうするんだ、とか言われてしまいそうですが。
合成と連称の項目を分けました。香川県綾歌郡・仲多度郡、福岡県糸島郡の扱いに悩みましたが、連称のほうに入れました。
ちなみに、私は「合成地名コレクション」で、最近消滅した町村と市や郡には、市や郡、町村の読みまで入れていますが、古い町村の場合は外しています。というのも、現在は町(まち/ちょう)村(むら/そん)の読み方まで厳密になっていますが、昔はそれほど厳密ではなかったように思うからです。
例えば、1960年代の岩手県の資料を見ても、雫石町(しずくいしちょう)に「シズクイシマチ」とあったり、逆に軽米町(かるまいまち)に「カルマイチョウ」とあったりと、資料によって表記に揺れがあります。
公式には厳密な「まち/ちょう」ですが、岩手県は「まち」と「ちょう」が混ざっていることもあり、一般的な会話ではそれほど厳密ではありません。岩手町(いわてまち)を「いわてちょう」、葛巻町(くずまきまち)を「くずまきちょう」と言うのはよく聞きますし、花泉町(はないずみまち)出身のある人は、出身地を「はないずみちょう」と言っていました。
宮城県も微妙なようで、宮城県北部の知人との会話で出てきた町名は、つきだてちょう(築館町)、わかやなぎちょう(若柳町)、くりこまちょう(栗駒町=まち)、かんなりちょう(金成町)、いしこしちょう(石越町=まち)、はさまちょう(迫町)、みなみかたちょう(南方町=まち)、…
みんな「ちょう」でした。