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ezekielさんの記事が1件見つかりました

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記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[57290]2007年3月16日
ezekiel

[57290] 2007年 3月 16日(金)08:51:04【2】ezekiel さん
駅のコア・イメージ
[57276] スナフキん さん
「道の駅」はすっかり市民権を得た感がありますが、これに便乗したとしか思えないネーミングの施設が次々に生まれています。海の駅、川の駅、町の駅…そして今度は「駅の駅」かい!みたいな。

話題作りにと思いましたが…

 ネットのお陰で、地方紙の主な記事を見る機会が増えて、遠くのご当地ニュースが身近になったように思います。

 「駅」という言葉(文字)は、“鉄道の駅”のイメージが付き纏う言葉ですが、「道の駅」という言い回しの中では、“鉄道の・・・”という部分を削ぎ落として「駅」という言葉(文字)に附随されたイメージを利用しているんでしょうね。“鉄道の駅”という物理的・機能的な意味ではなくて、“人が集まる”とか、“駅前商店街”とか、そんなイメージを道路沿いに持ってきた(インストールした)のが「道の駅」ではないかなあ~と思っています。ネーミングとしては、奇をてらったというよりも、「駅」という言葉の持つコア・イメージを結果的に掘り起こしたことになったので、すんなりと定着したのかなあ~と考えています。

 「駅の駅」、この言葉の一つ目の“駅の・・・”は、“鉄道の駅”をイメージさせて、2つ目の“駅”は“道の駅”をイメージさせて、この記事を見て、面白いネーミングだなあ~と思いました。「駅の駅」という端的な言葉で“鉄道の駅舎に出来た「道の駅」”をすぐにイメージさせてくれたのは、「駅」という言葉の持つ2つのイメージがオーバーラップする妙味を活かしたネーミングの故だと感じました。

 「局」という言葉(文字)も、一般には郵便局や放送局を連想する言葉で用いられることが多いですが、官庁では、また違った機能の言葉として使われています。人によってイメージにばらつきのある言葉(文字)の一つではないかと思います。蛇足ですが、放送局の“局”はstationで、これは“駅”とオーバーラップするんですね!

 ネーミングで失敗したのが、“国鉄”に対する“国電”に相当する言葉として“JR”に対しての“E電”があるように思います。新しい言葉が、すんなり受け入れられて定着するか、奇をてらったネーミングで一時的に使われて廃れるか、それとも最初から違和感があって使われぬままになってしまうか・・・。言葉は意味を指し示す機能的な側面もありますが、目や耳にした人が感性としてイメージする側面も大きいように感じます。言葉が歴史の中で変わっていくのも、文化や生活と共に歩む生き物だからでしょうね!各地にある「~銀座」にもアナロジーを感じます。そして地名の多くも、歴史の中で根付いたものが多いのでしょうね。

 スナフキん さんの「話題作りにと」に乗っかって、寒い朝に徒然なるままに・・・


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