[16506]faith さん
(合併により広島市域となった)広島市佐伯区を
「広島市の一部だから『広島』と呼んで良い」
のであれば、
「福山市は広島県の一部だから『広島』と呼んで良い」
ことになります
2つで論理的には違いがありません
「『広島』と呼ばれるべき地域はだいたいこのあたり」
という判断が働いている
そうでしょうか。
私の感覚では、この2つの違いは、市町村と都府県の違いだと思います。
市町村は、ほんらい、集落と1対1対応でした。
ですから、「市町村=集落」と考えるのは自然なことです。
このばあは、「広島市=広島にあった集落」ということになります。
広島にあった集落は、おそらく「広島」と呼ばれたことでしょう。
だとすれば、広島市を広島と呼んでもいいでしょう。
いっぽう、都府県は、国土をいくつかに分割したものです。
広島とは直接の関係はありません。
別の言い方をすれば、広島に集落がなければ、広島市はなかったでしょうが、広島県は(別の名前で)存在したでしょう。
完全な思考実験になりますが、岩国が山口県にとどまったまま広島市に併合合併されたとします。
そのばあい、(少なくとも私の感覚では)、岩国を広島と呼ぶことには抵抗が少なく、福山を広島と呼ぶことには抵抗が大きいです。
それは、岩国が「『広島』と呼ばれるべき地域」に含まれ、福山はそうではないからではありません。
ただ、岩国が広島「市」で福山が広島「県」だからです。