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音無鈴鹿さんの記事が1件見つかりました

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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[61827]2007年10月11日
音無鈴鹿

[61827] 2007年 10月 11日(木)04:09:42音無鈴鹿 さん
祭礼に伴う交通規制にご協力ください
盛夏の終わりに書こうと思って準備しながら書かなかった記事があったのですが、書かなければならないような気がするので。記録してあった文章を若干…いやかなり大量に加筆修正して書き込みます。あしからずご了承ください。

このところめっきり涼しくなり、秋の気配が日に日に強まってまいりましたが、日本各地では、秋季祭礼が執り行われる季節となりました。
 当方の町においても例年9月の15日前後の週末、土曜日曜に神社の祭礼の予定が組まれており、本年も近隣住民参加のもと、無事挙行されたところであります。私どもの街は、新宿駅の西側の住商混合地区であり、いわば都会のど真ん中(残念ながら墨引きの外であり江戸町奉行の管轄外ではありますが、朱引きの内ですので御府内という解釈でお願いします…)です。しかしながら毎年のことではありますが、祭礼の開催に関して少なからずの苦情も受けております。太鼓や笛がうるさいとか夜遅くまで騒々しいという騒音系、夜店縁日に伴うゴミ問題、あるいは道路交通規制に関するものなどさまざまです。なかでも交通規制に関する苦情は、地元のみならず遠方からも毎年必ず寄せられています。というのも秋の行楽シーズンに都心部の幹線道路や高速道路ランプへのアクセス道路の一部を、短時間ではありますが拝借するわけです。残念ながら交通渋滞を誘発していることは厳然とした事実であります。こちらは神事ではありますが、無関心な方あるいは他宗教の方かもしれませんが、そいうった方のご意見では「勝手に道路を封鎖するな。道路で遊ぶな」となるわけですが、当方としては合理的な言い訳は持ち合わせておりませんので、「年に一度のお祭りなんで、申し訳ないのですが勘弁してください」とひたすら協力をお願いするしかないのです。

 祭礼のみならず、イベントの開催時には少なからずこの種のトラブルはつき物で、札幌の雪祭りに自衛隊を参加させるなというものから、植樹祭を中止しろあるいはそれらに伴う税金の投入許すまじというものまで。本年2月に東京マラソンという市民マラソン企画が開催され、好評のうちに終了いたしました。長時間の交通封鎖に対する厳しい意見は前身の東京国際マラソンの時代からあり、3時間ほどの交通規制でも苦情があったといいます。交通規制問題の余波として、1998年の東京ハーフマラソンでは、トップを走る国外招待選手が競技中に赤信号にレースを中断されるというトラブルまでおきています(リンク先 1998年の記録参照)。 そういった情勢のなか、今回はまる一日の交通規制を実施したうえで3万人規模の市民参加型マラソンを挙行できたのは、関係者の努力と、東京の住民の協力あってこその快挙であったわけです。

 こういった祭礼やイベントは、興味が無い方あるいはその地域との関係が希薄な方から考えればまさに”くだらないこと”なのでしょうけれど、企画実行ならびに参加者にとっては重要な事項であることは疑義をはさむ余地が無いことは自明であります。いちいちお祭りの開催現場に乗り込んで指差して「あれはくだらない」と注文することは、大人の分別ある行動とは到底いえない、それは無粋というものでしょう。お祭りの間だけ、ほんのいっときの時間だけ、少し距離をおいていてくださればそれでいいではありませんか。

 十番勝負もまた落書き帳においては、重要なお祭りであるわけです。つきましては、祭礼に伴う交通規制にはなにとぞご協力くださいますようお願い致したく存じます。

 さて、わが町の地域活動におけるここ数年の傾向についても、折角ですからちょっと触れておきましょう。ここ数年ですが都市の中心部へ転入する人口が増加している、いわゆる都心回帰という兆候があるようで、当方の地域においても若干の住民増加が見られています。こういった新規に転入されました住民の方は以前にも一定数あったのですが、如何せんこれまでは諸般の事情で転出される方のほうがそれを上回っていたのです。その結果、商店街に関してはご多分に漏れずすっかりシャッター商店街となってしまいました。かといって大規模小売店のジャ○コやらダ○エーやらヨー○ドーやらがあるわけではなく。こういった住環境の変化はわれわれ先住民の生活をも変化させており、今では「バラの包みに包まれた秋刀魚のお買い上げ」なんて商行動も至極当たり前なものとなってきました。

 さて、この都心回帰ですが、量的な変化のみならず質的な変化も目に付くようになってきました。これまでの新規転入の住民の方はは地域活動に参加されないケースがままあったのですが、最近はお祭りなどの行事に参加してくださる方がいらっしゃいます。さすがに町内会には入ってはくれませんが。いずれにしてもこれまで地域活動への意識が希薄であった方が、こういった行事を契機として興味を持ち、そして参加してくださる。これはわれわれ先住民にとっては大変ありがたいことであります。当方の「地域とともに進む会」が高齢者ばかりになって「墓場に進む会」と揶揄されていたのがウソのような活況ぶりです。これまでは、参加しようという意識が希薄だった住民に対しては、どうしても文句ばかりになり、やがては排除してしまうようになっていたのは事実です。しかしながらこれでは地域における諸問題の解決には何一つ繋がらないということを意識した上で、地域へ参加したいという新住民をなんとか積極的に地域生活に取り込むようにしてきたわけです。

 このようにいいことずくめのように書いてはいますが、決してすべてがうまくいっているわけではありません。お祭りやイベントなどは積極的に参加してもらえるのですが、それよりも積極的に参加協力してほしいとこちらが願っている防災活動への参加率はすこぶる低いです。行事に参加してくれるのは構わないし有難いのではありますが、それがあまり自己都合に終始するのもいかがなものかとね。そしてトラブルもあります。とりわけ生活時間や習慣のズレに関してはトラブルが耐えません。いくら住商混合地区とはいえ深夜まで騒がれるのは困りものですし、指定場所・時間外のゴミ捨てなど論外。おまえの私生活のことなど知るか、と。こういう問題に関しては新住民に迎合するのではなくなんとかこちらの方針に沿うようにしていただきたい、と時には心を鬼にして苦言を。まぁ、いまだ多くの課題を抱えていますが、同じ地域に住む縁ですから、決して喧嘩をしたいわけではないのですが、ここらへんのところを相手にわかってもらうというのは本当に難しい。同じ街に住むのだからなんとか協調して生活していきたいなぁと日々考えているわけですよ。
 
このあたりの事情についても併せてご高配くださいますよう宜しく申し上げます。


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