[26787]の太白さんの話を読んでいて、そういえばと思い出したのが自由の女神のことです。
みなさんはご存知かと思いますが、自由の女神はむか~しにフランスから寄贈されたものなんです。「フレンチフライをフリーダムフライと名称変更している」という太白さんの例を引くまでもなく、アメリカとフランスの仲は冷え切っています。イラク戦争(まだ終わってないと言う人もいますが、ここではバグダット陥落)後、協力しなかったフランスに対してアメリカ国内から怨嗟の声が高まっていたのは事実です。
ニューヨークを本拠地とする新聞社には、有名なニューヨークタイムズがあるのですが、、もう一つ有名な新聞社にニューヨークポスト(ワシントンポストと間違えているわけではないですよ)があります。職業柄、日本国内の新聞記者とは付き合いがあり、日本を代表する築地に本社を置くA新聞の週刊誌海外記者として、友人がニューヨークに駐在しているのですが、ニューヨークポストの記事収集能力は凄まじく国際派を自認するニューヨークタイムズとはまた違い国内(特にニューヨーク)の小さな事件も詳しく解説しています。
先日「自由の女神の返還運動がある」とニューヨークポストは報じていたのですが、今朝方になってその友人に国際電話をしてみると「自由の女神の返還が正式に決定した。もうニューヨークはつまらない街になるだろう。それもこれもブッシュのせいだ」と嘆いておりました。
お台場にある自由の女神がどうなるか分かりませんが、本家ニューヨークの自由の女神はすみやかに解体作業に入るようです。自由の女神を惜しむ声もたくさんあり、米国では早くもインターネットオークションで自由の女神のカケラが高値で取引が始まっているとのことでした。
もう「アメリカ横断ウルトラクイズ」が復活することもないでしょうが、自由の女神がなくなれば本当にアメリカという国の財産がひとつ減ることになります。