[107848]の最後で書き込んだ旅日記の件、やっと何とか書き込む時間ができました…
5月2日の朝、小田急にのり、本厚木※からロマンスカーで小田原へ、JRに乗り換えて熱海で下車。外に出たのはもう○十年以上もなく、駅も建て替えられており、駅前にあったはずの「軽便」の機関車が記憶にあった場所に見つからず、見回したらアーケード街の入り口近くにあったのでした…。アーケードを抜け、坂道を下って海岸へ出て、熱海海岸のシンボル「お宮の松」の前へ。「水泡経済破綻」で立ち並んでいたホテル群が軒並み倒産・廃業、廃墟となったのちに解体され、だだっ広い空き地となった頃の映像が今も印象に残る中、近年になってようやく復興に向かい、新しいホテルやマンションが建ち始めたということは既に知ってはいて、今もこれまで空き地だった土地に新築ホテル?の工事が始まっていたのですが、「大昔」の姿がどうだったのか、なかなか思い出せませんでした(確かにこの界隈にあったホテルに泊まった記憶は残っているのですが)…。
熱海駅への帰りは急な上り坂になるのでバスを待つと、結構本数はあった。駅へ戻り、昼食の時間帯にかかったのですがどこも満員、結局駅の立ち食いそばで我慢(去年(
[104824])も実はそうでした…)。熱海駅から電車で伊東駅へ。この区間はJRなのですが、走っている車両は相互乗り入れしている伊豆急のが多く、乗ったのはやはり去年と同様、元東急の銀色電車でした。
伊東駅に着いてから、どのように回るのか、駅に着いてもまだ迷いましたが、なぜかわからないけれどもこの一帯だけは今まで「見た」という記憶がない、
大室山からシャボテン公園と回ることに。大室山ではリフトで山頂に登るのですが、連休の谷間の平日にも関わらず大行列ができ、乗るまでに1時間近くかかったように覚えています。山頂の「駅」で降り、すり鉢状の火口を囲む「尾根」の遊歩道を一周するのですが、外側にも内側にも転落防止用の「柵」がなく、傾斜も結構急で、足がすくんで怖い思いでした(過去にはいずれも一部分だけですが阿蘇山とか草津白根でもこのような場所に行っているのですが、そちらには柵があったような…)。でも、間近に綺麗に見えた富士山の雄姿は印象的でした。
山麓に戻って、すぐ向かい側にある「シャボテン公園」へ。手元にある昭和30年代の観光案内にも出ている、古くから知られた名所で、今までずっとこの名で覚えていたのですが、正式名称は
伊豆シャボテン動物公園で、いつの間にか「動物園」の施設も加わっていたとは知りませんでした(ちなみに「
日本動物園水族館協会」にも加盟しています)。入場料の馬○高さには少々腹が立ち、名物という「カピバラの露天風呂」は冬季限定なのでこの時期には見られませんでしたが、原産地別に分かれている、昭和30年代から建っているというピラミッド型の大温室や、メキシコから持ってきたという巨石群など、「オジサン」にも結構楽しめる観光施設だという感はありました。
帰りも大混雑で、臨時のバスが出ていたのでそれに乗って伊東駅に戻り、この日に予約した宿は…私の少年時代、耳にタコができるほど聞かされたかの名ホテル。宿に着くなり早速大浴場で疲れをほぐしたのですが、「格安プラン」故、「落とし穴」もありました。朝食のみのプランであり、夕食会場は9時まで使えず、近所に飲食店もないのでそれまで我慢するほかないのです。でも、よくTVの旅番組に出てくるようなタレント達などとは正反対に「食事は二の次、空腹を我慢してでも見たい(行きたい)ところが優先」というタイプの私は、すぐに気持ちを切り替えることができました。夜のTV番組は、予想した通り、おそらくCATVで配信されている(
[94658] Takashiさん)東京と同じチャンネル。いつも見ている番組を見た後、この日2度目の入浴、ようやく晩飯、拉麺で我慢…。
翌朝、起きてすぐに朝風呂、そして外の景色を見ると…「格安プラン」だから山側の部屋だったのですが、客室がある建物が八角形で、洗面所に行くと…窓からわずかに海が見えた!それにしてもこの建物、1階の上のエレベーターが止まる階が7階になっていのですが、外から見た限り、1階と7階の間に5つも階があるとは思えない。機械室などになっているようですが、どんな構造なのか謎です…(以前にこれに似た話題がありました…
[91459] MasAkaさん)。
建物が古く、耐震の問題?なのか、連休中の「書き入れ時」なのに立ち入り禁止になっていた棟があり(前の晩に見たら確かに明かりがついていなかった)、人手不足なのか売店も早じまい、サービスも「手抜き」が多く、ちょっと寂しい感じでしたが、まあこんな世の中だから受け入れるか、ということになるのでしょうか。でも、帰ってからしばらく経った日に、熱海~伊東界隈をやっていた旅番組があり、「昭和レトロ」の宿として、「若い人に結構人気がある」ということらしいとか…。そういえば、昭和の温泉宿によくあったゲームセンターもありました。さすがにゲーム機自体は現代のものに変わっていて、遊んでみる勇気はありませんでしたが…。
このホテルの姉妹店で、「魚が泳ぐ水槽」がある大浴場が名物の海辺のホテルの、その大浴場の入場券をもらったので、そちらに行くことにしたのですが、そちらに直行するバスの時間はずっと後なので、まず駅に戻り、歩いて10分ほどの中心街にある、昭和初期に建てられた木造3階建ての元旅館で、現在は観光施設として運営されている「
東海館」を見学。駅に戻り、ホテルの少し手前にある「マリンタウン」(どうやら、子供の頃に行ったことがある「伊東水族館」の跡地らしい)までバスに乗ったのですが、道路は大渋滞、しかも進行方向の右側にあり右折もできないので、到着まで1時間近くもかかったような…。そんなわけで「マリンタウン」には入らず、ホテルまで歩くことに。中途半端な時間帯とあって大浴場はすいていたのですが、何とも「わざとらしい演出」のように見えてしまうのは仕方ないのでしょうか。こちらも人手不足なのか、サービスに難点があるようなのが残念でした。
帰りの道路はすいており、バスはスムーズに伊東駅に戻って、1年前には悪天候で諦めた、源氏と北條氏ゆかりの「
修禅寺」を目指すことに。バスの本数が少ないので事前にメモしていたのですが、出発時間が迫っており、ここでも食事に時間をかけられず、駅前の「大衆食堂」で「困ったときには必ずコレ」というカレーライス…。修善寺駅で温泉街行きのバスに乗り継ぎ、目指す修禅寺へ。だいぶ前に一度お参りしているのですが、夕暮れ時で本堂を拝んだだけだったので、今度はじっくり見て回ることに。宝物殿も見てきました。
門前に戻って温泉街へ。町のシンボルだった「独鈷の湯」は洪水?で流されて立ち入り・入浴禁止になったままで、近くにある立ち寄り湯で一風呂。バスで修善寺駅に戻り、駿豆線・東海道線と乗り継いで小田原駅に。ここでようやく夕食、としたのですが、駅ビル内も駅前の飲食店も大混雑。ようやく手ごろな値段の店で刺身定食。ここまで来てやっと本格的(とまで行かないのですが…)なグルメ、ということになりました。小田原駅からロマンスカー、海老名駅※で鈍行に乗り換えて家路に…。
※どちらも既に出発・到着した駅を失念してしまい、時刻表からの推定です(お粗末…)
[107864] かぱぷうさん
[107868] メークインさん
[107871] スナフキんさん
宿が目的の旅行
今回の道中も、形の上では「宿を目的にした」旅であって、その前後はいわば「行きあたりばったり」という形だったのですが、
[107868] メークインさん
名古屋クラウンホテル
中心部にある天然温泉
実は私も一度宿泊したことがあります。4年前の大連休で、お伊勢参りからの帰り、元号が「令和」と改まったまさに最初の晩に投宿したのがこの「名古屋クラウンホテル」でした。
終点の【A市】に。とにかくここのターミナル駅はJRと私鉄・地下鉄との乗り換えがわかりにくく、結局ホテルまではタクシーで。このホテルには【A市】では数少ない温泉もあり、「大都会の温泉」気分を味わうこともできました
(
[97673])
この【A市】がその名古屋市(解答は
[97706]にあり)で、「温泉があるホテル」がまさにその「クラウンホテル」。このホテルに温泉があることは既に知っており、ネット検索で予約情報に当たったところ「空きがある」と分かって早速予約したのでした。…この後は、引っ越しのドタバタとその後の「コロナ」の影響で、丸3年間宿泊を伴った旅行ができず、それがやっとできたのは、去年の春の連休、大河ドラマの舞台を訪ねた旅で泊った伊豆長岡温泉でした(
[104824])。
最近はビジネスホテル(シングル)で泊まる事が多いのですが、ユニットバスにお湯を溜める事が面倒なので大浴場があるホテルを選ぶことが多いです
これは私も同じです(
[105967] )。大半のホテルに大浴場がある「ルートイン」(昨年秋の上山田温泉もそうでした)のようなチェーン店に泊まることが多い点は異なりますが。