都道府県市区町村
落書き帳

トップ > 落書き帳 >

メンバー紹介

>
さんの記事が1件見つかりました

… スポンサーリンク …


記事番号記事日付記事タイトル・発言者
[110356]2024年4月12日
白桃

[110356] 2024年 4月 12日(金)11:39:57白桃 さん
市の「最高人口」&「最低人口」パターン分類
タイトルが内容と適合していない、と言うより、タイトルの意味が解らないと思いますが、
「最高人口」・「最低人口」を記録した調査年を、「国勢調査デビュー年」「国勢調査ラスト年」(現役の市は2020年)、「その他の調査年」に分けて考察すると以下のようになります。
「最高人口」記録市数「最低人口」記録市数市数計
デビュー年167470637
ラスト年184226410
その他の年487142629
838838
これを組み合わせて7つのパターンに分類しました。
(1)デビュー年・最高/ラスト年・最低(157市)
157市のうち、江刺、勿来、内郷、那珂湊、旧)日光、天竜、松永、牛深、鶴崎と「消滅市」が9市含まれていますが、これらを除く現存の市は、ハッキリ言って、この先、最も明るくない低迷、沈滞している市です。「平成の大合併期」以前に誕生した市では、歌志内、陸前高田、男鹿、勝浦、氷見、珠洲、大月、下田、熊野、江津、笠岡、室戸、垂水など42市が該当します。「平成の大合併期」以後に誕生した市の多くがこのグループに該当し、その数は106市にも上ります。その中で、坂井と甲賀がグループ内最多人口のチャンピョン・ベルトを争っています。残念ながら、東かがわ市はお呼びではありません。
(2)デビュー年・最高/その他の年・最低(10市)
特異な歴史を歩んだ「消滅市」首里はさて置き、新見、平戸、豊後高田、竹田、伊佐は「平成の大合併」のお陰?で(1)のグループ入りを免れただけで、実質的には(1)と同じ状況にあります。一方、富里、中央、東御、湖南の「平成の大合併期」に誕生した4市の人口推移は、健闘!と言えるでしょう。
(3)デビュー年・最低/ラスト年・最高(167市)
このグループは、「消滅市」を除いて現状では最も「健全」「安定」なので全市を羅列しましょう。
①「消滅市」
泉、磐城、大宮、与野、鳩ヶ谷、田無、新津、豊栄、篠ノ井、旧)富士、浜北、尾西、守山(愛知)、久居、枚岡、河内、児島、
西大寺、玉島、小倉、若松、門司、戸畑、谷山
②「平成の大合併期」以降に誕生した市
(◎…2025年国調でもこのグループに残るのが濃厚、●…2025年国調ではこのグループから外れるのが濃厚)
滝沢●、守谷◎、神栖●、つくばみらい◎、白岡、白井、野々市◎、瑞穂◎、清須、北名古屋、みよし、長久手◎、守山◎、栗東、
野洲、木津川◎、加東●、葛城◎、岩出、合志◎、姶良、豊見城、南城◎
③政令指定都市・県庁所在都市
(◎…2025年国調でもこのグループに残るのが濃厚、●…2025年国調ではこのグループから外れるのが濃厚)
札幌、仙台、宇都宮●、さいたま◎、千葉、川崎、相模原、名古屋、大津、岡山●、広島●、福岡◎、宮崎●
④その他の市
(◎…2025年国調でもこのグループに残るのが濃厚、●…2025年国調ではこのグループから外れるのが濃厚)
千歳、恵庭、名取、つくば◎、牛久、高崎●、伊勢崎、太田、川越、川口、所沢、草加、上尾、越谷、朝霞◎、戸田、桶川●、
志木、新座、和光、富士見、八潮、三郷、吉川、市川、船橋、木更津、習志野、柏◎、流山◎、八千代◎、鎌ケ谷、浦安、
四街道◎、袖ケ浦◎、立川、武蔵野、調布、府中、三鷹、昭島、小金井、日野、国分寺◎、小平、西東京、国立、狛江●、
清瀬、稲城◎、藤沢◎、茅ヶ崎◎、大和◎、伊勢原、座間、海老名◎、鯖江●、可児●、袋井、岡崎、豊川、春日井●、刈谷、
碧南、西尾、常滑、安城、大府、東海●、知立、岩倉、尾張旭、日進◎、草津◎、向日●、長岡京◎、京田辺◎、池田、吹田◎、
茨木、箕面、摂津、大阪狭山●、明石、伊丹●、宝塚●、香芝、出雲●、東広島、下松、行橋、筑紫野◎、大野城◎、春日、
小郡、宗像、太宰府、糸島◎、古賀、鳥栖、石垣◎、沖縄、宜野湾、名護◎、うるま◎、浦添、糸満
(4)デビュー年・最低/その他の年・最高(303市)
最も一般的、と言うか「ありふれた」パターンです。中堅以上の比較的古い市が多く、政令市・県庁所在都市では、
青森、盛岡、秋田、山形、福島、水戸、前橋、新潟、富山、金沢、福井、甲府、長野、岐阜、静岡、浜松、津、京都、大阪、堺、
奈良、和歌山、鳥取、松江、山口、徳島、高松、松山、高知、北九州、佐賀、長崎、熊本、大分、鹿児島
が、このグループに該当します。一方、「消滅市」では、岩槻、直江津、「平成の合併期」以降誕生の市では、さくら、能美、北杜
と、その数は少ないです。
(5)その他の年・最高/ラスト年・最低(69市)
このグループを代表する市は小樽であろう。その他、夕張、美唄、田川、荒尾などかつて炭鉱で栄えたが、その後、急激な人口減少をみた市が目立ちます。「消滅市」では常磐、栃尾、平田、因島、新南陽、伊予三島、東予がこのグループに属します。「平成の大合併期」以降に誕生した市では、南アルプス、安曇野、本巣、あま、4市が属しますが、この4市は比較的堅調な市です。
(6)その他の年・最低/ラスト年・最高(17市)
このグループも(3)同様、「安定」したグループです。
①消滅市
東京、白根、石川
②「平成の大合併期」以降に誕生した市
(◎…2025年国調でもこのグループに残るのが濃厚、●…2025年国調ではこのグループから外れるのが濃厚)
下野、かほく、甲斐、菊川●、福津◎
③その他の市
(◎…2025年国調でもこのグループに残るのが濃厚)
ふじみ野、松戸、成田、印西◎、横浜、美濃加茂、総社、筑後、大村◎
(7)最高・最低ともにその他の年(115市)
このグループを代表する市は、神戸、那覇といったところですが、(2)のグループと同様、「平成の合併」による恩恵?で(1)のグループ入りを免れた所もかなりあります。特に、横手、大仙など「大型合併」によって、「最低人口」年の次に「最高人口」となっている市も多いのです。因みに、名寄、美祢、松浦、いちき串木野の4市だけは「最高人口記録年」の後に「最低人口記録年」となっています。なお、このグループに属する「消滅市」は北条のみです。


… スポンサーリンク …


都道府県市区町村
落書き帳

パソコン表示スマホ表示