現在、三位一体改革などと称して、補助金の削減、地方への財源委譲が言われています。
それでも地方自治体にとっては地方交付税が重要な財源で、そのためには内水面の境界の画定が重要になってきます。
地方交付税は各自治体の財政需要額-財政収入額で決まります。
財政需要額の算定は、主にその自治体の人口、面積によって行われるので、人口で稼げない自治体は面積で稼げばいいわけで、内水面の境界を画定すればその分が地方交付税算定に生きてきます。
というわけで、自治体同士の領有権争いが生じる一因となるわけですね。
中海はかつて境界未定だったのを、元出雲市長の岩国哲人氏が交付税を増やすために境界を決めるよう進言したと聞いたことがあります。
アーカイブズ「
湖、池、沼、浦、湾、・・・水面を表すことばの定義について」にも記述がありますが、琵琶湖などは調整がつかないままなのでしょうね。
参考:
地方交付税の概要