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[8838]雑魚さん
職場がつくば市内なので、つくば市に関する雑感を少し述べたいと思います。
つくば市のイメージとしては、良く言えば「整然としている」、悪く言えば「人間味が無い」といったところでしょうか。
ご存知のとおり、つくばというのは、国の研究機関を集積させるために、人工的に造られた街です。
自動車と自転車の動線が分離されていますし、緑を多く取り入れています。
しかし何かが物足りないのです。その一番の原因は、街中に人影が見えないのです。
では人はどこにいるかというと、西武をはじめとする大型店、そして「車の中」です。
近年、日本の地方都市では中心部の空洞化が進み、郊外の大型店の方が賑やかなケースが多いですが、つくばは「郊外の大型店の集積」という感じです。
学園の中心部だけでなく、東大通り沿い、国道354号線沿いにも大型店が集積しています。
つくば市は、土浦市とともに首都圏の業務核都市構想に入っていますが、現状を見ると、求心力を持つのは難しそうです。
地域としての求心力を持つには、軌道系交通機関の発達と若者文化の醸造が不可欠だと思います。
2005年につくばエクスプレスが開業しますが、ただ単に「モノ」ができただけでは、地方の赤字ローカル線と変わらないでしょう。
中心部の核となりうる「駅」をどう活かしていくか、大きな鍵になりそうです。
あと、筑波大学がある関係で、若者も多い「はず」なのですが、車社会のつくば市では学生の姿があまり目に付きません。
「いかにして若者に街を歩かせるか」も大きな鍵になりそうです。
つくば市が誕生する以前の、行政上は寄合い所帯 (元々の街では谷田部町が中心的存在かと
思いますが。) 風味の印象が強かった私としては、隔世の観も一入ですね。
確かにつくば市役所は谷田部地区(旧谷田部町役場)がありますが、かなり閑散としています。
中心地としての機能は、完全に学園中心部に持っていかれています。