[9475]kenさん
千葉ネイティブの皆様、
私自信は全くネイティブな千葉県民ではないのですが
私の現在バイトしている魚屋のおやっさん(大将)はネイティブの千葉県民です。
この魚屋はスーパーの中の魚屋ではなく昔からある街の小さな典型的な魚屋です。
おやっさんが住んでいるのは本千葉駅の海側、寒川・湊町と呼ばれる地区で
昔っから魚屋が住む町だったそうです。
おやっさんの家系は代々魚屋で3,4代前までは天秤棒を担いで魚を売って廻ったそうです。
まるで時代劇の一心太助さながらだったわけです。
そんな根っからの千葉ネイティブのおやっさんは魚屋言葉を操ります。
恐らく方言とはまた違うと思うのですがはじめて聞いたときはその威勢のいい
言葉遣いが非常に新鮮に聞こえました。
おやっさんの話によると魚屋言葉と漁師言葉はまた違うようです。
一例をあげると、大きい=えっけえ。(でっけえではない)
小さい=ちゃっけえ。捨てる=ちゃる。(うっちゃるではない)
面白い=おもしい。となります。
また、「よう、えっけえ皿さもって来い。」「ゴミさちゃれ。」
のように名詞の後に「さ」が入ります。
おやっさんの使う魚屋言葉は魚屋特有の言葉と千葉の下町言葉がミックスされたもののようです。
こうしてすっかりおやっさんの言葉遣いに魅了された私は最近日常生活でも魚屋言葉が
自然に口からこぼれてしまいます。
魚屋の仕事は冷暖房もちろんなし、というよりドアも壁もないので冬は特に寒くて
大変なのですが(もちろんお湯は使えない。魚の鮮度維持の為)おやっさんの人柄と
美味い魚(賄い付き。その日残った刺し身がもらえる。)につられてもう4年間やってしまいました。
御蔭様で魚だけは目と舌が肥えてしまったようです。